JP5292899B2 - 流体噴射装置 - Google Patents

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本発明は、液滴吐出ヘッド内の流体を循環させる流体噴射装置に関するものである。
流体を噴射する流体噴射装置として、例えばインクジェット式記録装置などが知られている。インクジェット式記録装置は、媒体に文字や画像などを記録する装置であり、記録ヘッドに設けられた複数のノズルからインク(流体)を噴射する構成になっている。
従来の流体噴射装置には、インクの状態を良好に維持するために、共通インク室(共通流体貯留部)内のインクを循環させる循環機構を備えたものがある。このような構造として、例えば、共通インク室とインクタンクとを2つの流路で繋ぎ、共通インク室内のインクを、共通インク室、排出流路、インクタンク、供給流路を経由して循環させることが知られている。通常、供給流路および排出流路は共通インク室の両端側にそれぞれ接続されるが、供給流路から共通インク室内に供給された流体は排出流路側へと流れるため、排出流路近傍に気泡が溜まり易く、また排出もなかなかされ難い。
そこで、圧力室内にスリット状の壁を形成して圧力室を分割し、気泡が流れる流路側と圧力室側とを分けることで、気泡がノズル側に流れるのを阻止する構成が開示されている(特許文献1)。また、共通インク室の大きさを大きくし、共通インク室の天井面にインク供給口側から排出口側(または、気泡専用の排出口)に向かって傾斜を設けて、浮上してきた気泡を集めて排出する構造が開示されている(特許文献2)。また、他の構造としては、共通インク室に平行な循環路を形成し、インクの循環によって気泡を排出するというのもある(特許文献3)。
特開平8−238772号公報 特許第3885226号公報 特開2002−144576号公報
しかしながら、特許文献1では、リザーバーと平行な循環路が必要となり、流体噴射ヘッドが大型化してしまう。また、特許文献2では、圧力室の天井を高くできない場合(圧力室がプレート内に形成されているとき)には、気泡を浮上させることができない。また、特許文献3では、インク排出口が圧力室の供給口列より外側にあるため気泡を排出できているが、インク排出口が圧力室の供給口列より内側に配置されている場合については言及していない。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、流体中に混入した気泡を効果的に排出することで良好な吐出を可能とした流体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、流体を吐出する複数のノズルと、前記複数のノズルに連通する複数の圧力室と、前記複数の圧力室に連通し、前記流体を貯留する共通流体貯留部と、前記共通流体貯留部に連通し、前記共通流体貯留部内の前記流体を循環させる流体循環機構と、を備え、前記共通流体貯留部は、前記流体循環機構に接続する流体供給口と流体排出口とを有するとともに、当該共通流体貯留部内の流体澱み領域に流体ガイド部が設けられており、少なくとも前記流体排出口の近くに前記流体ガイド部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、流体を吐出する複数のノズルと、前記複数のノズルに連通する複数の圧力室と、前記複数の圧力室に連通し、流体を貯留する共通流体貯留部と、前記共通流体貯留部に連通し、前記共通流体貯留部内の前記流体を循環させる流体循環機構と、を備え、前記共通流体貯留部は、前記流体循環機構に接続する流体供給口と流体排出口とを有するとともに、当該共通流体貯留部内の流体澱み領域に流体ガイド部が設けられており、前記流体ガイド部が、前記共通流体貯留部と前記複数の圧力室との境界に形成される段差部に配置されることを特徴とする。
また、本発明は、流体を吐出する複数のノズルと、前記複数のノズルに連通する複数の圧力室と、前記複数の圧力室に連通し、流体を貯留する共通流体貯留部と、前記共通流体貯留部に連通し、前記共通流体貯留部内の前記流体を循環させる流体循環機構と、を備え、前記共通流体貯留部は、前記流体循環機構に接続する流体供給口と流体排出口とを有するとともに、当該共通流体貯留部内の流体澱み領域に流体ガイド部が設けられており、前記流体ガイド部が複数の凸部からなり、前記複数の凸部同士の配置間隔が前記圧力室の開口幅よりも狭いことを特徴とする。
本発明によれば、共通流体貯留部内の流体澱み領域に流体ガイド部を設けることによって、共通流体貯留部内に気泡が溜まることを防止して、流体排出口から排出することができる。これにより、圧力室へ流体が流れやすくなるのでノズルから良好な吐出を行うことができる。
また、少なくとも前記流体排出口の近くに前記流体ガイド部が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、流体排出口の近傍で流体澱み領域が発生することを防止することができる。これにより、共通流体貯留部内で気泡を停留させることなく排出することができる。
また、流体ガイド部は、前記流体排出口に向けて前記流体を誘導する機能を有することが好ましい。
本発明によれば、共通流体貯留部内の気泡を流体とともに確実に流体排出口へ導くことができ、流体排出口から外部へ排出することができる。
また、流体ガイド部が、前記共通流体貯留部と前記複数の圧力室との境界に形成される段差部に配置されることが好ましい。
本発明によれば、共通流体貯留部内の気泡が圧力室に入り込むことが防止されて、すべての圧力室に一様に流体が供給される。
また、流体ガイド部が複数の凸部からなり、前記複数の凸部同士の配置間隔が前記圧力室の開口幅よりも狭いことが好ましい。
本発明によれば、圧力室の開口幅よりも狭い間隔で配置された複数の凸部からなる流体ガイド部によって、圧力室の開口幅よりも大きい気泡が圧力室内に入り込むことを防止することができる。これによって、各圧力室に一様に流体が供給されるようになり、ノズルからの良好な吐出が可能となる。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態としての液滴吐出装置10の概略構成を示す模式図である。図1に示すように、液滴吐出装置(流体噴射装置)10は、ベース81と、基板移動手段82と、ヘッド移動手段73と、液滴吐出ヘッド34(流体噴射ヘッド)と、インク供給容器45と、制御装置90とを備えて構成されている。ベース81の上には、基板移動手段82と、ヘッド移動手段73とが設置されている。また、液滴吐出装置10は、クリーニングユニット103と、キャッピングユニット105とを備えている。
基板移動手段82はベース81上に設けられ、Y軸方向に沿って配置されたガイドレール86を有している。この基板移動手段82は、例えばリニアモータ(図示せず)により、スライダ87をガイドレール86に沿って移動させるよう構成されている。スライダ87上にはステージ89が固定されており、このステージ89は、基板Pを位置決めして保持するためのものである。即ち、このステージ89は、公知の吸着保持手段(図示せず)を有し、この吸着保持手段を作動させることにより、基板Pをステージ89の上に吸着保持するように構成されている。基板Pは、例えばステージ89の位置決めピン(図示せず)により、ステージ89上の所定位置に正確に位置決めされ、保持されるようになっている。
ヘッド移動手段73は、ベース81の後部側に立てられた一対の架台73a、73aと、これら架台73a、73a上に設けられた走行路73bを備え、この走行路73bをX軸方向、即ち前記の基板移動手段82のY軸方向と直交する方向に沿って配置したものである。走行路73bは、架台73a、73a間に渡された保持板73cと、この保持板73c上に設けられた一対のガイドレール73d、73dとを備え、ガイドレール73d、73dの長さ方向に液滴吐出ヘッド34を搭載するキャリッジ92を移動可能に保持している。キャリッジ92は、リニアモータ(図示せず)等の作動によってガイドレール73d、73d上を走行し、これにより液滴吐出ヘッド34をX軸方向に移動させるように構成されている。
ここで、このキャリッジ92は、ガイドレール73d、73dの長さ方向、即ちX軸方向に、例えば、1μm単位で移動可能になっている。キャリッジ92のこのような移動はコンピュータ等からなる制御装置90によって制御可能に構成されている。制御装置90は、液滴吐出ヘッド34の位置情報、即ち液滴吐出ヘッド34のガイドレール73d、73d上での位置(X座標)とそのときの各ノズルの位置(X座標)とを検知して記憶するものである。
液滴吐出ヘッド34は、キャリッジ92に取付部93を介して回動可能に取り付けられたものである。取付部93にはモータ94が設けられており、液滴吐出ヘッド34はその支持軸(図示せず)がモータ94に連結している。このような構成のもとに、液滴吐出ヘッド34はその周方向に回動可能となっている。また、モータ94も制御装置90に接続されており、これによって液滴吐出ヘッド34はその周方向への回動が、制御装置90に制御されるようになっている。
インク供給容器45(流体供給部)には、インクL(流体)が充填されている。そして、このインク供給容器45と液滴吐出ヘッド34とがチューブ46A,46Bを介して接続され、各チューブ46A,46Bには、循環ポンプ49a,49bがそれぞれ配置されている。循環ポンプ49aは、インク供給容器45からインクLを液滴吐出ヘッド34へ送出するよう機能し、循環ポンプ49bは、液滴吐出ヘッド34内のインクLをインク供給容器45へと戻すよう機能するもので、これら循環ポンプ49a,49bが駆動されることでヘッド内のインクが循環される。また、循環ポンプ49a,49bのうち、チューブ46Aに配置される循環ポンプ49aには、インクLを加圧する加圧度を調整するための圧力調整弁(図示略)が設けられていてもよく、チューブ46Bに配置される循環ポンプ49bには、インクLを吸引する減圧度を調整するための圧力調整弁(図示略)が設けられていてもよい。そして、これら圧力調整弁は制御装置90に接続されており、これによって圧力の増減圧が制御されるようになっている。
クリーニングユニット103は、液滴吐出ヘッド34のノズル等のクリーニングを基板Pの製造工程中や待機時に定期的にあるいは随時に行うことができる。なお、インクを基板Pに吐出する際には、クリーニングユニット103は液滴吐出ヘッド34に干渉しない位置に保持される。
キャッピングユニット105は、キャップ部97と、液体吸引チューブ98と、液体吸引チューブ98に接続される吸引ポンプ101とを有している。キャッピングユニット105は、液滴吐出ヘッド34のノズル開口面21A(図2参照)が乾燥しないようにするために、基板Pに対するインクLの吐出工程中や待機時に、ノズル開口面21A(図2参照)にキャップ部97を被着させるものである。また、キャッピングユニット105は、液滴吐出ヘッド34にインクLを初期充填する機能も有している。この初期充填の際にも、ノズル開口面21Aにキャップ部97を被着させるようになっている。キャップ部97は、例えば、液滴吐出装置10内に設けられたガイド(図示せず)などに沿って上下方向に移動することで、液滴吐出ヘッド34のノズル開口面21A(図2参照)に当接し、これに被着されるよう構成されたものである。キャップ部97は、シリコーン、フッ素樹脂等からなり、液体吸引チューブ98を介して、インクLを吸引する吸引ポンプ101に接続されている。
なお、インクLを基板Pに吐出する際には、キャッピングユニット105は液滴吐出ヘッド34に干渉しない位置に保持される。
次に、液滴吐出ヘッドの概略構成を図2および図3を用いて説明する。
図2は液滴吐出ヘッドの一部を示す断面図であって、図3(a)は図2のC−C断面図である。図3(b)は図3(a)のA−A断面図、図3(c)は図3(a)のB−B断面図である。
液滴吐出ヘッド34は、ヘッド本体18と、振動板19、流路基板20、及びノズル基板21を含む流路形成ユニット22とを備えている。インクLを噴射するノズル開口17はノズル基板21に形成され、ノズル基板21の下面がノズル開口面21Aとされている。流路形成ユニット22は、振動板19、流路基板20、及びノズル基板21を積層し、接着剤等で接合して一体にしたものである。
液滴吐出ヘッド34は、ヘッド本体18の内部に形成された収容空間23と、収容空間23に配置された駆動ユニット24とを備えている。駆動ユニット24は、複数の圧電素子(流体供給部)25と、圧電素子25の上端を支持する固定部材26と、駆動信号を圧電素子25に供給する柔軟なケーブル27とを備えている。圧電素子25は、複数のノズル開口17のそれぞれに対応するように設けられている。
また、ヘッド本体18の内部に形成され、インク供給容器45(図1)から延在するチューブ46Aが接続(連通)する内部流路28A、および同じくインク供給容器45から延在するチューブ46Bが接続(連通)する内部流路28Bと、振動板19、流路基板20、及びノズル基板21を含む流路形成ユニット22によって形成され、上記内部流路28A,28Bの下端に連通する共通インク室29と、共通インク室29に連通する複数のインク供給流路30と、各インク供給流路30に連通する複数の圧力室31を備えている。圧力室31は、複数のノズル開口17に対応するように複数設けられている。複数のノズル開口17のそれぞれは、複数の圧力室31のそれぞれに連通している。
ヘッド本体18は、合成樹脂で形成されている。振動板19は、例えばステンレス鋼等の金属製の支持板上に弾性フィルムをラミネート加工したものである。振動板19のキャビティに対応する部分には、圧電素子25の下端と接合される島部32が形成されている。振動板19の少なくとも一部は、圧電素子25の駆動に応じて弾性変形する。振動板19の共通インク室29に対応する箇所にコンプライアンス部33が形成されている。
流路基板20は、内部流路28A,28Bの下端とノズル開口17とを接続する、共通インク室29、インク供給流路30、及び複数の圧力室31それぞれの空間を形成するための凹部を有した板材からなる。本実施形態においては、流路基板20は、シリコンからなる板材を異方性エッチングすることで形成されている。
次に、本実施形態の特徴部分である共通インク室29の構成について詳しく述べる。
図3に示すように、本実施形態の共通インク室29は、圧力部38を構成する複数のインク供給流路30及び複数の圧力室31の連設方向に沿って延在し、壁部29a側の長手方向一方の端部にインク供給口29Aが設けられ、他方の端部にインク排出口29Bが設けられている。インク供給口29Aは上記した内部流路28Aの下端開口を構成する一方、インク排出口29Bは上記した内部流路28Bの下端開口を構成し、インク供給口29Aから共通インク室29内に供給されたインクLが図中の矢印で示す方向に流れてインク排出口29Bから排出される構成となっている。ここで、インク供給口29Aおよびインク排出口29Bの直径は、約1〜5mmとなっている。本実施形態における共通インク室29は、圧力部38とは反対側の壁部29aから圧力部38側へ向かって拡がるテーパ形状とされている。
共通インク室29内には、少なくともインク排出口29B近傍の角部であって、共通インク室29と圧力室31およびインク供給流路30との境界に形成される段差部110に、圧力室31及びインク供給流路30を構成する複数の隔壁31aと一体に形成された流体ガイド部120が設けられている。流体ガイド部120は、各隔壁31aと同じ高さを有した角柱状を呈するもので、その側部に圧力室31側からインク排出口29B側へ向けて傾斜する傾斜面120Aを有している。本実施形態においては、傾斜面120Aの端部が、インク排出口29Bよりも1〜3mm程度、インク供給口29A側へ延在した状態となっている。
流体ガイド部120の高さは、上述したように圧力室31の隔壁31aと同じ高さとされていることが好適であるが、隔壁31aよりも若干高く形成されていてもよい。流体ガイド部120の高さが隔壁31aの高さよりも低い場合には、流体ガイド部120と隔壁31aの高低差よりも直径の大きな気泡がインク供給流路30へ流出してしまう虞があるため、流体ガイド部120の高さは少なくとも隔壁31aの高さ以上であることが望ましい。但し、流体ガイド部120を隔壁31aよりも高く形成する場合には、インク供給流路30へ流出するインクLの流量に影響を与えない寸法とする。このような流体ガイド部120は、流路基板20をエッチングする際、ハーフエッジによって形成することができ、従来のマスクパターンを変更するだけで簡単に形成することができる。
本実施形態の液滴吐出装置10は、図1に示すインク供給容器45と液滴吐出ヘッド34との間に流体循環経路を有している。この流体循環経路は、インク供給容器45、チューブ46A、液滴吐出ヘッド34、チューブ46Bから構成され、液滴吐出ヘッド34内の気泡を排出することを目的としている。インクLは、この流体循環経路R上に設けられた上記循環ポンプ49a,49bによって流体循環経路R内を圧送される構成になっている。
インクLを循環する際には、まず、循環ポンプ49aを駆動することによってチューブ46A内のインクLを加圧圧送することによってインク供給容器45内のインクLを液滴吐出ヘッド34の共通インク室29内に供給および充填する。その後、循環ポンプ49aと同時に駆動される循環ポンプ49bによって、共通インク室29内に充填されたインクLがチューブ46B内へ吸引されて循環ポンプ49aによってインク供給容器45へと戻される。共通インク室29内でインクLを循環させる場合、インク排出口29Bの近傍においてインクLの流れが低迷する澱み領域135が発生する。共通インク室29内の気泡は、インクLの流れによって押し流されてインク排出口29B近傍の澱み領域135に停滞しやすい。初め小さかった気泡でも互いに結合するなどして次第に大きくなりその直径が圧力室31の開口(インク供給口の開口)よりも大きくなった場合には、気泡付近に存在するいくつかの圧力室31(インク供給流路30)にインクLが十分に供給されず、ノズルにおいてインクLの吐出不良が発生してしまう。
そこで、本実施形態では、上述したように共通インク室29内における少なくともインク排出口29Bの近傍であってその角部、すなわち澱み領域135に流体ガイド部120を設けて、澱み領域135に停滞する気泡がインクLとともにインク排出口29Bへと誘導されるようにした。この流体ガイド部120にはインク排出口29B側に向かって傾斜する傾斜面120Aが設けられているため、共通インク室29内を流れるインクLがこの傾斜面120Aに沿ってインク排出口29Bへ向かって流れるようになる。またこの流体ガイド部120は、圧力室31を構成する隔壁31aと同じ高さを有するため、気泡が圧力部38側へ入り込みにくくなり、共通インク室29内の気泡を確実にインク排出口29Bへ誘導することができる。
本実施形態のような液滴吐出ヘッド34の構成では、共通インク室29の高さが低くその略全体にインクLが充填されるために気泡を浮上させることができない。一方、インク供給容器45は共通インク室29に比べて高さを有するので、流体循環経路に沿ってインクLを循環させて共通インク室29内の気泡をインク供給容器45へ排出すると、インク供給容器45においてインクL内から気泡が浮上して、空間Kに気泡を排出することができる。
このように、本実施形態の液滴吐出装置10によれば、共通インク室29内における澱み領域135に圧力部38の隔壁31aと同じ高さの流体ガイド部120を設けたことによって、共通インク室29内の気泡を確実にインク排出口29Bへ誘導することができる。また、インク排出口29Bへ向けて傾斜する傾斜面120Aがインク排出口29Bよりもインク供給口29A側へ延在していることから、共通インク室29内のインクLをインク排出口29Bへと確実に誘導することが可能となる。そのため、圧力室31の開口(インク供給流路30)よりも大きい気泡が圧力室31側へ入り込むことがなくなり、ノズルにおいて吐出不良が発生するのを防止することができる。
今までは、共通インク室29内の気泡をノズル側からクリーニング動作によってインクLを吸引することによって排出していたため、全ての気泡を排出するまでに大量のインクLを消費してしまっていたが、本実施形態の構成によれば、流体循環経路に沿ってインクLを循環させるだけで共通インク室29内のインクLを排出することができるので、インクLの無駄遣いをなくすことができる。また、印字の途中でノズルから気泡が流入してしまった場合にも、印字を中断してインクLの循環を行うことによって液滴吐出ヘッド34内の気泡を排出することができる。
以上のように、共通インク室29内において気泡が溜まり易い澱み領域135に流体ガイド部120を設けることによって共通インク室29の気泡排出性が確保されるので、ノズルからのインク吐出信頼性を高めることができる。また、インクLを循環させることによって、沈殿する成分を有するインクLを用いる場合でも沈降の影響を軽減することができるのでインクLの特性を変化させることなく良好な状態で吐出することができる。
図4は、共通インク室29内におけるインクLの流動をシュミレーションした結果を示す図であって(b)には(a)のコンター・レンジを変更したものを示している。
図4(a),(b)に示すように、共通インク室29内において、インク排出口29B近傍にインクの澱み領域135が発生していることが明らかである。この澱み領域135には気泡が溜まりやすいため、少なくともこの澱み流域がなくなるように流体ガイド部120を設けるようにする。また、同図からも分かるように、インク供給口29Aの近傍においても澱み領域135が発生している。そのため、インク供給口29Aの近傍にも流体ガイド部120を設けるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図5(a),(b)に示すように、本実施形態の流体ガイド部122は、等間隔に配置された複数の曲板122aから構成されている。各曲板122aは、インク排出口29B側へ湾曲しており、インクLおよび気泡をインク排出口29Bへと確実に誘導することができる。また、インク排出口29B付近でインクの逆流等が発生することを防止できるので、気泡排出性が確保されるとともに、圧力室31へ十分な量のインクLを供給することができる。なお、圧力室31を構成する壁部31aと流体ガイド部122との配置間隔eは、圧力室31へ供給されるインクLの流量に影響を与えることのないものとする。
(第3の実施形態)
図6(a),(b)に示すように、本実施形態の流体ガイド部123は、互いに平行をなす複数の板状部135(凸部)によってスリット状に構成されている。また、各板状部135はインク排出口29B側の端部側が直線状に揃えられており、これら端部によってインク排出口29B側へ向かって傾斜する傾斜面123Aが擬似的に構成された形状になっている。各板状部135は等間隔で配置され、その配置間隔は圧力室31の開口幅fよりも狭い方が好ましい。本実施形態における開口幅fは120μm程度であることから、例えば、板状部135の配置ピッチを80μm程度とする。これによって、圧力室31の開口よりも大きい気泡が圧力室31内に入り込まないよう防止する。また、擬似的な傾斜面120Aによって、気泡をインク排出口29B側へ誘導することができ、共通インク室29内の気泡を確実にインク排出口29Bから排出させることができる。
(第4の実施形態)
図7(a),(b)に示すように、本実施形態の流体ガイド部124は、細棒状を呈する複数の柱状体124aから構成されている。各柱状体124aは角柱状でも円柱状であってもよく、互いの配置間隔が圧力室31の開口幅よりも狭くなっていればよい。また、この柱状体124aの太さ(直径)によっては、圧力室31を構成する隔壁31aよりも高く構成されていてもよく、圧力室31に流入するインクLの流量に影響を与えないほど細い(径の小さい)構造であれば共通インク室29の天井まで延びていてもよい。
(第5の実施形態)
図8(a)に示すように、本実施形態では、共通インク室29内の長手方向両側に一つずつインク供給口29A,29Aが配置され且つ共通インク室29の中央にインク排出口29Bが配置されている。さらに、インク排出口29Bの近傍である共通インク室29の中央付近に三角柱状の流体ガイド部125がその頂部をインク排出口29Bへ向けて配置されている。本実施形態では、図1に示したインク供給容器45と液滴吐出ヘッド34とが計3つのチューブ(供給用のチューブ2つと排出用のチューブ1つ)によって接続されてなるもので、インク供給容器45から供給用の各チューブ内をそれぞれ圧送されたインクLがインク供給口29A,29Aから共通インク室29内にそれぞれ流入し、図中矢印で示す方向に気泡を押し流しながら流体ガイド部125の各傾斜面125A,125Aに沿って流動することによって気泡がインク排出口29B側へ誘導される。これによって、共通インク室29内の気泡を確実にインク排出口29Bから排出することができる。
(第6の実施形態)
図8(b)に示すように、本実施形態では、共通インク室29内の長手方向両側に一つずつインク排出口29B,29Bが配置され且つ共通インク室29の中央にインク供給口29Aが配置されている。さらに、各インク排出口29B,29Bの近傍である共通インク室29の両側に三角柱状の流体ガイド部126,126が各々の傾斜面126A,126Aを対応するインク排出口29B,29Bへ向けて配置されている。本実施形態では、図1に示したインク供給容器45と液滴吐出ヘッド34とが計3つのチューブ(供給用のチューブ1つと排出用のチューブ2つ)によって接続されてなるもので、インク供給容器45から供給用のチューブ内を圧送されたインクLがインク供給口29Aから共通インク室29内に流入すると、図中矢印で示す方向に気泡を押し流しながら流体ガイド部126,126の各傾斜面126A,126Aに沿って流動することによって気泡がインク排出口29B,29B側へ誘導される。これによって、共通インク室29内の気泡を確実にインク排出口29B,29Bから排出することができる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。
また、流体ガイド部は上記以外の構成であってもよく、例えば図9(a),(b)に示すような格子状の突出部127aからなる流体ガイド部127であってもよい。このガイド部127にも、側部にインク排出口29Bに向かう傾斜面127Aが形成されていることが好ましい。
このような流体ガイド部を設けることによって共通インク室29内の澱み領域をなくして、共通インク室29内の気泡をインク排出口29B側へと誘導できるようになっていればよい。
また、流体ガイド部が、圧力室31を構成する隔壁31aや共通インク室29の側壁29bから離間して島状に設けられていてもよい。但し、圧力室31を構成する隔壁31aと流体ガイド部122との隙間は、圧力室31の開口幅よりも大きい気泡が圧力室31内に入り込むことを防止するとともに、インクの澱みを防止できるような隙間とする。
また、先の実施形態においては、インク供給容器45と液滴吐出ヘッド34とを接続するチューブ46A,46Bにそれぞれ循環ポンプ49a,49bを備えたが、いずれか一方のチューブのみに循環ポンプを備えるようにしても良い。
また、本発明は、インクジェット式記録装置に限らず、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等の液体を噴射する流体噴射ヘッドを用いた液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置等にも適用できる。
本発明の第1の実施形態における液滴吐出装置の概略構成を示す斜視図。 流体吐出ヘッドの要部を拡大して示す断面図。 (a)は図2C−C断面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図。 (a)は共通インク室内におけるインク流れのシミュレーション結果を示す図であって、(b)は(a)の結果をコンター・レンジを変更して示すものである。 (a)は第2の実施形態における共通インク室の平面図、(b)は(a)のD−D断面図。 (a)は第3の実施形態における共通インク室の平面図、(b)は(a)のE−E断面図。 (a)は第4の実施形態における共通インク室の平面図、(b)は(a)のF−F断面図。 (a)は第5の実施形態における共通インク室の平面図、(b)は第6の実施形態における共通インク室の平面図。 (a)流体ガイド部の他の実施形態を示す平面図、(b)は(a)のG−G断面図。
符号の説明
10…液滴吐出装置(流体噴射装置)、17…ノズル開口、28A…流体供給口、28B…流体排出口、29…共通インク室(共通流体貯留部)、31…圧力室、34…液滴吐出ヘッド(流体噴射ヘッド)、45…インク収容容器(流体供給部)、49a,49b…循環ポンプ(循環機構)、120,122,123,124,125,126…流体ガイド部、L…インク(流体)

Claims (6)

  1. 流体を吐出する複数のノズルと、
    前記複数のノズルに連通する複数の圧力室と、
    前記複数の圧力室に連通し、流体を貯留する共通流体貯留部と、
    前記共通流体貯留部に連通し、前記共通流体貯留部内の前記流体を循環させる流体循環機構と、を備え、
    前記共通流体貯留部は、前記流体循環機構に接続する流体供給口と流体排出口とを有するとともに、当該共通流体貯留部内の流体澱み領域に流体ガイド部が設けられており、
    少なくとも前記流体排出口の近くに前記流体ガイド部が設けられていることを特徴とする流体噴射装置。
  2. 流体を吐出する複数のノズルと、
    前記複数のノズルに連通する複数の圧力室と、
    前記複数の圧力室に連通し、流体を貯留する共通流体貯留部と、
    前記共通流体貯留部に連通し、前記共通流体貯留部内の前記流体を循環させる流体循環機構と、を備え、
    前記共通流体貯留部は、前記流体循環機構に接続する流体供給口と流体排出口とを有するとともに、当該共通流体貯留部内の流体澱み領域に流体ガイド部が設けられており、
    前記流体ガイド部が、前記共通流体貯留部と前記複数の圧力室との境界に形成される段差部に配置されることを特徴とする流体噴射装置。
  3. 流体を吐出する複数のノズルと、
    前記複数のノズルに連通する複数の圧力室と、
    前記複数の圧力室に連通し、流体を貯留する共通流体貯留部と、
    前記共通流体貯留部に連通し、前記共通流体貯留部内の前記流体を循環させる流体循環機構と、を備え、
    前記共通流体貯留部は、前記流体循環機構に接続する流体供給口と流体排出口とを有するとともに、当該共通流体貯留部内の流体澱み領域に流体ガイド部が設けられており、
    前記流体ガイド部が複数の凸部からなり、前記複数の凸部同士の配置間隔が前記圧力室の開口幅よりも狭いことを特徴とする流体噴射装置。
  4. 少なくとも前記流体排出口の近くに前記流体ガイド部が設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の流体噴射装置。
  5. 前記流体ガイド部が、前記共通流体貯留部と前記複数の圧力室との境界に形成される段差部に配置されることを特徴とする請求項1、3、4のいずれか一項に記載の流体噴射装置。
  6. 前記流体ガイド部が複数の凸部からなり、前記複数の凸部同士の配置間隔が前記圧力室の開口幅よりも狭いことを特徴とする請求項1、2、4、5のいずれか一項に記載の流体噴射装置。
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