JP6003162B2 - 印刷装置、及び、印刷方法 - Google Patents

印刷装置、及び、印刷方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置、及び、印刷方法に関する。
印刷装置の一例として、ヘッドに設けられた複数のノズルからインクを吐出させることによって、被印刷材に画像を印刷するインクジェットプリンター(以下、プリンター)が挙げられる(例えば、特許文献1〜2を参照)。このようなプリンターでは、まず、ヘッド内の共通インク室にインクタンクからインクが供給され、その後、複数のノズルにそれぞれ連通する複数の圧力室に共通インク室からインクが供給される。そして、各圧力室が内部のインクに圧力変動を与えることによって、対応するノズルからインクが吐出される。
また、共通インク室内のインクから気泡等を除去するために、インクタンクと共通インク室との間でインクを循環させるプリンターも提案されている(例えば、特許文献3〜4を参照)。
特開2009−178951号公報 特開2009−255316号公報 特開2008−207371号公報 特開2009−247938号公報
例えば、白インクなど色材が沈降し易いインクを使用する場合にも、上記のようにインクタンクと共通インク室との間でインクを循環させることで、白インク内の色材を均一に分散させることができる。ただし、インクを一方向にだけ循環させる場合、共通インク室内の同じ領域にて常にインクが滞留してしまう。そうすると、そのインクが滞留している領域にて色材が沈降し、インクが固化し易くなってしまう。その結果、ヘッドからのインク吐出に悪影響が及ぶ虞がある。
そこで、本発明では、共通インク室内でのインクの滞留を抑制することを目的とする。
前記課題を解決する為の主たる発明は、インクを吐出するヘッドと、前記インクを貯留するインク貯留部と、前記ヘッドと前記インク貯留部とを繋ぐ第1流路と、前記ヘッドと前記インク貯留部又は前記第1流路とを繋ぐ第2流路と、前記第1流路と前記第2流路の少なくとも一方に設けられ、流路内の前記インクを圧送する圧送部と、前記圧送部を制御する制御部と、を備える印刷装置であって、前記制御部は、第1モードが設定されている場合に、前記第1流路から前記ヘッドに前記インクが流入し、前記ヘッドから前記第2流路に前記インクが流出するように、前記圧送部を制御し、第2モードが設定されている場合に、前記第2流路から前記ヘッドに前記インクが流入し、前記ヘッドから前記第1流路に前記インクが流出するように、前記圧送部を制御する、ことを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴は、本明細書、及び添付図面の記載により、明らかにする。
印刷システムの全体構成を示すブロック図である。 図2Aはプリンターの概略斜視図であり、図2Bはインクを供給する流路を説明する図である。 図3A及び図3Bは比較例の共通インク室と白インクの循環方法を説明する図である。 図4A及び図4Bは第1実施例における白インクの共通インク室と白インクの循環方法を説明する図である。 第1実施例における印刷方法のフローを説明する図である。 図6Aは第2実施例における白インクの循環方法を説明する図であり、図6Bは流量調整弁を通過する流量の変化を示すグラフである。 第3実施例における白インクの循環方法を説明する図である。 図8A及び図8Bは第4実施例における白インクの循環方法を説明する図である。 図9A及び図9Bは第5実施例における白インクの循環方法を説明する図である。
===開示の概要===
本明細書の記載、及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかとなる。
即ち、インクを吐出するヘッドと、前記インクを貯留するインク貯留部と、前記ヘッドと前記インク貯留部とを繋ぐ第1流路と、前記ヘッドと前記インク貯留部又は前記第1流路とを繋ぐ第2流路と、前記第1流路と前記第2流路の少なくとも一方に設けられ、流路内の前記インクを圧送する圧送部と、前記圧送部を制御する制御部と、を備える印刷装置であって、前記制御部は、第1モードが設定されている場合に、前記第1流路から前記ヘッドに前記インクが流入し、前記ヘッドから前記第2流路に前記インクが流出するように、前記圧送部を制御し、第2モードが設定されている場合に、前記第2流路から前記ヘッドに前記インクが流入し、前記ヘッドから前記第1流路に前記インクが流出するように、前記圧送部を制御する、ことを特徴とする印刷装置である。
このような印刷装置によれば、共通インク室内の同じ領域にて常にインクが滞留してしまうことを抑制することができ、インク固化の進行を抑制し、また、固化したインクを共通インク室から除去することができる。
かかる印刷装置であって、前記インクが白色インクであること。
このような印刷装置によれば、共通インク室内の同じ領域にて常にインクが滞留してしまうことを抑制することができ、インク固化の進行を抑制し、また、固化したインクを共通インク室から除去することができる。
かかる印刷装置であって、前記制御部は、被印刷材への画像の印刷を停止している期間に、前記第1モードと前記第2モードの設定を切り換えること。
このような印刷装置によれば、画像の印刷中に、例えば、前のモードで固化したインクによってノズルが目詰まりしたり、固化したインクで画像が印刷されたりしてしまうことを抑制することができる。
かかる印刷装置であって、前記制御部は、前記ヘッドをクリーニングするために前記ヘッドから前記インクを吐出させている期間に、前記第1モードと前記第2モードの設定を切り換えること。
このような印刷装置によれば、前のモードで固化したインクを共通インク室から除去することができる。
かかる印刷装置であって、前記第1流路と前記第2流路のうち前記ヘッドに前記インクを流入する流路に設けられた前記圧送部により流路内のインクを圧送し、当該圧送部と前記ヘッドとの間に、流路内を流れる前記インクの流量を調整する流量調整弁が設けられ、前記制御部は、被印刷材への画像の印刷を停止している期間に、前記ヘッドに流入する前記インクの流量が変化するように、前記流量調整弁を制御すること。
このような印刷装置によれば、共通インク室内に勢いよくインクを流入させることができ、インクの滞留領域を解消することができる。
かかる印刷装置であって、前記第1流路と前記第2流路のうち前記ヘッドに前記インクを流入する流路に設けられた前記圧送部により流路内のインクを圧送し、前記第1流路と前記第2流路のうち前記ヘッドから前記インクを流出させる流路に、流路内を流れる前記インクの流量を調整する流量調整弁が設けられ、前記制御部は、被印刷材への画像の印刷を停止している期間に、前記ヘッドから流出する前記インクの流量が変化するように、前記流量調整弁を制御する、ことを特徴とする印刷装置である。
このような印刷装置によれば、共通インク室から勢いよくインクを流出させることができ、インクの滞留領域を解消することができる。
かかる印刷装置であって、前記ヘッドは、前記インクを吐出し且つ所定方向に並ぶ複数のノズルと、当該複数のノズルにそれぞれ連通し且つ内部の前記インクに圧力変動を与えて前記ノズルからインクを吐出させる複数の圧力室と、当該複数の圧力室と前記第1流路と前記第2流路とに連通する共通インク室と、を備え、前記共通インク室が有する面のうち前記第1流路及び前記第2流路が設けられた面から当該面と対向する面までの距離は、前記共通インク室における前記所定方向の端部の方が前記所定方向の中央部よりも短く、前記共通インク室が有する面のうち前記複数の圧力室が設けられた面から当該面と対向する面までの距離は、前記共通インク室における前記所定方向の端部の方が前記所定方向の中央部よりも短いこと。
このような印刷装置によれば、インクの滞留領域を減らすことができる。
また、ヘッドからインクを吐出させることにより被印刷材に画像を印刷する印刷方法であって、第1モードが設定されている場合に、前記ヘッドと前記インクを貯留するインク貯留部とを繋ぐ第1流路から前記ヘッドに前記インクが流入し、前記ヘッドと前記インク貯留部又は前記第1流路とを繋ぐ第2流路に前記ヘッドから前前記インクが流出する工程と、第2モードが設定されている場合に、前記第2流路から前記ヘッドに前記インクが流入し、前記第1流路に前記ヘッドから前記インクが流出する工程と、を備えることを特徴とする印刷方法である。
このような印刷方法によれば、共通インク室内の同じ領域にて常にインクが滞留してしまうことを抑制することができ、インク固化の進行を抑制し、また、固化したインクを共通インク室から除去することができる。
===印刷システム===
「印刷装置」をインクジェットプリンター(以下、プリンターと呼ぶ)とし、プリンターとコンピューターが接続された印刷システムを例に挙げて、実施形態を説明する。
図1は、印刷システムの全体構成を示すブロック図である。図2Aは、プリンター1の概略斜視図であり、図2Bは、インクタンク42からヘッド41にインクを供給する流路を説明する図である。また、図2Bには、ヘッド41を被印刷材Sの搬送方向から見た断面も示す。
プリンター1は、コントローラー10と、搬送ユニット20と、キャリッジユニット30と、ヘッドユニット40と、検出器群50と、を有する。プリンター1はコンピューター60と通信可能に接続されており、コンピューター60内にインストールされているプリンタードライバーが、コンピューター60のハードウェア資源を利用して、プリンター1に画像を印刷させるための印刷データを作成したり、印刷データをプリンター1に出力したりする。なお、プリンタードライバーは、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory)等の記憶媒体に記憶されていたり、インターネットを介してダウンロード可能であったりする。
プリンター1内のコントローラー10は、プリンター1における全体的な制御を行うためのものである。インターフェース部11は、外部装置であるコンピューター60との間でデータの送受信を行う。CPU12(Central Processing Unit)は、プリンター1の全体的な制御を行うための演算処理装置であり、ユニット制御回路14を介して各ユニットを制御する。メモリー13は、CPU12のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。
検出器群50は、プリンター1内の状況を監視し、その検出結果をコントローラー10に出力するためのものである。
搬送ユニット20は、用紙、布、フィルム等の被印刷材Sを印刷可能な位置に給紙し、被印刷材Sを搬送方向に搬送するためのものである。
キャリッジユニット30は、キャリッジ31に搭載されたヘッド41を、ガイドレール32に沿って、被印刷材Sの搬送方向と交差する方向である移動方向に移動するためのものである(なお、交差する方向とは一般的には直交方向である)。
ヘッドユニット40は、被印刷材Sにインクを吐出するためのものであり、ヘッド41を有する。図2Bに示すようにヘッド41の下面にはインクを吐出するノズル43が多数設けられ、吐出するインクの色ごとに、ノズル43が搬送方向(所定方向に相当)に一定の間隔おきに並ぶことによってノズル列が形成されている。本実施形態では、移動方向の左側から、白色のインクWを吐出するホワイトノズル列Nwと、シアンインクCを吐出するシアンノズル列Ncと、マゼンタインクMを吐出するマゼンタノズル列Nmと、イエローインクYを吐出するイエローノズル列Nyと、ブラックインクKを吐出するブラックノズル列Nkと、が並んでいる。
また、ヘッド41は、吐出するインクの色ごとに「共通インク室44」を備え、ノズル43ごとに「圧力室45」と「ピエゾ素子PZT」とを備える。共通インク室44と圧力室45には常にインクが充填されている。各圧力室45は、対応する1個のノズル43と共通インク室44とに連通している。共通インク室44は、複数の圧力室45に連通し、且つ、インクを貯留するインクタンク42(インク貯留部に相当)と供給チューブ46を介して連通している。
供給チューブ46の途中に設けられたポンプPの駆動により、各色インクを貯留するインクタンク42から対応する色の共通インク室44へ供給チューブ46を介してインクが供給される。その後、共通インク室44から各圧力室45にインクが供給される。また、印刷中は、コントローラー10から出力される駆動信号に基づいてピエゾ素子PZTが伸縮し、そのピエゾ素子PZTに接続された圧力室45が膨張・収縮することにより、圧力室45内のインクに圧力変動が与えられて、その圧力室45に連通するノズル43からインクが吐出される。なお、ノズルからのインク吐出方式はこれに限らず、例えば、発熱素子を用いてノズル内に気泡を発生させ、その気泡によってノズルからインクを吐出させるサーマル方式でもよい。
このような構成のプリンター1において、コントローラー10は、キャリッジ31によりヘッド41を移動方向に移動させつつノズルからインクを吐出させる吐出動作と、搬送ユニット20により被印刷材Sを搬送方向の下流側に搬送する搬送動作と、を交互に繰り返す。その結果、先の吐出動作で形成されたドットの位置とは異なる位置に、後の吐出動作でドットが形成されるため、被印刷材S上に2次元の画像が印刷される。
===白インクの循環===
本実施形態のプリンター1では白インク(白色インク)を吐出可能としている。白インクとして、例えば、酸化チタンなどの白色顔料を含有するインク(例えば特開2002−38063号公報に記載されているもの)や中空ポリマーを含有するインク(例えば特開2003−313481号公報に記載されているもの)が挙げられる。このような白インクは、他の色インクに比べて色材が沈降し易く、その結果、濃度が不均一になったり、インクが固化してノズル43に目詰まりを生じさせたりする虞がある。
そこで、本実施形態のプリンター1では、図2Bに示すように、白インク(W)の共通インク室44とインクタンク42との間で白インクを循環する。そのために、ヘッド41周辺には、白インクの共通インク室44とインクタンク42とを繋ぐ第1チューブ71(第1流路に相当)と、同じく白インクの共通インク室44とインクタンク42とを繋ぐ第2チューブ72(第2流路に相当)と、第1チューブ71の途中にポンプP(圧送部に相当)と、が設けられている。ポンプPは、チューブ内のインクを圧送するもの(移送するもの)であり、例えばチューブポンプやギヤポンプ等が挙げられる。なお、第1チューブ71にのみポンプPを設けるに限らず、第2チューブ72にのみポンプPを設けてもよいし、両チューブ71,72の途中にポンプPを設けてもよい。
このように共通インク室44とインクタンク42との間で白インクを循環することで、白インクは常に攪拌される。そのため、色材の沈降を抑制し、白インク内にて色材を均一に分散させることができる。よって、白インクの濃度を均一にすることができ、また、白インクの固化によるノズル43の目詰まり発生を抑制することができる。
===比較例===
図3A及び図3Bは、比較例における白インクの共通インク室80と白インクの循環方法を説明する図である。図3Aは比較例の共通インク室80周辺を上から見た概略図であり、図3Bは比較例の共通インク室80周辺を移動方向から見た概略図である。図中では、共通インク室80内でのインクの流れを点線の矢印で示す。また、説明のため、ホワイトノズル列Nwに属するノズル43の数を180個とし、搬送方向下流側のノズル43から順に小さい番号を付す(#1,#2…)。また、図3Bでは、共通インク室80に対する圧力室45及びノズル43の位置を点線で示す。
共通インク室80の移動方向左側の側面80aに180個の圧力室45が取り付けられている。また、共通インク室80の上面80eのうち、移動方向の右側に寄った位置に、第1チューブ71の開口端71aと第2チューブ72の開口端72aが取り付けられている。また、第1チューブ71は搬送方向の下流側に寄った位置に取り付けられ、第2チューブ72は搬送方向の上流側に寄った位置に取り付けられている。
そして、比較例では、共通インク室80の形状を直方体形状とする。従って、共通インク室80の移動方向の長さX1は搬送方向の位置に関係なく一定であり、共通インク室80の上下方向の高さX2も搬送方向の位置に関係なく一定である。
また、比較例では、プリンター1内のコントローラー10が、第1チューブ71の途中に設けられたポンプPを第1方向にのみ回転(駆動)させることで、共通インク室80とインクタンク42との間で白インクを循環させる。つまり、比較例では、共通インク室80とインクタンク42との間で白インクを一方向にのみ循環する。具体的には、インクタンク42内の白インクが第1チューブ71を介して共通インク室80に供給され、共通インク室80内の白インクが第2チューブ72を介してインクタンク42に戻される。
そのため、共通インク室80内にて白インクの流れが発生している領域では、白インクが循環されて色材の沈降が抑制され、白インクの固化を抑制することができる。しかし、比較例では、白インクを一方向にしか循環しないため、白インクの流れの発生の仕方が常に同じになってしまう。従って、共通インク室80内の或る領域では常に白インクの流れが発生するが、別の領域では常に白インクの流れが発生せずにインクが滞留してしまう(インクが澱んでしまう)。つまり、共通インク室80内の同じ領域において常に白インクが滞留してしまう。
例えば、図3Aに示すように、共通インク室80の搬送方向下流側の部位では、第1チューブの開口端71a(流入口)から移動方向左側に位置する圧力室45に向かう白インクの流れが生じる。よって、共通インク室80の搬送方向下流側の側面80cと移動方向右側の側面80bとで形成される角部A1にてインクが滞留し易くなってしまう。一方、共通インク室80の搬送方向上流側の部位では、圧力室45及び第2チューブの開口端72a(流出口)の近傍でしか白インクの流れが生じない。よって、共通インク室80の搬送方向上流側の側面80dと移動方向右側の側面80bとで形成される角部A2と、移動方向における中央部A3にて、インクが滞留し易くなってしまう。
また、図3Bに示すように、共通インク室80の搬送方向下流側の部位では、流入口71aから下方に位置する圧力室45に向かう白インクの流れが生じる。よって、共通インク室80の搬送方向下流側の側面80cと上面80eとで形成される角部A4にてインクが滞留し易くなってしまう。一方、共通インク室80の搬送方向上流側の部位では、圧力室45及び流出口72aの近傍でしか白インクの流れが生じない。よって、共通インク室80の搬送方向上流側の側面80dと上面80eとで形成される角部A5と、上下方向における中央部A6にて、インクが滞留し易くなってしまう。
このように共通インク室80内に、白インクの流れが悪く、インクが滞留してしまう領域A1〜A6が発生する場合、その領域において色材が沈降し、色材が均一に分散されなくなるため、インクが固化し易くなってしまう。そうすると、固化インク(固化し始めたインクや固化したインク)によりノズル43に目詰まりが生じ、インクの吐出不良が発生してしまう。特に、この比較例のように、白インクを一方向にのみしか循環しない場合、共通インク室80内の同じ領域A1〜A6において常にインクが滞留してしまうため、より一層インクが固化し易くなってしまう。例えば、図3に示す共通インク室80では、搬送方向上流側の部位(流出口72a側)の方が、搬送方向下流側の部位(流入口71a側)よりも、インクの滞留領域が大きい。そのため、共通インク室80の搬送方向上流側の部位にて常にインクが固化し易くなってしまう。
そこで、本実施形態では、共通インク室内でのインクの滞留を抑制することを目的とする。
===第1実施例===
図4A及び図4Bは、第1実施例における白インクの共通インク室44と白インクの循環方法を説明する図である。図4Aは、共通インク室44周辺を上から見た概略図であり、図4Bは、共通インク室44周辺を移動方向から見た概略図である。なお、圧力室45、第1チューブ71、及び、第2チューブ72の取り付け位置は、比較例の共通インク室80(図3)と同様である。
第1実施例の共通インク室44では、図4Aに示すように、上から見た断面形状が台形形状になっている。即ち、比較例の共通インク室80(図3A)における移動方向右側の角部(下流側側面80cと右側側面80bとで形成される角部、及び、上流側側面80dと右側側面80bとで形成される角部)を無くした形状になっている。詳しくは、第1チューブの開口端71aから搬送方向の下流側へ離れるに従って移動方向の幅が徐々に短くなり、第2チューブの開口端72aから搬送方向の上流側へ離れるに従って移動方向の幅が徐々に短くなっている。
このように第1実施例では、共通インク室44が有する面のうち複数の圧力室45が設けられた面(移動方向左側の側面44a)からその面44aと対向する面(移動方向右側の側面44b)までの距離(即ち、移動方向の幅)について、共通インク室44における搬送方向の端部の距離x1の方を中央部の距離x2よりも短くしている。そうすることで、比較例の共通インク室80(図3A)における移動方向右側の角部にてインクが滞留していた領域A1,A2を無くすことができる。従って、第1実施例の共通インク室44では、比較例の共通インク室80に比べて、インクの滞留領域を減らすことができ、共通インク室内で固化するインク量を減らすことができる。その結果、ノズル43からのインク吐出不良の発生を抑制することができる。
同様に、第1実施例の共通インク室44では、図4Bに示すように、移動方向から見た断面形状が台形形状になっている。即ち、比較例の共通インク室80(図3B)における上方の角部(下流側側面80cと上面80eとで形成される角部、及び、上流側側面80dと上面80eとで形成される角部)を無くした形状になっている。詳しくは、第1チューブ71から搬送方向の下流側へ離れるに従って上下方向の高さが徐々に低くなり、第2チューブ72から搬送方向の上流側へ離れるに従って高さが徐々に低くなっている。
このように、共通インク室44が有する面のうち第1チューブ71及び第2チューブ72の各端部が設けられた面(上面44e)からその面44eと対向する面(下面44f)までの距離(即ち、高さ)について、共通インク室44における搬送方向の端部の距離x3の方を中央部の距離x4よりも短くしている。そうすることで、比較例の共通インク室80(図3B)における上方の角部にてインクが滞留していた領域A4,A5を無くすことができる。従って、第1実施例の共通インク室44では、比較例の共通インク室80に比べて、インクの滞留領域を減らすことができ、共通インク室内で固化するインク量を減らすことができる。その結果、ノズル43からのインク吐出不良の発生を抑制することができる。
更に、第1実施例では、プリンター1内のコントローラー10(制御部に相当)が第1チューブ71の途中に設けられたポンプPの駆動を制御し(ここでは回転方向を制御し)、第1回転モードと第2回転モードを実施する。第1回転モード(第1モードに相当)が設定されている場合、コントローラー10は、ポンプPを比較例と同様に第1方向に回転させて、インクタンク42内のインクが第1チューブ71から共通インク室44に流入し、共通インク室44内から第2チューブ72にインクが流出してインクタンク42にインクが戻るように制御する。これに対して、第2回転モード(第2モードに相当)が設定されている場合、コントローラー10は、ポンプPを第1方向とは逆方向である第2方向に回転させて、インクタンク42内のインクが第2チューブ72から共通インク室44に流入し、共通インク室44内から第1チューブ71にインクが流出してインクタンク42にインクが戻るように制御する。
図4Aの左図及び図4Bの上図が第1回転モードにおける白インクの流れを示す図である。第1回転モードが設定されている場合、図4Aの左図に示すように、共通インク室44の搬送方向下流側の部位では、例えば、画像の印刷で使用するインクを供給するために、第1チューブの開口端71a(流入口)から移動方向左側に位置する圧力室45に向かう白インクの流れが生じる。よって、インクの滞留領域が発生しない。一方、共通インク室44の搬送方向上流側の部位では、圧力室45及び第2チューブの開口端72a(流出口)の近傍でしか白インクの流れが生じない。よって、共通インク室44の移動方向における中央部a1にて、インクが滞留し易くなってしまう。
また、図4Bの上図に示すように、共通インク室44の搬送方向下流側の部位では、流入口71aから下方に位置する圧力室45に向かう白インクの流れが生じる。よって、インクの滞留領域が発生しない。一方、共通インク室44の搬送方向上流側の部位では、圧力室45及び流出口72aの近傍でしか白インクの流れが生じない。よって、共通インク室44の上下方向における中央部a3にて、インクが滞留し易くなってしまう。
このように第1実施例の共通インク室44においても、インクの滞留領域a1,a3が発生する。しかし、第1実施例では、第1回転モードだけでなく、第2回転モードも実施する。即ち、白インクを一方向に循環するだけでなく、逆方向にも循環する。
図4Aの右図及び図4Bの下図が第2回転モードにおける白インクの流れを示す図である。第2回転モードが設定されている場合、図4Aの右図に示すように、共通インク室44の搬送方向上流側の部位では、例えば、ヘッド41のクリーニング処理で吐出された分のインクを供給するために、第2チューブの開口端72a(流入口)から移動方向左側に位置する圧力室45に向かう白インクの流れが生じる。よって、第1回転モード時にインクが滞留していた領域a1に、第2回転モードではインクを流すことができる。その結果、滞留領域a1でのインク固化の進行を防止することができる。また、第1チューブ71を介して固化インクをインクタンク42に戻したり、ヘッド41のクリーニング処理時にノズル43から固化インクを吐出させたりすることができる。つまり、共通インク室44から固化インクを除去することができ、印刷中にノズル43に目詰まりを発生させてしまうことを防止できる。
また、図4Bの下図に示すように、共通インク室44の搬送方向上流側の部位では、流入口72aから下方に位置する圧力室45に向かう白インクの流れが生じる。よって、第1回転モード時にインクが滞留していた領域a3に、第2回転モードではインクを流すことができる。その結果、滞留領域a3でのインク固化の進行を防止することができ、共通インク室44から固化インクを除去することができる。このように、第2回転モード時には、第1回転モード時にインクが滞留していた領域a1,a3を解消することができる。
また、第2回転モードでは、第1回転モードとは逆に、図4Aの右図に示すように、共通インク室44の搬送方向下流側の部位であって移動方向中央部の領域a2においてインクが滞留し易くなる。また、図4Bの下図に示すように、共通インク室44の搬送方向下流側の部位であって上下方向の中央部の領域a4にてインクが滞留し易くなる。しかし、第2回転モードから第1回転モードに切り換えられた際に、これらのインク滞留領域a2,a4にはインクが流れるため、インク固化の進行を防止することができ、また、共通インク室44から固化インクを除去することができる。つまり、第1回転モード時には、第2回転モード時にインクが滞留していた領域a2,a4を解消することができる。
以上のように、実施例1では、共通インク室44とインクタンク42との間で、白インクを一方向に循環させるだけでなく、逆方向にも循環させる。そうすることで、色材が沈降し易く固化しやすい白色インクを使用する場合であっても、モードに応じて共通インク室44内でのインクの流れを変えることができ、共通インク室80内の同じ領域にて常に白インクが滞留してしまうことを防止できる。その結果、インク固化の進行を抑制することができ、また、共通インク室44から固化インクを除去することができるため、ノズル43の目詰まりによる吐出不良の発生を防止することができる。
図5は、第1実施例における印刷方法のフローを説明する図である。コントローラー10は、印刷ジョブを受信すると(S01)、ヘッド41を移動方向に移動させながらインクを吐出させる吐出動作と被印刷材Sを搬送方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことにより、被印刷材Sに画像を印刷する(S02)。なお、画像の印刷中にも白インクは循環されるとし、第1実施例では、画像の印刷中は第1回転モードに設定されるとする。
被印刷材Sへの画像の印刷が終了すると、コントローラー10は、ヘッド41のクリーニング処理を実施する(S03)。印刷中の使用頻度が低かったノズル43では、ノズル43からインク溶媒が蒸発してインクが増粘したり、異物(紙粉や埃など)が付着したりする等して、吐出不良が発生する虞がある。例えば、ノズルから既定量のインクが吐出されなかったり、ノズルから吐出されたインク滴の飛翔方向がずれたりする虞がある。そこで、画像の印刷が終了すると、コントローラー10は、不良ノズルから正常にインクが吐出されるように、ヘッド41のクリーニング処理を実施する。
具体的には、コントローラー10は、ヘッド41をホームポジションに移動し、ヘッド41のノズル面とキャップ47(図2A参照)とを対向させて、ノズル43から強制的にインクを吐出させる。そうすることで、増粘インクや異物がノズル43から吐出され、不良ノズルを正常ノズルに回復させることができる。また、キャップ47の凹部でノズル43が囲われるようにキャップ47とヘッド41とを密着させた後に、キャップ47の凹部とヘッド41のノズル面との間に形成された密閉空間内の空気をポンプで吸引し、その密閉空間内を負圧にすることでノズル43から増粘インクや異物を吐出させてもよい。
このヘッド41のクリーニング処理中に、コントローラー10は、第1回転モードから第2回転モードへ設定を切り換える(S03)。つまり、画像の印刷中に白インクを循環させていた方向とは逆の方向に白インクを循環させる。そうすることで、画像の印刷中に共通インク室44内で滞留していた領域(図4のa1,a3)にインクを流すことができる。そして、第2回転モードに変更してから所定の時間が経過した後に、コントローラー10は、第1回転モードへ設定を切り換えて(S04)、次の印刷ジョブを待つ。なお、待機時間が長い場合には、所定の時間おきに回転モード(白インクの循環方向)を切り換えてもよい。
このようにコントローラー10は、被印刷材Sへの画像の印刷を停止している期間に、第1回転モードと第2回転モードの設定を切り換える。回転モードを切り換えた直後は、その前の回転モードで滞留していた固化インクが共通インク室44内を流れ、圧力室45に移動する場合がある。そうすると、固化インクによりノズル43が目詰まりしたり、ノズル43から固化インクが吐出されたりする虞がある。そのため、仮に、画像の印刷中に回転モードを切り換えてしまうと、ドット抜けが生じたり、固化インクで画像が印刷されたりして、画像の画質が劣化してしまう。そこで、画像の印刷を停止している期間に回転モードを切り換えることで、画像の画質劣化を抑制することができる。
また、コントローラー10は、ヘッド41をクリーニングするためにヘッド41からインクを吐出させている期間に、第1回転モードと第2回転モードの設定を切り換える。そうすることで、回転モードを切り換えた直後に共通インク室44内を流れる固化インクをノズル43から吐出させることができる。その結果、共通インク室44から固化インクを除去することができ、また、インクタンク42に固化インクが戻ってしまうことを抑えることができる。そのため、画像の印刷中に固化インクでノズル43が目詰まりしたり、固化インクで画像が印刷されたりしてしまうことがなくなり、画像の画質劣化を抑制することができる。
<第1実施例の変形例>
上記の実施例では、画像の印刷中は第1回転モードに設定するとしているが、これに限らない。例えば、画像の印刷中は第2回転モードに設定するとしてもよい。また、印刷ジョブごとに回転モードを切り換えてもよい。即ち、ある印刷ジョブ中は第1回転モードに設定し、その次の印刷ジョブでは第2回転モードに設定するようにしてもよい。
また、図5のフローでは、1つの印刷ジョブが終了するごとに、回転モードを切り替えているが、これに限らない。例えば、複数の印刷ジョブが終了するごとに、回転モードを切り換えてもよい。また、所定の時間おきに(例えば1日おきに)、回転モードを切り換えてもよい。また、画像の印刷中に回転モードを切り換えてもよい。
また、上記の実施例では、ヘッド41のクリーニング処理を開始してから回転モードを切り換えているが、これに限らない。例えば、クリーニング処理の開始と同時に回転モードを切り換えてもよいし、回転モードを切り換えてからクリーニング処理を開始してもよい。
===第2実施例===
図6Aは、第2実施例における白インクの循環方法を説明する図であり、図6Bは、流量調整弁V1,V2を通過する流量の変化を示すグラフである。第2実施例では、第1チューブ71の途中に第1ポンプP1を設け、第1ポンプP1と共通インク室44との間に第1流量調整弁V1を設け、また、第2チューブ72の途中に第2ポンプP2を設け、第2ポンプP2と共通インク室44との間に第2流量調整弁V2を設けている。なお、流量調整弁V1,V2は流路内を流れるインクの流量を調整するためのものである。
コントローラー10は、第1回転モードが設定されている場合(図6Aの上図)、共通インク室44にインクを供給する側の第1ポンプP1を駆動(回転)させることにより白インクを循環し、第2ポンプP2の駆動は停止する。なお、第1ポンプP1と第2ポンプP2は駆動停止時にも流路を閉塞しない構成であるとし、この場合も第2ポンプP2の下流側へインクが流れるとする。そして、コントローラー10は、被印刷材Sへの画像の印刷を停止している期間に、第1流量調整弁V1を通過する流量を変化させる。即ち、第1チューブ71から共通インク室44に流入するインク量が変化するように第1流量調整弁V1を制御する。
コントローラー10は、例えば図6Bに示すように、時刻t1〜t2では、比較的に多くの流量q1が第1流量調整弁V1を通過するように制御し、その後の時刻t2〜t3では、第1流量調整弁V1を通過する流量が少ない流量q2となるように制御する(又は全くインクが流れないように制御する)。なお、第2流量調整弁V2は常に多くの流量q1が通過可能な状態であるとする。その結果、時刻t2〜t3の期間に、第1流量調整弁V1よりも上流側(即ち、第1ポンプP1側)での流路内のインクの圧力が、第1流量調整弁V1よりも下流側(即ち、共通インク室44側)での流路内のインクの圧力よりも高くなる。そのため、コントローラー10が、その後の時刻t3〜t4にて、多くの流量q1が第1流量調整弁V1を通過するように制御したときに、第1チューブ71(流入口)から共通インク室44に多量のインクを勢いよく流入させることができる。その結果、前の第2回転モード時に固化が進行していたインクをより確実にインクの流れに乗せることができ、インク固化の進行を防止し、また、共通インク室44から固化インクを除去することができる。つまり、第2回転モード時にインクが滞留していた領域(図4のa2やa4)を解消することができる。
逆に、第2回転モードが設定されている場合(図6Aの下図)、コントローラー10は、共通インク室44にインクを供給する側の第2ポンプP2を駆動させることにより白インクを循環し、第1ポンプP1の駆動は停止する。そして、コントローラー10は、印刷停止期間に、第2流量調整弁V2を通過する流量を変化させる。即ち、第2チューブ72から共通インク室44に流入するインク量が変化するように第2流量調整弁V2を制御する。なお、第1流量調整弁V1は常に多くの流量q1が通過可能な状態であるとする。
そうすることで、第2流量調整弁V2を通過する流量を減らしている期間に(図6Bの時刻t2〜t3)、第2流量調整弁V2よりも上流側(即ち、第2ポンプP2側)での流路内のインクの圧力を、第2流量調整弁V2よりも下流側(即ち、共通インク室44側)での流路内のインクの圧力よりも高くすることができる。そのため、コントローラー10が、その後に(時刻t3〜t4)、多くの流量q1が第2流量調整弁V2を通過するように制御したときに、第2チューブ72(流入口)から共通インク室44に多量のインクを勢いよく流入させることができる。その結果、前の第1回転モード時に固化が進行していたインクをより確実にインクの流れに乗せることができ、インク固化の進行を防止し、また、共通インク室44から固化インクを除去することができる。つまり、第1回転モード時にインクが滞留していた領域(図4のa1やa3)を解消することができる。
===第3実施例===
図7は、第3実施例における白インクの循環方法を説明する図である。第3実施例でも、第2実施例と同様に、第1チューブ71と第2チューブ72の途中にそれぞれポンプP1,P2を設け、各ポンプP1,P2と共通インク室44との間にそれぞれ流量調整弁V1,V2を設ける。
コントローラー10は、第1回転モードが設定されている場合(図7の上図)、共通インク室44にインクを供給する側の第1ポンプP1を駆動(回転)させることにより白インクを循環し、第2ポンプP2の駆動は停止する。そして、コントローラー10は、印刷停止期間に、第2流量調整弁V2を通過する流量を前述の図6Bに示すように変化させる。即ち、共通インク室44から第2チューブ72に流出するインク量が変化するように第2流量調整弁V2を制御する。なお、第1流量調整弁V1は常に多くの流量q1が通過可能な状態であるとする。
そうすることで、第2流量調整弁V2を通過する流量を減らしている期間に(図6Bの時刻t2〜t3)、第2流量調整弁V2よりも上流側、即ち、共通インク室44内でのインクの圧力を、第2流量調整弁V2よりも下流側、即ち、第2ポンプP2側での流路内のインクの圧力よりも高くすることができる。そのため、コントローラー10が、その後に(時刻t3〜t4)、多くの流量q1が第2流量調整弁V2を通過するように制御したときに、共通インク室44から第2チューブ72に多量のインクを勢いよく流出させることができる。そうすることで、第1回転モード時にインクが滞留し易い領域(図4のa1やa3)に、インクの流れを発生させることができる。その結果、インク滞留領域a1,a3でのインク固化の進行を抑制することができる。
逆に、第2回転モードが設定されている場合(図7の下図)、コントローラー10は、共通インク室44にインクを供給する側の第2ポンプP2を駆動(回転)させることにより白インクを循環し、第1ポンプP1の駆動は停止する。そして、コントローラー10は、印刷停止期間に、第1流量調整弁V1を通過する流量を変化させる。即ち、共通インク室44から第1チューブ71に流出するインク量が変化するように第1流量調整弁V1を制御する。なお、第2流量調整弁V2は常に多くの流量q1が通過可能な状態であるとする。
そうすることで、第1流量調整弁V1を通過する流量を減らしている期間に(図6Bの時刻t2〜t3)、第1流量調整弁V1よりも上流側、即ち、共通インク室44内でのインクの圧力を、第1流量調整弁V1よりも下流側、即ち、第1ポンプP1側での流路内のインクの圧力よりも高くすることができる。そのため、コントローラー10が、その後に(時刻t3〜t4)、多くの流量q1が第1流量調整弁V1を通過するように調整したときに、共通インク室44から第1チューブ71に多量のインクを勢いよく流出させることができる。そうすることで、第2回転モード時にインクが滞留し易い領域(図4のa2やa4)に、インクの流れを発生させることができる。その結果、インク滞留領域a2,a4でのインク固化の進行を抑制することができる。
===第4実施例===
図8A及び図8Bは、第4実施例における白インクの循環方法を説明する図である。図8Aは共通インク室44周辺を上から見た概略図であり、図8Bは共通インク室44周辺を移動方向から見た概略図である。実施例4では、共通インク室44とインクタンク42を繋ぐ流路を3つとし、第1チューブ71と第2チューブ72との間に(即ち、搬送方向における中央部に)、第3チューブ73を設ける。また、第3チューブ73の途中にポンプPを設けるが、これに限らず、第1チューブ71と第2チューブ72の途中にポンプPを設けてもよいし、全てのチューブ71〜73の途中にポンプPを設けてもよい。
そして、コントローラー10は、第1回転モードが設定されている場合、インクタンク42内のインクが第1チューブ71及び第2チューブ72から共通インク室44に流入し、共通インク室44から第3チューブ73にインクが流出してインクタンク42にインクが戻るように制御する。
図8Aの左図及び図8Bの上図が第1回転モードにおける白インクの流れを示す図である。第1回転モードが設定されている場合、図8Aの左図に示すように、共通インク室44の搬送方向下流側及び上流側の部位では、第1チューブ及び第2チューブの開口端71a,72a(流入口)から移動方向左側に位置する圧力室45に向かう白インクの流れが生じる。よって、インクの滞留領域が発生しない。一方、共通インク室44の搬送方向における中央部では、圧力室45及び第3チューブの開口端73a(流出口)の近傍でしか白インクの流れが生じない。よって、共通インク室44の移動方向における中央部a5にて、インクが滞留し易くなってしまう。
また、図8Bの上図に示すように、共通インク室44の搬送方向下流側及び上流側の部位では、第1チューブ71及び第2チューブ72から下方に位置する圧力室45に向かう白インクの流れが生じる。よって、インクの滞留領域が発生しない。一方、共通インク室44の搬送方向における中央部では、圧力室45及び第3チューブの開口端73aの近傍でしか白インクの流れが生じない。よって、共通インク室44の上下方向における中央部a8にて、インクが滞留し易くなってしまう。
ただし、その後に、コントローラー10は、第2回転モードに設定を切り換えて、インクタンク42内のインクが第3チューブ73から共通インク室44に流入し、共通インク室44から第1チューブ71及び第2チューブ72にインクが流出してインクタンク42にインクが戻るように制御する。
その結果、図8Aの右図に示すように、共通インク室44の搬送方向における中央部では、第3チューブの開口端73a(流入口)から移動方向左側に位置する圧力室45に向かう白インクの流れが生じる。また、図8Bの下図に示すように、共通インク室44の搬送方向における中央部では、第3チューブの開口端73a(流入口)から下方に位置する圧力室45に向かう白インクの流れが生じる。よって、前の第1回転モード時にインクが滞留していた領域a5,a8にインクを流すことができる。従って、第1回転モード時にインクが滞留していた領域a5,a8でのインク固化の進行を防止することができ、共通インク室44から固化インクを除去することができる。
また、第2回転モード時には、図8Aの右図に示すように、共通インク室44の搬送方向下流側及び上流側の部位であって移動方向中央部の領域a6,a7にてインクが滞留し易くなる。また、図8Bの下図に示すように、共通インク室44の搬送方向下流側及び上流側の部位であって上下方向中央部の領域a9,a10にてインクが滞留し易くなる。しかし、第2回転モードから第1回転モードに切り換えられた際に、これらのインク滞留領域a6,a7,a9,a10にインクが流れるため、インク固化の進行を防止することができ、共通インク室44から固化インクを除去することができる。
===第5実施例===
図9A及び図9Bは、第5実施例における白インクの循環方法を説明する図である。図9Aに示す実施例では、白インクを貯留する2つのインクタンク421,422と共通インク室44との間で、白インクを循環する。2つのインクタンクのうち、一方の第1タンク421が第1チューブ71を介して共通インク室44と繋がり、他方の第2タンク422が第2チューブ72を介して共通インク室44と繋がっている。
この場合にも、コントローラー10は、第1回転モード時には、第1タンク421内のインクが第1チューブ71から共通インク室44に流入し、共通インク室44内のインクが第2チューブ72から第2タンク422に戻るように制御し、第2回転モード時には、第2タンク422内のインクが第2チューブ72から共通インク室44に流入し、共通インク室44内のインクが第1チューブ71から第1タンク421に戻るように制御する。
図9Bに示す実施例では、第2チューブ72の一端が共通インク室44に繋がり、第2チューブ72の他端が第1チューブ71に繋がっている。具体的には、第1チューブ71に設けられたポンプPと逆止弁V3との間で、第1チューブ71と第2チューブの他端とが繋がっている。なお、逆止弁V3は、インクの流れを一方向に限定するものであり、共通インク室44から流出したインクがインクタンク42へ戻るのを遮断するためのものである。
この場合にも、コントローラー10は、第1回転モード時には、インクタンク42内のインクが第1チューブ71から共通インク室44に流入し、共通インク室44内のインクが第2チューブ72を介して第1チューブ71に戻るように制御し、第2回転モード時には、インクタンク42内のインクが第2チューブ72から共通インク室44に流入し、共通インク室44内のインクが第1チューブ71を介して第2チューブ72に戻るように制御する。つまり、共通インク室44とインク流路(第1チューブ71,第2チューブ72)との間だけで白インクを循環する。
また、メインのインクタンク(例えばインクカートリッジ)から一度、サブのインクタンクにインクを供給し、サブタンクから共通インク室44にインクを供給する構成のプリンターがある(不図示)。そのようなプリンターの場合、サブタンクと共通インク室44との間でインクを循環させてもよい。
以上の構成であっても、白インクを一方向だけでなく逆方向にも循環させることで、共通インク室44内の同じ領域にて白インクが滞留してしまうことを抑制できる。その結果、インク固化の進行を抑え、共通インク室44から固化インクを除去することができる。
===その他の実施形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
<インクについて>
上気の実施形態では、共通インク室とインクタンクとの間で白インクを循環させる場合を例に挙げているが、これに限らない。他の有色インク(YMCK)を循環させてもよいし、金属顔料を含有するメタリックインク等を循環させてもよい。
<プリンターについて>
上記実施形態では、ヘッドが移動しながらインクを吐出する動作と、被印刷材が搬送方向に搬送される動作と、が繰り返されるプリンターを例に挙げているが、これに限らない。例えば、被印刷材の幅長さに亘って延びた固定されたヘッドの下を被印刷材が通過する際に、ヘッドが被印刷材に向けてインクを吐出することによって、被印刷材に2次元の画像を印刷するプリンターでもよい。また、例えば、印刷領域に搬送された被印刷材に対して、ヘッドがX方向に移動しながらインクを吐出する動作とヘッドがY方向に移動する動作とを繰り返すことによって、印刷領域の被印刷材に2次元の画像を印刷し、その後、被印刷材をX方向に搬送して新たな被印刷材の部位を印刷領域に搬送するプリンターでもよい。
<白色について>
本明細書において「白色」とは、可視光線のすべての波長を100%反射する物体の表面色である厳密な意味での白色に限らず、所謂「白っぽい色」のように、社会通念上、白色と呼ばれる色を含むものとする。例えば、「白色」とは、(1)x-rite社製の測色機eye-one Proを用いて、測色モード:スポット測色、光源:D50、バッキング:Black、印刷媒体:透明フィルムで測色した場合に、Lab系での標記がa**平面上で半径20の円周及びその内側にあり、かつL*が70以上で表される色相範囲内の色か、(2)ミノルタ製の測色計CM2022を用いて測定モードD502°視野、SCFモード、白地バックで測色した場合に、Lab系での標記がa**平面上で半径20の円周及びその内側にあり、かつL*が70以上で表される色相範囲内の色か、(3)特開2004−306591号公報に記載されているように画像の背景として用いられるインクの色をいい、背景として用いられるのであれば純粋な白に限られない。
1 プリンター、10 コントローラー、11 インターフェース部、
12 CPU、13 メモリー、14 ユニット制御回路、
20 搬送ユニット、30 キャリッジユニット、31 キャリッジ、
32 ガイドレール、40 ヘッドユニット、41 ヘッド、
42 インクタンク、43 ノズル、44 共通インク室、45 圧力室、
46 供給チューブ、47 キャップ、
50 検出器群、60 コンピューター、
71 第1チューブ、72 第2チューブ、73 第3チューブ、
80 比較例の共通インク室

Claims (8)

  1. インクを吐出するヘッドと、
    前記インクを貯留するインク貯留部と、
    前記ヘッドと前記インク貯留部とを繋ぐ第1流路と、
    前記ヘッドと前記インク貯留部又は前記第1流路とを繋ぐ第2流路と、
    前記第1流路と前記第2流路の少なくとも一方に設けられ、流路内の前記インクを圧送する圧送部と、
    前記圧送部を制御する制御部と、
    を備える印刷装置であって、
    前記制御部は、
    被印刷材に画像の印刷を行う時に、前記第1流路から前記ヘッドに前記インクが流入し、前記ヘッドから前記第2流路に前記インクが流出するように、前記圧送部を制御する第1モードに設定し、
    前記ヘッドのクリーニング処理を行う時に、前記第2流路から前記ヘッドに前記インクが流入し、前記ヘッドから前記第1流路に前記インクが流出するように、前記圧送部を制御する第2モードへ設定を切り換える
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記制御部は、前記第2モードへ設定を切り換えてから所定の時間が経過した後、前記第1モードに設定を切り換える、
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の印刷装置であって、
    前記制御部は、被印刷材への画像の印刷を停止している期間に、前記第1モードと前記第2モードの設定を切り換える、
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の印刷装置であって、
    前記第1流路に第1圧送部が設けられ、前記第2流路に第2圧送部が設けられ、前記第1圧送部と前記ヘッドとの間に前記第1流路内を流れる前記インクの流量を調整する第1流量調整弁が設けられ、前記第2圧送部と前記ヘッドとの間に前記第2流路内を流れる前記インクの流量を調整する第2流量調整弁が設けられ、
    前記制御部は、被印刷材への画像の印刷を停止している期間に、前記第1モードが設定されている場合は前記第1流路から前記ヘッドに流入する前記インクの流量が変化するように前記第1流量調整弁を制御し、前記第2モードが設定されている場合は前記第2流路から前記ヘッドに流入する前記インクの流量が変化するように前記第2流量調整弁を制御する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項に記載の印刷装置であって、
    前記第1流路に第1圧送部が設けられ、前記第2流路に第2圧送部が設けられ、前記第1圧送部と前記ヘッドとの間に前記第1流路内を流れる前記インクの流量を調整する第1流量調整弁が設けられ、前記第2圧送部と前記ヘッドとの間に前記第2流路内を流れる前記インクの流量を調整する第2流量調整弁が設けられ、
    前記制御部は、被印刷材への画像の印刷を停止している期間に、前記第1モードが設定されている場合は前記ヘッドから前記第2流路に流出する前記インクの流量が変化するように前記第2流量調整弁を制御し、前記第2モードが設定されている場合は前記ヘッドから前記第1流路に流出する前記インクの流量が変化するように前記第1流量調整弁を制御する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の印刷装置であって、
    前記制御部は、前記流量制御弁を通過する前記インクの流量が少ない流量となるように制御した後、前記流量制御弁を通過する前記インクの流量が多い流量となるように制御する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の印刷装置であって、
    前記ヘッドは、前記インクを吐出し且つ所定方向に並ぶ複数のノズルと、当該複数のノズルにそれぞれ連通し且つ内部の前記インクに圧力変動を与えて前記ノズルからインクを吐出させる複数の圧力室と、当該複数の圧力室と前記第1流路と前記第2流路とに連通する共通インク室と、を備え、
    前記共通インク室が有する面のうち前記第1流路及び前記第2流路が設けられた面から当該面と対向する面までの距離は、前記共通インク室における前記所定方向の端部の方が前記所定方向の中央部よりも短く、
    前記共通インク室が有する面のうち前記複数の圧力室が設けられた面から当該面と対向する面までの距離は、前記共通インク室における前記所定方向の端部の方が前記所定方向の中央部よりも短い、
    ことを特徴とする印刷装置。
  8. ヘッドからインクを吐出させることにより被印刷材に画像を印刷する印刷方法であって、
    被印刷材に画像の印刷を行う時に、前記ヘッドと前記インクを貯留するインク貯留部とを繋ぐ第1流路から前記ヘッドに前記インクが流入し、前記ヘッドと前記インク貯留部又は前記第1流路とを繋ぐ第2流路に前記ヘッドから前記インクが流出する第1モードに設定する工程と、
    前記ヘッドのクリーニング処理を行う時に、前記第2流路から前記ヘッドに前記インクが流入し、前記第1流路に前記ヘッドから前記インクが流出する第2モードに設定を切り換える工程と、
    を備えることを特徴とする印刷方法。
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