JP6006389B1 - 撮像装置、撮像方法及び撮像プログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法及び撮像プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 画素ずらし高解像度処理を行う装置において色収差補正をできるようにする場合でも、伝送帯域を低減することができる。【解決手段】 撮像装置は、所定の色配列の画素を有し画素ずらしによって前記色配列に対応した複数枚の色配列画像を取得できる撮像素子と、前記複数枚の色配列画像が与えられてそれぞれに色収差補正処理を行う色収差補正処理部と、前記色収差補正処理部により色収差補正処理された複数枚の色配列画像を画素ずらし合成処理して画素ずらし高解像度画像を得る画素ずらし合成処理部と、前記画素ずらし高解像度画像に対してデモザイキング処理を行うデモザイキング処理部とを具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、画素ずらしを行って高解像度の合成画像を生成する撮像装置、撮像方法及び撮像プログラムに関する。
一般的に、カメラの光学系においては、色収差や歪曲収差が現れる。特許文献1には、歪曲収差補正をパイプライン処理によって行う技術が開示されている。パイプライン処理では、収差補正等の画像処理を含む複数の処理を行う各処理回路は、処理後の信号を直接次段の処理回路に出力する。即ち、パイプライン処理では、画像データ等のデータをメモリから読み出し、処理後のデータをメモリに格納するデータ転送の回数が少なく、データ転送のためのバス帯域を低減させることができる。また、パイプライン処理では、流れ作業的に各処理が行われるので、全体的に処理を高速化することができる。なお、各処理回路は、前段の処理回路の出力を保持して処理を実行するためのメモリ(以下、バッファメモリという)を備えている。
ところで、従来、画素ピッチの非整数倍の移動量で画素ずらしを行って取得した複数の画像を合成し、高解像度の合成画像を生成する技術が提案されている。例えば、特許文献2においては、低い画素数のCCD等を0.5画素ずつずらしながら複数回の撮影を行い、複数の撮影画像を合成することで、高解像度の画像を得ている。
特開2005−44098号公報 特開平6−225317号公報
しかしながら、従来、画素ずらしによって高解像度の合成画像を得るための処理(以下、画素ずらし高解像度処理という)を行う装置においては、色収差補正に必要なデータ量が増大してしまうという問題があった。
本発明は、画素ずらし高解像度処理を行う装置において色収差補正をできるようにする場合でも、伝送帯域を低減することができる撮像装置、撮像方法及び撮像プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、所定の色配列の画素を有し画素ずらしによって前記色配列に対応した複数枚の色配列画像を取得できる撮像素子と、前記複数枚の色配列画像が与えられてそれぞれに色収差補正処理を行う色収差補正処理部と、前記色収差補正処理部により色収差補正処理された複数枚の色配列画像を画素ずらし合成処理して画素ずらし高解像度画像を得る画素ずらし合成処理部と、前記画素ずらし高解像度画像に対してデモザイキング処理を行うデモザイキング処理部とを具備する。
また、本発明に係る撮像方法は、所定の色配列の画素を有する撮像素子の画素ずらし撮影によって前記色配列に対応した複数枚の色配列画像を取得し、前記複数枚の色配列画像が与えられてそれぞれに色収差補正処理を行い、色収差補正処理された複数枚の色配列画像を画素ずらし合成処理して画素ずらし高解像度画像を得、前記画素ずらし高解像度画像に対してデモザイキング処理を行う。
また、本発明に係る撮像プログラムは、コンピュータに、所定の色配列の画素を有する撮像素子の画素ずらし撮影によって前記色配列に対応した複数枚の色配列画像を取得し、前記複数枚の色配列画像が与えられてそれぞれに色収差補正処理を行い、色収差補正処理された複数枚の色配列画像を画素ずらし合成処理して画素ずらし高解像度画像を得、前記画素ずらし高解像度画像に対してデモザイキング処理を行う手順を実行させる。
本発明によれば、画素ずらし高解像度処理を行う装置において色収差補正をできるようにする場合でも、伝送帯域を低減することができるという効果を有する。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置を示すブロック図。 歪補正のために必要な画素範囲(ブロック)を説明するための説明図。 図1中の画素ずらし合成処理部27の具体的な構成の一例を示すブロック図。 画素ずらしにおける撮像素子22の移動を説明するための説明図。 図4に示すように撮像素子22のセンタリング位置を変化させながら撮像素子22により得られる8枚のベイヤー画像のR,Gr,Gb,Bの基本的な色配列を示す説明図。 R画素の色配列を示す説明図。 Gr画素の色配列を示す説明図。 Gb画素の色配列を示す説明図。 B画素の色配列を示す説明図。 Bayer画素抽出部54からの合成画像の色配列を示す説明図。 図1中の画像処理部28の具体的な構成の一例を示すブロック図。 カメラの全体処理シーケンスを示すフローチャート。 撮影シーケンスを示すフローチャート。 画像処理シーケンスを示すフローチャート。 第1の実施の形態の動作を説明するための説明図。 第1の実施の形態の動作を説明するための説明図。 第1の実施の形態の動作を説明するための説明図。 本発明の第2の実施の形態において採用される動作フローを示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置を示すブロック図である。図2は収差補正のために必要な画素範囲(ブロック)を説明するための説明図であり、画素ずらし高解像度処理を行わない通常解像度処理時と画素ずらし高解像度処理時とを比較して示すものである。
先ず、図2を参照してパイプライン処理を行う各処理回路に必要なバッファメモリの容量について説明する。撮像系において取得された撮像画像には、光学系等の影響によって色収差及び歪曲収差が含まれる。一般的には、色収差補正と歪曲収差補正とを実行する場合、先ず色収差補正が先に行われる。色収差補正では、例えば、G色の画素位置を基準に、R,Bの各色の画素の画素位置を補正する処理を行う。そして、色収差が補正されたR,G,B信号を、デモザイキング処理して例えばY,Cb,Cr色空間への変換処理が行われる。この変換処理によって得られた画像は輝度情報を含み、歪曲補正はこの輝度情報に対して行われる。つまり、歪曲補正は、色毎に処理が分割されておらず、輝度情報に対して1回だけ実行されるようになっている。これにより、全体の演算量を低減させるようになっている。
撮像系からの撮像画像は、1フレーム分の画像を記憶する容量を要するメモリに格納された後、各処理回路に供給される。この場合には、バスに必要な伝送帯域を低減して高速処理をできるように、パイプライン処理が行われる。
また、パイプライン処理に必要な各処理回路のバッファメモリの容量を低減するために、1フレーム分の撮像画像を記憶するメモリであるDRAM(ダイナミックRAM)から、各処理回路への転送はブロック単位で行われる。これにより、各処理回路のバッファメモリの容量をブロックのデータ分に低減することができる。
一方、画素ずらし高解像度処理は、撮像素子を例えば1/2ピクセルだけずらして得た撮像画像を合成することで、例えば縦横2倍の合計4倍の解像度を有する画像を得るものである。画素ずらし高解像度処理を行った場合には、DRAMに必要な容量は、通常解像度処理時に比べて4倍となる。
図2の符号Bn1で示す領域は、通常解像度処理時において、パイプライン処理の1回の1連の処理において最終的に出力する撮像画像の範囲(以下、出力ブロックという)Bn1を示している。出力ブロックBn1の収差を補正するためには、この出力ブロックBn1を含み出力ブロックBn1よりも広い撮像画像の範囲(以下、転送ブロックという)の画像の情報が必要である。先ず、上述したように、色収差補正が行われる。出力ブロックBn1について、R成分の歪が図2の領域Bnrで表せるものとし、G成分の歪が図2の領域Bngで表せるものとし、B成分の歪が図2の領域Bnbで表せるものとすると、出力ブロックBn1を得るための色収差補正に必要な転送ブロックは、これらの領域Bnr,Bng,Bnbを含む図2のブロックBntcで示される。
色収差補正では、R,B成分をG成分に一致させる補正が行われる。色収差補正後の歪曲収差補正ではG成分のサイズを考慮すればよく、出力ブロックBn1を得るために、必要なブロックは、領域Bngを含むブロックBntyとなる。ブロックBntcのサイズはブロックBntyよりも大きく、転送ブロックのサイズはブロックBntcによって与えられる。なお、レンズ特性から収差の量は予め分かっており、出力ブロックの範囲を補正するために必要な転送ブロック範囲も既知である。即ち、図2の例では、ブロックBntcは既知の範囲であり、パイプライン処理を行う各処理回路のバッファメモリの容量はブロックBntcの範囲の画像を格納できる容量に設定すればよい。
ここで、画素ずらし高解像度処理によって、撮像画像の画素数が縦横2倍ずつの計4倍になるものとする。図2の符号Bn2に示す斜線領域は、出力ブロックBn1の縦横1/2ずつの計1/4の領域を示している。そして、図2の符号Bh1で示す斜線領域は、画素ずらし高解像度処理時において出力ブロックBn2に対応する出力ブロックBh1を示している。即ち、出力ブロックBh1は、撮像画像中の出力ブロックBn2と同一の画像範囲の画像部分であり、画素ずらし高解像度処理によって、例えば、出力ブロックBh1の画素数は、出力ブロックBn2の画素数の縦横2倍ずつの計4倍となっている。
出力ブロックBh1について、R成分の歪が図2の領域Bhrで表せるものとし、G成分の歪が図2の領域Bhgで表せるものとし、B成分の歪が図2の領域Bhbで表せるものとすると、出力ブロックBh1を得るための色収差補正に必要なブロックは、これらの領域Bhr,Bhg,Bhbを含む図2のブロックBhtcで示される。
一方、出力ブロックBh1を得るために、色収差補正後における歪曲収差補正に必要なブロックは、領域Bhgを含むブロックBhtyとなる。歪曲収差は、略相似形で生じると考えることができ、出力ブロックのサイズが縦横2倍ずつの4倍になると、歪曲収差補正に必要なブロックサイズも縦横2倍の4倍になると考えることができる。従って、図2に示すように、ブロックBhtyのサイズはブロックBntyと略同様である。従って、画素ずらし高解像度処理時においても、歪曲収差補正については、転送ブロックサイズを通常解像度処理時と同様に設定し、通常解像度処理時の1/4のサイズ毎に処理を行うことで、転送ブロックサイズを変更することなく収差補正ができる。
しかしながら、例えばベイヤ配列の撮像素子では、R,G,Bの各画素は点順次で配列されており、撮像画像中でR,G,B画像が分離されている訳ではない。従って、画素ずらし高解像度処理を行うことによりRとGの色ずれ量とBとGの色ずれ量が画素数換算で2倍になると、色ずれを補正するためには、撮像画像と比して2倍離れた画素位置にあるRとGとBそれぞれの画素を同時に入力しなければならない。このため、図2の領域Bhr,Bhg,Bhbに示すように、範囲の補正に必要なブロック範囲は、画素ずらし高解像度処理時には通常解像度処理時よりも大きくなってしまう。図2において、ブロックBhtyからブロックBhtcまでの広がりは、ブロックBntyからブロックBntcまでの広がりよりも縦方向及び横方向のいずれにも略2倍である。
従って、色収差補正を考慮した場合、画素ずらし高解像度処理時に必要な転送ブロックサイズは、通常解像度処理時に必要な転送ブロックサイズよりも大きくする必要があり、伝送帯域及びバッファメモリの容量を増大させる必要があるという問題があった。
そこで、本実施の形態においては、色収差補正については、通常解像度の状態の画像に対して行い、色収差補正後の画像に対して画素ずらし高解像度処理のための合成処理を行うことで、伝送帯域及びバッファメモリの容量を低減できるようにしている。
図1において、撮像装置は、交換式レンズ1とカメラ本体2とをインタフェース(I/F)3を介して通信できるように接続して構成されている。交換式レンズ1は、例えば図示しないレンズマウントを介してカメラ本体2に対して着脱自在に装着されるようになっており、レンズマウントに形成した電気接点(交換式レンズ1側に設けられた電気接点およびカメラ本体2側に設けられた電気接点)等によりインタフェース3が構成されている。こうして、交換式レンズ1は、インタフェース3を介してカメラ本体2と通信できるようになっている。
交換式レンズ1は、レンズ11と、絞り12と、ドライバ13と、フラッシュメモリ14と、制御部15と、を備えている。レンズ11は、被写体の光学像をカメラ本体2の後述する撮像素子22上に結像するための撮影光学系を構成する。絞り12は、レンズ11を通過する光束の通過範囲を制御する光学絞りである。
ドライバ13は、制御部15からの指令に基づき、レンズ11を駆動してフォーカス位置の調整を行い、レンズ11が電動ズームレンズ等である場合にはさらに焦点距離の変更も行う。加えて、ドライバ13は、制御部15からの指令に基づき、絞り12を駆動して開口径を変化させる。この絞り12の駆動により、被写体の光学像の明るさが変化し、ボケの大きさなども変化する。なお、後述する画素ずらし高解像度処理モードにおいて画素ずらしを行いながら複数枚の画像を取得する場合には、絞り12は、最初の画像を取得する前の時点から最後の画像を取得した後の時点まで駆動させず維持される。これは、絞り12を駆動するときの振動が、画素ずらし位置に影響を及ぼさないようにするためである。フラッシュメモリ14は、制御部15により実行される制御プログラムや、交換式レンズ1に関する各種の情報を記憶する記憶媒体である。
制御部15は、図示しないCPU等のプロセッサによって構成することができ、メモリに記憶されたプログラムに従って各部を制御することができるようになっている。制御部15は、ドライバ13、フラッシュメモリ14、およびインタフェース3と接続されている。そして、制御部15は、インタフェース3を介して後述する本体側の制御部45と通信し、制御部45からの指令を受けて、フラッシュメモリ14に記憶されている情報の読出/書込を行い、ドライバ13を制御する。さらに、制御部15は、この交換式レンズ1に関する各種の情報を制御部45へ送信する。
インタフェース3は、交換式レンズ1の制御部15と、カメラ本体2の制御部45とを、双方向に通信できるように接続する。
カメラ本体2は、メカニカルシャッタ(メカシャッタ)21と、撮像素子22と、ボイスコイルモータ(VCM)23と、アナログ処理部24と、アナログ/デジタル変換部(A/D変換部)25と、バス30と、DRAM31と、AE/AF処理部26と、画素ずらし合成処理部27と、画像処理部28と、JPEG処理部29と、モニタドライバ32と、モニタ33と、ホール素子34と、メモリインタフェース(メモリI/F)41と、記録媒体42と、操作部43と、フラッシュメモリ44と、制御部45と、を備えている。
制御部45は、図示しないCPU等のプロセッサによって構成することができ、メモリに記憶されたプログラムに従って各部を制御することができるようになっている。制御部45は、カメラ本体2内の各部を制御すると共に、インタフェース3を介して制御部15に指令を送信し交換式レンズ1を制御するものであり、この撮像装置を統括的に制御する制御部である。制御部45は、ユーザにより操作部43から操作入力が行われると、フラッシュメモリ44に記憶されている処理プログラムに従って、フラッシュメモリ44から処理に必要なパラメータを読み込んで、操作内容に応じた各種シーケンスを実行する。
メカシャッタ21は、レンズ11からの光束が撮像素子22へ到達する時間を制御するものであり、例えばシャッタ幕を走行させる構成のメカシャッタとなっている。このメカシャッタ21は、制御部45の指令により駆動されて、光束の撮像素子22への到達時間、つまり撮像素子22による被写体の露光時間を制御する。なお、後述する画素ずらし高解像度処理モードにおいて画素ずらしを行いながら複数枚の画像を取得する場合には、メカシャッタ21は、最初の画像を取得する前の時点から最後の画像を取得した後の時点まで開いた状態に維持される。これは、メカシャッタ21を開閉するときの振動が、画素ずらし位置に影響を及ぼさないようにするためである。
撮像素子22は、所定の画素ピッチ(図5に示す画素ピッチPを参照)で2次元状に配列された複数の画素を有し、制御部45の制御に基づき、レンズ11および絞り12を介して結像された被写体の光学像を光電変換して画像信号を生成するものである。この撮像素子22は、撮影された画像を所定の読出順序(例えば、ローリング読出(あるいはラスタスキャン)の順序)で読み出すものとなっており、さらに、所望の画素領域(例えば、所望のライン群)の画像のみを読み出しできるようになっている。
本実施形態の撮像素子22は、輝度相当色(例えば緑色)を含む複数色の色フィルタを1画素に1色が対応するように配置して構成され、具体的には、垂直方向および水平方向に配列された複数の画素の前面に原色ベイヤー配列のカラーフィルタを配置した単板式の撮像素子として構成されている。なお、撮像素子22は、単板式の撮像素子に限らないことは勿論であり、例えば基板厚み方向に色成分を分離するような積層式の撮像素子であっても良い。
ボイスコイルモータ(VCM)23は、撮像素子22と、この撮像素子22により受光される光束と、の上述した2次元状配列方向の相対位置を変化させるものである。VCM23は、相対位置を画素ピッチの非整数倍の移動量で移動させることができる。VCM23は、移動量が異なる複数の相対位置が得られるように、所謂画素ずらしを行うことができるようになっている。具体的に、ボイスコイルモータ(VCM)23は、撮像素子22を磁力で宙に浮かせて、磁力を制御することにより位置を移動するものとなっている。
そして、図1に示す構成例においては、このVCM23は、レンズ11の光軸に垂直な面内で撮像素子22を移動させているが、レンズ11を移動させるようにしても良いし、撮像素子22とレンズ11との両方を移動させても構わない。本実施形態において、このVCM23は、撮像素子22から得られる画像よりも高解像度の合成画像を得るべく複数枚の画像を撮影する際に、画素ピッチの非整数倍の移動量、例えば半画素ピッチ単位の移動量で撮像素子22を移動させるのに用いられる。なお、ホール素子34は、撮像素子22の位置を判定し、判定結果を制御部45に出力するようになっており、制御部45は、ホール素子34の判定結果を用いてVCM23を駆動することで、撮像素子22を正確な位置に移動させることができるようになっている。
なお、ここでは画素ずらしを行う機構としてVCM23を例に挙げているが、これに限るものではなく、画素ずらし時に所望の相対位置からの位置ズレが発生するような機構を採用して、本発明を広く適用することができる。
アナログ処理部24は、撮像素子22から読み出されたアナログ画像信号に対して、リセットノイズ等を低減した上で波形整形を行い、さらに目的の明るさとなるようにゲインアップを行う。A/D変換部25は、アナログ処理部24から出力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。
バス30は、カメラ本体2内のある場所で発生した各種のデータや制御信号を、カメラ本体2内の他の場所へ転送するための転送路である。本実施形態におけるバス30は、VCM23と、A/D変換部25と、DRAM31と、AE/AF処理部26と、画素ずらし合成処理部27と、画像処理部28と、JPEG処理部29と、モニタドライバ32と、ホール素子34と、メモリI/F41と、制御部45と、に接続されている。
A/D変換部25から出力された画像は、バス30を介して転送され、DRAM31に一旦記憶される。なお、A/D変換部25から出力される画像は、各画素が色配列に応じた単色の色情報しか有していない画像(以下、色配列画像という)であり、以下では適宜、RAW画像ということもある。なお、特に、色配列がベイヤー配列の場合には、撮像素子から出力される色配列画像をベイヤー画像ともいう。
なお、画素ずらし高解像度処理モード時には、VCM23及び撮像素子22は制御部45により駆動制御されて、撮像素子22を移動させながら複数回の撮影を行う画素ずらし撮影が行われる。この画素ずらし高解像度処理モード時には、DRAM31には、画素ずらし撮影により得られる複数の画像も記憶されるようになっている。DRAM31は、画素ずらしを行うことなく撮像素子22により1回の撮影を行う通常解像度処理モードにおいて得られた画像や画素ずらし撮影により得られる複数の画像だけでなく、画素ずらし合成処理部27、画像処理部28、JPEG処理部29等において処理された画像等の各種データを一時的に記憶する記憶部である。
AE/AF処理部26は、RAW画像から高周波成分の信号を抽出して、AF(オートフォーカス)積算処理により、合焦評価値を取得する。ここで取得された合焦評価値は、制御部45に供給され、更に制御部15に転送されて、レンズ11のAF駆動に用いられる。なお、AFがこのようなコントラストAFに限定されないことは勿論であり、例えば専用のAFセンサ(あるいは撮像素子22上のAF用画素)を用いて位相差AFを行うようにしても構わない。
AF/AE処理部26は、RAW画像に基づき、被写体輝度を算出する。ここで算出された被写体輝度は制御部45に与えられて、制御部45によって、自動露出(AE)制御、すなわち、絞り12の制御やメカシャッタ21の制御、撮像素子22の露光タイミング制御(あるいは、いわゆる素子シャッタの制御)等に用いられる。なお、被写体輝度を算出するためのデータとして、ここではRAW画像を利用したが、これに代えて、例えばカメラ本体2に専用の測光センサを設けて得られたデータを利用するようにしても構わない。
画素ずらし合成処理部27は、VCM23により撮像素子22を移動させて撮影を行う画素ずらし撮影によって得られた複数の画像を合成する画素ずらし合成処理を行うことにより、画素ずらしを行うことなく撮像素子22から得られる画像(以下、通常解像度画像ともいう)よりも高解像度の合成画像(以下、高解像度画像という)を生成する。
図3は図1中の画素ずらし合成処理部27の具体的な構成の一例を示すブロック図である。図4は画素ずらしにおける撮像素子22の移動を説明するための説明図である。図4では撮像素子22のセンタリング位置を丸印によって示している。図4の例は丸印A1〜A8に示すように、センタリング位置を8つの位置に変化させながら、8回の画素ずらし撮影を行うものである。なお、図4中のPは1画素ピッチを示し、破線の間隔は1/2画素ピッチである。
図5は図4に示すように撮像素子22のセンタリング位置を変化させながら撮像素子22により得られる8枚のベイヤー画像のR,Gr,Gb,Bの基本的な色配列を示す説明図である。なお、図5中のPは1画素ピッチを示している。また、画素R,Gr,Gb,Bの添え字は、画素ずらし撮影における回数を示している。
図5のような色配列を有する撮像画像(色配列画像、RAW画像)がDRAM31に記憶される。入力DMA部51は、DRAM31からバス30を介してDMA(Direct Memory Access)転送されたRAW画像を取り込んで画素配置部52に与える。なお、RAW画像は、撮像素子22のベイヤー配列による各色画素の輝度値を表すものである。画素配置部52は、画素ずらしによる8枚分の画像から各色を分離して、各色毎に配置を行う。
図6A乃至図6DはR画素の色配列、Gr画素の色配列、Gb画素の色配列及びB画素の色配列をそれぞれ示す説明図である。なお、図6A〜図6D中のPは1画素ピッチを示しており、格子の間隔は1/2画素ピッチである。画素配置部52は、図5に示す8枚分の色配列の画像に基づいて、図6A〜6Dに示す色配列の各色毎の合成画像を生成する。即ち、画素配置部52は、図5に示すような基本的な色配列を繰り返して構成されている8枚のベイヤー画像から、R成分を抽出して図4に示したセンタリング位置A1〜A8に応じて再配置し、図6Aに示すような4×4色配列中にR1〜R8画素が配列された色配列のR合成画像を生成する。同様に、画素配置部52は、8枚のベイヤー画像から、Gr,Gb,B成分を各抽出して、センタリング位置A1〜A8に応じて再配置し、図6B〜図6Dに各示すような色配列のGr合成画像,Gb合成画像,B合成画像をそれぞれ生成する。
画素補間部53は、画素配置部52が配置した画素相互間の画素位置について、画素の補間処理を行う。画素補間部53による補間処理の結果はBayer画素抽出部54に与えられる。Bayer画素抽出部54は、図6A〜図6Dの4種類の色配列の各色の画像及び画素補間部53の補間処理結果に基づいて、ベイヤー配列の色配列による合成画像(高解像度画像)を生成する。
図7はBayer画素抽出部54からの合成画像の色配列を示す説明図である。図7と図6B及び図6Cとの比較から明らかなように、ベイヤー配列のG画素については、同一位置のGr画素及びGb画素を用いて生成することができる。即ち、Bayer画素抽出部54は、図7の画素G’1〜G’8の画素値G’1〜G’8を、以下の演算によって求める。
G’1=(Gr3+Gb8)/2
G’2=(Gr4+Gb7)/2
G’3=(Gr1+Gb6)/2
G’4=(Gr2+Gb5)/2
G’5=(Gr6+Gb1)/2
G’6=(Gr5+Gb2)/2
G’7=(Gr8+Gb4)/2
G’8=(Gr7+Gb3)/2
また、画素補間部53は、図7の画素R’1〜R’4の画素値R’1〜R’4については、それぞれこれらの画素の周辺の同色の画素の画素値を用いて求める。同様に、画素補間部53は、図7の画素B’1〜B’4の画素値B’1〜B’4については、それぞれこれらの画素の周辺の同色の画素の画素値を用いて求める。
例えば、画素補間部53は、周辺4画素補間を行う場合には、以下の演算によって、画素値R’1〜R’4,B’1〜B’4を求める。
なお、下記演算において、「上」、「左」、「右」、「下」は、図6A又は図6Dに示す4×4色配列の、上側に位置する4×4色配列、左側に位置する4×4色配列、右側に位置する4×4色配列、下側に位置する4×4色配列をそれぞれ表している。
R’1=(R1+R2+R3+(上R7))/4
R’2=(R3+R4+(右R1)+(上R5))/4
R’3=(R2+R6+R7+R8)/4
R’4=(R4+R5+R6+(右R8))/4
B’1=(B3+B5+B6+(左B7))/4
B’2=(B1+B5+B7+B8)/4
B’3=(B3+B4+(左B2)+(下B6))/4
B’4=(B1+B2+B4+(下B8))/4
Bayer画素抽出部54は、生成した合成画像(高解像度画像)を出力DMA部55に与える。出力DMA部55は、入力された高解像度画像をバス30にDMA転送する。このように、画素ずらし合成処理部27は、重複する位置において取得した輝度相当色(ここでは緑色)の複数の画素データを平均して、この重複する位置における合成後の画素データとすることにより、ノイズを低減して高画質化を図るようにしている。図5と図7との比較から明らかなように、画素ずらし高解像度処理モードにおいては、水平方向に2倍かつ垂直方向に2倍の解像度の高解像度画像が得られるようになっている。
図1において、画像処理部28は、通常解像度画像あるいは画素ずらし合成処理部27により生成された高解像度画像に対して種々の画像処理を行うものである。図8は図1中の画像処理部28の具体的な構成の一例を示すブロック図である。
入力DMA部61は、DRAM31からバス30を介してDMA転送された画像を取り込んで倍率色収差補正処理部62に与える。倍率色収差補正処理部62は、入力された画像の倍率色収差を補正する。例えば、倍率色収差補正処理部62は、倍率色収差に関する光学系の情報に基づいて、R色画像,B色画像について、収差が無ければ本来同一位置にあるべきG色画像の画素位置に一致させるように、補正を行う。なお、撮像素子22のR,G,B色毎にズレ量が異なることから、3板化されてR,G,B色が混ざった状態の画像については、それぞれの色毎にズレを正確に補正することができない。このため、倍率色収差補正処理は、デモザイキング処理によってベイヤー画像の画素値がカラー画像に変換される前に行われる。倍率色収差補正処理部62の出力は、スイッチ68を介してYC処理部63に与えられる。
YC処理部63は、各画素がRGB成分のうちの1色の色情報のみを有するベイヤー画像(色配列画像)を、各画素がそれぞれフルカラーの情報を有するカラー画像に変換するデモザイキング処理を行う。デモザイキング処理部であるYC処理部63は、例えば、ベイヤー画像をYCbCr空間のカラー画像に変換する。また、YC処理部63は、デモザイキング処理前にホワイトバランス補正処理を実行し、例えばデモザイキング処理後に色補正処理、階調補正処理、エッジ強調処理等の各種処理を実行する。YC処理部63の出力はNR処理部64に与えられる。NR処理部64は入力された画像に対するノイズリダクション処理を行った後、歪曲収差補正処理部65に出力する。
歪曲収差補正処理部65は、入力された画像の歪曲収差を補正する。例えば、歪曲収差補正処理部65は、歪曲収差に関する光学系の情報に基づいて、デモザイキング処理後の画像の各画素位置を歪が無ければ本来位置するべき画素位置に一致させるように、補正を行う。歪曲収差補正処理部65は、歪曲収差補正後の画像を出力DMA部66に与える。出力DMA部66は、入力された画像をバス30にDMA転送する。
本実施の形態においては、YC処理部63によるデモザイキング処理の前に倍率色収差補正処理を行うか又はデモザイキング処理の後に倍率色収差補正処理を行うかを切換制御するために、画像処理部28には制御部45によって制御されるスイッチ67,68が設けられている。
制御部45は、スイッチ67をオフにし、スイッチ68に端子aを選択させることで、入力DMA部61を介して入力されたベイヤー画像を倍率色収差補正処理部62に与えて色収差補正した後、スイッチ68を介してYC処理部63に供給することができるようになっている。また、制御部45は、スイッチ67をオフにし、スイッチ68に端子bを選択させることで、入力されたベイヤー画像を倍率色収差補正処理部62に与えて色収差補正した後、スイッチ68を介して直接出力DMA部66に与えることもできるようになっている。更に、制御部45は、スイッチ67をオンにするとともにスイッチ68に端子aを選択させることで、倍率色収差補正処理をスルーさせ、入力DMA部61を介して入力されたベイヤー画像を直接スイッチ68を介してYC処理部63に供給することもできるようになっている。
画像処理部28は、パイプライン処理ができ、このパイプライン処理のために、画像処理部28の各処理部は、それぞれバッファメモリを有している。
図1において、JPEG処理部29は、画像を記録する際には、DRAM31から画像を読み出して、読み出した画像をJPEG圧縮方式に従って圧縮し、圧縮した画像をDRAM31に一旦記憶させる。こうしてDRAM31に記憶された圧縮した画像は、制御部45により、ファイルを構成するために必要なヘッダが付加されて記録用のデータとして整えられる。そして、制御部45の制御に基づき、整えられた記録用のデータが、メモリI/F41を介して記録媒体42に記録される。
また、JPEG処理部29は、読み出された画像の伸張も行う。すなわち、記録済み画像の再生を行う場合には、制御部45の制御に基づき、例えばJPEGファイルがメモリI/F41を介して記録媒体42から読み出され、DRAM31に一旦記憶される。JPEG処理部29は、DRAM31に記憶されたJPEG画像を読み出して、読み出したJPEG画像をJPEG伸張方式に従って伸張し、伸張した画像をDRAM31に記憶させる。
モニタドライバ32は、DRAM31に記憶されている画像を読み出して、読み出した画像を映像信号へ変換し、モニタ33を駆動制御して映像信号に基づく画像をモニタ33に表示させる。このモニタドライバ32により行われる画像表示には、撮影直後の画像を短時間だけ表示するレックビュー表示、記録媒体42に記録されたJPEGファイルの再生表示、およびライブビュー表示などが含まれる。
モニタ33は、上述したようなモニタドライバ32の駆動制御により、画像を表示すると共に、撮像装置に係る各種の情報を表示する。また、メモリI/F41は、上述したように、画像の記録媒体42への書き込み、および記録媒体42からの画像の読み出しを行う。
記録媒体42は、画像を不揮発に記憶するものであり、例えばカメラ本体2に着脱できるようなメモリカード等により構成されている。ただし、記録媒体42は、メモリカードに限定されるものではなく、ディスク状の記録媒体でも構わないし、その他の任意の記録媒体であっても良い。こうして記録媒体42は、撮像装置に固有の構成である必要はない。
操作部43は、この撮像装置に対する各種の操作入力を行うためのものであり、撮像装置の電源をオン/オフするめの電源ボタン、画像の撮影開始を指示するための例えば1st(ファースト)レリーズスイッチおよび2nd(セカンド)レリーズスイッチを有して構成されている2段式操作ボタンでなるレリーズボタン、記録画像の再生を行うための再生ボタン、撮像装置の設定等を行うためのメニューボタン、項目の選択操作に用いられる十字キーや選択項目の確定操作に用いられるOKボタン等の操作ボタンなどを含んでいる。ここに、メニューボタンや十字キー、OKボタン等を用いて設定できるような項目には、撮影モード(通常撮影モード、画素ずらし高解像度処理モード等)、記録モード(JPEG記録モード、RAW+JPEG記録モード等)などが含まれている。この操作部43に対して操作が行われると、操作内容に応じた信号が制御部45へ出力される。
フラッシュメモリ44は、制御部45により実行される処理プログラムや、この撮像装置に係る各種の情報を不揮発に記憶する記憶媒体である。ここに、フラッシュメモリ44が記憶する情報としては、例えば、エッジ強調処理に用いるパラメータやノイズ低減処理に用いるパラメータ等の撮像装置の動作に必要な各種パラメータ、画素ずらし高解像度処理モードにおける画素ずらしの大きさ、方向、順序等の情報、および撮像装置を特定するための製造番号などが幾つかの例として挙げられる。このフラッシュメモリ44が記憶する情報は、制御部45により読み取られる。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図9乃至図11のフローチャート及び図12A〜図12Cの説明図を参照して説明する。図9はカメラの全体処理シーケンスを示し、図10は撮影シーケンスを示し、図11は画像処理シーケンスを示している。
図9の各処理は制御部45の制御に基づき行われる。操作部43の図示しない電源ボタンがオン操作されて電源がオンになると、図9の処理が開始され、まず初期化が行われる(ステップS1)。次に、制御部45は、操作部43の再生ボタンが操作されたか否かを判定する(ステップS2)。再生ボタンが操作された場合には、再生・編集処理を行う(ステップS3)。この再生・編集処理は、記録媒体42に記録されているファイルの一覧を表示して、ユーザーからの選択操作を待ち、選択決定されたファイルを再生したり、選択されている画像を編集したりする処理である。
制御部45は、ステップS4において、操作部43のメニューボタンが操作されて、撮像装置に関するカメラ設定が選択されたか否かを判定する。ここでカメラ設定が選択された場合には、制御部45は、カメラ設定を変更するメニューをモニタ33に表示させて、カメラ設定を変更するユーザ操作の待機状態となる。なお、カメラ設定としては、上述した通常解像度処理モード、画素ずらし高解像度処理モード、JPEG記録モード、RAW+JPEG記録モード等の各種記録モードなどが挙げられるが、これらに限るものではない。ユーザ操作がなされた場合には、制御部45は、操作内容に応じてカメラ設定を行う(ステップS5)。
制御部45は、ステップS6において、レリーズボタンのオフから1段階目の押圧状態(いわゆる半押状態)である1stレリーズオンの状態へ遷移したか否かを判定する。ここで1stレリーズオンの状態へ遷移した場合には、この遷移したタイミングにおいて、AF/AE処理部26により、画像を撮影するための自動露出(AE)制御及び自動焦点制御(AF)を行う(ステップS7)。これにより、1stレリーズボタンが押圧された以降は、いわゆるAEロックおよびAFロックが行われる。
制御部45は、ステップS6において1stレリーズオンの状態へ遷移していないものと判定した場合には、レリーズボタンが2段階目の押圧状態である2ndレリーズオンの状態(いわゆる全押状態)となっているか否かを判定する(ステップS9)。ここで、2ndレリーズオンの状態となっていない場合、即ち、レリーズボタンの操作が全く行われていない場合には、制御部45は、ステップS9からステップS10に処理を移行して、メカシャッタ21を開放状態にして、ライブビュー用の自動露出(AE)制御をAF/AE処理部26により行った後、電子シャッタによる1フレーム(あるいは1フィールド等)の画像撮影を行う。
こうして撮影された画像に対して、制御部45は、記録画像に対して行う画像処理の幾つかを例えば省略した基本画像処理を行い(ステップS11)、基本画像処理されたフレーム画像をモニタ33にライブビューの1フレームとして表示する(ステップS12)。
一方、ユーザか2ndレリーズオン操作を行うと、制御部45は、処理をステップS9からステップS13に移行して、後述する撮影処理を実行する。更に、制御部45は、ステップS14において後述する画像処理を行い、画像処理後の画像を記録媒体42に静止画記録する(ステップS15)。
制御部45は、ステップS8において電源ボタンがオフ操作されたか否かを判定し、オフ操作されていない場合には、処理をステップS2に戻し上述した処理を繰り返す。
図10は図9中のステップS13における撮影処理の具体的な処理の一例を示している。
ステップS13の撮影処理においては、先ず、制御部45は、画素ずらし高解像度処理モードが指定されているか否かを判定する(ステップS21)。画素ずらし高解像度処理モードに設定されていない場合、即ち、通常解像度処理モードが設定されている場合には、制御部45は、絞り12を駆動しメカシャッタ21を開いて撮像素子22により露光を行い、画像を1枚撮影する通常の撮影処理を行う(ステップS22)。即ち、撮像素子22の本来の画素数である通常画素数の画像の撮影が行われ、撮影により得られた画像はDRAM31に転送されて記憶される(ステップS23)。
また、画素ずらし高解像度処理モードが設定されている場合には、制御部45は画素ずらし撮影のための設定を行う。先ず、制御部45は、レンズ11の光軸に垂直な面内における撮像素子22のセンタリング位置を設定し(ステップS24)、VCM23を制御して撮像素子22を設定したセンタリング位置へ移動させる(ステップS25)。次のステップS26において、制御部45は、絞り12を駆動しメカシャッタ21を開いて撮像素子22により露光を行い、画像を1枚撮影する通常の撮影処理を行う。撮像素子22の本来の画素数である通常画素数の画像の撮影が行われ、撮影により得られた画像はDRAM31に転送されて記憶される(ステップS27)。
制御部45は、ステップS28において、画素ずらし撮影に設定された回数の撮影が終了したか否かを判定する。例えば、図4に示す画素ずらし撮影を行う場合には、制御部45は、8回の画素ずらし撮影が行われたか否かを判定し、必要な回数の撮影が行われるまで、ステップS24〜S27の処理を繰り返す。こうして、例えば、図4に示す8つのセンタリング位置に撮像素子22の中央を位置させながら撮影が行われて、8枚の通常画像数の画像が撮影される。
即ち、通常解像度処理モード時には、通常解像度画像の元となる通常画素数の1枚のベイヤー画像がDRAM31に記憶され、画素ずらし高解像度処理モード時には、撮像素子22の位置を1/2画素ピッチずつ変化させながら撮影した通常画素数の8枚のベイヤー画像がDRAM31に記憶されることになる。
通常解像度処理モードにおける1枚のベイヤー画像、又は、画素ずらし高解像度処理モードにおける8枚のベイヤー画像がDRAM31に記憶されると、図9のステップS14の画像処理が行われる。
図11は図9中のステップS14における画像処理の具体的な処理の一例を示している。
ステップS14の画像処理においては、先ず、制御部45は、画素ずらし高解像度処理モードが指定されているか否かを判定する(ステップS31)。画素ずらし高解像度処理モードに設定されていない場合、即ち、通常解像度処理モードが設定されている場合には、制御部45は、スイッチ67をオフにし、スイッチ68に端子aを選択させる。この場合には、画像処理部28は、全ての処理部62〜65による処理を行う。以下、この場合のパイプライン処理のラインを画像処理パイプラインAという。
図12Aは太線にて画像処理パイプラインAの処理の流れを示している。制御部45は、ステップS32において画像処理部28を制御して、画像処理パイプラインAを使用して、DRAM31から読み出した通常画素数画像に対して、色収差補正、デモザイキング処理(YC)、ノイズリダクション処理(NR)、歪曲収差補正の一連の処理を行う。こうして、色収差補正及び歪曲収差補正処理が行われた通常画素数画像がDRAM31に書込まれて記憶される。
次に、画素ずらし高解像度処理モードが指定されているものとする。本実施の形態においては、画素ずらし高解像度処理モードが指定されている場合には、制御部45は、画素ずらし合成処理の前に、倍率色収差補正処理を行わせる。
制御部45は、画像処理部28のスイッチ67をオフにし、スイッチ68に端子bを選択させる。この場合には、画像処理部28は、倍率色収差補正処理部62による処理のみを行う。この場合の画像処理部28におけるパイプライン処理のラインを画像処理パイプラインBという。
図12Bは太線にて画像処理パイプラインBの処理の流れを示している。制御部45は、ステップS34において画像処理部28を制御して、画像処理パイプラインBを使用して、DRAM31から読み出した通常画素数画像に対して、色収差補正処理を行う。制御部45は、画素ずらし合成処理に用いる通常画素数画像(ベイヤー画像)の全てについて色収差補正処理を行う。図11は画素ずらし合成処理に用いるベイヤー画像の数が8枚の例を示しており、制御部45は、8枚の通常画素数画像に対する色収差補正処理が終了したか否かをステップS35において判定し、終了していない場合にはステップS34の処理を繰り返させる。こうして、この場合には、色収差補正行われた8枚の通常画素数画像がDRAM31に書込まれて記憶される。
次に、制御部45は、ステップS36において、画素ずらし合成処理部27を制御して、DRAM31から色収差補正処理が行われた通常画素数画像を読み出して、画素ずらし合成処理を行わせる。こうして、画素ずらし合成処理部27により画素ずらし高解像度画像が生成される。この高解像度画像は、DRAM31に与えられて記憶される。
次に、制御部45は、画像処理部28を制御して、倍率色収差補正処理以外の各処理を実行させる(ステップS37)。この場合には、制御部45は、スイッチ67をオンにするとともにスイッチ68に端子aを選択させる。この場合の一連の処理は、画像処理パイプラインAを使用して、倍率色収差補正処理部62の処理をスルーさせることと等価である。即ち、ステップS37の処理は、ステップS32において倍率色収差補正処理をスルーしたものと同様の処理である。
通常解像度処理モード時において、画像処理部28は例えば図2の出力ブロックBn1のサイズの領域毎に収差補正をするものとする。この場合には、図12Aに示す画像処理パイプラインAを使用した処理が行われ、倍率色収差補正に必要なブロックは図2のブロックBntcとなる。即ち、各処理部62〜65のバッファメモリとしては、ブロックBntcのサイズの領域を記憶できる容量があればよい。
一方、本実施の形態における画素ずらし高解像度処理モード時においては、画像処理部28において画像処理パイプラインBを用いた画像処理(倍率色収差補正処理)と画像処理パイプラインA(倍率色収差補正処理はスルー)を用いた画像処理とが行われる。画像処理パイプラインBを用いた倍率色収差補正処理では、図2の出力ブロックBn1のサイズの領域毎に収差補正が行われる。この場合には、図12Bに示すように、画像処理パイプラインBには、倍率色収差補正に必要な図2のブロックBntcのサイズの領域のデータが与えられる。即ち、この場合には、各処理部62〜65のバッファメモリとしては、ブロックBntcのサイズの領域を記憶できる容量があればよい。
また、画像処理パイプラインAを用いた倍率色収差補正処理を除く画像処理は解像度が縦横2倍になった高解像度画像に対する処理を行うので、図2の出力ブロックBn2のサイズの領域毎に収差補正が行われる。この場合には、図12Cに示すように、画像処理パイプラインA(倍率色収差補正処理はスルー)には、歪曲色収差補正に必要な図2のブロックBhtyのサイズの領域のデータが与えられる。即ち、この場合には、各処理部62〜65のバッファメモリとしては、ブロックBntyのサイズの領域を記憶できる容量があればよい。即ち、本実施の形態を採用することで、画素ずらし高解像度処理において倍率色収差補正処理を行う場合でも、バッファメモリの容量は通常解像度処理時と同様で済む。
このように本実施の形態においては、画素ずらし高解像度処理において色収差補正処理を行う場合には、画素ずらし合成処理前の色配列画像に対して色収差補正処理を実施し、色収差補正処理後の色配列画像を画素ずらし合成処理して画素ずらし高解像度画像を得、この画素ずらし高解像度画像についてデモザイキング処理を行ってカラー画像を得るようになっている。これにより、色収差補正処理において処理に必要な画像領域のサイズを小さくして伝送帯域を低減し、色収差補正処理部におけるバッファメモリに必要な容量が増大することを防止することができる。また、色収差補正処理、デモザイキング処理及び歪曲収差補正処理をパイプライン処理する場合でも、色収差補正処理部と歪曲収差補正処理部において処理に必要な画像領域のサイズを略同様にすることができ、バッファメモリに必要な容量が増大することを防止することができる。更に、通常解像度処理時と画素ずらし高解像度処理時において、色収差補正処理及び歪曲収差補正処理に必要な画像領域のサイズを略同様にすることができ、バッファメモリに必要な容量が増大することを防止することができる。また、歪曲収差補正処理は、画素ずらし高解像度画像に対して行っており、高画質化を図ることができる。
(第2の実施の形態)
図13は本発明の第2の実施の形態において採用される動作フローを示すフローチャートである。図13において図11と同一の手順には同一符号を付して説明を省略する。
第1の実施の形態においては、倍率色収差補正処理は、画素ずらし合成処理前の、色配列画像である通常解像度画像を用いて行った。しかし、画質を考慮した場合には、倍率色収差補正処理は、画素ずらし合成処理後の画素ずらし高解像度画像を用いて行った方がよい。そこで、本実施の形態においては、倍率色収差補正に必要な画像の領域のサイズが、所定のサイズよりも小さい場合には、画素ずらし合成処理後に倍率色収差補正処理を行うものである。
図13のフローは、ステップS41〜S44の処理が追加された点が図11のフローと異なる。ステップS41においては、制御部45は、色収差係数を読み込んで、画面内の最大色ずれ量を算出する。色収差の量(色ずれ量)は、光学系によって決まっており、交換式レンズ1のフラッシュメモリ14には、色収差を補正するために用いる色収差係数がズーム位置及びフォーカス位置毎に記憶されている。制御部45は、フラッシュメモリ14に記憶されている色収差係数を制御部15及びI/F3を介して読み込む。
いま、高画素数画像の水平及び垂直座標位置を(x,y)とし、高画素数画像の水平及び垂直の中心座標を(x0,y0)とし、中心座標からの座標(x,y)までの距離をrとする。rは下記(1)式で表される。
Figure 0006006389
この場合、色収差を表す色収差式は、色収差係数がa(i),b(i),c(i)(iはR画像又はB画像を示す)とすると、例えば、下記(2)式によって示すことができる。なお、r’(x,y,i)は、R画像又はB画像において、座標(x,y)の画素が色収差によってずれた位置までの中心座標からの距離を示している。
Figure 0006006389
制御部45は、読み込んだ色収差係数を用いて上記(2)式のr’(x,y,i)を求める。制御部45は、例えば、色収差の量を下記(3)式によって求める。
Figure 0006006389
制御部45は、画面内の最大色ずれ量DX,DYを、例えば、下記(4)式によって求める。
Figure 0006006389
制御部45は、次のステップS42において、色ずれ量が所定の閾値を超えるか否かを判定する。例えば、この閾値としては、パイプラインAの各処理部のバッファメモリに記憶できるような領域のサイズに基づく値を設定してもよい。例えば、制御部45は、求めた最大色ずれ量DX,DYの範囲がパイプラインAの各処理部のバッファメモリが記憶できるような領域のサイズに含まれるか否かを判定し、含まれる場合には色ずれ量は閾値以内であると判定し、含まれない場合には色ずれ量は閾値を超えるものと判定してもよい。
例えば、パイプラインAの各処理部のバッファメモリとして、通常解像度処理時に必要な容量を設定した場合においても、色ずれ量が所定の閾値以内であれば、画像処理部28において、画素ずらし高解像度処理後の高解像度画像についての倍率色収差補正ができる。
制御部45は、色ずれ量が所定の閾値を超えると判定した場合には、処理をステップS34に移行して、第1の実施の形態と同様に、通常画素数画像に対して色収差補正を行う。一方、制御部45は、色ずれ量が所定の閾値を超えないと判定した場合には、処理をステップS43に移行する。
制御部45は、ステップS43において、例えば8枚の通常画素数画像を用いて、画素ずらし合成処理を行う画素ずらし高解像度画像を生成して、DRAM31に記憶させる。制御部45は、次のステップS44において、画像処理パイプラインAを使用して、高画素数画像に対して、色収差補正、デモザイキング処理(YC)、ノイズリダクション処理(NR)、歪曲収差補正の一連の処理を行う。こうして、生成された収差補正後の画像をDRAM31に記憶させる。
このように本実施の形態においては、色ずれ量が所定の閾値を超えるか否かを判定し、超えない場合には、画素ずらし高解像度処理を行って得た高解像度画像に対して、色収差補正及び歪曲収差補正を行う。これにより、色収差補正及び歪曲収差補正のいずれも高解像度画像に対して行われるので、画質を向上させることができる。例えば、画像処理部のパイプライン処理に必要なバッファメモリ容量として通常解像度処理時に必要な容量を設定した場合においても、画素ずらし高解像度画像に対して色収差補正ができる場合もあり、バッファメモリの容量を増大させることなく、より高画質化を図ることができる。
さらに、本発明の実施形態においては、撮影のための機器として、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、ビデオカメラ、ムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、携帯電話やスマートフォンなど携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)等に内蔵されるカメラでも勿論構わない。また、内視鏡、顕微鏡のような産業用、医療用の光学機器でもよい。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。
なお、特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。また、これらの動作フローを構成する各ステップは、発明の本質に影響しない部分については、適宜省略できることは言うまでもない。
また、ここで説明した技術のうち、主にフローチャートで説明した制御や機能は、多くがプログラムにより設定でき、そのプログラムをコンピュータが読み取り実行することで上述した制御や機能を実現することができる。そのプログラムは、コンピュータプログラム製品として、フレキシブルディスク、CD−ROM等、不揮発性メモリ等の可搬媒体や、ハードディスク、揮発性メモリ等の記憶媒体に、その全体あるいは一部を記録又は記憶することができ、製品出荷時又は可搬媒体或いは通信回線を介して流通又は提供できる。利用者は、通信ネットワークを介してそのプログラムをダウンロードしてコンピュータにインストールしたり、あるいは記録媒体からコンピュータにインストールすることで、容易に本実施の形態の撮像装置を実現することができる。
1…交換式レンズ、2…カメラ本体、11…レンズ、14…フラッシュメモリ、15,45…制御部、22…撮像素子、23…VCM、26…AE/AF処理部、27…画素ずらし合成処理部、28…画像処理部、29…JPEG処理部、30…バス、31…DRAM、

Claims (8)

  1. 所定の色配列の画素を有し画素ずらしによって前記色配列に対応した複数枚の色配列画像を取得可能な撮像素子と、
    前記複数枚の色配列画像が与えられてそれぞれに色収差補正処理を行う色収差補正処理部と、
    前記色収差補正処理部により色収差補正処理された複数枚の色配列画像を画素ずらし合成処理して画素ずらし高解像度画像を得る画素ずらし合成処理部と、
    前記画素ずらし高解像度画像に対してデモザイキング処理を行うデモザイキング処理部と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記デモザイキング処理後の画素ずらし高解像度画像に対して、歪曲収差補正処理を行う歪曲収差補正処理部
    を具備したことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記色収差補正処理部による処理が可能な第1の画像処理パイプラインと、
    前記デモザイキング処理部及び前記歪曲収差補正処理部による一連の処理が可能な第2の画像処理パイプラインと、
    前記複数枚の色配列画像に対して前記第1の画像処理パイプラインにより前記色収差補正処理を実行させ、前記色収差補正処理後の複数枚の色配列画像に対して前記画素ずらし合成処理部により前記画素ずらし合成処理を実行させ、前記画素ずらし合成処理後の画素ずらし高解像度画像に対して前記第2の画像処理パイプラインにより前記デモザイキング処理及び前記歪曲収差補正処理を実行させる制御部と、
    を具備したことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記色収差補正処理部、前記デモザイキング処理部及び前記歪曲収差補正処理部による一連の処理が可能な第3の画像処理パイプラインを具備し、
    前記制御部は、前記撮像素子から前記色配列に対応した1枚の色配列画像が出力される場合には、前記1枚の色配列画像に対して前記第3の画像処理パイプラインによる処理を実行させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記色収差補正処理部は前記第1及び第3の画像処理パイプラインにおいて共通の処理部であり、前記デモザイキング処理部及び前記歪曲収差補正処理部は前記第2及び第3の画像処理パイプラインにおいて共通の処理部であり、前記第1乃至第3の画像処理パイプラインの各処理部のバッファメモリは、前記撮像素子から前記色配列に対応した1枚の色配列画像が出力される場合に対応した容量値に設定される
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記色収差補正処理部における色収差補正処理のための色収差特性の情報を記録するメモリ
    を具備したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の撮像装置。
  7. 所定の色配列の画素を有する撮像素子の画素ずらし撮影によって前記色配列に対応した複数枚の色配列画像を取得し、
    前記複数枚の色配列画像が与えられてそれぞれに色収差補正処理を行い、
    色収差補正処理された複数枚の色配列画像を画素ずらし合成処理して画素ずらし高解像度画像を得、
    前記画素ずらし高解像度画像に対してデモザイキング処理を行う
    ことを特徴とする撮像方法。
  8. コンピュータに、
    所定の色配列の画素を有する撮像素子の画素ずらし撮影によって前記色配列に対応した複数枚の色配列画像を取得し、
    前記複数枚の色配列画像が与えられてそれぞれに色収差補正処理を行い、
    色収差補正処理された複数枚の色配列画像を画素ずらし合成処理して画素ずらし高解像度画像を得、
    前記画素ずらし高解像度画像に対してデモザイキング処理を行う
    手順を実行させることを特徴とする撮像プログラム。
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