JP6003536B2 - 車両用表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両用表示システムに関するものである。
近年、自動車のインストゥルメントパネルに設けられたディスプレイに情報を表示する車両用表示システムとして、ディスプレイに走行速度やエンジン回転速度などの車両状態情報(以降、単に車両情報)の他に、ナビゲーションシステムやオーディオシステムなどの複数種類のマルチメディア情報を同時に表示可能なものが知られている(たとえば特許文献1)。
特許文献1には、これら複数種類の情報に対応する画像を、複数のプロセッサ(すなわちマイコン)がそれぞれ分担して生成し、それらの画像をひとつのディスプレイに同時に表示させる。このように、複数のマイコンが、それぞれが担当する情報に対応した画像を生成することで、1つのマイコンが故障した場合でも、その故障したマイコンが担当する情報以外の情報に対応する画像を表示し続けることができる。
再公表特許2006/022191号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、あるマイコンに遅延やフリーズなどの異常が生じた場合、そのマイコンによってディスプレイに表示される画像がフリーズしたり乱れたりした不適切な画像となるおそれがあった。特に、ディスプレイに表示される情報のうち、車両情報以外の情報(すなわち、マルチメディア情報)の画像を生成するマイコンは、車両情報の画像を生成するマイコンよりも、要求される処理が複雑である場合が多く、異常が生じ易い。マルチメディア情報の画像を生成していたマイコンに異常が生じた場合には、その異常に伴った不適切な画像が表示されることによって、走行速度など重要性の高い情報への視認性の低下を招いたり、運転者に不安感を与えてしまったりする可能性があった。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、マルチメディア情報を描画するマイコンに異常が生じた場合でも、その異常に起因する不適切な画像が表示されにくい車両用表示システムを提供することにある。
その目的を達成するための本発明は、車両に搭載され、走行中に運転者が逐次確認する必要がある車両状態情報を含む複数種類の情報を表示装置(130)に同時に表示する車両用表示システムであって、
前記表示装置に表示する複数種類の情報のうち、前記車両状態情報の画像である車両情報画像を描画する第1の車両情報画像描画部(113、213)を備える第1のマイコン(110、210)と
前記表示装置に表示する複数種類の情報のうち、前記車両状態情報以外の情報の画像であるマルチメディア画像を描画するマルチメディア画像描画部(124、224b)を備える第2のマイコン(120、220)と、
前記表示装置に出力する前記表示画像を、前記第1のマイコン(210)から取得する表示画像とするか前記第2のマイコン(220)から取得する表示画像とするかを切り替える表示画像切替部(240)と、を備え、
前記第1のマイコンは、前記第2のマイコンより出力される信号から前記第2のマイコンの動作が異常かどうかを検出する異常検出部(115,215)を備え、
前記第2のマイコンは、
前記第1のマイコンから前記車両状態情報を取得して前記車両情報画像を描画する第2の車両情報画像描画部(224a)と、
前記第2の車両情報画像描画部で描画した前記車両情報画像と、前記マルチメディア画像描画部(224b)で描画した前記マルチメディア画像とから前記表示画像を生成する第2の表示画像生成部(224)と、
前記第1のマイコンより取得した前記車両状態情報を第1のマイコンに返送する処理を実施する車両情報返送部(223)と、を備え、
前記異常検出部は、前記車両状態情報を前記第2のマイコンに出力した時刻と、前記車両状態情報が前記車両情報返送部から返送されてきた時刻との差から、前記第2のマイコンの動作の異常を検出し、
前記表示画像切替部は、前記異常検出部(215)で第2のマイコンの動作に異常を検出していない場合は、前記第2のマイコンから取得した前記表示画像を前記表示装置に出力する一方、前記異常検出部で第2のマイコンの動作に異常を検出した場合は、前記第1のマイコンから取得した車両情報画像を前記表示画像として前記表示装置に出力することを特徴とする。
このような構成において、車両状態情報以外の情報の画像、すなわちマルチメディア画像を描画する第2のマイコンは、第1のマイコンよりも複雑な処理を行うため、車両状態情報の画像を描画する第1のマイコンよりも比較的異常が生じやすい。しかしながら、第2のマイコンに異常が生じた場合には、第1のマイコンの異常検出部でその異常の発生を検出し、第2のマイコンが描画した画像を表示装置に表示させない。これによって、マルチメディア情報の画像を描画する第2のマイコンに異常が生じた場合でも、走行中に運転者が逐次確認する必要がある車両状態情報の画像の表示は維持しつつ、その異常に伴った不適切な画像がされにくくなる。
第1の実施形態における車両用表示システム100の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるマルチメディアマイコン120の処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるCANマイコン110の処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態における異常検出時のマルチメディア画像表示領域補完処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態における車両用表示システム200の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態におけるCANマイコン210の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるマルチメディアマイコン220の処理の流れを示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図面に基づいて説明する。図1に構成図を示す車両用表示システム100は、車両に搭載され、表示装置130の表示部131に、走行速度などの走行に必要な車両の状態に関する情報である車両状態情報(以降、単に車両情報)に加えて、カーナビゲーションシステムなどの運転をサポートするシステムに関する情報や、運転時の快適性を高めたりするシステムに関する情報(マルチメディア情報)を同時に表示可能な車両用表示システムである。
まず図1に基づいて、この車両用表示システム100について説明する。車両用表示システム100は、CANマイコン110、マルチメディア(以降、MM)マイコン120、および表示装置130を含んでいる。ここで、CANマイコン110と、MMマイコン120および表示装置130とは、例えばCAN(Controller Area Network)などの通信プロトコルに準拠した車内LANで各々接続されており、各装置に設けられた入出力インターフェースを介して相互に通信可能である。
これらの作動の概略は次の通りである。CANマイコン110は、車両速度などの車両情報に関する車両情報画像を描画する。MMマイコン120は、MM情報に関するMM画像を描画し、このMM画像をCANマイコン110に出力する。そして、CANマイコン110は、MMマイコン120から取得したMM画像に車両情報画像をオンスクリーンすることで最終的に表示装置130に表示させる画像(表示画像)を生成して表示装置130に出力する。表示装置130は、CANマイコン110から入力された表示画像を表示部131に表示する。以下、これらの作動について、より詳細に説明する。
まず、MMマイコン120は、各種の演算処理を行うCPUや、演算処理に用いられるプログラムおよび車両に関する情報等が格納されたROMやフラッシュメモリ、演算の作業領域として機能するRAM、外部デバイスとデータのやり取りを行うための入出力インターフェース、時間を計測するタイマー、およびそれらを接続するバスを備えている。このMMマイコン120が実行する機能として、MM情報取得部121、制御部123、およびMM画像描画部124がある。
MM情報取得部121は、入出力インターフェースを介して車内LANに接続している各種MMシステムよりMM情報を取得し、制御部123に出力する。ここで、MMシステムおよびMM情報とは、ナビゲーションシステム、オーディオシステム、音声認識システム、および周辺監視システム(例えばバックモニターシステム)などの各MMシステムと、各MMシステムから出力される情報を指す。各MMシステムで、表示可能なデータ(映像や画像、画像の元データなど)がある場合は、表示要求信号をMM情報取得部121に出力する構成とする。また、MM情報の通信データには、どのMMシステムが出力したMM情報であるかを識別するための信号(ヘッダなど)が付与されている。
制御部123は、MM情報取得部121から取得した各種MM情報から、MM画像描画部124に出力するMM情報を選択する。選択の一例としては、まず表示要求信号が出力されているMMシステムのMM情報を候補とし、その中から適宜優先度の高いものを選択する。優先度はCANマイコン110から入力される車両の状況に応じて変化する構成とすればよい。例えば、車両状態(たとえばシフト位置を示す信号)から後退中であると判定される場合には、安全に寄与する周辺監視システムを高く設定し、オーディオシステムの優先度は相対的に低く設定する。また、走行中にはナビゲーションシステムの優先度を高くすればよい。以上で選択されたMM情報は、MM画像描画部124に出力される。
なお、車内LANにつながった入力装置(図示せず)を設け、運転者はこの入力装置を操作することにより、運転者が所望するMM情報を表示するように制御部123に指示することができる構成としてもよい。この場合、入力装置は運転者の入力操作に基づいて、運転者が表示を所望しているMM情報を表示するように指示する指令信号を制御部123に出力する。制御部123は、この入力装置からの指令信号によって指定されたMM情報をMM画像描画部124に出力する。
また、制御部123はCANマイコン110の異常検出部115と相互通信可能に接続されており、異常検出部115にパルス信号(ウォッチドッグパルス)を一定の周期で出力する。このウォッチドッグパルスは、後述する異常検出部115において、MMマイコン120が正常に動いているかどうかを判定するために用いられる。なお、このウォッチドッグパルスを出力する制御部123が請求項に記載の定期信号出力部に相当する。また、CANマイコン110の異常検出部115より後述するリセット信号が入力された場合には、MMマイコン120で実施されている処理をリセットする。
MM画像描画部124は、制御部123より入力されたMM情報に基づいて、MM情報画像を描画し、CANマイコン110のMM画像取得部114に出力する。このMM画像描画部124が請求項に記載のマルチメディア画像描画部に相当する。
なお、制御部123は、以上で述べた処理のほかに、各MMシステムからの要求に応じてハンズフリーやBluetooth(登録商標)オーディオ、音声認識処理など、車両走行とは関係しない処理も実行する。さらに、このMM画像描画部124に要求される処理負荷は、MM画像を描画するためのMM情報のデータ処理も伴う場合があるため、後述する車両情報描画部113が車両情報を描画する負荷よりも大きい。また、ここでは制御部123やMM画像描画部124などのMMマイコン120が備える機能を、便宜上、ブロックで分離して図示しているが、実際は1つのCPU上で実行されるため、いずれかの処理で異常が生じた場合、他の処理にも影響するものである。
CANマイコン110は、各種の演算処理を行うCPUや、演算処理に用いられるプログラムおよび車両に関する情報等が格納されたROMやフラッシュメモリ、演算の作業領域として機能するRAM、時間を計測するタイマー、外部デバイスとデータのやり取りを行うための入出力インターフェース、およびそれらを接続するバスを備えている。また、CANマイコン110が実行する機能として、車両情報取得部111、制御部112、車両情報画像描画部113、MM画像取得部114、異常検出部115、表示画像生成部116、および記憶部117がある。
CANバス10は、車両に搭載された複数の車載装置を相互に接続してなる車内通信ネットワークにおいて、各車載装置間でのデータの伝送に用いられる伝送路である。このCANバス10に接続している装置としては、エンジンECU、ドアやライトを制御するボディECU、および車速センサや水温センサなどの各種センサが接続している。
車両情報取得部111は、入出力インターフェースを介してCANバス10より、走行に必要な車両の状態に関する情報(車両情報)を取得して、制御部112に出力する。ここで、車両情報としては、自車の走行速度、エンジンの回転速度、燃料の残量、エンジンの冷却水温、走行積算距離、シフト位置、方向指示、ドアの施錠状態、シートベルトの着用状態、およびライトの点灯状態などがある。また、エンジンなどの駆動系に異常が生じた場合に、運転者に異常を通知する情報も車両情報に含む。
制御部112は、車両情報取得部111より入力された車両情報を車両情報画像描画部113に出力するとともに、車両情報に基づいて車両状態を判定する。また、制御部112とMMマイコン120の制御部123とは、各種信号を交換し、車両状態や表示中のMM情報などを共有している。なお、走行速度を表す計器をアナログメーター形式で表示するかデジタルメーター形式で表示するかのレイアウトは、運転者の好みに応じて適宜設定できる構成としてもよい。その場合、制御部112から車両情報画像描画部113にレイアウトを指示する信号を出力する。
車両情報画像描画部113は、制御部112より入力された車両情報に基づいて車両情報画像(テキスト表示も含む)を描画する。この車両情報描画部113が請求項に記載の第1の車両情報描画部に相当する。
MM画像取得部114は、MMマイコン120より、MM画像描画部124が描画したMM画像を取得して、表示画像生成部116に出力する。なお、このMM画像取得部114が請求項に記載のマルチメディア画像取得部に相当する。
異常検出部115は、MMマイコン120の制御部123が出力するウォッチドッグパルスから、MMマイコン120の動作の異常を検出する。すなわち、異常検出部115はCANマイコン110が備えるタイマーに基づいて、MMマイコン120が出力するウォッチドッグパルスが、予め設定されている時間(タイムアウト時間)内に入力されているかを監視する。ウォッチドッグパルスがタイムアウト時間内に入力されると、タイマーをリセットし、再び計測し始める。ウォッチドッグパルスがタイムアウト時間を経過しても入力されなかった場合には、MMマイコン120に異常があったと判定するとともに、MMマイコン120内の処理をリセットさせるリセット信号を出力する。
なお、MMマイコン120の異常を検出する手段は以上で述べたものに限らない。例えば、MM画像取得部114で取得したMM画像は異常検出部115にも入力される構成とし、異常検出部115は、そのMM画像のデータから、公知の技術によってブロックノイズ、フリーズ、ブラックアウトなどの乱れを検出する構成としてもよい。
以上によって、異常検出部115がMMマイコン120の動作に異常を検出した場合には、異常を検出したことを示す異常検出信号を表示画像生成部116に出力する。また、その後、異常を検出してから所定時間(たとえばMMマイコン120がリセット処理を実施してから復帰するために必要な時間)経過すると、異常が解消したことを示す復帰信号を表示画像生成部116に出力する。なお、MMマイコン120が出力する信号から、MMマイコン120が復帰したと判定した場合に、復帰信号を表示画像生成部116に出力する構成としても良い。
記憶部117は、MM画像取得部114が取得したMM画像や車両情報画像描画部113が描画した車両情報画像を一時的に蓄積するバッファとして作動する。また、その他、車両情報画像や表示画像の背景画像や、MMマイコン120に異常を検出した場合に表示するエラー通知画像、MM画像の代わりに表示する代替画像などを記憶している。
表示画像生成部116は、異常検出信号が入力されていない通常動作時においては、まず、MM画像と車両情報画像とから、それらを合わせた表示画像のレイアウトを決定する。そして、その決定したレイアウトに沿ってMM画像および車両情報画像を配置し、最終的に表示装置130に表示させる表示画像を生成する。
このとき、車両情報画像とMM画像が、重なるような配置としても良いし、重ならずに並列する配置としてもよい。MM画像と車両情報画像が重なる配置とする場合は、運転者から見てMM画像の手前側に車両情報画像が来るように、公知技術によってオンスクリーン処理すればよい。また、並列して配置する場合でも、各画像のサイズを調整して、記憶部117から取得した背景画像にそれぞれオンスクリーンしてひとつの表示画像を生成することができる。なお、車両状態や表示するMM情報に変化がなければ、それぞれの画像の配置(すなわちレイアウト)は変更せずに、それぞれの画像を逐次更新する構成とすればよい。以上で生成された表示画像は、たとえば、Low Voltage Differential Signaling(LVDS)などの映像用の出力形式によって、表示装置130に出力される。
また、表示画像生成部116は、異常検出信号が入力された場合は、MM画像取得部114より取得したMM画像を破棄し、車両情報画像と、記憶部117に記憶されているエラー通知画像や代替画像とから表示画像を生成して表示装置130に出力する。なお、車両状態が変化していなければ、表示画像のレイアウトは変えずに、MM画像とエラー通知画像や代替画像を置換して処理すればよい。その後、異常検出部115より復帰信号が入力されると、前述した通常動作に戻り、車両情報画像と、MM画像取得部114で取得したMM画像とを合わせた表示画像を生成して表示装置130に出力する。なお、この表示画像生成部116が請求項に記載の第1の表示画像生成部に相当する。
表示装置130は、車両室内のインストゥルメントパネルの運転席正面に配置される表示装置130であって、表示部131に表示画像を表示することにより運転者に種々の情報を提供する。表示装置130は、フルカラー表示が可能なものであり、たとえばTFT液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等を用いて構成することができる。
ここで、図2および図3のフローチャートを用いて表示画像を生成する処理の流れを説明する。この図2および図3のフローは逐次実施されている。
まず、図2はMMマイコン120における処理の流れを示している。図2のステップS100では、MM情報取得部121が車内LANに接続されたMMシステム140より各種MM情報を取得し、制御部123に出力してステップS105に進む。ステップS105で制御部123は、MM情報取得部121より入力されたMM情報から、表示するMM情報を選択し、MM画像描画部124に出力してステップS110に進む。ステップS110では、MM画像描画部124で、制御部123より入力されたMM情報に基づいてMM画像を描画し、ステップ115でCANマイコン110のMM画像取得部114にMM画像を出力する。
次に、図3のフローチャートは、CANマイコン110における処理の流れを示している。図3のステップS120では、車両情報取得部111がCANバス10より各種車両情報を取得する。そして、それらの各種車両情報を制御部112に出力してステップS125に進む。ステップS125では、制御部112は車両情報取得部111より入力された車両情報から車両状態を判定するとともに、車両情報を車両情報画像描画部113に出力してステップS130に進む。
ステップS130では、車両情報画像描写部113が、制御部112より入力された車両情報に基づいて車両情報画像を描画する。車両情報画像描画部113で描画された車両情報画像は表示画像生成部116に出力されてステップS135に進む。
ステップS135では、MM画像取得部114がMMマイコン120よりMM画像を取得する。取得されたMM画像は、表示画像生成部116に出力されてステップS140に進む。なお、取得したMM画像をいったん記憶部117のバッファ領域に蓄積してから表示画像生成部116に出力してもよい。ステップS140では、異常検出部115で異常検出処理を実施する。この異常検出処理において、ウォッチドッグパルスからMMマイコン120の動作に異常を検出していない場合は、ステップS145がNOとなってステップS150に進む。一方、ここでMMマイコン120の動作に異常を検出した場合は、ステップS145がYESとなってステップS160に進む。
ステップS150では、表示画像生成部116がMM画像取得部114より入力されたMM画像と、車両情報画像描画部113より入力された車両情報画像とから、表示画像をオンスクリーン処理によって生成して表示装置130に出力する。
ステップS160では、MMマイコン120の動作に異常が検出された場合の処理として、MM画像表示領域補完処理を実施する。このMM画像領域補完処理は別途図4に示すフローチャートを用いて説明する。図4のステップS160は図5のステップS160に移ったときに開始して、ステップS162に進む。
ステップS162では、記憶部117に蓄積されていたMM画像を消去、あるいは、MM画像取得部114より入力されるMM画像を破棄して、ステップS164でMM画像の代わりとなる代替画像を記憶部117より取得する。ステップS166では、代替画像と車両情報画像を合成して表示画像を生成して表示装置130に出力する。
なお、このMM画像表示領域補完処理において、ステップS164代替画像を取得せず、MM画像が表示されていた領域には、表示画像の背景画像をそのまま映すようにしてもよい。また、MMマイコン120が復帰したと判定されるまで、MM画像を表示していた領域に、MM情報が処理中である旨を運転者に通知するエラー通知画像を表示してもよい。
このような構成によれば、マルチメディア情報の画像を描画するMMマイコン120に不具合が生じた場合には、CANマイコン110の異常検出部115でその不具合の発生を検出し、表示画像生成部116に異常検出信号を出力する。異常検出信号を取得した表示画像生成部116は、MMマイコン120が描画した画像を用いずに、車両情報画像(好ましくは車両情報画像とエラー通知画像)から表示画像を生成する。これによって、MMマイコン120に不具合が生じた場合でも、それに伴った不適切な画像がされにくくなる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る車両用表示システムの第2の実施形態について、図5に基づいて説明する。なお、図5は、図1に対応する図であり、第2の実施形態に係る車両用表示システム200の構成を示すブロック図である。第1の実施形態と重複する説明は省略する。
車両用表示システム200は、CANマイコン210、MMマイコン220、および表示装置130に加えて、セレクタ240を備えている。ここで、CANマイコン210とMMマイコン220、セレクタ240とCANマイコン210およびMMマイコン220、ならびにセレクタ240と表示装置130は、例えばCAN(Controller Area Network)などの通信プロトコルに準拠した車内LANで各々接続されており、各装置に設けられた入出力インターフェースを介して通信を行う。
これらの作動の概要は次の通りである。まず、CANマイコン210は、CANバス10より取得した車両速度などの車両情報をMMマイコン220に出力する。MMマイコン220は、CANマイコン210から車両情報を取得するとともに、車内LANに接続しているMMシステム250からMM情報を取得し、車両情報とMM情報から表示画像を合わせて描画してセレクタ240に出力する。セレクタ240は通常動作時は、MMマイコン220から取得した表示画像を表示装置130に出力するように設定されており、表示装置130は、セレクタ240を介してMMマイコン220から取得した表示画像を表示部131に表示する。
しかし、異常検出部215でMMマイコン220の動作に異常が検出された場合には、CANマイコン210において車両情報画像(すなわち、MM画像を含まない表示画像)を描画するとともに、セレクタ240は表示画像を取得する取得元をCANマイコン210に切り替える。そして、表示装置130は、セレクタ240を介してCANマイコン210から取得した表示画像を表示部131に表示する。以下、これらの作動について、より詳細に説明する。
まず、MMマイコン220は、MM情報取得部221、車両情報取得部222、制御部223および表示画像生成部224を、機能として備えている。MM情報取得部221は第1の実施形態と同様である。車両情報取得部222は、入出力インターフェースを介してCANマイコン210の車両情報取得部211から車両情報を取得して制御部223に出力する。
制御部223は、車両情報取得部222より車両情報を取得するとともに、MM情報取得部221よりMM情報を取得し、それらの情報の中から表示する情報を選択する。より具体的には、まず、車両情報取得部222より取得した車両情報に基づいて、車両状態を判定する。そして、その車両状態に応じて、表示する車両情報、およびMM情報を選択する。表示要求出力を出力しているMMシステムが複数存在する場合は、現在の車両状態(走行中や後退中、駐車中など)に基づいて適宜優先度を設けて表示するMM情報を決定すればよい。MM情報を表示するレイアウトは、表示するMM情報の種類から決定する。そして、車両情報、表示するMM情報、およびそれらを表示する際のレイアウトを指定するレイアウト信号を、表示画像生成部224に出力する。
また、制御部223は、第1の実施形態と同様にウォッチドッグパルスを生成し、CANマイコン210の異常検出部215に備えられている監視部215aに出力する。さらに、制御部223は、車両情報取得部222から取得した車両情報を異常検出部215に備えられている比較部215bに出力する。この車両情報を比較部215bに出力する制御部223が請求項に記載の車両情報返送部に相当する。
表示画像生成部224は、制御部223から入力された車両情報およびMM情報を、レイアウト信号によって指定されたレイアウトに基づいて描画して表示画像を生成する。ここで、表示画像生成部224のうち、車両情報画像を描画する部分を車両情報画像描画部224aとし、MM画像を描画する部分をMM画像描画部224bとする。また、各描画部が描画した画像をあわせてひとつ表示画像とする処理は、第1の実施形態の表示画像生成部116と同様に、公知のオンスクリーン技術などによって行えばよい。さらに、表示画像の中の静止画部分は、レイアウトや車両状態の変更があるまで流用し、動画部分のみを逐次更新する構成とする。なお、この表示画像生成部224が請求項に記載の第2の表示画像生成部に、車両情報画像描画部224aが第2の車両情報画像描画部に、MM画像描画部224bが請求項に記載のマルチメディア画像描画部に、それぞれ相当する。
次に、CANマイコン210は、車両情報取得部211、制御部212、車両情報画像描画部213、および異常検出部215を機能として備えている。また、異常検出部215は、さらに監視部215aと比較部215bを備えている。車両情報取得部211は、図示しない入出力インターフェースを介してCANバス10より各種車両情報を取得する。ここで取得した車両情報には、取得した時刻を示すタイムスタンプを付与して、CANマイコン210の制御部212、比較部215b、およびMMマイコン220の車両情報取得部222に出力される。このときに付与されるタイムスタンプは、ある時刻に取得された車両情報と、その時刻近傍において他の時刻に取得された車両情報とを識別できればよく、必ずしも時刻でなくてもよい。
異常検出部215は次に述べる監視部215aおよび比較部215bの検出(または判定)結果から、MMマイコン220の動作の異常を検出する。まず、監視部215aは、第1の実施形態の異常検出部215と同様に、MMマイコン220より入力されるウォッチドッグパルスに基づいて、MMマイコン220の動作の異常を検出する。
比較部215bには、車両情報取得部211とMMマイコン220の制御部223より、それぞれ車両情報が逐次入力される。そして比較部215bは、車両情報取得部211より車両情報が入力された時刻と、制御部223から車両情報がフィードバックされて返ってきた時刻とを比較する。なお、比較する車両情報は、車両情報取得部211で付与されたタイムスタンプから、同一の車両情報であることを確認して比較する。ここで、それぞれの取得時刻に、所定の時間(たとえば0.4秒)以上の差があった場合には、MMマイコン220での処理に遅延が生じていると判定する。さらに、所定の時間(たとえば0.8秒)経過してもMMマイコン220の制御部223から車両情報が返ってこない場合には、MMマイコン220でフリーズなどの異常が生じていると判定する。もちろん、遅延やフリーズなどを判定する時間はそれぞれ設計者が適宜設計すればよい。
そして異常検出部215は、監視部215aでMMマイコン220に異常が生じていると判定されるか、又は、比較部215bで遅延またはフリーズが生じていると判定された場合には、異常検出信号を制御部212およびセレクタ240に出力する。なお、本構成では監視部215aと比較部215bのいずれかが、MMマイコン220の動作が正常ではないと判定した場合に異常検出信号を出力する構成としたが、これに限らない。監視部215aと比較部215bの両方ともが、MMマイコン220の動作が正常ではないと判定したときのみ、異常検出信号を出力する構成でもよい。
制御部212は、異常検出部215より異常検出信号が入力されると、車両情報を車両情報画像描画部213に出力するとともに、車両情報取得部211より取得した車両情報から車両状態を判定する。このとき、直前までMMマイコンが生成していた表示画像において車両情報画像がどの位置に表示されていたかに基づいて、車両情報画像描画部213に車両情報画像を表示する位置を指定するレイアウト信号を車両情報とともに出力しても良い。
車両情報画像描画部213は、制御部212から入力された車両情報に基づいて車両情報画像を描画し、この車両情報画像を表示画像としてセレクタ240に出力する。なお、本実施形態では、車両情報画像描画部213が描画する車両情報画像は、表示画像生成部224で描画された車両情報画像と同様のものであり、かつ、表示部131上に表示される位置も同じとなるように制御されるものとする。このように車両情報画像の表示位置や視覚効果を異常検出前と変わらずに表示されるようにすることで、画面表示の変化に伴って運転者に与えてしまう違和感を低減することができる。もちろん、走行速度などはそのときの状態に応じて変化して表示されものである。
なお、このように第2の実施形態のCANマイコン210では、第1の実施形態のCANマイコン110に備えられていた表示画像合成部116を省略することができる。このため、第1の実施形態のCANマイコン210よりも処理能力の低いマイコンによって実現できる。この車両情報描画部213が請求項に記載の第1の車両情報描画部に相当する。
セレクタ240は、異常検出部215より入力される異常検出信号に基づいて、MMマイコン220から取得した表示画像、またはCANマイコン210から取得した車両情報画像のいずれか一方の画像を表示装置130に出力する装置である。
より具体的には、異常検出部215より異常検出信号がセレクタ240に入力されていない場合(すなわち通常動作時)には、表示装置130に出力する画像の取得元はMMマイコン220の表示画像生成部224に設定される。すなわち、表示画像生成部224で描画された表示画像が、セレクタ240を介して表示部131に表示される。しかし、異常検出部215より異常検出信号が入力された場合、セレクタ240は表示装置130に出力する画像の取得元をCANマイコン210の車両情報画像描画部213に切り替える。これにより、表示画像生成部224で描画された表示画像は表示されず、車両情報画像描画部213によって描画された車両情報画像がセレクタ240を介して表示部131に表示される。なお、異常検出信号がセレクタ240に入力された後、異常検出部215より復帰信号が入力されると、セレクタ240は、表示装置130に出力する画像の取得元をMMマイコン220の表示画像生成部224に戻す。
なお、本構成においては、異常検出部215から入力される異常検出信号に基づいて、表示装置130に出力する画像の取得元を切り替える構成としたが、これに限らない。CANマイコン210の車両情報画像描画部213は、MMマイコン220に異常を検出した場合にのみ、車両情報画像を描画してセレクタ240に出力する。このため、CANマイコン210からの入力信号の、たとえば電圧レベルなどを監視して、CANマイコン210から入力信号を検出した時点で、取得元を切り替える構成としてもよい。ここで、入力信号とは、すなわち車両情報画像である。その場合、CANマイコン210からの入力信号が無くなった時点で、セレクタ240は再び表示画像の取得元をMMマイコン220に設定する。なお、このセレクタ240は、ハードウェアとして実現してもよいし、マイコンなどに備えられたソフトウェアとして実現されてもよい。このセレクタ240が請求項に記載の表示画像切替部に相当する。
ここで、図6および図7のフローチャートを用いて表示画像を生成する処理の流れを説明する。この図6および図7のフローは逐次実施されている。
図6のフローチャートは、CANマイコン210における処理の流れを示している。図6のステップS200では車両情報取得部211が、入出力インターフェースを介してCANバス10より各種車両情報を取得してステップS205に進む。そして、ステップS205では、それらの各種車両情報にタイムスタンプを付与して、制御部212、比較部215b、および車両情報取得部222に出力してステップS210に進む。
ステップS210では異常検出処理を実施してステップS215に進む。異常検出処理では、まず比較部215bで、車両情報取得部211より車両情報を取得した時刻とMMマイコン220の制御部223より車両情報を取得した時刻とを比較して、MMマイコン220に遅延やフリーズが生じていないかを判定する。また、監視部215aで、MMマイコン220の制御部223より入力されるウォッチドッグ信号から、MMマイコン220の動作の異常の有無を判定する。この異常検出処理でMMマイコン220の動作に異常を検出していない場合はステップS215がNOとなってCANマイコン210での処理を抜ける。一方、MMマイコン220の動作に異常を検出した場合は、ステップS215がYESとなってステップS220に進む。
ステップS220では、異常検出部215はセレクタ240に異常検出信号を出力する。セレクタ240はこの異常検出信号を取得すると、表示装置130に出力する画像の取得元をCANマイコン210の車両情報画像描画部213に切り替える。また、異常検出部215は制御部212にも異常検出信号を出力し、ステップS225に進む。
ステップS225で制御部212は、車両情報取得部211より入力された車両情報(より好ましくは、車両情報とレイアウト信号を)を車両情報画像描画部213に出力する。そして、車両情報画像描画部213は、制御部212より入力された車両情報に基づいて車両情報画像を描画し、セレクタ240に出力する。
図7のフローチャートは、MMマイコン220における処理の流れを示している。図7のステップS230では、車両情報取得部222でCANマイコン210の車両情報取得部211より車両情報を取得するとともに、MM情報取得部221で各種MMシステムよりMM情報を取得する。そして、これらの車両情報およびMM情報はそれぞれ制御部223に出力されてステップS235に進む。また、ステップS235で制御部223は、車両情報取得部222より取得した車両情報をCANマイコン210の比較部215bへ出力し、ステップS240に進む。
ステップS240で制御部223は、取得した車両情報およびMM情報から、表示装置130に表示する情報を決定し、レイアウト信号とともに表示画像生成部224に出力する。そして、ステップS245で表示画像生成部224は、制御部223より入力されたレイアウト信号および各種情報に基づいて表示画像を描画し、セレクタ240に出力する。
このような構成によれば、マルチメディア情報の画像を描画するMMマイコン220の動作に異常を検出した場合には、セレクタ240は表示画像を取得する取得元をCANマイコン210に切り替え、CANマイコン210で描画された車両情報画像を表示画像として表示装置に出力する。したがって、MMマイコン120に不具合が生じた場合でも、それに伴った不適切な画像がされにくくなる。
また、第1および第2の実施形態のように、車両情報の画像を描写するマイコン(第1のマイコン)を、CANマイコンとすることで、車両情報を描画するための新たなマイコンを設置せずに、MMマイコン(すなわち第2のマイコン)と第1のマイコンを独立させることができる。ただし、当然のことながら本発明はこの構成に限定されるものではなく、CANマイコンおよび第2のマイコンとは異なるマイコンに車両情報の画像を描画する機能を備えてもよい。
なお、第2の実施形態では、表示画像生成部224で描画される車両情報画像と、車両情報画像描画部213で描画される車両情報画像が同様であり、かつ、表示部131上に表示される位置も同じとなるように制御されるものとしたが、これに限らない。第2の実施形態において、CANマイコン210が備える描画機能(制御部212および車両情報画像描画部213)は、MMマイコン220に不具合が生じた場合の予備としての描画機能である。このため、CANマイコン210の描画機能は、法令で規定される走行速度などの必須情報を表示する機能のみを有する構成としても良い。表示する情報を低減することができるため、車両情報画像描画部213に要求される処理量も低減する。
したがって、このようにCANマイコン210の描画機能を、法令で規定されるような必須情報のみを表示する機能に限定することで、CANマイコン210は、さらに処理能力の低いマイコンによって実現でき、コストを抑えることができる。
なお、第2の実施形態において異常検出部215は、比較部215bの判定結果に応じて異なる信号を出力する構成としても良い。例えば、比較部215bで遅延が生じていると判定した場合には遅延信号を、フリーズが生じていると判定した場合にはフリーズ信号を、それぞれ制御部212に出力する。そして制御部212は、入力された遅延信号(またはフリーズ信号)に基づいてMMマイコン220で生じている異常の原因を通知するようなエラーメッセージを車両情報とともに表示するように車両情報画像描画部213に指示する。このような構成とすることで、運転者は突然表示が変わった場合でもその原因が把握でき、より安心して運転に集中することができる。
さらに、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
110、210…CANマイコン(第1のマイコン)、
113、213…第1の車両情報画像描画部、114…MM画像取得部、
116…第1の表示画像生成部、
120、220…MMマイコン(第2のマイコン)、
123、223…制御部、124、224b…MM画像描画部、
224a…第2の車両情報画像描画部、
224…第2の表示画像生成部、240…セレクタ(表示画像切替部)

Claims (2)

  1. 車両に搭載され、走行中に運転者が逐次確認する必要がある車両状態情報を含む複数種類の情報を表示装置(130)に同時に表示する車両用表示システムであって、
    前記表示装置に表示する複数種類の情報のうち、前記車両状態情報の画像である車両情報画像を描画する第1の車両情報画像描画部(113、213)を備える第1のマイコン(110、210)と
    前記表示装置に表示する複数種類の情報のうち、前記車両状態情報以外の情報の画像であるマルチメディア画像を描画するマルチメディア画像描画部(124、224b)を備える第2のマイコン(120、220)と、
    前記表示装置に出力する表示画像を、前記第1のマイコン(210)から取得する表示画像とするか前記第2のマイコン(220)から取得する表示画像とするかを切り替える表示画像切替部(240)と、を備え、
    前記第1のマイコンは、前記第2のマイコンより出力される信号から前記第2のマイコンの動作が異常かどうかを検出する異常検出部(115,215)を備え、
    前記第2のマイコンは、
    前記第1のマイコンから前記車両状態情報を取得して前記車両情報画像を描画する第2の車両情報画像描画部(224a)と、
    前記第2の車両情報画像描画部で描画した前記車両情報画像と、前記マルチメディア画像描画部(224b)で描画した前記マルチメディア画像とから前記表示画像を生成する第2の表示画像生成部(224)と、
    前記第1のマイコンより取得した前記車両状態情報を第1のマイコンに返送する処理を実施する車両情報返送部(223)と、を備え、
    前記異常検出部は、前記車両状態情報を前記第2のマイコンに出力した時刻と、前記車両状態情報が前記車両情報返送部から返送されてきた時刻との差から、前記第2のマイコンの動作の異常を検出し、
    前記表示画像切替部は、前記異常検出部(215)で第2のマイコンの動作に異常を検出していない場合は、前記第2のマイコンから取得した前記表示画像を前記表示装置に出力する一方、前記異常検出部で第2のマイコンの動作に異常を検出した場合は、前記第1のマイコンから取得した車両情報画像を前記表示画像として前記表示装置に出力することを特徴とする車両用表示システム。
  2. 請求項1において、
    前記第2のマイコン(120,220)は、所定の周期で定期信号を前記異常検出部に出力する定期信号出力部(123、223)を備え、
    前記異常検出部は、予め設定された時間内に前記定期信号出力部より前記定期信号が入力されない場合に、前記第2のマイコンの動作の異常を検出することを特徴とする車両用表示システム。
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