JPH08258187A - コルゲートマシンの糊付方法及び装置 - Google Patents
コルゲートマシンの糊付方法及び装置Info
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- JPH08258187A JPH08258187A JP9312595A JP9312595A JPH08258187A JP H08258187 A JPH08258187 A JP H08258187A JP 9312595 A JP9312595 A JP 9312595A JP 9312595 A JP9312595 A JP 9312595A JP H08258187 A JPH08258187 A JP H08258187A
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- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、段ボールシートの製造速度に応じ
て糊ダム間隔を自動的に調整し、シート幅に合致する糊
付幅とするシングルフェーサ等のコルゲートマシンにお
ける糊付方法及び装置を提供するものである。 【構成】 糊が収容された糊槽内に外周の一部を浸漬す
ると共にウエブに当接して同ウエブに糊を付着させる糊
付ロールと、上記糊槽内に配設され同糊槽の横幅方向に
移動可能に支持された一対の糊ダムと、走行ウエブの速
度を検知するウエブ速度検知装置と、走行ウエブの幅を
検知するウエブ幅検知装置と、同両検知装置の検知信号
を入力し同信号に基づき上記糊ダムの間隔を調整して上
記糊付ロールの浸漬幅を制御する制御装置とを有してな
り、ウエブの速度変動に応じて糊付ロール外周面上の糊
幅を自動的に補正しうるように構成している。
て糊ダム間隔を自動的に調整し、シート幅に合致する糊
付幅とするシングルフェーサ等のコルゲートマシンにお
ける糊付方法及び装置を提供するものである。 【構成】 糊が収容された糊槽内に外周の一部を浸漬す
ると共にウエブに当接して同ウエブに糊を付着させる糊
付ロールと、上記糊槽内に配設され同糊槽の横幅方向に
移動可能に支持された一対の糊ダムと、走行ウエブの速
度を検知するウエブ速度検知装置と、走行ウエブの幅を
検知するウエブ幅検知装置と、同両検知装置の検知信号
を入力し同信号に基づき上記糊ダムの間隔を調整して上
記糊付ロールの浸漬幅を制御する制御装置とを有してな
り、ウエブの速度変動に応じて糊付ロール外周面上の糊
幅を自動的に補正しうるように構成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシングルフェーサ等のコ
ルゲートマシンにおける糊付方法及び装置に関するもの
である。
ルゲートマシンにおける糊付方法及び装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のシングルフェーサ用糊付装置を図
4〜図6に基づいて説明する。図において、17は外周
に歯を設けた上段ロールで、6は同上段ロール17に噛
み合いプレヒートロール27によって調質されたウエブ
としての芯紙11を波形状に形成する下段ロールで、2
0は糊溜22内の糊16に外周の一部が浸漬している糊
付ロール15を介して波形状に形成された芯紙11の波
形の歯部に糊16を付ける糊付装置で、19は糊付され
た芯紙11とライナ18とを下段ロール6とで加圧しな
がら片面段ボールシート14を形成する加圧ロールであ
る。
4〜図6に基づいて説明する。図において、17は外周
に歯を設けた上段ロールで、6は同上段ロール17に噛
み合いプレヒートロール27によって調質されたウエブ
としての芯紙11を波形状に形成する下段ロールで、2
0は糊溜22内の糊16に外周の一部が浸漬している糊
付ロール15を介して波形状に形成された芯紙11の波
形の歯部に糊16を付ける糊付装置で、19は糊付され
た芯紙11とライナ18とを下段ロール6とで加圧しな
がら片面段ボールシート14を形成する加圧ロールであ
る。
【0003】上記糊付装置20は、特に図5に示される
ように、一対の光電管26によって検知した芯紙11の
幅端信号を入力した制御装置5の出力信号に基づき、モ
ータ3により同モータ3に連結する一対の糊ダム2a,
2bの糊ダム移動用ねじ12を回転させ、該糊ダム2
a,2bの間隔、即ち糊ダム幅Wを芯紙11の幅Bに一
致させるように作動するよう構成されている。尚、21
は同糊付ロール15に接近して設けられ糊付ロール15
と同じ方向に回転するドクタロールである。
ように、一対の光電管26によって検知した芯紙11の
幅端信号を入力した制御装置5の出力信号に基づき、モ
ータ3により同モータ3に連結する一対の糊ダム2a,
2bの糊ダム移動用ねじ12を回転させ、該糊ダム2
a,2bの間隔、即ち糊ダム幅Wを芯紙11の幅Bに一
致させるように作動するよう構成されている。尚、21
は同糊付ロール15に接近して設けられ糊付ロール15
と同じ方向に回転するドクタロールである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、このように
構成された従来のものでは、段ボール箱の規格を変更す
る所謂オーダチェンジの場合には糊ダム2a,2bを移
動させることにより、糊付ロール15に転移する糊幅B
を変更することは可能であったが、コルゲートマシンに
おける製造速度の高速化等ウエブの走行速度が変更され
た場合には、糊付ロール15上の糊幅Bに差異が発生す
るという問題があった。
構成された従来のものでは、段ボール箱の規格を変更す
る所謂オーダチェンジの場合には糊ダム2a,2bを移
動させることにより、糊付ロール15に転移する糊幅B
を変更することは可能であったが、コルゲートマシンに
おける製造速度の高速化等ウエブの走行速度が変更され
た場合には、糊付ロール15上の糊幅Bに差異が発生す
るという問題があった。
【0005】即ち、図4に示すように芯紙11の走行速
度が低速V1 の時、糊幅と芯紙幅Bを合致させた状態で
高速V2 に変化させると、それにつれて糊付ロール15
の周速度も高速に変化し、同糊付ロール15の外周面で
の糊幅は、上記糊ダム2a,2b位置よりはみ出す傾向
になり、このはみ出した糊16は、下段ロール6の周面
に転移してしまい、この部分は時間の経過と共に硬化し
下段ロール6にこびり着き、糊付ロール15と下段ロー
ル6の係合状態に不具合が生じ、ひいては波形頂部への
糊付精度が低下する等の問題があった。このため、生産
速度の変動により高速V2 で段ボールを製造する場合
は、光電管26による芯紙11の幅検知動作を解除し
て、手動で糊ダム2a,2bの位置を内側に移動調整す
る操作を行っていた。
度が低速V1 の時、糊幅と芯紙幅Bを合致させた状態で
高速V2 に変化させると、それにつれて糊付ロール15
の周速度も高速に変化し、同糊付ロール15の外周面で
の糊幅は、上記糊ダム2a,2b位置よりはみ出す傾向
になり、このはみ出した糊16は、下段ロール6の周面
に転移してしまい、この部分は時間の経過と共に硬化し
下段ロール6にこびり着き、糊付ロール15と下段ロー
ル6の係合状態に不具合が生じ、ひいては波形頂部への
糊付精度が低下する等の問題があった。このため、生産
速度の変動により高速V2 で段ボールを製造する場合
は、光電管26による芯紙11の幅検知動作を解除し
て、手動で糊ダム2a,2bの位置を内側に移動調整す
る操作を行っていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来の
ものの問題点に鑑みてなされたもので、糊槽内に外周の
一部を浸漬した糊付ロールを介してウエブに糊を付着さ
せるコルゲートマシンの糊付方法において、ウエブの走
行速度信号と、ウエブの幅信号とに基づき、糊付ロール
の浸漬幅を調整するようにしてなることを特徴とするも
のである。
ものの問題点に鑑みてなされたもので、糊槽内に外周の
一部を浸漬した糊付ロールを介してウエブに糊を付着さ
せるコルゲートマシンの糊付方法において、ウエブの走
行速度信号と、ウエブの幅信号とに基づき、糊付ロール
の浸漬幅を調整するようにしてなることを特徴とするも
のである。
【0007】また、糊が収容された糊槽内に外周の一部
を浸漬すると共にウエブに当接して同ウエブに糊を付着
させる糊付ロールと、上記糊槽内に配設され同糊槽の横
幅方向に移動可能に支持された一対の糊ダムと、走行ウ
エブの速度を検知するウエブ速度検知装置と、走行ウエ
ブの幅を検知するウエブ幅検知装置と、同両検知装置の
検知信号を入力し同信号に基づき上記糊ダムの間隔を調
整して上記糊付ロールの浸漬幅を制御する制御装置とを
有してなることを特徴とするものである。
を浸漬すると共にウエブに当接して同ウエブに糊を付着
させる糊付ロールと、上記糊槽内に配設され同糊槽の横
幅方向に移動可能に支持された一対の糊ダムと、走行ウ
エブの速度を検知するウエブ速度検知装置と、走行ウエ
ブの幅を検知するウエブ幅検知装置と、同両検知装置の
検知信号を入力し同信号に基づき上記糊ダムの間隔を調
整して上記糊付ロールの浸漬幅を制御する制御装置とを
有してなることを特徴とするものである。
【0008】更に、ウエブ速度検知装置はロール等の回
転機構の回転数を検知する手段から構成されてなるもの
であり、あるいはウエブに当接しウエブ走行速度を直接
検知する検知手段から構成されてなることを特徴とする
ものである。
転機構の回転数を検知する手段から構成されてなるもの
であり、あるいはウエブに当接しウエブ走行速度を直接
検知する検知手段から構成されてなることを特徴とする
ものである。
【0009】更にまた、糊が収容された糊槽内に外周の
一部を浸漬すると共にウエブに当接して同ウエブに糊を
付着させる糊付ロールと、上記糊槽内に配設され同糊槽
の横幅方向に移動可能に支持された一対の糊ダムと、コ
ルゲートマシンの管理装置からのウエブ走行速度信号と
ウエブ幅信号とを入力し同信号に基づき上記糊ダムの間
隔を調整して上記糊付ロールの浸漬幅を制御する制御装
置とを有してなることを特徴とするものである。
一部を浸漬すると共にウエブに当接して同ウエブに糊を
付着させる糊付ロールと、上記糊槽内に配設され同糊槽
の横幅方向に移動可能に支持された一対の糊ダムと、コ
ルゲートマシンの管理装置からのウエブ走行速度信号と
ウエブ幅信号とを入力し同信号に基づき上記糊ダムの間
隔を調整して上記糊付ロールの浸漬幅を制御する制御装
置とを有してなることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】このように構成された本発明によれば、糊ダム
の間隔、即ち糊付ロールの浸漬幅をウエブの走行速度と
ウエブの幅の両信号に基づいて制御するので、走行速度
が変更されてもウエブ幅に合致する糊付ロール上の糊幅
を自動的に調整することができる。
の間隔、即ち糊付ロールの浸漬幅をウエブの走行速度と
ウエブの幅の両信号に基づいて制御するので、走行速度
が変更されてもウエブ幅に合致する糊付ロール上の糊幅
を自動的に調整することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1(a)、図1
(b)、図2(a)、図2(b)に基づいて説明する。
図において、17は外周に歯を設けたシングルフェーサ
の上段ロールで、6は同上段ロール17に噛み合いプレ
ヒートロール27によって調質されたウエブとしての芯
紙11を波形状に形成する下段ロールで、20は糊溜2
2内の糊16に外周の一部が浸漬している糊付ロール1
5を介して波形状に形成された芯紙11の波形の歯部に
糊16を付ける糊付装置で、19は糊付された芯紙11
とライナ18とを下段ロール6とで加圧しながら片面段
ボールシート14を形成する加圧ロールである。
(b)、図2(a)、図2(b)に基づいて説明する。
図において、17は外周に歯を設けたシングルフェーサ
の上段ロールで、6は同上段ロール17に噛み合いプレ
ヒートロール27によって調質されたウエブとしての芯
紙11を波形状に形成する下段ロールで、20は糊溜2
2内の糊16に外周の一部が浸漬している糊付ロール1
5を介して波形状に形成された芯紙11の波形の歯部に
糊16を付ける糊付装置で、19は糊付された芯紙11
とライナ18とを下段ロール6とで加圧しながら片面段
ボールシート14を形成する加圧ロールである。
【0012】2a,2bは、糊付装置20の糊溜22の
内に配設された糊ダムで、同糊ダム2a,2bはモータ
3で駆動される糊ダム移動用ねじ12の回転でその間隔
が調整されるように同ねじ12に嵌合されている。21
は同糊付ロール15に接近して設けられ糊付ロール15
と同じ方向に回転するドクタロールで、26は芯紙11
の幅端を検知する光電管で、同光電管26は制御装置5
に接続している。
内に配設された糊ダムで、同糊ダム2a,2bはモータ
3で駆動される糊ダム移動用ねじ12の回転でその間隔
が調整されるように同ねじ12に嵌合されている。21
は同糊付ロール15に接近して設けられ糊付ロール15
と同じ方向に回転するドクタロールで、26は芯紙11
の幅端を検知する光電管で、同光電管26は制御装置5
に接続している。
【0013】1は機械速度検知装置で、同検知装置1は
下段ロール6の軸端に固着されたシンクロプーリ7と、
回転数検知装置(例えばエンコーダ)8の軸端に固着さ
れたシンクロプーリ9と、同両プーリ7,9を捲回した
エンドレスのシンクロベルト10とで構成され、該回転
数検知装置8は上記制御装置5に接続しており、この回
転数検知装置8によって得られた下段ロール6の回転数
N1 と、下段ロール6の直径Dにより芯紙11の走行速
度に等しい下段ロール6の周速度V1 =πDN1 が検知
できるようになっている。
下段ロール6の軸端に固着されたシンクロプーリ7と、
回転数検知装置(例えばエンコーダ)8の軸端に固着さ
れたシンクロプーリ9と、同両プーリ7,9を捲回した
エンドレスのシンクロベルト10とで構成され、該回転
数検知装置8は上記制御装置5に接続しており、この回
転数検知装置8によって得られた下段ロール6の回転数
N1 と、下段ロール6の直径Dにより芯紙11の走行速
度に等しい下段ロール6の周速度V1 =πDN1 が検知
できるようになっている。
【0014】4は糊ダム移動量検知装置で、糊ダム移動
用ねじ12の端に取り付けられた回転数検知装置(例え
ばエンコーダ)13からなり、同検知装置13も制御装
置5に接続しており、同回転数検知装置13によって得
られた回転数N2 と糊ダム移動用ねじ12のねじのピッ
チPとにより糊ダム2a,2bの移動量S=PN2 が検
知できるようになっている。
用ねじ12の端に取り付けられた回転数検知装置(例え
ばエンコーダ)13からなり、同検知装置13も制御装
置5に接続しており、同回転数検知装置13によって得
られた回転数N2 と糊ダム移動用ねじ12のねじのピッ
チPとにより糊ダム2a,2bの移動量S=PN2 が検
知できるようになっている。
【0015】このように構成された本実施例によれば、
芯紙11がプレヒートロール27で調質され、回転する
上段ロール17と下段ロール6の噛み合い部に送りこま
れて波形に形成される。そして、芯紙11は糊付ロール
15によってその波形の頂部に糊が付けられ、その後他
方より送りこまれたライナ18を糊側に重ねて下段ロー
ル6と加圧ロール19との間に押しつけられた状態で通
過させられることにより、ライナ18と貼り合わされ片
面段ボールシート14が製造される。
芯紙11がプレヒートロール27で調質され、回転する
上段ロール17と下段ロール6の噛み合い部に送りこま
れて波形に形成される。そして、芯紙11は糊付ロール
15によってその波形の頂部に糊が付けられ、その後他
方より送りこまれたライナ18を糊側に重ねて下段ロー
ル6と加圧ロール19との間に押しつけられた状態で通
過させられることにより、ライナ18と貼り合わされ片
面段ボールシート14が製造される。
【0016】片面段ボールシート14を低速V1 で製造
する場合、糊付ロール15の外周面上に転移する糊幅B
0 は芯紙11の幅端を検知する光電管26の検知信号に
より決められる糊ダム2a,2bの内側幅W1 と合致す
るように制御される。一方この初期設定後、製造速度を
高速V2 にした場合には、糊付ロール15の外周面上の
糊幅B0 が初期設定した糊ダム2a,2bの内側幅W1
より広くなり糊がはみ出すことになるが、この場合には
モータ3、回転数検知装置13を介して糊のはみ出し量
に相当する幅補正量ΔWだけ糊ダム2a,2bを中央側
に移動させ、芯紙11の幅Bと糊付ロール15の外周面
上に転移する実際の糊幅B0 を合致させるように制御す
る。
する場合、糊付ロール15の外周面上に転移する糊幅B
0 は芯紙11の幅端を検知する光電管26の検知信号に
より決められる糊ダム2a,2bの内側幅W1 と合致す
るように制御される。一方この初期設定後、製造速度を
高速V2 にした場合には、糊付ロール15の外周面上の
糊幅B0 が初期設定した糊ダム2a,2bの内側幅W1
より広くなり糊がはみ出すことになるが、この場合には
モータ3、回転数検知装置13を介して糊のはみ出し量
に相当する幅補正量ΔWだけ糊ダム2a,2bを中央側
に移動させ、芯紙11の幅Bと糊付ロール15の外周面
上に転移する実際の糊幅B0 を合致させるように制御す
る。
【0017】尚、上記糊ダム2a,2bの位置制御は、
図2(a)に示すランダム制御でも、図2(b)に示す
ステップ制御でも可能である。
図2(a)に示すランダム制御でも、図2(b)に示す
ステップ制御でも可能である。
【0018】このように本実施例によれば、芯紙11の
幅と糊ダム2a,2bの内側幅とを合致させた後に、芯
紙11の速度変動が生じても同速度変動に対応した糊ダ
ム2a,2bの間隔を自動的に調整することができ、下
段ロール6への糊16の付着堆積はなく、段ボールシー
トの品質を向上させることができ、また製造ラインの高
速化も図れると共に、メインテナンス作業、オーダチェ
ンジ作業等の一連の作業を大幅に簡素化することができ
るという優れた効果を奏しうるものである。
幅と糊ダム2a,2bの内側幅とを合致させた後に、芯
紙11の速度変動が生じても同速度変動に対応した糊ダ
ム2a,2bの間隔を自動的に調整することができ、下
段ロール6への糊16の付着堆積はなく、段ボールシー
トの品質を向上させることができ、また製造ラインの高
速化も図れると共に、メインテナンス作業、オーダチェ
ンジ作業等の一連の作業を大幅に簡素化することができ
るという優れた効果を奏しうるものである。
【0019】図3は他の実施例を示すもので、上記実施
例の加圧ロール19で押しつけるロール加圧式に代えて
加圧ベルト23と一対のベルトロール24,25からな
るベルト加圧式を採用し、またウエブの走行速度は、ラ
イナ18に直接当接して同ライナ18の速度検知を行う
速度検知装置1′を採用したものであるが、他の構成、
作用効果は上記した実施例と同様であり、同一部分には
同一符号を付し詳細な説明は省略する。
例の加圧ロール19で押しつけるロール加圧式に代えて
加圧ベルト23と一対のベルトロール24,25からな
るベルト加圧式を採用し、またウエブの走行速度は、ラ
イナ18に直接当接して同ライナ18の速度検知を行う
速度検知装置1′を採用したものであるが、他の構成、
作用効果は上記した実施例と同様であり、同一部分には
同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0020】尚、上記実施例では、糊ダム2a,2bの
間隔調整するための検知要素は、それぞれ別途設けた検
知装置1,1′,4,26からの信号により行っている
が、コルゲートマシンの管理システムで予め設定した数
値を用いても勿論良く、また本発明は上記した実施例に
のみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更を加え得るものである。
間隔調整するための検知要素は、それぞれ別途設けた検
知装置1,1′,4,26からの信号により行っている
が、コルゲートマシンの管理システムで予め設定した数
値を用いても勿論良く、また本発明は上記した実施例に
のみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更を加え得るものである。
【0021】
【発明の効果】コルゲートマシンにおいて糊付ロールへ
転移する糊の横幅は糊槽内に設けた糊ダムの間隔(設置
位置)によって規制されるが、ウエブの走行速度(糊付
ロールの周速度)によって糊転移幅は変動する傾向があ
り、該糊ロールの外周面における糊転移幅は糊ダムの設
定間隔が同じであっても高速になるに従って広くなる
が、本発明によれば、ウエブの速度変動が生じても同速
度変動に対応した糊ダムの間隔を自動的に調整すること
ができ、また生産スピードが変動しても従来方式のよう
に手動で糊ダムの間隔、位置を調整する必要がなく、こ
れによりウエブの両端部に糊がなく貼り合わせができな
かったり、あるいははみ出した糊がロールに付着堆積す
ることもなく、段ボールシートの品質を向上させること
ができ、また製造ラインの高速化も図れると共に、メイ
ンテナンス作業、オーダチェンジ作業等の一連の作業を
大幅に簡素化(省力化)することができるという優れた
効果を奏しうるものである。
転移する糊の横幅は糊槽内に設けた糊ダムの間隔(設置
位置)によって規制されるが、ウエブの走行速度(糊付
ロールの周速度)によって糊転移幅は変動する傾向があ
り、該糊ロールの外周面における糊転移幅は糊ダムの設
定間隔が同じであっても高速になるに従って広くなる
が、本発明によれば、ウエブの速度変動が生じても同速
度変動に対応した糊ダムの間隔を自動的に調整すること
ができ、また生産スピードが変動しても従来方式のよう
に手動で糊ダムの間隔、位置を調整する必要がなく、こ
れによりウエブの両端部に糊がなく貼り合わせができな
かったり、あるいははみ出した糊がロールに付着堆積す
ることもなく、段ボールシートの品質を向上させること
ができ、また製造ラインの高速化も図れると共に、メイ
ンテナンス作業、オーダチェンジ作業等の一連の作業を
大幅に簡素化(省力化)することができるという優れた
効果を奏しうるものである。
【図1】本発明の実施例の要部を示す要部説明図、
(a)は平面図、(b)は側面図。
(a)は平面図、(b)は側面図。
【図2】図1における糊付装置の糊ダム位置制御を示す
説明図。(a)はランダム制御を示す説明図、(b)は
ステップ制御を示す説明図。
説明図。(a)はランダム制御を示す説明図、(b)は
ステップ制御を示す説明図。
【図3】本発明の他の実施例の要部を示す要部説明図。
【図4】従来のものの糊付幅の説明図。
【図5】従来のシングルフェーサ用糊付装置を示す要部
説明図。
説明図。
【図6】従来のシングルフェーサの要部を示す要部説明
図。
図。
1…機械速度検知装置、2a,2b…糊ダム、3…モー
タ、4…糊ダム移動量検知装置、5…制御装置、15…
糊付ロール、20…糊付装置、26…光電管。
タ、4…糊ダム移動量検知装置、5…制御装置、15…
糊付ロール、20…糊付装置、26…光電管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹尾 清則 大阪市中央区平野町3丁目5番12号 レン ゴー株式会社本社事務所内 (72)発明者 長船 元彦 大阪市中央区平野町3丁目5番12号 レン ゴー株式会社本社事務所内
Claims (5)
- 【請求項1】 糊槽内に外周の一部を浸漬した糊付ロー
ルを介してウエブに糊を付着させるコルゲートマシンの
糊付方法において、ウエブの走行速度信号と、ウエブの
幅信号とに基づき、糊付ロールの浸漬幅を調整するよう
にしてなることを特徴とするコルゲートマシンの糊付方
法。 - 【請求項2】 糊が収容された糊槽内に外周の一部を浸
漬すると共にウエブに当接して同ウエブに糊を付着させ
る糊付ロールと、上記糊槽内に配設され同糊槽の横幅方
向に移動可能に支持された一対の糊ダムと、走行ウエブ
の速度を検知するウエブ速度検知装置と、走行ウエブの
幅を検知するウエブ幅検知装置と、同両検知装置の検知
信号を入力し同信号に基づき上記糊ダムの間隔を調整し
て上記糊付ロールの浸漬幅を制御する制御装置とを有し
てなることを特徴とするコルゲートマシンの糊付装置。 - 【請求項3】 ウエブ速度検知装置はロール等の回転機
構の回転数を検知する手段から構成されてなることを特
徴とする請求項2記載のコルゲートマシンの糊付装置。 - 【請求項4】 ウエブ速度検知装置はウエブに当接しウ
エブ走行速度を直接検知する検知手段から構成されてな
ることを特徴とする請求項2記載のコルゲートマシンの
糊付装置。 - 【請求項5】 糊が収容された糊槽内に外周の一部を浸
漬すると共にウエブに当接して同ウエブに糊を付着させ
る糊付ロールと、上記糊槽内に配設され同糊槽の横幅方
向に移動可能に支持された一対の糊ダムと、コルゲート
マシンの管理装置からのウエブ走行速度信号とウエブ幅
信号とを入力し同信号に基づき上記糊ダムの間隔を調整
して上記糊付ロールの浸漬幅を制御する制御装置とを有
してなることを特徴とするコルゲートマシンの糊付装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9312595A JPH08258187A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | コルゲートマシンの糊付方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9312595A JPH08258187A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | コルゲートマシンの糊付方法及び装置 |
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JPH08258187A true JPH08258187A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=14073808
Family Applications (1)
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JP9312595A Pending JPH08258187A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | コルゲートマシンの糊付方法及び装置 |
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JP (1) | JPH08258187A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-03-27 JP JP9312595A patent/JPH08258187A/ja active Pending
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A02 | Decision of refusal |
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