JP2012129927A - 撮像装置 - Google Patents

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裕之 小石
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Abstract

【課題】多板式で撮影されたカラー画像を間引き処理する際にジャギーの軽減や解像感の向上を図る為、多板式で撮像された画像に対し、単板式で使用されている色配列に対する画像処理を適用させる。
【解決手段】複数の色成分に分解された被写体光を各色成分毎に同じ画素配置の画像を撮像する前記色成分数に対応する数の撮像部と、前記撮像部が撮像した前記各色成分に対応する複数の画像から互いに重複しない位置の画素を読み出して予め設定された色配列の画像を生成する間引き補間部と、前記間引き補間部が生成した色配列の画像に前記色配列特有の画像処理を施してカラー画像を生成する画像処理部と、前記画像処理部が画像処理したカラー画像を記憶媒体に保存する記録部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カラー画像を撮像する撮像装置に関する。
一般的な撮像装置では、被写体光をRGBの3つの色成分に分解してカラー画像を撮像する。撮像素子の種類は、1つの撮像素子にRGBの各色成分に対応する画素を有する単板式と、3つの撮像素子でRGBの各色成分毎に撮像する多板式とがある。単板式の場合、例えばベイヤー配列などの特定のRGB画素配列方法が用いられ、色補間処理など様々な優れた画像処理技術が確立されている。
一方、処理速度が十分ではない多板式の撮像装置で動画撮影を行う場合、撮像素子から読み出す時間が短くなるように間引き処理を行わなければならなかった。ところが、単純な間引き処理では画質が劣化するため、平均化などの画像処理が行われていた(例えば特許文献1参照)。
特開2008−042937号公報
従来技術の場合は、3板撮像系で撮像した3つの画像に共通する位置の画素情報が含まれるため、輝度モアレには効果があるもののジャギーや解像感などの点で問題があった。さらに、従来技術ではベイヤー配列など既存の色配列に対応していないため、単板式で確立された優れた色補間処理などの画像処理を適用できないという問題があり、この点においてもジャギーの軽減や解像感の向上を図ることができなかった。
本発明の目的は、多板式で撮影されたカラー画像を間引き処理する場合でもジャギーの軽減や解像感の向上を図ることができる撮像装置を提供することである。
本発明に係る撮像装置は、複数の色成分に分解された被写体光を各色成分毎に同じ画素配置の画像を撮像する前記色成分数に対応する数の撮像部と、前記撮像部が撮像した前記各色成分に対応する複数の画像から互いに重複しない位置の画素を読み出して予め設定された色配列の画像を生成する間引き補間部と、前記間引き補間部が生成した色配列の画像に前記色配列特有の画像処理を施してカラー画像を生成する画像処理部と、前記画像処理部が画像処理したカラー画像を記憶媒体に保存する記録部とを有することを特徴とする。
本発明に係る撮像装置は、多板式で撮像された画像に対し、単板式で使用されている色配列に対する画像処理を適用させることができる。
実施形態に係る電子カメラ101の構成例を示す図である。 全画素読み出しの例を示す図である。 間引き読み出しの例を示す図である。 ベイヤー配列と色補間処理の例を示す図である。 ハニカム配列の例を示す図である。 実施形態に係る電子カメラ101の撮影時の処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る電子カメラ101の撮影時の処理を示すその他のフローチャートである。 実施形態に係る電子カメラ101−1の構成例を示す図である。 実施形態に係る電子カメラ101−2の構成例を示す図である。 実施形態に係る電子カメラ101−3の構成例を示す図である。 間引き読み出しの画素位置の例(1)を示す図である。 間引き読み出しの画素位置の例(2)を示す図である。 間引き読み出しの画素位置の例(3)を示す図である。 間引き読み出しの画素位置の例(4)を示す図である。
以下、本発明に係る撮像装置の実施形態について図面を用いて詳しく説明する。ここでは、本発明に係る撮像装置を電子カメラ101に適用する例について説明するが、カメラ付携帯電話,ビデオカメラおよびカメラ付ゲーム機などの撮像機能を有する装置であれば同様に適用可能である。
[電子カメラ101の一例]
図1は、電子カメラ101の一例を示すブロック図である。図1において、電子カメラ101は、レンズ102と、メカニカルシャッタ103と、分光部104と、撮像素子105と、TG(タイミングジェネレータ)106と、バッファ107と、信号処理部108と、制御部109と、表示部110と、メモリカード111aを装着するためのメモリカードIF111と、操作部112とで構成される。
レンズ102は、入射する被写体光をメカニカルシャッタ103および分光部104を介して撮像素子105の受光面に結像する。
メカニカルシャッタ103は、制御部109の指令に応じたシャッタ速度で開閉される。
分光部104は、例えばダイクロイックミラーやダイクロイックプリズムなどの分光部材が用いられる。そして、レンズ102およびメカニカルシャッタ103を介して入射する被写体光は、分光部104でR(赤色)、G(緑色)およびB(青色)の3つの色成分に分光され、R成分の光はR用撮像素子105aに、G成分の光はG用撮像素子105bに、B成分の光はB用撮像素子105cにそれぞれ入射される。
撮像素子105は、RGBの3色に対応するR用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子を有する。これらの固体撮像素子の受光面には、複数の画素が行列状に配置され、各画素で光電変換された信号がTG106のタイミングに応じてバッファ107に読み出される。尚、本実施形態では、これらの固体撮像素子として、指定した画素位置から信号を読み出すことが可能なCMOSセンサを用いる。また、図1に示した撮像素子105は、各画素から読み出された画像信号をデジタルの画像データにA/D変換して出力し、バッファ107に直接記憶するようになっている。これに対して、撮像素子105がアナログの画像信号を出力する場合は、撮像素子105とバッファ107との間にA/D変換やゲイン調整を行うAFE(アナログフロントエンド)回路を設ければよい。
TG106は、制御部109の指令に応じて撮像素子105に各画素から画像信号を読み出すためのタイミング信号を出力する。ここで、TG106は、R用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子間で異なる位置の画素から信号を読み出すためのタイミング信号を出力する機能を有している。例えばTG106は、制御部109の指令に応じて、奇数行や偶数行の指定、さらに1行置きや1列置きなど間引き行数や間引き列数の指定を行うためのタイミング信号を出力する。
バッファ107は、例えば揮発性の高速メモリが用いられ、撮像素子105から読み出される画像データが一時的に記憶される。ここで、バッファ107は、説明が理解し易いように、R用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子に対応するRバッファ107a,Rバッファ107bおよびRバッファ107cの3つの記憶領域を有するものとしたが、撮像素子105から間引いて読み出されたR画像データ、G画像データおよびB画像データを組み合わせて1画面分の画像データを作成しながら記憶するようにしてもよい。尚、バッファ107は信号処理部108が画像処理を行うための処理用バッファや表示部110に表示する画像を一時的に保持するための表示用バッファとしても用いられる。
信号処理部108は、バッファ107に取り込まれた画像データに対して制御部109から指示された所定の画像処理を行う。ここで、所定の画像処理とは、例えばホワイトバランス処理やガンマ補正処理あるいは画像圧縮処理などである。また、画像圧縮処理は、静止画撮影の場合は例えばJPEG規格などによる画像圧縮を行い、動画撮影の場合は例えばMotion−JPEG規格やMPEG規格などによる画像圧縮を行う。
制御部109は、例えば内部に予め記憶されているプログラムコードに従って動作するCPUを有し、操作部112に設けられた各種の操作ボタンの操作に応じて電子カメラ101全体の動作を制御する。例えば制御部109は、メカニカルシャッタ103の開閉制御、TG106に対する撮像素子105の読み出し画素の指定、信号処理部108への画像処理内容の指示、バッファ107への画像データの読み書き、表示部110への画像やメニュー画面の表示、メモリカードIF111に装着されているメモリカード111aへの画像データの読み書き、操作部112の各操作ボタンの操作内容の入力などの処理を行う。
表示部110は、例えば液晶モニタが用いられ、制御部109が出力するメニュー画面や撮影画像を表示する。
メモリカードIF111は、電子カメラ101に脱着可能なメモリカード111aに撮影された画像データを記録するためのインターフェースである。例えば制御部109は、撮影した静止画や動画をメモリカードIF111を介してメモリカード111aに保存する。
操作部112は、電源ボタン112a、レリーズボタン112b、動画ボタン112cおよび静止画ボタン112dなどの操作ボタンを有する。撮影者は、これらの操作ボタンを用いて電子カメラ101を操作し、これらの操作ボタンのオンオフなどの操作情報は制御部109に出力される。そして、制御部109は、操作部112から入力する操作情報に応じて、電子カメラ101全体の動作を制御する。例えば、動画ボタン112cが押下された場合は動画撮影モードが選択され、静止画ボタン112dが押下された場合は静止画撮影モードが選択される。続いて、レリーズボタン112bが押下されると、動画撮影モードの場合は所定のフレームレート(例えば30フレーム/秒)で動画撮影を開始し、静止画撮影モードの場合は所定のシャッタ速度でメカニカルシャッタ103を開閉して静止画撮影を行う。尚、動画撮影の場合は、動画撮影中に再びレリーズボタン112bが押下されると、動画撮影を終了する。
尚、本実施形態に係る電子カメラ101は、静止画撮影モードが選択されている場合は撮像素子105から全画素の画像データを読み出し、動画撮影モードが選択されている場合は撮像素子105から予め設定された一部の画素の画像データを間引いて読み出す機能を有する。
ここで、動画撮影時に間引き読み出しを行う理由について説明する。RGB3色に対応する3板式の撮像素子を有する場合は、全画素読み出しに時間が掛かることや、読み出しが可能であっても情報量が3倍に増えて読み出し後の画像処理に時間が掛かる。そこで、本実施形態に係る電子カメラ101は、動画撮影時には、RGB3色に対応する3板式の撮像素子105から画像データを読み出す時に、各色成分に対応するR用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子の互いに重複しない位置の画素から画像データを読み出して予め設定された色配列の画像を生成する。この画像は、本実施形態ではベイヤー配列の画像である。生成された画像には1画面の全画素位置にRGBのいずれかの画像データが撮像素子105から読み出されているので、色成分は異なるが全画素位置に対応する画像情報の欠落を防ぐことができる。これに対して、従来技術のように、同じ画素位置の画像データを間引いて読み出した場合は、共に間引かれた画素位置の画像情報が欠落してしまうという問題がある。このため、本実施形態に係る電子カメラ101のように全画素位置の画像情報が保持される場合に比べて補間処理を行った時の輝度モアレが生じ易くなる。また、間引かれた画素位置の画像情報が欠落するため、ジャギーや解像感も劣化する。
さらに、本実施形態に係る電子カメラ101は、ベイヤー配列になるようにR用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子の互いに重複しない画素位置からそれぞれの画像データを読み出すので、単板式のカメラで確立されたベイヤー配列専用の色補間処理などの優れた画像処理技術を適用でき、この点においてもジャギーの軽減や解像感の向上を図ることができる。
[画素間引きの一例]
図2は、静止画撮影モードにおいて撮像素子105から読み出される画素位置の一例を示す図である。ここで、本実施形態に係る電子カメラ101の静止画撮影モードでは、動画撮影モードとの違いが理解し易いように、R用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子の全画素から画像データを読み出すものとしたが、これに限定されない。例えば高画質モード、標準モード、エコノミーモードなどのモード別に予め設定された解像度に従って一部の画像データを読み出すようにしてもよい。
また、図2(a)から図2(c)において、x方向に4画素、y方向に4画素の1画面が16画素の例を示しているが、実際のカメラに搭載される撮像素子105a、105b、105cはそれぞれ、例えば4000画素×3000画素などの1200万画素程度の画素数を有する。なお、撮像素子105の画素数は本実施形態に限定されない。
図2(a)において、画像データPrはR用撮像素子105aの1画面の画素座標を示し、Pr(x,y)のxが1〜4の場合のそれぞれに対しyが1〜4となる16画素(Pr(1,1)からPr(4,4)までの16画素)の画素データを有する。同様に、図2(b)において、画像データPgはG用撮像素子105bの1画面の画素座標を示し、Pg(x,y)のxが1〜4の場合のそれぞれに対しyが1〜4となる16画素(Pg(1,1)からPg(4,4)までの16画素)の画素データを有する。また、図2(c)において、画像データPbはB用撮像素子105cの1画面の画素座標を示し、Pb(x,y)のxが1〜4の場合のそれぞれに対しyが1〜4となる16画素(Pb(1,1)からPb(4,4)までの16画素)の画素データを有する。そして、R用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子の全画素から読み出された画像データは、それぞれRバッファ107a、Gバッファ107bおよびBバッファ107cに取り込まれる。
図3は、動画撮影モードにおいて撮像素子105の読み出される画素位置の一例を示す図である。ここで、動画撮影モードにおいて、制御部109は、R用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子の全画素から所定の画素位置の画像データを間引いて読み出すようにTG106に指令する。尚、図2と同様に、図3の各図において、R用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子は、x方向に4画素、y方向に4画素の1画面が16画素を有する。図3(a)はR用撮像素子105aから間引き読み出しされてRバッファ107aに取り込まれる画像データPrの一例を示している。尚、図3の各図において、×印の画素位置の画像データは読み出されないことを示す。また、画像データPr、画像データPgおよび画像データPbは、図2の各図で説明したように、R用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cのそれぞれの1画面の画素座標を示し、Pr(x,y)、Pg(x,y)およびPb(x,y)のxが1〜4の場合のそれぞれに対しyが1〜4となる16画素の画素データを有する。
図3(a)において、R用撮像素子105aから読み出される画像データPrは奇数行且つ奇数列の画素で構成され、Pr(1,1)、Pr(1,3)、Pr(3,1)、Pr(3,3)の4つの画素データを有する。同様に、図3(b)において、G用撮像素子105bから読み出される画像データPgは奇数行且つ偶数列および偶数行且つ奇数列の千鳥状の画素で構成され、Pg(1,2)、Pg(1,4)、Pg(2,1)、Pg(2,3)、Pg(3,2)、Pg(3,4)、Pg(4,1)、Pg(4,3)の8つの画素データを有する。また、図3(c)において、B用撮像素子105cから読み出される画像データPbは偶数行且つ偶数列の画素で構成され、Pb(2,2)、Pb(2,4)、Pb(4,2)、Pb(4,4)の4つの画素データを有する。
そして、図3(a)のR画素、図3(b)のG画素および図3(c)のB画素を組み合わせると、図4(a)に示すようなベイヤー配列の画像データPbayerが得られる。ここで、図4(a)の例では、ベイヤー配列の1画面の画像データPbayerは、Pbayer(x,y)のxが1〜4の場合のそれぞれに対しyが1〜4となる16画素(Pbayer(1,1)からPbayer(4,4)までの16画素)の画素データを有する。
そして、信号処理部108は、バッファ107に作成されたベイヤー配列の画像データPbayerに対して、単板式の固体撮像素子で用いられるベイヤー配列用の色補間処理を適用して各画素にRGB3色の色成分を有する図4(b)に示すような画像データPrgbを作成する。図4(b)の例では、各画素にRGB3色の色成分を有する1画面の画像データPrgbは、Prgb(x,y)のxが1〜4の場合のそれぞれに対しyが1〜4となる16画素(Prgb(1,1)からPrgb(4,4)までの16画素)の画素データを有する。
ここで、ベイヤー配列用の色補間処理は単板式の電子カメラで広く用いられ、高画質化のための様々な技術が用いられた高精度の補間技術が使われている。特に本実施形態では、独自の色配列による間引き処理を行わずに、ベイヤー配列のような既存の色配列になるように間引き処理を行うので、広く利用されている高精度な補間技術を適用できるという利点がある。尚、本実施形態ではベイヤー配列の例を示したが、ハニカム配列の3板式の固体撮像素子を用いる場合でも同様に適用可能である。この場合は、図5(a)や図5(b)に示すハニカム配列のR画素位置、G画素位置およびB画素位置に対応する画素位置の画像データを3板式のR用撮像素子、G用撮像素子およびB用撮像素子からそれぞれ読み出して1画面の画像になるように組み合わせればよい。
このようにして、動画1フレーム分の画像データPrgbが得られる。尚、動画撮影モードでは、上述のような処理を所定のフレームレート(例えば30フレーム/秒)で繰り返し行う。また、動画圧縮処理を行う場合、信号処理部108は、例えばフレーム間で動きベクトルを求めるなどの圧縮処理を行って圧縮後の動画データを制御部109に出力する。そして、制御部109は信号処理部108から入力する動画データをメモリカードIF111を介してメモリカード111aに記録する。
尚、静止画撮影モードの場合は、図2に示したように、R用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子から読み出された全画素の画像データを有するので、ベイヤー配列のように色補間処理を行う必要がなく、図4(b)に示すような各画素にRGB3色の色成分を有する高品質の画像データPrgbが得られる。
[撮影時の処理例]
次に、撮影時の処理の流れについて図6のフローチャートを用いて説明する。図6のフローチャートは、制御部109の内部に予め記憶されたプログラムに従って実行される処理の流れを示している。
(ステップS101)撮影者が操作部112の電源ボタン112aを押下すると、制御部109は電子カメラ101を使用可能な状態にする。
(ステップS102)撮影者が操作部112の動画ボタン112cまたは静止画ボタン112dのいずれかを押下して撮影モードを選択すると、制御部109は選択された撮影モードを内部レジスタなど一時的な記憶領域に保持しておく。
(ステップS103)制御部109は、構図確認用のスルー画像を表示部110に表示する処理を開始する。ここで、スルー画像を撮影するために、例えば制御部109は、メカニカルシャッタ103を開放状態にし、予め設定された所定の画素数(例えば320×240画素程度)且つ所定のフレームレート(例えば15フレーム/秒)をTG106に指令して、撮像素子105からバッファ107に読み出される画像データをスルー画像として表示部110に表示する。
(ステップS104)制御部109は、操作部112のレリーズボタン112bが押下されたか否かを判別する。そして、制御部109は、レリーズボタン112bが押下された場合はステップS105に進み、押下されていない場合はレリーズボタン112bが押下されるまでステップS104で待機する。尚、この状態でもスルー画像は表示部110に表示されている。
(ステップS105)ステップS104でレリーズボタン112bが押下されたことを検出した制御部109は、ステップS102で内部の一時的な記憶領域に保持された撮影モードに対応する処理を行う。例えば撮影モードが静止画撮影モードである場合はステップS111に進み、動画撮影モードである場合はステップS106に進む。
(ステップS106)制御部109は、動画撮影処理を行う。具体的には、制御部109は予め設定された間引き画素位置(例えば図3参照)且つ所定のフレームレート(例えば30フレーム/秒)をTG106に指令する。そして、撮像素子105から間引き読み出しされる1フレーム分の画像データをバッファ107に一時的に記憶する。この時点で、バッファ107には図4(a)に示すようなベイヤー配列の画像データPbayerが記憶されている。
(ステップS107)制御部109は、バッファ107に取り込まれたベイヤー配列の画像データPbayerに対して、ベイヤー配列用の色補間処理を行うように信号処理部108に指令する。制御部109から指令を受けた信号処理部108は、ベイヤー配列の画像データPbayerに対してベイヤー配列用の色補間処理を施して各画素にRGB3色の色成分を有する画像データPrgbを作成する。信号処理部108が作成した画像データPrgbは、バッファ107に一時的に記憶される。
(ステップS108)制御部109は、バッファ107に作成された画像データPrgbに対して、所定の画像処理を行うよう指令する。例えば、信号処理部108は、画像データPrgbに対して、ホワイトバランス処理やガンマ補正処理を行う。さらに、信号処理部108は、例えばMotion−JPEG規格やMPEG規格などによる動画用の画像圧縮処理を行う。
(ステップS109)制御部109は、動画用の画像圧縮処理が行われた動画データをメモリカードIF111を介してメモリカード111aに記録する。ここで、ステップS106からステップS109までの処理は、ステップS110でレリーズボタン112bの再押下を検出するまで、1フレーム毎に繰り返し行われるが、メモリカード111aに記録される動画データは、1フレーム毎に記録されるとは限らない。例えば、使用する動画用の画像圧縮処理がMotion−JPEG規格である場合は1フレーム毎に圧縮処理が完結するので1フレーム毎に動画データの記録が可能であるが、MPEG規格などフレーム間の動き検出を行う圧縮処理の場合は複数のフレーム単位で画像圧縮された動画データが記録される。
(ステップS110)制御部109は、操作部112のレリーズボタン112bが押下されたか否かを判別する。そして、制御部109は、レリーズボタン112bが押下された場合はステップS114に進み、押下されていない場合はステップS106に戻って動画撮影を継続する。
(ステップS111)制御部109は静止画撮影処理を行う。静止画撮影処理では、例えば図2で説明したように、制御部109は撮像素子105の全画素から画像データを読み出すようにTG106に指令する。そして、撮像素子105から読み出される1画面分の画像データをバッファ107に一時的に記憶する。この時点で、図4(b)に示すように各画素にはRGB3色の色成分を有する画像データPrgbがバッファ107に記憶されている。
(ステップS112)制御部109は、バッファ107に取り込まれた画像データPrgbに対して、所定の画像処理を行うよう指令する。そして、信号処理部108は、画像データPrgbに対して、例えばホワイトバランス処理やガンマ補正処理を行う。さらに、信号処理部108は、JPEG規格などによる静止画用の画像圧縮処理を行う。尚、制御部109は、先に表示部110に表示していたスルー画像に続いて、画像データPrgbを撮影中の動画像として表示部110に表示する。
(ステップS113)制御部109は、静止画用の画像圧縮処理が行われた静止画データをメモリカードIF111を介してメモリカード111aに記録する。
(ステップS114)制御部109は、一連の動画撮影処理または静止画撮影処理を終了する。この時点で、メモリカード111aには、動画撮影の場合は動画データのファイル(例えばabc.mpg)が作成され、静止画撮影の場合は静止画データのファイル(例えばabc.jpg)が作成される。
以上説明したように、本実施形態に係る電子カメラ101は、各色成分に対応するR用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子の互いに重複しない画素位置の画像データを読み出すので輝度モアレを防止やジャギーの軽減および解像感の向上を図ることができる。さらに、単板式の撮影画像に用いられる実績のある優れた画像処理技術を適用できるので、この点においてもジャギーの軽減や解像感の向上を図ることができる。
[スルー画像への適用例]
上記の実施形態では、動画撮影時に図3に示すような間引き読み出しを行うようにしたが、スルー画像を撮影する場合にも動画撮影時と同様の処理を行うようにしてもよい。この場合は、先に説明した図6のフローチャートにおいて、ステップS103を図7のフローチャートに示すステップS103aからS103cに置き換えればよい。尚、図7において、図6と同符号の処理ステップは同じ処理を示す。以下、図6と異なる処理について説明する。
(ステップS103a)制御部109は、スルー画像の撮影処理を行う。具体的には、制御部109は予め設定された所定の間引き画素位置(例えば図3参照)且つ所定のフレームレート(例えば30フレーム/秒)をTG106に指令する。そして、撮像素子105から間引き読み出しされる1フレーム分の画像データをバッファ107に一時的に記憶する。この時点で、バッファ107には図4(a)に示すベイヤー配列の画像データPbayerが記憶されている。
(ステップS103b)制御部109は、バッファ107に取り込まれたベイヤー配列の画像データPbayerに対して、ベイヤー配列用の色補間処理を行うよう信号処理部108に指令する。そして、信号処理部108は、ベイヤー配列の画像データPbayerに対して色補間処理を施して、各画素にRGB3色の色成分を有する画像データPrgbを作成し、バッファ107に一時的に記憶する。
(ステップS103c)制御部109は、バッファ107に作成された画像データPrgbを表示部110に表示する。尚、表示前に制御部109は、信号処理部108に指令して、画像データPrgbに対して、例えばホワイトバランス処理やガンマ補正処理を行わせてもよい。
このようにして、輝度モアレやジャギーおよび解像感を改善したスルー画像を表示部110に表示することができる。さらに、単板式の撮影画像に用いられる実績のある優れた画像処理技術を適用できるので、より一層、ジャギーの軽減や解像感の向上を図ることができる。
[その他の構成例(1)]
図1の電子カメラ101は、TG106が撮像素子105に出力するタイミング信号を制御することによって図3に示すような間引き読み出しを行うようにしたが、図8に示す電子カメラ101−1のように、R用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子から全画素の画像データをRバッファ117a、Gバッファ117bおよびBバッファ117cに読み出した後、間引き処理部121で図3に示した間引き処理を施し、図4(a)に示したベイヤー配列の画像データPbayerを作成してバッファ117に取り込むようにしても構わない。尚、図8に示した電子カメラ101−1において、図1と同符号のものは同じものを示す。
また、間引き処理を行わない静止画撮影の場合は、間引補間部121を経由せずに、Rバッファ117a、Gバッファ117bおよびBバッファ117cに読み出された全画素の画像データは、信号処理部108に直接読み出され、信号処理部108はバッファ171を使用して静止画像データを作成する。
この場合でも電子カメラ101−1は、図1の電子カメラ101と同様に、輝度モアレを防止しジャギーの軽減や解像感を向上した動画像の撮影やスルー画像の表示を行うことができる。また、電子カメラ101−1においても、単板式の撮影画像に用いられる実績のある優れた画像処理技術を適用できるので、より一層、ジャギーの軽減や解像感の向上を図ることができる。
[その他の構成例(2)]
図8の電子カメラ101−1は、R用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子から全画素の画像データを読み出してRバッファ117a、Gバッファ117bおよびBバッファ117cに一時的に取り込んだ後、間引き処理部121は、Rバッファ117a、Gバッファ117bおよびBバッファ117cから読み出して間引き処理とベイヤー配列の画像データの作成処理とを行ってバッファ117に記憶するため、ベイヤー配列の画像データが得られるまでの処理時間が長くなる。そこで、図9に示した電子カメラ101−2では、R用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子から全画素の画像データを読み出しながら図3に示した間引き処理を実行して、図4(a)に示したベイヤー配列の画像データPbayerをバッファ217上に直接生成するようになっている。尚、図9に示した電子カメラ101−2において、図1と同符号のものは同じものを示す。
また、間引き処理を行わない静止画撮影の場合は、間引補間部121を経由せずに、R用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子から読み出された全画素の画像データは、信号処理部108に直接読み出され、信号処理部108はバッファ271を使用して静止画像データを作成する。
このように、電子カメラ101−2は、R用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子から全画素の画像データを読み出す時間だけ確保できれば、1フレームの時間内に以降の処理を図1の電子カメラ101と同じ速さで行うことができる。これにより、図1の電子カメラ101と同様に、輝度モアレを防止しジャギーの軽減や解像感を向上した動画の撮影やスルー画像の表示を行うことができる。また、電子カメラ101−2においても、単板式の撮影画像に用いられる実績のある優れた画像処理技術を適用できるので、より一層、ジャギーの軽減や解像感の向上を図ることができる。
[その他の構成例(3)]
図1の電子カメラ101は、撮像素子105とレンズ103との間に分光部104を配置してRGBの3色の色成分を有する光に分離し、分光した光をR用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子にそれぞれ入射するようにしたが、図10に示す電子カメラ101−3のように分光器104を搭載せず、R用撮像素子115a、G用撮像素子115bおよびB用撮像素子115cの3つの固体撮像素子を入射光に対して直交するように配置しても構わない。ここで、これらの固体撮像素子は、特定の色以外の光を透過する性質を有する積層型の固体撮像素子として知られているものである。例えばR用撮像素子115aはR成分の光は検出するがR成分以外の光を透過し、G用撮像素子115bはG成分の光は検出するがG成分以外の光を透過し、B用撮像素子115cはB成分の光は検出するがB成分以外の光を透過する。尚、図10では、理解し易いように、各固体撮像素子を厚く描いてあるが、3つの固体撮像素子の積層方向の厚さはレンズ102の焦点位置に対して十分無視できるほど薄いものとする。
また、電子カメラ101−3においても、R用撮像素子115a、G用撮像素子115bおよびB用撮像素子115cの3つの固体撮像素子から図3に示すような間引き読み出しが行われるので、図1の電子カメラ101と同様に、輝度モアレを防止しジャギーの軽減や解像感を向上した動画像の撮影やスルー画像の表示を行うことができる。また、電子カメラ101−3においても、単板式の撮影画像に用いられる実績のある優れた画像処理技術を適用できるので、より一層、ジャギーの軽減や解像感の向上を図ることができる。
[間引き読み出しの画素位置について]
図3で説明した間引き読み出しの画素位置は一例である。ここでは、図3と同様の間引き読み出しの画素位置について説明する。
(読み出し画素位置(1)の例)
先ず図3と同様に、図11において、R用撮像素子105aから読み出される1画面分の画像データPr1は奇数行且つ奇数列の画素で構成され、Pr1(1,1)、Pr1(1,3)、Pr1(3,1)、Pr1(3,3)の4つの画素データを有する。同様に、図11において、G用撮像素子105bから読み出される1画面分の画像データPg1は奇数行且つ偶数列および偶数行且つ奇数列の千鳥状の画素で構成され、Pg1(1,2)、Pg1(1,4)、Pg1(2,1)、Pg1(2,3)、Pg1(3,2)、Pg1(3,4)、Pg1(4,1)、Pg1(4,3)の8つの画素データを有する。また、図11において、B用撮像素子105cから読み出される1画面分の画像データPb1は偶数行且つ偶数列の画素で構成され、Pb1(2,2)、Pb1(2,4)、Pb1(4,2)、Pb1(4,4)の4つの画素データを有する。
そして、画素データPr1と画素データPg1と画素データPb1とを組み合わせて、ベイヤー配列の画像データPbayer1が得られる。尚、図11の例では、ベイヤー配列の1画面の画像データPbayer1は、Pbayer1(x,y)のxが1〜4の場合のそれぞれに対しyが1〜4となる16画素(Pbayer1(1,1)からPbayer1(4,4)までの16画素)の画素データを有する。
(読み出し画素位置(2)の例)
次に図12に示すように、R用撮像素子105aから読み出される1画面分の画像データPr2は偶数行且つ奇数列の画素で構成され、Pr2(2,1)、Pr2(2,3)、Pr2(4,1)、Pr2(4,3)の4つの画素データを有する。同様に、図12において、G用撮像素子105bから読み出される1画面分の画像データPg2は奇数行且つ奇数列および偶数行且つ偶数列の千鳥状の画素で構成され、Pg2(1,1)、Pg2(1,3)、Pg2(2,2)、Pg2(2,4)、Pg2(3,1)、Pg2(3,3)、Pg2(4,2)、Pg2(4,4)の8つの画素データを有する。また、図12において、B用撮像素子105cから読み出される1画面分の画像データPb2は奇数行且つ偶数列の画素で構成され、Pb2(1,2)、Pb2(1,4)、Pb2(3,2)、Pb2(3,4)の4つの画素データを有する。
そして、画像データPr2と画像データPg2と画像データPb2とを組み合わせて、ベイヤー配列の1画面の画像データPbayer2が得られる。尚、図12の例では、ベイヤー配列の1画面の画像データPbayer2は、Pbayer2(x,y)のxが1〜4の場合のそれぞれに対しyが1〜4となる16画素(Pbayer2(1,1)からPbayer2(4,4)までの16画素)の画素データを有する。
(読み出し画素位置(3)の例)
次に図13に示すように、R用撮像素子105aから読み出される1画面分の画像データPr3は偶数行且つ偶数列の画素で構成され、Pr3(2,2)、Pr3(2,4)、Pr3(4,2)、Pr3(4,4)の4つの画素データを有する。同様に、図13において、G用撮像素子105bから読み出される1画面分の画像データPg3は奇数行且つ偶数列および偶数行且つ奇数列の千鳥状の画素で構成され、Pg3(1,2)、Pg3(1,4)、Pg3(2,1)、Pg3(2,3)、Pg3(3,2)、Pg3(3,4)、Pg3(4,1)、Pg3(4,3)の8つの画素データを有する。また、図13において、B用撮像素子105cから読み出される1画面分の画像データPb3は奇数行且つ奇数列の画素で構成され、Pb3(1,1)、Pb3(1,3)、Pb3(3,1)、Pb3(3,3)の4つの画素データを有する。
そして、画素データPr3と画素データPg3と画素データPb3とを組み合わせて、ベイヤー配列の画像データPbayer3が得られる。尚、図13の例では、ベイヤー配列の1画面の画像データPbayer3は、Pbayer3(x,y)のxが1〜4の場合のそれぞれに対しyが1〜4となる16画素(Pbayer3(1,1)からPbayer3(4,4)までの16画素)の画素データを有する。
(読み出し画素位置(4)の例)
次に図14に示すように、R用撮像素子105aから読み出される1画面分の画像データは奇数行且つ偶数列の画素で構成され、Pr4(1,2)、Pr4(1,4)、Pr4(3,2)、Pr4(3,4)の4つの画素データを有する。同様に、図14において、G用撮像素子105bから読み出される1画面分の画像データPg4は奇数行且つ奇数列および偶数行且つ偶数列の千鳥状の画素で構成され、Pg4(1,1)、Pg4(1,3)、Pg4(2,2)、Pg4(2,4)、Pg4(3,1)、Pg4(3,3)、Pg4(4,2)、Pg4(4,4)の8つの画素データを有する。また、図14において、B用撮像素子105cから読み出される1画面分の画像データPb4は偶数行且つ奇数列の画素で構成され、Pb4(2,1)、Pb4(2,3)、Pb4(4,1)、Pb4(4,3)の4つの画素データを有する。
そして、画像データPr4と画像データPg4と画像データPb4とを組み合わせて、ベイヤー配列の画像データPbayer4が得られる。尚、図14の例では、ベイヤー配列の1画面の画像データPbayer4は、Pbayer4(x,y)のxが1〜4の場合のそれぞれに対しyが1〜4となる16画素(Pbayer4(1,1)からPbayer4(4,4)までの16画素)の画素データを有する。
このように、R用撮像素子105a、G用撮像素子105bおよびB用撮像素子105cの3つの固体撮像素子から間引き読み出しする画素位置の組合せは、図11、図12、図13および図14で説明した4つのパターンが考えられる。そこで、これらの4つのパターンの少なくとも2つ以上のパターンを組み合わせて画像データを読み出すようにしてもよい。この場合、制御部109は、動画撮影のフレーム毎に異なるパターンの間引き読み出しをTG106に指示する。例えば動画撮影時に4つのパターンを組み合わせる場合は、先ず図11の画素間引きによって得られた画像データPbayer1のフレームを取得し、第1番目の動画フレームとする。次に図12の画素間引きによって得られた画像データPbayer2のフレームを取得し、第2番目の動画フレームとする。さらに、図13の画素間引きによって得られた画像データPbayer3のフレームを取得し、第3番目の動画フレームとする。次に図14の画素間引きによって得られた画像データPbayer4のフレームを取得し、第4番目の動画フレームとする。そして、次のフレームは図11の画像データPbayer1に戻って第5番目の動画フレームとし、以降は同様の処理を繰り返す。
このようにして、少なくとも動画の4フレーム毎に、R成分の画素とG成分の画素とB成分の画素とが互いに入れ替わるので、全画素位置でRGB3色の画像情報を得ることができる。これにより、各画素位置における色成分情報の欠落を補うことができ、より高画質化が期待できる。尚、この場合においても、単板式の撮影画像に用いられる実績のある優れた画像処理技術をパターンが異なる各フレームに適用できるので、より一層、ジャギーの軽減や解像感の向上を図ることができる。
以上、本発明に係る撮像装置について、各実施形態で例を挙げて説明してきたが、その精神またはその主要な特徴から逸脱することなく他の多様な形で実施することができる。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明は、特許請求の範囲によって示されるものであって、本発明は明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内である。
101、101−1、101−2、101−3・・・電子カメラ
102・・・レンズ
103・・・メカニカルシャッタ
104・・・分光部
105・・・撮像素子
105a、115a・・・R用撮像素子
105b、115b・・・G用撮像素子
105c、115c・・・B用撮像素子
106・・・TG
107、117,217・・・バッファ
107a、117a・・・Rバッファ
107b、117b・・・Gバッファ
107c、117c・・・Bバッファ
108・・・信号処理部
109・・・制御部
110・・・表示部
11a・・・メモリカード1
111・・・メモリカードIF
112・・・操作部
121・・・間引き処理部

Claims (4)

  1. 複数の色成分に分解された被写体光を各色成分毎に同じ画素配置の画像を撮像する複数の撮像部と、
    前記複数の撮像部が撮像した前記各色成分に対応する複数の画像間で互いに重複しない画素位置から信号を読み出して予め設定された色配列の画像を生成する間引き補間部と、
    前記間引き補間部が生成した前記色配列の画像に前記色配列特有の画像処理を施してカラー画像を生成する画像処理部と、
    前記画像処理部が画像処理を施したカラー画像を記憶媒体に保存する記録部と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    動画撮影と静止画撮影とを選択する操作部を更に設け、
    前記画像処理部は、前記操作部で動画撮影が選択されている場合は前記間引き補間部が生成した色配列の画像に前記色配列特有の画像処理を施してカラー画像を生成し、前記操作部で静止画撮影が選択されている場合は前記複数の撮像部が撮像した前記各色成分に対応する前記複数の画像からカラー画像を生成する
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または2に記載の撮像装置において、
    前記撮像部が撮影する画像をスルー画表示する表示部を更に設け、
    前記画像処理部は、前記表示部にスルー画を表示する場合は前記間引き補間部が生成した色配列の画像に前記色配列特有の画像処理を施してカラー画像を生成する
    ことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記撮像部は、被写体光をRGB3色の色成分に分解して前記色成分毎にn行m列の画素からなる画像を撮像するG成分用撮像部,R成分用撮像部およびB成分用撮像部の3つの撮像部を有し、
    前記間引き補間部は、前記G成分用撮像部が撮像したn行m列のG成分の画素からなるG成分の画像から行列方向にそれぞれ1画素置きに千鳥状にG成分の画素を読み出し、前記R成分用撮像部が撮像したn行m列のR成分の画素からなるR成分の画像から前記G成分の画素位置と重複しないように1行置き且つ1列置きにR成分の画素を読み出し、前記B成分用撮像部が撮像したn行m列のB成分の画素からなるB成分の画像から前記G成分の画素位置および前記R成分の画素位置と重複しないように1行置き且つ1列置きにB成分の画素を読み出し、読み出されたG成分の画素,R成分の画素およびB成分の画素を組み合わせてn行m列のベイヤー配列の画像を生成し、
    前記画像処理部は、前記間引き補間部が生成したベイヤー配列の画像に前記ベイヤー配列特有の画像処理を施してカラー画像を生成する
    ことを特徴とする撮像装置。
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