JP2013217616A - ダブルスキンを利用した調湿システム - Google Patents

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一樹 和田
Mikio Takahashi
幹雄 高橋
Atsushi Kasuya
敦 粕谷
Hirotaka Konishi
弘高 小西
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Abstract

【課題】吸湿及び放湿用の調湿手段の再生のために加熱エネルギーを要することなく、吸湿及び放湿用の高効率化及びペリメータの熱負荷の削減が可能な調湿システムを提供する。
【解決手段】
冷却用の第1温度調節手段41と吸湿及び放湿用の第1調湿手段42とが設けられた、第1ダブルスキン10に連通する第1連通路30と、冷却用の第2温度調節手段61と吸湿及び放湿用の第2調湿手段62とが設けられた、第2ダブルスキン20に連通する第2連通路50とを備え、第1連通路と第2連通路の一方を外気導入路とし、他方を排気路として、これら外気導入路と排気路とを切り替えることが可能に、かつ外気導入路に存する温度調節手段をONに、排気路に存する温度調節手段をOFFにすることを可能に設けると共に、外気導入路に存する調湿手段が吸湿するとともに排気路に存する調湿手段が放湿することを可能に構成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ダブルスキンを介して外気取入と内気排出を行うダブルスキンを利用した調湿システムに関する。
吸湿・放湿を行う収着剤を用いて湿度調整を行う空調装置として、例えば、建物の外側に日射熱を吸収する日射熱回収手段を設け、日射熱回収手段によって吸収された日射熱を、再生動作中の吸着部材へ送られる空気へ付与する調湿システムが知られている(特許文献1)。
また、他の空調装置として、屋外空気を屋内に供給する吸気路と、屋内空気を屋外に排出する排気路とに跨って設けられて加熱されることで放湿を行う吸湿体を備えた空調装置が知られている(特許文献2)。
特開2010−65936号公報 特開2011−191036号公報
しかしながら特許文献1記載の調湿システムは、吸着部材の再生動作に利用する加熱エネルギーとして日射熱を利用するため省エネに寄与するものの、排出される空気はそのまま屋外へ排出され、例えばペリメータの熱負荷削減等のため再利用されることがないためエネルギーの有効利用が図れなかった。
また、特許文献2に記載の空調装置は、吸湿体が排気路を流れる空気を、加湿運転時には除湿し、除湿運転時には加湿するが、この除湿後または加湿後の空気はそのまま屋外へ排出され再利用されることがなかった。
本発明の第1の目的は、吸湿及び放湿用の調湿手段の再生のために加熱エネルギーを要することなく、しかも再生動作が吸湿または放湿によって行えるダブルスキンを利用した調湿システムを提供することである。
本発明の第2の目的は、省エネと吸湿及び放湿の調湿の高効率化とが図れるダブルスキンを利用した調湿システムを提供することである。
本発明の第3の目的は、ペリメータの熱負荷を削減可能なダブルスキンを利用した調湿システムを提供することである。
第1の手段は、建物1の一面に形成した内側スキン10a及び外側スキン10bからなり、外側スキンの上下における一端部側に外部へ開口する第1主開口10cを有し、かつ内側スキンの上下における他端部側に建物内へ開口する第1連通口10dを有するとともに、これら第1主開口及び第1連通口の設置箇所を除いて外部から遮断した第1ダブルスキン10と、
建物の他面に形成した内側スキン20a及び外側スキン20bからなり、外側スキンの上下における一端部側に外部へ開口する第2主開口20cを有し、かつ内側スキンの上下における他端部側に建物内へ開口する第2連通口20dを有するとともに、これら第2主開口及び第2連通口の設置箇所を除いて外部から遮断した第2ダブルスキン20と、
上記第1連通口10dから、冷却用の第1温度調節手段41と吸湿及び放湿用の第1調湿手段42とを経由して、室内への第1通気孔1dへ至る第1連通路30と、
上記第2連通口20dから、冷却用の第2温度調節手段61と吸湿及び放湿用の第2調湿手段62とを経由して、室内への第2通気孔1eへ至る第2連通路50とを具備し、
上記第1連通路30及び第2連通路50を天井1bより上方の建物内空間又は床1cより下方の建物内空間のいずれか一方に設け、
上記第1ダブルスキン10の内部及び第1連通路30からなる第1の空気路と、上記第2ダブルスキン20の内部及び第2連通路50からなる第2の空気路との一方を、外気導入路とし、他方を、排気路として、室内空間の換気を可能とするとともに、
これら外気導入路と排気路とを切り替えることができるように外気導入路及び排気路を流れる空気の経路の少なくとも一箇所に送風ファン40、60を設け、
上記送風ファンの制御により外気導入路と排気路とを切替えるとともに、第1温度調節手段41及び第2温度調節手段61のうち外気導入路に存する温度調節手段をONに、排気路に存する温度調節手段をOFFにすることを制御可能に設け、
第1調湿手段42及び第2調湿手段62のうち外気導入路に存する調湿手段が吸湿するとともに排気路に存する調湿手段が放湿することを可能に構成したことを特徴とする。
本手段は、外気導入路と排気路との切替え前は、例えば、図2に示すように第1ダブルスキン10が日陰面でかつ第2ダブルスキン20が日向面であるとき、第1連通路30の調湿手段が吸湿するとともに第2連通路50の調湿手段が放湿するが、切替え後は図3に示すように第1連通路30の調湿手段が放湿するとともに第2連通路50の調湿手段が吸湿することで吸湿および放湿能力を回復させる再生動作が行われる。一方、図2に示すように第1ダブルスキン10から第1連通路30へ流入した空気は冷却用の第1温度調節手段41で冷却され、かつ吸湿及び放湿用の第1調湿手段42で吸湿された後室内へ給気される。室内から排出される空気は図2に示すように吸湿及び放湿用の第2調湿手段62で放湿されることにより温度が下げられた状態で第2ダブルスキン20を流下することにより建物の外部領域の熱負荷を低減する。
第2の手段は、第1の手段のダブルスキンを利用した調湿システムであって、上記第1温度調節手段41及び第2温度調節手段61を、冷却用の温度調節手段に代えて、加熱用の温度調節手段とすることで、
第1調湿手段42及び第2調湿手段62のうち外気導入路に存する調湿手段が放湿するとともに排気路に存する調湿手段が吸湿することが可能に構成したことを特徴とする。
本手段は、外気導入路と排気路との切替え前は、例えば、図4に示すように第1ダブルスキン10が日向面でかつ第2ダブルスキン20が日陰面であるとき、第1連通路30の調湿手段が放湿するとともに第2連通路50の調湿手段が吸湿するが、切替え後は図5に示すように第1連通路30の調湿手段が吸湿するとともに第2連通路50の調湿手段が放湿することで再生動作する。一方、図4に示すように第1ダブルスキン10へ流入した空気は日射により温度が上昇した状態で第1連通路30へ流入し、さらに加熱用の第1温度調節手段41で加熱され、吸湿及び放湿用の第1調湿手段42で放湿された後室内へ給気される。室内から排出される空気は図4に示すように吸湿及び放湿用の第2調湿手段62で吸湿されて温度が上げられた状態で第2ダブルスキン20を流下することにより建物の外部領域の熱負荷を低減する。
第3の手段は、第1又は第2の手段を有し、上記第1調湿手段42を第1温度調節手段41と第1通気孔1dとの間に、また上記第2調湿手段62を第2温度調節手段61と第2通気孔1eとの間に、それぞれ配置したことを特徴とする。
本手段は、第1の手段に適用される場合には、図2に示すように第1ダブルスキン10へ流入した空気は冷却用の第1温度調節手段41により冷却されて相対湿度が上昇した状態で第1調湿手段42により除湿される一方、室内から排出される空気は図2に示すように第2連通路50の第2調湿手段62で加湿されて温度が下がった状態で第2ダブルスキン20を流下する。第2の手段に適用される場合には、図4に示すように第1ダブルスキン10へ流入した空気は第1温度調節手段41で加温されて相対湿度が下がった状態で第1調湿手段42により加湿される一方、室内から排出される空気は図4に示すように第2連通路50の第2調湿手段62で除湿されて温度が上がった状態で第2ダブルスキン20を流下する。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれか1つの手段を有し、かつ、上記第1温度調節手段41及び第2温度調節手段61並びに送風ファン40、60を制御する操作部70を設け、この操作部は、時間帯により外気導入路と排気路とを切り替えることができるように構成したことを特徴とする。
本手段は、例えば、第1ダブルスキン10が日陰面で第2ダブルスキン20が日向面であるとき、外気導入路と排気路との切替え前は第1温度調節手段41をONに、第2温度調節手段61をOFFにし、時間帯により第1ダブルスキン10が日向面に第2ダブルスキン20が日陰面になったときは送風ファン作動により外気導入路と排気路とを切替えるとともに、第1温度調節手段41をOFFに、第2温度調節手段61をONにする。切換えにより第1調湿手段42と第2調湿手段62との再生動作が行われる。
第5の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれか1つの手段を有し、かつ、上記第1温度調節手段41及び第2温度調節手段61並びに送風ファンを制御する操作部70を設け、
かつ上記第1調湿手段42及び第2調湿手段62の吸放湿量を測定する吸放湿量センサ70aを設け、
吸湿中の第1調湿手段42又は第2調湿手段62の吸湿量が予め定めた上限値に到達したとき、或いは放湿中の第1調湿手段又は第2調湿手段の放湿量が予め定めた下限値に達したときに、外気導入路と排気路との切替えを行うように操作部を構成したことを特徴とする。
本手段は、例えば、図2に示すように第1ダブルスキン10が日陰面で第2ダブルスキン20が日向面であるとき、外気導入路と排気路との切替え前は第1温度調節手段41をONに、第2温度調節手段61をOFFにし、送風ファン作動による切替え後は操作部70を介して第1温度調節手段41をOFFに、第2温度調節手段61をONにする。切替えのタイミングは時間帯とは無関係に、第1調湿手段42及び第2調湿手段62の吸湿・放湿能力を吸放湿量センサ70aで測定し、測定値に基づいて操作部が切換えのために送風ファンを作動させる。切換えにより第1調湿手段42と第2調湿手段62との再生動作が行われる。
第6の手段は、第1の手段から第5の手段のいずれか1つの手段を有し、かつ、第1ダブルスキン10の他端側に、外部に連通する第1補助開口72を、また第2ダブルスキン20の他端側に、外部に連通する第2補助開口80をそれぞれ設けて、
上記第1主開口10cから第1連通口10dへ至る流路と、第1補助開口71から第1連通口10dへ至る流路とを形成するとともに、
上記第2主開口20cから第2連通口20dへ至る流路と、第2補助開口80から第2連通口20dへ至る流路とを形成し、
さらに、第1主開口10cから第1連通口10dへ至る流路と、第1補助開口71から第1連通口10dへ至る流路とを切り替えることが可能な第1流路切替ダンパー72、並びに、第2主開口20cから第2連通口20dへ至る流路と、第2補助開口80から第2連通口20dへ至る流路とを切替可能な第2流路切替ダンパー81をそれぞれ設けたことを特徴とする。
本手段は、外気導入路と排気路との切替えのタイミングが時間帯によることなく第1調湿手段42と第2調湿手段62との吸湿・放湿能力に依存する場合に、外気導入路(第1ダブルスキン内流路または第2ダブルスキン内流路)が日向面か日陰面かによる影響を排除するために図6に示すように第1ダブルスキン10内流路または第2ダブルスキン20内流路を介することなく外気を取り入れ可能とするべく第1流路切替ダンパー72および第2流路切替ダンパー81により第1主開口10cから第1連通口10dへ至る流路と、第1補助開口71から第1連通口10dへ至る流路とを切り替える。
第1の手段に係る発明によれば、外気導入路と排気路とが送風ファンにより切替え可能であるから、切替えにより第1調湿手段と第2調湿手段との一方が吸湿動作から放湿動作に、他方が放湿動作から吸湿動作に切り替わることで吸湿・放湿能力が回復されるため、吸湿及び放湿用の調湿手段の再生のために加熱エネルギーを要することなく、しかも再生のためのみの時間または過程を別途に設けることなく、再生と吸湿及び放湿動作が同時に行える。また室内から排出される空気は調湿後第1ダブルスキンまたは第2ダブルスキン内へ導入されるためペリメータ領域の熱負荷が削減される。
第2の手段に係る発明によれば、外気導入路(第1ダブルスキンまたは第2ダブルスキン内)へ流入した空気は日射により温度が上昇した状態で第1連通路または第2連通路へ流入可能であるから、加熱用の第1温度調節手段または第2温度調節手段で加熱される前にすでに昇温されており、したがって省エネが図れる。
第3の手段に係る発明によれば、外気は第1調湿手段または第2調湿手段により吸湿・放湿される前に第1温度調節手段または第2温度調節手段により温調されることで相対湿度が上昇または下降されており、したがって調湿効率を向上させることができる。
第4の手段に係る発明によれば、外気導入路と排気路との切替えは時間帯により、例えば外気導入路(第1ダブルスキンまたは第2ダブルスキン)が日向面か日陰面かを基準にするため、外気は第1温度調節手段または第2温度調節手段で冷却・加熱される前に外気導入路で温度が上げられ、又は下げられており、したがって第1温度調節手段または第2温度調節手段による冷却・加熱に要するエネルギーの低減が可能となる。
第5の手段に係る発明によれば、外気導入路と排気路との切替えのタイミングは時間帯によることなく第1調湿手段と第2調湿手段との吸湿・放湿能力に基づくため、室内へ給気される空気の除湿・加湿のレベルを一定の範囲に収めることが可能になる。
第6の手段に係る発明によれば、第1流路切替ダンパーまたは第2流路切替ダンパーにより第1ダブルスキン内流路または第2ダブルスキン内流路を外気の導入経路から除くことができるため、外気導入路(第1ダブルスキン内流路または第2ダブルスキン内流路)が日向面か日陰面かによる影響を排除することができ、したがって外気導入路と排気路との切替えが第1調湿手段と第2調湿手段との吸湿・放湿能力に依存し、時間帯とは無関係に行われても、例えば温度調節手段による冷却時に日射熱で加熱された外気が温度調節手段に流入することが防止されるため、温度調節に要するエネルギーの節減を図ることできる。
本発明に係るダブルスキンを利用した調湿システムの第1実施形態の概略図である。 夏季午前における除湿運転状態での空気の流れを示す概略図である。 夏季午後における除湿運転状態での空気の流れを示す概略図である。 冬季午前における加湿運転状態での空気の流れを示す概略図である。 冬季午後における加湿運転状態での空気の流れを示す概略図である。 第2実施形態を示すダブルスキンを利用した調湿システムの概略図である。 第2実施形態の他の態様を示すダブルスキンを利用した調湿システムの概略図である。 第3実施形態を示すダブルスキンを利用した調湿システムの概略図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
「第1実施形態」
図1から図5は本発明の第1実施形態に係るダブルスキンを利用した調湿システムを示すもので、建物1の一側面(一面)に設けられた第1ダブルスキン10および他側面(他面)に設けられた第2ダブルスキン20、第1ダブルスキンに連通して外気導入路または排気路として機能する第1連通路30、第2ダブルスキンに連通して排気路または外気導入路として機能する第2連通路50、第1連通路および第2連通路の一方または双方に設けられ、外気導入路と排気路とを切り替える送風ファン40、60、送風ファンと第1調湿手段42および第2調湿手段62を制御する操作部70を主たる構成要素とする。
第1ダブルスキン10および第2ダブルスキン20は、例えば図2に示すように建物1の南西面と南東面のように午前は日陰面に、午後は日向面になるような建物の一対の側面に設けることが望ましい。第1ダブルスキン10および第2ダブルスキン20を含む建物側面によって囲まれた室内1aの上面は天井1bに、下面は床1cに形成されていて、天井1bには第1通気孔1dと第2通気孔1eが形成されている。第1ダブルスキン10と第2ダブルスキン20とのそれぞれは内側スキン10a、20aと外側スキン10b、20bとから形成され、内外両スキン間には空間Sが設けられており、空間Sの上面は天井1bより上方で閉塞板S1により閉塞され、下面は床1cとほぼ同一高さで閉塞板S2により閉塞されている。
第1ダブルスキン10と第2ダブルスキン20とのそれぞれの外側スキン10b、20bの下端部には第1主開口10cと第2主開口20cとが、また内側スキン10a、20aの上端部には第1連通口10dと第2連通口20dとが形成されている。第1主開口10cと第2主開口20cとは外気が導入または排出可能に外部へ開口しており、また第1連通口10dと第2連通口20dとは天井1bより上方の建物内空間に開口している。
第1連通路30は、例えばダクトから形成され、一端が第1ダブルスキン10の第1連通口10dへ、他端が天井1bの第1通気孔1dへ連結されている。第1連通路30が外気導入路の一部を形成する場合は、外気は第1主開口10cを介して第1ダブルスキン10内に導入され、さらに第1連通口10d、第1連通路30、第1通気孔1dを介して室内へ導入される。すなわち第1ダブルスキン10の内部から第1連通路30に至る経路が第1の空気路を構成し、第1の空気路が外気導入路または排気路の一方の機能を果たす。
送風ファン40、60は上述のように第1連通路30および後述の第2連通路50の一方または双方に設けられているが、第1連通路30に設ける場合には、第1連通口10dに最も近い位置に位置させ、次いで順次に第1温度調節手段41および第1調湿手段42を設ける。
第2連通路50は、第1連通路30と同様に例えばダクトから形成され、一端が第2ダブルスキン20の第2連通口20dへ、他端が天井1bの第2通気孔1eへ連結されている。第2連通路50が排気路の一部を形成する場合は、室内から排気される内気は第2通気孔1e、第2連通路50、第2連通口20d、第2ダブルスキン20、第2主開口20cを介して外部に排出される。すなわち第2ダブルスキンの内部から第2連通路に至る経路が第2の空気路を構成し、第1の空気路が外気導入路または排気路の一方の機能を果たす場合、第2の空気路は他方の機能を果たす。第2連通路50に送風ファン60を設ける場合には、第2連通口20dに最も近い位置に位置させ、次いで順次に第2温度調節手段61および第2調湿手段62を設ける。
第1温度調節手段41および第2温度調節手段61は、例えば第1連通路30および第2連通路50の一部をコイル状部にして、このコイル状部を冷却または加熱することで第1連通路30または第2連通路50に導入された外気の温度調節を行う。冷却・加熱には例えば高温と低温の中間としての中温の温水を使用する。
第1調湿手段42および第2調湿手段62としては公知のブロック状の収着剤、例えば、ゼオライト、塩化リチウム、シリカゲルなどの乾燥剤や高分子収着剤を使用することができる。ここで収着剤の再生動作について説明する。例えば第1連通路30を外気導入路とし、第2連通路50を排気路とした場合、第1連通路30に導入された外気は収着剤と接触する間に吸湿され、第2連通路50に導入された内気は収着剤と接触する間に放湿されるため、それぞれ収着剤の吸湿能力および放湿能力は時間とともに低下するが、この吸湿・放湿能力の回復は加熱によることなく、第1連通路30を排気路に、第2連通路50を外気導入路に切り替えることで再生可能である。
操作部70は第1温度調節手段41、第2温度調節手段61、送風ファン40、60を制御するためのもので、送風ファンを作動させることで外気導入路と排気路との切替を行うと同時に第1温度調節手段41と第2温度調節手段61のON、OFFの切換えを行う。外気導入路と排気路との切替えは第1調湿手段42と第2調湿手段62の吸湿量による場合と時間帯による場合とがある。
外気導入路と排気路との切換えが第1調湿手段42と第2調湿手段62との吸湿量による場合は、これらの吸湿量を測定する吸放湿量センサ70aを設け、吸湿中の第1調湿手段42又は第2調湿手段62の吸湿量が予め定めた上限値に到達したとき、または放湿中の第1調湿手段42又は第2調湿手段62の放湿量が予め定めた下限値に達したときに外気導入路と排気路との切替を行う。このように外気導入路と排気路との切換えを第1調湿手段42又は第2調湿手段62の吸放湿量に基づいて行う場合には、室内へ給気される空気の除湿・加湿(吸湿・放湿)のレベルを一定の範囲に収めることが可能になる。外気導入路と排気路との切替えが時間帯による場合には、タイマー設定により送風ファンを作動させると共に、第1温度調節手段41と第2温度調節手段61とのON、OFFを切換える。この場合には図示の吸放湿量センサ70aを省略することができる。
〔除湿運転〕
次に本発明に係るダブルスキンを利用した調湿システムの除湿運転について説明する。
除湿運転は通常夏季に行う。図2は夏季の午前中の状態を示す。第1ダブルスキン10は日陰面になって外気導入路の一部を形成し、第2ダブルスキン20は日向面になって排気路の一部を形成しており、外気は矢印で示すように第1主開口10cを介して第1ダブルスキン10内に導入され、さらに第1連通口10d、第1連通路30、第1通気孔1dを介して室内へ導入される。室内から排気される内気は第2通気孔1e、第2連通路50、第2連通口20d、第2ダブルスキン20、第2主開口20cを介して外部に排出され、このようにして建物の室内1aは換気される。この状態では第1温度調節手段41は冷却用として用いられONにされており、他方第2温度調節手段61はOFFにされている。このとき送風ファン40、60はOFFにされている。
第1連通路30に流入した外気の除湿(吸湿)は第1調湿手段42によって行われる。除湿の効率を高めるため、外気は第1調湿手段42へ達する前に第1温度調節手段41により冷却して相対湿度を上げておく。一方、室内から排出される室内空気(以下、内気と記す)は第2調湿手段62により加湿(放湿)された後、第2ダブルスキン20を介して外部へ排出される。このように排気を加湿するのは、加湿により排気の温度を下げて第2ダブルスキン20内を流下させることでペリメータ領域の熱的負荷の削減を図るためである。
午後になると、図3に示すように第1ダブルスキン10は日向面に、第2ダブルスキン20は日陰面になるため、矢印で示すように第2ダブルスキン20を外気導入路に、第1ダブルスキン10を排気路にして、第2ダブルスキン20内における日射熱による外気の昇温を避けることで第2温度調節手段61の冷却に要するエネルギーの節減を図ると共に、第1調湿手段42と第2調湿手段62との吸湿・放湿能力を再生する必要がある。そこで操作部70を介して送風ファン40、60を作動させることで外気導入路と排気路とを切換えると共に、第1温度調節手段41をOFFに、冷却用としての第2温度調節手段61をONにする。一方、この時間帯になると収着剤の吸湿能力および放湿能力は低下しているため、この吸湿・放湿能力を回復させる必要があるが、これは外気導入路と排気路との切換えによって達成される。すなわち上記のように第1連通路30を排気路に、第2連通路50を外気導入路に切り替えると、第2調湿手段62が吸湿を、第1調湿手段42が放湿を行うようになるため、第1調湿手段42の吸湿能力と、第2調湿手段62の放湿能力とが同時に再生されることになる。なお、室内1aから排出される内気は第1調湿手段42により加湿されて温度が下げられた状態で第1ダブルスキン10内へ送られるため、上記同様にペリメータ領域の熱的負荷の削減が図れる。この外気導入路と排気路との切換えは上記のようにタイマーを利用することにより行う。
〔加湿運転〕
加湿運転は通常冬季に行う。図4は冬季の午前中の状態を示す。第1ダブルスキン10は日向面になって外気導入路の一部を形成し、第2ダブルスキン20は日陰面になって排気路の一部を形成しており、外気は矢印で示すように第1主開口10cを介して第1ダブルスキン10内に導入され、さらに第1連通口10d、第1連通路30、第1通気孔1dを介して室内1aへ導入される。一方、室内1aから排気される内気は第2通気孔1e、第2連通路50、第2連通口20d、第2ダブルスキン20、第2連通口20dを介して外部へ排出される。この状態では第1温度調節手段41は加熱用として用いられONにされており、第2温度調節手段61はOFFにされている。送風ファン60はこの時点ではOFFにされている。
第1連通路30に流入した外気の加湿(放湿)は第1調湿手段42によって行われる。加湿の効率を高めるため、外気は第1調湿手段42へ達する前に第1温度調節手段41によって加熱することで相対湿度を低下させておく。一方、室内から排出される内気は第2調湿手段62により除湿(吸湿)された後、第2ダブルスキン20を介して外部へ排出される。このように排気を除湿するのは、除湿により排気の温度を上げて第2ダブルスキン20内を流下させることでペリメータ領域の熱的負荷の削減を図るためである。
午後になると、図5に示すように第1ダブルスキン10は日陰面に、第2ダブルスキン20は日向面になるため、第2ダブルスキン20を外気導入路に、第1ダブルスキン10を排気路にして、あらかじめ第2ダブルスキン20内で日射熱により外気を昇温させておくことで第2温度調節手段61の加熱に要するエネルギーの節減を図ると共に、第1調湿手段42と第2調湿手段62との吸湿・放湿能力を再生する必要がある。そこで操作部70を介して送風ファン40、60を作動させることで外気導入路と排気路とを切換えると共に、第1温度調節手段41をOFFに、加熱用としての第2温度調節手段61をONにする。一方、この時間帯になると収着剤の吸湿能力および放湿能力は低下しているため、この吸湿・放湿能力を回復させる必要があるが、これは外気導入路と排気路との切換えによって達成される。すなわち上記のように第1連通路30を排気路に、第2連通路50を外気導入路に切り替えると、第1調湿手段42が吸湿を、第2調湿手段62が放湿を行うようになるため、第1調湿手段42の放湿能力と、第2調湿手段62の吸湿能力が同時に再生されることになる。なお、室内から排出される内気は第1調湿手段42により吸湿されて温度が上げられた状態で第1ダブルスキン10内へ送られるため、上記同様にペリメータ領域の熱的負荷の削減が図れる。この外気導入路と排気路との切換えは上記のようにタイマーを利用することにより行う。
「第2実施形態」
図6は本発明の第2の実施形態を示している。外気導入路と排気路との切換えが時間帯によることなく、第1調湿手段42および第2調湿手段62の吸放湿量による場合には、切換えのタイミングは外気導入路が日向面か日陰面かとは無関係であるから、例えば、夏季の午後で、第1ダブルスキン10が日陰面から日向面に変わった時点でもなお外気導入路である場合は、第1ダブルスキン10内で日射熱により昇温された外気が冷却用の第1温度調節手段41へ流入するため、冷却に要するエネルギーが大となる。このため本実施形態では図6に示すように流路切替ダンパーを用いて外気の流路を切り替えることにより外気導入路から第1ダブルスキン10を除外する。なお、その際、第1ダブルスキン10の上端が流路切替ダンパーで閉塞されるため、第1ダブルスキン10の内部に外気が滞留することとなってその温度が日射熱で上昇するため、これを防止すべく外気を外部へ逃すための外気逃し口を設ける。
すなわち第1ダブルスキン10の外側スキン10bの上端に外気取入れ用の第1補助開口71を設けると共に、第1補助開口71より下方の外側スキン10b部分に外気逃し口75を設ける。流路切替ダンパー72は水平・垂直方向の四方へ開口する本体部72aと、本体部内に回動自在に設けられたダンパー部材72bとから形成されていて、第1ダブルスキン10の上端部内に設けられる。その際、本体部72aの水平方向の開口は外気逃し口75、第1連通口10dに開口し、垂直方向の開口は第1ダブルスキン10内に開口するように配設する。
外気導入路から第1ダブルスキン10を除外するためには、図示するように第1主開口10cと外気逃がし口75とが連通するとともに、第1主開口10cと第1連通口10dとの連通が遮断され、一方第1補助開口71と第1連通口10dとが連通するようにダンパー部材75bを制御する。
このように第1主開口10cを介して第1ダブルスキン10内に導入された外気が外気逃し口75から外部へ流出可能にして、第1ダブルスキン10内で空気が入れ替わるようにすることにより第1ダブルスキン10の空間S内の温度上昇が妨げられるため、ペリメータ領域の温度負荷の削減が可能となる。
第2ダブルスキン20においても上記同様に補助開口、流路切替ダンパ、外気逃し口を設けるようにする。すなわち第2ダブルスキン20の外側スキン20bの上端に外気取入れ用の第2補助開口80を設けると共に、この第2補助開口より下方の外側スキン20b部分に外気逃し口85を設ける。流路切替ダンパー81は上記同様に水平・垂直方向の四方へ開口する本体部81aと、本体部内に回動自在に設けられたダンパー部材81bとから形成されていて、第2ダブルスキン20の上端部内に設けられる。その際、本体部81aの水平方向の開口は外気逃し口85、第2連通口20dに開口し、垂直方向の開口は第2ダブルスキン20内に開口するように配設する。上記のように第1ダブルスキン10を外気導入路から除外する場合には、図示するように第2連通口20dと第2主開口20cとが連通するとともに外気逃し口85と第2主開口20cとの連通が遮断されるようにダンパー部材81bを制御する。なお、第2ダブルスキン20が外気導入路の一部を形成する場合に、その外気導入路から第2ダブルスキン20を除外するには、第2補助開口80と第2連通口20dとが連通し、また外気逃し口85と第2主開口20cとが連通するようにダンパー部材81bを制御するとともに、第1補助開口71と第1連通口10dとの連通が遮断され、一方第1連通口10dと第1主開口10cとが連通するように流路切替ダンパー72を制御する。
このように外気導入路から第1ダブルスキン10、第2ダブルスキン20を除外する場合には、通常、第1ダブルスキン10、第2ダブルスキン20内で空気が入れ替わるようにするための外気逃し口75、85を設けるが、これらを省略することも可能である。この場合には図7に示すように、上記流路切替ダンパー72、81に代えて、第1補助開口71、第2補助開口80の下縁に揺動ダンパー90a、90bを揺動自在に取り付けたものを使用する。この図7の夏季の午後を示す例において外気導入路から第1ダブルスキン10を除外するには、揺動ダンパー90aを揺動させることにより、第1補助開口71を開放するとともに第1連通口10dより下方の第1ダブルスキン10部分上端を閉塞させて第1主開口10cと第1連通口10dとの連通を遮断するとともに、第1補助開口71と第1連通口10dとを連通させる一方、第2ダブルスキン20側では第2補助開口80を揺動ダンパー90bで閉塞させて、第2連通口20dと第2主開口20cとを連通させる。
本来、夏季においては日陰面を外気導入路に、日向面を排気路にし、冬季においては日向面を外気導入路に、日陰面を排気路にするのが省エネおよび調湿効率の向上の観点から望ましいが、第1調湿手段42および第2調湿手段62の吸湿能力または放湿能力を重視する観点から吸湿能力および放湿能力を基準に外気導入路と排気路とを切り替える場合は、時間帯により、夏季において日向面が外気導入路に日陰面が排気路に、冬季において日陰面が外気導入路に日向面が排気路になっていることがあり、この場合には省エネおよび調湿効率の向上が図れない。そこで第1流路切替ダンパ72および第2流路切替ダンパ81を設けて、外気導入路および排気路から第1ダブルスキン10または第2ダブルスキン20を除外するようにしたものである。
「第3実施形態」
図8は本発明の第3実施形態を示している。第1実施形態では天井1bより上方の建物内空間に第1連通路30、第2連通路50、送風ファン40、送風ファン60、第1温度調節手段41、第2温度調節手段61、第1調湿手段42、第2調湿手段62が設けられているが、これに限らず、これらを床1cより下方の建物内空間に設けることもできる。すなわち図8に示すように、第1ダブルスキン10の上端部の外側スキンに第1主開口10cを、床1cより下方の内側スキン部分に第1連通口10dを設けて、第1連通路30の一端を第1ダブルスキン10の第1連通口10dへ、他端を床1cの第1通気孔1dへ連結して、第1連通路30に送風ファン40、第1温度調節手段41、第1調湿手段42を設けている。
第2ダブルスキン20においても第1ダブルスキン10と同様に、第2ダブルスキン20の上端部の外側スキンに第2主開口20cを、床1cより下方の内側スキン部分に第2連通口20dを設けて、第2連通路50の一端を第2ダブルスキン20の第2連通口20dへ、他端を床1cの第2通気孔1eへ連結して、第2連通路50に送風ファン60、第2温度調節手段61、第2調湿手段62を設けている。また第1温度調節手段41、第2温度調節手段61、送風ファン40、60を制御するための操作部70を設ける点も第1実施形態と同様である。外気の導入・排気も第1実施形態と同様であり、例えば夏季の午前で第1ダブルスキン10が日陰面の場合には、第1主開口10cを介して第1ダブルスキン10内に導入された外気は第1連通口10d、第1連通路30を介して室内へ導入され、一方、室内から排出される内気は第2連通路50、第2連通口20d、第2ダブルスキン20、第2主開口20cを介して外部へ排気される。外気導入路と排気路との切換え後は上記と反対の経路を経て室内が換気される。切換えのタイミングも時間帯によるか又は第1調湿手段42・第2調湿手段62の吸湿・放湿能力によるかの選択が可能である。また図示しないが第1ダブルスキン10および第2ダブルスキン20に第1補助開口および第2補助開口、外気逃し口を設ける点および第1流路切替ダンパ、第2流路切替ダンパを設けることが可能な点も同様である。第1実施形態と異なる点は外気を導入して排気させる吸引力は送風ファン40、60によって与えられる点にある。第1および第2実施形態では外気導入路と排気路との切換え前は自然換気によって外気の導入・排気が可能であるが、第2実施形態では切換え前においても送風ファンが使用される。
本発明は、ダブルスキンを利用した調湿システムの分野に利用することができる。
1 建物 1a 室内 1b 天井
1c 床 1d 第1通気孔 1e 第2通気孔
10 第1ダブルスキン 20 第2ダブルスキン
10a、20a 内側スキン 10b、20b 外側スキン
10c 第1主開口 10d 第1連通口
20c 第2主開口 20d 第2連通口
30 第1連通路 40 送風ファン
41 第1温度調節手段 42 第1調湿手段
50 第2連通路 60 送風ファン
61 第2温度調節手段 62 第2調湿手段 70 操作部
70a 吸放湿量センサ 71 第1補助開口
72、81 流路切替ダンパー 72a、81a 本体部
72b、81b ダンパー部材 80 第2補助開口
75、85 外気逃し口 S 空間
S1、S2 閉塞板

Claims (6)

  1. 建物の一面に形成した内側スキン及び外側スキンからなり、外側スキンの上下における一端部側に外部へ開口する第1主開口を有し、かつ内側スキンの上下における他端部側に建物内へ開口する第1連通口を有するとともに、これら第1主開口及び第1連通口の設置箇所を除いて外部から遮断した第1ダブルスキンと、
    建物の他面に形成した内側スキン及び外側スキンからなり、外側スキンの上下における一端部側に外部へ開口する第2主開口を有し、かつ内側スキンの上下における他端部側に建物内へ開口する第2連通口を有するとともに、これら第2主開口及び第2連通口の設置箇所を除いて外部から遮断した第2ダブルスキンと、
    上記第1連通口から、冷却用の第1温度調節手段と吸湿及び放湿用の第1調湿手段とを経由して、室内への第1通気孔へ至る第1連通路と、
    上記第2連通口から、冷却用の第2温度調節手段と吸湿及び放湿用の第2調湿手段とを経由して、室内への第2通気孔へ至る第2連通路とを具備し、
    上記第1連通路及び第2連通路を天井より上方の建物内空間又は床より下方の建物内空間のいずれか一方に設け、
    上記第1ダブルスキンの内部及び第1連通路からなる第1の空気路と、上記第2ダブルスキンの内部及び第2連通路からなる第2の空気路との一方を、外気導入路とし、他方を、排気路として、室内空間の換気を可能とするとともに、
    これら外気導入路と排気路とを切り替えることができるように外気導入路及び排気路を流れる空気の経路の少なくとも一箇所に送風ファンを設け、
    上記送風ファンの制御により外気導入路と排気路とを切替えるとともに、第1温度調節手段及び第2温度調節手段のうち外気導入路に存する温度調節手段をONに、排気路に存する温度調節手段をOFFにすることを制御可能に設け、
    第1調湿手段及び第2調湿手段のうち外気導入路に存する調湿手段が吸湿するとともに排気路に存する調湿手段が放湿することを可能に構成したことを特徴とする、ダブルスキンを利用した調湿システム。
  2. 請求項1記載のダブルスキンを利用した調湿システムであって、
    上記第1温度調節手段及び第2温度調節手段を、冷却用の温度調節手段に代えて、加熱用の温度調節手段とすることで、
    第1調湿手段及び第2調湿手段のうち外気導入路に存する調湿手段が放湿するとともに排気路に存する調湿手段が吸湿することが可能に構成したことを特徴とする、ダブルスキンを利用した調湿システム。
  3. 上記第1調湿手段を第1温度調節手段と第1通気孔との間に、また上記第2調湿手段を第2温度調節手段と第2通気孔との間に、それぞれ配置したことを特徴とする、請求項1又は2記載のダブルスキンを利用した調湿システム。
  4. 上記第1温度調節手段及び第2温度調節手段並びに送風ファンを制御する操作部を設け、
    この操作部は、時間帯により外気導入路と排気路とを切り替えることができるように構成したことを特徴する請求項1から請求項3のいずれか1項記載のダブルスキンを利用した調湿システム。
  5. 上記第1温度調節手段及び第2温度調節手段並びに送風ファンを制御する操作部を設け、
    かつ上記第1調湿手段及び第2調湿手段の吸放湿量を測定する吸放湿量センサを設け、
    吸湿中の第1調湿手段又は第2調湿手段の吸湿量が予め定めた上限値に到達したとき、或いは放湿中の第1調湿手段又は第2調湿手段の放湿量が予め定めた下限値に達したときに、外気導入路と排気路との切替を行うように操作部を構成したことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項記載のダブルスキンを利用した調湿システム。
  6. 上記第1ダブルスキンの他端部側に、外部に連通する第1補助開口を、また第2ダブルスキンの他端部側に、外部に連通する第2補助開口をそれぞれ設けて、
    上記第1主開口から第1連通口へ至る流路と、第1補助開口から第1連通口へ至る流路とを形成するとともに、
    上記第2主開口から第2連通口へ至る流路と、第2補助開口から第2連通口へ至る流路とを形成し、
    さらに、第1主開口から第1連通口へ至る流路と、第1補助開口から第1連通口へ至る流路とを切り替えることが可能な第1流路切替ダンパー、並びに、第2主開口から第2連通口へ至る流路と、第2補助開口から第2連通口へ至る流路とを切替可能な第2流路切替ダンパーをそれぞれ設けたことを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のダブルスキンを利用した調湿システム。
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