JP6008439B2 - ダブルスキンを利用した自然換気システム - Google Patents
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Description
本発明の第2の目的は、調湿材料を設置したダブルスキンを換気路とすることで自然換気可能な時間・期間を拡大することである。
本発明の第3の目的は、調湿材料の再生エネルギーとしてダブルスキン内の熱効果を利用することで、エネルギー効率を向上させることである。
本発明の第4の目的は、ダブルスキンの内部を縦方向の複数の空気通路に分割することで各階に対して並行して除湿作用を実現することである。
複数階の建物の一面に形成した内側スキン及び外側スキンからなり、下端部側に下側主開口部を、また上端部側に上側主開口部を有するダブルスキンと、
このダブルスキン内に上記建物の各階に対応させて下から上へ複数並置され、対応する階の内スキン部分の床寄りに開口する下側通気孔及び天井寄りに開口する上側通気孔を、それぞれ開閉用ダンパーで閉塞するとともに、下側通気孔及び流路切替部の間に空気の湿度に応じて吸湿乃至放湿を行う調湿手段を設置してなる調湿機構と、
各調湿機構の間に設けられ、上記外側スキンに開口させた途中開口部と流路切替手段とを含む流路切替部と、
上記流路切替手段及び開閉用ダンパーを制御する制御部と、
を具備し、
上記流路切替手段は、下側の調湿機構から上側の調湿機構に至る直進用流路と下側の調湿機構から中途開口部へ至る排気用流路と中途開口部から上側の調湿機構に至る給気用流路のうちで少なくとも一つの流路を開とし他の流路を閉とするように流路を切り替えることが可能に形成し、
最下位の調湿機構にあっては下側主開口部を、それ以外の調湿機構にあってはこの調湿機構のすぐ下の流路切替部に形成する給気用流路を、この調湿機構への給気路として、また最上位の調湿機構にあっては上側主開口部を、それ以外の調湿機構にあってはこの調湿機構のすぐ上の流路切替部に形成する排気用流路を、この調湿機構からの排気路として、それぞれ各調湿機構の内部に対する空気の出入りを可能としている。
上記制御部は、少なくとも一部の調湿機構について、
この調湿機構の上側通気孔及び下側通気孔の各開閉用ダンパーを開とし、この調湿機構の給気路から下側通気孔を経由して各階の内部へ外気を導入し、かつ各階の内部の空気を上側通気孔からダブルスキン内へ導く換気用モードと、
この調湿機構の上側通気孔及び下側通気孔の各開閉用ダンパーを閉とするとともに、この調湿機構の下側の流路切替部を通る流路を直進用流路として、この直進用流路を通過する下層階からの排気を、この調湿機構の排気路から排出する排気用モードと、
を切り替えることが可能とし、
所定の時間毎に換気用モードと排気用モードとを繰り返すことができるように構成した。
上記調湿手段を、各階に対応するダブルスキン部分の下寄りに配置して、排気用モードにおいて調湿手段の放湿による気化熱でこの調湿手段上方の流路が冷却されるように構成した。
上記ダブルスキンの内部を、適数の垂直なパーティション材により巾方向に並列される複数の空気通路に分割し、各空気通路毎に上記複数の調湿機構及び流路切替部を設けるとともに、
上記制御部は、一つの階の異なる空気通路の調湿機構のうちの少なくとも一つが換気用モードに、他の一つが排気用モードになるように流路切替手段及び開閉用ダンパーを制御する。
第2の手段に係る発明によれば、各階の調湿機構の動作モードを“換気”から“排気”に切り替えたときに、当該階の下階からの乾燥空気が当該調湿機構の調湿手段を通過し、ダブルスキン内の熱的効果と相まって放湿・再生作用を向上する。
第3の手段に係る発明によれば、放湿時の気化熱を利用して排熱行程を実現できる。
第4の手段に係る発明によれば、ダブルスキン内部を分割してなる複数の空気通路毎に調湿機構及び流路切替部を設けたから、各階毎に換気及び排熱を行うことができる。
(イ)図3に示す行程で、上記回転体34Aが、第1透孔V1及び第2透孔V2で形成される排気用流路PAを開通するとともに残りの流路を遮断する。
(ロ)図4に示す行程で、回転体34Aが、第2透孔V2及び第3透孔V3で形成される給気用流路PBを開通するとともに残りの流路を遮断する。
(ハ)図5に示す第3の行程で、上記回転体34Aが、第4透孔V4及び第5透孔V5で形成される直進用流路PCを開通するとともに残りの流路を遮断する。
もっとも流路切替手段34の構造は適宜変更することができる。
12…下側主開口部 14…上側主開口部 16…下板 18…上板
20…調湿機構 22L…下側通気孔 22U…上側通気孔 24L,24U…開閉用ダンパー
26…調湿手段 30…流路切替部 32…途中開口部
34…流路切替手段 34A…回転体 34B…円筒形チャンバー 34C…隔壁
34D…駆動装置 35…回転軸
40…制御部 44…パーティション材
B…建物 C…天井 F…床
P…空気通路 PA…排気用流路 PB…給気用流路 PC…直進用流路
R…居室
V1…第1透孔 V2…第2透孔 V3…第3透孔 V4…第4透孔 V5…第5透孔
Claims (4)
- 複数階の建物の一面に形成した内側スキン及び外側スキンからなり、下端部側に下側主開口部を、また上端部側に上側主開口部を有するダブルスキンと、
このダブルスキン内に上記建物の各階に対応させて下から上へ複数並置され、対応する階の内スキン部分の床寄りに開口する下側通気孔及び天井寄りに開口する上側通気孔を、それぞれ開閉用ダンパーで閉塞するとともに、下側通気孔及び流路切替部の間に空気の湿度に応じて吸湿乃至放湿を行う調湿手段を設置してなる調湿機構と、
各調湿機構の間に設けられ、上記外側スキンに開口させた途中開口部と流路切替手段とを含む流路切替部と、
上記流路切替手段及び開閉用ダンパーを制御する制御部と、
を具備し、
上記流路切替手段は、下側の調湿機構から上側の調湿機構に至る直進用流路と下側の調湿機構から中途開口部へ至る排気用流路と中途開口部から上側の調湿機構に至る給気用流路のうちで少なくとも一つの流路を開とし他の流路を閉とするように流路を切り替えることが可能に形成し、
最下位の調湿機構にあっては下側主開口部を、それ以外の調湿機構にあってはこの調湿機構のすぐ下の流路切替部に形成する給気用流路を、この調湿機構への給気路として、また最上位の調湿機構にあっては上側主開口部を、それ以外の調湿機構にあってはこの調湿機構のすぐ上の流路切替部に形成する排気用流路を、この調湿機構からの排気路として、それぞれ各調湿機構の内部に対する空気の出入りを可能としたことを特徴とする、ダブルスキンを利用した自然換気システム。 - 上記制御部は、少なくとも一部の調湿機構について、
この調湿機構の上側通気孔及び下側通気孔の各開閉用ダンパーを開とし、この調湿機構の給気路から下側通気孔を経由して各階の内部へ外気を導入し、かつ各階の内部の空気を上側通気孔からダブルスキン内へ導く換気用モードと、
この調湿機構の上側通気孔及び下側通気孔の各開閉用ダンパーを閉とするとともに、この調湿機構の下側の流路切替部を通る流路を直進用流路として、この直進用流路を通過する下層階からの排気を、この調湿機構の排気路から排出する排気用モードと、
を切り替えることが可能とし、
所定の時間毎に換気用モードと排気用モードとを繰り返すことができるように構成したことを特徴とする、請求項1記載のダブルスキンを利用した自然換気システム。 - 上記調湿手段を、各階に対応するダブルスキン部分の下寄りに配置して、排気用モードにおいて調湿手段の放湿による気化熱でこの調湿手段上方の流路が冷却されるように構成したことを特徴とする、請求項2記載のダブルスキンを利用した自然換気システム。
- 上記ダブルスキンの内部を、適数の垂直なパーティション材により巾方向に並列される複数の空気通路に分割し、各空気通路毎に上記複数の調湿機構及び流路切替部を設けるとともに、
上記制御部は、一つの階の異なる空気通路の調湿機構のうちの少なくとも一つが換気用モードに、他の一つが排気用モードになるように流路切替手段及び開閉用ダンパーを制御することを特徴とする、請求項3記載のダブルスキンを利用した自然換気システム。
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