JP6004931B2 - オイルパイプ配管構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の自動変速機等におけるオイルパイプ配管構造に関する。
車両用の自動変速機では、潤滑や摩擦締結装置のピストン駆動用としてオイルポンプからのオイルを種々の必要部位へ供給するため、変速機ケースおよびこれに取り付けられるコントロールバルブボディ内に孔を形成し、あるいは変速機ケースとコントロールバルブボディの合わせ面に溝を形成して、油路としている。
しかし、油路形成部位の制約によっては長い距離区間に渡る経路を孔や溝で通すことができない場合があり、この場合には例えば特開2006−70912号公報に示されるように、離間した位置に開口する2つの油路間をオイルパイプで接続することが行われる。
特開2006−70912号公報
特開2006−70912号公報に示された配管では、オイルパイプで接続する潤滑用の2つの油路が変速機ケース(ハウジング)の軸方向端板に形成されて、互いに平行で同方向に開口している。そして、油路の開口端に挿し込まれるオイルパイプの両端も本体部から同方向に曲げられて互いに平行に形成され、オイルパイプの両端を同時に両油路に挿入することが可能となっている。
2つの油路を接続した状態では、オイルパイプの両端は油路の開口面から所定量が外方に延びて、オイルパイプの本体部も油路が開口する軸方向端板から軸方向に突き出た位置となる。
ところが、オイルパイプが油路の開口面から突き出た位置となることが他の部材との干渉などの理由で許されない場合には、2つの油路を同方向に開口させて、両端を同方向に延ばしたオイルパイプを挿し込む構造は採用できない。
この場合には、他の部材との干渉がない面に油路を開口する必要があり、その結果、オイルパイプで接続すべき2つの油路は互いに異なる向きに開口させることとなる。
例えば2つの油路が互いに対向する面に開口する場合、両油路内に挿し込まれるオイルパイプの両端間の距離は対向する開口面間の距離よりも当然に長くなる。しかしながら、一般に銅など金属製のオイルパイプは一旦形状が決まると弾性部材とは異なり変形の自由度が極めて小さいので、撓ませて油路に挿入することは実際には困難であった。
この問題はオイルパイプの両端を挿入しようとする油路が互いに対向する面に開口、すなわち逆方向に開口する場合だけでなく、互いに異なる方向に開口していればいずれも同様に生じるため、オイルパイプを含むオイル供給系はその適用範囲が限られていた。
したがって本発明は、2つの油路が互いに異なる方向に開口していても、オイルパイプを作業性良く組み付けられるオイルパイプ配管構造を提供することを目的とする。
このため本発明は、変速機におけるオイル供給側とオイル受け側の間をオイルパイプで接続するオイルパイプ配管構造であって、
変速機ケースにおいてオイル供給側の部位に形成された第1のパイプ挿通孔と、
前記変速機ケースにおいてオイル受け側の部位に形成されると共に、前記第1のパイプ挿通孔の開口方向と異なる方向に開口する第2のパイプ挿通孔と、を有し、
前記オイルパイプが、
前記第1のパイプ挿通孔に一端が挿し込まれる第1パイプと、
前記第2のパイプ挿通孔に一端が挿し込まれる第2パイプとから構成されると共に、前記第1パイプの他端および前記第2パイプの他端の一方が他方の管内に挿し込まれて嵌合連結部を形成しており、
前記オイルパイプにおいて前記第1パイプの前記他端側と、前記第2パイプの前記一端側および前記他端側は、前記第2のパイプ挿通孔の開口方向に沿う向きで設けられており、
前記嵌合連結部における前記第1パイプの他端側と前記第2パイプの他端側との前記第2のパイプ挿通孔の前記開口方向の嵌合長は、前記第2パイプを、前記第2のパイプ挿通孔の開口方向に変位させた際に、前記第1パイプの他端側と前記第2パイプの他端側との嵌合を維持した状態で、前記第2パイプの一端の前記第2のパイプ挿通孔への抜き差しを可能にする長さに設定されているものとした。

本発明によれば、第1のパイプ挿通孔と第2のパイプ挿通孔が油路形成ブロック20と油路形成ブロック30の互いに対向する壁面に開口するなど異なる方向に開口していても、第1パイプと第2パイプをスライドさせることによりオイルパイプを作業性良く確実に組み付けることができる。
変速機ケースを下方から見た図である。 図1におけるA−A部の断面図である。 図1におけるB−B部の断面図である。 図1におけるC―C部の断面図である。 図1におけるD―D部の断面図である。 図1におけるE―E部の断面図である。 第1パイプを示す図である。 第2パイプを示す図である。 第1パイプの挿入部が前方のパイプ挿通孔に挿し込まれた状態の平面図である。 第1パイプの挿入部が前方のパイプ挿通孔に挿し込まれた状態の側面図である。 第2パイプの挿入部が挿し込まれた後方のパイプ挿通孔に沿う断面図である。 組み付けられたオイルパイプの配管状態を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明が適用される自動変速機の変速機ケース10を下方から見た図である。
変速機ケース10の周縁は閉じたフランジ11で囲まれ、不図示のオイルパンの取り付け面となるフランジ面11aにはオイルパンを取り付けるためのネジ孔12が所定間隔で設けられている。
なお、後述するオイルパイプ5の取り付け作業は変速機ケース10を上下反転させてフランジ面11aを上にした状態で行うので、図1は当該作業時状態における上面図となる。以下の説明では作業時状態に基づいてフランジ11側を上方として説明する。
変速機ケース10は図1における左側を前方、右側を後方とし、前後軸CLを軸心とする部分円筒状の隔壁14がフランジ面11aより下方において上方(紙面手前側)に膨らんでおり、隔壁14の下側(紙面奥側)にギアや摩擦締結装置のドラム、クラッチ板など変速機構の回転体を収容する回転体収容空間Sが形成されている。(後掲の図2、図3参照)
隔壁14からは油路形成ブロック20、30が立ち上がっている。油路形成ブロック20、30の上面21、31は変速機ケース10に取り付けられる不図示のコントロールバルブボディとの合わせ面となっており、これらの上面21、31にコントロールバルブボディの油路と連通しあるいは連通しないように配置された複数の油路(孔、溝)が開口している。
とくに、前方の油路形成ブロック20には不図示のオイルポンプの出力側に連通する油路(溝)23が設けられている。
油路形成ブロック20、30の上面21、31はフランジ面11aよりも低い位置にある。
隔壁14には油路形成ブロック20と後方の油路形成ブロック30の間に、回転体収容空間Sとオイルパン側とを連通する窓部15が開口している。
変速機ケース10における隔壁14と右側の側壁13との間には補強リブ16(16a、16b、16c)が設けられている。
図2は図1におけるA−A部の拡大断面図で、補強リブ16aを示す。ただし、フランジ面11aを上にして示している。
補強リブ16aはその上縁が側壁13の傾斜部に沿って下方へ延びたあと、その下底部がフランジ面11aと平行に延びて隔壁14に達して終わっている。他の補強リブ16b、16cも同様である。
実施の形態は、上述した既存の変速機ケース10をベースにして、回転体収容空間Sの後部にとくに積極的にクラッチ板部へのオイル供給を要する不図示の摩擦締結装置を配置した機種を構成するため、変速機ケース10の前部から後部へオイルを供給する後述のオイルパイプ5を追加的に配管するものである。
このため、後方の油路形成ブロック30には、その上面31から回転体収容空間Sに向けた孔を形成して、回転体収容空間Sの後部に配置される摩擦締結装置のクラッチ板潤滑部に連通する油路33としている。そして、この油路33と前方の油路形成ブロック20の油路23とをオイルパイプ5で接続する。
図3は図1におけるB−B部の断面図で、前側の油路形成ブロック20の油路23等を示す。
油路形成ブロック20には油路(溝)23の底部に向けて後上方から斜めにパイプ挿通孔25が形成され、油路23と連通させてある。
パイプ挿通孔25は後側の油路形成ブロック30と対向する後壁面22bに開口し、図1の平面図において前後軸CLと平行で、図3の断面図においてフランジ面11aに対する傾斜角度を30°としてある。
パイプ挿通孔25が斜めに形成されているのは、孔あけドリルの把持部が隔壁14や補強リブ16と干渉するためにフランジ面11aと平行に加工できないためである。
図4は図1におけるC−C部の拡大断面図で、油路形成ブロック30の油路33を示す。
油路形成ブロック30には油路33を横切るようにフランジ面11aと平行なパイプ挿通孔35が形成され、油路33と連通させるとともに、前側の油路形成ブロック20と対向する前壁面32aから後壁面32bまで貫通して開口させてある。
なお、パイプ挿通孔35の形成は、変速機ケース10鋳造時に後端壁18に形成されている抜き孔19を通して、外方からのドリル加工により行う。
図1に示すように、変速機ケース10の右側の側壁13沿いには、隔壁14からの突起部を用いて、オイルパイプ5を支持するための支持ボス40a、40b、40cを設けている。
図5は図1におけるD−D部の拡大断面図で、支持ボス40aを示す。ただし、フランジ面11aを上にして示している。
前側の油路形成ブロック20と補強リブ16aの間に配置された支持ボス40aは、図5に示すように、側壁13と傾斜した隔壁14との間に左右に延びるリブ17を備えている。変速機ケース10後端部の支持ボス40cも同様である。
なお、補強リブ16aと補強リブ16bの間に配置された支持ボス40bは窓部15に隣接しているので、側壁13との間にリブ17を備えている。
図3に示すように、支持ボス40aと支持ボス40bの上端面41a、41bは同一高さで、支持ボス40cの上端面41cは支持ボス40aおよび支持ボス40bよりも高い。
さらに、図1に示すように、後側の油路形成ブロック30近傍にも支持ボス40dを設けている。
図6は図1におけるE−E部の拡大断面図で、支持ボス40dを示す。
支持ボス40dは油路形成ブロック30の前側に接続して設けられ、その上端面41dは油路形成ブロック30の上面31より低いが、他の支持ボス40a、40b、40cよりも高い位置となっている。
各支持ボス40(40a、40b、40c、40d)の上端面41(41a、41b、41c、41d)は切削加工され、それぞれネジ孔42(図1、図5、図6参照)が開口している。
つぎに、オイルパイプ5について説明する。
オイルパイプ5は第1パイプ50と第2パイプ60の2部材からなる。
図7は第1パイプ50を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(a)におけるF−F部の断面図である。
第1パイプ50はt(壁厚)=0.7mmの8φ管を素材とし、2箇所の曲げ部を有して(a)の平面図においてクランク形状をなしている。すなわち平面図において、第1パイプ50は変速機ケース10の前後軸CL(図1参照)と平行に配置される後部の長尺部53と、長尺部53に対して平行で油路形成ブロック20のパイプ挿通孔25に挿し込まれる前部の挿入部51と、挿入部51と長尺部53間をつなぐ中間部52とからなっている。
図7の(b)の側面図において、挿入部51から中間部52にかけての曲がり部は、中間部52から長尺部53にかけての曲がり部よりも所定量高くなっており、挿入部51は長尺部53に対して30°の傾斜で前下方に向かっている。
挿入部51の前端から所定長さFの領域は、必要に応じて絞り加工を施してその外径とパイプ挿通孔25の内径との径方向間隙が0.02mm以上となるように設定してある。
中間部52と長尺部53にはそれぞれブラケット54、58がロウ付けされている。
ブラケット54は板面を中間部52の延び方向に沿わせるとともに下方に延びる脚部55aと、脚部55aの下端からフランジ面11aと平行に延びる取り付け部56aとを有し、取り付け部56aには後掲のボルト7(図9参照)のネジ部を貫通させる孔57を設けてある。
ブラケット58は板面を長尺部53の延び方向に沿わせるとともに下方に延びる脚部55bと、脚部55bの下端から上述と同じ孔57を備えてフランジ面11aと平行に延びる取り付け部56bを有する。
図7の(b)の側面図において、ブラケット54、58の取り付け部56a、56bの下面は長尺部53から同一の距離にある。
取り付け部56a、56bおよびそれぞれの孔57の位置は、挿入部51の前部所定長さ(例えば20mm)がパイプ挿通孔25に挿し込まれたとき、取り付け部56a、56bが支持ボス40a、40bの上端面41a、41bに着座し、孔57の中心がネジ孔42に整合して、長尺部53がフランジ面11aと平行かつ前後軸CLと平行に延びるように設定される。
なお、取り付け部56a、56bの孔57は誤差吸収のため、いずれも前後方向に長い形状となっている。
図8は第2パイプ60を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は後面図である。
第2パイプ60はt=0.7の6φ管を素材とし、(a)の平面図において、変速機ケース10の前後軸CLと平行に配置される前部の長尺部61と、長尺部61に対して平行で油路形成ブロック30のパイプ挿通孔35に挿し込まれる後部の挿入部63と、長尺部61と挿入部63間をつなぐ中間部62とからなっている。中間部62は複数の曲げ部を有するが、平面図において第2パイプ60全体は変形クランク形状をなしている。
挿入部63の後端は、(c)の後面図に示すように、管壁を径方向一方の側から他方の側へ断面円弧状に押し潰して、封止部65とされている。封止部65の円弧状外周面は挿入部63の隣接する前部の周面の延長となっている。
挿入部63の封止部65より前方所定位置には、(a)の平面図および(b)の側面図に示すように、その管壁下端に貫通孔64が設けられている。
挿入部63のパイプ挿通孔35内に位置することになる所定長さKの領域は、必要に応じて絞り加工を施してその外径とパイプ挿通孔35の内径との径方向間隙が0.01mm以上となるように設定してある。封止部65も当該封止部形成前に所定領域(K)と同時に絞り加工を施すのが好ましい。
中間部62は、図8の(a)の平面図において、挿入部63に連なる側で前後軸CLに垂直な方向に延びた後、斜め前方へ延びて長尺部61に連なっている。この斜め前方へ延びる部分において、変速機ケース10内に配置される不図示の他部材との干渉を避けるため、図8の(c)の後面図に示されるように、中間部62は長尺部61から下方へ斜めにオフセットする領域62aを経て、前後軸CLに垂直な方向に延びる部分に達するまでの所定範囲にフランジ面11aと平行な領域62bを有している。なお、このフランジ面11aと平行な領域62bにはブラケット66がロウ付けされている。
図8の(b)の側面図において、長尺部61と挿入部63はフランジ面11aと平行で、挿入部63が長尺部61よりも高い位置となっている。
中間部62の前後軸CLに垂直な方向に延びる部分は、図8の(c)の後面図に示されるように、挿入部63に連なる側から斜め前方へ延びる部分までの略中間位置までの領域62dがフランジ面11aと平行に延び、その後、斜め前方へ延びる部分におけるフランジ面11aと平行な領域62bに連なるまでの領域62cが斜め下方に延びている。
中間部62の前後軸CLに垂直な方向に延びる部分におけるフランジ面11aと平行に延びる領域62dには、ブラケット69がロウ付けされている。
ブラケット66は(a)の平面図において中間部の領域62bの延び方向に対して垂直に斜め後方に延び、フランジ面11aと平行な取り付け部67aにボルト7を貫通させる孔68を設けてある。
ブラケット69も平面図において中間部の領域62dの延び方向に対して垂直、すなわち後方に延び、フランジ面11aと平行な取り付け部67bにボルト7を貫通させる孔68を設けてある。
第2パイプ60の長尺部61を第1パイプ50の長尺部53に挿入した状態で、挿入部63をその貫通孔64が油路形成ブロック30の油路33(図1参照)に整合する位置までパイプ挿通孔35に挿し込んだとき、ブラケット66、69の取り付け部67a、67bが支持ボス40c、40dの上端面41c、41dに着座するとともに、各取り付け部67a、67bの孔68が支持ボス40c、40dのネジ孔42に整合するように設定される。
なお、挿入部63後端の封止部65は、貫通孔64が油路形成ブロック30の油路33に整合する位置において、パイプ挿通孔35の油路形成ブロック30の後壁面32bにおける開口より外方(後方)に位置するように設定される。
後述するように第1パイプ50の長尺部53には第2パイプ60の長尺部61が挿し込まれるが、それぞれ必要に応じて絞り加工を施して、長尺部53の後端から所定長さGの領域の内径と長尺部61の前端から中間部62との接続部近傍までの所定長さHの領域の外径との径方向間隙が0.01mm以上となるように設定してある。
つぎに、オイルパイプ5の組み付け要領について説明する。
まず、第1パイプ50の長尺部53に第2パイプ60の長尺部61をその根元近くまで挿入して、両パイプ50、60を仮連結する。両長尺部53、61間の径方向間隙は最小でも0.01mmあるので、滑らかに相互スライド可能である。
これにより、オイルパイプ5は変速機ケース10内の前後の油路形成ブロック20、30間に落とし込んで取り扱うことができる。
次に、第1パイプ50の長尺部53を変速機ケース10のフランジ面11aと平行に保持しながら、第1パイプ50の挿入部51を前側の油路形成ブロック20のパイプ挿通孔25に斜めに挿し込む。パイプ挿通孔25と挿入部51間の径方向間隙は最小でも0.02mmあるので、斜め方向でも滑らかに挿し込み可能である。
図9は第1パイプ50の挿入部51が油路形成ブロック20のパイプ挿通孔25に挿し込まれた状態を示す平面図である。
図10は挿入部51が挿し込まれたパイプ挿通孔25に沿う断面を含む側面図である。
挿入部51がパイプ挿通孔25に所定量挿し込まれると、第1パイプ50のブラケット54、58(の取り付け部56a、56b)が支持ボス40a、40bに着座するので、ボルト7でブラケット54、58を支持ボス40a、40bに緩めに仮止めする。
つぎに、第2パイプ60をスライドさせてその長尺部61を第1パイプ50の長尺部53から後方に引き出して、第2パイプ60の挿入部63を後側の油路形成ブロック30のパイプ挿通孔35に挿し込む。
パイプ挿通孔35と挿入部63間の径方向間隙は最小でも0.01mmあるので、滑らかに挿し込み可能である。
挿入部63の挿し込みに従ってブラケット66、69の取り付け部67a、67bが滑りながら支持ボス40c、40dに着座するので、取り付け部67a、67bの孔68が支持ボス40c、40dのネジ孔42に整合したところで、ボルト7をネジ孔42に締め込んでブラケット66、69を支持ボス40c、40dに固定する。
なお、第1パイプ50の長尺部53と第2パイプ60の長尺部61の長さは、挿入部63をパイプ挿通孔35に挿し込み後の状態においても、第1パイプ50の長尺部53内への挿入状態を保持して嵌合連結部Wを形成しているように設定されている。
これにより、パイプ挿通孔35に沿う断面図である図11に示すように、挿入部63の貫通孔64油路形成ブロック30の油路33に整合し、第2パイプ60内と油路33とが連通する。貫通孔64は図中クラッチ板潤滑部に連通する下方に向いて開口している。
最後に第1パイプ50のブラケット54、58を仮止めしていたボルト7を締め込んで、支持ボス40a、40bに固定することにより、オイルパイプ5の組み付け作業を完了する。
なお、油路形成ブロック30の上面31における油路33の開口は当該油路形成ブロック上面31に当接して重ねられるコントロールバルブボディによって閉じられる。
図12は以上のように組み付けられたオイルパイプ5の配管状態を示す平面図である。
これにより、オイルポンプの出力側に連通する油路23が設けられた前方の油路形成ブロック20とクラッチ板潤滑部に連通する油路33が設けられた後方の油路形成ブロック30の間がオイルパイプ5で接続され、他の経路ではオイル供給が困難なクラッチ板潤滑部であってもオイルポンプからの十分なオイルが供給される。
また、図11に示されるように、第2パイプ60の挿入部63の後端が封止部65として閉じられているので、パイプ挿通孔35の後壁面32bにおける開口部を別部品のプラグ等で塞ぐ必要がない。
なお、オイルパイプ5の各部位のサイズ(組み付け状態の長尺部53と長尺部61の嵌合領域における長尺部53の内径と長尺部61の外径、パイプ挿通孔25の内径と挿入部51の外径、パイプ挿通孔35の内径と挿入部63の外径)については、各部位で滑らかなスライドあるいは挿し込みを確保する観点での径方向間隙の最小値を例示したが、各径の公差はオイルの径方向間隙からの漏れを考慮して設定される。
オイル漏れ量は所定の油圧の下で挿し込み部分の径方向間隙によって変化するので、径方向間隙を決定づけるパイプ径の公差によってオイル漏れを規制する。もちろん、嵌合連結部Wなど挿し込み部分の長さが大きいほど漏れに対する抵抗も大きくなるので、オイルパイプ5の配管環境の中では所定範囲に制約されるが公差で規定した径方向間隙部分の長さも考慮する。
具体的には、オイル漏れは長尺部53、61間の嵌合連結部W、挿入部51と油路形成ブロック20のパイプ挿通孔25間、および挿入部63と油路形成ブロック30のパイプ挿通孔35間の3箇所に生じるので、3箇所のそれぞれにおける径方向間隙が各部位の公差による最大のときでも、オイルポンプから油路形成ブロック20の油路23に供給される所定のオイル量から上記3箇所のオイル漏れ量を減じた値がクラッチ板潤滑部への必要オイル量より低くならないように、各公差を設定すればよい。
以上を換言すれば、各部位のサイズの公差は組み付けの際のスライド容易性と組み付け後のオイル漏れ量規制が両立するように設定されるが、概ね径方向間隙が最大0.3mm以下となるようにするのが好ましい。
本実施の形態では、油路形成ブロック20が発明におけるオイル供給側の部位、および第1の油路形成ブロックに該当し、油路形成ブロック30がオイル受け側の部位、および第2の油路形成ブロックに該当する。クラッチ板潤滑部がオイル必要部位に該当する。
パイプ挿通孔25が発明における第1のパイプ挿通孔に該当し、パイプ挿通孔35が第2のパイプ挿通孔に該当する。また、挿入部51が第1パイプの一端に該当し、長尺部53が第1パイプの他端に、挿入部63が第2パイプの一端に、そして長尺部61が第2パイプの他端にそれぞれ該当する。
実施の形態は以上のように構成され、それぞれ変速機ケースの隔壁に形成されてオイルポンプの出力側に連通する油路23を備えるオイル供給側の油路形成ブロック20と、クラッチ板潤滑部側に連通する油路33を備えるオイル受け側の油路形成ブロック30との間を接続するオイルパイプ5が、油路形成ブロック20に形成されたパイプ挿通孔25に一端の挿入部51が挿し込まれる第1パイプ50と、油路形成ブロック30に形成されたパイプ挿通孔35に一端の挿入部63が挿し込まれる第2パイプ60とからなり、第1パイプ50の他端の長尺部53の管内に第2パイプ60の他端の長尺部61が挿し込まれて嵌合連結部Wを形成しているものとしたので、パイプ挿通孔25とパイプ挿通孔35が油路形成ブロック20と油路形成ブロック30の互いに対向する壁面に開口していても、第1パイプ50と第2パイプ60をスライドさせることによりオイルパイプ5を作業性良く確実に組み付けることができる。(請求項1、2および5に対応する効果)
油路形成ブロック30のパイプ挿通孔35は第2パイプ60の挿入部63の挿し込み側とは反対側の後壁面からの貫通孔加工により形成し、挿入部63の管壁にはパイプ挿通孔35が接続するクラッチ板潤滑部側に連通する油路33に整合する貫通孔64を形成するとともに、挿入部63の先端にはその管内と外部とを遮断する封止部65を設けているので、第2パイプ60はその貫通孔64を通じて油路33と連通する一方、油路形成ブロック30の後壁面におけるパイプ挿通孔35の開口を塞ぐプラグ等の部品を不要としている。(請求項3に対応する効果)
また、封止部65は、挿入部63の管壁を径方向一方の側から他方の側へ断面円弧状に押し潰して形成してあるので、その外周面は挿入部63の前部の断面内に収まり、パイプ挿通孔35への挿入に支障を生じない。(請求項4に対応する効果)
なお、実施の形態は、既存の変速機ケースをベースにして新たな変速機を構成する例で、限定された支持ボス40の形成位置に対応して第1パイプ50の長尺部53に2つのブラケット54、58を備えるものとしたので、当該長尺部53を根元近くまで第2パイプ60に挿し込むことができず、結果として第1パイプ50を太径、第2パイプ60を細径としたが、変速機ケース10を新規設計する場合には支持ボス40の新たな配置設定により、オイルの上流となる前側の第1パイプ50を細径とし、下流側となる第2パイプ60を太径とすることができる。これによれば、両パイプ50、60の長尺部間の径方向間隙がオイルの流れに向かって開口しないので、当該径方向間隙からのオイル漏れが低減する。
実施の形態におけるオイルパイプ5(第1パイプ50、第2パイプ60)の形状やサイズに係る数値はあくまでも例示であり、変速機の機種や実際の変速機ケースの形態に応じて適宜に変更可能である。
また、パイプ挿通孔25とパイプ挿通孔35は油路形成ブロック20と油路形成ブロック30の互いに対向する後壁面22bと前壁面32aに開口するものとしたが、本発明はこれに限定されず、例えば一方の油路形成ブロック20のパイプ挿通孔25がその後壁面22bに開口し、他方の油路形成ブロック30のパイプ挿通孔35が上記後壁面22bとは対向しない側壁面32cに開口する場合にも、スライド可能な嵌合連結部を有することによりオイルパイプ5の両端を各パイプ挿通孔25、35に挿し込んで接続することができる。
油路形成ブロック30のパイプ挿通孔35を第2パイプ60の挿入部63が挿し込まれる側とは反対の外部からの貫通孔加工により形成する一方、第2パイプ60の挿入部63後端を押し潰して封止部65とすることにより、貫通孔加工による挿入部63挿し込み側と反対側の不要孔を塞ぐプラグを不要としたが、これは第2パイプ60が接続する下流側の油路形成ブロック30に限らず、上流側の油路形成ブロック20のパイプ挿通孔25も、油路形成ブロック20の形態によっては第1パイプ50の挿入部51が挿し込まれる側とは反対側の前壁面22aからの貫通孔加工により形成することができ、この場合にも第1パイプ50の挿入部51前端を押し潰して同様の封止部とすることにより、不要孔を塞ぐプラグ等を省略することができる。
また、実施の形態はオイル必要部位(オイル受け側)が回転体収容空間Sの後部に配置される摩擦締結装置のクラッチ板潤滑部である場合を例として説明したが、本発明はこれに限定されず、その他摩擦締結装置のピストン駆動部(シリンダ)などオイル供給が求められる任意の部位をオイル必要部位とする場合にも適用される。
なお、本発明は、互いに異なる方向に開口する2つの油路を接続する場合にとくに有効であるが、互いに平行で同方向に開口する2つの油路を接続する場合にも問題なく適用することができる。
5 オイルパイプ
7 ボルト
10 変速機ケース
11 フランジ
11a フランジ面
12 ネジ孔
13 側壁
14 隔壁
15 窓部
16a、16b、16c 補強リブ
17 リブ
18 後端壁
19 抜き孔
20 油路形成ブロック
21 上面
22a 前壁面
22b 後壁面
23 油路
25 パイプ挿通孔
30 油路形成ブロック
31 上面
32a 前壁面
32b 後壁面
32c 側壁面
33 油路
35 パイプ挿通孔
40a、40b、40c、40d 支持ボス
41a、41b、41c、41d 上端面
42 ネジ孔
50 第1パイプ
51 挿入部
52 中間部
53 長尺部
54、58 ブラケット
55a、55b 脚部
56a、56b 取り付け部
57 孔
60 第2パイプ
61 長尺部
62 中間部
62a、62b、62c、62d 領域
63 挿入部
64 貫通孔
65 封止部
66、69 ブラケット
67a、67b 取り付け部
68 孔
CL 前後軸
S 回転体収容空間
W 嵌合連結部

Claims (5)

  1. 変速機におけるオイル供給側とオイル受け側の間をオイルパイプで接続するオイルパイプ配管構造であって、
    変速機ケースにおいてオイル供給側の部位に形成された第1のパイプ挿通孔と、
    前記変速機ケースにおいてオイル受け側の部位に形成されると共に、前記第1のパイプ挿通孔の開口方向と異なる方向に開口する第2のパイプ挿通孔と、を有し、
    前記オイルパイプが、
    前記第1のパイプ挿通孔に一端が挿し込まれる第1パイプと、
    前記第2のパイプ挿通孔に一端が挿し込まれる第2パイプとから構成されると共に、前記第1パイプの他端および前記第2パイプの他端の一方が他方の管内に挿し込まれて嵌合連結部を形成しており、
    前記オイルパイプにおいて前記第1パイプの前記他端側と、前記第2パイプの前記一端側および前記他端側は、前記第2のパイプ挿通孔の開口方向に沿う向きで設けられており、
    前記嵌合連結部における前記第1パイプの他端側と前記第2パイプの他端側との前記第2のパイプ挿通孔の前記開口方向の嵌合長は、前記第2パイプを、前記第2のパイプ挿通孔の開口方向に変位させた際に、前記第1パイプの他端側と前記第2パイプの他端側との嵌合を維持した状態で、前記第2パイプの一端の前記第2のパイプ挿通孔への抜き差しを可能にする長さに設定されていることを特徴とするオイルパイプ配管構造。
  2. 前記オイル供給側の部位が前記変速機ケースの回転体収容空間を画する隔壁に形成されてオイルポンプの出力側に連通する油路を備える第1の油路形成ブロックであり、
    前記オイル受け側の部位が前記変速機ケースの回転体収容空間を画する隔壁に前記第1の油路形成ブロックから離間して形成されてオイル必要部位側に連通する油路を備える第2の油路形成ブロックであり、
    前記第1のパイプ挿通孔が前記オイルポンプの出力側に連通する油路に接続し、
    前記第2のパイプ挿通孔が前記オイル必要部位側に連通する油路に接続していることを特徴とする請求項1に記載のオイルパイプ配管構造。
  3. 前記第1のパイプ挿通孔および第2のパイプ挿通孔の少なくとも一方が前記オイルパイプの挿し込み側とは反対側からの前記第1の油路形成ブロックまたは第2の油路形成ブロックに対する貫通孔加工により形成され、
    前記オイルパイプの管壁には前記一方のパイプ挿通孔が接続する前記オイルポンプの出力側に連通する油路または前記オイル必要部位側に連通する油路に整合する貫通孔を形成するとともに、
    前記オイルパイプの前記一方のパイプ挿通孔に挿し込まれる先端に当該オイルパイプの管内と外部とを遮断する封止部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のオイルパイプ配管構造。
  4. 前記封止部は、前記オイルパイプの管壁を径方向一方の側から他方の側へ断面円弧状に押し潰して形成してあることを特徴とする請求項3に記載のオイルパイプ配管構造。
  5. 前記第2パイプは、当該第2パイプが備えるブラケットを、前記変速機ケースに設けた支持ボスに固定して設けられており、
    前記ブラケットは、前記第2パイプの前記一端を前記第2のパイプ挿通孔に挿し込む過程で、前記第2パイプの抜き差し方向に沿う前記支持ボスの平坦面に、前記抜き差し方向から着座する取り付け部を有していることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のオイルパイプ配管構造。
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