JP6008284B2 - 半導体紫外発光素子 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体紫外発光素子に関するものである。
従来から、III族窒化物半導体(AlN、AlGaN、AlGaInNなど)により発光層が形成され、紫外光の波長域で発光する半導体紫外発光素子の高効率化および高出力化の研究が各所で行われている。半導体紫外発光素子は、衛生、医療、工業、照明や精密機械など様々な分野への応用が期待されている。
この種の半導体紫外発光素子として、図35に示す、第2コンタクト部106に紫外光の吸収不能部としての溝部106aを設け、溝部106aを出射部として、発光部104からの励起発光を取り出すものが知られている(たとえば、特許文献1を参照)。
特許文献1の半導体紫外発光素子たる発光素子100は、基板101の上に、第1コンタクト部102と、第1クラッド部103と、発光部104と、第2クラッド部105と、第2コンタクト部106とをこの順に隣接形成させた積層構造を有している。発光素子100は、第1コンタクト部102に隣接するカソード電極部107を有している。発光素子100は、第2コンタクト部106に隣接するアノード電極部108を有している。
特許文献1の発光素子100は、発光部104が紫外領域に発光波長を有する第1のIII族窒化物で形成されている。発光部104は、実際に励起発光を生じさせる発光層104aと、キャリアの閉じ込め効果を得るために発光層104aよりもわずかにバンドギャップが大きなバリア層104bとが繰り返し積層された多重量子井戸層の構成をしている。第1クラッド部103は、N型の導電型を有し、第1のIII族窒化物よりもバンドギャップが大きい第2のIII族窒化物にて形成されている。第1コンタクト部102は、N型の導電型を有し、第2のIII族窒化物よりもバンドギャップが小さい第3のIII族窒化物にて形成されている。また、第2クラッド部105は、P型の導電型を有し、第1のIII族窒化物よりもバンドギャップが大きい第4のIII族窒化物から形成されている。第2コンタクト部106は、P型の導電型を有し、第4のIII族窒化物よりもバンドギャップが小さい第5のIII族窒化物から形成されている。なお、アノード電極部108は、第2コンタクト部106における最上面のアノード電極層108aと、アノード電極層108aの上面の一部領域におけるアノード電極パッド108bとを有している。
特許文献1の発光素子100では、カソード電極部107と第1コンタクト部102との間、およびアノード電極部108と第2コンタクト部106との間で良好なオーム性接触を確保している。発光素子100は、良好なオーム性接触を確保するために、紫外光の透過能の小さいIII族窒化物で第1コンタクト部102と第2コンタクト部106とが形成されている。また、特許文献1の発光素子100は、第2コンタクト部106に設けた吸収不能部を出射部として、発光部104における励起発光を効率良く取り出せるようにしている。
特許文献1の発光素子100は、上述の構成により、低い動作電圧と高い発光効率とを有する紫外光発光素子とすることができる、としている。
特開2008−171941号公報
しかしながら、半導体紫外発光素子は、より高い光出力が求められており、上述の特許文献1の発光素子100の構成だけでは十分ではなく更なる改良が求められている。
本発明は上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、より光出力の高い半導体紫外発光素子を提供することにある。
本発明の半導体紫外発光素子は、n型窒化物半導体層と、p型窒化物半導体層と、上記n型窒化物半導体層と上記p型窒化物半導体層との間に設けられた窒化物半導体の発光層と、上記n型窒化物半導体層に接続されたn電極と、上記p型窒化物半導体層に接続されたp電極とを有する半導体紫外発光素子であって、上記p型窒化物半導体層は、上記p型窒化物半導体層における上記発光層側に設けられ上記発光層よりもバンドギャップが大きいp型導電層と、上記p型窒化物半導体層における上記発光層とは反対側に設けられ上記発光層よりもバンドギャップが小さく上記p電極と接触するp型コンタクト部とを備えており、上記p型窒化物半導体層は、上記p型導電層の一表面上に複数個のドット状の上記p型コンタクト部を設けて、上記一表面に上記p型コンタクト部で覆われない非被覆領域を形成しており、上記p型導電層は、p型GaAlNであり、上記p型コンタクト部は、p型GaNであり、上記発光層は、360nm以下の紫外光を発光し、上記p型窒化物半導体層は、任意の隣接する上記p型コンタクト部同士の間隔(d)を上記p型導電層の厚み(t)で除した値(d/t)のうち、0<d/t≦3.0となるものが70%以上となるように上記p型コンタクト部が配置されており、上記p電極は、上記複数個のドット状のp型コンタクト部を覆い上記発光層からの紫外光を透過する金属からなる第1電極を備えていることを特徴とする。
この半導体紫外発光素子において、上記p型窒化物半導体層は、任意の隣接する上記p型コンタクト部同士の間隔(d)を上記p型導電層の厚み(t)で除した値(d/t)のうち、0<d/t≦1.8となるものが100%となるように上記p型コンタクト部が配置されていることが好ましい。
この半導体紫外発光素子において、上記非被覆領域は、上記p型導電層の上記一表面に対して少なくとも50%以上の面積を占めることが好ましい。
本発明の半導体紫外発光素子は、より光出力を高めることが可能になるという効果がある。
実施形態1の半導体紫外発光素子を示す略断面図である。 実施形態1の半導体紫外発光素子の要部を示す平面図である。 実施形態1の半導体紫外発光素子の要部における電流の流れを説明する断面説明図である。 p型導電層の抵抗率を変化させた場合におけるp型コンタクト部からの距離と電流密度との関係を示すグラフである。 p型導電層の膜厚を変化させた場合におけるp型コンタクト部からの距離と電流密度との関係を示すグラフである。 実施形態1の半導体紫外発光素子の要部における光の取り出しを説明する断面説明図である。 実施形態2の半導体紫外発光素子を示す略断面図である。 実施形態3の半導体紫外発光素子を示す平面図である。 実施形態3の半導体紫外発光素子を示し、図8のIXa−IXaにおける略断面図である。 実施形態3の半導体紫外発光素子を示し、図9のXa−Xaにおける略断面図である。 実施形態3の別の半導体紫外発光素子を示す断面図である。 実施形態3の他の半導体紫外発光素子を示す平面図である。 実施形態3の他の半導体紫外発光素子を示し、図12のXIIIa−XIIIaにおける略断面図である。 実施形態3の他の半導体紫外発光素子を示し、図13のXIVa−XIVaにおける略断面図である。 実施形態4の半導体紫外発光素子を示す平面図である。 実施形態4の半導体紫外発光素子を示し、図15のXVIa−XVIaにおける略断面図である。 実施形態4の半導体紫外発光素子を示し、図16のXVIIa−XVIIaにおける略断面図である。 実施形態4の半導体紫外発光素子の要部を示す平面図である。 実施形態4の別の半導体紫外発光素子を示す略断面図である。 実施形態5の半導体紫外発光素子を示す平面図である。 実施形態5の半導体紫外発光素子を示し、図20のIIXIa−IIXIaにおける略断面図である。 実施形態5の半導体紫外発光素子を示し、図21のIIXIIa−IIXIIaにおける略断面図である。 実施形態6の半導体紫外発光素子を示す平面図である。 実施形態6の半導体紫外発光素子を示し、図23のIIXIVa−IIXIVaにおける略断面図である。 実施形態6の半導体紫外発光素子を示し、図24のIIXVa−IIXVaにおける略断面図である。 実施形態6の別の半導体紫外発光素子を示す略断面図である。 実施形態6の別の半導体紫外発光素子を示す平面図である。 実施形態6の別の半導体紫外発光素子を示し、図27のIIXVIIIa−IIXVIIIaにおける略断面図である。 実施形態6の別の半導体紫外発光素子を示し、図28のIIXIXa−IIXIXaにおける略断面図である。 実施形態7の半導体紫外発光素子を示す平面図である。 実施形態7の半導体紫外発光素子を示し、図30のIIIXIa−IIIXIaにおける略断面図である。 実施形態7の半導体紫外発光素子を示し、図31のIIIXIIa−IIIXIIaにおける略断面図である。 実施形態7の別の半導体紫外発光素子を示す略断面図である。 実施形態7の他の半導体紫外発光素子を示す略断面図である。 従来の発光素子の構造を模式的に示し、(a)は上面図、(b)は上面図に記す線分A−Bに沿った断面図である。
(実施形態1)
以下、本実施形態の半導体紫外発光素子10について、図1ないし図6を用いて説明する。なお、図中において同じ構成要素に対しては、同一の符号を付している。また、各図における構成要素の比率は、必ずしも実際の寸法を反映するものではない。
本実施形態の半導体紫外発光素子10は、図1に示すように、n型窒化物半導体層3と、p型窒化物半導体層5と、n型窒化物半導体層3とp型窒化物半導体層5との間に設けられた窒化物半導体の発光層4とを有する。また、半導体紫外発光素子10は、n型窒化物半導体層3に接続されたn電極6と、p型窒化物半導体層5に接続されたp電極7とを有する。p型窒化物半導体層5は、p型窒化物半導体層5における発光層4側に設けられ発光層4よりもバンドギャップが大きいp型導電層5aを備えている。また、p型窒化物半導体層5は、p型窒化物半導体層5における発光層4とは反対側に設けられ発光層4よりもバンドギャップが小さくp電極7と接触するp型コンタクト部5bを備えている。
本実施形態の半導体紫外発光素子10では、p型窒化物半導体層5は、p型導電層5aの一表面5aa上に複数個のドット状のp型コンタクト部5bを設けて、一表面5aaにp型コンタクト部5bで覆われない非被覆領域Eを形成している(図2を参照)。半導体紫外発光素子10は、非被覆領域Eにおいて、隣接するp型コンタクト部5b,5b同士の間隔dをp型導電層5aの厚みtで除した値が0より大きく3.0以下とする領域を、非被覆領域Eの70%以上としている。
これにより、本実施形態の半導体紫外発光素子10は、より光出力を高めることが可能となる。
以下、本実施形態の半導体紫外発光素子10について、より詳細に説明する。
図1に示す半導体紫外発光素子10は、紫外光を発光可能な発光ダイオードを構成している。半導体紫外発光素子10は、サファイアなどのエピタキシャル成長用単結晶基板を基板1としている。半導体紫外発光素子10は、基板1の一面側に、AlNなど窒化物半導体材料のバッファ層2を備えている。半導体紫外発光素子10は、バッファ層2の基板1とは反対側に、AlGaNなどのn型窒化物半導体層3を備えている。半導体紫外発光素子10は、n型窒化物半導体層3の基板1とは反対側に、紫外光が発光可能なAlGaNなどの窒化物半導体を用いた発光層4を備えている。半導体紫外発光素子10は、発光層4におけるn型窒化物半導体層3と反対側にp型窒化物半導体層5を備えている。p型窒化物半導体層5は、p型窒化物半導体層5における発光層4側にAlGaNなどのp型導電層5aと、発光層4とは反対側にGaNなどのp型コンタクト部5bとを備えている。p型窒化物半導体層5は、p型導電層5aの一表面5aa上に複数個のp型コンタクト部5bをドット状に設けている。p型窒化物半導体層5は、p型導電層5aの一表面5aaがp型コンタクト部5bによって完全に覆われておらず、p型導電層5aの一表面5aaにp型コンタクト部5bで覆われない非被覆領域Eが形成されている。
半導体紫外発光素子10は、基板1の上記一面側において、発光層4およびp型窒化物半導体層5の一部を残し、n型窒化物半導体層3を露出させる露出部3aaが形成されたメサ構造を有している。半導体紫外発光素子10は、n型窒化物半導体層3の露出部3aaにカソード電極となるn電極6が形成されている。また、半導体紫外発光素子10は、複数個のドット状のp型コンタクト部5bを覆うように、アノード電極となるp電極7が形成されている。本実施形態の半導体紫外発光素子10では、p電極7は、複数個のp型コンタクト部5bを覆い発光層4からの紫外光(図1の紙面の上方に向かう白抜きの矢印を参照)を透過可能な透光性の金属からなるコンタクト用の第1電極7aを備えている。なお、半導体紫外発光素子10は、発光層4から基板1側へ向かう紫外光(図1の紙面の下方に向かう白抜きの矢印を参照)も放射する。また、p電極7は、第1電極7a上の一部に外部のボンディングワイヤ(図示していない)などと接続可能なボンディング用の第2電極7bを備えている。第2電極7bは、第1電極7aよりも膜厚で形成している。すなわち、p電極7は、第1電極7aと第2電極7bとを備えている。また、半導体紫外発光素子10は、n電極6とp電極7とが同一平面側に形成されている。
半導体紫外発光素子10は、基板1の上記一面側に、バッファ層2とn型窒化物半導体層3と発光層4とp型窒化物半導体層5との積層構造物を有機金属気相成長法(MOVPE法)などにより成膜することができる。半導体紫外発光素子10は、n型窒化物半導体層3の一部が露出するように、上記積層構造物をp型窒化物半導体層5側からn型窒化物半導体層3の途中までエッチングすることで、メサ構造を形成することができる。
次に、本実施形態の半導体紫外発光素子10における光出力を高める構造について詳述する。
まず最初に、図3に示す構造の半導体紫外発光素子10のモデルにおいて、本発明者らが行った種々の実験に基づく考察について説明する。なお、図3では、隣接するp型コンタクト部5b,5bのうち、一方のp型コンタクト部5bからp型導電層5aに拡散する電流を模式的に示している(図3の破線を参照)。
図4では、p型導電層5aの抵抗率Rを変化させた場合におけるp型コンタクト部5bからの距離Xと、p型導電層5aにおける膜厚方向と垂直な方向に沿った横方向への電流密度との関係のシミュレーション結果を示している。なお、p型導電層5aの抵抗率Rとして、抵抗率R1は、5Ωcm、抵抗率R2は、3Ωcm、抵抗率R3は、1Ωcm、抵抗率R4は、0.5Ωcm、抵抗率R5は、0.2Ωcm、抵抗率R6は、0.1Ωcmとしている。図4において、p型導電層5aは、p型導電層5aの膜厚を0.1μmとしている。図4では、平面視におけるp型コンタクト部5bの端部からの距離をXとして、電流密度の変化を示している。図4において、電流密度の大きさは、p型コンタクト部5bの直下における電流密度を基準として、規格化して表示している。本発明者らが行ったシミュレーション結果からでは、p型導電層5aの抵抗率Rの違いによる横方向への電流拡散距離の変化は見られなかった。つまりp型導電層5aの抵抗率Rは、p型導電層5aの横方向への電流拡散距離への影響が少ないといえる。
また、図5では、p型導電層5aの厚みtを変化させた場合におけるp型コンタクト部5bからの距離Xと、p型導電層5aにおける膜厚方向と垂直な方向に沿った横方向への電流密度との関係のシミュレーション結果を示している。なお、p型導電層5aの厚みtとして、膜厚t1は、0.1μm、膜厚t2は、0.2μm、膜厚t3は、0.3μm、膜厚t4は、0.4μm、膜厚t5は、0.5μmとしている。図5において、p型導電層5aは、p型導電層5aの抵抗率を5Ωcmとしている。図5では、平面視におけるp型コンタクト部5bの端部からの距離をXとして、電流密度の変化を示している。図5において、電流密度の大きさは、p型コンタクト部5bの直下における電流密度を基準として、規格化して表示している。本発明者らが行ったシミュレーション結果からでは、p型導電層5aの厚みtが増加するにつれ、p型導電層5aの横方向への電流拡散距離が増加していることがわかる。
本発明者らのシミュレーション結果から、p型窒化物半導体層5において、p型導電層5aの抵抗率Rを下げることよりも、p型導電層5aの厚みtを厚くする方が、p型導電層5aにおける横方向への電流拡散距離の向上に大きく寄与することが分かる。
表1は、p型導電層5aの異なる厚みtごとに、p型コンタクト部5bの直下における電流密度を基準(100%)として、電流密度が50%、25%、10%、1%となる平面視におけるp型コンタクト部5bの端部からの距離Xを示している。
Figure 0006008284
次に、p型コンタクト部5bの端部からの距離Xをp型導電層5aの厚みtで除した値を表2に示す。
Figure 0006008284
表2では、p型コンタクト部5bの端部からの距離Xをp型導電層5aの厚みtで除した値は、たとえば、電流密度が10%であれば、1.467−1.490で大凡1.5程度となっている。p型コンタクト部5bの端部からの距離Xをp型導電層5aの厚みtで除した値は、表2より、p型導電層5aの厚みtの変化にかかわらず、所定の電流密度ごとに、ほぼ等しい値となることが分かる。p型コンタクト部5bの端部からの距離Xをp型導電層5aの厚みtで除した値は、電流密度の上限値を表している。すなわち、p型コンタクト部5bの端部からの距離Xをp型導電層5aの厚みtで除した値は、表2の数値よりも小さくなるほど、電流密度がより大きくなることを表している。
次に、隣接するp型コンタクト部5b,5b同士の間隔dをp型導電層5aの厚みtで除した値を表3に示す。
Figure 0006008284
表3では、図3における隣接するp型コンタクト部5b,5bそれぞれから最も遠くなるp型コンタクト部5b,5b同士の中間における電流密度の値を示している。電流密度の値を設定した設定値は、p型コンタクト部5bの直下における電流密度を基準として、電流密度が100%、50%、20%、1%としている。
表3より、半導体紫外発光素子10では、隣接するp型コンタクト部5b,5b同士の間隔dをp型導電層5aの厚みで除した値tが、0より大きく3.0以下であれば、p型コンタクト部5b,5b同士の間隔dの間を20%以上の電流密度とすることができる。
ところで、窒化物半導体を用いた半導体紫外発光素子では、窒化物半導体における貫通転位密度が高く、非発光再結合が支配的となり、内部量子効率が低い。また、窒化物半導体を用いた半導体紫外発光素子では、一般に、n型窒化物半導体層3と比較して、p型窒化物半導体層5を低抵抗に形成させることが難しい。さらに、窒化物半導体を用いた半導体紫外発光素子では、正孔の有効質量が大きく、p型窒化物半導体層5における膜厚方向と垂直な方向に沿った横方向への電流拡散距離が短い傾向にある。そのため、半導体紫外発光素子10では、単に、p型導電層5aの導電性やp型コンタクト層5cの形状を工夫するだけでは、発光面積が小さくなり、光出力の向上が難しい場合があると考えられる。
本発明者らは、上述のシミュレーション結果に基づき、所定のp型コンタクト部5bを備えることにより、より光出力を高めることができることを見出した。
半導体紫外発光素子10では、たとえば、p型コンタクトとして、発光層4よりもバンドギャップが小さく発光層4で発生した紫外光を吸収するp型GaNを使用する場合、p電極7と良好なオーミック接触を行うことが可能となる。しかしながら、半導体紫外発光素子10は、p型コンタクトとして、p型GaNを使用する場合、発光層4が発光した紫外光がp型コンタクト部5bで吸収され光取出し効率が低下する傾向にある。また、半導体紫外発光素子10では、p型コンタクトとして、発光層4で発生した紫外光が吸収されないように発光層4よりもバンドギャップの大きなp型AlGaNを用いる場合、p型AlGaNで高いホール濃度が得ることが著しく困難であり出力の向上を図ることが難しいという問題が生ずる。
また、半導体紫外発光素子10では、図6に示すように、発光層4から放射された紫外光(図6の白抜きの矢印を参照)は、隣接するp型コンタクト部5b,5b同士の間d41から外部に取り出すことができる。半導体紫外発光素子10は、発光層4から放射された紫外光がp型コンタクト部5bで吸収されることを抑制し、光出力の低下を抑制することが可能となる。しかしながら、半導体紫外発光素子10では、隣接するp型コンタクト部5b,5b同士が離れ過ぎると、発光層4に電流が十分に供給されず発光層4から紫外光が放射されない領域d42が生じる。半導体紫外発光素子10は、発光層4から紫外光が放射されない領域d42が生じることにより、光出力を向上させることが難しい場合が生ずる。
本実施形態の半導体紫外発光素子10では、p型コンタクト部5b,5b間での電流密度の低下が、p電極7の直下の電流密度を基準として、p型コンタクト部5bの直下における電流密度の20%までを下限値となるようにp型コンタクト部5bを設計している。また、本実施形態の半導体紫外発光素子10では、p型コンタクト部5bの直下における電流密度の20%までに抑えられる下限値の領域が非被覆領域Eの70%を占めている。
これにより本実施形態の半導体紫外発光素子10は、ドット状のp型コンタクト部5bの間の非被覆領域Eを介して、発光層4からの紫外光を外部に出射させることが可能となる。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、特定のp型コンタクト部5bを用いることで、p電極7との良好なオーミック接触を行いつつ、発光層4からの紫外光が吸収されることを抑制することが可能となる。また、本実施形態の半導体紫外発光素子10では、隣接するp型コンタクト部5b,5b同士の間隔dを所定の間隔とすることで、光出力を向上させることが可能となる。
なお、半導体紫外発光素子10では、非被覆領域Eにおいて、p型コンタクト部5bの直下における電流密度の20%までに抑えられる下限値の領域の割合が少ないと、発光むらを生じる恐れがある。また、本発明者らは、p型コンタクト部5bの直下における電流密度を基準として、電流密度の下限値が50%未満に低下した領域がある場合、半導体紫外発光素子10全体の発光強度が低下する傾向にあるという知見を得ている。本実施形態の半導体紫外発光素子10では、p電極7とp型コンタクト部5bとの間で良好なオーミック接触を行いつつ、発光層4が発光した紫外光をp型コンタクト部5bが吸収することを抑制させている。
なお、本実施形態の半導体紫外発光素子10では、非被覆領域Eは、p型導電層5aの一表面5aaに対して少なくとも50%以上の面積を占めることで、より光出力を向上させることができる。非被覆領域Eの上限値は、特に定めるものではないが、p型コンタクト部5bからp型導電層5aに流れる電流を確保するため、たとえば、90%以下とすることができる。
また、半導体紫外発光素子10では、表3に示すように、p型コンタクト部5bの直下における電流密度を基準として電流密度が50%に低下する距離Xをp型導電層5aの厚みtで除した値が、1.733〜1.80となっている。本実施形態の半導体紫外発光素子10では、p型窒化物半導体層5は、隣接するp型コンタクト部5b,5b同士の間隔dをp型導電層5aの厚みtで除した値が0より大きく1.8以下の範囲となるように非被覆領域Eの形状や大きさを設計している。これにより本実施形態の半導体紫外発光素子10は、発光面積が小さくなることを抑制しつつ、光取出し効率を向上させることが可能となる。
以下、本実施形態の半導体紫外発光素子10に用いられる各構成について、詳述する。
基板1は、n型窒化物半導体層3、発光層4やp型窒化物半導体層5を支持可能なものである。基板1は、たとえば、エピタキシャル成長用単結晶基板として、基板1の上記一面が(0001)面となるc面のサファイア基板を好適に用いることができる。基板1は、サファイア基板だけに限られず、たとえば、スピネル基板、シリコン基板、炭化シリコン基板、酸化亜鉛基板、燐化ガリウム基板、砒化ガリウム基板、酸化マグネシウム基板、硼化ジルコニウム基板やIII族窒化物系半導体結晶基板などを用いることもできる。基板1は、光取出し効率向上の観点から、発光層4から放射される紫外光に対して透光性のより高いものが好ましい。
バッファ層2は、n型窒化物半導体層3の貫通転位を低減するとともにn型窒化物半導体層3の残留歪みを低減するために好適に備えている。バッファ層2は、基板1の上記一面上に形成されAlを構成元素として含む窒化物半導体から構成したAlN層、AlGaN層やAlInN層などが好ましい。
n型窒化物半導体層3は、発光層4へ電子を注入可能なものであればよい。n型窒化物半導体層3は、n型窒化物半導体層3の膜厚やn型窒化物半導体層3の組成を特に限定するものではない。n型窒化物半導体層3は、たとえば、バッファ層2上に形成されたSiドープのn型Al0.55Ga0.45N層により構成することができる。本実施形態の半導体紫外発光素子10では、n型窒化物半導体層3は、発光層4に対してクラッド層として機能するとともにコンタクト層としても機能するn型AlGaN層により構成している。n型窒化物半導体層3は、単層構造に限らず、多層構造でもよい。n型窒化物半導体層3は、多層構造の場合、たとえば、バッファ層2上のSiドープのn型Al0.7Ga0.3N層と、n型Al0.7Ga0.3N層上のSiドープのn型Al0.55Ga0.45N層とで構成することができる。n型窒化物半導体層3は、多層構造の場合、超格子構造としてもよい。
発光層4は、n型窒化物半導体層3とp型窒化物半導体層5との間に設けられるものであって、紫外光が発光可能な窒化物半導体により形成されていればよい。発光層4は、図示していないが、障壁層と井戸層とを交互に積層して構成させた量子井戸構造とすることができる。発光層4は、たとえば、膜厚が8nmのAl0.55Ga0.45N層により障壁層を構成し、膜厚が2nmのAl0.40Ga0.60N層により井戸層を構成することができる。なお、発光層4は、障壁層および井戸層の各組成を限定するものではなく、たとえば、360nm以下の所望の発光波長(発光ピーク波長)の紫外光を発光するものとして、250nm〜300nmの波長域における紫外光が発光できるように発光波長に応じて適宜に設定することができる。また、発光層4は、発光層4における井戸層の数が限定されるものではない。したがって、発光層4は、井戸層を複数備えた多重量子井戸構造に限らず、井戸層を1つとした単一量子井戸構造を採用してもよい。また、発光層4は、障壁層の膜厚や井戸層の膜厚も特に限定するものではない。発光層4は、発光層4を単層構造として、n型窒化物半導体層3と、p型窒化物半導体層5とで挟まれたダブルへテロ構造としてもよい。
p型窒化物半導体層5は、発光層4へ正孔を注入可能なものであればよい。p型窒化物半導体層5は、p型窒化物半導体層5における発光層4側に設けられ発光層4よりもバンドギャップが大きいp型導電層5aを備えている。p型導電層5aは、図示していないが、第1のp型半導体層と第2のp型半導体層とを好適に備えている。上記第1のp型半導体層と上記第2のp型半導体層とは、たとえば、キャリアの閉じ込めと光の閉じ込めとを機能分離させる目的のため、Alの組成比を異ならせており、たとえば、上記第1のp型半導体層の方が上記第2のp型半導体層と比較してAlの組成比を大きくしたものを利用することができる。p型窒化物半導体層5は、発光層4上に形成されたMgドープのp型Al0.9Ga0.1N層からなる上記第1のp型半導体層と、上記第1のp型半導体層上に形成されたMgドープのp型Al0.55Ga0.45N層からなる上記第2のp型半導体層とを備えることができる。p型窒化物半導体層5は、上記第1のp型半導体層および上記第2のp型半導体層の各組成を、上記第1のp型半導体層のバンドギャップが上記第2のp型半導体層のバンドギャップよりも大きくなるように設定してある。また、上記第2のp型半導体層の組成は、上記第2のp型半導体層のバンドギャップが、発光層4における障壁層のバンドギャップと同じになるように設定してある。p型窒化物半導体層5のp型導電層5aは、上記第1のp型半導体層および上記第2のp型半導体層全体として、発光層4よりもバンドギャップを大きくしている。
また、p型窒化物半導体層5は、p型窒化物半導体層5における発光層4とは反対側に設けられ発光層4よりもバンドギャップが小さくp電極7と接触するp型コンタクト部5bを備えている。p型窒化物半導体層5は、たとえば、上記第2のp型半導体層上にMgドープのp型GaNにより構成するp型コンタクト部5bを備えている。
なお、本実施形態の半導体紫外発光素子10では、p型窒化物半導体層5は、上記第1のp型半導体層の膜厚を15nm、上記第2のp型半導体層の膜厚を50nm、p型コンタクト部5bの厚みを15nmに設定してある。なお、p型コンタクト部5bの厚みは、p型導電層5aの一表面5aaからp型導電層5aの膜厚方向に沿った高さとしている。p型窒化物半導体層5は、p型窒化物半導体層5を構成する上記第1のp型半導体層、上記第2のp型半導体層それぞれの各膜厚や、p型コンタクト5bの厚みを特に限定するものではない。
半導体紫外発光素子10は、p型窒化物半導体層5で採用する窒化物半導体も特に限定するものではなく、p型窒化物半導体層5は、たとえば、p型導電層5aとして、AlGaInN、AlInNを用いてもよい。また、p型窒化物半導体層5は、p型コンタクト部5bとして、AlGaInN、InGaN、AlInNを用いることができるものの、p電極7との電気的接触のためにGaNを用いることがより好ましい。特に、p型コンタクト部5bは、Alを含有しないGaNにより形成することで、p電極7と良好なオーミック接触をとることが容易となる。
半導体紫外発光素子10は、上記第1のp型半導体層と上記第2のp型半導体層とを備えたp型導電層5aと、p型コンタクト部5bとを有する構造により、p型窒化物半導体層5とp電極7との接触抵抗を低減でき良好なオーミック接触を得ることが可能となる。また、半導体紫外発光素子10は、上記構造により、p型窒化物半導体層5と発光層4とのバンドギャップおよび格子定数それぞれの違いを緩和することが可能となる。なお、p型導電層5aは、2層構造だけに限らず、単層構造でもよいし、3層以上の多層構造でもよい。p型窒化物半導体層5は、上記構造に限らず、p型導電層5aと発光層4との間に、p型導電層5aとは別の半導体層を備えていてもよい。
本実施形態の半導体紫外発光素子10は、成長条件を調整して、選択的に窒化物半導体を成長させることにより、p型導電層5a上に複数個のドット状のp型コンタクト部5bを形成することができる。また、半導体紫外発光素子10は、予めp型導電層5a上に複数個の開口部を有するマスクを形成させ、MOVPE法などを利用した選択成長より、マスクの開口部から露出するp型導電層5aを核として成長させた窒化物半導体をp型コンタクト部5bとすることができる。p型窒化物半導体層5は、窒化物半導体が成長する開口部の位置を規則的に配置したマスクを用いることで、p型コンタクト部5bを規則的に形成することができる。さらに、本実施形態の半導体紫外発光素子10は、p型導電層5a上にp型コンタクト層を形成後、p型コンタクト層を部分的にエッチングすることにより、p型導電層5a上に複数個のドット状のp型コンタクト部5bを形成することもできる。
また、本実施形態の半導体紫外発光素子10は、複数個のドット状のp型コンタクト部5bを規則的に配置させることで、製造された複数個の半導体紫外発光素子10の光学特性を揃えることができる。半導体紫外発光素子10は、厚みを調整した誘電体多層膜をマスクに利用することで、発光層4からの紫外光を反射する反射層の機能を持たることもできる。これにより、本実施形態の半導体紫外発光素子10は、p型導電層5a上に複数個のドット状のp型コンタクト部5bを形成した後に、マスクを除去する必要もなく、光取出し効率の向上にマスクを利用することができる。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、p型コンタクト層を部分的にエッチングして、p型導電層5a上に複数個のドット状のp型コンタクト部5bを形成することで、所望の形状のp型コンタクト部5bを比較的簡単に形成することができる。
p型窒化物半導体層5は、p型導電層5a上に複数個のドット状のp型コンタクト部5bを形成するとともに非被覆領域Eを形成することができる。
半導体紫外発光素子10は、n型窒化物半導体層3、発光層4、p型窒化物半導体層5などをMOVPE法のようなエピタキシャル成長技術を利用して成膜することができる。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、エピタキシャル成長方法として、MOVPE法により形成されるものだけに限定するものではない。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、エピタキシャル成長方法として、たとえば、ハイドライド気相成長法(HVPE法)や、分子線エピタキシー法(MBE法)などを用いて成膜してもよい。
n電極6は、n型窒化物半導体層3と電気的に接触し給電可能なもので、n型窒化物半導体層3に対して良好なオーミック接触を有するものが好ましい。n電極6は、たとえば、Ti膜とAl膜とTi膜とAu膜との積層膜により構成し、n電極6の最表面側をAu膜とするものを用いることができる。n電極6は、たとえば、Ti膜の膜厚を20nm、Al膜の膜厚を100nm、Ti膜の膜厚を20nm、Au膜の膜厚を200nmとすることができる。n電極6におけるTi膜の膜厚、Al膜の膜厚、Au膜の膜厚の数値は、一例であって特に限定するものではない。n電極6は、接触抵抗を下げてオーミック接触が可能なものであれば、n電極6の材料や膜厚、積層構造などを特に限定するものではない。したがって、n電極6は、Ti膜とAu膜との積層膜、Al膜とAu膜との積層膜、W膜とAu膜との積層膜やTi膜とAl膜とNi膜とAu膜との積層膜の群から選択される1つの積層膜としてもよい。n電極6は、電子ビーム蒸着法(EB蒸着法)により成膜することができる。n電極6は、電子ビーム蒸着法により成膜するものだけに限られるものではなく、スパッタ法などを用いて形成してもよい。また、n電極6は、金線やアルミニウム線など外部のワイヤをワイヤボンディングなどさせるために、膜厚を厚く形成させたボンディングパッドを構成してもよい。
p電極7は、p型窒化物半導体層5におけるp型コンタクト部5bと電気的に接触し給電可能なものであり、p型コンタクト部5bに対して良好なオーミック接触を有するものが好ましい。p電極7は、たとえば、Ni膜とAl膜との積層膜により構成し、最表面側をAu膜とするものを用いることができる。p電極7は、たとえば、Ni膜の膜厚を20nm、Al膜の膜厚を50nmとすることができる。p電極7におけるNi膜の膜厚、Au膜の膜厚の数値は、一例であって特に限定するものではない。p電極7は、接触抵抗を下げてオーミック接触が可能なものであれば、p電極7の材料や膜厚、積層構造などを特に限定するものではない。したがって、p電極7は、Ni膜とAu膜との積層膜、Ti膜とAu膜との積層膜、Al膜とAu膜との積層膜、Ti膜とAl膜とNi膜とAu膜との積層膜やTi膜とAl膜とTi膜とAu膜との積層膜の群から選択される1つの積層膜としてもよい。p電極7は、いずれの構成でも、p電極7の最表面側をAu膜とすることで、p電極7の表面の酸化を抑制することができる。p電極7は、電子ビーム蒸着法により成膜することができる。p電極7は、電子ビーム蒸着法により成膜するものだけに限られるものではなく、スパッタ法などを用いて形成してもよい。また、p電極7は、p型コンタクト部5bと接触する第1電極7aと、第1電極7a上に第1電極7aよりも膜厚が厚い第2電極7bを設けてもよい。第1電極7aは、Ni膜とAu膜との積層膜により構成することができる。第1電極7aは、たとえば、Ni膜の膜厚を1nm、Ni膜上のAu膜の膜厚を3nmとすることができる。第2電極7bは、Ti膜とAu膜との積層膜により構成することができる。第2電極7bは、たとえば、Ti膜の膜厚を20nm、Ti膜上のAu膜の膜厚を500nmとすることができる。第1電極7aおよび第2電極7bにおけるNi膜の膜厚、Ti膜の膜厚、Au膜の膜厚の数値は、一例であって特に限定するものではない。第2電極7bは、金線やアルミニウム線など外部のワイヤをボンディングさせることができる。
なお、半導体紫外発光素子10は、n電極6とp電極7とを同一の金属材料により形成してもよい。半導体紫外発光素子10は、n電極6とp電極7とを同一の電極構造にすることで、n電極6とp電極7とを同時に形成することができる。
以下、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法について説明する。
本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法は、まず最初に、基板1となるサファイアウエハをMOVPE装置の反応炉内に導入する。半導体紫外発光素子10の製造方法では、MOVPE装置の反応炉内の圧力を所定の圧力(たとえば、10kPa)に保ちながら基板1の温度を成長温度(たとえば、1250℃)まで上昇させる。半導体紫外発光素子10の製造方法では、MOVPE装置の反応炉内において、基板1の温度を1250℃で所定時間(たとえば、10分間)の間、加熱することにより基板1を清浄化する。
次に、半導体紫外発光素子10の製造方法では、基板1の温度を成長温度(たとえば、1250℃)に保持した状態で、アルミニウムの原料であるトリメチルアルミニウム(TMAl)と、窒素の原料であるアンモニア(NH)とを同時に反応炉内へ供給する。半導体紫外発光素子10の製造方法では、基板1上に単結晶のAlN層からなるバッファ層2を成長させる。なお、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、トリメチルアルミニウム(TMAl)の流量を標準状態で0.05L/min(50SCCM(Standard Cubic Centimeter per Minute))としている。また、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、アンモニア(NH)の流量を標準状態で0.05L/min(50SCCM)としている。
本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、基板1上にバッファ層2を形成後、続いて、Siドープのn型Al0.55Ga0.45N層のn型窒化物半導体層3を成膜する。n型窒化物半導体層3は、アルミニウムの原料としてTMAl、ガリウムの原料としてトリメチルガリウム(TMGa)、窒素の原料としてNH、n型導電性を付与する不純物であるシリコンの原料としてテトラエチルシラン(TESi)を用いて成膜する。n型窒化物半導体層3は、成長温度を1200℃、成長圧力を所定の圧力(たとえば、10kPa)とし、TMAl、TMGa、NH、TESiを用い、各原料を輸送する為のキャリアガスとしてHガスを用いる。なお、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、TESiの流量を標準状態で0.0009L/min(0.9SCCM)としている。半導体紫外発光素子10の製造方法では、n型窒化物半導体層3を成膜するための原料を特に限定するものではない。したがって、半導体紫外発光素子10の製造方法では、たとえば、ガリウムの原料として、トリエチルガリウム(TEGa)、窒素の原料としてヒドラジン誘導体、シリコンの原料としてモノシラン(SiH)などを用いてn型窒化物半導体層3を成膜してもよい。
本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法は、バッファ層2上にn型窒化物半導体層3を形成した後、続いて、発光層4を形成する。半導体紫外発光素子10の製造方法は、発光層4の成長条件として、成長温度をn型窒化物半導体層3と同じ1200℃、成長圧力を所定の圧力(たとえば、10kPa)とすることができる。半導体紫外発光素子10の製造方法は、発光層4における、アルミニウムの原料としてTMAl、ガリウムの原料としてTMGa、窒素の原料としてNHを用いることができる。発光層4では、障壁層の成長条件について、TESiを供給しないことを除けば、n型窒化物半導体層3の成長条件と同じに設定することができる。また、発光層4では、井戸層の成長条件について、所望の組成が得られるように、III族原料におけるTMAlのモル比(〔TMAl〕/{〔TMAl〕+〔TMGa〕})を障壁層の成長条件よりも小さく設定している。本実施形態の半導体紫外発光素子10では、SiドープのAl0.55Ga0.45N層の障壁層にSiドープのn型Al0.4Ga0.6N層の井戸層が挟まれた量子井戸構造としている。本実施形態の半導体紫外発光素子10では、障壁層に不純物をドーピングしていないが、障壁層の結晶品質が劣化しない程度の不純物濃度でシリコンなどのn型不純物をドーピングしてもよい。
本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、n型窒化物半導体層3上に発光層4を形成した後、続いて、p型窒化物半導体層5を成膜する。半導体紫外発光素子10の製造方法では、p型窒化物半導体層5におけるp型導電層5aの成長条件として、成長温度を1050℃、成長圧力を所定の圧力(ここでは、10kPa)とすることができる。なお、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、p型導電層5aは、上記第1のp型半導体層および上記第2のp型半導体層の成長条件として、成長温度および成長圧力を同じに設定している。
本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、p型窒化物半導体層5を形成するために、アルミニウムの原料としてTMAl、ガリウムの原料としてTMGa、窒素の原料としてNHを用いている。また、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、p型窒化物半導体層5を形成するために、p型導電性を付与する不純物であるマグネシウムの原料としてビスシクロペンタジエニルマグネシウム(CpMg)を用いている。さらに、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、p型窒化物半導体層5の各原料を輸送するためのキャリアガスとして、Hガスを用いている。半導体紫外発光素子10の製造方法では、Mgドープのp型Al0.9Ga0.1Nにより上記第1のp型半導体層を形成する。半導体紫外発光素子10は、上記第1のp型半導体層を形成後、上記第1のp型半導体層よりもAlの混晶比が小さくなるようにIII族原料におけるTMAlのモル比を設定して、Mgドープのp型Al0.55Ga0.45Nにより上記第2のp型半導体層を形成する。半導体紫外発光素子10の製造方法では、p型窒化物半導体層5aとして、上記第1のp型半導体層及び上記第2のp型半導体層を形成している。
次に、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法は、上記第1のp型半導体層上に上記第2のp型半導体層を形成した後、p型コンタクト部5bを形成する。本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、p型窒化物半導体層5のうち、p型コンタクト部5bの成長条件は、基本的に上記第2のp型半導体層の成長条件と略同じとしており、TMAlの供給を停止している。
本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、p型窒化物半導体層5を構成する各層いずれの成長時もCpMgの流量は標準状態で0.02L/min(20SCCM)としている。本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法は、p型窒化物半導体層5におけるp型導電層5aとp型コンタクト部5bそれぞれの組成に応じてIII族原料のモル比(流量比)を適宜変化させている。半導体紫外発光素子10の製造方法では、この成長条件において、窒化物半導体の結晶が特定の方向に選択的に成長を生じやすい。本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、上記第2のp型半導体層上に形成させる窒化物半導体が上記第2のp型半導体層全体を覆う前に成長を止めている。半導体紫外発光素子10の製造方法では、p型導電層5aを構成する上記第2のp型半導体層の一表面5aa上に複数個のドット状のp型コンタクト部5bおよびp型コンタクト部5bで覆われない非被覆領域Eを形成することができる。半導体紫外発光素子10の製造方法は、p型コンタクト部5bの成長条件を変化させることにより、ドット状のp型コンタクト部5bの大きさや密度を制御することが可能となる。
本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、結晶成長工程により、基板1上に、バッファ層2、n型窒化物半導体層3、発光層4、p型窒化物半導体層5の積層構造物を順次成長させることができる。本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、結晶成長工程が終了した後で、基板1上にバッファ層2、n型窒化物半導体層3、発光層4、p型窒化物半導体層5の積層構造物を有する半導体ウエハをMOVPE装置の反応炉から取り出す。本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、平面視において、p型導電層5a上に複数個の独立したドット状のp型コンタクト部5bを形成することができる。p型コンタクト部5bは、断面視において、先端が外部に向かって突出する形状に形成することが可能となる。p型コンタクト部5bは、p型導電層5a上に半球状形成させたものを図示しているが、成長条件により、角柱状、角錐状、角錐台状に形成することができる。p型コンタクト部5bは、p型コンタクト部5b上に反射膜(図示していない)を形成する場合、p型コンタクト部5bの外形形状が光学特性に影響を与える。また、p型コンタクト部5bは、p型コンタクト部5bの外形形状が、p電極7との接触面積に影響を与える。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、ドット状のp型コンタクト部5bの形状および非被覆領域Eの大きさなどにより、反射膜による紫外光の反射効果と相俟って、光取出し効率の向上を図ることも可能となる。
次に、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法におけるn電極6およびp電極7の形成工程について説明する。
まず、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、リソグラフィ技術を利用してメサ構造を構成するため、上記半導体ウエハ上の露出部3aaに対応する領域にレジスト層(以下、第1のレジスト層ともいう)を形成する。本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、第1のレジスト層(図示していない)を第1マスクとして、反応性イオンエッチングによりp型窒化物半導体層5の表面側からn型窒化物半導体層3の途中までエッチングすることによって、メサ構造を形成する。なお、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、メサ構造の面積および形状を特に限定するものではない。
半導体紫外発光素子10の製造方法では、メサ構造を形成した後、第1のレジスト層を除去する。半導体紫外発光素子10の製造方法は、BHF(バッファードフッ酸)によるウエットエッチングで上記積層構造物の表面にできた自然酸化膜を除去する。なお、半導体紫外発光素子10の製造方法は、自然酸化膜が除去できるのならば、BHFを用いるものだけに限られず他の酸類を用いてもよい。
次に、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、フォトレジストマスクを用いたリフトオフによってn電極6を形成する。半導体紫外発光素子10の製造方法は、リソグラフィ技術を利用して、n型窒化物半導体層3の露出部3aaの一部となるn電極6の形成予定領域が露出するようにパターニングされた第2のレジスト層(図示していない)を形成する。その後、半導体紫外発光素子10の製造方法は、電子ビーム蒸着法によって、n電極6の基礎となる金属の積層膜を成膜し、リフトオフを行うことにより第2のレジスト層および第2のレジスト層上の不要膜を除去する。半導体紫外発光素子10の製造方法は、n電極6とn型窒化物半導体層3との接触がオーミック接触となるように、Nガス雰囲気中でRTA処理(急速熱アニール処理)を行う。なお、n電極6は、膜厚が20nmのTi膜と、膜厚が100nmのAl膜と、膜厚が20nmのTi膜と、膜厚が200nmのAu膜との積層膜とすることができる。本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、RTA処理の条件として、たとえば、アニール温度を900℃とし、アニール時間を1分とすることができる。
次に、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、フォトレジストマスクを用いたリフトオフによってp電極7を形成する。半導体紫外発光素子10の製造方法は、リソグラフィ技術を利用して、p型窒化物半導体層5におけるp電極7を構成する第1電極7aの形成予定領域が露出するようにパターニングされた第3のレジスト層(図示していない)を形成する。その後、半導体紫外発光素子10の製造方法は、電子ビーム蒸着法によって第1電極7aの基礎となる金属の積層膜を成膜し、リフトオフを行うことにより第3のレジスト層および第3のレジスト層上の不要膜を除去する。半導体紫外発光素子10の製造方法は、第1電極7aとp型窒化物半導体層5におけるp型コンタクト部5bとの接触がオーミック接触となるように、Nガス雰囲気中でRTA処理を行う。なお、p電極7の第1電極7aは、膜厚が20nmのNi膜と、膜厚が50nmのAl膜との積層膜とすることができる。本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、RTA処理の条件は、たとえば、アニール温度を500℃、アニール時間を10分とすればよい。また、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法は、フォトレジストマスクを用いたリフトオフによりp電極7の第2電極7bを形成する。半導体紫外発光素子10の製造方法は、リソグラフィ技術を利用して、p電極7を構成する第2電極7bの形成予定領域が露出するようにパターニングされたレジスト層(以下、第4のレジスト層ともいう)を第1電極7aに形成する。その後、半導体紫外発光素子10の製造方法は、電子ビーム蒸着法によって第2電極7bの基礎となる金属の積層膜を成膜し、リフトオフを行うことにより第4のレジスト層および第4のレジスト層上の不要膜を除去する。
なお、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、ウェハレベルで成膜を行ってから、ダイシング工程を行うことで個々の半導体紫外発光素子10に分割することができる。また、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、n電極6を形成する工程、p電極7を形成する工程の順序については、それぞれの工程の熱処理の温度の高低などに応じて適宜変更してもよい。また、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、n電極6とp電極7との積層構造および材料を同じにできる場合、n電極6を形成する工程とp電極7を形成する工程とを同時に行うようにしてもよい。半導体紫外発光素子10は、n電極6の形状を特に限定するものではなく、適宜に設計すればよい。同様に、半導体紫外発光素子10は、p電極7の形状を特に限定するものではなく、適宜に設計すればよい。また、半導体紫外発光素子10は、n電極6と、p電極7とを同一面側に配置したものだけに限られるものではなく、n型窒化物半導体層3と発光層4とp型窒化物半導体層5との積層構造物を介して対向配置したものでもよい。
なお、p型窒化物半導体層5は、一般に、正孔の有効質量が大きく、窒化物半導体中の電流拡散距離が、n型窒化物半導体層3と比較して短い傾向にある。また、半導体紫外発光素子10では、p型窒化物半導体層5の膜厚が厚くなりすぎると、シリーズ抵抗が高くなる傾向にある。したがって、半導体紫外発光素子10は、発光層4におけるp電極7の投影領域と、p型窒化物半導体層5の膜厚との関係で、光取出し効率が高くなるように適宜に設計することが好ましい。
(実施形態2)
図7に示す本実施形態の半導体紫外発光素子10は、図1に示す実施形態1の非被覆領域Eを覆うように、反射膜8を備えた点が主として相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の半導体紫外発光素子10では、図7に示すように、p型窒化物半導体層5は、非被覆領域Eに、紫外光を反射する反射膜8を有している。より具体的には、本実施形態の半導体紫外発光素子10は、p型コンタクト部5bと接する第1電極7aと、第2電極7bとの間で、非被覆領域Eを覆うように金属材料からなる反射膜8を設けている。これにより、本実施形態の半導体紫外発光素子10は、発光層4から放射された紫外光のうち反射膜8側に向かう紫外光(図7の紙面の上方の白抜きの矢印を参照)を反射させて、基板1側から取り出すことにより、より高い光出力を得ることが可能となる。
(実施形態3)
図8ないし図11に示す本実施形態の半導体紫外発光素子10は、p電極7および複数個のドット状のp型コンタクト部5bの構造が主として相違する。なお、実施形態1および実施形態2と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の半導体紫外発光素子10は、図8に示すように、平面視において、基板1の外周形状を矩形状としている。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、矩形状の基板1の上記一面側の全面に形成されたn型窒化物半導体層3の4隅のうちの1箇所において、n型窒化物半導体層3を露出させた露出部3aaを備えている。半導体紫外発光素子10は、露出部3aaにn電極6を形成している。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、平面視において、n電極6の形状を扇形に形成している。n電極6は、平面視において、扇形のn電極6の曲面をp電極7に対向して配置させている。
本実施形態の半導体紫外発光素子10は、図9に示すように、n型窒化物半導体層3と、p型窒化物半導体層5と、n型窒化物半導体層3とp型窒化物半導体層5との間に設けられた窒化物半導体の発光層4とを有する。また、半導体紫外発光素子10は、n型窒化物半導体層3に接続されたn電極6と、p型窒化物半導体層5に接続されたp電極7とを有する。p型窒化物半導体層5は、p型窒化物半導体層5における発光層4側に設けられ発光層4よりもバンドギャップが大きいp型導電層5aを備えている。また、p型窒化物半導体層5は、p型窒化物半導体層5における発光層4とは反対側に設けられ発光層4よりもバンドギャップが小さくp電極7と接触するp型コンタクト部5bを備えている。
本実施形態の半導体紫外発光素子10では、p型窒化物半導体層5は、p型導電層5aの一表面5aa上に複数個のドット状のp型コンタクト部5bを設けて、一表面5aaにp型コンタクト部5bで覆われない非被覆領域Eを形成している。半導体紫外発光素子10は、非被覆領域Eにおいて、隣接するp型コンタクト部5b,5b同士の間隔dをp型導電層5aの厚みtで除した値が0より大きく3.0以下とする領域を、非被覆領域Eの70%以上としている。
本実施形態の半導体紫外発光素子10は、p電極7を複数個のドット状のp型コンタクト部5bを覆うように、一層で形成させている。p電極7は、p型窒化物半導体層5における非被覆領域Eを覆っており、紫外光を反射する反射膜としても機能させている。本実施形態の半導体紫外発光素子10では、図10に示すように、p型コンタクト部5bを規則的に並んで配置しているが、図11のように、p型コンタクト部5bを不規則に配置させたものでもよい。また、本実施形態の半導体紫外発光素子10は、図12ないし図14に示すように、平面視が矩形状で規則的に配列させたドット状のp型コンタクト部5bを備えたものでもよい。
本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、平面視において、p型コンタクト部5bを規則的に配列させる場合、p型導電層5aを形成した後に一度、反応炉からp型窒化物半導体層5のうちp型導電層5aまでを形成させた上記半導体ウエハを取り出す。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、p型導電層5aまでを形成させた上記半導体ウエハをリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いてパターニングを行ったSiOなどによる選択成長用のマスクを形成し、反応炉内でp型コンタクト部5bを形成する。半導体紫外発光素子10の製造方法は、複数個のp型コンタクト部5bを形成後、選択成長用のマスクを除去する。これにより、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法は、規則的に配列させたドット状のp型コンタクト部5bをp型導電層5a上に形成することができる。
(実施形態4)
図15ないし図17に示す本実施形態の半導体紫外発光素子10は、実施形態3におけるp型導電層5abの一表面5aa上に、複数個のドット状のp型コンタクト部5bを設ける代わりに、複数個の孔部5caを備えたp型コンタクト層5cを有する点が主として相違する。なお、実施形態3と同様の構成要素には、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の半導体紫外発光素子10は、図15に示すように、平面視において、基板1の外周形状を矩形状としている。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、矩形状の基板1の上記一面側の全面に形成されたn型窒化物半導体層3の4隅のうちの1箇所において、n型窒化物半導体層3を露出させた露出部3aaを備えている。半導体紫外発光素子10は、露出部3aaにn電極6を形成している。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、平面視において、n電極6の形状を扇形に形成している。n電極6は、平面視において、扇形のn電極6の曲面をp電極7に対向して配置させている。
本実施形態の半導体紫外発光素子10は、図16に示すように、n型窒化物半導体層3と、p型窒化物半導体層5と、n型窒化物半導体層3とp型窒化物半導体層5との間に設けられた窒化物半導体の発光層4とを有する。また、半導体紫外発光素子10は、n型窒化物半導体層3に接続されたn電極6と、p型窒化物半導体層5に接続されたp電極7とを有する。p型窒化物半導体層5は、p型窒化物半導体層5における発光層4側に設けられ発光層4よりもバンドギャップが大きいp型導電層5aを備えている。また、p型窒化物半導体層5は、p型窒化物半導体層5における発光層4とは反対側に設けられ発光層4よりもバンドギャップが小さいp型コンタクト層5cを備えている。半導体紫外発光素子10では、p型コンタクト層5cがp電極7と接触する。
本実施形態の半導体紫外発光素子10では、p型窒化物半導体層5は、p型導電層5aの一表面5aa上に複数個の孔部5caを有するp型コンタクト層5cを設けて、一表面5aaにp型コンタクト層5cで覆われない非被覆領域Eを形成している。半導体紫外発光素子10は、孔部5caそれぞれの非被覆領域Eにおいて、非被覆領域Eの面積と同じ面積を有する仮想の真円の直径r(図18を参照)をp型導電層5aの厚みtで除した値が0より大きく3.0以下とする領域を、非被覆領域Eの70%以上としている。本実施形態の半導体紫外発光素子10では、実施形態3における隣接するp型コンタクト部5b,5b同士の間隔dの代わりに、仮想の真円の直径rを近似値として用いている。これにより、本実施形態の半導体紫外発光素子10は、実施形態3の半導体紫外発光素子10と同様に、より光出力を高めることが可能となる。
本実施形態の半導体紫外発光素子10は、半導体紫外発光素子10を製造するにあたって、実施形態3と同様にp型導電層5aまでを形成した後、p型導電層5aの一表面5aa上に層状にp型コンタクト層5cを形成する。その後、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、p型導電層5aおよびp型コンタクト層5cの積層構造物を形成した半導体ウエハを反応炉内から取り出す。本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、所定の形状のマスクパターンをp型コンタクト層5c上に形成した後にドライエッチングを行う。
本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法は、リソグラフィ技術を利用して、p型窒化物半導体層5における非被覆領域Eの形成予定領域に対応する部位が開口されたレジスト層(以下、第5のレジスト層ともいう)を形成する。本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法は、第5のレジスト層(図示していない)をマスクとして、反応性イオンエッチングする。半導体紫外発光素子10の製造方法は、p型コンタクト層5cの表面側からp型導電層5aが露出する所定深さまでエッチングすることによって、p型コンタクト層5cに複数個の孔部5caを形成する。半導体紫外発光素子10は、各孔部5caそれぞれの内底面が非被覆領域Eとなる。
半導体紫外発光素子10の製造方法では、マスクパターンが露出するp型コンタクト層5cの一部を除去することで複数個の孔部5caを形成する。本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、p型コンタクト層5cの一部を除去する工程において、p型導電層5aは好適には除去すべきでない。その後、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、実施形態3の半導体紫外発光素子10の製造方法と同様にn電極6およびp電極7を形成する。なお、半導体紫外発光素子10は、第5のレジスト層の形状により、平面視において、孔部5caの形状を円形、楕円形、矩形など種々の形状に形成することができる。
また、本実施形態の半導体紫外発光素子10は、図17に示すように、p型コンタクト層5cの孔部5caを規則的に並んで設けているが、図19に示すように、p型コンタクト層5cの孔部5caを不規則に設けたものでもよい。
(実施形態5)
図20ないし図22に示す本実施形態の半導体紫外発光素子10は、実施形態5における円形状の孔部5caを備えたp型コンタクト層5cの代わりに、平面視において矩形状の孔部5caを有しメッシュ状となるp型コンタクト層5cを備えた点が主として異なる。なお、実施形態5と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の半導体紫外発光素子10は、図22に示すように、メッシュ状のp型コンタクト層5cがp型導電層5aの一表面5aa上に形成されている。半導体紫外発光素子10は、メッシュ状のp型コンタクト層5cの複数個の孔部5caそれぞれに非被覆領域Eが形成されている。半導体紫外発光素子10は、メッシュ状のp型コンタクト層5cを覆うように、p電極7を設けている。p電極7は、メッシュ状のp型コンタクト層5cの孔部5caにp電極7の一部が入り込んで形成されている。
本実施形態の半導体紫外発光素子10は、孔部5caそれぞれの非被覆領域Eにおいて、非被覆領域Eの面積と同じ面積を有する仮想の真円の直径rをp型導電層5aの厚みtで除した値が0より大きく3.0以下とする領域を、非被覆領域Eの70%以上としている。
本実施形態の半導体紫外発光素子10は、p型コンタクト層5cにおける孔部5caの大きさや孔部5caの数を適宜に調整することで、直径rや非被覆領域Eを適宜に設定することができる。
(実施形態6)
図23ないし図25に示す本実施形態の半導体紫外発光素子10は、図8ないし図14に示す実施形態3と略同一であり、非被覆領域Eに、紫外光を反射する反射膜8を有する点が主として異なる。なお、実施形態3と同様の構成要素には、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の半導体紫外発光素子10では、p型窒化物半導体層5は、非被覆領域Eに、紫外光を反射する反射膜8を有している(図24および図25を参照)。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、発光層4から放射された紫外光を基板1側から取り出すような場合、より光出力を向上させることが可能となる。
本実施形態の半導体紫外発光素子10は、平面視において、p型コンタクト部5bを囲むように反射膜8を非被覆領域Eに形成している。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、p型コンタクト部5bとp電極7とが直接接触している。そのため、半導体紫外発光素子10は、反射膜8が必ずしも導電性を備えていなくともよい。
以下、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法の一部について説明する。
本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、実施形態3と同様にしてp型導電層5aの一表面5aa上に複数個のドット状のp型コンタクト部5bを形成する。その後、本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、p電極7の形成に先立って、リソグラフィ技術および成膜技術を利用してドット状のp型コンタクト部5bを囲むように、紫外光に対する反射膜8を成膜する。
本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、電子線ビーム蒸着法にて反射膜8の基礎となる金属膜として、膜厚が100nmのAl膜を形成する。本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法は、リソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して、反射膜8の基礎となる金属膜に開口部8caを形成する(図25を参照)。半導体紫外発光素子10は、反射膜8の開口部8caからp型コンタクト部5bの一部が突出している。本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法は、p型コンタクト部5bおよび反射膜8上に、p電極7を形成する。p電極7は、反射膜8上に膜厚が20nmのTi膜と、Ti膜上に膜厚が500nmのAu膜とで形成している。
本実施形態の半導体紫外発光素子10の製造方法では、反射膜8としてAlを用いたが目的とする波長の紫外光に対して反射効果が得られるのならば、特に反射膜8の材質は限定するものではない。半導体紫外発光素子10は、反射膜8に用いられる材質として、Rh、SiやSiOなども利用することができる。反射膜8は、発光層4から放射される紫外光に対する反射率が60%以上であることが好ましい。
半導体紫外発光素子10は、発光層4の発光波長が250nm〜300nmの波長域にある場合、反射膜8の材料を、Al、Rh、Si、Moあるいはそれらの合金の群から選択することがより好ましい。半導体紫外発光素子10は、反射膜8の材料を、この群から選択した材料とすることにより、発光層4から放射される紫外光に対する反射膜8の反射率を60%よりも高くすることができ、紫外光の吸収や透過を抑制することが可能となる。反射膜8は、たとえば、265nmの紫外光に対し、Alは92.5%、Siは72.2%、Rhは67.9%、Moは66.7%の反射率を有している。
なお、本実施形態の半導体紫外発光素子10は、p型導電層5aと反射膜8との密着性が良好でない場合、密着性を改善させるTiなどの他の金属からなる密着層を介在させて密着性を向上させることもできる。ただし、密着層は、反射膜8の反射効果を低減させる恐れがあるため、数nm以下とすることが好ましい。
本実施形態の半導体紫外発光素子10は、p型導電層5aの一表面5aa上に規則的に並んで設けた複数個のドット状のp型コンタクト部5bを囲むように反射膜8を設けたものだけに限られない。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、図26に示すように、p型導電層5aの一表面5aa上に不規則に配置する複数個のドット状のp型コンタクト部5bを囲むように反射膜8を設けたものでもよい。さらに、本実施形態の半導体紫外発光素子10は、図27ないし図29に示すように、p型導電層5aの一表面5aa上に規則的に並んで設けられた複数個のドット状のp型コンタクト部5bを囲むようにメッシュ状の反射膜8を設けるものでもよい。
(実施形態7)
図30ないし図32に示す本実施形態の半導体紫外発光素子10は、実施形態6と略同じであり、p型コンタクト部5bの周囲に反射膜8を備える代わりに、p型コンタクト層5cの孔部5caを埋めるように、反射膜8を備えた点が主として異なる。なお、実施形態6と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の半導体紫外発光素子10は、図30に示すように、平面視において、基板1の外周形状を矩形状としている。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、矩形状の基板1の上記一面側の全面に形成されたn型窒化物半導体層3の4隅のうちの1箇所において、n型窒化物半導体層3を露出させた露出部3aaを備えている。半導体紫外発光素子10は、露出部3aaにn電極6を形成している。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、平面視において、n電極6の形状を扇形に形成している。n電極6は、平面視において、扇形のn電極6の曲面をp電極7に対向して配置させている。また、本実施形態の半導体紫外発光素子10は、平面視において、p型導電層5aとp型コンタクト層5cの外形形状が略一致しており、矩形状の一部を切り欠いた形状としている。また、本実施形態の半導体紫外発光素子10は、平面視において、p型コンタクト層5cと相似形でp型コンタクト層5cよりも若干小さいp電極7をp型コンタクト層5c上に設けている。
本実施形態の半導体紫外発光素子10は、図31に示すように、複数個の孔部5caを有するp型コンタクト層5cがp型導電層5aの一表面5aa上に形成されている。半導体紫外発光素子10は、p型コンタクト層5cの孔部5caそれぞれが非被覆領域Eを形成している。半導体紫外発光素子10は、p型コンタクト層5cの各孔部5caを埋めるように反射膜8を備えている。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、反射膜8で部分的に埋まった孔部5caにp電極7が入り込むように、反射膜8およびp型コンタクト層5c上にp電極7が設けられている。
また、本実施形態の半導体紫外発光素子10では、図32に示すように、p型コンタクト層5cの孔部5caを規則的に並んで設けているが、図33に示すように、p型コンタクト層5cの不規則に設けられた孔部5caに反射膜8が埋め込まれたものでもよい。本実施形態の半導体紫外発光素子10は、図34に示すように、メッシュ状のp型コンタクト層5cの孔部5caそれぞれに反射膜8が形成されたものでもよい。
E 非被覆領域
d p型コンタクト部同士の間隔
t p型導電層の厚み
r 仮想の真円の直径
3 n型窒化物半導体層
4 発光層
5 p型窒化物半導体層
5a p型導電層
5aa 一表面
5b p型コンタクト部
5c p型コンタクト層
5ca 孔部
6 n電極
7 p電極
8 反射膜
10 半導体紫外発光素子

Claims (3)

  1. n型窒化物半導体層と、p型窒化物半導体層と、前記n型窒化物半導体層と前記p型窒化物半導体層との間に設けられた窒化物半導体の発光層と、前記n型窒化物半導体層に接続されたn電極と、前記p型窒化物半導体層に接続されたp電極とを有する半導体紫外発光素子であって、
    前記p型窒化物半導体層は、前記p型窒化物半導体層における前記発光層側に設けられ前記発光層よりもバンドギャップが大きいp型導電層と、前記p型窒化物半導体層における前記発光層とは反対側に設けられ前記発光層よりもバンドギャップが小さく前記p電極と接触するp型コンタクト部とを備えており、
    前記p型窒化物半導体層は、前記p型導電層の一表面上に複数個のドット状の前記p型コンタクト部を設けて、前記一表面に前記p型コンタクト部で覆われない非被覆領域を形成しており、
    前記p型導電層は、p型GaAlNであり、前記p型コンタクト部は、p型GaNであり、前記発光層は、360nm以下の紫外光を発光し
    前記p型窒化物半導体層は、任意の隣接する前記p型コンタクト部同士の間隔(d)を前記p型導電層の厚み(t)で除した値(d/t)のうち、0<d/t≦3.0となるものが70%以上となるように前記p型コンタクト部が配置されており、
    前記p電極は、前記複数個のドット状のp型コンタクト部を覆い前記発光層からの紫外光を透過する金属からなる第1電極を備えることを特徴とする半導体紫外発光素子。
  2. 前記p型窒化物半導体層は、任意の隣接する前記p型コンタクト部同士の間隔(d)を前記p型導電層の厚み(t)で除した値(d/t)のうち、0<d/t≦1.8となるものが100%となるように前記p型コンタクト部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体紫外発光素子。
  3. 前記非被覆領域は、前記p型導電層の前記一表面に対して少なくとも50%以上の面積を占めることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体紫外発光素子。
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