JP2904757B2 - シングルフェーサ - Google Patents

シングルフェーサ

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JP2904757B2
JP2904757B2 JP2637497A JP2637497A JP2904757B2 JP 2904757 B2 JP2904757 B2 JP 2904757B2 JP 2637497 A JP2637497 A JP 2637497A JP 2637497 A JP2637497 A JP 2637497A JP 2904757 B2 JP2904757 B2 JP 2904757B2
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belt
tension
liner
corrugated
core paper
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利博 米田
郁生 ▲吉▼本
能博 石井
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HAMADA INSATSU KIKAI KK
RENGOO KK
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HAMADA INSATSU KIKAI KK
RENGOO KK
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、芯紙を波状に段
繰りし、その段繰りされた芯紙にライナーを接合させて
片面段ボールを形成するシングルフェーサに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】上記シングルフェーサは、図2に示すよ
うに、表面温度が約180℃程度に保たれている一対の
段ロール1、2を有し、その一対の段ロール1、2によ
って芯紙aを波状に段繰りし、下流側段ロール2の周囲
に設けた糊付装置3によって段繰り後の芯紙aの段頂部
に糊を塗布したのち、ライナーbを押付けて互に貼り合
わせて片面段ボールAを生産するようにしている。
【0003】なお、片面段ボールAの他方の段頂部に他
のライナーが、シングルフェーサの後の工程で貼合され
て最終的に段ボールシートとなる。
【0004】ライナーbの押し付けには、プレスロール
を用いる方法と、図2に示すように、エンドレスのベル
ト4を用いる方法とが存在する。
【0005】ここで、プレスロールを用いるローラ加圧
方式のシングルフェーサにおいては、下流側段ロール2
とプレスロールの対向部間を通過するときのみライナー
bが段繰り後の芯紙aに押付けられるだけであるため、
プレスロールのプレス圧をきわめて高い圧力に保つ必要
がある。このため、下流側段ロール2の段山は、芯紙a
およびライナーbを介してその圧力の高いプレスロール
に衝撃的に当接することになり、きわめて高い騒音が生
じる問題がある。
【0006】これに対して、ベルト4を用いるベルト加
圧方式のシングルフェーサにおいては、段繰りされた芯
紙aに対してライナーbの接触範囲を長くとることがで
きるため、ライナーbの押し付け圧力を低い圧力に抑え
ることができ、騒音の発生が少ないという特徴を有す
る。
【0007】上記のようなベルト加圧方式のシングルフ
ェーサにおいては、ベルトが特に帆布から成る芯体を有
する場合には、長期の使用において伸びが著しく生じ、
その伸びによってライナーの押し付け圧力が変化するの
で、ベルト4がかけられたローラ5に油圧シリンダから
成る張力調整装置6を接続し、その張力調整装置6によ
ってベルト4の張力を調整できるようにしている。
【0008】1日の片面段ボールAの生産中に、ベルト
4の伸びのみを考慮することによるベルト4の張力の調
整を張力調整装置6で行う必要が生じる程、1日当たり
にベルト4に伸びが生じることはない。
【0009】シングルフェーサでは1日に数10回芯紙
aとライナーbのそれぞれの紙の種類を替えることによ
って、色々な種類の片面段ボールAを高速度で連続的に
生産している。
【0010】ところで、坪量すなわちm2 当たりの重量
gが大きくて厚手の紙になる程、芯紙aやライナーbへ
の糊や熱の浸透が悪くなるため、接着が不十分となっ
て、不良な片面段ボールAの発生となる。
【0011】従って、坪量の大きい芯紙aやライナーb
であっても接着が十分に行われるよう、張力調整装置6
によってベルト4の張力を強く調整することによってベ
ルト4による芯紙aへのライナーbの押し付け圧力を強
くしている。
【0012】このように、接着不良を防ぐために常に強
めにベルト4の張力は調整されているのみであって、紙
の種類の頻繁な変更によるきめ細かな調整がなされてい
ないのが現状である。
【0013】せいぜい、作業員が片面段ボールAの接着
の程度を生産中に確認して、勘によってベルト4の張力
を調整している程度である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のベル
ト加圧方式のシングルフェーサにおいては、坪量の大き
い芯紙aとライナーbとであっても十分な接着が得られ
るよう、ベルト4の張力が調整されているため、芯紙a
に貼り合わされるライナーbの坪量が小さくて薄手の紙
になる程、下記に示すような問題が生じる。
【0015】すなわち、芯紙aに薄手のライナーbを貼
り合わせる場合、押し付け圧力の過剰により、図3に示
すように弾性を有するベルト4が下流側段ロール2の段
山で強く押されて波状に弾性変形し、ライナーbが薄手
である程、波状に変形した山の部分と対向する位置が下
流側段ロール2に強く押される影響を受け易く、芯紙a
とライナーbの接着によって形成された片面段ボールA
は、図3に示すように、ライナーbが凹凸状に波を打
ち、品質の優れた製品を得ることができない問題があ
る。
【0016】この発明の課題は、品質の均一な良好な片
面段ボールを形成することができるようにしたシングル
フェーサを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、芯紙を波状に段繰りする一
対の段ロールと、下流側段ロールの外周に保持されてそ
の段ロールの周方向に移送される段繰り後の芯紙の段頂
部に糊を塗布する糊付装置と、糊付け後の芯紙にライナ
ーを押し付けて貼り合わせるエンドレスのベルトと、
のベルトがかけ渡された複数のローラの一つを張力調整
用ローラとし、その張力調整用ローラを軸心と直交する
方向に平行移動させてベルトの張力を調整する張力調整
装置とから成るシングルフェーサにおいて、ライナーの
坪量に関する情報が入力される入力装置と、この入力
置に入力される入力情報に基づいて、予め記憶されてい
るベルトの張力調整に関する複数のデータの中から、坪
量の小さい入力情報である程ベルトの張力が小さくなる
データを読み出して出力するコンピュータと、このコン
ピュータからの出力を制御信号に変換して前記張力調整
装置を制御する変換器とを備えて成る構成を採用してい
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1に基づいて説明する。図示のように、芯紙aは図2に
示すシングルフェーサと同様に、一対の段ロール1、2
間に送られて波状に段繰りされ、段繰り後の芯紙aはサ
クションあるいはエアの吹付け等による手段を介して下
流側段ロール2の周面に保持され、下流側段ロール2の
回転により周方向に移送される。
【0019】下流側段ロール2の周囲には糊付装置3が
設けられ、段繰り後の芯紙aはその糊付装置3により段
頂部に糊が塗布される。
【0020】下流側段ロール2の外周にはエンドレスの
ベルト4の一部分が圧接されている。ベルト4は複数の
ローラ5a、5b、5c間にかけ渡されており、ライナ
ーbは上記ベルト4に案内され、段繰り後、糊付けされ
た芯紙aに押し付けられて貼合される。その貼合によっ
て片面段ボールAが形成される。
【0021】ベルト4がかけられた前記ローラ5a、5
b、5cのうち、一つのローラ5aはベルト4の張力を
調整するためのローラとされ、その張力調整用のローラ
5aの両端の軸部に張力調整装置としての一対の油圧シ
リンダ6のロッド6aがそれぞれ接続されている。上記
油圧シリンダ6の油圧を変えることによるそのロッド6
aの突出度の調整によってローラ5aを平行移動させ
て、ベルト4の張力を調整する。この張力調整によって
芯紙aに対するライナーbの押し付け圧力が調整され
る。
【0022】上記油圧シリンダ6を制御するブロック図
において、入力装置10には、注文に応じて製造、処理
しようとする1ロット分の段ボールシートを構成する芯
紙a、ライナーb等の紙質の種類や坪量等の様々な情報
が製造する段ボールシートの処理順序に従って順次入力
されており、その順序に従ってロット替えに基づく使用
する紙の変更を1日当たり数10回行うことによって、
連続して注文に応じた段ボールシートを最終的に製造し
ている。
【0023】コンピュータ11には、ライナーbの坪量
に対応して芯紙aとライナーbとを良好に接着させると
共に、接着時にライナーbに凹凸の生じないベルト4の
押し付け圧力となるベルト4の張力を得るためのデータ
としての油圧シリンダ6の最適油圧データが予め記憶さ
れている。
【0024】上記入力装置10の入力情報は、ロッド替
えに当たって次のコンピュータ11へ送られ、コンピュ
ータ11はこの入力情報すなわちライナーbの坪量に対
応して記憶されている最適な油圧データを読み出して、
電/圧力変換器12へ出力する。
【0025】電/圧力変換器12はこの入力信号に基づ
く油圧回路13の制御によって、油圧シリンダ6への給
油圧力の調整を行う。この調整によって油圧シリンダ6
のロッド6aの突出度が変わることとなり、これに伴っ
てローラ5aが移動してベルト4の張力が最適に調整さ
れる。
【0026】良好な片面段ボールを得るために、コンピ
ュータ11に予め記憶させておく最適な油圧データは、
芯紙aとライナーbのそれぞれの坪量の組合わせによる
情報に対応するもの、または、更に紙質の種類も組合わ
せた情報に対応するもの等、接着時のライナーbの凹凸
や接着力に影響する紙に関する種々な情報を組合わせた
情報に対応するもの程より好ましいが、組合わせが多く
なる程対応する油圧データが多くなるというわずらわし
さがある。
【0027】芯紙aやライナーbに使用する紙の坪量は
100〜500g/m2 程度の範囲で種々なものがあ
り、また紙質も多種に及ぶ。
【0028】従って、例えば、坪量の小さい方から薄
手、普通、厚手と3段階に分けて、これらの各段階に対
応する最適な油圧データをコンピュータ11に予め記憶
させておいて、入力装置10からの坪量の情報に対応す
る段階の油圧データを読み出して出力することによって
制御してもよい。
【0029】これらの最適な油圧データは、実測あるい
は経験によって得られるが、例えば、坪量が小さくて薄
手である程、接着時にライナーbの凹凸が生じ易く、そ
して、良好な接着が得られ易いので、ベルト4による押
し付け圧力は小さくてよいため、油圧シリンダ6へ与え
る油圧が小さくなる油圧データとなる。
【0030】張力調整装置としての油圧シリンダの取り
付けは、図1の油圧シリンダ6に対向する向きであって
もよく、この場合には、ベルト4の張力すなわち押し付
け圧力を弱くするためには、油圧シリンダ6へ与える油
圧が強くなるような油圧データとなる。
【0031】また、張力調整装置をローラ5bまたは5
cに取付けてもよい。
【0032】さらに、張力調整装置は、ベルト4の張力
を調整できるものであれば、どのような形式のものでも
よい。
【0033】以上のように、油圧データは、ベルト4の
張力すなわちベルト4の段ロール2方向への押し付け圧
力が、ライナーbの坪量が大きい厚手の場合は強く、坪
量が小さく薄手になるに従って弱くなるように、ベルト
4の張力を調整する最適なデータであればよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、ラ
イナーの坪量に応じてベルトの張力を調整し、坪量の大
きい厚手のライナーに対してはベルト張力を強くして芯
紙に対するライナーの押し付け力を強くし、芯紙および
ライナーの厚みが薄くなるに従って弱くなるようにした
ので、紙の種類の異なる芯紙とライナーとを常に良好に
接着させることができ、品質の均一な良好な片面段ボー
ルを自動的に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るシングルフェーサの実施の形態
を示す概略図
【図2】従来のシングルフェーサを示す概略図
【図3】同上のライナーの押し付け部を拡大して示す断
面図
【符号の説明】
1、2 段ロール 3 糊付装置 4 ベルト 6 油圧シリンダ 11 コンピュータ 12 変換器 13 油圧回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 能博 大阪市西淀川区御幣島2丁目15番28号 ハマダ印刷機械株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−251469(JP,A) 特開 平8−281844(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B31F 1/00 - 1/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯紙を波状に段繰りする一対の段ロール
    と、下流側段ロールの外周に保持されてその段ロールの
    周方向に移送される段繰り後の芯紙の段頂部に糊を塗布
    する糊付装置と、糊付け後の芯紙にライナーを押し付け
    て貼り合わせるエンドレスのベルトと、そのベルトがか
    け渡された複数のローラの一つを張力調整用ローラと
    し、その張力調整用ローラを軸心と直交する方向に平行
    移動させてベルトの張力を調整する張力調整装置とから
    成るシングルフェーサにおいて、ライナーの坪量に関す
    る情報が入力される入力装置と、この入力装置に入力さ
    れる入力情報に基づいて、予め記憶されているベルトの
    張力調整に関する複数のデータの中から、坪量の小さい
    入力情報である程ベルトの張力が小さくなるデータを読
    み出して出力するコンピュータと、このコンピュータか
    らの出力を制御信号に変換して前記張力調整装置を制御
    する変換器とを備えて成ることを特徴とするシングルフ
    ェーサ。
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JP2014087951A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Mitsubishi Heavy Industries Printing & Packaging Machinery Ltd シングルフェーサ及び段ボールシートの製造装置並びに方法

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