JPH10305498A - シート張力調整方法 - Google Patents
シート張力調整方法Info
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- JPH10305498A JPH10305498A JP9116827A JP11682797A JPH10305498A JP H10305498 A JPH10305498 A JP H10305498A JP 9116827 A JP9116827 A JP 9116827A JP 11682797 A JP11682797 A JP 11682797A JP H10305498 A JPH10305498 A JP H10305498A
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- B65H23/04—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally
- B65H23/06—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally by retarding devices, e.g. acting on web-roll spindle
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- B31F1/20—Corrugating; Corrugating combined with laminating to other layers
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- B31F1/26—Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions
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- B31F1/2831—Control
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- B32B38/00—Ancillary operations in connection with laminating processes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 片面段ボールシートやライナの張力を大きく
且つ精度よく調整できるようにして、段ボールシートの
上反りや下反り調整を可能にし、段ボールシートの品質
向上をはかる。 【解決手段】 波形成形したシートC1 にライナL1 を
貼り付けた片面段ボールシートS1 を製造するに際し、
一本以上のロール1に片面段ボールシートS1 を巻き付
け、ロール1に対するブレーキ力を変更することによ
り、片面段ボールシートS1 の張力を調整するように構
成する。
且つ精度よく調整できるようにして、段ボールシートの
上反りや下反り調整を可能にし、段ボールシートの品質
向上をはかる。 【解決手段】 波形成形したシートC1 にライナL1 を
貼り付けた片面段ボールシートS1 を製造するに際し、
一本以上のロール1に片面段ボールシートS1 を巻き付
け、ロール1に対するブレーキ力を変更することによ
り、片面段ボールシートS1 の張力を調整するように構
成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波形成形したシー
トの頂部に糊を付けその部分にライナを貼り付けて片面
段ボールシートを製造すべく片面段ボールシートやライ
ナをロールにより案内しながら搬送する際に、その片面
段ボールシートやライナの張力を調整するためのシート
張力調整方法に関する。
トの頂部に糊を付けその部分にライナを貼り付けて片面
段ボールシートを製造すべく片面段ボールシートやライ
ナをロールにより案内しながら搬送する際に、その片面
段ボールシートやライナの張力を調整するためのシート
張力調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8および図9はいずれも従来のシート
張力調整手段を説明するための図であり、図8では、波
形成形した芯紙(シート)C1 の頂部に糊を付けその部
分にライナL1 を貼り付けることにより製造された片面
段ボールシートS1 の張力調整を行なう場合が示され、
図9では、片面段ボールシートS1 を製造すべくライナ
L1 を搬送する際にこのライナL1 の張力調整を行なう
場合が示されている。
張力調整手段を説明するための図であり、図8では、波
形成形した芯紙(シート)C1 の頂部に糊を付けその部
分にライナL1 を貼り付けることにより製造された片面
段ボールシートS1 の張力調整を行なう場合が示され、
図9では、片面段ボールシートS1 を製造すべくライナ
L1 を搬送する際にこのライナL1 の張力調整を行なう
場合が示されている。
【0003】図8および図9に示すいずれの場合におい
ても、片面段ボールシートS1 もしくはライナL1 の搬
送路近傍にサクションボックス10が配置され、このサ
クションボックス10にサクション用ホース11を介し
てサクションポンプ(吸い上げポンプ)12が接続され
ており、サクションポンプ12を作動させることによ
り、サクション用ホース11を通じてサクションボック
ス10内の空気が吸引されるようになっている。
ても、片面段ボールシートS1 もしくはライナL1 の搬
送路近傍にサクションボックス10が配置され、このサ
クションボックス10にサクション用ホース11を介し
てサクションポンプ(吸い上げポンプ)12が接続され
ており、サクションポンプ12を作動させることによ
り、サクション用ホース11を通じてサクションボック
ス10内の空気が吸引されるようになっている。
【0004】上述の構成により、片面段ボールシートS
1 の張力調整を行なう場合には、図8に示すごとく、搬
送中の芯紙C1 およびライナL1 から成る片面段ボール
シートS1 が、サクションボックス10の近傍を通過す
る際に、ライナL1 側からサクションボックス10によ
り吸引され、片面段ボールシートS1 に抵抗が付与され
て、この片面段ボールシートS1 の張力が変更調整され
る。
1 の張力調整を行なう場合には、図8に示すごとく、搬
送中の芯紙C1 およびライナL1 から成る片面段ボール
シートS1 が、サクションボックス10の近傍を通過す
る際に、ライナL1 側からサクションボックス10によ
り吸引され、片面段ボールシートS1 に抵抗が付与され
て、この片面段ボールシートS1 の張力が変更調整され
る。
【0005】同様に、ライナL1 の張力調整を行なう場
合には、図9に示すごとく、搬送中のライナL1 が、サ
クションボックス10の近傍を通過する際に、そのサク
ションボックス10により吸引され、ライナL1 に抵抗
が付与されて、このライナL 1 の張力が変更調整され
る。
合には、図9に示すごとく、搬送中のライナL1 が、サ
クションボックス10の近傍を通過する際に、そのサク
ションボックス10により吸引され、ライナL1 に抵抗
が付与されて、このライナL 1 の張力が変更調整され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシート張力調整手段では、サクションボックス
10による吸引容量に限界があるため、片面段ボールシ
ートS1 やライナL1 の張力を約0.1kgf/cm程度しか
変更することができず、片面段ボールシートS1やライ
ナL1 の伸縮量変化は約0.01%と極めて小さい。ま
た、摩擦抵抗力により張力調整を行なうため、サクショ
ンボックス10またはシート表面状態に依存する張力調
整の精度は悪い。
た従来のシート張力調整手段では、サクションボックス
10による吸引容量に限界があるため、片面段ボールシ
ートS1 やライナL1 の張力を約0.1kgf/cm程度しか
変更することができず、片面段ボールシートS1やライ
ナL1 の伸縮量変化は約0.01%と極めて小さい。ま
た、摩擦抵抗力により張力調整を行なうため、サクショ
ンボックス10またはシート表面状態に依存する張力調
整の精度は悪い。
【0007】従って、段ボールシートの上反りや下反り
の調整を行なうことは難しく、段ボールシートの品質の
低下を招くことになる。本発明は、このような課題に鑑
み創案されたもので、片面段ボールシートやライナの張
力を大きく且つ精度よく調整できるようにして、段ボー
ルシートの上反りや下反り調整を可能にし、段ボールシ
ートの品質向上をはかったシート張力調整方法を提供す
ることを目的とする。
の調整を行なうことは難しく、段ボールシートの品質の
低下を招くことになる。本発明は、このような課題に鑑
み創案されたもので、片面段ボールシートやライナの張
力を大きく且つ精度よく調整できるようにして、段ボー
ルシートの上反りや下反り調整を可能にし、段ボールシ
ートの品質向上をはかったシート張力調整方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシート張力調整方法(請求項1)は、波形
成形したシートにライナを貼り付けた片面段ボールシー
トを製造するに際し、一本以上のロールに該片面段ボー
ルシートを巻き付け、ロールに対するブレーキ力を変更
することにより、片面段ボールシートの張力を調整する
ことを特徴としている。
に、本発明のシート張力調整方法(請求項1)は、波形
成形したシートにライナを貼り付けた片面段ボールシー
トを製造するに際し、一本以上のロールに該片面段ボー
ルシートを巻き付け、ロールに対するブレーキ力を変更
することにより、片面段ボールシートの張力を調整する
ことを特徴としている。
【0009】また、本発明のシート張力調整方法(請求
項2)は、波形成形したシートにライナを貼り付けた片
面段ボールシートを製造するに際し、一本以上のロール
にライナを巻き付け、ロールに対するブレーキ力を変更
することにより、ライナの張力を調整することを特徴と
している。なお、ロールの外周面に、摩擦係数を増加さ
せるための表面加工を施してもよいし(請求項3)、ロ
ールに巻き付く前後の片面段ボールシートまたはライナ
をガイドロールで案内することにより、ロールに対する
片面段ボールシートまたはライナの巻付角度を調整する
ように構成してもよい(請求項4)。
項2)は、波形成形したシートにライナを貼り付けた片
面段ボールシートを製造するに際し、一本以上のロール
にライナを巻き付け、ロールに対するブレーキ力を変更
することにより、ライナの張力を調整することを特徴と
している。なお、ロールの外周面に、摩擦係数を増加さ
せるための表面加工を施してもよいし(請求項3)、ロ
ールに巻き付く前後の片面段ボールシートまたはライナ
をガイドロールで案内することにより、ロールに対する
片面段ボールシートまたはライナの巻付角度を調整する
ように構成してもよい(請求項4)。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 〔A〕第1実施形態の説明 図1は本発明の第1実施形態としてのシート張力調整方
法を適用した装置(シート張力調整装置)を模式的に示
す側面図で、この図1に示すように、第1実施形態のシ
ート張力調整装置では、波形成形した芯紙(シート)C
1 の頂部に糊を付けこの部分にライナL1 を貼り付けて
製造された片面段ボールシートS1 が、その段山側芯紙
C1 を内側(ロール1の外周面側)にして第1パウダブ
レーキ用ガイドロール1に巻き付けられて搬送され、こ
の片面段ボールシートS1 の張力が調整されるようにな
っている。
施の形態を説明する。 〔A〕第1実施形態の説明 図1は本発明の第1実施形態としてのシート張力調整方
法を適用した装置(シート張力調整装置)を模式的に示
す側面図で、この図1に示すように、第1実施形態のシ
ート張力調整装置では、波形成形した芯紙(シート)C
1 の頂部に糊を付けこの部分にライナL1 を貼り付けて
製造された片面段ボールシートS1 が、その段山側芯紙
C1 を内側(ロール1の外周面側)にして第1パウダブ
レーキ用ガイドロール1に巻き付けられて搬送され、こ
の片面段ボールシートS1 の張力が調整されるようにな
っている。
【0011】ガイドロール1の外周面には、メッシュ加
工した上にクロムメッキや溶射の表面処理等の表面加工
が施され、ロール表面の摩擦係数を増加させている。ま
た、ガイドロール1の前後(片面段ボールシートS1 が
ガイドロール1に巻き付く前後位置)には、それぞれ、
片面段ボールシートS1 を案内するガイドロール5a,
5bが配置されており、これらのガイドロール5a,5
bの位置調整を行なうことにより、ガイドロール1に対
する片面段ボールシートS1 の巻付角度θ1 を調整・確
保できるようになっている。
工した上にクロムメッキや溶射の表面処理等の表面加工
が施され、ロール表面の摩擦係数を増加させている。ま
た、ガイドロール1の前後(片面段ボールシートS1 が
ガイドロール1に巻き付く前後位置)には、それぞれ、
片面段ボールシートS1 を案内するガイドロール5a,
5bが配置されており、これらのガイドロール5a,5
bの位置調整を行なうことにより、ガイドロール1に対
する片面段ボールシートS1 の巻付角度θ1 を調整・確
保できるようになっている。
【0012】さらに、本実施形態では、ガイドロール1
に作用させるブレーキ力を変更する第1パウダブレーキ
装置4がそなえられている。つまり、ガイドロール1の
回転軸2aと第1パウダブレーキ装置4の回転軸2bと
には伝導ベルト3が巻回されており、この第1パウダブ
レーキ装置4により伝導ベルト3を介して第1パウダブ
レーキ用ガイドロール1のトルク変更(ブレーキ力の変
更)を行なうことにより、片面段ボールシートS1 の張
力を変更できるようになっている。
に作用させるブレーキ力を変更する第1パウダブレーキ
装置4がそなえられている。つまり、ガイドロール1の
回転軸2aと第1パウダブレーキ装置4の回転軸2bと
には伝導ベルト3が巻回されており、この第1パウダブ
レーキ装置4により伝導ベルト3を介して第1パウダブ
レーキ用ガイドロール1のトルク変更(ブレーキ力の変
更)を行なうことにより、片面段ボールシートS1 の張
力を変更できるようになっている。
【0013】ここで、図2(a),図2(b)および図
3を参照しながら、第1パウダブレーキ装置4(後述す
る第2パウダブレーキ装置4′)の構成および動作につ
いて説明する。なお、図2(a)および図2(b)は、
いずれもパウダブレーキ装置4の構成および動作を説明
すべくそのパウダブレーキ装置4を模式的に示す断面
図、図3は、パウダブレーキ装置4の動作特性(トルク
−電流特性)を示すグラフである。また、第1〜第4実
施形態で用いられる第1パウダブレーキ装置4も、第3
および第4実施形態で用いられる第2パウダブレーキ装
置4′も、いずれも同様構成のもので、機械ブレーキと
同様、運動エネルギを摩擦による熱エネルギに変換して
ブレーキ力を作用させるものである。
3を参照しながら、第1パウダブレーキ装置4(後述す
る第2パウダブレーキ装置4′)の構成および動作につ
いて説明する。なお、図2(a)および図2(b)は、
いずれもパウダブレーキ装置4の構成および動作を説明
すべくそのパウダブレーキ装置4を模式的に示す断面
図、図3は、パウダブレーキ装置4の動作特性(トルク
−電流特性)を示すグラフである。また、第1〜第4実
施形態で用いられる第1パウダブレーキ装置4も、第3
および第4実施形態で用いられる第2パウダブレーキ装
置4′も、いずれも同様構成のもので、機械ブレーキと
同様、運動エネルギを摩擦による熱エネルギに変換して
ブレーキ力を作用させるものである。
【0014】図2(a)および図2(b)に示すよう
に、回転軸2bは、パウダブレーキ装置4のハウジング
41に対してベアリング42を介して軸支され、ハウジ
ング41の内側には、回転軸2bの外周に突出形成され
たロータ46が、ギャップ45を空けて回転可能に収納
されている。また、ハウジング41には、ギャップ45
を挟んでロータ46の外周を囲むステータ43がそなえ
られている。このステータ43は、励磁コイル44を内
蔵した電磁石として構成されており、ステータ43とロ
ータ46との間のギャップ45には、磁性体のパウダ
(粉)48が挿入されている。なお、パウダ48として
は、鉄,アルミニウム,クロムの粒径数十μm程度の粉
体が用いられる。また、ハウジング41内においてギャ
ップ45の両端部には、パウダ48が外部に漏れ出るこ
とを防止するためのシール部材47,47が取り付けら
れている。
に、回転軸2bは、パウダブレーキ装置4のハウジング
41に対してベアリング42を介して軸支され、ハウジ
ング41の内側には、回転軸2bの外周に突出形成され
たロータ46が、ギャップ45を空けて回転可能に収納
されている。また、ハウジング41には、ギャップ45
を挟んでロータ46の外周を囲むステータ43がそなえ
られている。このステータ43は、励磁コイル44を内
蔵した電磁石として構成されており、ステータ43とロ
ータ46との間のギャップ45には、磁性体のパウダ
(粉)48が挿入されている。なお、パウダ48として
は、鉄,アルミニウム,クロムの粒径数十μm程度の粉
体が用いられる。また、ハウジング41内においてギャ
ップ45の両端部には、パウダ48が外部に漏れ出るこ
とを防止するためのシール部材47,47が取り付けら
れている。
【0015】このようなパウダブレーキ装置4(4′)
では、図2(a)に示すように、励磁コイル44に電流
を流さない状態では、パウダ48はギャップ45内に分
散して存在しているため、ステータ43とロータ46と
の間には結合力が発生せず、回転軸2b(2b′)つま
りはガイドロール1(1′)に対するブレーキ力は発生
しない。
では、図2(a)に示すように、励磁コイル44に電流
を流さない状態では、パウダ48はギャップ45内に分
散して存在しているため、ステータ43とロータ46と
の間には結合力が発生せず、回転軸2b(2b′)つま
りはガイドロール1(1′)に対するブレーキ力は発生
しない。
【0016】これに対して、図2(b)に示すように、
励磁コイル44に電流を流した状態では、発生した磁束
49は、ステータ43からロータ46へ通じる磁路を流
れ、この磁束49により磁化されたパウダ48は、磁路
に沿って鎖状に繋がって固体化し、ステータ43とロー
タ46との間に結合力が発生し、その結合力が、回転軸
2b(2b′)つまりはガイドロール1(1′)に対す
るブレーキ力(ブレーキトルク)として作用する。
励磁コイル44に電流を流した状態では、発生した磁束
49は、ステータ43からロータ46へ通じる磁路を流
れ、この磁束49により磁化されたパウダ48は、磁路
に沿って鎖状に繋がって固体化し、ステータ43とロー
タ46との間に結合力が発生し、その結合力が、回転軸
2b(2b′)つまりはガイドロール1(1′)に対す
るブレーキ力(ブレーキトルク)として作用する。
【0017】そのブレーキトルクの変更は、励磁コイル
44に流される励磁電流の変更によって行なわれる。ブ
レーキトルクと励磁電流との関係は、例えば図3に示す
ようになっている。この図3に示すように、ブレーキト
ルクは励磁電流に比例してほぼ直線的に変化するので、
制御性は良く、応答時間も磁力によるパウダ48の固化
時間(連結時間)のみのために速く、連結時の衝撃も無
く、パウダブレーキ装置4(4′)は、機械ブレーキよ
りも優れた特性を有している。
44に流される励磁電流の変更によって行なわれる。ブ
レーキトルクと励磁電流との関係は、例えば図3に示す
ようになっている。この図3に示すように、ブレーキト
ルクは励磁電流に比例してほぼ直線的に変化するので、
制御性は良く、応答時間も磁力によるパウダ48の固化
時間(連結時間)のみのために速く、連結時の衝撃も無
く、パウダブレーキ装置4(4′)は、機械ブレーキよ
りも優れた特性を有している。
【0018】本発明の第1実施形態としてのシート張力
調整装置は上述のごとく構成されているので、片面段ボ
ールシートS1 は、ガイドロール5a,5bの作用によ
り所定の巻付角度θ1 で第1パウダブレーキ用ガイドロ
ール1に巻き付きながら、図1に矢印A1,A2で示す
方向へ搬送される。このとき、第1パウダブレーキ装置
4により、回転軸2b,伝導ベルト3および回転軸2a
を介して第1パウダブレーキ用ガイドロール1のトルク
変更(ブレーキ力の変更)が行なわれて、片面段ボール
シートS1 の張力が変更され、片面段ボールシートS1
の伸縮量が調整される。
調整装置は上述のごとく構成されているので、片面段ボ
ールシートS1 は、ガイドロール5a,5bの作用によ
り所定の巻付角度θ1 で第1パウダブレーキ用ガイドロ
ール1に巻き付きながら、図1に矢印A1,A2で示す
方向へ搬送される。このとき、第1パウダブレーキ装置
4により、回転軸2b,伝導ベルト3および回転軸2a
を介して第1パウダブレーキ用ガイドロール1のトルク
変更(ブレーキ力の変更)が行なわれて、片面段ボール
シートS1 の張力が変更され、片面段ボールシートS1
の伸縮量が調整される。
【0019】つまり、片面段ボールシートS1 がガイド
ロール1上で滑らない限り、ガイドロール1のトルクを
増加させれば、ガイドロール1と連れ回っている片面段
ボールシートS1 の抵抗力は増加し、ロール出側のシー
ト張力が増大して片面段ボールシートS1 は伸長する。
逆に、ガイドロール1のトルクを減少させれば、ガイド
ロール1と連れ回っている片面段ボールシートS1 の抵
抗力は減少し、ロール出側のシート張力が減少して片面
段ボールシートS1 は収縮する。
ロール1上で滑らない限り、ガイドロール1のトルクを
増加させれば、ガイドロール1と連れ回っている片面段
ボールシートS1 の抵抗力は増加し、ロール出側のシー
ト張力が増大して片面段ボールシートS1 は伸長する。
逆に、ガイドロール1のトルクを減少させれば、ガイド
ロール1と連れ回っている片面段ボールシートS1 の抵
抗力は減少し、ロール出側のシート張力が減少して片面
段ボールシートS1 は収縮する。
【0020】このようにガイドロール1のトルクを変更
することにより、ロール出側のシート張力が変化する
が、そのシート張力には最大値があり、その最大値を超
えない範囲ではガイドロール1のトルク変更によりロー
ル出側張力を変更できるが、その最大値を超えるとガイ
ドロール1上で片面段ボールシートS1 が滑り、ロール
出側張力を変更できなくなる。
することにより、ロール出側のシート張力が変化する
が、そのシート張力には最大値があり、その最大値を超
えない範囲ではガイドロール1のトルク変更によりロー
ル出側張力を変更できるが、その最大値を超えるとガイ
ドロール1上で片面段ボールシートS1 が滑り、ロール
出側張力を変更できなくなる。
【0021】そこで、ガイドロール1上で片面段ボール
シートS1 を滑らせることなく、ロール出側のシート張
力の最大値をできるだけ大きな値にする必要がある。片
面段ボールシートS1 が第1パウダブレーキ用ガイドロ
ール1上で滑る直前でのロール出側最大張力T1 は、一
般に、下式(1)のように表される。 T1 =T01×exp(μ1 θ1 ) (1) この(1)式中、exp(x)=eX (eは自然対数の
底)、T01はガイドロール1の入側での片面段ボールシ
ートS1 の張力、μ1 はガイドロール1表面の摩擦係
数、θ1 はガイドロール1への片面段ボールシートS1
の巻付角度である。
シートS1 を滑らせることなく、ロール出側のシート張
力の最大値をできるだけ大きな値にする必要がある。片
面段ボールシートS1 が第1パウダブレーキ用ガイドロ
ール1上で滑る直前でのロール出側最大張力T1 は、一
般に、下式(1)のように表される。 T1 =T01×exp(μ1 θ1 ) (1) この(1)式中、exp(x)=eX (eは自然対数の
底)、T01はガイドロール1の入側での片面段ボールシ
ートS1 の張力、μ1 はガイドロール1表面の摩擦係
数、θ1 はガイドロール1への片面段ボールシートS1
の巻付角度である。
【0022】上記(1)式より、ロール出側最大張力T
1 を増加させるためには、ロール1入側の張力T01,ロ
ール1表面の摩擦係数μ1 ,ロール1へのシート巻付角
度θ 1 のいずれかを増加させればよいことが分かる。本
実施形態では、ガイドロール1の外周面に、摩擦係数を
増加させるための表面加工を施したり、ガイドロール1
に巻き付く前後の片面段ボールシートS1 をガイドロー
ル5a,5bで案内することにより片面段ボールシート
S1 のガイドロール1に対する巻付角度θ1 を調整した
りして、ロール出側最大張力T1 を増加させている。
1 を増加させるためには、ロール1入側の張力T01,ロ
ール1表面の摩擦係数μ1 ,ロール1へのシート巻付角
度θ 1 のいずれかを増加させればよいことが分かる。本
実施形態では、ガイドロール1の外周面に、摩擦係数を
増加させるための表面加工を施したり、ガイドロール1
に巻き付く前後の片面段ボールシートS1 をガイドロー
ル5a,5bで案内することにより片面段ボールシート
S1 のガイドロール1に対する巻付角度θ1 を調整した
りして、ロール出側最大張力T1 を増加させている。
【0023】このように、本発明の第1実施形態として
のシート張力調整方法によれば、ロール出側最大張力T
1 を容易に増大させることができ、片面段ボールシート
S1の張力を大きく且つ精度よく調整できるので、片面
段ボールシートS1 の上反りや下反り調整が可能にな
り、製造される段ボールシートの品質を著しく高めるこ
とができる。
のシート張力調整方法によれば、ロール出側最大張力T
1 を容易に増大させることができ、片面段ボールシート
S1の張力を大きく且つ精度よく調整できるので、片面
段ボールシートS1 の上反りや下反り調整が可能にな
り、製造される段ボールシートの品質を著しく高めるこ
とができる。
【0024】なお、ライナL1 側を内側にして片面段ボ
ールシートS1 をガイドロール1に巻き付けてもよい
が、上述した第1実施形態のごとく、段山側(芯紙C1
側)を内側にして片面段ボールシートS1 をガイドロー
ル1に巻き付けた方が摩擦係数は高くなるため、より大
きな張力を確保できるできることが実機にて確認されて
いる。ただし、芯紙C1 側を内側にして片面段ボールシ
ートS1 をガイドロール1に巻き付けシート張力を約3
kgf/cmとしても、芯紙C1 により形成される段山が潰れ
ないことを実機にて確認している。
ールシートS1 をガイドロール1に巻き付けてもよい
が、上述した第1実施形態のごとく、段山側(芯紙C1
側)を内側にして片面段ボールシートS1 をガイドロー
ル1に巻き付けた方が摩擦係数は高くなるため、より大
きな張力を確保できるできることが実機にて確認されて
いる。ただし、芯紙C1 側を内側にして片面段ボールシ
ートS1 をガイドロール1に巻き付けシート張力を約3
kgf/cmとしても、芯紙C1 により形成される段山が潰れ
ないことを実機にて確認している。
【0025】〔B〕第2実施形態の説明 図4は本発明の第2実施形態としてのシート張力調整方
法を適用した装置(シート張力調整装置)を模式的に示
す側面図であり、この図4に示すように、第2実施形態
のシート張力調整装置では、第1実施形態の片面段ボー
ルシートS1 に代えて、芯紙C1 を貼設される前のライ
ナL1 が、第1パウダブレーキ用ガイドロール1に巻き
付けられて搬送され、このライナL1 の張力が調整され
るようになっている。なお、図中、既述の符号と同一の
符号は同一もしくはほぼ同一の部分を示しているので、
その説明は省略する。
法を適用した装置(シート張力調整装置)を模式的に示
す側面図であり、この図4に示すように、第2実施形態
のシート張力調整装置では、第1実施形態の片面段ボー
ルシートS1 に代えて、芯紙C1 を貼設される前のライ
ナL1 が、第1パウダブレーキ用ガイドロール1に巻き
付けられて搬送され、このライナL1 の張力が調整され
るようになっている。なお、図中、既述の符号と同一の
符号は同一もしくはほぼ同一の部分を示しているので、
その説明は省略する。
【0026】図4に示すように、第2実施形態の装置に
おいても、第1実施形態と同様に、第1パウダブレーキ
装置4により伝導ベルト3を介して第1パウダブレーキ
用ガイドロール1のトルク変更を行なうことにより、ラ
イナL1 の張力を変更することができる。ライナL1 が
第1パウダブレーキ用ガイドロール1上で滑る直前での
ロール出側最大張力T2 は、一般に、(2)式のように
表される。
おいても、第1実施形態と同様に、第1パウダブレーキ
装置4により伝導ベルト3を介して第1パウダブレーキ
用ガイドロール1のトルク変更を行なうことにより、ラ
イナL1 の張力を変更することができる。ライナL1 が
第1パウダブレーキ用ガイドロール1上で滑る直前での
ロール出側最大張力T2 は、一般に、(2)式のように
表される。
【0027】 T2 =T02×exp(μ2 θ2 ) (2) この(2)式中、exp(x)=eX (eは自然対数の
底)、T02はガイドロール1の入側でのライナL1 の張
力、μ2 はガイドロール1表面の摩擦係数、θ2 はガイ
ドロール1へのライナL1 の巻付角度である。従って、
(2)式より、ロール出側最大張力T2 を増加させるた
めには、ロール1入側の張力T02,ロール1表面の摩擦
係数μ2 ,ロール1へのシート巻付角度θ2 のいずれか
を増加させればよいことが分かる。本実施形態でも、第
1実施形態と同様、ガイドロール1の外周面に、摩擦係
数を増加させるための表面加工を施したり、ガイドロー
ル1に巻き付く前後のライナL1 をガイドロール5a,
5bで案内することによりライナL1 のガイドロール1
に対する巻付角度θ2 を調整したりして、ロール出側最
大張力T2 を増加させている。
底)、T02はガイドロール1の入側でのライナL1 の張
力、μ2 はガイドロール1表面の摩擦係数、θ2 はガイ
ドロール1へのライナL1 の巻付角度である。従って、
(2)式より、ロール出側最大張力T2 を増加させるた
めには、ロール1入側の張力T02,ロール1表面の摩擦
係数μ2 ,ロール1へのシート巻付角度θ2 のいずれか
を増加させればよいことが分かる。本実施形態でも、第
1実施形態と同様、ガイドロール1の外周面に、摩擦係
数を増加させるための表面加工を施したり、ガイドロー
ル1に巻き付く前後のライナL1 をガイドロール5a,
5bで案内することによりライナL1 のガイドロール1
に対する巻付角度θ2 を調整したりして、ロール出側最
大張力T2 を増加させている。
【0028】このように、本発明の第2実施形態として
のシート張力調整方法によれば、ライナL1 のロール出
側最大張力T2 を容易に増大させることができ、ライナ
L1の張力を大きく且つ精度よく調整できるので、ライ
ナL1 の上反りや下反り調整が可能になり、製造される
段ボールシートの品質を著しく高めることができる。 〔C〕第3実施形態の説明 図5は本発明の第3実施形態としてのシート張力調整方
法を適用した装置(シート張力調整装置)を模式的に示
す側面図であり、この図5に示すように、第3実施形態
のシート張力調整装置は、第1や第2実施形態と同様の
ものが線対称に2組そなえられて構成されている。図5
中、右半部は、図1や図4に示した第1や第2実施形態
の装置と同様の構成であり、同一の部分には同一の符号
を付して示す一方、左半部は、右半部よりも下流側にそ
なえられ、この左半部において右半部と対応する部分に
は、同一の符号に“′”を付して示す。
のシート張力調整方法によれば、ライナL1 のロール出
側最大張力T2 を容易に増大させることができ、ライナ
L1の張力を大きく且つ精度よく調整できるので、ライ
ナL1 の上反りや下反り調整が可能になり、製造される
段ボールシートの品質を著しく高めることができる。 〔C〕第3実施形態の説明 図5は本発明の第3実施形態としてのシート張力調整方
法を適用した装置(シート張力調整装置)を模式的に示
す側面図であり、この図5に示すように、第3実施形態
のシート張力調整装置は、第1や第2実施形態と同様の
ものが線対称に2組そなえられて構成されている。図5
中、右半部は、図1や図4に示した第1や第2実施形態
の装置と同様の構成であり、同一の部分には同一の符号
を付して示す一方、左半部は、右半部よりも下流側にそ
なえられ、この左半部において右半部と対応する部分に
は、同一の符号に“′”を付して示す。
【0029】つまり、右半部には、第1や第2実施形態
と同様、第1パウダブレーキ用ガイドロール1と、第1
パウダブレーキ装置4と、回転軸2a,2bを連結する
伝導ベルト3と、ガイドロール5a,5bとがそなえら
れるとともに、左半部には、第2パウダブレーキ用ガイ
ドロール1′と、第2パウダブレーキ装置4′と、回転
軸2a′,2b′を連結する伝導ベルト3′と、ガイド
ロール5a′,5b′とがそなえられている。左半部の
各部も、符号に“′”が付されているだけで、右半部と
同様に構成されている。
と同様、第1パウダブレーキ用ガイドロール1と、第1
パウダブレーキ装置4と、回転軸2a,2bを連結する
伝導ベルト3と、ガイドロール5a,5bとがそなえら
れるとともに、左半部には、第2パウダブレーキ用ガイ
ドロール1′と、第2パウダブレーキ装置4′と、回転
軸2a′,2b′を連結する伝導ベルト3′と、ガイド
ロール5a′,5b′とがそなえられている。左半部の
各部も、符号に“′”が付されているだけで、右半部と
同様に構成されている。
【0030】そして、この第3実施形態のシート張力調
整装置でも、第1実施形態と同様、波形成形した芯紙
(シート)C1 の頂部に糊を付けこの部分にライナL1
を貼り付けて製造された片面段ボールシートS1 が、そ
の段山側芯紙C1 を内側にしてガイドロール1,1′に
巻き付けられて搬送され、この片面段ボールシートS1
の張力が調整されるようになっている。
整装置でも、第1実施形態と同様、波形成形した芯紙
(シート)C1 の頂部に糊を付けこの部分にライナL1
を貼り付けて製造された片面段ボールシートS1 が、そ
の段山側芯紙C1 を内側にしてガイドロール1,1′に
巻き付けられて搬送され、この片面段ボールシートS1
の張力が調整されるようになっている。
【0031】ガイドロール1,1′の外周面には、メッ
シュ加工した上にクロムメッキや溶射の表面処理等の表
面加工が施され、ロール表面の摩擦係数を増加させてい
る。また、ガイドロール1,1′の前後(片面段ボール
シートS1 がガイドロール1に巻き付く前後位置)に
は、それぞれ、片面段ボールシートS1 を案内するガイ
ドロール5a,5b;5a′,5b′が配置されてお
り、これらのガイドロール5a,5b;5a′,5b′
の位置調整を行なうことにより、ガイドロール1に対す
る片面段ボールシートS1 の巻付角度θ1 を調整・確保
できるようになっている。
シュ加工した上にクロムメッキや溶射の表面処理等の表
面加工が施され、ロール表面の摩擦係数を増加させてい
る。また、ガイドロール1,1′の前後(片面段ボール
シートS1 がガイドロール1に巻き付く前後位置)に
は、それぞれ、片面段ボールシートS1 を案内するガイ
ドロール5a,5b;5a′,5b′が配置されてお
り、これらのガイドロール5a,5b;5a′,5b′
の位置調整を行なうことにより、ガイドロール1に対す
る片面段ボールシートS1 の巻付角度θ1 を調整・確保
できるようになっている。
【0032】さらに、本実施形態では、ガイドロール1
に作用させるブレーキ力を変更する第1パウダブレーキ
装置4とともに、ガイドロール1′に作用させるブレー
キ力を変更する第2パウダブレーキ装置4′がそなえら
れている。第1パウダブレーキ装置4側は第1実施形態
と同様に構成されているので、その説明を省略する。第
2パウダブレーキ装置4′側においては、第1パウダブ
レーキ装置4側と同様、ガイドロール1′の回転軸2
a′と第2パウダブレーキ装置4′の回転軸2bと′に
伝導ベルト3′が巻回されており、この第2パウダブレ
ーキ装置4′により伝導ベルト3′を介して第2パウダ
ブレーキ用ガイドロール1′のトルク変更(ブレーキ力
の変更)を行なうことにより、片面段ボールシートS1
の張力を変更できるようになっている。
に作用させるブレーキ力を変更する第1パウダブレーキ
装置4とともに、ガイドロール1′に作用させるブレー
キ力を変更する第2パウダブレーキ装置4′がそなえら
れている。第1パウダブレーキ装置4側は第1実施形態
と同様に構成されているので、その説明を省略する。第
2パウダブレーキ装置4′側においては、第1パウダブ
レーキ装置4側と同様、ガイドロール1′の回転軸2
a′と第2パウダブレーキ装置4′の回転軸2bと′に
伝導ベルト3′が巻回されており、この第2パウダブレ
ーキ装置4′により伝導ベルト3′を介して第2パウダ
ブレーキ用ガイドロール1′のトルク変更(ブレーキ力
の変更)を行なうことにより、片面段ボールシートS1
の張力を変更できるようになっている。
【0033】なお、第2パウダブレーキ装置4′も、図
2および図3にて前述した第1パウダブレーキ装置4と
同様に構成されているので、その説明は省略する。本発
明の第3実施形態としてのシート張力調整装置は上述の
ごとく構成されているので、まず、片面段ボールシート
S1 は、ガイドロール5a,5bの作用により所定の巻
付角度θ3 で第1パウダブレーキ用ガイドロール1に巻
き付きながら搬送される。
2および図3にて前述した第1パウダブレーキ装置4と
同様に構成されているので、その説明は省略する。本発
明の第3実施形態としてのシート張力調整装置は上述の
ごとく構成されているので、まず、片面段ボールシート
S1 は、ガイドロール5a,5bの作用により所定の巻
付角度θ3 で第1パウダブレーキ用ガイドロール1に巻
き付きながら搬送される。
【0034】この状態で、第1パウダブレーキ装置4に
より、回転軸2b,伝導ベルト3および回転軸2aを介
して第1パウダブレーキ用ガイドロール1のトルク変更
(ブレーキ力の変更)が行なわれて、片面段ボールシー
トS1 の張力が変更され、片面段ボールシートS1 の伸
縮量が調整される。このとき、図6に示すごとく、ガイ
ドロール1上で片面段ボールシートS1 が滑る直前のロ
ール出側最大張力T3 は、一般に、下式(3)のように
表される。
より、回転軸2b,伝導ベルト3および回転軸2aを介
して第1パウダブレーキ用ガイドロール1のトルク変更
(ブレーキ力の変更)が行なわれて、片面段ボールシー
トS1 の張力が変更され、片面段ボールシートS1 の伸
縮量が調整される。このとき、図6に示すごとく、ガイ
ドロール1上で片面段ボールシートS1 が滑る直前のロ
ール出側最大張力T3 は、一般に、下式(3)のように
表される。
【0035】 T3 =T03×exp(μ3 θ3 ) (3) この(3)式中、exp(x)=eX (eは自然対数の
底)、T03はガイドロール1の入側での片面段ボールシ
ートS1 の張力、μ3 はガイドロール1表面の摩擦係
数、θ3 はガイドロール1への片面段ボールシートS1
の巻付角度である。上記(3)式より、ガイドロール1
入側の張力T03,ガイドロール1表面の摩擦係数μ3 ,
ガイドロール1へのシート巻付角度θ3 のいずれかを増
加させるほど、ロール出側最大張力T3 は増加する。例
えば、T03=0.2kgf/cm,μ3 =0.4,θ3 =18
0°とすると、第1パウダブレーキ用ガイドロール1の
出側最大張力T3 は0.7kgf/cmとなる。
底)、T03はガイドロール1の入側での片面段ボールシ
ートS1 の張力、μ3 はガイドロール1表面の摩擦係
数、θ3 はガイドロール1への片面段ボールシートS1
の巻付角度である。上記(3)式より、ガイドロール1
入側の張力T03,ガイドロール1表面の摩擦係数μ3 ,
ガイドロール1へのシート巻付角度θ3 のいずれかを増
加させるほど、ロール出側最大張力T3 は増加する。例
えば、T03=0.2kgf/cm,μ3 =0.4,θ3 =18
0°とすると、第1パウダブレーキ用ガイドロール1の
出側最大張力T3 は0.7kgf/cmとなる。
【0036】図5に示す第3実施形態の装置において
は、片面段ボールシートS1 の出側張力が第1パウダブ
レーキ用ガイドロール1の出側最大張力になるまで、第
2パウダブレーキ用ガイドロール1′は連れ回り状態と
する。片面段ボールシートS1の出側張力が第1パウダ
ブレーキ用ガイドロール1の出側最大張力を超えた場合
は、第1パウダブレーキ用ガイドロール1のトルクは保
持され、第1パウダブレーキ用ガイドロール1上で片面
段ボールシートS1 は滑る。
は、片面段ボールシートS1 の出側張力が第1パウダブ
レーキ用ガイドロール1の出側最大張力になるまで、第
2パウダブレーキ用ガイドロール1′は連れ回り状態と
する。片面段ボールシートS1の出側張力が第1パウダ
ブレーキ用ガイドロール1の出側最大張力を超えた場合
は、第1パウダブレーキ用ガイドロール1のトルクは保
持され、第1パウダブレーキ用ガイドロール1上で片面
段ボールシートS1 は滑る。
【0037】そこで、第2パウダブレーキ用ガイドロー
ル1′に芯紙C1 側を内側にして巻き付けられた片面段
ボールシートS1 は、第2パウダブレーキ装置4′によ
り伝導ベルト3′を介して第2パウダブレーキ用ガイド
ロール1′にのみトルクが付加され、片面段ボールシー
トS1 の張力変更が行なわれる。従って、第2パウダブ
レーキ用ガイドロール1′上で片面段ボールシートS1
が滑る直前の出側最大張力T3 ′と第1パウダブレーキ
用ガイドロール1′の入側張力T03との関係は、下式
(4)のように表される。
ル1′に芯紙C1 側を内側にして巻き付けられた片面段
ボールシートS1 は、第2パウダブレーキ装置4′によ
り伝導ベルト3′を介して第2パウダブレーキ用ガイド
ロール1′にのみトルクが付加され、片面段ボールシー
トS1 の張力変更が行なわれる。従って、第2パウダブ
レーキ用ガイドロール1′上で片面段ボールシートS1
が滑る直前の出側最大張力T3 ′と第1パウダブレーキ
用ガイドロール1′の入側張力T03との関係は、下式
(4)のように表される。
【0038】 T3 ′=T03×exp(μ3 θ3 )×exp(μ3 ′θ3 ′) (4) この(4)式中、exp(x)=eX (eは自然対数の
底)、T03はガイドロール1の入側での片面段ボールシ
ートS1 の張力、μ3 はガイドロール1表面の摩擦係
数、θ3 はガイドロール1への片面段ボールシートS1
の巻付角度、μ3 ′:ガイドロール1′表面の摩擦係
数、θ3 ′ガイドロール1′への片面段ボールシートS
1 の巻付角度である。
底)、T03はガイドロール1の入側での片面段ボールシ
ートS1 の張力、μ3 はガイドロール1表面の摩擦係
数、θ3 はガイドロール1への片面段ボールシートS1
の巻付角度、μ3 ′:ガイドロール1′表面の摩擦係
数、θ3 ′ガイドロール1′への片面段ボールシートS
1 の巻付角度である。
【0039】上記(4)式より、摩擦係数μ3 ,μ3 ′
や巻付角θ3 ,θ3 ′を増加させるほど、第2ロール出
側最大張力T3 ′は増加する。例えば、T03=0.2kg
f/cm,μ3 =0.4,θ3 =180°,μ3 ′=0.4
5,θ3 ′=225°とすると、第2パウダブレーキ用
ガイドロール1′の出側最大張力T3 ′は4.1kgf/cm
となる。従って、第1パウダブレーキ用ガイドロール1
の入側張力T03が0.2kgf/cmであっても、第2パウダ
ブレーキ用ガイドロール1′の出側最大張力T3 ′は
4.1kgf/cmとなり、0.2〜4.1kgf/cmの広範囲に
亘る張力調整が可能になる。
や巻付角θ3 ,θ3 ′を増加させるほど、第2ロール出
側最大張力T3 ′は増加する。例えば、T03=0.2kg
f/cm,μ3 =0.4,θ3 =180°,μ3 ′=0.4
5,θ3 ′=225°とすると、第2パウダブレーキ用
ガイドロール1′の出側最大張力T3 ′は4.1kgf/cm
となる。従って、第1パウダブレーキ用ガイドロール1
の入側張力T03が0.2kgf/cmであっても、第2パウダ
ブレーキ用ガイドロール1′の出側最大張力T3 ′は
4.1kgf/cmとなり、0.2〜4.1kgf/cmの広範囲に
亘る張力調整が可能になる。
【0040】上述のように、ガイドロール1のみを作用
させてガイドロール1′が連れ回る状態にした場合とガ
イドロール1および1′をいずれも作用させた場合とで
は、2つとも作用させた場合の方が、片面段ボールシー
トS1 に作用させることのできる最大張力は約6倍に増
加する。第1のガイドロール1上で片面段ボールシート
S1 が滑り、第2のガイドロール1′のトルク変更を行
ない、片面段ボールシートS1 の張力変更を行なう場合
の最大張力は約3〜4kgf/cmとなる。この最大張力約3
〜4kgf/cmを付加したときの片面段ボールシートS1 の
伸縮量変化は約0.3〜0.4%となる。
させてガイドロール1′が連れ回る状態にした場合とガ
イドロール1および1′をいずれも作用させた場合とで
は、2つとも作用させた場合の方が、片面段ボールシー
トS1 に作用させることのできる最大張力は約6倍に増
加する。第1のガイドロール1上で片面段ボールシート
S1 が滑り、第2のガイドロール1′のトルク変更を行
ない、片面段ボールシートS1 の張力変更を行なう場合
の最大張力は約3〜4kgf/cmとなる。この最大張力約3
〜4kgf/cmを付加したときの片面段ボールシートS1 の
伸縮量変化は約0.3〜0.4%となる。
【0041】このように、本発明の第3実施形態として
のシート張力調整方法によれば、片面段ボールシートS
1 のロール出側最大張力T3 ′を容易に増大させること
ができ、片面段ボールシートS1 の張力を第1実施形態
よりも広範囲に亘って且つ精度よく調整できるので、片
面段ボールシートS1 の上反りや下反り調整が可能にな
り、製造される段ボールシートの品質を著しく高めるこ
とができる。
のシート張力調整方法によれば、片面段ボールシートS
1 のロール出側最大張力T3 ′を容易に増大させること
ができ、片面段ボールシートS1 の張力を第1実施形態
よりも広範囲に亘って且つ精度よく調整できるので、片
面段ボールシートS1 の上反りや下反り調整が可能にな
り、製造される段ボールシートの品質を著しく高めるこ
とができる。
【0042】なお、ライナL1 側を内側にして片面段ボ
ールシートS1 をガイドロール1および1′に巻き付け
てもよいし、一方のガイドロール1または1′に芯紙C
1 側を内側にして片面段ボールシートS1 を巻き付ける
とともに、他方のガイドロール1′または1にライナL
1 側を内側にして片面段ボールシートS1 を巻き付け
て、ガイドロール1および1′のトルク付加による張力
調整を行なってもよい。
ールシートS1 をガイドロール1および1′に巻き付け
てもよいし、一方のガイドロール1または1′に芯紙C
1 側を内側にして片面段ボールシートS1 を巻き付ける
とともに、他方のガイドロール1′または1にライナL
1 側を内側にして片面段ボールシートS1 を巻き付け
て、ガイドロール1および1′のトルク付加による張力
調整を行なってもよい。
【0043】〔D〕第4実施形態の説明 図7は本発明の第4実施形態としてのシート張力調整方
法を適用した装置(シート張力調整装置)を模式的に示
す側面図であり、この図7に示すように、第4実施形態
のシート張力調整装置では、第3実施形態の片面段ボー
ルシートS1 に代えて、芯紙C1 を貼設される前のライ
ナL1 が、第1パウダブレーキ用ガイドロール1および
第2パウダブレーキ用ガイドロール1′に巻き付けられ
て搬送され、このライナL1 の張力が調整されるように
なっている。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同
一もしくはほぼ同一の部分を示しているので、その説明
は省略する。
法を適用した装置(シート張力調整装置)を模式的に示
す側面図であり、この図7に示すように、第4実施形態
のシート張力調整装置では、第3実施形態の片面段ボー
ルシートS1 に代えて、芯紙C1 を貼設される前のライ
ナL1 が、第1パウダブレーキ用ガイドロール1および
第2パウダブレーキ用ガイドロール1′に巻き付けられ
て搬送され、このライナL1 の張力が調整されるように
なっている。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同
一もしくはほぼ同一の部分を示しているので、その説明
は省略する。
【0044】図7に示すように、第4実施形態の装置に
おいても、第3実施形態と同様に、第1パウダブレーキ
装置4により伝導ベルト3を介して第1パウダブレーキ
用ガイドロール1のトルク変更を行なうとともに、第2
パウダブレーキ装置4′により伝導ベルト3′を介して
第2パウダブレーキ用ガイドロール1′のトルク変更を
行なうことにより、ライナL1 の張力を変更することが
できる。
おいても、第3実施形態と同様に、第1パウダブレーキ
装置4により伝導ベルト3を介して第1パウダブレーキ
用ガイドロール1のトルク変更を行なうとともに、第2
パウダブレーキ装置4′により伝導ベルト3′を介して
第2パウダブレーキ用ガイドロール1′のトルク変更を
行なうことにより、ライナL1 の張力を変更することが
できる。
【0045】つまり、第4実施形態では、まず、ライナ
L1 は、ガイドロール5a,5bの作用により所定の巻
付角度θ4 で第1パウダブレーキ用ガイドロール1に巻
き付きながら搬送される。この状態で、第1パウダブレ
ーキ装置4により、回転軸2b,伝導ベルト3および回
転軸2aを介して第1パウダブレーキ用ガイドロール1
のトルク変更(ブレーキ力の変更)が行なわれて、ライ
ナL1 の張力が変更され、ライナL1 の伸縮量が調整さ
れる。
L1 は、ガイドロール5a,5bの作用により所定の巻
付角度θ4 で第1パウダブレーキ用ガイドロール1に巻
き付きながら搬送される。この状態で、第1パウダブレ
ーキ装置4により、回転軸2b,伝導ベルト3および回
転軸2aを介して第1パウダブレーキ用ガイドロール1
のトルク変更(ブレーキ力の変更)が行なわれて、ライ
ナL1 の張力が変更され、ライナL1 の伸縮量が調整さ
れる。
【0046】図7に示す第4実施形態の装置において
も、ライナL1 の出側張力が第1パウダブレーキ用ガイ
ドロール1の出側最大張力になるまで、第2パウダブレ
ーキ用ガイドロール1′は連れ回り状態とする。ライナ
L1 の出側張力が第1パウダブレーキ用ガイドロール1
の出側最大張力を超えた場合は、第1パウダブレーキ用
ガイドロール1のトルクは保持され、第1パウダブレー
キ用ガイドロール1上でライナL1 は滑る。
も、ライナL1 の出側張力が第1パウダブレーキ用ガイ
ドロール1の出側最大張力になるまで、第2パウダブレ
ーキ用ガイドロール1′は連れ回り状態とする。ライナ
L1 の出側張力が第1パウダブレーキ用ガイドロール1
の出側最大張力を超えた場合は、第1パウダブレーキ用
ガイドロール1のトルクは保持され、第1パウダブレー
キ用ガイドロール1上でライナL1 は滑る。
【0047】そこで、第2パウダブレーキ用ガイドロー
ル1′に巻き付けられたライナL1は、第2パウダブレ
ーキ装置4′により伝導ベルト3′を介して第2パウダ
ブレーキ用ガイドロール1′にのみトルクが付加され、
ライナL1 の張力変更が行なわれる。従って、第2パウ
ダブレーキ用ガイドロール1′上でライナL1 が滑る直
前の出側最大張力T4 ′と第1パウダブレーキ用ガイド
ロール1′の入側張力T04との関係は、下式(5)のよ
うに表される。
ル1′に巻き付けられたライナL1は、第2パウダブレ
ーキ装置4′により伝導ベルト3′を介して第2パウダ
ブレーキ用ガイドロール1′にのみトルクが付加され、
ライナL1 の張力変更が行なわれる。従って、第2パウ
ダブレーキ用ガイドロール1′上でライナL1 が滑る直
前の出側最大張力T4 ′と第1パウダブレーキ用ガイド
ロール1′の入側張力T04との関係は、下式(5)のよ
うに表される。
【0048】 T4 ′=T04×exp(μ4 θ4 )×exp(μ4 ′θ4 ′) (5) この(5)式中、exp(x)=eX (eは自然対数の
底)、T04はガイドロール1の入側でのライナL1 の張
力、μ4 はガイドロール1表面の摩擦係数、θ4 はガイ
ドロール1へのライナL1 の巻付角度、μ4 ′:ガイド
ロール1′表面の摩擦係数、θ4 ′ガイドロール1′へ
のライナL1 の巻付角度である。
底)、T04はガイドロール1の入側でのライナL1 の張
力、μ4 はガイドロール1表面の摩擦係数、θ4 はガイ
ドロール1へのライナL1 の巻付角度、μ4 ′:ガイド
ロール1′表面の摩擦係数、θ4 ′ガイドロール1′へ
のライナL1 の巻付角度である。
【0049】上記(5)式より、摩擦係数μ4 ,μ4 ′
や巻付角θ4 ,θ4 ′を増加させるほど、第2ロール出
側最大張力T4 ′は増加する。この第4実施形態におい
ても、例えば、T04=0.2kgf/cm,μ4 =0.4,θ
4 =180°,μ4 ′=0.45,θ4 ′=225°と
すると、第2パウダブレーキ用ガイドロール1′の出側
最大張力T4 ′は4.1kgf/cmとなる。従って、第1パ
ウダブレーキ用ガイドロール1の入側張力T03が0.2
kgf/cmであっても、第2パウダブレーキ用ガイドロール
1′の出側最大張力T4 ′は4.1kgf/cmとなり、0.
2〜4.1kgf/cmの広範囲に亘る張力調整が可能にな
る。
や巻付角θ4 ,θ4 ′を増加させるほど、第2ロール出
側最大張力T4 ′は増加する。この第4実施形態におい
ても、例えば、T04=0.2kgf/cm,μ4 =0.4,θ
4 =180°,μ4 ′=0.45,θ4 ′=225°と
すると、第2パウダブレーキ用ガイドロール1′の出側
最大張力T4 ′は4.1kgf/cmとなる。従って、第1パ
ウダブレーキ用ガイドロール1の入側張力T03が0.2
kgf/cmであっても、第2パウダブレーキ用ガイドロール
1′の出側最大張力T4 ′は4.1kgf/cmとなり、0.
2〜4.1kgf/cmの広範囲に亘る張力調整が可能にな
る。
【0050】このように、本発明の第4実施形態として
のシート張力調整方法によれば、ライナL1 のロール出
側最大張力T4 ′を容易に増大させることができ、ライ
ナL 1 の張力を第2実施形態よりも広範囲に亘って且つ
精度よく調整できるので、ライナL1 の上反りや下反り
調整が可能になり、製造される段ボールシートの品質を
著しく高めることができる。
のシート張力調整方法によれば、ライナL1 のロール出
側最大張力T4 ′を容易に増大させることができ、ライ
ナL 1 の張力を第2実施形態よりも広範囲に亘って且つ
精度よく調整できるので、ライナL1 の上反りや下反り
調整が可能になり、製造される段ボールシートの品質を
著しく高めることができる。
【0051】〔E〕その他 なお、上述した第3,第4実施例において、第1パウダ
ブレーキ用ガイドロール1のトルク付加による張力調整
と第2パウダブレーキ用ガイドロール1′のトルク付加
による張力調整とを別々にして2段階で行なっている
が、これらのガイドロール1および1′のトルク付加を
同時に行なって張力調整を行なうようにしてもよい。
ブレーキ用ガイドロール1のトルク付加による張力調整
と第2パウダブレーキ用ガイドロール1′のトルク付加
による張力調整とを別々にして2段階で行なっている
が、これらのガイドロール1および1′のトルク付加を
同時に行なって張力調整を行なうようにしてもよい。
【0052】また、上述した第1〜第4実施例に用いる
ブレーキ装置4,4′としては、パウダブレーキ以外の
電磁ブレーキを用いることもできるし、片面段ボールシ
ートS1 やライナL1 にトルクを付加するガイドロール
を3本以上そなえてもよい。そして、本発明は上述した
実施形態に限定されるものではなく、本発明とその趣旨
を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができ
る。
ブレーキ装置4,4′としては、パウダブレーキ以外の
電磁ブレーキを用いることもできるし、片面段ボールシ
ートS1 やライナL1 にトルクを付加するガイドロール
を3本以上そなえてもよい。そして、本発明は上述した
実施形態に限定されるものではなく、本発明とその趣旨
を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができ
る。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のシート張
力調整方法(請求項1,2)によれば、一本以上のロー
ルに片面段ボールシートやライナを巻き付け、そのロー
ルに対するブレーキ力を変更するという極めて簡素な構
成により、最終ロール出側の片面段ボールシートやライ
ナがロール上で滑る直前の最大張力を増加させることが
でき、この最大張力範囲内でブレーキのトルク変更を行
なって片面段ボールシートやライナの張力変更を行なこ
とができる。
力調整方法(請求項1,2)によれば、一本以上のロー
ルに片面段ボールシートやライナを巻き付け、そのロー
ルに対するブレーキ力を変更するという極めて簡素な構
成により、最終ロール出側の片面段ボールシートやライ
ナがロール上で滑る直前の最大張力を増加させることが
でき、この最大張力範囲内でブレーキのトルク変更を行
なって片面段ボールシートやライナの張力変更を行なこ
とができる。
【0054】従って、ロール出側最大張力を容易に増大
させることができ、片面段ボールシートやライナの張力
を大きく且つ精度よく調整できるので、片面段ボールシ
ートやライナの上反りや下反り調整が可能になり、製造
される段ボールシートの品質を著しく高めることができ
る。なお、ロールの外周面に摩擦係数を増加させるため
の表面加工を施したり、ガイドロールにより片面段ボー
ルシートやライナのロールへの巻付角度を調整したりす
ることにより、片面段ボールシートやライナのロール出
側最大張力を容易に増大させることができ、片面段ボー
ルシートやライナの張力をより広範囲に亘って調整でき
る(請求項3,4)。
させることができ、片面段ボールシートやライナの張力
を大きく且つ精度よく調整できるので、片面段ボールシ
ートやライナの上反りや下反り調整が可能になり、製造
される段ボールシートの品質を著しく高めることができ
る。なお、ロールの外周面に摩擦係数を増加させるため
の表面加工を施したり、ガイドロールにより片面段ボー
ルシートやライナのロールへの巻付角度を調整したりす
ることにより、片面段ボールシートやライナのロール出
側最大張力を容易に増大させることができ、片面段ボー
ルシートやライナの張力をより広範囲に亘って調整でき
る(請求項3,4)。
【図1】本発明の第1実施形態としてのシート張力調整
方法を適用した装置を模式的に示す側面図である。
方法を適用した装置を模式的に示す側面図である。
【図2】(a),(b)はいずれも本実施形態において
用いられるパウダブレーキ装置の構成および動作を説明
すべくそのパウダブレーキ装置を模式的に示す断面図で
ある。
用いられるパウダブレーキ装置の構成および動作を説明
すべくそのパウダブレーキ装置を模式的に示す断面図で
ある。
【図3】本実施形態において用いられるパウダブレーキ
装置の動作特性(トルク−電流特性)を示すグラフであ
る。
装置の動作特性(トルク−電流特性)を示すグラフであ
る。
【図4】本発明の第2実施形態としてのシート張力調整
方法を適用した装置を模式的に示す側面図である。
方法を適用した装置を模式的に示す側面図である。
【図5】本発明の第3実施形態としてのシート張力調整
方法を適用した装置を模式的に示す側面図である。
方法を適用した装置を模式的に示す側面図である。
【図6】第3実施形態におけるロール上での出側最大張
力と入側張力との関係を説明すべく片面段ボールシート
が巻き付いたロール(図5の要部)を模式的に示す側面
図である。
力と入側張力との関係を説明すべく片面段ボールシート
が巻き付いたロール(図5の要部)を模式的に示す側面
図である。
【図7】本発明の第4実施形態としてのシート張力調整
方法を適用した装置を模式的に示す側面図である。
方法を適用した装置を模式的に示す側面図である。
【図8】従来のシート張力調整手段(片面段ボールシー
トに対する張力調整状態)を説明するための図である。
トに対する張力調整状態)を説明するための図である。
【図9】従来のシート張力調整手段(ライナに対する張
力調整状態)を説明するための図である。
力調整状態)を説明するための図である。
1 第1パウダブレーキ用ガイドロール(ロール) 1′ 第2パウダブレーキ用ガイドロール(ロール) 2,2′ 回転軸 3,3′ 伝導ベルト 4 第1パウダブレーキ装置 4′ 第2パウダブレーキ装置 5a,5b ガイドロール C1 芯紙(波形成形したシート) L1 ライナ(シート) S1 片面段ボールシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 真 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社三原製作所内
Claims (4)
- 【請求項1】 波形成形したシートにライナを貼り付け
た片面段ボールシートを製造するに際し、一本以上のロ
ールに該片面段ボールシートを巻き付け、該ロールに対
するブレーキ力を変更することにより、該片面段ボール
シートの張力を調整することを特徴とする、シート張力
調整方法。 - 【請求項2】 波形成形したシートにライナを貼り付け
た片面段ボールシートを製造するに際し、一本以上のロ
ールに該ライナを巻き付け、該ロールに対するブレーキ
力を変更することにより、該ライナの張力を調整するこ
とを特徴とする、シート張力調整方法。 - 【請求項3】 該ロールの外周面に、摩擦係数を増加さ
せるための表面加工が施されていることを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載のシート張力調整方法。 - 【請求項4】 該ロールに巻き付く前後の該片面段ボー
ルシートまたは該ライナをガイドロールで案内すること
により、該ロールに対する該片面段ボールシートまたは
該ライナの巻付角度を調整することを特徴とする、請求
項1または請求項2に記載のシート張力調整方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9116827A JPH10305498A (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | シート張力調整方法 |
AU63750/98A AU706172B2 (en) | 1997-05-07 | 1998-05-01 | Sheet tension adjusting method and apparatus |
US09/072,358 US6117261A (en) | 1997-05-07 | 1998-05-05 | Sheet tension adjusting method and apparatus |
EP98108251A EP0876908B1 (en) | 1997-05-07 | 1998-05-06 | Sheet tension adjusting method and apparatus |
DE69826555T DE69826555T8 (de) | 1997-05-07 | 1998-05-06 | Verfahren und Vorrichtung zur Spannungsregelung einer Bahn |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9116827A JPH10305498A (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | シート張力調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10305498A true JPH10305498A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=14696615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9116827A Pending JPH10305498A (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | シート張力調整方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6117261A (ja) |
EP (1) | EP0876908B1 (ja) |
JP (1) | JPH10305498A (ja) |
AU (1) | AU706172B2 (ja) |
DE (1) | DE69826555T8 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006088458A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 複両面段ボール製造装置 |
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-
1997
- 1997-05-07 JP JP9116827A patent/JPH10305498A/ja active Pending
-
1998
- 1998-05-01 AU AU63750/98A patent/AU706172B2/en not_active Ceased
- 1998-05-05 US US09/072,358 patent/US6117261A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-05-06 DE DE69826555T patent/DE69826555T8/de not_active Expired - Fee Related
- 1998-05-06 EP EP98108251A patent/EP0876908B1/en not_active Expired - Lifetime
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AU6375098A (en) | 1998-11-12 |
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EP0876908B1 (en) | 2004-09-29 |
AU706172B2 (en) | 1999-06-10 |
DE69826555T2 (de) | 2006-02-23 |
EP0876908A3 (en) | 2000-05-10 |
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---|---|---|---|
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