JP2003266566A - 段ボールシートの反り検出装置及び段ボールシートの反り検出方法 - Google Patents

段ボールシートの反り検出装置及び段ボールシートの反り検出方法

Info

Publication number
JP2003266566A
JP2003266566A JP2002076332A JP2002076332A JP2003266566A JP 2003266566 A JP2003266566 A JP 2003266566A JP 2002076332 A JP2002076332 A JP 2002076332A JP 2002076332 A JP2002076332 A JP 2002076332A JP 2003266566 A JP2003266566 A JP 2003266566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warp
amount
corrugated board
sheet
board sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002076332A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ishibuchi
浩 石渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002076332A priority Critical patent/JP2003266566A/ja
Priority to AU2003211912A priority patent/AU2003211912B2/en
Priority to EP03705042A priority patent/EP1473147A4/en
Priority to EP16154212.1A priority patent/EP3050698B1/en
Priority to PCT/JP2003/001111 priority patent/WO2003066319A1/ja
Priority to US10/502,643 priority patent/US7424901B2/en
Publication of JP2003266566A publication Critical patent/JP2003266566A/ja
Priority to US12/153,694 priority patent/US7669629B2/en
Priority to US12/153,693 priority patent/US7699084B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 段ボールシートの反り検出装置及び段ボール
シートの反り検出方法であって、流れ方向反りやツイス
ト反りについて定量的にその反り状態を検出できるよう
にする。 【解決手段】 段ボールシート製造装置で製造された段
ボールシート25の垂直方向変位量を段ボールシート2
5の流れ方向に沿って検出し、この検出情報に基づき段
ボールシート25の流れ方向反り量を演算する。或い
は、段ボールシート製造装置で製造された段ボールシー
ト25の四隅の垂直方向変位量を検出し、この検出情報
に基づき段ボールシートのツイスト反り量を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段ボールシート製
造装置により製造された段ボールシートの反りを検出す
る、段ボールシートの反り検出装置及び段ボールシート
の反り検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】段ボールシートは、一方のライナ(裏ラ
イナ)に段繰りした中芯を糊で貼り合わせて片段シート
を作製し、さらに、片段シートの中芯側に他方のライナ
(表ライナ)を貼り合わせることによって段ボールシー
トを作製し、この段ボールシートを適宜の長さに切断す
ることによって製造される。この製造過程において、各
シート(裏ライナ、表ライナ、片段シート、段ボールシ
ート)は、裏ライナプレヒータ、片段シートプレヒー
タ、表ライナプレヒータ等の各プレヒータやダブルフェ
ーサにより加熱され、また、シングルフェーサやグルー
マシンにより糊付けが行われるが、その際、各シートに
対する制御が適正でないと、完成した段ボールシートに
反りが発生してしまう。
【0003】具体的には、各シートの含有水分量が適正
値でないと段ボールシートには幅方向の上下反り(幅方
向反り)が発生し、各シートの搬送方向(流れ方向)の
張力が適正値でないと段ボールシートには流れ方向の上
下反り(流れ方向反り)が発生し、各シートの流れ方向
張力の幅方向分布が適正でないと、段ボールシートがね
じれるようにして反るツイスト反りが発生してしまう。
【0004】そこで、従来の段ボールシートの生産管理
システムでは、例えば幅方向反りについては、原紙構
成、使用原紙の坪量、紙幅、フルート等の生産状態情報
に基づき、各プレヒータ巻き付け量や、シングルフェー
サとグルーマシンの各ギャップ量や、ダブルフェーサ加
圧力等の制御要素をマトリックス制御により自動調整す
ることによって、段ボールシートの反りや貼り合わせ不
良を抑制して品質の向上を図っている。このシステムに
よれば、特殊な原紙構成や特殊加工原紙を使用する場合
でも、予めマトリックスを設定しておくことにより対応
することができる。
【0005】ただし、同じ原紙構成なのに水分量が表ラ
イナ、裏ライナで異なる場合や、同じ種類の原紙であっ
ても水分量が異なる場合のような例外的な生産状態で
は、上記のシステムで各制御要素を自動調整したとして
もシート温度が所定の適正温度に達せず、その結果、完
成品である段ボールシートに反りが発生してしまう虞が
ある。
【0006】従来、このような例外的な運転により起こ
りうる反りについては、オペレータが段ボールシートの
反りの状態(反りの種類及び反り量)を目視して、オペ
レータ自身の経験やノウハウに基づき、上記反りの状態
に応じて上記の各制御要素から所定のものを選択し手動
でこれらの制御要素を個々に調整することによって対応
していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなオペレータの目視による監視では、段ボールシー
トの反り量を定量的に把握できないため、このような目
視による監視に基づいて段ボールシートの反りを正確に
矯正することは難しく、品質に支障のない程度まで反り
を矯正するのに手間が掛かってしまう。また、オペレー
タが段ボールシートの状態を監視しなければならないた
め、これがオペレータの負担になっている。そこで、段
ボールシートの反り状態を定量的に検出する段ボールシ
ートの反り検出装置が開発されているが、流れ方向反り
及びツイスト反りについては、定量的に反り状態を検出
する技術が無い。
【0008】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、段ボールシートの流れ方向反り及びツイスト
反りについて定量的にその反り状態を検出できるように
した、段ボールシートの反り検出装置及び段ボールシー
トの反り検出方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の段ボールシートの反り検出装置(請求項
1)は、段ボールシート製造装置で製造された段ボール
シートの垂直方向変位量を該段ボールシートの流れ方向
に沿って検出する変位量検出手段と、該変位量検出手段
の検出情報に基づき該段ボールシートの流れ方向反り量
を演算する反り量演算手段とをそなえて構成されてい
る。
【0010】また、本発明の段ボールシートの反り検出
装置(請求項2)は、段ボールシート製造装置で製造さ
れた段ボールシートの四隅の垂直方向変位量を検出する
変位量検出手段と、該変位量検出手段の検出情報に基づ
き該段ボールシートのツイスト反り量を演算する反り量
演算手段とをそなえて構成されている。
【0011】さらに、本発明の段ボールシートの反り検
出装置(請求項3)は、段ボールシート製造装置で製造
された段ボールシートの四隅と四辺の各中央部とについ
て垂直方向変位量を検出する変位量検出手段と、該変位
量検出手段の検出情報に基づき、該段ボールシートの幅
方向反り量,流れ方向反り量及びツイスト反り量をそれ
ぞれ演算する反り量演算手段とをそなえて構成されてい
る。
【0012】上記反り検出装置において、該変位量検出
手段を、撮像手段と、該撮像手段からの画像情報に基づ
き垂直方向変位量を解析する画像解析手段とをそなえて
構成しても良く(請求項4)、この場合、該撮像手段
は、例えばCCDカメラをそなえて構成される(請求項
5)。
【0013】本発明の段ボールシートの反り検出方法
(請求項6)は、段ボールシート製造装置で製造される
段ボールシートの反り量を検出する方法であって、該段
ボールシート製造装置で製造された段ボールシートの垂
直方向変位量を該段ボールシートの流れ方向に沿って検
出する第一のステップと、該第一のステップで検出され
た垂直方向変位量に基づき該段ボールシートの流れ方向
反り量を演算する第二のステップとをそなえて構成され
ていることを特徴としている。
【0014】本発明の段ボールシートの反り検出方法
(請求項7)は、段ボールシート製造装置で製造される
段ボールシートの反り量を検出する方法であって、該段
ボールシート製造装置で製造された段ボールシートの四
隅の垂直方向変位量を検出する第一のステップと、該第
一のステップで得られた検出情報に基づき該段ボールシ
ートのツイスト反り量を演算する第二のステップとをそ
なえて構成されていることを特徴としている。
【0015】本発明の段ボールシートの反り検出方法
(請求項8)は、段ボールシート製造装置で製造される
段ボールシートの反り量を検出する方法であって、該段
ボールシート製造装置で製造された段ボールシートの四
隅と四辺の各中央部とについて垂直方向変位量を検出す
る第一のステップと、該第一のステップで得られた検出
情報に基づき、該段ボールシートの幅方向反り量,流れ
方向反り量及びツイスト反り量をそれぞれ演算する第二
のステップとそなえて構成されていることを特徴として
いる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に
かかる段ボールシートの製造システムの概要を示す図で
ある。本実施形態としての段ボールシートの製造システ
ムは、段ボールシート製造装置1と段ボールシート製造
装置1を制御する生産管理装置2とにより構成されてい
る。
【0017】段ボールシート製造装置1は、主な構成装
置として、裏ライナ20を加熱する裏ライナプレヒータ
10、中芯21を加熱する中芯プレヒータ12、中芯プ
レヒータ12で加熱された中芯21を段繰りして糊付け
し、裏ライナプレヒータ10で加熱された裏ライナ20
を貼り合わせるシングルフェーサ11、シングルフェー
サ11により形成された片段シート22を加熱する片段
シートプレヒータ13、表ライナ23を加熱する表ライ
ナプレヒータ14、片段シートプレヒータ13により加
熱された片段シート22に糊付けするグルーマシン1
5、グルーマシン15により糊付けされた片段シート2
2に表ライナプレヒータ14より加熱された表ライナ2
3を貼り合わせて段ボールシート24を形成するダブル
フェーサ16、ダブルフェーサ16で形成された段ボー
ルシート24に罫入れや溝切りを行うスリッタスコアラ
17、スリッタスコアラ17で罫入れ等された段ボール
シート24を分割板状に裁断して最終製品である段ボー
ルシート(板状段ボールシート)25を作製するカット
オフ18、及び段ボールシート25を完成順にスタック
するスタッカ19を備えている。
【0018】以下、装置10,11,13〜16の詳細
な構成について図2〜図4を用いて説明する。なお、図
2は裏ライナプレヒータ10とシングルフェーサ11と
中芯プレヒータ12の構成を示した概略図、図3は片段
シートプレヒータ13と表ライナプレヒータ14とグル
ーマシン15とダブルフェーサ16の一部の構成を示し
た概略図、図4はダブルフェーサ16の構成を示した概
略図である。
【0019】図2に示すように、裏ライナプレヒータ1
0は、縦に2段に配置された裏ライナ加熱ロール101
A,101Bを備えている。裏ライナ加熱ロール101
A,101Bは、内部に蒸気を供給することによって所
定の温度に加熱されている。裏ライナ加熱ロール101
A,101Bの周面には、ガイドロール105,104
A,106,104Bによって順に案内される裏ライナ
20が巻き付けられ、裏ライナ加熱ロール101A,1
01Bによって予加熱されている。
【0020】ガイドロール105,104A,106,
104Bのうち、一方の裏ライナ加熱ロール101Aに
近接して設けられたガイドロール104Aは、裏ライナ
加熱ロール101Aの軸に揺動自在に取り付けられたア
ーム103Aの先端に支持され、他方の裏ライナ加熱ロ
ール101Bに近接して設けられたガイドロール104
Bは、裏ライナ加熱ロール101Bの軸に揺動自在に取
り付けられたアーム103Bの先端に支持されている。
各アーム103A,103Bは、図示しないモータによ
って図中に矢印で示した角度範囲内の任意の位置に移動
できるようになっている。ここでは、ガイドロール10
4A,アーム103A及び図示しないモータ、そして、
ガイドロール104B,アーム103B及び図示しない
モータが、それぞれ巻き付け量調整装置102A,10
2Bを構成している。
【0021】このような構成により、裏ライナプレヒー
タ10では、裏ライナ加熱ロール101A,101Bに
供給する蒸気圧や、巻き付け量調整装置102A,10
2Bによる裏ライナ20の裏ライナ加熱ロール101
A,101Bへの巻き付け量(巻き付け角)により、裏
ライナ20の含有水分量を調整できるようになってい
る。具体的には、蒸気圧が大きい程、また、巻き付け量
が大きい程、裏ライナ加熱ロール101A,101Bか
ら裏ライナ20に与えられる加熱量が増大し、裏ライナ
20の乾燥が進んで含有水分量が低下することになる。
【0022】シングルフェーサ11は、ベルトロール1
11と張力ロール112とに巻回された加圧ベルト11
3と、表面が波状に形成されて加圧ベルト113に加圧
状態で当接した上段ロール114と、同じく表面が波状
に形成されて上段ロール114に噛み合う下段ロール1
15を備えている。裏ライナプレヒータ10で加熱され
た裏ライナ20は、途中、ライナ用予熱ロール117に
巻き付けられて予熱を与えられた後、ベルトロール11
1により案内されて加圧ベルト113とともに加圧ベル
ト113と上段ロール114とのニップ部に移送され
る。一方、中芯プレヒータ12で加熱された中芯21
は、途中、中芯用予熱ロール118に巻き付けられて予
熱を与えられ、上段ロール114と下段ロール115と
の噛み合い部で段繰りされた後、上段ロール114によ
り案内されて加圧ベルト113と上段ロール114との
ニップ部に移送される。
【0023】上段ロール114の近傍には、糊付け装置
116が配置されている。この糊付け装置116は、糊
30を蓄えた糊ダム116aと、上段ロール114によ
り搬送される中芯21に糊付けする糊付けロール116
bと、糊付けロール116bの周面への糊30の付着量
を調整するメータロール116cと、メータロール11
6cから糊を掻き取る糊掻きブレード116dとから構
成されている。上段ロール114と下段ロール115と
の噛み合い部で段繰りされた中芯21は、糊付けロール
116bにより段の各頂部に糊付けされ、加圧ベルト1
13と上段ロール114とのニップ部において裏ライナ
20に貼り合わされる。これにより、片段シート22が
形成される。
【0024】このような構成により、シングルフェーサ
11では、糊付けロール116bと上段ロール114と
の間のギャップ量や、糊付けロール116bとメータロ
ール116cとの間のギャップ量により、裏ライナ20
の含有水分量を調整できるようになっている。具体的に
は、ギャップ量が大きい程、中芯21と裏ライナ20と
の貼り合わせ面の糊量が増大し、糊に含まれる水分によ
り裏ライナ20の含有水分量が増大することになる。上
記の各ギャップ量は、糊付けロール116bを移動させ
たり、メータロール116cを移動させたりすることで
調整することができる。
【0025】なお、中芯プレヒータ12は、裏ライナプ
レヒータ11と同様の構成であり、内部に蒸気を供給す
ることによって所定の温度に加熱された中芯加熱ロール
121と、中芯加熱ロール121への中芯21の巻き付
け量(巻き付け角)を調整する巻き付け量調整装置12
2とを備えている。巻き付け量調整装置122は、中芯
21が巻き付けられたガイドロール124と、中芯加熱
ロール121の軸に揺動自在に取り付けられてガイドロ
ール124を支持するアーム123と、アーム123を
回転させる図示しないモータとから構成されている。
【0026】片段シートプレヒータ13と表ライナプレ
ヒータ14とは、図3に示すように縦に2段に配置され
ている。これらプレヒータ13,14は、前述の裏ライ
ナプレヒータ11と同様の構成を有している。片段シー
トプレヒータ13は、片段シート加熱ロール131と巻
き付け量調整装置132とを備えている。片段シート加
熱ロール131は、内部に蒸気を供給することによって
所定の温度に加熱されている。片段シート加熱ロール1
31の周面には、ガイドロール135,134によって
順に案内される片段シート22の裏ライナ20側が巻き
付けられ片段シート加熱ロール131によって予加熱さ
れている。
【0027】巻き付け量調整装置132は、一方のガイ
ドロール134と、片段シート加熱ロール131の軸に
揺動自在に取り付けられてガイドロール134を支持す
るアーム133と、アーム133を回転させる図示しな
いモータとから構成されている。そして、モータの制御
により図中に矢印で示した角度範囲内の任意の位置にガ
イドロール134を移動させ、片段シート加熱ロール1
31への片段シート22の巻き付け量(巻き付け角)を
調整できるようになっている。
【0028】このような構成により、片段シートプレヒ
ータ13では、片段シート加熱ロール131に供給する
蒸気圧や、片段シート22の片段シート加熱ロール13
1への巻き付け量(巻き付け角)により、裏ライナ20
の含有水分量を調整できるようになっている。具体的に
は、蒸気圧が大きい程、また、巻き付け量が大きい程、
片段シート加熱ロール131から裏ライナ20に与えら
れる加熱量が増大し、裏ライナ20の乾燥が進んで含有
水分量が低下することになる。
【0029】表ライナプレヒータ14は、表ライナ加熱
ロール141と巻き付け量調整装置142とを備えてい
る。表ライナ加熱ロール141は、内部に蒸気を供給す
ることによって所定の温度に加熱されている。表ライナ
加熱ロール141の周面には、ガイドロール145,1
44によって順に案内される表ライナ23が巻き付けら
れ表ライナ加熱ロール141によって予加熱されてい
る。
【0030】巻き付け量調整装置142は、一方のガイ
ドロール144と、表ライナ加熱ロール141の軸に揺
動自在に取り付けられてガイドロール144を支持する
アーム143と、アーム143を回転させる図示しない
モータとから構成されている。そして、モータの制御に
より図中に矢印で示した角度範囲内の任意の位置にガイ
ドロール144を移動させ、表ライナ加熱ロール141
への表ライナ23の巻き付け量(巻き付け角)を調整で
きるようになっている。
【0031】このような構成により、表ライナプレヒー
タ14では、表ライナ加熱ロール141に供給する蒸気
圧や、表ライナ23の表ライナ加熱ロール141への巻
き付け量(巻き付け角)により、表ライナ23の含有水
分量を調整できるようになっている。具体的には、蒸気
圧が大きい程、また、巻き付け量が大きい程、表ライナ
加熱ロール141から表ライナ23に与えられる加熱量
が増大し、表ライナ23の乾燥が進んで含有水分量が低
下することになる。
【0032】グルーマシン15は、糊付け装置151と
加圧バー装置152とを備えている。片段シートプレヒ
ータ13で加熱された片段シート22は、途中、片段用
予熱ロール155により予熱を与えられた後、グルーマ
シン15内をガイドロール153,154によって順に
案内されていく。糊付け装置151は、ガイドロール1
53,154間において、片段シート22の走行ライン
の下側(中芯21側)に配置され、加圧バー装置152
は走行ラインの上側(裏ライナ20側)に配置されてい
る。
【0033】糊付け装置151は、糊31を蓄えた糊ダ
ム151aと、片段シート22の走行ラインの近傍に配
置された糊付けロール151bと、糊付けロール151
bに接して糊付けロール151bと逆回転するドクタロ
ール151cとから構成されている。一方、加圧バー装
置152は、糊付けロール151bとの間で片段シート
22を挟むように配置された加圧バー152aと、加圧
バー152aを糊付けロール151b側に押し付けるア
クチュエータ152bとから構成されている。片段シー
ト22は加圧バー152aによって糊付けロール151
b側に押し付けられており、加圧バー152aと糊付け
ロール151bとの間を通過する際に、糊付けロール1
51bによって中芯21の段の各頂部に糊付けされるよ
うになっている。中芯21に糊付けされた片段シート2
2は、次工程のダブルフェーサ16により表ライナ23
と貼り合わされる。
【0034】このような構成により、グルーマシン15
では、糊付けロール151bと加圧バー152aとのギ
ャップ量(すなわち、糊付けロール151bの片段シー
ト22の走行ラインに対するギャップ量)により、表ラ
イナ23の含有水分量を調整できるようになっている。
具体的には、ギャップ量が大きい程、中芯21と表ライ
ナ23との貼り合わせ面の糊量が増大し、それにより表
ライナ23に加わる水分が増大して表ライナ23の含有
水分量が増大することになる。上記のギャップ量は、ア
クチュエータ152bにより加圧バー152aの位置調
整を行うことで調整することができる。
【0035】グルーマシン15により糊付けされた片段
シート22は、次工程のダブルフェーサ16に移送され
る。また、表ライナプレヒータ14で加熱された表ライ
ナ23もグルーマシン15内を通ってダブルフェーサ1
6に移送される。その際、表ライナ23は、グルーマシ
ン15内に配置されたライナ用予熱ロール156により
案内されながらライナ用予熱ロール156から予熱を与
えられる。
【0036】ダブルフェーサ16の入口には、片段シー
ト22の走行ラインに沿って裏ライナ20側に第一シャ
ワー装置(裏ライナ湿潤装置)161Aが配置され、表
ライナ23の走行ラインに沿って第二シャワー装置(表
ライナ湿潤装置)161Bが配置されている。これらシ
ャワー装置161A,161Bは、裏ライナ20,表ラ
イナ23の含有水分量を調整するためのものであり、シ
ャワー装置161Aから裏ライナ20に向けて、また、
シャワー装置161Bから表ライナ23に向けて水が噴
射されるようになっている。そして、シャワー装置16
1Aからのシャワー量に応じて裏ライナ20の含有水分
量が増大し、シャワー装置161Bからのシャワー量に
応じて表ライナ23の含有水分量が増大する。なお、こ
れらシャワー装置161A,161Bは互いに独立して
制御されるようになっている。
【0037】ダブルフェーサ16は、図4に示すよう
に、片段シート22及び表ライナ23の走行ラインに沿
って、上流側のヒーティングセクション16Aと、下流
側のクーリングセクション16Bとに分かれている。こ
のうち、ヒーティングセクション16Aには複数の熱盤
162が配置されており、表ライナ23がこれら熱盤1
62上を通過するようになっている。熱盤162は、内
部に蒸気を供給することによって所定の温度に加熱され
ている。
【0038】また、熱盤162上には上記走行ラインを
挟んでループ状の加圧ベルト163が片段シート22及
び表ライナ23と同期して走行しており、加圧ベルト1
63のループ内には複数の加圧ユニット164が熱盤1
62に対峙するように配置されている。加圧ユニット1
64は、加圧ベルト163の背面に摺接する加圧バー1
64aと、加圧バー164aを熱盤162側に押し付け
るアクチュエータ164bとから構成されている。
【0039】グルーマシン15で糊付けされた片段シー
ト22は、加圧ベルト163側から加圧ベルト163と
熱盤162との間に搬入される。一方、表ライナプレヒ
ータ14で加熱された表ライナ23は、ライナ用入口予
熱ロール165によって予熱を与えられた後、熱盤16
2側から加圧ベルト163と熱盤162との間に搬入さ
れる。そして、片段シート22と表ライナ23は、それ
ぞれ加圧ベルト163と熱盤162との間に搬入された
後、上下に重なりあった状態で一体となってクーリング
セクション16Bへ向けて移送されていく。この移送
中、片段シート22と表ライナ23は、加圧ユニット1
64により加圧ベルト163を介して加圧されながら表
ライナ23側から加熱されることにより、互いに貼り合
わされて段ボールシート24となる。段ボールシート2
4は、クーリングセクション16Bの出口に設けられた
ロータリシャー166によってその全幅或いは端部が切
断されて、次工程のスリッタスコアラ17に移送され
る。
【0040】生産管理装置2は、これら各装置10,1
1,13〜16を適宜制御するもので、図1に示すよう
に、制御量演算部4,プロセスコントローラ5,反り状
態判定部(反り量演算手段)8を備えている。また、段
ボールシート製造装置1の最後尾には、変位センサ(変
位量検出手段)7A,7Bが備えられている。そして、
段ボールシート25について反りの種類毎に反りの大き
さを自動的に検出する反り検出装置が、これらの変位セ
ンサ7A,7Bと上記反り状態判定部8とをそなえて構
成されている。
【0041】制御量演算部4は、上位の図示しない生産
管理システムから生産状態情報を取得するようになって
いる。そして、制御量演算部4は、この生産状態情報
と、プロセスコントローラ5を介して取得した段ボール
シート製造装置1のマシン状態(運転状態)に応じて各
制御量を演算し、この演算結果を制御指令としてプロセ
スコントローラ5に出力するようになっている。また、
プロセスコントローラ5は、制御量演算部4からの制御
指令に基づいて各制御要素を制御するようになってい
る。このように、生産状態情報及び運転状態情報に基づ
き制御量演算部4及びプロセスコントローラ5によりマ
トリックス制御が行なわれるようになっている。
【0042】また、プロセスコントローラ5は、段ボー
ルシート製造装置1のマシン状態を常に把握しており、
定期的に或いは制御量演算部4からの要求に応じて現在
のマシン状態を制御量演算部4に出力している。なお、
マシン状態とは、段ボールシート製造装置1の運転速度
(シートの走行速度)、各加熱ロール101A,101
B,131,141へのシートの巻き付け量、各加熱ロ
ール101A,101B,131,141の蒸気圧、シ
ングルフェーサ11におけるロール116b,114間
及びロール116b,116c間の各ギャップ量、グル
ーマシン15における糊付けロール151bと加圧バー
152aとのギャップ量、ダブルフェーサ16における
加圧ユニット164の加圧力及び熱盤162の蒸気圧、
及び、シャワー装置161A,161Bの各シャワー量
等の各現在値のことである。
【0043】変位センサ7A,7Bは、図5に示すよう
にスタッカ19のスタック部192の上部フレーム71
にそれぞれ取り付けられており、変位センサ7Aは、ス
タック部192に積載された段ボールシート25の上流
側を、変位センサ7Bは、上記段ボールシート25の下
流側についてそれぞれセンシングを行なうようになって
いる。スタック部192には、カットオフ18で裁断さ
れた段ボールシート25が複数のコンベア191によっ
て搬送され、順に積載されていく。
【0044】変位センサ7Aは、変位センサ取付用部材
72aを介して、段ボールシート25の幅方向に沿って
水平に延びるレール71aに摺動可能に取り付けられ、
さらに、このレール71aは、変位センサ取付用部材7
2bを介して、スタック部192の上部フレーム71に
取り付けられ段ボールシート25の流れ方向に沿って水
平に延びるレール71bに摺動可能に取り付けられてい
る。
【0045】また、変位センサ取付用部材72a,72
bには図示しない駆動手段が設けられている。変位セン
サ7Aは、この駆動手段により駆動され段ボールシート
25の幅方向及び流れ方向に沿って水平に移動すること
ができ、図6に示す段ボールシート25の上流側の駆動
側隅部PD,幅方向中心部PQ及び操作側隅部PCと、
流れ方向中央の駆動側端部PS及び操作側端部PRとの
鉛直上方にそれぞれ位置制御されるようになっており、
変位センサから各点PC,PD,PQ,PR,PSまで
の垂直変位量c,d,q,r,sをそれぞれ検出できる
ようになっている。
【0046】一方、変位センサ7Bは、図5に示すよう
に、変位センサ取付用部材74aを介して、フレーム7
1に取り付けられ段ボールシート25の幅方向に沿って
水平に延びるレール73aに摺動可能に取り付けられ、
また、変位センサ取付用部材74aには図示しない駆動
手段が設けられている。変位センサ7Bは、この駆動手
段により駆動され段ボールシート25の幅方向に沿って
水平に移動することができ、図6に示す段ボールシート
25の下流側の駆動側隅部PA,幅方向中央PP,操作
側隅部PBの各上方に位置制御されるようになってお
り、変位センサから各点PA,PB,PPまでの垂直変
位量a,b,pを検出できるようになっている。
【0047】なお、各隅部PA〜PDは、正確に段ボー
ルシート25の四隅頂点である必要はなくそれぞれ上記
頂点の近傍であればよい。また、各測定点PP〜PS
は、それぞれ段ボールシート25の4端辺の中央(段ボ
ールシート25の隣り合う二隅頂点から等しい距離にあ
る個所)の近傍であればよい。そして、反り状態判定部
8では、シート幅方向中心に対するシート幅方向両端部
の垂直方向変位量の差に基づき、幅方向反り量WFCD
演算されるようになっている。ここでは、反り状態判定
部8は、下式(1)に示すように、下流側については幅
方向中心PPの垂直方向変位量pを基準に幅方向反り量
を演算し、上流側については幅方向中心PQの垂直方向
変位量qを基準に幅方向反り量を演算し、この平均を段
ボールシート25の幅方向反り量として演算するように
なっている。なお、式(1)のWは段ボールシート25
の幅方向寸法であり、Eは反り量を無次元化するための
定数である。
【数1】
【0048】さらに、反り状態判定部8では、下式
(2)に示すようにシート流れ方向中心に対するシート
流れ方向両端部の垂直方向変位量の差に基づき、流れ方
向反り量WFMDが演算されるようになっている。ここで
は、反り状態判定部8は、下式(2)に示すように、駆
動側については流れ方向中心PSの垂直方向変位量sを
基準に流れ方向反り量を演算し、操作側については流れ
方向中心PRの垂直方向変位量rを基準に流れ方向反り
量を演算し、この平均を段ボールシート25の流れ方向
反り量として演算するようになっている。
【数2】
【0049】加えて、反り状態判定部8では、下式
(3)に示すように、段ボールシート25の隣り合う二
隅(ここでは、隅部PA,PBと隅部PC,PD)の垂
直方向変位量差が演算され、シート幅方向寸法Wとシー
ト流れ方向寸法Lとの積(=W×L)に対するこの差の
割合に応じてツイスト反り量TWFが演算されるように
なっている。
【数3】 この演算結果は図示しない表示装置に表示されるように
なっており、オペレータはこの表示により反り状態を確
認する。
【0050】本発明の一実施形態としての反り検出装置
は上述したように構成されており、以下の手法(本発明
の一実施形態としての反り検出方法)により段ボールシ
ートの反りが検出される。つまり、変位量センサ7A,
7Bにより段ボールシートの所定個所PA〜PD,PP
〜PSの垂直変位量a〜d,p〜sをそれぞれ検出し
(第一のステップ)、この垂直変位量a〜d,p〜sに
基づき幅方向反り,流れ方向反り及びツイスト反りの各
反り量を演算するのである(第二のステップ)。
【0051】そして、オペレータは反り検出装置の検出
結果に基づき、幅方向反り,流れ方向反り及びツイスト
反りの各反り種毎に、その反り種に影響を与える(その
反り種を矯正できる)特定の制御要素(特定制御要素)
を選択し、上記選択した特定制御要素の制御量を該当す
る反り種の反り量に応じて適宜調整することにより、段
ボールシート25の反りを矯正する。
【0052】したがって、反り検出装置により検出され
た定量的な反り量に基づき正確且つ効果的に反りを矯正
することができるという利点がある。なお、幅方向反り
に関する特定制御要素は、各ライナ20,23の含有水
分量を調整しうる制御要素であり、流れ方向反りに関す
る特定制御要素は、各ライナ20,23の流れ方向の張
力を調整しうる制御要素であり、ツイスト反りに関する
特定制御要素は、各ライナ20,23の流れ方向張力の
幅方向に対する分布を調整しうる制御要素である。
【0053】なお、本発明の段ボールシートの反り検出
装置及び段ボールシートの反り検出方法は上述した実施
形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々変形を行なうことが可能である。例えば、上記実施形
態では、反り検出装置の検出結果を表示装置に表示さ
せ、オペレータがこの表示を確認して適宜特定制御要素
を制御するようになっていたが、反り検出装置により検
出された反り状態情報をプロセスコントローラに出力
し、この反り状態情報に基づきプロセスコントローラに
より自動的に段ボールシート25の反りを矯正するよう
に構成しても良い。この場合、オペレータが段ボールシ
ート25の反り状態を監視する必要がなくなり、この
分、オペレータの負担を軽減できるようになる。
【0054】また、図7に示す構成により各垂直変位量
a〜d,p〜sを検出するように構成しても良い。この
例では、シート流れ方向上流側において、3つの変位セ
ンサ7Aが変位センサ取付用部材72cにシート幅方向
に沿って同一水平レベルに位置固定で取り付けられ、こ
の変位センサ取付用部材72cは、シート流れ方向に沿
って水平に延びるレール71cに摺動可能に取り付けら
れている。上記変位センサ取付用部材72cには図示略
の駆動手段が取り付けられており、この駆動手段に駆動
され3つの変位センサ7Aは変位センサ取付用部材72
cと一体に流れ方向に沿って水平に移動するようになっ
ている。
【0055】これにより、3つの変位センサ7Aの内の
幅方向外側の2つの変位センサ7Aにより、図6に示す
変位量c,d,r,sをそれぞれ検出でき、中央の変位
センサ7Aにより変位量qを検出できるようになってい
る。同様に、シート下流側では3つの変位センサ7Bが
変位センサ取付用部材72dにシート幅方向に沿って同
一水平レベルに位置固定で取り付けられており、3つの
変位センサ7Bの内の幅方向外側の2つの変位センサ7
Bにより図6に示す変位量a,bをそれぞれ検出でき、
中央の変位センサ7Bにより変位量pを検出できるよう
になっている。
【0056】さらに、上記実施形態では8つの位置PA
〜PD,PP〜PSにおいて変位量を検出して幅方向反
りや流れ方向反りについて検出を行なっているが、幅方
向反りについては、幅方向に沿って段ボールシートの垂
直方向変位量を検出できれば良く、例えば図8(a)に
示す三位置PA′,PE,PB′についてそれぞれ垂直
方向変位分布a′,e,b′を検出するように簡素化し
て構成しても良い。この場合、幅方向反り量WFCDは例
えば下式(4)により演算される。
【数4】
【0057】同様に、流れ方向反りについては、流れ方
向に沿って段ボールシートの垂直方向変位を検出できれ
ば良く、例えば図8(b)に示す三位置PA″,PE,
PC″についてそれぞれ垂直方向変位分布a″,e,
c″を検出するように簡素化して構成しても良い。この
場合、流れ方向反り量WFMDは例えば下式(5)により
演算される。
【数5】
【0058】また、上記実施形態では、スタック部19
2上で段ボールシート25の垂直方向変位量を変位量セ
ンサにより検出するようにしているが、変位量センサ
は、カットオフ18により全幅にわたって断裁された最
終製品としての段ボールシートの垂直方向変位量を検出
できればよい。つまり、カットオフ18よりも下流側で
段ボールシート25について上記検出を行なえるもので
あれば良く、例えば変位量センサをスタッカ19のコン
ベア191上に設け、このコンベア191上を搬送され
る段ボールシート25について上記検出を行なうように
してもよい。
【0059】また、上記実施形態では、垂直方向変位量
検出手段を変位量センサにより構成した例を説明した
が、変位量センサの代わりに、CCDカメラ(撮像手
段)及びCCDカメラからの画像情報に基づき垂直方向
変位量を解析する画像解析手段を、垂直方向変位量検出
手段として使用しても良い。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
変位量検出手段の検出情報に基づき反り量演算手段によ
り段ボールシートの各種反り量、特に流れ方向反り量や
ツイスト反り量を定量的に検出でき、この検出結果に基
づき、段ボールシートの反り状態の検出を正確かつ効率
的に行なえる効果がある。また、上記の段ボールシート
の反り状態の検出に基づき反りの矯正を自動的に行なう
ことが可能となり、これにより、オペレータが目視によ
り上記反り状態を監視する手間が省けるようになり、オ
ペレータの負担を大幅に軽減できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての段ボールシートの
反り検出装置及び段ボールシート製造装置の構成を示し
た概略図である。
【図2】段ボールシート製造装置の裏ライナプレヒータ
とシングルフェーサと中芯プレヒータの構成を示した概
略図である。
【図3】段ボールシート製造装置の片段シートプレヒー
タと表ライナプレヒータとグルーマシンとダブルフェー
サの一部の構成を示した概略図である。
【図4】段ボールシート製造装置のダブルフェーサの構
成を示した概略図である。
【図5】本発明の一実施形態としての段ボールシートの
反り検出装置の要部構成を示した概略図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる反り状態の検出方
法を説明するための模式的な斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態としての変位量検出手段の
変形例の構成を示す模式的な側面図である。
【図8】(a),(b)は本発明の一実施形態としての
反り検出装置の変形例の構成を説明するための模式的な
斜視図である。
【符号の説明】
1 段ボールシート製造装置 2 生産管理装置 3 知識データベース 4 制御量演算部 5 プロセスコントローラ 7A,7B 変位センサ(変位量検出手段) 8 反り状態判定部(反り量演算手段) 10 裏ライナプレヒータ 11 シングルフェーサ 12 中芯プレヒータ 13 片段シートプレヒータ 14 表ライナプレヒータ 15 グルーマシン 16 ダブルフェーサ 17 スリッタスコアラ 18 カットオフ 19 スタッカ 20 裏ライナ 21 中芯 22 片段シート 23 表ライナ 24 段ボールシート 25 段ボールシート(製品) 71 上部フレーム 71a,71b,71c,73a レール 72a,72b,72c,72d,74a 変位センサ
取付用部材 101A,101B 裏ライナ加熱ロール 102A,102B 巻き付け量調整装置 114 上段ロール 116 糊付け装置 116b 糊付けロール 116c メータロール 131 片段シート加熱ロール 132 巻き付け量調整装置 141 表ライナ加熱ロール 142 巻き付け量調整装置 151 糊付け装置 151b 糊付けロール 152 加圧バー装置 152a 加圧バー 161A,161B シャワー装置 162 熱盤 163 加圧ベルト 164 加圧ユニット 164a 加圧バー 191 コンベア 192 スタック部 a〜d,p〜s 段ボールシートの垂直方向変位量 PA〜PD,PP〜PS 段ボールシートの垂直方向変
位量の測定点 W 段ボールシート25の幅寸法 L 段ボールシート25の長さ寸法

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボールシート製造装置で製造される段
    ボールシートの反り量を検出する反り検出装置であっ
    て、 該段ボールシート製造装置で製造された段ボールシート
    の垂直方向変位量を該段ボールシートの流れ方向に沿っ
    て検出する変位量検出手段と、 該変位量検出手段の検出情報に基づき該段ボールシート
    の流れ方向反り量を演算する反り量演算手段とをそなえ
    て構成されていることを特徴とする、段ボールシートの
    反り検出装置。
  2. 【請求項2】 段ボールシート製造装置で製造される段
    ボールシートの反り量を検出する反り検出装置であっ
    て、 該段ボールシート製造装置で製造された段ボールシート
    の四隅の垂直方向変位量を検出する変位量検出手段と、 該変位量検出手段の検出情報に基づき該段ボールシート
    のツイスト反り量を演算する反り量演算手段とをそなえ
    て構成されていることを特徴とする、段ボールシートの
    反り検出装置。
  3. 【請求項3】 段ボールシート製造装置で製造される段
    ボールシートの反り量を検出する反り検出装置であっ
    て、 該段ボールシート製造装置で製造された段ボールシート
    の四隅と四辺の各中央部とについて垂直方向変位量を検
    出する変位量検出手段と、 該変位量検出手段の検出情報に基づき、該段ボールシー
    トの幅方向反り量,流れ方向反り量及びツイスト反り量
    をそれぞれ演算する反り量演算手段とをそなえて構成さ
    れていることを特徴とする、段ボールシートの反り検出
    装置。
  4. 【請求項4】 該変位量検出手段は、 撮像手段と、 該撮像手段からの画像情報に基づき該垂直方向変位量を
    解析する画像解析手段とをそなえて構成されていること
    を特徴とする、請求項1〜3の何れかの項に記載の段ボ
    ールシートの反り検出装置。
  5. 【請求項5】 該撮像手段はCCDカメラをそなえて構
    成されたことを特徴とする、請求項4記載の段ボールシ
    ートの反り検出装置。
  6. 【請求項6】 段ボールシート製造装置で製造される段
    ボールシートの反り量を検出する方法であって、 該段ボールシート製造装置で製造された段ボールシート
    の垂直方向変位量を該段ボールシートの流れ方向に沿っ
    て検出する第一のステップと、 該第一のステップで検出された垂直方向変位量に基づき
    該段ボールシートの流れ方向反り量を演算する第二のス
    テップとをそなえて構成されていることを特徴とする、
    段ボールシートの反り検出方法。
  7. 【請求項7】 段ボールシート製造装置で製造される段
    ボールシートの反り量を検出する方法であって、 該段ボールシート製造装置で製造された段ボールシート
    の四隅の垂直方向変位量を検出する第一のステップと、 該第一のステップで得られた検出情報に基づき該段ボー
    ルシートのツイスト反り量を演算する第二のステップと
    をそなえて構成されていることを特徴とする、段ボール
    シートの反り検出方法。
  8. 【請求項8】 段ボールシート製造装置で製造される段
    ボールシートの反り量を検出する方法であって、 該段ボールシート製造装置で製造された段ボールシート
    の四隅と四辺の各中央部とについて垂直方向変位量を検
    出する第一のステップと、 該第一のステップで得られた検出情報に基づき、該段ボ
    ールシートの幅方向反り量,流れ方向反り量及びツイス
    ト反り量をそれぞれ演算する第二のステップとそなえて
    構成されていることを特徴とする、段ボールシートの反
    り検出方法。
JP2002076332A 2002-01-23 2002-03-19 段ボールシートの反り検出装置及び段ボールシートの反り検出方法 Pending JP2003266566A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002076332A JP2003266566A (ja) 2002-03-19 2002-03-19 段ボールシートの反り検出装置及び段ボールシートの反り検出方法
AU2003211912A AU2003211912B2 (en) 2002-02-05 2003-02-04 Production system for corrugated cardboard sheets
EP03705042A EP1473147A4 (en) 2002-02-05 2003-02-04 SYSTEM FOR PRODUCING CORRUGATED CARDBOARD SHEETS
EP16154212.1A EP3050698B1 (en) 2002-02-05 2003-02-04 System for fabricating corrugated board
PCT/JP2003/001111 WO2003066319A1 (fr) 2002-02-05 2003-02-04 Systeme de production de feuilles en carton ondule
US10/502,643 US7424901B2 (en) 2002-02-05 2003-02-04 System for fabricating corrugated board
US12/153,694 US7669629B2 (en) 2002-02-05 2008-05-22 System for fabricating corrugated board
US12/153,693 US7699084B2 (en) 2002-01-23 2008-05-22 System for fabricating corrugated board

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002076332A JP2003266566A (ja) 2002-03-19 2002-03-19 段ボールシートの反り検出装置及び段ボールシートの反り検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003266566A true JP2003266566A (ja) 2003-09-24

Family

ID=29205136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002076332A Pending JP2003266566A (ja) 2002-01-23 2002-03-19 段ボールシートの反り検出装置及び段ボールシートの反り検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003266566A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012035511A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Isowa Corp 段ボールシートのスリッタスコアラ装置及びそのスリッタナイフ及びスコアラの位置補正制御方法
CN108421729A (zh) * 2018-05-15 2018-08-21 横店集团东磁股份有限公司 一种磁瓦外观缺陷检测机及其实现方法
WO2021026146A1 (en) * 2019-08-05 2021-02-11 Intpro, Llc Paper-specific moisture control in a traveling paper web
CN115534405A (zh) * 2022-09-20 2022-12-30 福建益百利包装材料有限公司 一种纸片加湿装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012035511A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Isowa Corp 段ボールシートのスリッタスコアラ装置及びそのスリッタナイフ及びスコアラの位置補正制御方法
CN108421729A (zh) * 2018-05-15 2018-08-21 横店集团东磁股份有限公司 一种磁瓦外观缺陷检测机及其实现方法
CN108421729B (zh) * 2018-05-15 2024-02-27 横店集团东磁股份有限公司 一种磁瓦外观缺陷检测机及其实现方法
WO2021026146A1 (en) * 2019-08-05 2021-02-11 Intpro, Llc Paper-specific moisture control in a traveling paper web
US11118314B2 (en) 2019-08-05 2021-09-14 Intpro, Llc Paper-specific moisture control in a traveling paper web
US11162226B2 (en) 2019-08-05 2021-11-02 Intpro, Llc Paper-specific moisture control in a traveling paper web
US11459704B2 (en) 2019-08-05 2022-10-04 Intpro, Llc Paper-specific moisture control in a traveling paper web
CN115534405A (zh) * 2022-09-20 2022-12-30 福建益百利包装材料有限公司 一种纸片加湿装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6688575B2 (ja) 段ボールシートの切断装置及びその切断制御装置並びに段ボールシートの製造装置
US7669629B2 (en) System for fabricating corrugated board
JP4568266B2 (ja) 無加工の耳を有する紙匹および段ボール紙の位置制御方法およびその装置
JP4718981B2 (ja) コルゲートマシンおよびこれに用いる生産管理装置
JP6691766B2 (ja) 段ボールシート製造装置の反り判定装置,段ボールシート製造装置の反り矯正装置及び段ボールシート製造システム
US20190381756A1 (en) Corrugating roll unit conveyance apparatus and apparatus and method for replacing corrugating roll unit
JPS644910B2 (ja)
JP2010167720A (ja) フォルダグルア
JP2007169009A (ja) 複合シート及び物品の製造方法並びに製造装置
JP2011502909A (ja) 多重ウェブ貼り合わせのための整列装置およびその方法
JP2003266566A (ja) 段ボールシートの反り検出装置及び段ボールシートの反り検出方法
JP3735302B2 (ja) 段ボールシートの反り矯正システム
JP2007152690A (ja) コルゲートマシンおよびこれに用いる生産管理装置
JP5976499B2 (ja) シングルフェーサ及び段ボールシートの製造装置並びにシングルフェーサの段成形方法
JP3905767B2 (ja) 段ボールシートの反り矯正システム
JP3477331B2 (ja) 反り発生防止装置付き貼合シート材製造システム
JP2003231193A (ja) 段ボールシートの製造システム
JP7133967B2 (ja) 段ボールシートの切断システム及び方法並びに段ボールシートの製造装置
JP2003260743A (ja) 段ボールシート製造装置のプレヒータ
JP3905779B2 (ja) 段ボールシートの反り矯正システム
JP4405644B2 (ja) 段ボールの反り防止装置
JP6081143B2 (ja) シングルフェーサ及び段ボールシートの製造装置並びに方法
KR101955497B1 (ko) 원단권취롤의 센터조절장치
JP7181619B2 (ja) シート材の位置調整方法
JP7062297B2 (ja) シート材の位置調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050128

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060711

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060911

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061010

A521 Written amendment

Effective date: 20061102

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20061208

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070109

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20070406

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080922