JP6008429B2 - 車両の荷室上側部の結合構造 - Google Patents

車両の荷室上側部の結合構造 Download PDF

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Description

本発明は、荷室の側方を区画する側方面体と荷室の上方を区画する天井面体とを結合する車両の荷室上側部の結合構造に関する。
特許文献1には、長尺の押出型材である隅部材を介して、水平パネル部の外側端部に垂直パネル部が結合されるウイング式バン型車両の屋根パネル隅部の結合構造が記載されている。
特開平8−127245号公報
上記従来の水平パネル部と垂直パネル部との結合構造では、水平パネル部(天井面体)の車幅方向の外端縁に外側側枠(天井外縁部材)を固定し、垂直パネル部(側方面体)の上端縁に隅部材(側面上縁部材)を固定し、外側側枠の上部と隅部材の上部とを相互に凹凸嵌合させた状態で、外側側枠の下部と隅部材の下部とをボルトによって締結固定する。
しかし、単なる凹凸嵌合では、部材の寸法誤差等の理由により常に安定した嵌合状態(がたつきが生じない嵌合状態)を再現することが難しく、ボルト締結後の嵌合部分に隙間が生じ易い。このため、嵌合部分から荷室内への浸水を防ぐための強固な防水処理が必要となる。
本発明は、上記実状に鑑み、天井外縁部材と側面上縁部材との嵌合状態を確実に安定させて、天井外縁部材と側面上縁部材とを締結固定した後の嵌合部分における隙間の発生を抑制することが可能な結合構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様は、荷室の側方を区画する側方面体と荷室の上方を区画する天井面体とを結合する車両の荷室上側部の結合構造であって、側方面体の上縁部に固定されて前後方向に延びる金属製の側面上縁部材と、天井面体の車幅方向の外縁部に固定されて前後方向に延びる金属製の天井外縁部材と、側面上縁部材と天井外縁部材とを締結固定するための締結部材と、弾性を有する棒体状のシール部材と、を備える。
側面上縁部材には、上縁係合部と上縁嵌合部と上縁締結部とが一体形成され、天井外縁部材には、外縁係合部と外縁嵌合部と外縁締結部とが一体形成される。上縁係合部と外縁係合部とは、側方面体と天井面体とが鈍角に交叉する非嵌合位置で係脱可能であり、非嵌合位置での係合状態を維持したまま、側方面体と天井面体とが略直角に交叉する嵌合位置と上記非嵌合位置との間で、上縁係合部及び外縁係合部を略中心とした側方面体と天井面体との相対回転を許容する。
上縁嵌合部及び外縁嵌合部の一方は、嵌合突起を有する板形状であり、上縁嵌合部及び外縁嵌合部の他方は、先端側の突起当接面と基端側の嵌合凹部とを有する板形状である。上縁嵌合部と外縁嵌合部とは、非嵌合位置から嵌合位置への側方面体と天井面体との相対回転に応じて、嵌合突起が突起当接面に当接し、突起当接面上の嵌合突起の摺動に伴って上縁嵌合部及び外縁嵌合部の少なくとも一方が撓み変形し、嵌合位置で嵌合突起が嵌合凹部に係合して上縁嵌合部と外縁嵌合部とが嵌合するように形成される。
上縁係合部及び外縁係合部の一方は、車幅方向へ突出して湾曲する係合突起と、係合突起の上面に形成されるL状の支持溝と、係合突起の下方に形成される収容凹部とを有し、上縁係合部及び外縁係合部の他方は、支持溝に載置されて側方面体と天井面体との相対回転の中心となる回転軸突起と、回転軸突起の下方で係合突起に合わせた湾曲形状に形成される係合凹部と、回転軸突起と対向して延びて回転軸突起との間に係合凹部を形成する押圧突起とを有する。係合突起及び係合凹部の湾曲形状は、支持溝に載置された回転軸突起を中心とする非嵌合位置から嵌合位置への側方面体と天井面体との嵌合方向への相対回転に伴い、係合突起が係合凹部に進入するように形成され、係合突起が係合凹部に進入することにより、上縁係合部と外縁係合部とが係合状態となる。
シール部材は、収容凹部の底部に収容され、上縁嵌合部と外縁嵌合部とが嵌合する際に、収容凹部に進入する押圧突起に押圧されて弾性変形して、嵌合方向と反対の方向に作用する弾性力を押圧突起に付与する。上縁嵌合部と外縁嵌合部とが嵌合した嵌合状態において、変形したシール部材は、収容凹部を密閉し、且つ変形したシール部材の弾性力は、嵌合した上縁嵌合部と外縁嵌合部との相対移動を抑制する。上縁締結部と外縁締結部とは、上縁嵌合部と外縁嵌合部とが嵌合した嵌合状態において、重なった状態で締結部材によって締結固定される。
上記構成では、側方面体と天井面体とを結合する場合、作業者は、非嵌合位置で上縁係合部と外縁係合部とを係合し、側方面体と天井面体とを嵌合位置へ相対回転させることによって上縁嵌合部と外縁嵌合部とを嵌合させた後、上縁締結部と外縁締結部とを締結固定する。このとき、上縁嵌合部と外縁嵌合部とは、少なくとも一方が僅かに撓み変形して嵌合するので、部材の寸法誤差や組み付け誤差等が存在する場合であっても、嵌合状態が確実に安定し、上縁締結部と外縁締結部とを締結固定した後に嵌合部分にがたつきが発生し難く、嵌合部分での隙間の発生を抑制することができる。このため、嵌合部分から荷室内への浸水を防ぐための防水処理を簡素化又は省略することができる。
作業者は、非嵌合位置で上縁係合部と外縁係合部とを係合し、側方面体と天井面体とを嵌合位置へ相対回転させるだけで上縁嵌合部と外縁嵌合部とを嵌合させることができる。また、上縁嵌合部と外縁嵌合部とは、突起当接面上の嵌合突起の摺動に伴って上縁嵌合部及び外縁嵌合部の少なくとも一方が撓み変形した状態で、嵌合突起が嵌合凹部に係合することによって嵌合するので、作業者は嵌合完了時に適度な節度感を得ることができる。このため、簡単な作業によって確実に上縁嵌合部と外縁嵌合部とを嵌合させて、側方面体と天井面体とを結合することができる。
さらに、嵌合状態では、シール部材が弾性変形して収容凹部を密閉するので、上縁係合部と外縁係合部との係合部分から荷室内への浸水を防止することができる。また、変形したシール部材の弾性力は、嵌合した上縁嵌合部と外縁嵌合部との相対移動を抑制するので、嵌合状態がさらに安定する。

本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様の結合構造であって、外縁締結部は、天井面体の下面に沿って車幅方向内側へ延び、上縁締結部は、嵌合状態で外縁締結部の下側に重なって車幅方向内側へ延びる。外縁締結部は、嵌合状態で上縁締結部よりも車幅方向内側へ延びる先端部を有する。
上記構成では、天井面体の下面に板材等の内装パネルを張り付ける場合、作業者は、内装パネルの車幅方向の外縁部を外縁締結部の先端部に下方から重ねて天井面体に内装パネルを張り付ける。外縁締結部の先端部は、側方面体と天井面体とを結合した後も外部に露出するので、結合の前後の何れにおいても天井面体に内装パネルを張り付けることができる。また、結合前の天井面体に内装パネルを張り付けることにより、結合後に内装パネルを張り付ける場合に比べて容易に張り付け作業を行うことができる。
本発明によれば、天井外縁部材と側面上縁部材との嵌合状態を確実に安定させて、天井外縁部材と側面上縁部材とを締結固定した後の嵌合部分における隙間の発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態の荷台を備えたキャブオーバートラックを模式的に示す斜視図である。 図1の荷台を前斜め下方から視た外観斜視図である。 図2の荷室の前端内側を後斜め下方から視た斜視図である。 図2の荷室の前端外側を前斜め上方から視た斜視図である。 センターフレームとルーフレールインナとの連結構造を示す断面図である。 ルーフレールインナの断面図である。 ルーフレールインナの斜視図である。 レールアッパサイドとルーフレールアウタとの結合構造を示す断面図である。 レールアッパサイドとルーフレールアウタとを結合する工程を示す断面図であり、(a)は結合前のルーフレールアウタを、(b)は嵌合前のレールアッパサイド及びルーフレールアウタを、(c)は結合後のレールアッパサイド及びルーフレールアウタをそれぞれ示す。 レールアッパサイドとルーフレールアウタとを嵌合する工程を示す断面図であり、(a)は嵌合前の状態を、(b)は嵌合途中の状態を、(c)は嵌合後の状態をそれぞれ示す。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。各図において、FRは車両前方を、UPはウイングを閉じた状態での上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、特に説明していない場合、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を示す。
図1に示すように、キャブオーバートラックのウイング屋根式の荷台1は、床2と前壁3と後壁4とセンターフレーム5と左右一対のウイング6,6と左右一対の煽り7,7等から構成されている。
前壁3は、車体フレームに固定される矩形枠状の前フレーム8と、周縁部が前フレーム8に固定される前パネル19とを備え、車両のキャブ20の後面20aに対向配置されて荷室21の前方を区画する。前フレーム8は、荷台1の前部の左右に立設された一対の前支柱9,9と、車幅方向に沿って配置されて左右の前支柱9,9の上端同士を連結するフロントアッパクロスフレーム10とを有する。
後壁4は、車体フレームに固定される矩形枠状の後フレーム11と、後フレーム11に回転自在に支持されて荷台1の後方を開閉する左右の開閉扉12,12とを有し、荷室21の後方を区画する。後フレーム11は、荷台1の後部の左右に立設された一対の後支柱13,13と、車幅方向に沿って配置されて左右の後支柱13,13の上端同士を連結するリヤアッパクロスフレーム14とを有する。センターフレーム5は、前後方向に沿って配置され、フロントアッパクロスフレーム10の左右のほぼ中央とリヤアッパクロスフレーム14の左右のほぼ中央とを連結する。
各ウイング6は、荷室21の上方を区画する天井面体17と、天井面体17の車幅方向外側の端縁から下方へ略垂直に延びて荷室21の側方上部を区画する側方面体18とを備えた略L状断面を有する。左右のウイング6,6は、センターフレーム5の左右両側に配置され、各ウイング6の天井面体17の車幅方向内側の端縁部(後述するルーフレールインナ30、図5参照)がセンターフレーム5に回転自在に支持され、センターフレーム5を中心として左右対称に構成されている。フロントアッパクロスフレーム10及びリヤアッパクロスフレーム14と各ウイング6との間には、それぞれ開閉用油圧シリンダ16(図1には後方のみ図示)が設けられ、開閉用油圧シリンダ16によって左右のウイング6,6が閉止位置と開放位置との間で開閉駆動される。走行時などの通常時は、各ウイング6を閉止位置に設定して荷室21を閉じ、フォークリフトなどによって荷室21の側方から荷役作業を行う場合は、各ウイング6を開放位置に設定して荷室21の側方を開く。
図2〜図4に示すように、天井面体17は、ルーフレールインナ(天井内縁部材)30、ルーフレールアウタ(天井外縁部材)31、ルーフレールフロント(天井端縁部材)32、ルーフレールリヤ(天井端縁部材、図1参照)33、複数のクロスルーフフレーム34、及び複数のルーフシート(天井パネル)35等から構成される。
ルーフレールインナ30、ルーフレールアウタ31、ルーフレールフロント32、ルーフレールリヤ33、クロスルーフフレーム34、及び上記センターフレーム5は、押出型に応じた断面形状が長手方向に連続するアルミ合金製の長尺の押出型材である。ルーフシート35は、アルミ合金製の平板状のパネル材である。
ルーフレールインナ30及びルーフレールアウタ31は、天井面体17の車幅方向の内縁部及び外縁部にそれぞれ固定されて前後方向に延びる。ルーフレールフロント32及びルーフレールリヤ33は、天井面体17の前方及び後方の端縁部にそれぞれ固定されて車幅方向に延びる。ルーフレールフロント32の両端部は、ルーフレールインナ30の前端部及びルーフレールアウタ31の前端部にそれぞれ結合され、ルーフレールリヤ33の両端部は、ルーフレールインナ30の後端部及びルーフレールアウタ31の後端部にそれぞれ結合され、ルーフレールインナ30とルーフレールアウタ31とルーフレールフロント32とルーフレールリヤ33とは、矩形状のルーフ枠体を形成する。複数のクロスルーフフレーム34は、ルーフ枠体の内側を複数の同形状の矩形領域に分割するように前後方向に沿って略等間隔に並列配置され、各クロスルーフフレーム34の両端は、ルーフレールインナ30及びルーフレールアウタ31にそれぞれ結合される。複数(矩形領域と同数)のルーフシート35の各々は、ルーフ枠体の各矩形領域よりも僅かに大きい矩形板形状であり、車幅方向の内端縁部がルーフレールインナ30の上面に、外側端縁がルーフレールアウタ31の上面に、前端縁部がルーフレールフロント32又はクロスルーフフレーム34の上面に、後端縁部がクロスルーフフレーム34又はルーフレールリヤ33の上面にそれぞれ結合される。複数のルーフシート35は、複数の矩形領域をそれぞれ閉止して、全体として天井面体17の外面(上面)を構成する。天井面体17の内面(下面)には、木製の内装パネル36(図5参照)が固定される。
側方面体18は、レールアッパサイド(側面上縁部材)40、レールロアサイド(側面下縁部材)41、ポストサイドフロント(側面端縁部材)42、ポストサイドリヤ(側面端縁部材、図1参照)43、複数のクロスサイドフレーム44、及び複数のサイドシート(側面パネル)45等から構成される。レールアッパサイド40がルーフレールアウタ31に結合されることによって、天井面体17と側方面体18とが略L状断面のウイング6を形成する。
レールアッパサイド40とレールロアサイド41とポストサイドフロント42とポストサイドリヤ43とクロスサイドフレーム44とは、押出型に応じた断面形状が長手方向に連続するアルミ合金製の長尺の押出型材である。サイドシート45は、アルミ合金製の平板状又は波板状のパネル材である。
レールアッパサイド40及びレールロアサイド41は、側方面体18の上縁部及び下縁部にそれぞれ固定されて前後方向に延びる。ポストサイドフロント42及びポストサイドリヤ43は、側方面体18の前方及び後方の端縁部にそれぞれ固定されて上下方向に延びる。ポストサイドフロント42の両端部は、レールアッパサイド40の前端部及びレールロアサイド41の前端部にそれぞれ結合され、ポストサイドリヤ43の両端部は、レールアッパサイド40の後端部及びレールロアサイド41の後端部にそれぞれ結合され、レールアッパサイド40とレールロアサイド41とポストサイドフロント42とポストサイドリヤ43とは、矩形状のサイド枠体を形成する。複数のクロスサイドフレーム44は、サイド枠体の内側を複数の同形状の矩形領域に分割するように前後方向に沿って略等間隔に並列配置され、各クロスサイドフレーム44の両端は、レールアッパサイド40及びレールロアサイド41にそれぞれ結合される。クロスルーフフレーム34とクロスサイドフレーム44とは同数であり、天井面体17から側方面体18に亘って連続するように前後方向において略同位置に配置される。複数(矩形領域と同数)のサイドシート45の各々は、サイド枠体の各矩形領域よりも僅かに大きい矩形板形状であり、上端縁部がレールアッパサイド40の外面に、下端縁部がレールロアサイド41の外面に、前端縁部がポストサイドフロント42又はクロスサイドフレーム44の外面に、後端縁部がクロスサイドフレーム44又はポストサイドリヤ43の外面にそれぞれ結合される。複数のサイドシート45は、複数の矩形領域をそれぞれ閉止して、全体として側方面体18の外面(側面)を構成する。
図5に示すように、左右のウイング6,6の各ルーフレールインナ30は、ヒンジ部材22を介してセンターフレーム5に回転自在に支持される。左右のルーフレールインナ30,30の車幅方向の内縁部の上方のルーフシート35,35には、キャンバスシート23の車幅方向の外縁部が固着されている。キャンバスシート23は、軟質樹脂製のシート材であり、センターフレーム5の略全域において、センターフレーム5の上面及びセンターフレーム5とルーフレールインナ30との間隙を上方から覆う。キャンバスシート23の外縁部は、その下面を両面接着テープ24によってルーフシート35の上面に貼着し、その上方から防水テープ25を貼着することによってルーフシート35に固着される。このようにキャンバスシート23を両面接着テープ24と防水テープ25とによって固着するので、構造の簡素化及び作業の簡易化を図ることができる。
図6及び図7に示すように、ルーフレールインナ30は、車幅方向外側に開口するU状断面であり、クロスルーフフレーム34の車幅方向の内端部は、U状断面の内側に挿入されてルーフレールインナ30に結合される。ルーフレールインナ30の下面部には、上方に開口するU状のハーネス収容部37が形成され、ハーネス収容部37の内側に荷室の照明用などのハーネス26が配索される。ハーネス収容部37の車幅方向外側にはパネル支持片38が突設され、パネル支持片38は、クロスルーフフレーム34の下面に固定される内装パネル36の車幅方向の内縁部を下方から支持する。このように、ハーネス収容部37の内側にハーネス26を配策するので、ハーネス26を配策するための孔を形成する必要やクリップ等を別途設ける必要が無く、構造の簡素化及び配索作業の簡易化を図ることができる。
次に、天井面体17のルーフレールアウタ31と側方面体18のレールアッパサイド40との結合構造について説明する。
図8に示すように、レールアッパサイド40には、サイドフレーム結合部70と、コーナ形成部71と、ルーフレール連結部72とが一体的に形成されている。
サイドフレーム結合部70は、下方に開口するU状断面であり、サイドフレーム結合上面部(U状断面の底面部)73と、サイドフレーム結合上面部73の車幅方向の外縁部から下方へ延びるサイドフレーム結合外面部74と、サイドフレーム結合上面部73の車幅方向の内縁部から下方へ延びてサイドフレーム結合外面部74と対向するサイドフレーム結合内面部75とを有する。クロスサイドフレーム44の上端部は、サイドフレーム結合外面部74とサイドフレーム結合内面部75との間(U状断面の内側)に挿入されてサイドフレーム結合部70に結合される。
コーナ形成部71は、サイドフレーム結合外面部74から車幅方向内側上方に湾曲して延びるコーナ形成外面部76と、サイドフレーム結合内面部75から車幅方向内側上方に湾曲する短いコーナ形成内面部77とを有し、ウイング6のL状断面のコーナ部分を形成する。コーナ形成外面部76の上縁部とコーナ形成内面部77の上縁部とは、上下方向に起立する隔壁78によって連結され、コーナ形成外面部76とコーナ形成内面部77と隔壁78とサイドフレーム結合上面部73とは、三角形に近い台形状の閉断面79を形成する。
ルーフレール連結部72は、隔壁78の上縁部から車幅方向内側へ延びるレール連結上面部80と、隔壁78の下縁部から車幅方向内側へ延びるレール連結下面部81と、レール連結下面部81の車幅方向の内縁部からレール連結下面部81に対して略垂直上方へ起立してレール連結上面部80の車幅方向の内縁部に連続するレール連結側面部82と、レール連結側面部82の下縁部(レール連結下面部81の内縁部)から車幅方向内側へ延びるフランジ状の上縁締結部83とを有し、レール連結上面部80とレール連結下面部81とレール連結側面部82と隔壁78とは、矩形状の閉断面84を形成する。
レール連結上面部80の車幅方向の外縁部は、コーナ形成外面部76の上縁部に連続するように起立する壁形状であり、レール連結上面部80の外縁部には上縁係合部85が形成されている。レール連結上面部80の車幅方向の内縁部は、下方に曲折してさらに車幅方向内側に曲折してレール連結側面部82に連続するL形状であり、レール連結上面部80の内縁部には上縁嵌合部86が形成されている。
上縁係合部85は、レール連結上面部80の外縁部から車幅方向内側に向かって斜め上方へ僅かに湾曲して突出する係合突起87と、係合突起87の上面に形成される湾曲L状の支持溝88と、係合突起87の下面とレール連結上面部80の上面との間に形成される収容凹部89とを有する。
上縁嵌合部86は、レール連結側面部82の上縁部の近傍から上方へ延びる板形状である。上縁嵌合部86の車幅方向外側の側面の先端側には突起当接面90が、基端側(突起当接面90の下方)には嵌合凹部91がそれぞれ形成されている。上縁嵌合部86は、レール連結下面部81の垂直方向に対し基端側から先端側に向かって車幅方向内側に傾斜する。上縁嵌合部86の車幅方向内側の側面の基端側には、上縁嵌合部86の先端側を車幅方向内側へ撓み変形し易くさせる円弧状凹部92が形成されている。
上縁係合部85の収容凹部89の底部には、レールアッパサイド40の前後方向のほぼ全域に亘り、弾性を有する棒体状のガスケット(シール部材)93が収容される。
ルーフレールアウタ31には、ルーフフレーム結合部50と、サイドレール連結部51とが一体的に形成されている。
ルーフフレーム結合部50は、車幅方向内側に開口するU状断面であり、ルーフフレーム結合側面部(U状断面の底面部)52と、ルーフフレーム結合側面部52の上縁部から車幅方向内側へ延びるルーフフレーム結合上面部53と、ルーフフレーム結合側面部52の下縁部から車幅方向内側へ延びてルーフフレーム結合上面部53と対向するルーフフレーム結合下面部54とを有する。クロスルーフフレーム34の車幅方向の外端部は、ルーフフレーム結合上面部53とルーフフレーム結合下面部54との間(U状断面の内側)に挿入されてルーフフレーム結合部50に結合される。
サイドレール連結部51は、ルーフフレーム結合上面部53の車幅方向の外縁部(ルーフフレーム結合側面部52の上縁部)から車幅方向外側へ延びる板状である。サイドレール連結部51の車幅方向の外縁部には外縁係合部55が形成され、内端部には外縁嵌合部56が形成されている。
外縁係合部55は、車幅方向外側に突出する回転軸突起57と、回転軸突起57の基端後方から下方へ突出し車幅方向外側に曲折して回転軸突起57と対向して延びる押圧突起58と、回転軸突起57と押圧突起58との間に形成される係合凹部59とを有する。回転軸突起57の先端断面は円弧状であり、係合凹部59は、レールアッパサイド40の係合突起87の湾曲形状に合わせた湾曲形状を有する。
外縁嵌合部56は、下方へ延びる板形状であり、外縁嵌合部56の車幅方向内側の側面には車幅方向外側に突出する嵌合突起60が形成されている。外縁嵌合部56は、サイドレール連結部51の垂直方向に対し基端側から先端側に向かって車幅方向外側に傾斜する。
ルーフフレーム結合下面部54のうちクロスフレーム34が配置されない領域は、天井面体17の下面(クロスフレーム34の下面)に沿って車幅方向内側へ延びる外縁締結部61を構成する。外縁締結部61(ルーフフレーム結合下面部54)は、後述する嵌合状態(図8に示す状態)でレールアッパサイド40の上縁締結部83よりも車幅方向内側へ延びる先端部62を有する。
上縁係合部85と外縁係合部55とは、側方面体18と天井面体17とが鈍角に交叉する非嵌合位置(図9(b)に示す)で係脱可能であり、レールアッパサイド40の係合突起87がルーフレールアウタ31の係合凹部59に車幅方向外側から挿入されることによって係合状態となる。係合突起87の先端は、側方面体18と天井面体17とが非嵌合位置よりも鈍角に交叉する位置で回転軸突起57を支持溝88に上方から載置し、支持溝88上の回転軸突起57を略中心として非嵌合位置へ側方面体18と天井面体17とを相対回転させることによって係合凹部59に挿入される。側方面体18と天井面体17とを非嵌合位置から側方面体18と天井面体17とが略直角に交叉する嵌合位置まで回転軸突起57を中心としてさらに相対回転させると、係合突起87が係合凹部59の奥部に向かってさらに挿入される。このように、上縁係合部85と外縁係合部55とは、非嵌合位置での係合状態を維持したまま、嵌合位置と非嵌合位置との間で、支持溝88上の回転軸突起57(上縁係合部85及び外縁係合部55)を略中心とした側方面体18と天井面体17との相対回転を許容する。また、嵌合位置では、ルーフフレーム結合側面部52の下部とレール連結側面部82の下部とが当接することによって、側方面体18と天井面体17とが略直角に交叉する。
非嵌合位置から嵌合位置への側方面体18と天井面体17との相対回転に伴い、押圧突起58が収容凹部89に進入する。ガスケット93は、収容凹部89に進入する押圧突起58に押圧されて弾性変形して収容凹部89を密閉する。
嵌合突起60は、非嵌合位置から嵌合位置への側方面体18と天井面体17との相対回転に応じて、突起当接面90に当接し、突起当接面90上を摺動する。突起当接面90上の嵌合突起60の摺動に伴って、上縁嵌合部86及び外縁嵌合部56の少なくとも一方が撓み変形し、嵌合位置で嵌合突起60が嵌合凹部91に係合して上縁嵌合部86と外縁嵌合部56とが嵌合する。
上縁嵌合部86と外縁嵌合部56とが嵌合する嵌合状態において、上縁締結部83は、外縁締結部61の下側に重なって車幅方向内側へ延び、上縁締結部83と外縁締結部61とが締結固定される。また、変形したガスケット93の弾性力は、嵌合した上縁嵌合部86と外縁嵌合部56との相対移動を抑制する。
次に、天井面体17(ルーフレールアウタ31)と側方面体18(レールアッパサイド40)とを結合する工程について説明する。
まず、図9(a)に示すように、ルーフレールアウタ31の外縁締結部61の先端部62に内装パネル36の車幅方向の外縁部を重ねて、天井面体17の下面(クロスルーフフレーム34の下面)に内装パネル36を締結固定する。
次に、車幅方向内側が上方を向くように側方面体18を作業台に載せ、図9(b)に示すように側方面体18と天井面体17とが非嵌合位置よりも鈍角に交叉する位置でルーフレールアウタ31の回転軸突起57をレールアッパサイド40の支持溝88に上方から載置し、支持溝88上の回転軸突起57を略中心として非嵌合位置から嵌合位置へ天井面体17を回転させる(図9(c)参照)。天井面体17が非嵌合位置から嵌合位置まで回転する間、ルーフレールアウタ31の係合凹部59にレールアッパサイド40の係合突起87が挿入され(図10(a)参照)、レールアッパサイド40の上縁係合部85とルーフレールアウタ31の外縁係合部55とが係合状態を維持したまま天井面体17の回転を許容するので、天井面体17を容易に且つ確実に嵌合位置へ回転させることができる。
非嵌合位置から嵌合位置への天井面体17の回転に応じて、ルーフレールアウタ31の嵌合突起60は、図10(b)に示すように、レールアッパサイド40の突起当接面90に当接し、突起当接面90上を摺動する。突起当接面90上の嵌合突起60の摺動に伴って、レールアッパサイド40の上縁嵌合部86及びルーフレールアウタ31の外縁嵌合部56の少なくとも一方が撓み変形し、嵌合位置で嵌合突起60がレールアッパサイド40の嵌合凹部91に係合して上縁嵌合部86と外縁嵌合部56とが嵌合する(図10(c)参照)。
最後に、上下に重なる上縁締結部83と外縁締結部61とをボルト94及びナット95によって締結固定する。
本実施形態によれば、側方面体18と天井面体17とを結合する場合、作業者は、非嵌合位置で上縁係合部85と外縁係合部55とを係合し、側方面体18と天井面体17とを嵌合位置へ相対回転させることによって上縁嵌合部86と外縁嵌合部56とを嵌合させた後、上縁締結部83と外縁締結部61とを締結固定する。このとき、上縁嵌合部86と外縁嵌合部56とは、少なくとも一方が僅かに撓み変形して嵌合するので、部材の寸法誤差や組み付け誤差等が存在する場合であっても、嵌合状態が確実に安定し、上縁締結部83と外縁締結部61とを締結固定した後に嵌合部分にがたつきが発生し難く、嵌合部分での隙間の発生を抑制することができる。このため、嵌合部分(上縁嵌合部86と外縁嵌合部56との間)から荷室21内への浸水を防ぐための防水処理を簡素化又は省略することができる。
作業者は、非嵌合位置で上縁係合部85と外縁係合部55とを係合し、側方面体18と天井面体17とを嵌合位置へ相対回転させるだけで上縁嵌合部86と外縁嵌合部56とを嵌合させることができる。また、上縁嵌合部86と外縁嵌合部56とは、突起当接面90上の嵌合突起60の摺動に伴って上縁嵌合部86及び外縁嵌合部56の少なくとも一方が撓み変形した状態で、嵌合突起60が嵌合凹部91に係合することによって嵌合するので、作業者は嵌合完了時に適度な節度感を得ることができる。このため、簡単な作業によって確実に上縁嵌合部86と外縁嵌合部56とを嵌合させて、側方面体18と天井面体17とを結合することができる。
嵌合状態では、ガスケット93が弾性変形して収容凹部89を密閉するので、上縁係合部85と外縁係合部55との係合部分から荷室21内への浸水を確実に防止することができる。また、変形したガスケット93の弾性力は、嵌合した上縁嵌合部86と外縁嵌合部56との相対移動を抑制するので、嵌合状態がさらに安定する。
天井面体17の下面に板材等の内装パネル36を張り付ける場合、作業者は、内装パネル36の車幅方向の外縁部を外縁締結部61の先端部62に下方から重ねて天井面体17に内装パネル36を張り付ける。外縁締結部61の先端部62は、側方面体18と天井面体17とを結合した後も外部に露出するので、結合の前後の何れにおいても天井面体17に内装パネル36を張り付けることができる。また、結合前の天井面体17に内装パネル36を張り付けることにより、結合後に内装パネル36を張り付ける場合に比べて容易に張り付け作業を行うことができる。
なお、上述の実施形態は本発明の一例であり、本発明は上述の実施形態に限定されることはなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、上述の実施形態以外であっても種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、ウイング屋根式の荷台1を例示して説明したが、本発明は、ウイング式屋根を有さない箱形荷台やトレーラやセミトレーラの荷台に対しても適用可能である。
ルーフレールアウタ31及びレールアッパサイド40をアルミ合金製としたが、鋼等の他の金属製としてもよい。
ルーフレールアウタ31の外縁嵌合部56に嵌合突起60を設け、レールアッパサイド40の上縁嵌合部86に突起当接面90と嵌合凹部91とを設けたが、ルーフレールアウタ31の外縁嵌合部56に突起当接面と嵌合凹部とを設け、レールアッパサイド40の上縁嵌合部86に嵌合突起を設けてもよい。
また、ルーフレールアウタ31の外縁係合部55に押圧突起58を設け、レールアッパサイド40の上縁係合部85に収容凹部89を設けたが、ルーフレールアウタ31の外縁係合部に収容凹部を設け、レールアッパサイド40の上縁係合部85に押圧突起を設けてもよい。
1:荷台
3:前壁
4:後壁
5:センターフレーム
6:ウイング
7:煽り
10:フロントアッパクロスフレーム
16:開閉用油圧シリンダ
17:天井面体
18:側方面体
21:荷室
23:キャンバスシート
24:両面接着テープ
25:防水テープ
26:ハーネス
30:ルーフレールインナ(天井内縁部材)
31:ルーフレールアウタ(天井外縁部材)
32:ルーフレールフロント(天井端縁部材)
33:ルーフレールリヤ(天井端縁部材)
34:クロスルーフフレーム
35:ルーフシート(天井パネル)
36:内装パネル
37:ハーネス収容部
38:パネル支持片
40:レールアッパサイド(側面上縁部材)
41:レールロアサイド(側面下縁部材)
42:ポストサイドフロント(側面端縁部材)
43:ポストサイドリヤ(側面端縁部材)
44:クロスサイドフレーム
45:サイドシート(側面パネル)
50:ルーフフレーム結合部
51:サイドレール連結部
52:ルーフフレーム結合側面部
53:ルーフフレーム結合上面部
54:ルーフフレーム結合下面部
55:外縁係合部
56;外縁嵌合部
57:回転軸突起
58:押圧突起
59:係合凹部
60:嵌合突起
61:外縁締結部
62:先端部62
70:サイドフレーム結合部
71:コーナ形成部
72:ルーフレール連結部
73:サイドフレーム結合上面部
74:サイドフレーム結合外面部
75:サイドフレーム結合内面部
76:コーナ形成外面部
77:コーナ形成内面部
78:隔壁
79,84:閉断面
80:レール連結上面部
81:レール連結下面部
82:レール連結側面部
83:上縁締結部
85:上縁係合部
86:上縁嵌合部
87:係合突起
88:支持溝
89:収容凹部
90:突起当接面
91:嵌合凹部
92:円弧状凹部
93:ガスケット(シール部材)
94:ボルト
95:ナット

Claims (2)

  1. 荷室の側方を区画する側方面体と前記荷室の上方を区画する天井面体とを結合する車両の荷室上側部の結合構造であって、
    前記側方面体の上縁部に固定されて前後方向に延びる金属製の側面上縁部材と、
    前記天井面体の車幅方向の外縁部に固定されて前後方向に延びる金属製の天井外縁部材と、
    前記側面上縁部材と前記天井外縁部材とを締結固定するための締結部材と、
    弾性を有する棒体状のシール部材と、を備え、
    前記側面上縁部材には、上縁係合部と上縁嵌合部と上縁締結部とが一体形成され、
    前記天井外縁部材には、外縁係合部と外縁嵌合部と外縁締結部とが一体形成され、
    前記上縁係合部と前記外縁係合部とは、前記側方面体と前記天井面体とが鈍角に交叉する非嵌合位置で係脱可能であり、前記非嵌合位置での係合状態を維持したまま、前記側方面体と前記天井面体とが略直角に交叉する嵌合位置と前記非嵌合位置との間で、前記上縁係合部及び前記外縁係合部を略中心とした前記側方面体と前記天井面体との相対回転を許容し、
    前記上縁嵌合部及び前記外縁嵌合部の一方は、嵌合突起を有する板形状であり、
    前記上縁嵌合部及び前記外縁嵌合部の他方は、先端側の突起当接面と基端側の嵌合凹部とを有する板形状であり、
    前記上縁嵌合部と前記外縁嵌合部とは、前記非嵌合位置から前記嵌合位置への前記側方面体と前記天井面体との相対回転に応じて、前記嵌合突起が前記突起当接面に当接し、前記突起当接面上の前記嵌合突起の摺動に伴って前記上縁嵌合部及び前記外縁嵌合部の少なくとも一方が撓み変形し、前記嵌合位置で前記嵌合突起が前記嵌合凹部に係合して前記上縁嵌合部と前記外縁嵌合部とが嵌合するように形成され、
    前記上縁係合部及び前記外縁係合部の一方は、車幅方向へ突出して湾曲する係合突起と、前記係合突起の上面に形成されるL状の支持溝と、前記係合突起の下方に形成される収容凹部とを有し、
    前記上縁係合部及び前記外縁係合部の他方は、前記支持溝に載置されて前記側方面体と前記天井面体との前記相対回転の中心となる回転軸突起と、前記回転軸突起の下方で前記係合突起に合わせた湾曲形状に形成される係合凹部と、前記回転軸突起と対向して延びて前記回転軸突起との間に前記係合凹部を形成する押圧突起とを有し、
    前記係合突起及び前記係合凹部の湾曲形状は、前記支持溝に載置された前記回転軸突起を中心とする前記非嵌合位置から前記嵌合位置への前記側方面体と前記天井面体との嵌合方向への相対回転に伴い、前記係合突起が前記係合凹部に進入するように形成され、
    前記押圧突起及び前記収容凹部は、前記側方面体と前記天井面体との前記嵌合方向への相対回転に伴い、前記押圧突起が前記収容凹部に進入するように形成され、
    前記係合突起が前記係合凹部に進入することにより、前記上縁係合部と前記外縁係合部とが前記係合状態となり、
    前記シール部材は、前記収容凹部の底部に収容され、前記上縁嵌合部と前記外縁嵌合部とが嵌合する際に、前記収容凹部に進入する前記押圧突起に押圧されて弾性変形して、前記嵌合方向と反対の方向に作用する弾性力を前記押圧突起に付与し、
    前記上縁嵌合部と前記外縁嵌合部とが嵌合した嵌合状態において、変形した前記シール部材は、前記収容凹部を密閉し、且つ変形した前記シール部材の弾性力は、嵌合した前記上縁嵌合部と前記外縁嵌合部との相対移動を抑制し、
    前記上縁締結部と前記外縁締結部とは、前記上縁嵌合部と前記外縁嵌合部とが嵌合した前記嵌合状態において、重なった状態で前記締結部材によって締結固定される
    ことを特徴とする車両の荷室上側部の結合構造。
  2. 請求項1に記載の結合構造であって、
    前記外縁締結部は、前記天井面体の下面に沿って車幅方向内側へ延び、
    前記上縁締結部は、前記嵌合状態で前記外縁締結部の下側に重なって車幅方向内側へ延び、
    前記外縁締結部は、前記嵌合状態で前記上縁締結部よりも車幅方向内側へ延びる先端部を有する
    ことを特徴とする車両の荷室上側部の結合構造。
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