JP6008437B2 - 解体装置 - Google Patents
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Description
このようにして、解体作業と養生体本体の盛り替え作業とを交互に行って、建築物を解体する。
また、上述の解体装置では、台車は走行レールの下面に沿って走行するため、アタッチメントに水平方向の衝撃が加わると、この衝撃で台車が走行レールから外れてしまうおそれがあった。
この発明によれば、走行レールを断面矩形枠状としたので、走行レールの断面係数が大きくなって、曲げ剛性が向上するから、走行レールに大きな衝撃力が作用しても、この衝撃力に十分に抵抗できる。また、このようにしても、走行レールが断面矩形枠状であるので、重量がそれほど大きくならない。
さらに、台車で走行レールの外周面を覆ったので、アタッチメントに水平方向や鉛直方向の衝撃が加わっても、この衝撃で台車が走行レールから外れるのを防止できる。
さらに、台車で走行レールの外周面を覆ったので、アタッチメントに水平方向や鉛直方向の衝撃が加わっても、この衝撃で台車が走行レールから外れるのを防止できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る解体装置が適用された既存建物1の断面図である。
既存建物1は、24階建ての鉄骨造であり、複数本の角形鋼管である既存柱11と、これら既存柱11同士を連結する複数の鉄骨梁である既存梁12と、既存梁12に支持される既存スラブ13と、を備える。
外周足場62は、仮設梁63に支持されている。
また、テルハの直下には、床開口15が形成されている。
以下、既存柱11のうち既存柱11Aの近傍に設置された仮設柱20Aについて説明するが、他の仮設柱20も同様の構成である。
仮設柱20は、既存建物1の既存スラブ13を貫通して延びている。すなわち、既存柱11Aの近傍の各階の既存スラブ13には、床開口14が形成されており、仮設柱20は、各階の床開口14に挿通される。
上述の第2かんぬき部材30の上面は、かんざし部材27の下面に当接して固定されている。これにより、第2かんぬき部材30は、仮設柱20とともに略鉛直方向に移動するようになっている。
この状態では、第2かんぬき部材30が既存梁12に係止し、この第2かんぬき部材30にかんざし部材27が係止するので、仮設柱20は第2かんぬき部材30を介して既存梁12に支持されることになる。
すなわち、水平反力受け部材51、52は、既存梁12上に取り付けられて仮設柱20の側面に当接する略コの字形状の第1水平反力受け部材51と、既存スラブ13上に取り付けられて仮設柱20の側面に当接する略コの字形状の第2水平反力受け部材52と、からなる。
水平反力受け部材51、52は、仮設柱20を挟んで略矩形枠状に配置されており、これにより、第2かんぬき部材30の上下方向の移動に干渉しないようになっている。
ステップロッドジャッキ25の下端面には、水平に直線状に延びる第1かんぬき部材26が連結され、この第1かんぬき部材26の両端側は、2つの既存梁12の直上に位置している。
第1かんぬき材の中央には、ステップロッド24が挿通される挿通孔が形成されている。
第1かんぬき部材26を所定高さに配置することで、第1かんぬき部材26は既存柱11Aから互いに直交して延びる2つの既存梁12に跨って配置される。このとき、これら2本の既存梁12の上面が露出しているため、第1かんぬき部材26は、既存梁12に直接載置される。
この状態では、第1かんぬき部材26が既存梁12に係止するので、仮設柱20は第1かんぬき部材26を介して既存梁12に支持されることになる。
仮設柱20は、既存柱11Aの上端から互いに直交して延びる2つの仮設梁63の間に設置されている。
仮設柱20の上端面には、水平に直線状に延びる支持部材28が設けられ、2つの仮設梁63は、この支持部材28の両端側の上面に位置している。これにより、仮設柱20の上端面は、支持部材28を介して、仮設屋根61の仮設梁63に連結されている。
天井走行解体装置70は、既存建物1の解体に用いられるものであり、仮設屋根61の天井面に設置される走行レール80と、走行レール80の外周面を覆うとともに当該走行レール上を走行可能な台車71と、アタッチメントとしての破砕機72と、台車71に取り付けられて破砕機72の台車71に対する3次元空間上の相対位置および姿勢を変化させるアタッチメント移動部73と、を備える。
走行レール80は、解体場所である解体システム60の内部の天井面に設置される。具体的には、この走行レール80は、断面矩形枠状であり、仮設梁63あるいは仮設柱20に支持される。
走行レール80は、四隅に位置する4本の円筒形状の円筒部材81と、これら4本の円筒部材81のうち隣り合うもの同士を連結する板状の連結部材82と、を備える。
各走行装置76は、一対の車輪77が2列に並んで構成されており、各列の車輪77は、円筒部材81の連結部材82との接合部分を走行する。
制御装置78は、図示しない操作盤により無線通信で遠隔操作される。この制御装置78は、各油圧アクチュエータ93A〜93Eについて、所定以上の負荷がかかると、油圧を開放して、駆動力を低下させる。
ステップ1では、図1に示すように、R階の設備機器、目隠し壁、およびフレーム等を解体する。また、R階床レベルの既存梁12の一部を残して解体して、残った既存梁12を仮設梁63とする。さらに、24階床レベルの外周の既存梁12を残して、24階の外壁を含む立上がりおよび24階床レベルの内側の既存梁12を解体する。
また、仮設柱20の外側に仮設梁63に支持される外周足場62を設ける。
なお、図示しないが、仮設屋根61には、雨水を利用した散水設備およびドライミスト装置を設ける。
その後、既存建物1の外周の既存柱11の近傍に仮設柱20を配置する。
その後、23階の既存柱11を柱頭部で切断し、23階の外壁を含む立上がりを解体する。このとき、天井走行解体装置70を用いて解体するとともに、天井走行クレーンを利用して、解体材を床開口15に移動する。そして、小型テルハによりこの解体材を搬出階に荷下ろしする。荷下ろしした解体材は、リサイクル可能な材料と産業廃棄物との仕分けを行って、場外に搬出する。
これにより、仮設柱20が下降し、仮設屋根61および外周足場62も下降し、第2かんぬき部材30は21階床レベルの高さに位置する。このとき、水平反力受け部材51、52により、仮設柱20の移動を案内する。
次に、第2かんぬき部材30を伸長させて、この第2かんぬき部材30を21階床レベルの既存梁12に係止させ、仮設柱20の荷重を21階床の既存梁12に支持させる。
また、23階床レベルに設置した水平反力受け部材51、52を19階床レベルに盛り替える。
次に、解体作業スペース内で、天井走行解体装置70を利用して、23階の床から22階の外壁を含む立上がりまで(図11中破線で示す部分)を解体対象として解体する。このとき、天井走行クレーンを利用して、解体材を床開口15に移動し、テルハによりこの解体材を搬出階に荷下ろしする。
(1)走行レール80を断面矩形枠状としたので、走行レール80の断面係数が大きくなって、曲げ剛性が向上するから、走行レール80に大きな衝撃力が作用しても、この衝撃力に十分に抵抗できる。また、このようにしても、走行レール80が断面矩形枠状であるので、重量がそれほど大きくならない。
さらに、台車71で走行レール80の外周面を覆ったので、破砕機72に水平方向や鉛直方向の衝撃が加わっても、この衝撃で台車71が走行レール80から外れるのを防止できる。
B…第2軸
C…第3軸
D…第4軸
1…既存建物(構造物)
11、11A…既存柱
12…既存梁
13…既存スラブ
14…床開口
15…床開口
20、20A…仮設柱
21…柱部材
22…連結部材
23A…水平支持レール
23B…水平支持レール
24…ステップロッド
25…ステップロッドジャッキ
26…第1かんぬき部材
27…かんざし部材
28…支持部材
29…継手
30…第2かんぬき部材
31…本体
32…係止部
51、52…水平反力受け部材
53…第1ガイド部
54…第2ガイド部
60…解体システム
61…仮設屋根
62…外周足場
63…仮設梁
64…板材
70…天井走行解体装置
71…台車
72…破砕機(アタッチメント)
73…アタッチメント移動部
74…本体
75…走行部
76…走行装置
77…車輪
78…制御装置
80…走行レール
81…円筒部材
82…連結部材
90…旋回体
91…ブーム
92…アーム
93A、93B、93C、93D、93E…油圧アクチュエータ(駆動装置)
211…下部
212…中央部
213…上部
214…貫通孔
Claims (3)
- 構造物の解体に用いられる解体装置であって、
解体場所の天井面に設置される断面矩形枠状の走行レールと、
当該走行レールの外周面を覆うとともに当該走行レール上を走行可能な台車と、
アタッチメントと、
前記台車に取り付けられて、当該アタッチメントの前記台車に対する3次元空間上の相対位置および姿勢を変化させるアタッチメント移動部と、を備えることを特徴とする解体装置。 - 前記アタッチメント移動部は、前記台車に第1軸で旋回可能に軸支された旋回体と、
当該旋回体に第2軸で回動可能に軸支されたブームと、
当該ブームに第3軸で回動可能に軸支されて前記アタッチメントを第4軸で回動可能に軸支するアームと、
前記各軸を駆動する駆動装置と、を備え、
前記4つの軸のうち少なくとも1つについて、所定以上の負荷がかかると、前記駆動装置の駆動力を低下させることを特徴とする請求項1に記載の解体装置。 - 前記アタッチメント移動部は、既存の油圧ショベルの一部を転用したものであることを特徴とする請求項2に記載の解体装置。
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