JP3388929B2 - シングルフェーサ及びシングルフェーサ用段成形ロール - Google Patents
シングルフェーサ及びシングルフェーサ用段成形ロールInfo
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Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、シングルフェーサ及び
シングルフェーサ用段成形ロールに関する。
シングルフェーサ用段成形ロールに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のシングルフェーサ（片面段ボール
製造機）の一例を図７に示す。このシングルフェーサ
は、加圧ロール３を使用するものである。即ち、矢印方
向より上段ロール１の上側へ送られた芯紙７は、一対の
上段ロール１と下段ロール２の間に移送される。上段ロ
ール１、下段ロール２は、ロール周面部に軸平行の歯形
を有し、相互に咬合する段成形ロールである。上段ロー
ル１、下段ロール２を回転させて、その咬合部に芯紙７
を供給することにより、芯紙７に波型の段繰りが形成さ
れる。
製造機）の一例を図７に示す。このシングルフェーサ
は、加圧ロール３を使用するものである。即ち、矢印方
向より上段ロール１の上側へ送られた芯紙７は、一対の
上段ロール１と下段ロール２の間に移送される。上段ロ
ール１、下段ロール２は、ロール周面部に軸平行の歯形
を有し、相互に咬合する段成形ロールである。上段ロー
ル１、下段ロール２を回転させて、その咬合部に芯紙７
を供給することにより、芯紙７に波型の段繰りが形成さ
れる。
【０００３】波型に形成された芯紙７は、下段ロール２
の回転により糊付ロール４へ移送される。糊付ロール４
は、ドクタロール５により糊膜調整を行い、糊容器６内
の糊をすくい上げて芯紙７の段頂に糊付を行う。糊付さ
れた芯紙７は、下段ロール２の回転により加圧ロール３
へと移送されると同時に、加圧ロール３にはライナ紙８
も供給される。加圧ロール３は、これら芯紙７、ライナ
紙８を下段ロール２に対し押圧して、両者を加圧接着し
片面段ボールシート９とする。
の回転により糊付ロール４へ移送される。糊付ロール４
は、ドクタロール５により糊膜調整を行い、糊容器６内
の糊をすくい上げて芯紙７の段頂に糊付を行う。糊付さ
れた芯紙７は、下段ロール２の回転により加圧ロール３
へと移送されると同時に、加圧ロール３にはライナ紙８
も供給される。加圧ロール３は、これら芯紙７、ライナ
紙８を下段ロール２に対し押圧して、両者を加圧接着し
片面段ボールシート９とする。
【０００４】シングルフェーサの他の例を図８に示す。
このシングルフェーサは、加圧ロール３に代えて無端状
の加圧ベルト１０を用いるものである。この加圧ベルト
１０は、下段ロール２の複数の歯に対して同時に押圧す
るため、加圧ロール３に比較し、芯紙７とライナ紙８と
の加圧力を軽減することができる。
このシングルフェーサは、加圧ロール３に代えて無端状
の加圧ベルト１０を用いるものである。この加圧ベルト
１０は、下段ロール２の複数の歯に対して同時に押圧す
るため、加圧ロール３に比較し、芯紙７とライナ紙８と
の加圧力を軽減することができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たシングルフェーサにおける上下段ロール１，２は、図
４〜図６に示すような比較的小さい曲率半径の歯先部を
有するため、次のように欠点があった。
たシングルフェーサにおける上下段ロール１，２は、図
４〜図６に示すような比較的小さい曲率半径の歯先部を
有するため、次のように欠点があった。
【０００６】即ち、上下段ロール１，２は、図４に示す
ように、半径ＲCのロール外周部にロール軸平行の歯部
を有し、その歯部の歯形プロファイルは、図５に示すよ
うに、歯先部、歯側部、歯底部の三つの部分からなる。
ように、半径ＲCのロール外周部にロール軸平行の歯部
を有し、その歯部の歯形プロファイルは、図５に示すよ
うに、歯先部、歯側部、歯底部の三つの部分からなる。
【０００７】歯先部は、歯頂部Ｓ1を含み、比較的小さ
い曲率半径を有する円ε（図中二点鎖線で示す）の一部
をなす円弧（Ｓ1〜Ｓ2）で形成される。歯側部は、歯先
部をなす円弧（Ｓ1〜Ｓ2）の終端部Ｓ2で円εに接する
直線（Ｓ2〜Ｓ3）で形成される。歯底部は、歯側部をな
す直線（Ｓ2〜Ｓ3）に終端部Ｓ3で接し、比較的小さい
曲率半径を有する円ζ（図中二点鎖線で示す）の一部を
なす凹状円弧（Ｓ3〜Ｓ4）で形成される。
い曲率半径を有する円ε（図中二点鎖線で示す）の一部
をなす円弧（Ｓ1〜Ｓ2）で形成される。歯側部は、歯先
部をなす円弧（Ｓ1〜Ｓ2）の終端部Ｓ2で円εに接する
直線（Ｓ2〜Ｓ3）で形成される。歯底部は、歯側部をな
す直線（Ｓ2〜Ｓ3）に終端部Ｓ3で接し、比較的小さい
曲率半径を有する円ζ（図中二点鎖線で示す）の一部を
なす凹状円弧（Ｓ3〜Ｓ4）で形成される。
【０００８】このように下段ロール２の歯先部は比較的
小さい曲率半径の円弧（Ｓ1〜Ｓ2）であるため、下段ロ
ール２と圧力ロール３或いは加圧ベルト１０の間で芯紙
７及びライナ８を圧縮すると、図６に示すように、下段
ロール２の歯先部Ｆと圧力ロール３或いは加圧ベルト１
０の間にはニップ圧Ｗが作用し、紙Ｅ（芯紙７及びライ
ナ８）にはシャープな立上がりを有する圧力Ｐがかか
り、最大圧力は非常に大きなものとなる。
小さい曲率半径の円弧（Ｓ1〜Ｓ2）であるため、下段ロ
ール２と圧力ロール３或いは加圧ベルト１０の間で芯紙
７及びライナ８を圧縮すると、図６に示すように、下段
ロール２の歯先部Ｆと圧力ロール３或いは加圧ベルト１
０の間にはニップ圧Ｗが作用し、紙Ｅ（芯紙７及びライ
ナ８）にはシャープな立上がりを有する圧力Ｐがかか
り、最大圧力は非常に大きなものとなる。
【０００９】このような大きな局部圧力が加わると、貼
合に際して紙の破断を発生し易いばかりか、破断に至ら
ずともプレスマークと呼ばれる紙内の黒化現象が生じて
永久的変色を起こすことにもなる。従って、従来の段成
形ロールでは貼合に際して非常に紙破断を発生し易く、
或いはプレスマークと呼ばれる永久的変色を生じて段ボ
ールの品質及び強度を低下させるばかりでなく、損紙を
発生させる製造コスト上の欠点を有し、操業能率も低下
させていた。
合に際して紙の破断を発生し易いばかりか、破断に至ら
ずともプレスマークと呼ばれる紙内の黒化現象が生じて
永久的変色を起こすことにもなる。従って、従来の段成
形ロールでは貼合に際して非常に紙破断を発生し易く、
或いはプレスマークと呼ばれる永久的変色を生じて段ボ
ールの品質及び強度を低下させるばかりでなく、損紙を
発生させる製造コスト上の欠点を有し、操業能率も低下
させていた。
【００１０】更に、上述した従来技術では、上下段ロー
ル１，に対して比較的小さい曲率半径の歯先部を形成す
るためには、加工作業が煩雑となる欠点もあった。例え
ば、上段ロール１、下段ロール２の加工に際して、先
ず、半径ＲCのロール形状を加工し、次に、そのロール
外周部にロール軸平行に歯先部、歯側部、歯底部よりな
る歯部を加工すると、歯先部として比較的小さい曲率半
径の円弧を形成しなければならないため、その加工工数
が増え、その結果、コストアップを招くこととなってい
た。
ル１，に対して比較的小さい曲率半径の歯先部を形成す
るためには、加工作業が煩雑となる欠点もあった。例え
ば、上段ロール１、下段ロール２の加工に際して、先
ず、半径ＲCのロール形状を加工し、次に、そのロール
外周部にロール軸平行に歯先部、歯側部、歯底部よりな
る歯部を加工すると、歯先部として比較的小さい曲率半
径の円弧を形成しなければならないため、その加工工数
が増え、その結果、コストアップを招くこととなってい
た。
【００１１】本発明は前記従来の課題を解決して、芯紙
とライナとの貼着時の接触圧力を低く抑えることによ
り、紙の破断やプレスマークの発生を防止して損紙の発
生のないシングルフェーサ用段成形ロールを提供しよう
とするものである。更に、本発明の他の目的は、加工が
容易で、低コストに製造できるシングルフェーサ用段成
形ロールを提供することにある。
とライナとの貼着時の接触圧力を低く抑えることによ
り、紙の破断やプレスマークの発生を防止して損紙の発
生のないシングルフェーサ用段成形ロールを提供しよう
とするものである。更に、本発明の他の目的は、加工が
容易で、低コストに製造できるシングルフェーサ用段成
形ロールを提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明のシングルフェーサ用段成形ロールの構成は、ロー
ル周面部にロール軸平行の歯形を有して咬合する一対の
シングルフェーサ用段成形ロールにおいて、歯先部のプ
ロファイルは歯頂部を中心とした対称な複数の円弧の組
み合わせからなり、歯先部のプロファイルは、歯頂部を
含み、前記段成形ロールの外径円とほぼ同一の曲率半径
を有する第１の円弧を組み合わせて構成したことを特徴
とする。 更に、前記第１の円弧の終端部で、前記第１の
円弧に内接する第２の円弧と、前記第２の円弧の終端部
で、前記第２の円弧に外接する第３の円弧とから構成さ
れるものである。
発明のシングルフェーサ用段成形ロールの構成は、ロー
ル周面部にロール軸平行の歯形を有して咬合する一対の
シングルフェーサ用段成形ロールにおいて、歯先部のプ
ロファイルは歯頂部を中心とした対称な複数の円弧の組
み合わせからなり、歯先部のプロファイルは、歯頂部を
含み、前記段成形ロールの外径円とほぼ同一の曲率半径
を有する第１の円弧を組み合わせて構成したことを特徴
とする。 更に、前記第１の円弧の終端部で、前記第１の
円弧に内接する第２の円弧と、前記第２の円弧の終端部
で、前記第２の円弧に外接する第３の円弧とから構成さ
れるものである。
【００１３】また、前記第１の円弧の終端部を結ぶ直線
距離である弦の長さを０．２ｍｍ〜０．６ｍｍとしたこ
と、更に、望ましくは、０．３５ｍｍ〜０．４ｍｍとし
たことを特徴とする。また、上記目的を達成する本発明
のシングルフェーサの構成は、前記段成形ロールに対し
て所定圧力で圧力ロール又は加圧ベルトを押し付けると
共に前記段成形ロールと前記圧力ロール又は加圧ベルト
との間に芯紙及びライナ紙を送給して、両者を加圧接着
することを特徴とする。
距離である弦の長さを０．２ｍｍ〜０．６ｍｍとしたこ
と、更に、望ましくは、０．３５ｍｍ〜０．４ｍｍとし
たことを特徴とする。また、上記目的を達成する本発明
のシングルフェーサの構成は、前記段成形ロールに対し
て所定圧力で圧力ロール又は加圧ベルトを押し付けると
共に前記段成形ロールと前記圧力ロール又は加圧ベルト
との間に芯紙及びライナ紙を送給して、両者を加圧接着
することを特徴とする。
【００１４】
【作用】段成形ロールの歯先部は急激な曲率変化のない
緩慢な円弧状を実現するため、中芯及びライナを加圧ベ
ルト或いは圧力ロールにと段成形ロールの間で挾圧する
際、ライナ紙及び中芯に加わる最大接触圧力が低減さ
れ、従来のもののように接触圧力がシャープに立上がる
ことはなく、圧力分布は均一化される。
緩慢な円弧状を実現するため、中芯及びライナを加圧ベ
ルト或いは圧力ロールにと段成形ロールの間で挾圧する
際、ライナ紙及び中芯に加わる最大接触圧力が低減さ
れ、従来のもののように接触圧力がシャープに立上がる
ことはなく、圧力分布は均一化される。
【００１５】従って、段ボール生産時に発生していた紙
の破断は著しく改善され、損紙の発生も著しく減少する
ため歩留りが向上するとともに、プレスマークの抑止に
よって段ボールの品質と強度を向上させる。また、成形
ロール同士の咬合の中で行われる中芯の波状成形におい
ても、円滑な滑り作用が生じ、成形時の張力増加による
紙破れも発生することがない。しかも、歯先部の第１の
円弧を段成形ロールの外径円の曲率半径と同一の曲率半
径とすると、加工作業が容易化するという利点がある。
の破断は著しく改善され、損紙の発生も著しく減少する
ため歩留りが向上するとともに、プレスマークの抑止に
よって段ボールの品質と強度を向上させる。また、成形
ロール同士の咬合の中で行われる中芯の波状成形におい
ても、円滑な滑り作用が生じ、成形時の張力増加による
紙破れも発生することがない。しかも、歯先部の第１の
円弧を段成形ロールの外径円の曲率半径と同一の曲率半
径とすると、加工作業が容易化するという利点がある。
【００１６】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す実施例を
詳細に説明する。図１０に本発明の一実施例に係るシン
グルフェーサを示す。本実施例は、無端状の加圧ベルト
１０を用いるものである。
詳細に説明する。図１０に本発明の一実施例に係るシン
グルフェーサを示す。本実施例は、無端状の加圧ベルト
１０を用いるものである。
【００１７】即ち、予熱ロール１１を通過して予熱され
た中芯（芯紙）１２は、矢印方向から一対の上段ロール
１３、下段ロール１４の間へ移送される。上段ロール１
３、下段ロール１４は、ロール周面部に軸平行の歯形を
有し、相互に咬合する段成形ロールである。上段ロール
１３、下段ロール１４を回転させて、その咬合部に中芯
１２を供給することにより、中芯１２に波型の段繰りが
形成される。
た中芯（芯紙）１２は、矢印方向から一対の上段ロール
１３、下段ロール１４の間へ移送される。上段ロール１
３、下段ロール１４は、ロール周面部に軸平行の歯形を
有し、相互に咬合する段成形ロールである。上段ロール
１３、下段ロール１４を回転させて、その咬合部に中芯
１２を供給することにより、中芯１２に波型の段繰りが
形成される。
【００１８】波型に形成された中芯１２は、上段ロール
１３の回転により糊付ロール１５へ移送される。糊付ロ
ール１５は、糊膜調整を行った後、中芯１２の段頂に糊
付を行う。糊付された中芯１２は、上段ロール１３の回
転により加圧ベルト１０へと移送されると同時に、加圧
ベルト１０には予熱ロール１７により予熱されたライナ
紙１６も供給される。
１３の回転により糊付ロール１５へ移送される。糊付ロ
ール１５は、糊膜調整を行った後、中芯１２の段頂に糊
付を行う。糊付された中芯１２は、上段ロール１３の回
転により加圧ベルト１０へと移送されると同時に、加圧
ベルト１０には予熱ロール１７により予熱されたライナ
紙１６も供給される。
【００１９】加圧ベルト１０は、ベルトロール１８，１
９に掛け渡された無端ベルトであり、上段ロール１３に
対して一定の加圧力が作用するように調整されている。
そのため、加圧ベルト１０と上段ロール１３との間に中
芯１２、ライナ紙１６を供給することにより、両者が加
圧接着され片面段ボールシート２０となる。
９に掛け渡された無端ベルトであり、上段ロール１３に
対して一定の加圧力が作用するように調整されている。
そのため、加圧ベルト１０と上段ロール１３との間に中
芯１２、ライナ紙１６を供給することにより、両者が加
圧接着され片面段ボールシート２０となる。
【００２０】段形成ロールである上段ロール１３の歯形
プロファイルを図１に示す。同図に示すように、上段ロ
ール１３の歯形プロファイルは、第１の円弧Ｗ、第２の
円弧Ｘ、第３の円弧Ｙ、直線部Ｚ及び凹状円弧Ｖよりな
る。
プロファイルを図１に示す。同図に示すように、上段ロ
ール１３の歯形プロファイルは、第１の円弧Ｗ、第２の
円弧Ｘ、第３の円弧Ｙ、直線部Ｚ及び凹状円弧Ｖよりな
る。
【００２１】第１の円弧Ｗは、歯頂部Ｔを含み、段成形
ロール中心ＯCを中心とする半径ＲC の円αの一部（Ａ〜
Ａ′）で形成される。従って、第１の円弧Ｗの曲率半径
は、段成形ロールの外径円の曲率半径ＲCと同一であ
る。第２の円弧Ｘは、第１の円弧Ｗに終端部Ａにおい
て、半径ＲCの円αに内側から接する内接円βの一部
（Ａ〜Ｂ）である。この内接円βはＯQを中心とし、半
径はＲQである。従って、第２の円弧Ｘの曲率半径Ｒ
Qは、第１の円弧Ｗの曲率半径ＲCよりも小さい。
ロール中心ＯCを中心とする半径ＲC の円αの一部（Ａ〜
Ａ′）で形成される。従って、第１の円弧Ｗの曲率半径
は、段成形ロールの外径円の曲率半径ＲCと同一であ
る。第２の円弧Ｘは、第１の円弧Ｗに終端部Ａにおい
て、半径ＲCの円αに内側から接する内接円βの一部
（Ａ〜Ｂ）である。この内接円βはＯQを中心とし、半
径はＲQである。従って、第２の円弧Ｘの曲率半径Ｒ
Qは、第１の円弧Ｗの曲率半径ＲCよりも小さい。
【００２２】第３の円弧Ｙは、第２の円弧Ｘの終端部Ｂ
において、半径ＲQの内接円βに外側から接する外接円
γの一部（Ｂ〜Ｃ）である。この外接円γはＯPを中心
とし、半径はＲPである。従って、第３の円弧Ｙの曲率
半径ＲPは、第２の円弧Ｘの曲率半径ＲQよりも大きい。
但し、この外接円γは、段成形ロールの外径円よりも小
さい。つまり、ＲC＞ＲP＞ＲQが成り立つ。このような
第１、第２、第３の円弧Ｗ，Ｘ，Ｙの組み合わせによ
り、歯先部のプロファイルが構成される。
において、半径ＲQの内接円βに外側から接する外接円
γの一部（Ｂ〜Ｃ）である。この外接円γはＯPを中心
とし、半径はＲPである。従って、第３の円弧Ｙの曲率
半径ＲPは、第２の円弧Ｘの曲率半径ＲQよりも大きい。
但し、この外接円γは、段成形ロールの外径円よりも小
さい。つまり、ＲC＞ＲP＞ＲQが成り立つ。このような
第１、第２、第３の円弧Ｗ，Ｘ，Ｙの組み合わせによ
り、歯先部のプロファイルが構成される。
【００２３】直線部Ｚは、第３の円弧Ｙの終端部Ｂで外
接円γに接する直線（Ｃ〜Ｄ）であり、歯側部を構成す
る。凹状円弧Ｖは、直線部Ｖに終端Ｄにおいて接し、Ｏ
Bを中心とする半径ＲBの円δの一部をなす円弧（Ｄ〜Ｅ
〜）である。但し、円δの中心ＯBは、円α，β，γの
中心ＯC，ＯQ，ＯPが歯形プロファイルの内側に位置す
るのと異なり、歯形プロファイルの外側に位置する。そ
のため、凹状円弧Ｖは凹曲面となり、歯部の歯底部を構
成する。
接円γに接する直線（Ｃ〜Ｄ）であり、歯側部を構成す
る。凹状円弧Ｖは、直線部Ｖに終端Ｄにおいて接し、Ｏ
Bを中心とする半径ＲBの円δの一部をなす円弧（Ｄ〜Ｅ
〜）である。但し、円δの中心ＯBは、円α，β，γの
中心ＯC，ＯQ，ＯPが歯形プロファイルの内側に位置す
るのと異なり、歯形プロファイルの外側に位置する。そ
のため、凹状円弧Ｖは凹曲面となり、歯部の歯底部を構
成する。
【００２４】このような第１、第２、第３の円弧Ｗ，
Ｘ，Ｙ、直線部Ｚ及び凹状円弧Ｖは、歯頂部Ｔと段成形
ロールの中心点ＯCとをつなぐ中心線に対して対称に形
成される。
Ｘ，Ｙ、直線部Ｚ及び凹状円弧Ｖは、歯頂部Ｔと段成形
ロールの中心点ＯCとをつなぐ中心線に対して対称に形
成される。
【００２５】上記構成を有する本実施例の上段ロール１
３は、歯先部の第１の円弧Ｗが段成形ロールの外径円の
曲率半径ＲCと同一の曲率半径を有するため、加工作業
が容易化するという利点がある。例えば、上段ロールの
加工に際して、先ず、半径ＲCのロール形状を加工し、
次に、そのロール外周部にロール軸平行に歯先部として
第２，第３の円弧Ｘ，Ｙを加工するだけで良く、第１の
円弧Ｗの加工を省略することができる。その結果、加工
工程の省略によるコストダウンを図ることができる。こ
のような加工工数の低減効果は、上段ロール１３に限ら
ず、下段ロール１２に対しても生じるものである。
３は、歯先部の第１の円弧Ｗが段成形ロールの外径円の
曲率半径ＲCと同一の曲率半径を有するため、加工作業
が容易化するという利点がある。例えば、上段ロールの
加工に際して、先ず、半径ＲCのロール形状を加工し、
次に、そのロール外周部にロール軸平行に歯先部として
第２，第３の円弧Ｘ，Ｙを加工するだけで良く、第１の
円弧Ｗの加工を省略することができる。その結果、加工
工程の省略によるコストダウンを図ることができる。こ
のような加工工数の低減効果は、上段ロール１３に限ら
ず、下段ロール１２に対しても生じるものである。
【００２６】また、本実施例の上段ロール１３は、図３
に示すように、加圧ベルト１０に対して、中芯１２とラ
イナ１６との貼着時に一定の加圧力Ｐが作用するように
配置される。つまり、加圧ベルト１０は上段ロール１３
の外周曲率半径ＲC に沿って巻接されるように配置され
ている。
に示すように、加圧ベルト１０に対して、中芯１２とラ
イナ１６との貼着時に一定の加圧力Ｐが作用するように
配置される。つまり、加圧ベルト１０は上段ロール１３
の外周曲率半径ＲC に沿って巻接されるように配置され
ている。
【００２７】ここで、上段ロール１３の歯先部である第
１の円弧Ｗは、急激な曲率変化のない緩慢な円弧状を実
現するため、段成形ロールの外径円と同一の曲率半径Ｒ
Cで巻き付いている加圧ベルト１０には加圧力Ｐが均一
に作用し、シャープに立上がる局部圧力は発生しない。
従って、上段ロール１３と加圧ベルト１０との間に、中
芯１２及びライナ紙１６を挟み込むと、図２に示すよう
に、上段ロール１３の歯先部Ｆから紙Ｅ（中芯１２及び
ライナ紙１６）に対しても一様に均一な加圧力Ｐが作用
するため、貼合時における破断が防止され、また、プレ
スマークと呼ばれる紙内の黒化現象も生じない。次に、
具体的数値例を表１に示す。
１の円弧Ｗは、急激な曲率変化のない緩慢な円弧状を実
現するため、段成形ロールの外径円と同一の曲率半径Ｒ
Cで巻き付いている加圧ベルト１０には加圧力Ｐが均一
に作用し、シャープに立上がる局部圧力は発生しない。
従って、上段ロール１３と加圧ベルト１０との間に、中
芯１２及びライナ紙１６を挟み込むと、図２に示すよう
に、上段ロール１３の歯先部Ｆから紙Ｅ（中芯１２及び
ライナ紙１６）に対しても一様に均一な加圧力Ｐが作用
するため、貼合時における破断が防止され、また、プレ
スマークと呼ばれる紙内の黒化現象も生じない。次に、
具体的数値例を表１に示す。
【００２８】
【表１】
【００２９】上記表１に示すＡフルート、Ｃフルート、
Ｂフルートの各種のフルートにおいて、各種の実験を行
ったところ、上述したように、加圧力の均一化により、
破断が防止され、黒化現象が防止されることが確認され
た。
Ｂフルートの各種のフルートにおいて、各種の実験を行
ったところ、上述したように、加圧力の均一化により、
破断が防止され、黒化現象が防止されることが確認され
た。
【００３０】また、第１の円弧Ｗのランド幅ｄを変化さ
せた場合のニップ圧比を図９に示す。
せた場合のニップ圧比を図９に示す。
【００３１】ランド幅ｄとは、第１の円弧Ｗの終端部Ａ
と終端部Ａ′の直線間距離、即ち、弦の長さである。ま
た、ニップ圧比ηは、ランド幅ｄ＝０、つまり、従来の
山形で生じるニップ圧Ｐmax(d=0)を基準にし、ランド幅
ｄを拡げた場合のニップ圧Ｐ max(d=var.)の比で示した
ものである。ニップ圧の計算は、中芯とライナ紙の重合
紙（紙圧０．５ｍｍ）に圧力３０ｋｇ／ｃｍで各フルー
トを押圧したときに生じる接触圧の最大値を計算したも
のである。
と終端部Ａ′の直線間距離、即ち、弦の長さである。ま
た、ニップ圧比ηは、ランド幅ｄ＝０、つまり、従来の
山形で生じるニップ圧Ｐmax(d=0)を基準にし、ランド幅
ｄを拡げた場合のニップ圧Ｐ max(d=var.)の比で示した
ものである。ニップ圧の計算は、中芯とライナ紙の重合
紙（紙圧０．５ｍｍ）に圧力３０ｋｇ／ｃｍで各フルー
トを押圧したときに生じる接触圧の最大値を計算したも
のである。
【００３２】図９から明らかなように、ランド幅ｄの増
加とともに、ニップ圧比ηは減少していく。このときの
減少効果は、フルートによって大きな差はない。また、
ランド幅ｄを徒に大きくしてもさほど効果は増加しない
ことが判る。従って、僅かのランド幅ｄで大きな効果が
現れる（η≒７５％）ｄ＝０．２ｍｍから、これ以上大
きくしても効果の増分が少ない（η≒４０％）ｄ＝０．
６ｍｍまでが、ランド幅として有効な領域である。更
に、範囲をしぼれば、ランド幅ｄ＝０．３５〜０．４０
が最適である。
加とともに、ニップ圧比ηは減少していく。このときの
減少効果は、フルートによって大きな差はない。また、
ランド幅ｄを徒に大きくしてもさほど効果は増加しない
ことが判る。従って、僅かのランド幅ｄで大きな効果が
現れる（η≒７５％）ｄ＝０．２ｍｍから、これ以上大
きくしても効果の増分が少ない（η≒４０％）ｄ＝０．
６ｍｍまでが、ランド幅として有効な領域である。更
に、範囲をしぼれば、ランド幅ｄ＝０．３５〜０．４０
が最適である。
【００３３】尚、本実施例では、加圧機構として加圧ベ
ルト１０を使用したが、これに代えて図７に示す圧力ロ
ール３を使用する場合でも、第１の円弧Ｗの小曲率化効
果により、近似的に前記と同様の接触圧力の一様な均一
化を期すことができる。また運転中時に共振速度で生じ
る過大振動によって発生することがあったライナ紙、或
いは中芯の紙破断現象は著しく改善される。なお、第１
の円弧Ｗは段ロールの外径円と同一曲率は勿論、近似す
る曲率をも含むことは言うまでもない。また直線部Ｚに
ついても近似する曲線であってもよい。
ルト１０を使用したが、これに代えて図７に示す圧力ロ
ール３を使用する場合でも、第１の円弧Ｗの小曲率化効
果により、近似的に前記と同様の接触圧力の一様な均一
化を期すことができる。また運転中時に共振速度で生じ
る過大振動によって発生することがあったライナ紙、或
いは中芯の紙破断現象は著しく改善される。なお、第１
の円弧Ｗは段ロールの外径円と同一曲率は勿論、近似す
る曲率をも含むことは言うまでもない。また直線部Ｚに
ついても近似する曲線であってもよい。
【００３４】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて詳細に説明した
ように本発明による段成形ロールの歯先部は急激な曲率
変化のない緩慢な円弧状を実現するため、加圧機構と段
ロール間での接触圧力を均一化でき、その結果、過大圧
力による紙の黒化現象であるプレスマークや紙の破断を
抑止でき、損紙の発生を防止して歩留りを向上させると
共に、段ボールの品質と強度を向上させることができ
る。また、段ロール同士の咬合の中で行われる中芯の波
状成形においても、円滑な滑り作用が生じ、成形時の張
力増加による紙破れも発生することがない。しかも、歯
先部の第１の円弧が段成形ロールの外径円の曲率半径と
同一の曲率半径を有するため、加工作業が容易化すると
いう利点がある。尚、上記段成形ロールは、圧力ロール
と組み合わせても良いし、加圧ベルトと組み合わせるこ
とができる。
ように本発明による段成形ロールの歯先部は急激な曲率
変化のない緩慢な円弧状を実現するため、加圧機構と段
ロール間での接触圧力を均一化でき、その結果、過大圧
力による紙の黒化現象であるプレスマークや紙の破断を
抑止でき、損紙の発生を防止して歩留りを向上させると
共に、段ボールの品質と強度を向上させることができ
る。また、段ロール同士の咬合の中で行われる中芯の波
状成形においても、円滑な滑り作用が生じ、成形時の張
力増加による紙破れも発生することがない。しかも、歯
先部の第１の円弧が段成形ロールの外径円の曲率半径と
同一の曲率半径を有するため、加工作業が容易化すると
いう利点がある。尚、上記段成形ロールは、圧力ロール
と組み合わせても良いし、加圧ベルトと組み合わせるこ
とができる。
【図１】本発明の一実施例に係る段成形ロール歯部の側
断面図である。
断面図である。
【図２】本発明の１実施例に係る段成形ロールによる紙
への加圧状態を表す拡大側断面図である。
への加圧状態を表す拡大側断面図である。
【図３】本発明の１実施例に係る段成形ロールによる加
圧状態を表す側断面図である。
圧状態を表す側断面図である。
【図４】従来の段成形ロールの歯部を表す側断面図であ
る。
る。
【図５】図４の歯部の拡大図である。
【図６】図５の歯部による紙への加圧状態を示す拡大側
断面図である。
断面図である。
【図７】従来のシングルフェーサの第１の例の略示的側
断面図である。
断面図である。
【図８】従来のシングルフェーサの第２の例の略示的側
断面図である。
断面図である。
【図９】ランド幅とニップ圧比との関係を示すグラフで
ある。
ある。
【図１０】本発明を適用したシングルフェーサを示す構
造図である。
造図である。
１ 上段ロール
２ 下段ロール
３ 加圧ロール
４ 糊付ロール
５ ドクタロール
６ 糊容器
７ 中芯
８ ライナ紙
９ 片面段ボールシート
１０ 加圧ベルト
１１ 予熱ロール
１２ 中芯（芯紙）
１３ 上段ロール
１４ 下段ロール
１５ 糊付ロール
１６ ライナ紙
１７ 予熱ロール
１８，１９ ベルトロール
２０ 片面段ボールシート
Ｗ 第１の円弧
Ｘ 第２の円弧
Ｙ 第３の円弧
Ｚ 直線部
Ｖ 凹状円弧
Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ 終端部
ＯC，ＯQ，ＯP，ＯB 中心点
ＲC，ＲQ，ＲP，ＲB 半径
α，β，γ，δ，ε，ζ 円
η ニップ圧比
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭52−138296（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−338067（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B31F 1/26
Claims (7)
- 【請求項１】 ロール周面部にロール軸平行の歯形を有
して咬合する一対のシングルフェーサ用段成形ロールに
おいて、歯先部のプロファイルは歯頂部を中心とした対
称な複数の円弧の組み合せから構成し、前記歯先部のプ
ロファイルは、歯頂部を含み、前記段成形ロールの外径
円とほぼ同一の曲率半径を有する第１の円弧を組み合わ
せて構成したことを特徴とするシングルフェーサ用段成
形ロール。 - 【請求項２】 前記歯先部のプロファイルは、前記第１
の円弧の終端部で、前記第１の円弧に内接する第２の円
弧を組み合わせて構成したことを特徴とする請求項１記
載のシングルフェーサ用段成形ロール。 - 【請求項３】 前記歯先部のプロファイルは、前記第２
の円弧の終端部で、前記第２の円弧に外接する第３の円
弧を組み合わせて構成したこと特徴とする請求項２記載
のシングルフェーサ用段成形ロール。 - 【請求項４】 前記第１の円弧の終端部を結ぶ直線距離
である弦の長さを０．２ｍｍ〜０．６ｍｍとしたことを
特徴とする請求項１〜３の何れかに記載のシングルフェ
ーサ用段成形ロール。 - 【請求項５】 前記第１の円弧の終端部を結ぶ直線距離
である弦の長さを０．３５ｍｍ〜０．４ｍｍとしたこと
を特徴とする請求項１〜３の何れかに記載のシングルフ
ェーサ用段成形ロール。 - 【請求項６】 前記段成形ロールに対して圧力ロールを
押し付けると共に前記段成形ロールと前記圧力ロールと
の間に芯紙及びライナ紙を送給して、両者を加圧接着す
ることを特徴とする請求項１〜５の何れかに記載のシン
グルフェーサ。 - 【請求項７】 前記段成形ロールに対して加圧ベルトを
押し付けると共に前記段成形ロールと前記加圧ベルトと
の間に芯紙及びライナ紙を送給して、両者を加圧接着す
ることを特徴とする請求項１〜５の何れかに記載のシン
グルフェーサ。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03654795A JP3388929B2 (ja) | 1994-05-13 | 1995-02-24 | シングルフェーサ及びシングルフェーサ用段成形ロール |
| AU17643/95A AU669091B2 (en) | 1994-05-13 | 1995-04-24 | Single facer and corrugating roll for the same |
| US08/428,637 US5611887A (en) | 1994-05-13 | 1995-04-25 | Single facer and corrugating roll for the same |
| DE69503696T DE69503696T2 (de) | 1994-05-13 | 1995-05-03 | Prägewalze zur Herstellung von einseitig beschichteter Wellpappe |
| EP95106670A EP0681909B1 (en) | 1994-05-13 | 1995-05-03 | Corrugating roll for a single facer corrugating web |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-99441 | 1994-05-13 | ||
| JP9944194 | 1994-05-13 | ||
| JP03654795A JP3388929B2 (ja) | 1994-05-13 | 1995-02-24 | シングルフェーサ及びシングルフェーサ用段成形ロール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0825531A JPH0825531A (ja) | 1996-01-30 |
| JP3388929B2 true JP3388929B2 (ja) | 2003-03-24 |
Family
ID=26375608
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03654795A Expired - Fee Related JP3388929B2 (ja) | 1994-05-13 | 1995-02-24 | シングルフェーサ及びシングルフェーサ用段成形ロール |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5611887A (ja) |
| EP (1) | EP0681909B1 (ja) |
| JP (1) | JP3388929B2 (ja) |
| AU (1) | AU669091B2 (ja) |
| DE (1) | DE69503696T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20120193033A1 (en) * | 2010-02-26 | 2012-08-02 | Mitsubishi Heavy Industries Printing & Packaging Machinery, Ltd. | Corrugating roll and method of reconditioning the same, and single facer |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5951816A (en) * | 1996-03-26 | 1999-09-14 | Marquip, Inc. | Single facer with small intermediate corrugating roll |
| GB9707951D0 (en) * | 1997-04-19 | 1997-06-11 | Scm Corrugator Rolls Limited | A corrugating roll |
| DE19740512A1 (de) * | 1997-09-15 | 1999-04-29 | Peters W Maschf | Einrichtung zur Herstellung von Wellpappe |
| US6170549B1 (en) | 1999-06-18 | 2001-01-09 | Marquip, Inc. | Single facer with resilient small diameter corrugating roll |
| JP4669370B2 (ja) * | 2005-10-07 | 2011-04-13 | 三菱重工印刷紙工機械株式会社 | 段ロール及び片面段ボールシート製造装置 |
| US20100314333A1 (en) * | 2009-06-10 | 2010-12-16 | Hollingsworth & Vose Company | Flutable fiber webs with low surface electrical resistivity for filtration |
| US8236082B2 (en) | 2009-06-19 | 2012-08-07 | Hollingsworth & Vose Company | Flutable fiber webs with high dust holding capacity |
| CN111434487A (zh) * | 2019-01-13 | 2020-07-21 | 抚顺东旭精工制辊科技有限公司 | 一种降低用纸克重但不降低纸板强度的楞型结构瓦楞辊 |
Family Cites Families (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3053309A (en) * | 1958-07-21 | 1962-09-11 | S & S Corrugated Paper Mach | Corrugating flute contour |
| US3671361A (en) * | 1970-11-09 | 1972-06-20 | Harris Intertype Corp | Low sound level single facer machine |
| DE2424777A1 (de) * | 1973-08-23 | 1975-03-06 | Harris Intertype Corp | Verfahren zur herstellung von wellpappe und einseitige wellpappmaschine zur durchfuehrung des verfahrens |
| DE2611325C3 (de) * | 1976-03-17 | 1978-09-07 | Bhs-Bayerische Berg-, Huetten- Und Salzwerke Ag, 8000 Muenchen | Einseitige Wellpappenmaschine |
| US4188253A (en) * | 1976-12-27 | 1980-02-12 | Standard Oil Company (Indiana) | Machine for the fabrication of plasticboard |
| SU960347A1 (ru) * | 1980-12-04 | 1982-09-23 | Научно-Исследовательский И Проектно-Конструкторский Институт Целлюлозного Машиностроения | Гофрирующее устройство |
| SU953056A1 (ru) * | 1981-01-06 | 1982-08-23 | Научно-Исследовательский И Проектно-Конструкторский Институт Целлюлозного Машиностроения | Гофрирующий узел |
| JPS5894514A (ja) * | 1981-12-01 | 1983-06-04 | Nakatomi Kurimoto | 砂杭造成装置 |
| JPS5896540A (ja) * | 1981-12-04 | 1983-06-08 | 三菱重工業株式会社 | シングルフエ−サの下段ロ−ル |
| SU1139787A1 (ru) * | 1983-12-08 | 1985-02-15 | Научно-Исследовательский И Проектно-Конструкторский Институт Целлюлозного Машиностроения | Пресс дл гофрировани |
| JPH05338067A (ja) * | 1992-06-05 | 1993-12-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | シングルフェーサ |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP03654795A patent/JP3388929B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1995-04-24 AU AU17643/95A patent/AU669091B2/en not_active Ceased
- 1995-04-25 US US08/428,637 patent/US5611887A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-05-03 DE DE69503696T patent/DE69503696T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-05-03 EP EP95106670A patent/EP0681909B1/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20120193033A1 (en) * | 2010-02-26 | 2012-08-02 | Mitsubishi Heavy Industries Printing & Packaging Machinery, Ltd. | Corrugating roll and method of reconditioning the same, and single facer |
| US8806753B2 (en) * | 2010-02-26 | 2014-08-19 | Mitsubishi Heavy Industries Printing & Packaging Machinery, Ltd. | Corrugating roll and method of reconditioning the same, and single facer |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0825531A (ja) | 1996-01-30 |
| US5611887A (en) | 1997-03-18 |
| DE69503696D1 (de) | 1998-09-03 |
| EP0681909B1 (en) | 1998-07-29 |
| AU669091B2 (en) | 1996-05-23 |
| EP0681909A2 (en) | 1995-11-15 |
| AU1764395A (en) | 1995-12-07 |
| EP0681909A3 (en) | 1996-04-24 |
| DE69503696T2 (de) | 1999-02-18 |
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