JPH0245942B2 - Puranjakaatsuchuzohohooyobisochi - Google Patents
PuranjakaatsuchuzohohooyobisochiInfo
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- JPH0245942B2 JPH0245942B2 JP14608186A JP14608186A JPH0245942B2 JP H0245942 B2 JPH0245942 B2 JP H0245942B2 JP 14608186 A JP14608186 A JP 14608186A JP 14608186 A JP14608186 A JP 14608186A JP H0245942 B2 JPH0245942 B2 JP H0245942B2
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、金型キヤビテイ内へプランジヤに
より溶湯を加圧充填して鋳造を行う加圧鋳造方法
および装置に関するものである。
より溶湯を加圧充填して鋳造を行う加圧鋳造方法
および装置に関するものである。
従来より、鋳造品の品質を高めしかも生産性を
向上させる手段として加圧鋳造法が採用されてい
る。この種の加圧鋳造法は、一般に、型閉めを行
つた金型キヤビテイに対しこれと連通するよう設
けた射出スリーブに、所定量の溶湯を供給した後
射出プランジヤにより前記溶湯を押圧して、この
溶湯を前記金型キヤビテイ内へ加圧充填するもの
である。
向上させる手段として加圧鋳造法が採用されてい
る。この種の加圧鋳造法は、一般に、型閉めを行
つた金型キヤビテイに対しこれと連通するよう設
けた射出スリーブに、所定量の溶湯を供給した後
射出プランジヤにより前記溶湯を押圧して、この
溶湯を前記金型キヤビテイ内へ加圧充填するもの
である。
しかしながら、前述した従来の加圧鋳造法によ
れば、射出スリーブへ迅速かつ常に一定量の溶湯
を供給する必要があり、また射出スリーブへの給
湯から金型キヤビテイ内への充填完了に至る間に
溶湯の一部が冷却凝固して製品の湯廻り不良や不
連続鋳造組織を生じる等の難点がある。さらに、
射出プランジヤの周面に溶湯の一部が凝固して付
着し、プランジヤの摺動不良を生じたり、溶湯量
を充分確保するために射出スリーブを長くするこ
とによつて、ビスケツト形成部が大きくなる難点
がある。
れば、射出スリーブへ迅速かつ常に一定量の溶湯
を供給する必要があり、また射出スリーブへの給
湯から金型キヤビテイ内への充填完了に至る間に
溶湯の一部が冷却凝固して製品の湯廻り不良や不
連続鋳造組織を生じる等の難点がある。さらに、
射出プランジヤの周面に溶湯の一部が凝固して付
着し、プランジヤの摺動不良を生じたり、溶湯量
を充分確保するために射出スリーブを長くするこ
とによつて、ビスケツト形成部が大きくなる難点
がある。
このような観点から、従来においては、金型キ
ヤビテイに連通するプランジヤスリーブの側壁部
に給湯管の給湯口を設け、この給湯管を保温炉に
連通接続した構成からなり、前記金型キヤビテ
イおよびプランジヤスリーブ内に前記保温炉から
給湯管を介して電磁力もしくは加圧気体によつて
溶湯を供給充填し、次いでプランジヤスリーブ
内でプランジヤチツプを前進させて前記給湯口ま
でのストロークで過剰の溶湯を保温炉側給湯管に
排出させ、その後プランジヤチツプが給湯口を
閉塞した後金型キヤビテイに充填された溶湯にプ
ランジヤによつて高圧をかけて凝固させ、さら
に前記プランジヤスリーブ内から保温炉側給湯管
内に排出された溶湯を保温炉に電磁力もしくは加
圧気体を逆方向もしくは減少方向に作動させるこ
とによつて還流させるようにした加圧鋳造方法が
提案されている（特公昭56−26509号）。
ヤビテイに連通するプランジヤスリーブの側壁部
に給湯管の給湯口を設け、この給湯管を保温炉に
連通接続した構成からなり、前記金型キヤビテ
イおよびプランジヤスリーブ内に前記保温炉から
給湯管を介して電磁力もしくは加圧気体によつて
溶湯を供給充填し、次いでプランジヤスリーブ
内でプランジヤチツプを前進させて前記給湯口ま
でのストロークで過剰の溶湯を保温炉側給湯管に
排出させ、その後プランジヤチツプが給湯口を
閉塞した後金型キヤビテイに充填された溶湯にプ
ランジヤによつて高圧をかけて凝固させ、さら
に前記プランジヤスリーブ内から保温炉側給湯管
内に排出された溶湯を保温炉に電磁力もしくは加
圧気体を逆方向もしくは減少方向に作動させるこ
とによつて還流させるようにした加圧鋳造方法が
提案されている（特公昭56−26509号）。
このように構成された従来の加圧鋳造方法は、
プランジヤスリーブに対し保温炉から直接給湯管
を介して電磁力もしくは気体加圧力によつて給湯
する公知の手段を利用し、この場合の給湯量の定
量性を保持するため金型キヤビテイおよびプラン
ジヤスリーブ内には過剰の給湯を行い、プランジ
ヤによる加圧充填時に前記過剰分の溶湯を排出す
ることによつて高品質の鋳造を行うものである。
プランジヤスリーブに対し保温炉から直接給湯管
を介して電磁力もしくは気体加圧力によつて給湯
する公知の手段を利用し、この場合の給湯量の定
量性を保持するため金型キヤビテイおよびプラン
ジヤスリーブ内には過剰の給湯を行い、プランジ
ヤによる加圧充填時に前記過剰分の溶湯を排出す
ることによつて高品質の鋳造を行うものである。
しかしながら、前述した従来の加圧鋳造方法
は、金型に対するプランジヤスリーブの取付状態
から、給湯管の給湯口での取付方法で制約を受
け、前記スリーブが比較的長くなり、この結果ビ
スケツト形成部が厚くなる難点がある。すなわ
ち、従来の加圧鋳造方法によれば、プランジヤス
リーブの直径は比較的小さくすることができる
が、スリーブの長さが長くなるのを避けることは
できない。また、電磁力や加圧気体により発生す
る圧力のみで、金型キヤビテイ内へ溶湯の充填を
完了させることは、その発生する圧力が１Kg／cm2
程度と低いため、充填過程で溶湯が部分的に凝固
し易くなり、充填不良を起生する頻度が高くな
る。
は、金型に対するプランジヤスリーブの取付状態
から、給湯管の給湯口での取付方法で制約を受
け、前記スリーブが比較的長くなり、この結果ビ
スケツト形成部が厚くなる難点がある。すなわ
ち、従来の加圧鋳造方法によれば、プランジヤス
リーブの直径は比較的小さくすることができる
が、スリーブの長さが長くなるのを避けることは
できない。また、電磁力や加圧気体により発生す
る圧力のみで、金型キヤビテイ内へ溶湯の充填を
完了させることは、その発生する圧力が１Kg／cm2
程度と低いため、充填過程で溶湯が部分的に凝固
し易くなり、充填不良を起生する頻度が高くな
る。
そこで、本発明の目的は、金型キヤビテイおよ
びこれと連通するプランジヤスリーブに対し、溶
解炉に貯留された溶湯をピストン、電磁力もしく
は加圧気体により発生する圧力で金型キヤビテイ
の所要部分まで充填し、次いでプランジヤにより
溶湯を押圧することにより過剰溶湯の排出を行う
ことなく、短時間でしかも適正な加圧鋳造を行い
得ると共にビスケツト形成部も縮小化することの
できるプランジヤ加圧鋳造方法および装置を提供
するにある。
びこれと連通するプランジヤスリーブに対し、溶
解炉に貯留された溶湯をピストン、電磁力もしく
は加圧気体により発生する圧力で金型キヤビテイ
の所要部分まで充填し、次いでプランジヤにより
溶湯を押圧することにより過剰溶湯の排出を行う
ことなく、短時間でしかも適正な加圧鋳造を行い
得ると共にビスケツト形成部も縮小化することの
できるプランジヤ加圧鋳造方法および装置を提供
するにある。
本発明に係るプランジヤ加圧鋳造方法は、金型
キヤビテイ内へ溶湯を加圧充填すると共にこの溶
湯に対する加圧状態を保持して溶湯の凝固収縮を
行う加圧鋳造方法において、金型キヤビテイに連
通するプランジヤスリーブの一側部に設けた給湯
口より溶解炉内の溶湯を電磁力またはピストン押
圧力を利用した移送手段によつて前記金型キヤビ
テイおよびプランジヤスリーブ内に給湯すると共
に、プランジヤスリーブの給湯口を常に加熱状態
に保持して給湯口周りの溶湯の凝固付着を防止
し、前記溶湯が金型キヤビテイの所定レベルに達
したことを湯面センサで検出して給湯完了を検知
し、この検知信号によりプランジヤスリーブ内の
プランジヤを前記給湯口を閉塞しながら前進させ
て溶湯を金型キヤビテイ内へ押圧充填すると共
に、溶湯の移送手段を作動停止し給湯管内の溶湯
を溶解炉内へ逆流させ、さらに前記プランジヤを
加圧状態に保持して金型キヤビテイ内に充填され
た溶湯を凝固収縮させることを特徴とする。
キヤビテイ内へ溶湯を加圧充填すると共にこの溶
湯に対する加圧状態を保持して溶湯の凝固収縮を
行う加圧鋳造方法において、金型キヤビテイに連
通するプランジヤスリーブの一側部に設けた給湯
口より溶解炉内の溶湯を電磁力またはピストン押
圧力を利用した移送手段によつて前記金型キヤビ
テイおよびプランジヤスリーブ内に給湯すると共
に、プランジヤスリーブの給湯口を常に加熱状態
に保持して給湯口周りの溶湯の凝固付着を防止
し、前記溶湯が金型キヤビテイの所定レベルに達
したことを湯面センサで検出して給湯完了を検知
し、この検知信号によりプランジヤスリーブ内の
プランジヤを前記給湯口を閉塞しながら前進させ
て溶湯を金型キヤビテイ内へ押圧充填すると共
に、溶湯の移送手段を作動停止し給湯管内の溶湯
を溶解炉内へ逆流させ、さらに前記プランジヤを
加圧状態に保持して金型キヤビテイ内に充填され
た溶湯を凝固収縮させることを特徴とする。
また、前記本発明のプランジヤ加圧鋳造方法を
実施する装置は、金型キヤビテイにプランジヤス
リーブを連通接続し、このプランジヤスリーブの
一側部に給湯口を軸直角に設けてこれを傾斜状態
に折曲した給湯管を介して溶解炉に接続すると共
に前記プランジヤスリーブ内に加圧プランジヤを
挿通配置し、前記給湯管または溶解炉の一部に溶
湯の移送手段を設けた加圧鋳造装置からなり、 前記移送手段は、電磁力を使用した電磁ポンプ
またはピストン押圧力を使用したピストンポンプ
機構からなり、金型キヤビテイの所定レベル位置
に給湯完了を検知する湯面センサを設け、前記プ
ランジヤスリーブの給湯口の軸直角部に加熱筒を
設け、前記湯面センサの給湯完了検知信号に基づ
いて加圧プランジヤの加圧前進と共に溶湯の移送
手段の作動停止を行い金型キヤビテイ内に充填さ
れた溶湯の凝固収縮に至るまで前記加圧プランジ
ヤを加圧状態に保持する手段を設けることを特徴
とする。
実施する装置は、金型キヤビテイにプランジヤス
リーブを連通接続し、このプランジヤスリーブの
一側部に給湯口を軸直角に設けてこれを傾斜状態
に折曲した給湯管を介して溶解炉に接続すると共
に前記プランジヤスリーブ内に加圧プランジヤを
挿通配置し、前記給湯管または溶解炉の一部に溶
湯の移送手段を設けた加圧鋳造装置からなり、 前記移送手段は、電磁力を使用した電磁ポンプ
またはピストン押圧力を使用したピストンポンプ
機構からなり、金型キヤビテイの所定レベル位置
に給湯完了を検知する湯面センサを設け、前記プ
ランジヤスリーブの給湯口の軸直角部に加熱筒を
設け、前記湯面センサの給湯完了検知信号に基づ
いて加圧プランジヤの加圧前進と共に溶湯の移送
手段の作動停止を行い金型キヤビテイ内に充填さ
れた溶湯の凝固収縮に至るまで前記加圧プランジ
ヤを加圧状態に保持する手段を設けることを特徴
とする。
本発明に係るプランジヤ加圧鋳造方法によれ
ば、溶湯を金型キヤビテイの所定レベルまで常に
安定した精度で定量供給することができ、次いで
プランジヤを直ちに加圧前進させて金型キヤビテ
イ内への溶湯の加圧充填を達成し、しかもこの間
に給湯口の溶湯はその周りに凝固付着させること
なく溶解炉側へ戻すことができ、その後プランジ
ヤを加圧状態に保持したまま金型キヤビテイ内の
溶湯の凝固収縮を行つて高品質の鋳造品を容易か
つ迅速に鋳造することができる。
ば、溶湯を金型キヤビテイの所定レベルまで常に
安定した精度で定量供給することができ、次いで
プランジヤを直ちに加圧前進させて金型キヤビテ
イ内への溶湯の加圧充填を達成し、しかもこの間
に給湯口の溶湯はその周りに凝固付着させること
なく溶解炉側へ戻すことができ、その後プランジ
ヤを加圧状態に保持したまま金型キヤビテイ内の
溶湯の凝固収縮を行つて高品質の鋳造品を容易か
つ迅速に鋳造することができる。
次に、本発明に係るプランジヤ加圧鋳造方法の
実施例につき、この方法を実施する装置との関係
において以下添付図面を参照して詳細に説明す
る。
実施例につき、この方法を実施する装置との関係
において以下添付図面を参照して詳細に説明す
る。
第１図は本発明方法を実施する加圧鋳造装置の
要部断面図である。すなわち、第１図において、
参照符号１０は固定金型、１２は移動金型、１４
は固定ダイプレートをそれぞれ示し、固定金型１
０と移動金型１２との間に形成された金型キヤビ
テイ１６に対しこれと連通するプランジヤスリー
ブ１８が前記固定ダイプレート１４に設けられて
いる。このプランジヤスリーブ１８に対しては、
プランジヤ２０が進退自在に挿通配置され、しか
もその一側部に給湯口２２が設けられ、この給湯
口２２に対し給湯管２４を介して溶解炉２６を連
通接続する。なお、この給湯管２４の一部には溶
湯２８を電磁力により移送する電磁ポンプ３０が
設けられている。また、固定金型１０（あるいは
移動金型１２でもよい）の金型キヤビテイ１６を
形成する側壁面のうち溶湯２８が完全充填に至る
少し手前の所定レベル位置に、例えば温度センサ
等の湯面センサ３２を適所に設け、この湯面セン
サ３２によつて溶湯２８の充填状態を検出し、給
湯管２４からの給湯完了を検知するよう構成す
る。この場合、給湯管２４は給湯口２２をプラン
ジヤスリーブ１８の一側部に対し軸直角に設ける
と共に、これを給湯口接近位置から急傾斜状態に
折曲して溶解炉に接続するよう構成し、また、前
記給湯口２２の外周には、溶湯２８の冷却凝固を
防止するため、電気ヒータ等からなる加熱筒３４
を設ければ好適である。さらに、移動金型１２に
対しては、鋳造完了後に鋳造品を分離するための
押出しピン３６が設けられている。
要部断面図である。すなわち、第１図において、
参照符号１０は固定金型、１２は移動金型、１４
は固定ダイプレートをそれぞれ示し、固定金型１
０と移動金型１２との間に形成された金型キヤビ
テイ１６に対しこれと連通するプランジヤスリー
ブ１８が前記固定ダイプレート１４に設けられて
いる。このプランジヤスリーブ１８に対しては、
プランジヤ２０が進退自在に挿通配置され、しか
もその一側部に給湯口２２が設けられ、この給湯
口２２に対し給湯管２４を介して溶解炉２６を連
通接続する。なお、この給湯管２４の一部には溶
湯２８を電磁力により移送する電磁ポンプ３０が
設けられている。また、固定金型１０（あるいは
移動金型１２でもよい）の金型キヤビテイ１６を
形成する側壁面のうち溶湯２８が完全充填に至る
少し手前の所定レベル位置に、例えば温度センサ
等の湯面センサ３２を適所に設け、この湯面セン
サ３２によつて溶湯２８の充填状態を検出し、給
湯管２４からの給湯完了を検知するよう構成す
る。この場合、給湯管２４は給湯口２２をプラン
ジヤスリーブ１８の一側部に対し軸直角に設ける
と共に、これを給湯口接近位置から急傾斜状態に
折曲して溶解炉に接続するよう構成し、また、前
記給湯口２２の外周には、溶湯２８の冷却凝固を
防止するため、電気ヒータ等からなる加熱筒３４
を設ければ好適である。さらに、移動金型１２に
対しては、鋳造完了後に鋳造品を分離するための
押出しピン３６が設けられている。
次に、このように構成した加圧鋳造装置によ
り、加圧鋳造を行う方法につき説明する。
り、加圧鋳造を行う方法につき説明する。
まず、第１図に示すように、プランジヤ２０の
後退限において、給湯口２２はプランジヤスリー
ブ１８内に開口しており、この時電磁ポンプ３０
を作動させて溶解炉２６中の溶湯２８をその電磁
力により給湯管２４を介してプランジヤスリーブ
１８および金型キヤビテイ１６内へ供給する。こ
のようにして、溶湯２８が金型キヤビテイ１６内
の所定レベルまで充填されると、湯面センサ３２
が作動して給湯完了信号を出力する。この給湯完
了信号によつて、プランジヤ２０を直ちに前進さ
せると共に電磁ポンプ３０の作動を停止させる。
この結果、第２図に示すように、プランジヤ２０
は給湯口２２を閉塞しながら前進し、プランジヤ
スリーブ１８内の溶湯２８が金型キヤビテイ１６
内へ押圧充填される。一方、給湯管２４内の溶湯
２８は、電磁ポンプ３０の停止と同時に溶解炉２
６内へ逆流し、その湯面レベルは溶解炉２６の湯
面レベルと略等しい矢印Ａ点まで降下する。この
場合、給湯口２２に加熱筒３４が設けてあれば、
給湯口２２での溶湯２８の凝固を防止することが
できる。次いで、プランジヤ２０を前進方向に加
圧しながら金型の冷却を行う。この時、金型キヤ
ビテイ１６内で生じる溶湯の凝固収縮に対しプラ
ンジヤ２０の加圧力によつて加圧鋳造が達せられ
る（第３図参照）。
後退限において、給湯口２２はプランジヤスリー
ブ１８内に開口しており、この時電磁ポンプ３０
を作動させて溶解炉２６中の溶湯２８をその電磁
力により給湯管２４を介してプランジヤスリーブ
１８および金型キヤビテイ１６内へ供給する。こ
のようにして、溶湯２８が金型キヤビテイ１６内
の所定レベルまで充填されると、湯面センサ３２
が作動して給湯完了信号を出力する。この給湯完
了信号によつて、プランジヤ２０を直ちに前進さ
せると共に電磁ポンプ３０の作動を停止させる。
この結果、第２図に示すように、プランジヤ２０
は給湯口２２を閉塞しながら前進し、プランジヤ
スリーブ１８内の溶湯２８が金型キヤビテイ１６
内へ押圧充填される。一方、給湯管２４内の溶湯
２８は、電磁ポンプ３０の停止と同時に溶解炉２
６内へ逆流し、その湯面レベルは溶解炉２６の湯
面レベルと略等しい矢印Ａ点まで降下する。この
場合、給湯口２２に加熱筒３４が設けてあれば、
給湯口２２での溶湯２８の凝固を防止することが
できる。次いで、プランジヤ２０を前進方向に加
圧しながら金型の冷却を行う。この時、金型キヤ
ビテイ１６内で生じる溶湯の凝固収縮に対しプラ
ンジヤ２０の加圧力によつて加圧鋳造が達せられ
る（第３図参照）。
このようにして、金型キヤビテイ１６内の溶湯
２８が凝固を完了すれば、移動金型１２を移動さ
せて型開を行い、押出しピン３６を操作すること
によつて鋳造品を金型から分離することができ
る。従つて、再びプランジヤ２０を後退させて型
閉を行えば、第１図に示す状態となり、次の鋳造
サイクルに移行することができる。
２８が凝固を完了すれば、移動金型１２を移動さ
せて型開を行い、押出しピン３６を操作すること
によつて鋳造品を金型から分離することができ
る。従つて、再びプランジヤ２０を後退させて型
閉を行えば、第１図に示す状態となり、次の鋳造
サイクルに移行することができる。
以上、本発明に係る加圧鋳造方法につき、この
方法を実施する装置として電磁ポンプを使用して
給湯を行う場合を示したが、この実施例に限定さ
れることなく、例えば溶解炉２６を密閉して加圧
気体を作用させ給湯を行う手段を採用したり、さ
らには第４図に示すように、溶解炉２６に対しピ
ストンポンプ機構３８を設けて給湯を行う手段も
容易に採用することができる。
方法を実施する装置として電磁ポンプを使用して
給湯を行う場合を示したが、この実施例に限定さ
れることなく、例えば溶解炉２６を密閉して加圧
気体を作用させ給湯を行う手段を採用したり、さ
らには第４図に示すように、溶解炉２６に対しピ
ストンポンプ機構３８を設けて給湯を行う手段も
容易に採用することができる。
前述した実施例から明らかなように、本発明に
よれば、溶湯をプランジヤスリーブおよび金型キ
ヤビテイ内へ充填するに際し、金型キヤビテイの
所定レベルまで充填し、しかもこの状態を湯面セ
ンサで検出してプランジヤの押圧による加圧充填
を行うものであるから、従来のように過剰な溶湯
の排出を行う必要がなく、金型キヤビテイ内への
溶湯の定量充填を確保しているので、安定した加
圧充填を行うことができる。この場合、給湯管内
の溶湯は、電磁ポンプの作動を停止することによ
り溶解炉側へ充分逆流させることができるばかり
でなく、特に給湯口に加熱筒を設けることによつ
て、給湯口の周りすなわちプランジヤの外周面に
対する溶湯の付着や凝固を有効に防止することが
できる。
よれば、溶湯をプランジヤスリーブおよび金型キ
ヤビテイ内へ充填するに際し、金型キヤビテイの
所定レベルまで充填し、しかもこの状態を湯面セ
ンサで検出してプランジヤの押圧による加圧充填
を行うものであるから、従来のように過剰な溶湯
の排出を行う必要がなく、金型キヤビテイ内への
溶湯の定量充填を確保しているので、安定した加
圧充填を行うことができる。この場合、給湯管内
の溶湯は、電磁ポンプの作動を停止することによ
り溶解炉側へ充分逆流させることができるばかり
でなく、特に給湯口に加熱筒を設けることによつ
て、給湯口の周りすなわちプランジヤの外周面に
対する溶湯の付着や凝固を有効に防止することが
できる。
従つて、本発明によれば、従来のように、プラ
ンジヤスリーブ内におけるプランジヤ外周面への
溶湯の付着による誤動作や、金型キヤビテイ内へ
の過剰の給湯を行つてこれを排出したり溶湯に逆
流付勢を行う等の面倒を全て除去し、円滑かつ迅
速な加圧鋳造を実現することができる。特に、本
発明によれば、加圧鋳造後の鋳造品に対するビス
ケツト形成部も著しく低減することができ、その
経済的利点は極めて大きい。
ンジヤスリーブ内におけるプランジヤ外周面への
溶湯の付着による誤動作や、金型キヤビテイ内へ
の過剰の給湯を行つてこれを排出したり溶湯に逆
流付勢を行う等の面倒を全て除去し、円滑かつ迅
速な加圧鋳造を実現することができる。特に、本
発明によれば、加圧鋳造後の鋳造品に対するビス
ケツト形成部も著しく低減することができ、その
経済的利点は極めて大きい。
以上、本発明の好適な実施例につき説明した
が、本発明の精神を逸脱しない範囲内において
種々の設計変更をなし得ることは勿論である。
が、本発明の精神を逸脱しない範囲内において
種々の設計変更をなし得ることは勿論である。
第１図は本発明に係るプランジヤ加圧鋳造方法
を実施する装置の一実施例を示す要部断面図、第
２図および第３図は第１図に示す装置のそれぞれ
加圧鋳造工程を示す動作説明図、第４図は本発明
に係るプランジヤ加圧鋳造方法を実施する装置の
別の構成例を示す要部断面図である。 １０……固定金型、１２……移動金型、１４…
…固定ダイプレート、１６……金型キヤビテイ、
１８……プランジヤスリーブ、２０……プランジ
ヤ、２２……給湯口、２４……給湯管、２６……
溶解炉、２８……溶湯、３０……電磁ポンプ、３
２……湯面センサ、３４……加熱筒、３６……押
出しピン、３８……ピストンポンプ機構。
を実施する装置の一実施例を示す要部断面図、第
２図および第３図は第１図に示す装置のそれぞれ
加圧鋳造工程を示す動作説明図、第４図は本発明
に係るプランジヤ加圧鋳造方法を実施する装置の
別の構成例を示す要部断面図である。 １０……固定金型、１２……移動金型、１４…
…固定ダイプレート、１６……金型キヤビテイ、
１８……プランジヤスリーブ、２０……プランジ
ヤ、２２……給湯口、２４……給湯管、２６……
溶解炉、２８……溶湯、３０……電磁ポンプ、３
２……湯面センサ、３４……加熱筒、３６……押
出しピン、３８……ピストンポンプ機構。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 金型キヤビテイ内へ溶湯を加圧充填すると共
にこの溶湯に対する加圧状態を保持して溶湯の凝
固収縮を行う加圧鋳造方法において、金型キヤビ
テイに連通するプランジヤスリーブの一側部に設
けた給湯口より溶解炉内の溶湯を電磁力またはピ
ストン押圧力を利用した移送手段によつて前記金
型キヤビテイおよびプランジヤスリーブ内に給湯
すると共に、プランジヤスリーブの給湯口を常に
加熱状態に保持して給湯口周りの溶湯の凝固付着
を防止し、前記溶湯が金型キヤビテイの所定レベ
ルに達したことを湯面センサで検出して給湯完了
を検知し、この検知信号によりプランジヤスリー
ブ内のプランジヤを前記給湯口を閉塞しながら前
進させて溶湯を金型キヤビテイ内へ押圧充填する
と共に、溶湯の移送手段を作動停止し給湯管内の
溶湯を溶解炉内へ逆流させ、さらに前記プランジ
ヤを加圧状態に保持して金型キヤビテイ内に充填
された溶湯を凝固収縮させることを特徴とするプ
ランジヤ加圧鋳造方法。 ２ 金型キヤビテイにプランジヤスリーブを連通
接続し、このプランジヤスリーブの一側部に給湯
口を軸直角に設けてこれを傾斜状態に折曲した給
湯管を介して溶解炉に接続すると共に前記プラン
ジヤスリーブ内に加圧プランジヤを挿通配置し、
前記給湯管または溶解炉の一部に溶湯の移送手段
を設けた加圧鋳造装置からなり、 前記移送手段は、電磁力を使用した電磁ポンプ
またはピストン押圧力を使用したピストンポンプ
機構からなり、金型キヤビテイの所定レベル位置
に給湯完了を検知する湯面センサを設け、前記プ
ランジヤスリーブの給湯口の軸直角部に加熱筒を
設け、前記湯面センサの給湯完了検知信号に基づ
いて加圧プランジヤの加圧前進と共に溶湯の移送
手段の作動停止を行い金型キヤビテイ内に充填さ
れた溶湯の凝固収縮に至るまで前記加圧プランジ
ヤを加圧状態に保持する手段を設けることを特徴
とするプランジヤ加圧鋳造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14608186A JPH0245942B2 (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 | Puranjakaatsuchuzohohooyobisochi |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14608186A JPH0245942B2 (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 | Puranjakaatsuchuzohohooyobisochi |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS635861A JPS635861A (ja) | 1988-01-11 |
| JPH0245942B2 true JPH0245942B2 (ja) | 1990-10-12 |
Family
ID=15399684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14608186A Expired - Lifetime JPH0245942B2 (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 | Puranjakaatsuchuzohohooyobisochi |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0245942B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02307661A (ja) * | 1989-05-24 | 1990-12-20 | Nissan Motor Co Ltd | 縦型ダイカストマシンの溶湯充填方法 |
| JPH10305498A (ja) * | 1997-05-07 | 1998-11-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | シート張力調整方法 |
| ITMI20032186A1 (it) † | 2003-11-12 | 2005-05-13 | Claudio Frulla | Apparecchiatuira per lo stampaggio di oggetti in alluminio, |
| CN109877296A (zh) * | 2019-04-12 | 2019-06-14 | 天津海特智能装备有限公司 | 电磁驱动低压铸造成型热平衡装置 |
| CN116765352A (zh) * | 2022-01-26 | 2023-09-19 | 邓少聪 | 一种垂直打料压铸不锈钢的压铸机 |
-
1986
- 1986-06-24 JP JP14608186A patent/JPH0245942B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS635861A (ja) | 1988-01-11 |
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