JP6005007B2 - 透明板清掃システム - Google Patents

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Description

本発明は、透明板清掃システムに関する。
液晶表示装置等に使用されるガラスのような透明板の表裏面には、光学被膜等が形成される。透明板が汚れていると電気回路や光学被膜が適切に形成できない場合があるため、透明板を清掃するシステムが必要とされている。
透明板の両端を把持してブラシによって透明板の両面を清掃する装置が提案されている(特開平8−89910号公報)。しかしながら、そのような構成では、把持している透明板両端を清掃できない。また、透明板の両端を把持する構成では、多様なサイズの透明板に対応することが困難である。
また、ベルトコンベア上に敷いた清浄な布の上に透明板を載置して、アルコールを散布した無塵の布で透明板の上面全体の汚れを払拭する清掃装置も提案されている(中国特許出願公開第102698988号)。しかしながら、そのような構成では、透明板の片面しか清掃できないため、片面が清掃された透明板を裏返して同じ清掃装置に供給する作業が必要になる。また、そのような作業を人が行うと、その際に人が先に清掃した面を汚してしまう危険性もある。
特開平8−89910号公報 中国特許出願公開第102698988号
そこで、本発明は、透明板の両面を容易かつ確実に清掃できる透明板清掃システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、透明板の一方の面を清掃する第1クリーニング装置、上記透明板の他方の面を清掃する第2クリーニング装置、及び上記透明板を上記第1クリーニング装置から上記第2クリーニング装置に移送する移送装置を備え、上記移送装置が、上記透明板を移送中に反転する透明板清掃システムである。
当該透明板清掃システムによれば、第1クリーニング装置により一方の面全体が清掃された透明板を反転しつつ第2クリーニング装置に移送する。当該透明板清掃システムでは、第2クリーニング装置が透明板を清掃する際に透明板の端部を把持する必要がないため、第2クリーニング装置は、透明板の他方の面全体を清掃できる。当該透明板清掃システムは、人が介在することなく透明板の両面を短時間で完全に清掃できる。
当該透明板清掃システムにおいて、上記移送装置が、上記透明板の他方の面に接触して上記透明板を保持する保持部を有するとよい。この構成によれば、移送装置が第1クリーニング装置により清掃された透明板の他方の面に触れることなく、一方の面を保持して第2クリーニング装置に移送するので、透明板の清掃された面が汚される危険がない。
当該透明板清掃システムにおいて、上記第1クリーニング装置が、上記透明板を第1清掃領域から第1受渡領域まで搬送する第1搬送部を有し、上記第2クリーニング装置が、上記透明板を第2受渡領域から第2清掃領域まで搬送する第2搬送部を有し、上記保持部が、上記第1受渡領域で上記透明板の他方の面を吸着し、上記移送装置が、上記保持部を上記第1受渡領域から上記第2受渡領域側に移動させつつ上記透明板を反転させるよう、所定の回転軸を中心に回転する回転部をさらに有するとよい。この構成によれば、保持部が透明板を吸着するので、透明板の清掃された面が汚される危険がない。また、移送装置は、回転運動により透明板の移送及び反転を効率よく行える。
当該透明板清掃システムにおいて、上記移送装置が、一端側に上記保持部が付設され、他端側が上記回転部に支持されているアームと、上記回転部と上記アームとの間に設けられ、上記保持部の吸引方向に上記アームを突出又は後退させる突出機構とを有するとよい。第1受渡領域において保持部が透明板を吸着する際に透明板を持ち上げるように突出するアームを有することで、回転部を回転することなく透明板を吸着できる。つまり、この構成により、第2受渡領域にある保持部が透明板を解放する前に第1受渡領域にある保持部が透明板を吸着できるため、第1クリーニング装置と第2クリーニング装置とが互いを待たずに動作できる。
当該透明板清掃システムにおいて、上記第2搬送部が上記透明板に接触する高さが、上記第1搬送部が上記透明板に接触する高さ未満であるとよい。第1搬送部の接面高さと第2搬送部の接面高さとの間に回転部を配置して、保持部が透明板を平面視で回転部と部分的に重なるように吸着するよう構成すれば、移送装置の設置面積を小さくでき、ひいては当該透明板清掃システムの省スペース化が可能である。
当該透明板清掃システムにおいて、複数の上記保持部及び上記アームが、上記回転軸を中心に対称に配設されており、上記第1受渡領域及び上記第2受渡領域が上記回転軸を中心に対称に配設されているとよい。この構成によれば、第1受渡領域において一方の保持部が透明板を吸着するとき、他方の保持部が第2受渡領域に配置されるため、第1受渡領域における透明板の吸着と同時に第2受渡領域における透明板の解放が可能である。このため、当該透明板移送装置は、多くの透明板を移送できる。
当該透明板清掃システムにおいて、上記保持部、上記突出機構及び上記回転部の動作を制御する制御装置を備え、上記制御装置が、上記第1受渡領域において、上記透明板が供給され、上記透明板が移動している状態で上記突出機構が上記アームを突出させると共に上記保持部が上記透明板を吸着するよう制御する吸着制御要素と、上記第2受渡領域において、確認信号に応じて上記保持部が上記透明板を解放するよう制御する解放制御要素と、上記第1受渡領域における上記透明板の吸着と、上記第2受渡領域における上記透明板の解放とが共に完了した後、上記回転部が回転するよう制御する回転制御要素とを有するとよい。このように、吸着制御要素、解放制御要素及び回転制御要素を有することにより、第1受渡領域における透明板の吸着と、第2受渡領域における透明板の解放と、第1受渡領域から第2受渡領域への透明板の移送とを効率よく行える。
当該透明板清掃システムにおいて、上記吸着制御要素が、一方の上記アームに設けられた上記保持部が上記透明板を解放するよう上記解放制御要素が制御するのと同時に、他方の上記アームに設けられた上記保持部が上記透明板を吸着するよう制御するとよい。このように制御すれば待ち時間が少ないので効率を高められる。
当該透明板清掃システムにおいて、上記アームが伸縮可能であり、上記解放制御要素が、上記アームが伸長した状態で上記保持部が上記透明板を吸着するよう制御し、上記解放制御要素又は上記回転制御要素が、上記保持部が上記透明板を解放した後であって上記回転体が回転する前に、上記第2受渡領域の上記アームを収縮するよう制御するとよい。第2受渡領域において透明板を解放した後にアームを収縮すれば、回転時にアームが透明板を受け取る部材と干渉しない。
本発明の透明板清掃システムは、人が介在することなく、透明板の両面を完全に清掃できる。また、本発明の透明板清掃システムでは、人が介在する場合と比べて、透明板の搬送等の工程が必要ないため、短時間で透明板の両面を清掃できる。
本発明の一実施形態の透明板清掃システムを示す模式的側面図である。 図1の透明板清掃システムの透明板移送装置を示す模式的平面図である。 図2の透明板移送装置の模式的側面図である。 透明板移送装置の構成を示すブロック図である。 短い透明板を移送する場合の透明板移送装置の待機状態を例示する模式的側面図である。 図5の次の状態における透明板移送装置を例示する模式的側面図である。 図6の次の状態における透明板移送装置を例示する模式的側面図である。 図7の次の状態における透明板移送装置を例示する模式的側面図である。 長い透明板を移送する場合の透明板移送装置の待機状態を例示する模式的側面図である。 図9の次の状態における透明板移送装置を例示する模式的側面図である。 図10の次の状態における透明板移送装置の待機状態を例示する模式的側面図である。 図1とは異なる実施形態の透明板清掃システムに係る透明板移送装置の模式的平面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。先ず、図1から図11を参照しながら、本発明の第一実施形態の透明板清掃システムについて説明する。
[第一実施形態]
図1の透明板清掃システム1は、透明な薄板状の透明板Pの一方の面(第1面)を清掃する第1クリーニング装置10と、透明板Pの他方の面(第2面)を清掃する第2クリーニング装置20と、透明板Pを第1クリーニング装置10から第2クリーニング装置20に移送する透明板移送装置30とを備える。ここで、透明板Pには、例えば、液晶表示装置等に用いられるガラスや樹脂素材の基板が含まれる。
<第1クリーニング装置>
第1クリーニング装置10は、第1搬送部11と、第1清掃部12とを有する。第1搬送部11は、透明板Pが第2面と接触した状態で載置される透明板供給領域A1から、透明板Pが清掃される第1清掃領域A2を介して、透明板Pを透明板移送装置30に受け渡す第1受渡領域A3まで透明板Pを搬送するベルトコンベアからなる。第1清掃部12は、第1清掃領域A2において第1搬送部11上に載置されている透明板Pの第1面を清掃する。
第1清掃部12は、以下のようにして透明板Pの第1面に付着している汚れを払拭するよう構成されている。まず、塵埃を生じないように形成された清浄な長尺布13に不図示の散布装置によってアルコールが散布される。そして、鉛直な偏心軸を中心に回転する円盤14によって、第1搬送部11上に載置されている透明板Pに長尺布13が押し当てられる。これにより、長尺布13は、透明板Pの上で円を描くように動かされ、透明板Pの第1面の汚れを払拭する。
<第2クリーニング装置>
第2クリーニング装置20は、第2搬送部21と、第2清掃部22とを有する。第2搬送部21は、透明板移送装置30より透明板Pを受け取る第2受渡領域A4から透明板Pが清掃される第2清掃領域A5を介して透明板Pを排出する透明板排出領域A6まで透明板Pを搬送する。第2清掃部22は、第2清掃領域A5において透明板Pの第2面を清掃する。
第2搬送部21は、ベルトコンベア23と、ベルトコンベア23上に供給され、ベルトコンベア23と同じ速度で移動する清浄な載置用長尺布24とを有する。透明板Pは、常に新しく供給される載置用長尺布24の上に、第1クリーニング装置10によって清掃された第1面に接触した状態で載置される。また、第2クリーニング装置20の第2搬送部21が透明板Pに接触する高さは、第1クリーニング装置10の第1搬送部11が透明板Pに接面する高さ未満である。
第2清掃部22は、以下のようにして透明板Pの第1面の汚れを払拭するよう構成されている。まず、塵埃を生じないように形成された清浄な長尺布25に不図示の散布装置によってアルコールが散布される。そして、鉛直な偏心軸を中心に回転する円盤26によって、第2搬送部21上に載置されている透明板Pに長尺布25が押し当てられる。これにより、長尺布25は、透明板Pの上で円を描くように動かされ、透明板Pの第2面の汚れを払拭する。
<透明板移送装置>
図2は、透明板移送装置30の平面を図示し、図3は、透明板移送装置30の平面を図示する。透明板移送装置30は、図2及び図3に詳しく示すように、仮受部材31と、保持部32と、アーム33と、突出機構34と、回転部35とを備える。仮受部材31は、第1受渡領域A3において第1クリーニング装置10(図1参照)から排出された透明板Pの第2面を一時的に支持する。保持部32は、仮受部材31に支持されている透明板Pの第2面を吸着する。アーム33は、保持部32が一端側に付設されており、伸縮可能である。突出機構34は、アーム33の他端側を支持するエアシリンダからなる。回転部35は、突出機構34が固定され、保持部32に吸着される透明板Pと実質的に平行(第1搬送部11が透明板Pを搬送する方向に垂直かつ水平な方向)に延びる回転軸を中心に回転可能である。保持部32、アーム33及び突出機構34は、回転部35の回転軸を中心に対称に二組配設されている。
仮受部材31は、第1搬送部11の搬送方向に並んで配置された複数列のプーリーからなる。仮受部材31は、上流側(図1における第1クリーニング装置10側)の方が下流側よりも、第1搬送部11の搬送方向に小さい間隔で配置されている。また、仮受部材31は、アーム33が通過できるように、第1搬送部11の搬送方向に直交する横断方向においてアーム33の幅より広い間隔で配列されている。そして、仮受部材31は、上流側では幅の小さい透明板Pを支持できるように第1搬送部11の搬送方向に直交する横断方向に小さい間隔で配列され、下流側では幅の大きい透明板Pを支持できるように横断方向に大きい間隔で配列されている。
保持部32は、アーム33に取り付けられた複数のバキュームパッド36を有する。アーム33には、不図示の真空源に接続された流路に連通し、バキュームパッド36を取り付け可能な複数の吸引穴37が形成されている。バキュームパッド36は、透明板Pを吸着して支持する。これらのバキュームパッド36は、吸着すべき透明板Pの大きさに応じて適当な位置に取り付けられる。バキュームパッド36を取り付けない吸引穴37はプラグで封止される。
アーム33は、保持部32の吸引方向と垂直な方向(図3に示すように保持部32に吸着した透明板Pに平行な方向)であって、保持部32を第1受渡領域A3に配置したときに第1搬送部11の搬送方向Dと平行な水平方向に伸縮可能である。このため、アーム33は、突出機構34に支持された固定部材38と、固定部材38に対してスライド可能に設けられたスライド部材39とを有する。具体的に説明すると、固定部材38は、ロッドレスシリンダのスライドチューブ38a及びハウジング38bを含み、スライド部材39は、ロッドレスシリンダのスライドテーブル39aと、このスライドテーブル39aからロッドレスシリンダの動作方向に延設され、スライドテーブル39aと反対側に保持部32が付設される細長い厚板状の部材39bとを含む。
突出機構34は、アーム33を保持部32の吸引方向と平行に、突出(回転部35から離間)又は後退(回転部35に接近)させる。保持部32を第1受渡領域A3において支持するようにアーム33が水平に配置された状態で、突出機構34がアーム33を後退させると仮受部材31が透明板Pを支持する高さよりも下方に保持部32のバキュームパッド36全体が位置し、突出機構34がアーム33を突出させると仮受部材31が透明板Pを支持する高さより上方にバキュームパッド36の吸着面が位置する。
回転部35は、モータ40によって回転軸を中心に回転させられる。この回転部35の回転軸は、第1搬送部11が透明板Pと接触する部分と第2搬送部21が透明板Pと接触する部分との間の高さに配設されている。回転部35が回転すると、アーム33は、仮受部材31の間を通過して旋回するように移動する。
また、透明板移送装置30は、上流側センサ41、下流側センサ42及び解放側センサ43とを備える。上流側センサ41は、第1受渡領域A3においてアーム33を伸長した際の保持部32よりも伸長側(上流側)で透明板Pの有無を検出する。下流側センサ42は、第1受渡領域A3においてアーム33を収縮した際の保持部32よりも収縮側(下流側)で透明板Pの有無を検出する。解放側センサ43は、第2受渡領域A4においてアーム33を伸長した際の保持部32よりも伸長側(下流側)で透明板Pの有無を検出する。上流側センサ41、下流側センサ42及び解放側センサ43は、好ましくは光電センサ等の非接触型のセンサであり、回転部35の回転によって他の構成要素と干渉しない位置に固定される。
さらに、透明板移送装置30は、上述の各構成要素の動作を制御する制御装置44を備える。制御装置44は、好ましくはプログラム可能なマイクロコンピュータ等によって構成される。
図4のブロック図に、透明板移送装置30の制御に係る各構成要素の関係を示す。制御装置44には、設定入力部45を介して移送する透明板Pのサイズ等の条件設定が予め入力される。また、制御装置44には、上流側センサ41、下流側センサ42及び解放側センサ43の検出信号が入力される。制御装置44は、これらの入力に基づいて、保持部32の吸引動作、アーム33の伸縮動作、突出機構34の突出後退動作、及び回転部35の回転動作を制御する。透明板移送装置30は、二組の保持部32、アーム33及び突出機構34が回転部35の回転軸を中心に対称に配置されている。各構成要素が個別に制御されるため、必要に応じてそれらの構成要素に「第1」又は「第2」の番号を冠して区別する。
制御装置44は、吸着制御要素46と、解放制御要素47と、回転制御要素48とを有する。吸着制御要素46は、第1受渡領域A3において保持部32が透明板Pを吸着するための動作を制御する。解放制御要素47は、第2受渡領域A4において保持部32が透明板Pを解放して第2クリーニング装置20に受け渡すための動作を制御する。回転制御要素48は、回転部35を回転して透明板Pを第1受渡領域A3から第2受渡領域A4に移送するための動作を制御する。これらの吸着制御要素46、解放制御要素47及び回転制御要素48は、制御装置44の回路又はプログラムの一部であり、回路モジュール又はサブルーチンのように他の部分と区別可能に構成されることが好ましい。
吸着制御要素46は、予め設定入力部45において設定された透明板Pのアーム33の伸縮方向(第1搬送部11の搬送方向D)の長さが所定の基準長さL以下である場合には、第1受渡領域A3においてアーム33が伸長し、かつ突出機構34がアーム33を下方に後退させた状態で待機し、上流側センサ41が透明板Pを検出しなくなったときに突出機構34がアーム33を上方に突出させると共に保持部32が透明板Pを吸着するよう制御する。吸着制御要素46は、設定された透明板Pの長さが基準長さLを超える場合には、第1受渡領域A3においてアーム33が収縮した状態で待機し、下流側センサ42が透明板Pを検出したときに突出機構34がアーム33を上方に突出させると共に保持部32が透明板Pを吸着するよう制御する。
解放制御要素47は、第2受渡領域A4において突出機構34がアーム33を下方に突出させた状態で待機し、解放側センサ43の検出信号(確認信号)に応じて、保持部32の吸引を停止して吸着している透明板Pを解放し、第2クリーニング装置20の第2搬送部21の上に透明板Pを載置するよう保持部32を制御する。より詳しくは、解放制御要素47は、先の制御サイクルにおいて保持部32が透明板Pを解放した後、一度解放側センサ43が透明板Pを検出してから、再度透明板Pを検出しなくなったときに、透明板Pが第2受渡領域A4から第2清掃領域A5に移送され、第2受渡領域A4に透明板Pがないと判断する。また、解放制御要素47は、保持部32が透明板Pを解放した後、第2受渡領域A4側の突出機構34にアーム33を上方に後退させると共にこの第2受渡領域A4側のアーム33を収縮させる。
回転制御要素48は、第1受渡領域A3における透明板Pの吸着と、第2受渡領域A4における透明板Pの解放及びアーム33の収縮とが共に完了した後に、上記回転部35が回転するよう制御する。
<動作>
これより、透明板移送装置30の状態変化を順番に示す主に図5から図11を参照しながら、順を追って当該透明板清掃システムの動作を説明する。
透明板清掃システムが動作を開始する前に、ユーザーがガラス板の大きさを予め操作パネルで入力する。上述のように、第1クリーニング装置10(図1参照)は、第1搬送部11の上に透明板Pを載置して搬送しながら、第1清掃部12によって第1搬送部11上に載置されている透明板Pの第1面を清掃する。そして、図5に示すように、第1搬送部11は、第1受渡領域A3において透明板Pを透明板移送装置30の仮受部材31の上に排出する。
このとき、透明板移送装置30は、突出機構34によってアーム33を後退させて保持部32を仮受部材31の下に退避させた状態で、仮受部材31の上に透明板Pが供給されるのを待つ。図5は、透明板Pの搬送方向における長さが基準長さL以下であり、アーム33を伸長した状態で透明板Pの供給を待つ様子を示す。
第1搬送部11によって第1受渡領域A3に透明板Pが搬入され始めると、上流側センサ41が透明板Pを検出する。そして、透明板Pの全体が第1搬送部11から仮受部材31に受け渡された直後に、透明板Pの後端縁が上流側センサ41を通過するので上流側センサ41が再び透明板Pを検出できなくなる。この瞬間に、図6に示すように、第1受渡領域A3側の突出機構34がアーム33を突出させて保持部32のバキュームパッド36を仮受部材31よりも上方に突出させる。そして、これと共に、第1受渡領域A3にある保持部32が真空源に接続されて吸引力を発生する。これにより、第1受渡領域A3にある保持部32は、透明板Pを仮受部材31から持ち上げると同時に第2面を吸着して保持する。ここで、バキュームパッド36が透明板Pを吸着する直前には、透明板Pは移動している。このため、透明板Pが移動している状態でバキュームパッド36は透明板Pに吸着する。
第1受渡領域A3において保持部32が透明板Pを吸着保持してから、図7に示すように回転部35が図7において反時計回りに180°回転する。すなわち、回転部35は、第1受渡領域A3側のアーム33の上流側先端が上方に移動し、第2受渡領域A4側のアーム33の下流側先端が下方に移動するように回転する。
回転部35を回転した後には、図7に示すように、アーム33が保持している透明板Pは第2クリーニング装置20の第2搬送部21の上に配置されている。このため、アーム33は、第2クリーニング装置20からの要求があれば直ちに第2搬送部21の上に透明板Pを載置できる状態となっている。一方、第1受渡領域A3側のアーム33が伸長されて、図5について説明したように第1受渡領域A3において透明板Pを吸着できる状態とされる。
この状態で、先に第1受渡領域A3に次の透明板Pが供給された場合、図8に示すように、第1受渡領域A3側の突出機構34がアーム33を突出させると共に保持部32が透明板Pを吸着する。そして、第2受渡領域A4側のアーム33は伸長したまま第2搬送部21の上に透明板Pを載置できる状態を維持する。
解放側センサ43によって、前回の制御サイクルにおいて第2受渡領域A4に供給された透明板Pを第2搬送部21が第2清掃部A5に移送したことを確認できたとき、言い換えると、第2供給領域A4に透明板Pを供給可能な状態となったとき、第2受渡領域A4側の保持部32が真空源から隔離され、吸着力を喪失することにより透明板Pを解放する。第2受渡領域A4側の保持部32が透明板Pを解放した後には、第2受渡領域A4側の突出機構34がアーム33を後退させ、このアーム33が収縮して回転部35の回転の際に第2搬送部21と干渉しないようにする。
図7の状態において、第1受渡領域A3に次の透明板Pが供給される前に解放側センサ43により第2受渡領域A4に透明板Pがないことが確認されたときには、すぐに第2受渡領域A4側の保持部32が透明板Pを解放し、第2受渡領域A4側のアーム33の収縮及び突出機構34による後退(上昇)が行われ、図5に示した状態で、第1受渡領域A3への透明板Pの供給を待つ。電源投入された後に行われる透明板Pの清掃や、搬送等にトラブルがない場合には、第1受渡領域A3における透明板Pの吸着と、第2受渡領域における透明板Pの解放は同時に行われるよう設定されている。
このように、回転部35の回転は、第1受渡領域A3における透明板Pの吸着と、第2受渡領域A4における透明板Pの解放及びアーム33の収縮とが共に完了した後に行われる。
以上の図5から図8の動作は、透明板Pの長さが基準長さL以下の場合である。透明板Pの長さが基準長さLをこえる場合、図9〜図11に示すような動作となる。
透明板Pの長さが基準長さLをこえる場合、第1受渡領域A3における透明板Pの吸着は、図9に示すように、アーム33を収縮した状態で、透明板Pの供給を待ち、下流側センサ42が透明板Pの前端縁を検出したときにアーム33を上方に突出させると共に保持部32で透明板Pを吸着する。ここで、バキュームパッド36が透明板Pを吸着する直前には、透明板Pは移動している。このため、透明板Pが移動している状態でバキュームパッド36は透明板Pに吸着する。
透明板移送装置30において、透明板Pが長い場合には、透明板Pが保持部32から上流側にはみ出した状態で吸着保持される。仮に、アーム33を伸長した状態で長い透明板Pを保持部32によって吸着するとすれば、透明板Pの上流側の部分が未だ第1搬送部11上に位置している間に保持部32によって透明板Pを持ち上げる必要がある。しかしながら、第1搬送部11と透明板Pとは当接面積が大きいので、第1搬送部11上にある透明板Pをその面に垂直に持ち上げようとすると第1搬送部11と透明板Pとの間に真空(気圧低下)が生じて大きな抵抗となる。よって、アーム33を収縮した状態とすることで、透明板Pが完全に第1搬送部11から離脱してから保持部32が透明板Pを持ち上げつつ吸着するようにできる。
保持部32が透明板Pを吸着した後、図10に示すように、回転部35が回転する。その後、突出機構34がアーム33を退避させる。そして、図11に示すように、アーム33が伸張して、透明板Pが第2受渡領域A4に配置される。さらにその後、解放側センサ43により第2受渡領域A4に透明板Pがないことが確認されると、突出機構34がアーム33を突出させ、保持部32が透明板Pを解放する。この後、突出機構34がアーム33を退避させるとともにアーム32が収縮してから、回転部35が回転する。
<利点>
当該透明板清掃システムは、第1クリーニング装置10により透明板Pの第1面全体を清掃し、透明板移送装置30により透明板Pを第1面に触れることなく移送及び反転し、第2クリーニング装置20により透明板Pの第2面全体を清掃する。このため、当該透明板清掃システムは、人が介在することなく透明板Pの両面を短時間で容易かつ確実に清掃できる。
例えば、清掃する対象物が透明板Pではなく金属板や木板等の場合には、少しの埃や傷が板面に残っていても、製品上大きな問題とはならない可能性がある。しかしながら、本件のように透明板を清掃する場合には、小さな傷や微少な埃であっても目立つため、問題となる。
当該透明板清掃システムにおいて、透明板移送装置30は、透明板Pの板面に吸着して透明板Pを反転させるため、透明板Pが傷つくことがない。また、透明板移送装置30は、清掃済みの面に接触せずに、第2クリーニング装置20に透明板Pを移送するため、清掃済みの板面に埃や汚れ等が付着するのを防止できる。
当該透明板清掃システムにおいて、透明板移送装置30は、第1受渡領域A3において一方のアーム33に取り付けられた保持部32が透明板Pを吸着するとき、回転軸を中心に対称位置に配置された他方のアーム33に取り付けられた保持部32が第2受渡領域A4に配置される。このため、第1受渡領域A3における透明板Pの吸着と同時に第2受渡領域A4における透明板Pの解放が可能である。したがって、第1受渡領域A3における透明板Pの吸着と第2受渡領域A4における透明板Pの解放のタイミングが異なる場合よりも、効率が良い。
当該透明板清掃システムにおいて、透明板移送装置30は、保持部32によって透明板Pを吸着する際、回転部35を回転させずに突出機構34を用いてアーム33を突出させて透明板Pを持ち上げる。このため、第1受渡領域A3における第1クリーニング装置10からの透明板Pの受け取りと、第2受渡領域A4における第2クリーニング装置20への透明板Pの受け渡しとを同期せずに異なるタイミングで行える。つまり、当該透明板清掃システムは、第1クリーニング装置10及び第2クリーニング装置20が互いの動作を待たずに独立して稼働できるので、処理能力が高い。
当該透明板清掃システムにおいて、第1搬送部11が透明板Pと接触する高さ位置が回転部35の高さ以上であり、第2搬送部21が透明板Pと接触する高さ位置が回転部35の高さ以下である。これにより、透明板移送装置30は、平面視で回転部35に重なるように透明板Pを保持できるので、第1受渡領域A3と第2受渡領域A4とを近く設定でき、当該透明板清掃システムの専有面積を小さくできる。
透明板移送装置30において、制御装置44の解放制御要素47は、第2受渡領域A4において保持部32が透明板Pを解放した後にアーム33を収縮させる。これにより、回転部35の回転時にアーム33が第2搬送部21と干渉しない。
透明板移送装置30において、搬送方向において透明板Pが長い場合にはアーム33を収縮した状態で透明板Pを受け取るので、透明板Pは、完全に第1搬送部11から離脱した後に、保持部32により持ち上げつつ吸着される。これにより、第1搬送部11と透明板Pが接触した状態で透明板Pを持ち上げる場合と比べて、保持部32の吸引負荷を低減することができる。このため、透明板移送装置30では、多様なサイズの透明板Pを確実に搬送しつつ反転できる。さらに、第1受渡領域A3においてアーム33を収縮した状態で透明板Pを受け取り、回転した後に、アーム33を伸長させて、透明板Pを解放するため、第1受渡領域A3において、アーム33を伸長して透明板A3を受け取る場合と比べて、透明板A3を第2清掃領域に近い位置まで搬送することができる。このため、搬送速度を速めることができる。
透明板移送装置30において、アーム33は、固定部材38及びスライド部材39からなり、保持部32が吸着している透明板Pと平行に伸縮する。このため、第2受渡領域A4において、透明板Pを第2搬送部21上に解放する位置を選択できる。
透明板移送装置30において、制御装置44の吸着制御要素46は、第1受渡領域における透明板Pの吸着のタイミングを、透明板Pの搬送方向長さが基準長さLを超える場合には上流側センサ41のみによって決定し、透明板Pの搬送方向長さが基準長さL以下の場合には下流側センサ42のみによって決定する。よって、簡単な制御で多様なサイズの透明板Pを吸着できる。
透明板移送装置30は、仮受部材31を備えるので、完全に第1搬送部11から離間するまで透明板Pを支持できる。つまり、保持部32で透明板Pを吸着するために突出機構34がアーム33を突出させるときに透明板Pを第1搬送部11から無理矢理引き剥がす必要がない。このため、保持部32に過大な負荷がかからず、透明板Pの確実な吸着が可能である。
[第二実施形態]
本発明の第二実施形態の透明板清掃システムは、第一実施形態と同じ第1クリーニング装置10及び第2クリーニング装置20と、図12に示す透明板移送装置30aとを有する。本実施形態について、第一実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
図12の透明板清掃システムでは、第1クリーニング装置10と第2クリーニング装置20とが平面視で平行に並んで配置されている。詳しくは、第1クリーニング装置10及び第2クリーニング装置20は、第1クリーニング装置10の第1搬送部11による透明板Pの搬送方向D1と第2クリーニング装置20の第2搬送部21による透明板Pの搬送方向D2とが反対向きになるように配置されている。
<透明板移送装置>
透明板移送装置30aは、水平かつ第1搬送部11の搬送方向D1及び第2搬送部21の搬送方向D2と平行な回転軸を中心に回転する回転部35aを有する。回転部35aの回転軸は、第1クリーニング装置10と第2クリーニング装置20との間に配置されている。この回転部35aは、回転軸と垂直に延伸する腕状の部材であり、第1受渡領域A3よりも第1搬送部11の搬送方向D1の下流側、かつ第2受渡領域A4よりも第2搬送部21の搬送方向D2の上流側に配置されている。そして、回転部35aは、両端部の第1クリーニング装置10及び第2クリーニング装置20側の側部に突出機構34を支持している。
このような構成を有する当該透明板清掃システムは、全長が短いので、設置場所の確保が容易である。
[その他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更(構成の置換、付加及び削除)が含まれることが意図される。
例えば、吸着制御要素及び解放制御要素がアームの収縮を行わず、回転制御要素が回転部の回転前にアームの収縮を行ってもよい。また、本発明は、必ずしもアーム33が伸縮可能な構成である必要はない。
また、第2受渡領域に透明板を受け渡す別の機構を設ければ、例えば第2搬送部をスライドエッジ型のコンベアとすれば、透明板移送装置は、アームを収縮した状態で透明板を第2クリーニング装置に受け渡すことができる。
上記の実施形態では、第1クリーニング装置10及び第2クリーニング装置20は、それぞれ第1清掃部12及び第2清掃部22を有する構成について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、第1クリーニング装置10が2つの第1清掃部12を有し、第2クリーニング装置20が2つの第2清掃部22を有する構成であってもよい。また、第1清掃部12や第2清掃部22とは異なる清掃機構を備えた装置であってもよい。
上記の実施形態では、アーム33を突出機構34によって突出又は後退させる構成としたが、本発明はこれに限らず、突出機構34を有していない構成であってもよい。
上記の実施形態では、アーム33は伸長及び収縮の2つの状態にのみ変化し得る構成について説明したが、本発明はこれに限らず、3段階又はそれ以上の段階に変化し得るアームを備えた構成であっても良い。この場合には、上記の実施形態よりもさらに、様々なサイズの透明板に対応することができる。
上記の実施形態では、第1クリーニング装置10には、第2クリーニング装置20の載置用長尺布24に相当する構成は配置されていないが、本発明はこれに限らず、第1クリーニング装置10にも第2クリーニング装置20の載置用長尺布24に相当する構成を設けてもよい。
上記の実施形態では、透明板Pを保持部32により吸着することで保持する構成を用いたが、本発明はこれに限らず、透明板Pを粘着力等、他の方法で保持する構成であってもよい。
また、第2受渡領域における透明板Pの解放のタイミングを定める確認信号としては、第2クリーニング装置20から透明板移送装置30に入力される透明板Pの供給を求める外部信号を用いてもよい。
また、上記第二実施形態では、回転体35aが回転軸と平行にアーム33を支持しているが、アーム33を異なる角度に支持することで、第1クリーニング装置10の第1搬送部11による透明板Pの搬送方向D1と第2クリーニング装置20の第2搬送部21による透明板Pの搬送方向D2とが所望の角度になるように配置できる。
本発明の透明板清掃システムは、携帯機器の表示装置に用いられるガラス基板等の透明板の清掃に好適に利用できる。
10 第1クリーニング装置
11 第1搬送部
12 第1清掃部
20 第2クリーニング装置
21 第2搬送部
22 第2清掃部
23 ベルトコンベア
30 透明板移送装置
31 仮受部材
32 保持部
33 アーム
34 突出機構
35 回転部
38 固定部材
39 スライド部材
41 上流側センサ
42 下流側センサ
44 制御装置
46 吸着制御要素
47 解放制御要素
48 回転制御要素
A1 透明板供給領域
A2 第1清掃領域
A3 第1受渡領域
A4 第2受渡領域
A5 第2清掃領域
A6 透明板排出領域
P 透明板

Claims (12)

  1. ガラス板又は樹脂板である透明板の第1面を清掃する第1クリーニング装置、上記透明板の第2面を清掃する第2クリーニング装置、及び上記透明板を上記第1クリーニング装置から上記第2クリーニング装置に移送する移送装置を備え、
    上記第1クリーニング装置が、上記移送装置へ上記透明板を受け渡す第1受渡し領域まで、上記透明板を上記第2面から支持しつつ上記移送装置への第1受渡し領域まで搬送し、
    上記移送装置が、上記第1受渡し領域において、上記第1クリーニング装置によって清掃された上記透明板の第1面に接触せずに第2面に接触して上記透明板を保持し、この保持された透明板を移送中に反転し、
    上記第1クリーニング装置が、上記透明板を第1清掃領域から第1受渡領域まで搬送する第1搬送部を有し、
    上記第2クリーニング装置が、上記透明板を第2受渡領域から第2清掃領域まで搬送する第2搬送部を有し、
    上記移送装置が、上記第1受渡領域で上記透明板の第2面を吸着する保持部を有し、
    上記移送装置が、上記保持部を上記第1受渡領域から上記第2受渡領域側に移動させつつ上記透明板を反転させるよう、所定の回転軸を中心に回転する回転部をさらに有し、
    上記移送装置が、一端側に上記保持部が付設され、他端側が上記回転部に支持されているアームと、上記回転部と上記アームとの間に設けられ、上記保持部の吸引方向に上記アームを突出又は後退させる突出機構とを有することを特徴とする透明板清掃システム。
  2. 上記第1クリーニング装置が、上記第1クリーニング装置によって清掃された上記透明板の第1面に接触しない請求項1に記載の透明板清掃システム。
  3. 上記第1クリーニング装置が上記透明板の第1面全体を清掃し、上記第2クリーニング装置が上記透明板の第2面全体を清掃する請求項1又は請求項2に記載の透明板清掃システム。
  4. 上記第2搬送部が上記透明板に接触する高さが、上記第1搬送部が上記透明板に接触する高さ未満である請求項1、請求項2又は請求項3に記載の透明板清掃システム。
  5. 複数の上記保持部及び上記アームが、上記回転軸を中心に対称に配設されており、
    上記第1受渡領域及び上記第2受渡領域が上記回転軸を中心に対称に配設されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の透明板清掃システム。
  6. 複数の上記保持部及び上記アームが、上記回転軸を中心に対称に配設されており、
    上記第1受渡領域及び上記第2受渡領域が上記回転軸を中心に対称に配設されており、
    上記保持部、上記突出機構及び上記回転部の動作を制御する制御装置を備え、
    上記制御装置が、
    上記第1受渡領域において、上記透明板が供給され、上記透明板が移動している状態で上記突出機構が上記アームを突出させると共に上記保持部が上記透明板を吸着するよう制御する吸着制御要素と、
    上記第2受渡領域において、確認信号に応じて上記保持部が上記透明板を解放するよう制御する解放制御要素と、
    上記第1受渡領域における上記透明板の吸着と、上記第2受渡領域における上記透明板の解放とが共に完了した後、上記回転部が回転するよう制御する回転制御要素と
    を有する請求項1から請求項5の何れか1項に記載の透明板清掃システム。
  7. 上記吸着制御要素が、一方の上記アームに設けられた上記保持部が上記透明板を解放するよう上記解放制御要素が制御するのと同時に、他方の上記アームに設けられた上記保持部が上記透明板を吸着するよう制御する請求項6に記載の透明板清掃システム。
  8. 上記アームが伸縮可能であり、
    上記解放制御要素が、上記アームが伸長した状態で上記保持部が上記透明板を吸着するよう制御し、
    上記解放制御要素又は上記回転制御要素が、上記保持部が上記透明板を解放した後であって上記回転体が回転する前に、上記第2受渡領域の上記アームを収縮するよう制御する請求項6又は請求項7に記載の透明板清掃システム。
  9. ガラス板又は樹脂板である透明板の第1面を清掃する第1クリーニング装置、上記透明板の第2面を清掃する第2クリーニング装置、及び上記透明板を上記第1クリーニング装置から上記第2クリーニング装置に移送する移送装置を備え、
    上記第1クリーニング装置が、上記移送装置へ上記透明板を受け渡す第1受渡し領域まで、上記透明板を上記第2面から支持しつつ上記移送装置への第1受渡し領域まで搬送し、
    上記移送装置が、上記第1受渡し領域において、上記第1クリーニング装置によって清掃された上記透明板の第1面に接触せずに第2面に接触して上記透明板を保持し、この保持された透明板を移送中に反転し、
    上記第1クリーニング装置が、上記透明板を第1清掃領域から第1受渡領域まで搬送する第1搬送部を有し、
    上記第2クリーニング装置が、上記透明板を第2受渡領域から第2清掃領域まで搬送する第2搬送部を有し、
    上記移送装置が、上記第1受渡領域で上記透明板の第2面を吸着する保持部を有し、
    上記移送装置が、上記保持部を上記第1受渡領域から上記第2受渡領域側に移動させつつ上記透明板を反転させるよう、所定の回転軸を中心に回転する回転部をさらに有し、
    記移送装置は、一端側に上記保持部が付設され、他端側が上記回転部に支持されている伸縮可能なアームを有することを特徴とする透明板清掃システム。
  10. 上記アームは、上記第2搬送部に上記透明板を受け渡せるように、伸長状態で上記保持部が保持する上記透明板が上記第2受渡領域において上記第2搬送部の上に配置できるよう設けられている請求項9に記載の透明板清掃システム。
  11. 上記アームは、上記第2受渡領域において伸長状態で上記透明板を上記第2搬送部に受け渡す請求項9又は請求項10に記載の透明板清掃システム。
  12. 上記アームは、上記透明板を上記第2搬送部に受け渡した後に収縮し、このアームの収縮後に上記回転部が回転する請求項9、請求項10又は請求項11に記載の透明板清掃システム。
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