JP6007539B2 - 線状物束の包装装置および包装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、線状物束の包装装置および包装方法に関する。
精密濾過膜や限外濾過膜は、微多孔の中空糸膜で構成されており、流体や気体を、その微多孔に通過させることで、汚染物質を濾過・分離して、清潔な水を得られるようにしている。また、その濾過性能を利用して、河川水、湖沼水、地下水、海水、生活排水、工業用排水から工業用水や水道水を製造する水処理プロセスへ適用が進められている。特に、水道水栓に接続して水道水を濾過する家庭用浄水器においては、その用途が拡がっている。
通常、家庭用浄水器等に組み込まれる中空糸膜は、製糸工程を経て、巻き取られ、所定の長さに切り揃えられた後、数十本〜数千本を束ねて製品に組み込まれる。
ここで、中空糸膜などを束ねる際に、束の保護、束のばらけ防止を目的として、不織布やフィルムシートなどのシート状物で包装することは公知である。従来知られている中空糸膜などを束ねた線状物束の包装技術として、特許文献1に挙げられるようなものがある。
該開示によると、図14のように、フィルムシート束32に巻きかけて、中空糸膜束を囲繞する第2区分34と、その両側に第1区分33および第3区分35を形成し、フィルムシート31の第1区分33を保持器38で固定した上で、フィルムシート31を矢印X方向に巻き取り、中空糸膜束32の輪郭に適合するようなフィルムチューブを形成し、フィルムシート31の第1区分33と第3区分35とを中空糸膜束32の付近で相互に結合する包装方法を提供している。このような方法は従来から用いられており、該開示では第2区分34においてポンチをフィルムシート31に押込んで凹部を成形し、その凹部に中空糸膜束32を挿入する構成を開示している。これは凹部をあらかじめ成形して中空糸膜束32の形状が崩れるのを防ぐものであり、また、包み込まれた中空糸膜束32を緩く、しかし更なる処理の際に簡単に囲繞体から滑り出さない程度に狭く取り巻くことができるものである。
このような従来の方法は、本願発明者らの知見によれば、中空糸膜束32を縮径せずに包装する場合には一定の効果を有する。しかしながら、例えば、中空糸膜束32を縮径させながら包装する場合には、テーブルプレート36とテーブルプレート37との間に形成されている、フィルムシート31の2倍の厚さよりも僅かに広いギャップを、フィルムシート31を引き戻す際に中空糸膜束32の中空糸膜が引きずられて、前述のギャップに挟み込まれ、中空糸膜の潰れにつながることがある。中空糸膜が潰れていると、濾過の際にその中空糸膜には原水が流れず、中空糸膜モジュールとしたときに濾過水量が減少する不良に繋がる。また、潰れを起点として中空糸膜に穴が空き、原水が穴から漏れることで、原水が濾過されずに濾過後の透過水に混ざる等の弊害が生じる。
さらに、中空糸膜がギャップを通過して、テーブルプレート37に設けられた溶接装置39の溶接箇所に達すると、フィルムシート31に中空糸膜が溶接され、その後の工程で中空糸膜束32を包装しているフィルムシート31を引き抜く際に、溶接された中空糸膜がフィルムシート31と共に引かれることで、中空糸膜が引きちぎられる。この糸膜切れが製品内にあると、原水が濾過されずに濾過後の透過水に混ざるといった製品不良の原因となることがある。また、中空糸膜がギャップを通過して、溶接装置39の溶接箇所に達していなくても、溶接装置39と中空糸膜束32の中空糸膜との距離が近いと、フィルムの溶接のために必要な熱が、中空糸膜束32の中空糸膜にまで及んで中空糸膜が溶融して穴が空き、原水が濾過されずに濾過後の透過水に混ざる等の弊害が生じる。
また、特許文献2においては、テーブルプレート36とテーブルプレート37を左右からそれぞれフィルムシート31に向けて閉じ、フィルムシート31の表面同士を密着させてから、フィルムシート31を引っ張ることで中空糸膜束32を絞り込むようにしているが、その際に、テーブルプレート36とテーブルプレート37が開き、中空糸膜とフィルムシート31が共にはみ出すことで製品不良につながるとしている。その対策として、テーブルプレート36とテーブルプレート37の閉じる力を、左右に設けられたフィルムシート31の引張力制御機構(図示しない)の引張力よりも大きくなるよう制御することで、テーブルプレート36とテーブルプレート37が開く恐れを解消している。しかし、フィルムシート31を絞るためには、テーブルプレート36とテーブルプレート37との間にフィルムシート31を通過させるための、フィルムシート31の2倍の厚さよりも僅かに広いギャップが必要であり、フィルムシート31を絞る際、フィルムシート31がギャップを通過する動きに中空糸膜束32の中空糸膜が引きずられて、前述のギャップに巻き込まれ、中空糸膜の潰れにつながることがある。中空糸膜が潰れていると原水が流れず、また、濾過の際に潰れを起点として中空糸膜に穴が空き、原水が濾過されずに濾過後の透過水に混ざる等の弊害が生じる。
上述のような、中空糸膜などを束ねた線状物束の潰れや切れは、外観品位の悪化、製品不良につながり、生産効率の低下を招くものであり、線状物の潰れや切れを抑制または防止することは重大な課題であった。
特開2000−238710号公報 特開2009−280288号公報
本発明の課題は、中空糸膜などを束ねた線状物束をフィルムなどのシート状物で包装するに際し、フィルムなどのシート状物に所定の引張力を付与しつつ包装するものであるが、この際に発生し得る線状物の潰れや切れを抑制または防止することで、線状物束の生産性の向上を図りつつ、品質安定化が可能な線状物束の包装装置および包装方法を提供することにある。
上記課題を達成するため、本発明は、線状物束をシート状物により包装する線状物束の包装装置であって、前記線状物束を前記シート状物に押込む、押し込み手段と、前記シート状物を供給および巻き取ることで、所定の引張力を前記シート状物に付与する供給巻取機構と、押圧された前記線状物束の上部にて、前記シート状物の裏面側から、前記線状物束を囲い込む、対向する一対の包装機構と、線状物束を回転させる線状物束回転手段と、前記包装機構の直上に設けられた、前記シート状物を接着し、切断する接着・切断機構と、を少なくとも有することを特徴とする線状物束の包装装置を提供する。
また、本発明の好ましい形態によれば、前記線状物束回転手段が、供給巻取機構により前記シート状物を片側に送る手段によるものである線状物束の包装装置を提供する。
また、本発明の好ましい形態によれば、前記線状物束回転手段が、前記対向する一対の包装機構を回転させるものである線状物束の包装装置を提供する。
また、本発明の好ましい形態によれば、前記線状物束回転手段が、前記対向する一対の包装機構を水平方向に移動させるものである線状物束の包装装置を提供する。
また、本発明の好ましい形態によれば、前記線状物束を前記シート状物に押込む、押し込み手段が、前記線状物束を前記シート状物上に押込む、押し込みガイドによって行われるものである線状物束の包装装置を提供する。
また、本発明の好ましい形態によれば、前記線状物束を前記シート状物上に置く位置を規制する、線状物束位置規制ガイドを有する線状物束の包装装置を提供する。
また、本発明の別の形態によれば、線状物束をシート状物により包装する線状物束の包装方法であって、前記シート状物を供給して前記線状物束を前記シート状物に押し込み、対向する一対の包装機構により、押圧された前記線状物束の上部を前記シート状物の裏面側から、前記包装機構に所定の隙間を空けて前記線状物束を囲い込み、前記シート状物に張力を付与することで、前記線状物束を絞り込み、
前記シート状物に包まれた前記線状物束を回転させ、前記包装機構の直上に設けられた、前記シート状物を接着し、切断する接着・切断機構にて、前記シート状物を接着し、切断することを特徴とする線状物束の包装方法を提供する。
また、本発明の好ましい形態によれば、前記線状物束を回転させる方法が、前記対向する一対の包装機構に所定の隙間を空けた状態で、前記シート状物を片側方向に送ることによって行うものである線状物束の包装方法を提供する。
また、本発明の好ましい形態によれば、前記線状物束を回転させる方法が、前記対向する一対の包装機構を回転させることによって、糸束を相対的に包装機構から回転移動を行うものである線状物束の包装方法を提供する。
また、本発明の好ましい形態によれば、前記線状物束を回転させる方法が、前記対向する一対の包装機構に所定の隙間を空けた状態で、前記対向する一対の包装機構を水平方向に移動させることによって糸束を相対的に包装機構から回転方向に移動を行うものである線状物束の包装方法を提供する。
また、本発明の好ましい形態によれば、前記線状物束を前記シート状物に押込む方法が、前記対向する一対の包装機構に所定の隙間を空けた状態で、前記線状物束を前記シート状物上に押込む、押し込みガイドによって行われるものである線状物束の包装方法を提供する。
また、本発明の好ましい形態によれば、前記線状物束を前記シート状物上に置く際に、位置を規制する線状物束の包装方法を提供する。
本発明によれば、以下に説明するとおり、シート状物に引張力を付与しつつ線状物束を包装し、かつ、包装する際に発生し得る線状物の潰れや切れを抑制し、線状物束の生産性の向上を図ることができる。
本発明に係る包装装置の一実施形態を示す概略縦断面図である。 本発明に係る包装装置における、押圧成形時の状態図である。 本発明に係る包装装置における、線状物束を包み込んだ時の状態図である。 本発明に係る包装装置における、シート状物に引張力を付与した時の状態図である。 本発明に係る包装装置における、シート状物を、接着・切断機構にて接着し、切断している時の状態図である。 本発明に係る包装装置における、包装完了時の状態図である。 本発明に係る包装機構における、シート状物に張力を付与する場合の、一例を示した模式図である。 本発明に係る包装機構における、接着・切断機構の正面詳細図である。 本発明に係る包装装置における、包装機構の隙間を、シート状物の厚さの2倍より僅かに大きくして、シート状物を引っ張った際の模式図である。 本発明に係る包装装置における、包装機構の隙間周辺の詳細図であり、特に、包装機構の隙間からシート状物の厚さの2倍を差し引いた隙間が、線状物の外径よりも小さい場合の模式図である。 本発明に係る包装装置における、包装機構の隙間周辺の詳細図であり、特に、包装機構の隙間からシート状物の厚さの2倍を差し引いた隙間が、線状物の外径以上である場合の模式図である。 本発明に係る包装装置における、シート状物を引っ張り、線状物束を絞り上げた際に、線状物の一部が包装機構の隙間を通過した場合の模式図である。 本発明に係る包装装置における、シート状物を片側に送り、線状物束を回転させて、包装機構を通過した線状物を、線状物束に引き戻した模式図である。 本発明に係る包装装置における、シート状物を片側に送り、線状物束を回転させている時の状態図である。 本発明に係る包装装置における、包装機構を回転させて、線状物束を回転させている時の状態図である。 本発明に係る包装装置における、包装機構を左に移動させて、線状物束を回転させている時の状態図である。 先行技術文献の包装装置における、1実施形態の概略図である。
以下、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る包装装置の一実施形態を示す概略縦断面図である。
図1において、包装装置1は、包装装置1のベース20に対し垂直方向(図1で手前方向)に延びる軸で固定され、かつ回転可能なガイドロール2および3と、シート状物4と接触せずに、シート状物4の上部で、ベース20に固定され、線状物束12の矢印A方向および矢印B方向の位置を規制するよう設けられた線状物束位置規制ガイド5および6と、ベース20に設置された、シリンダ等の作動装置(図示せず)に接続され、矢印C方向および矢印D方向へ作動することで線状物束12をシート状物4と共に矢印C方向へ押込む、押し込みガイド7と、ベース20に固定され、矢印E方向および矢印F方向、あるいは矢印G方向および矢印H方向へ作動する装置(図示せず)に接続された、対向してなる包装機構8および9と、ベース20に固定され、矢印I方向および矢印J方向、あるいは矢印K方向および矢印L方向へ作動する装置(図示せず)に接続され、包装機構8および9の直上に対向して設けられ、シート状物4の接着と切断を行う、接着・切断機構10および11と、から構成される。
シート状物4は、ガイドロール2および3で支持されて、包装装置1を横断するように配置され、シート状物4の供給巻取機構(図示せず)によって矢印4A方向および矢印4B方向の双方から張架されている。また、線状物束12は、数十本〜数千本の線状物から成り、線状物束移載装置(図示せず)によって、系外から運ばれ、シート状物4上の線状物束位置規制ガイド5および6の間に置かれる。
本実施形態を用いて、数百本の中空糸膜を束ねた線状物束12を、シート状物4で包装する動作について、以下に説明する。
まず、図1に示すように、ガイドロール2および3を介して略水平に架設されたシート状物4上の線状物規制ガイド5および6の間へと、図示していない糸束移載機で線状物束12を配置する。
次に、図2に示すように、線状物束位置規制ガイド5および6により、位置規制された線状物束12を押し込みガイド7で、シート状物4に向けて(矢印C方向)押し込む。同時に、シート状物4は押し込みガイド7の押し込みにより、谷型に屈曲しながら、シート状物4の供給巻取機構(図示せず)から引き出される。押込む力は、例えば損傷しやすい中空糸膜を包装する場合、30N以下とするのが好ましく、さらに好ましくは20N以下とするのが良いが、押し込む力はシート状物4の張力条件によって適宜設定されるものであり、特に限定されるものではない。
押し込みガイド7での線状物束12の押し込みは、包装機構8および9による挟み込みを防止するため、包装機構8および9よりも線状物束12が下側になる位置まで押し込む必要がある。
そして、図3に示すように、押し込みガイド7が矢印D方向に退避した後で、シート状物4の張力は、線状物束12が自重で垂下しないよう、繊状物束12の自重を支持するように、供給巻取機構により制御されていることが好ましい。この制御により、線状物束12の位置は、押し込みガイド7により押し込まれた位置に維持することができる。次に、線状物束12の上部で包装機構8および9をシート状物4の裏側から閉じて、線状物束12を包み込む。この際、線状物束12が包装機構8および9の下方にあるよう、押し込みガイド7により線状物束12を押し込むが、包装機構8および9の下面と、線状物束12の上面との距離は、線状物束12の略外径にもよるが、小さい方が好ましい。線状物束12を絞り上げる際のシート状物4を巻き取る量が小さくなることで、包装の処理時間が短くなり、生産効率を向上させることができるためである。一方、小さすぎると、包装機構8および9が閉じる際に、線状物束12の外周の上面が包装機構8および9に挟まれる懸念がある。このため、包装機構8および9の下面と、線状物束12の上面との距離は、線状物束12の略外径を2rとすれば、下記(1)式で表される距離よりも僅かに大きい程度が好ましい。
r×(0.5π−1) 式(1)
その後、図4に示すように、シート状物4の供給巻取機構(図示せず)にて、ガイドロール2および3を介して、シート状物4を矢印4E方向、矢印4F方向それぞれに所定の力で引っ張ることで、線状物束12を絞り上げて、所定のサイズに成形する。引張力は、例えば損傷しやすい中空糸膜を包装する場合、30N以下とするのが好ましく、さらに好ましくは20N以下とするのが良い。
さらに、図5に示すように、絞り込みが完了した後に、接着・切断機構10および11を閉じた位置でシート状物4同士を対面で接着するとともに、接着・切断機構10および11の上下でシート状物4を切断する。
これにより、図6に示すよう、シート状物4は前記切断部の上部・下部でそれぞれ接着しており、線状物束12の包装が完了すると同時に、上部のシート状物4も左右で接着されているため、再び連続したシート状となり、シート状物4の供給巻取機構(図示せず)によって、次の包装動作に備えてシート状物4が待機することができる。また、シート状物4に包装された線状物束12は、包装装置1の外部へ排出され、図示していない次工程へと移載機等で搬送される。
以上の一連の工程によって、シート状物4上に置かれた線状物束12は、シート状物4に所定の引張力を付与することで、所定のサイズに成形された上で包装され、取り出される。
本実施形態の包装装置1は、損傷し易い線状物束12に好適であり、特に損傷し易い線状物として、中空糸膜が挙げられる。中空糸膜の材質については、多孔質の中空糸膜であれば特に限定されるものではないが、ポリエチレン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−パ−フルオロアルキルビニルエーテル共重合体、およびクロロトリフルオロエチレン−エチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリスルホンおよびポリエーテルスルホン、その他の材質の限外濾過膜または精密濾過膜を適宜使用することができる。さらに、これらの高分子の焼結体からなる濾過材料も好ましく使用することができる。中空糸膜の内外径は特に限定されるものではなく、種々の内外径、断面構造のものを使用することができる。また、線状物束12は、巻枠体に束ねて固定されたままシート状物4で包装しても良いし、巻枠体に固定されなくとも良い。また、線状物束12は、乾いていてもよく、線状物がばらけないように、濡らして線状物同士が密着するようにしても良い。
本実施形態の包装装置1において、ガイドロール2および3はシート状物4を送る時の摩擦を低減するものであり、包装装置1のベース20に対し垂直方向(図1で手前方向)に設置してシート状物4の供給・巻取方向を規制する。ガイドロール2および3の外径は200mm以下、包装装置1のベース20に対し垂直方向(図1で手前方向)の長さは400mm以下とするのが好ましく、材質については特に拘らないが、シート状物4を低張力で送るためには、表面の摩擦が低いものが好ましいことは言うまでもない。また、ガイドロール2および3の矢印A方向および矢印B方向の間隔は、線状物束12の押し込み時に、線状物束12の矢印A方向および矢印B方向の間隔を規制するために、押し込みガイド7と干渉しない範囲内で近接して配置することが好ましい。
シート状物4は、シート状物4の供給巻取機構(図示せず)により引張力を制御可能な構造であり、例えばシート状物4の供給ローラ、巻取ローラにおける駆動モータ間の駆動制御により、図1に示すように、シート状物4を矢印4A方向および矢印4B方向への引張力を制御できる。あるいは、図7に示すように、包装装置1に至るシート状物4のパスライン上に、矢印4K方向および矢印4L方向、または矢印4M方向および矢印4N方向に作動可能なロールを設け、当該ロールにシート状物4を巻き付けた上で、当該ロールを矢印4K方向および矢印4L方向、または矢印4M方向および矢印4N方向に作動させることで、引張力を制御しても良い。シート状物4はロール等に巻かれており、ロール等を、駆動装置等(図示しない)で巻き取り方向と逆方向に解舒することで、包装装置1へ供給される。シート状物4の幅は線状物束全体を覆うようにするのが好ましく、また、好ましくは250mm以下とするのが良い。シート状物4の厚さはヒータの加熱温度、加熱時間、シート状物の材質にもよるが、接着のための溶融を十分に行うために、0.5mm以下にするのが効率的な伝熱の観点からは好ましく、また、低い熱量で溶融接着させるためには、目付は50g/m以下であるのが好ましい。
シート状物4の材質については、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニルナイロン、フッ素樹脂、その他の材質の熱可塑性樹脂を適宜使用することができる。さらに、シート状物4は、例えば不織布のように透水性を有していてもよく、フィルムのように有していなくともよい。すなわち、線状物束12を用いた製品の仕様によって適宜選択されるものである。
線状物束位置規制ガイド5および6は、包装する線状物束12の略外径に応じて矢印A方向および矢印B方向に調整可能であることが好ましい。また、線状物束12は、専用の線状物束移載装置(図示せず)により線状物束位置規制ガイド5および6の間に配置することが好ましいが、人手作業にて移載/配置しても良い。
押し込みガイド7は、シート状物4上に置かれた線状物束12を、線状物束12上からシート状物4に押込むために、図示していないアクチュエータにより矢印C方向および矢印D方向に作動可能である。アクチュエータとして用いるものは、エアーシリンダや、油圧シリンダ等押し込みのための駆動源となるものであれば良い。また、押し込み時に線状物束4と押し込みガイド7との摩擦等による損傷を避けるために、押し込みガイド7の表面は非粘着性であることが好ましく、非粘着性材料を用いるか、あるいは線状物束4と接する箇所に非粘着性のコーティングを施すのが好ましい。コーティングの種類は、非粘着性を有するものであれば、特に拘らない。押し込みガイド7の長手方向(図1の奥行き方向)の長さについては、線状物束12に押し込みの力が集中しないよう、50mm以上とするのが好ましく、幅は30mm以上とするのが良い。
包装機構8および9は、接着・切断機構10および11の直下に配設され、線状物束12を包み込むために矢印E方向および矢印F方向、あるいは矢印G方向および矢印H方向に作動可能である。包装機構8および9の先端はシート状物4を挟めるように対向して設けられ、突き合わせた際に、面合わせであることが望ましい。包装機構8および9の先端の面合わせは、線状物束12の長手方向(図1奥行き方向)で線状物束12の全長以上にわたっており、かつ、厚さ8mm以下であることが好ましく、より好ましくは3mm以下が良い。包装機構8および9の先端部面合わせ部分が厚すぎると、線状物束12と、接着・切断機構10および11との距離が離れ、シート状物4に張力を付与して、いくら絞り上げても、線状物束12を包装するシート状物4の長さが線状物束12の外周長に対し長くなりすぎ、線状物束12をシート状物4で充分拘束出来ず、包装後に線状物束12が、シート状物4から抜けでてしまい、生産効率を低下させる場合がある。包装機構8および9の角度は、絞り上げの際に線状物束12の長手方向断面が偏平しないように、例えば、長手方向断面の略外径が20mmの線状物束12であれば、水平面に対して片側が45度以下とするのが好ましく、より好ましくは30度以下、さらに好ましくは20度以下が良い。
接着・切断機構10および11は、シート状物4などの熱可塑性樹脂に熱を与えることで溶融接着させるとともに、シート状物4の供給巻取機構(図示せず)でシート状物4を矢印4E方向および矢印4F方向に引くことにより、溶融直後の、固化しきれていないシート状物4を切断できる。接着・切断機構10および11について、詳細を図8を用いて説明する。図8は接着・切断機構10および11の概略縦断面図である。図8に示すように、接着・切断機構10および11の本体として、それぞれ平板を用いている。片側の平板10の先端にヒータ線13を配置している。平板と平板とを突き合わせてシート状物4を挟み、ヒータ線13を発熱させて接着するとともに、切断を行う。ヒータ線13は左右の平板のいずれか一方に固定されていれば良い。また、平板の厚さは、厚すぎるとシート状物4による線状物束12の拘束性が低下するため、好ましい範囲は厚さ5mm以下であり、より好ましくは厚さ3mm以下である。使用するヒータ線の線径は、導電性とシート状物4の融点以上の耐熱性を備えるものであれば、特に拘らず、線径も0.2mm〜2.0mm程度であれば良い。また、ヒータ接着によって生じる接着代は、4mm以下に留めることが好ましく、より好ましくは2mm以下が良い。接着代を大きくすることは、ヒータの熱容量を大きくすることであり、接着・切断機構10および11の近くにある線状物束12がヒータの熱により溶融し、損傷する場合があるため、好ましくない。
ヒータ線以外の発熱の手段として、振動エネルギーをシート状物に与えることを利用した超音波振動機等を用いてもよい。また、接着・切断機構10は、電熱線式にて溶着と切断を同時に行う方式でも良く、あるいは、電熱線で溶着させた後、溶着部を刃物等で切断する等、溶着と切断の機能を分けた方式でも良い。シート状物4に熱を与えて溶融させる際に、シート状物4に過剰な引張力が架かっていると、溶融したシート状物4同士が接着しない場合がある。このような場合、シート状物4の供給巻取機構(図示せず)などにより、溶融接着前にシート状物4の引張力を解除しておき、接着を先に行い、その後、接着部を刃物で切断する構成でも良い。
ここで、線状物束12を引っ張り、張力を付与する際の動作の詳細を、図9を用いて説明する。図9(a)は、包装機構8および9の隙間Oを、シート状物4の厚さの2倍の厚さに、線状物の外径より小さい値を加えた隙間にして、シート状物4を矢印4E方向および矢印4F方向に引っ張った際の模式図である。また、図9(b)は、図9(a)における、包装機構8および9の隙間O周辺の詳細図である。図9(a)において、シート状物4を矢印4E方向および矢印4F方向に引っ張ることで、線状物束12は矢印S方向に絞り上げられ、線状物束外周M部が包装機構8および9の隙間Oの位置に圧接されるが、図9(b)で示されるように、N’で表される線状物の外径よりも、包装機構8および9の隙間Oからシート状物4の厚さの2倍を差し引いた隙間が小さい場合、シート状物4の矢印4E方向および矢印4F方向への動きに引き込まれた線状物束外周M部の一部の線状物が、包装機構8および9の隙間Oに向けて圧接されることになり、線状物が特に中空糸膜等であると、潰されやすい懸念がある。また、線状物束外周M部が包装機構8および9の隙間Oの位置に圧接される際に、線状物が包装機構8および9の隙間Oを通過し、はみ出し線状物Nが発生する場合がある。さらに、はみ出し線状物Nが、接着・切断機構10および11部まで到達すると、接着・切断機構10および11で溶着されるという問題が生じる場合がある。
そこで、図9(c)に示すように、包装機構8および9の隙間Oからシート状物4の厚さの2倍を差し引いた隙間を、線状物の外径N’以上とすると、包装機構8および9の隙間Oからシート状物4の厚さの2倍を差し引いた隙間に線状物が引き込まれても、包装機構8および9の隙間Oに線状物の外径N’以上の隙間が空いているので、線状物は潰れることなく、包装機構8および9の隙間Oを通過できる。
図10(a)に、はみ出し線状物Nが発生した場合の状態を示す。この改善には、図10(b)に示すように、シート状物4の供給巻取機構(図示せず)を左右同期させながら、シート状物4を矢印4H方向および矢印4E方向に送ることで、線状物束12と接しているシート状物4を矢印4I方向に動かすと良い。この際、線状物束12はシート状物4で絞られ、互いに密着しているので、線状物束12はシート状物4と共回りして、矢印4I方向へ回転する。この動きにより、M部がP部に移動し、M部が包装機構8および9の隙間Oから遠ざかることで、M部を基点に、はみ出し線状物Nは、線状物束外周P部方向へ引き込まれる。これにより、はみ出し線状物Nは包装機構8および9の隙間Oから抜けだし、線状物束12側へと戻され、接着・切断機構10および11で接着・切断されることを回避できる。すなわち、包装機構8および9の隙間Oに近い線状物を、包装機構8および9の隙間Oから遠ざけることで糸潰れおよび糸切れを回避する。また、一旦包装機構8および9の隙間Oを通過したはみ出し線状物Nが再び包装機構8および9の隙間Oを通過する際にも、図9(c)の通り、包装機構8および9の隙間Oに線状物の外径N’以上の隙間が空いているので、線状物はダメージを受けず、スムーズにシャッターを通過して、線状物束に納められる。ここまで、はみ出し線状物Nが発生した場合を例に説明したが、はみ出し線状物Nの発生の有無に関わらず、接着・切断機構10および11を閉じる動作の前に、図11に示すように、シート状物4を矢印4D、4H、4E、4A方向に動かすことにより、線状物束12を矢印4Iに回転させることが、包装を量的に、かつ、安定的に行うためにも好ましい。
すなわち、包装機構8と包装機構9の隙間は、下記(2)式で表される範囲内であることが好ましい。
包装機構8および9の隙間L≧(シート状物4の厚さ×2+線状物の略外径) 式(2)
シート状物4の送り量は、線状物束12の種類や束径に応じ1〜30mmの範囲でシート状物4の送り量を適正に調整できることが好ましく、より好ましくは、シート状物4を送る時間を短縮し、生産効率を向上させるため、3〜5mmの範囲であると良い。
また、線状物束12を回転させる手段として、図12に示すように、シート状物4を片側固定した上で、対向する一対の包装機構8および9を矢印Q方向に回転させることでシート状物4を片側方向(矢印4E’方向および矢印4H’方向)に送ってもよい。包装機構8および9の回転方法として、例えば、包装装置1に付帯し、矢印Q方向に包装機構8および9を作動させる装置を、ロータリーアクチュエータなどに接続しておき、回転させても良い。回転角度は、糸束の種類や束径に応じ1〜10度の範囲で回転角度を適正に調整できることが好ましい。また、図13に示すように、シート状物4を左右固定した上で、対向する一対の包装機構8および9を水平方向(矢印R方向)に移動させることにより、シート状物4を片側方向(矢印4G’方向および矢印4F’方向)に送ることで、線状物束12を回転させても良い。水平方向(矢印R方向)の移動量は、糸束の状況に応じ、1〜30mmの範囲で適正な状態に設定できることが好ましく、より好ましくは3〜5mmの範囲であると良い。
このように本実施形態は、中空糸膜などを束ねた線状物束に所定の引張力を付与しつつ、包装する際に発生し得る線状物の潰れや切れを抑制または防止するものであり、本実施形態により、線状物束の生産性の向上を図りつつ、線状物束の包装における品質安定化を可能とすることができる。
<実施例1>
図1に示す包装装置1を用いて、線状物束12を包装した。
ガイドロール2および3として、外径50mm、包装装置1のベース20に対し垂直方向(図1で手前方向)の長さ200mm、アルミ製、ベアリングが組み込まれた中空の軸を用いた。
シート状物4として、厚さ0.14mm、幅120mm、目付20g/mの、ヒータ等の熱で溶融可能な、熱可塑性樹脂ポリエチレンテレフタレート製の不織布を用いて、線状物束12の全体を覆うように配置した。
押し込みガイド7の長手方向(図1の奥行き方向)の長さ100mm、幅30mmとしており、線状物束全体を均等に押し込み、整形できるよう配置した。また、押し込みガイド7の表面には非粘着性コーティング(ベタノン5Z、千代田交易株式会社)を施した。
包装機構8および9を、突き合わせた際の水平面からの角度は20°、包装機構の厚さは2mmとした。線状物束12は、外径が0.46mm、のポリスルホン製の濡れた中空糸膜456本を束にして、束全体をU字に折り曲げた線状物束であった。線状物束12の略外径は20mm、長手方向の略長さは90mmであった。シート状物4が熱可塑性樹脂であるため、接着・切断機構10および11として、いわゆるヒートシールと呼ばれる、ヒータ線に通電することによる発熱を利用した接着・切断機構を用いている。使用するヒータ線の線径は、ニクロム線を用い、線径0.6mmのものを使用し、厚さ3mmの平板にヒータ線を設置して使用し、溶着代は2mmであった。
線状物束位置規制ガイド5および6の距離を23mmとして、線状物束12の矢印A方向および矢印B方向を規制し、押し込みガイド7にて押込む力11Nで、包装機構8および9の下面と、線状物束12の上面との距離が8mmになるまで押込んだ後、包装機構8および9を閉めて、包装機構8および9の隙間を0.8mmとした。シート状物4の引張力を15Nとして、線状物束12を絞った後、左右のシート状物4の供給巻取機構(図示せず)を同期させて、線状物束12の外周片方向(矢印4I方向)に5mm送り、包装機構8および9から飛び出した線状物を、包装機構8および9よりも下方に引き戻した後に、接着・切断機構10および11で接着し、切断した。
この条件にて、300個の線状物束12の包装を行い、出来上がった線状物束12を観察したが、糸潰れ・糸切れは無かった。
<比較例1>
送り動作が無い以外は、実施例1と同様にして包装を行った。この条件にて、300個の線状物束12を包装したが、30個の線状物束12において、包装機構部付近での線状物の噛み込みによる糸切れが確認された。
1 包装装置
2,3 ガイドロール
4 シート状物
5,6 線状物束位置規制ガイド
7 押し込みガイド
8,9 包装機構
10,11 接着・切断機構
12 線状物束
13 ヒータ線
20 ベース
31 フィルムシート
32 中空糸膜束
33 フィルムシートの第1区分
34 フィルムシートの第2区分
35 フィルムシートの第3区分
36,37 テーブルプレート
38 保持器
39 溶接装置

Claims (12)

  1. 線状物束をシート状物により包装する線状物束の包装装置であって、
    前記線状物束を前記シート状物に押込む、押し込み手段と、
    前記シート状物を供給および巻き取ることで、所定の引張力を前記シート状物に付与するシート状物の供給巻取機構と、
    押圧された前記線状物束の上部にて、前記シート状物の裏面側から、前記線状物束を囲い込む、対向する一対の包装機構と、
    前記一対の包装機構が前記線状物束を囲い込んだ状態における、前記一対の包装機構の隙間に対して相対的に前記線状物束を回転させる線状物束回転手段と、
    前記包装機構の直上に設けられた、前記シート状物を接着し、切断する接着・切断機構と、
    を少なくとも有し、
    前記線状物束回転手段は、前記接着・切断機構により接着および切断される前の状態の前記シート状物に包まれた前記線状物束を前記一対の包装機構の隙間に対して相対的に回転させるものであることを特徴とする線状物束の包装装置。
  2. 前記線状物束回転手段が、供給巻取機構により前記シート状物を片側に送る手段によるものであることを特徴とする請求項1に記載の線状物束の包装装置。
  3. 前記線状物束回転手段が、前記対向する一対の包装機構を回転させるものであることを特徴とする請求項1に記載の線状物束の包装装置。
  4. 前記線状物束回転手段が、前記対向する一対の包装機構を水平方向に移動させるものであることを特徴とする請求項1に記載の線状物束の包装装置。
  5. 前記線状物束を前記シート状物に押込む、押し込み手段が、前記線状物束を前記シート状物上に押込む、押し込みガイドによって行われるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の線状物束の包装装置。
  6. 前記線状物束を前記シート状物上に置く位置を規制する、線状物束位置規制ガイドを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の線状物束の包装装置。
  7. 線状物束をシート状物により包装する線状物束の包装方法であって、
    前記シート状物を供給して前記線状物束を前記シート状物に押し込み、
    対向する一対の包装機構により、押圧された前記線状物束の上部を前記シート状物の裏面側から、前記一対の包装機構に所定の隙間を空けて前記線状物束を囲い込み、
    前記シート状物に張力を付与することで、前記線状物束を絞り込み、
    前記シート状物に包まれた前記線状物束を前記一対の包装機構の隙間に対して相対的に回転させ
    前記線状物束を前記一対の包装機構の隙間に対して相対的に回転させた後に、前記包装機構の直上に設けられた、前記シート状物を接着し、切断する接着・切断機構にて、前記シート状物を接着し、切断することを特徴とする線状物束の包装方法。
  8. 前記線状物束を回転させる方法が、前記対向する一対の包装機構に所定の隙間を空けた状態で、前記シート状物を片側方向に送ることによって行うものであることを特徴とする請求項7に記載の線状物束の包装方法。
  9. 前記線状物束を回転させる方法が、前記対向する一対の包装機構を回転させることによって、糸束を相対的に包装機構から回転移動を行うものであることを特徴とする請求項7に記載の線状物束の包装方法。
  10. 前記線状物束を回転させる方法が、前記対向する一対の包装機構に所定の隙間を空けた状態で、前記対向する一対の包装機構を水平方向に移動させることによって糸束を相対的に包装機構から回転方向に移動を行うものであることを特徴とする請求項7に記載の線状物束の包装方法。
  11. 前記線状物束を前記シート状物に押込む方法が、前記対向する一対の包装機構に所定の隙間を空けた状態で、前記線状物束を前記シート状物上に押込む、押し込みガイドによって行われるものであることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の線状物束の包装方法。
  12. 前記線状物束を前記シート状物上に置く際に、位置を規制することを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の線状物束の包装方法。
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