JP6002938B2 - 電子部品実装装置 - Google Patents

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本発明は、接合補助剤を使用して基板に電子部品を搭載する電子部品実装装置に関するものである。
基板に酸化膜を還元する性質を有する接合補助剤を供給し、この樹脂の上から接合ヘッドにより電子部品のバンプを基板の電極に位置合せして接合する電子部品実装方法が知られている(例えば特許文献1を参照)。特許文献1では、接合補助剤としてグリセリン等の溶剤を使用する電子部品実装方法が開示されている。
上述の接合補助剤は加熱により容易に気化し、電子部品実装装置を構成する各種部材に触れると液化する等して付着する。こうした付着物は電子部品実装作業を継続するにしたがって徐々に蓄積され、これを長期間放置すれば電子部品実装装置の劣化を招くため適当なタイミングでオペレータがクリーニングペーパ等を用いて付着物を除去する必要がある。
特開2012−204771号公報
しかしながら、オペレータが各種部材に付着する付着物を目視により確認して、清掃を行う最適なタイミングを判断することは困難であった。特に電子部品実装装置の奥に配置されている部材や、部材の裏側やカバーに隠れた部材の汚れを目視にて確認することは困難であり、清掃のタイミングを適切に判断できなかった。
そこで本発明は、電子部品実装装置内において接合補助剤に由来する付着物の状態を簡単に確認することができる電子部品実装装置を提供することを目的とする。
本発明の電子部品実装装置は、酸化膜を除去する能力を有する接合補助剤を使用して基板と電子部品を接合する電子部品実装装置であって、電子部品実装装置を構成する部材の表面であって当該電子部品実装装置による電子部品の実装作業によって気化した接合補助剤が付着すると予測される場所に設けたマーカーと、前記マーカーの表面を撮像する撮像手段と、前記撮像手段による撮像を介して取得した画像を表示する表示手段とを備えた。
本発明によれば、電子部品の実装作業によって気化した接合補助剤が付着すると予測される場所に設けたマーカーの表面を撮像手段によって撮像し、撮像手段による撮像を介して取得した画像を表示手段によって表示するので、オペレータは電子部品実装装置内において付着物の状態を簡単に確認することができる。
本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の全体斜視図 本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の制御系を示すブロック図 本発明の一実施の形態における検査箇所選択画面を示す図 本発明の一実施の形態における付着物の付着状態の検査を示すフロー図 本発明の一実施の形態における検査結果画面を示す図
まず図1を参照して、電子部品実装装置1の全体構成を説明する。電子部品実装装置1は基板に供給された接合補助剤を介して半導体チップ等の電子部品をボンディングによって搭載する機能を有するものである。電子部品実装装置1は、部品供給ステージ3、ユニット集合ステージ4及び基板保持ステージ5がこれらの並び方向をY方向に合わせて配列されている。
部品供給ステージ3はウェハ保持テーブル3aを備えている。ウェハ保持テーブル3aには、実装対象となる電子部品である複数の半導体チップ6aに個片化された半導体ウェハ6が能動面を上向きにしたフェイスアップ姿勢でウェハシート6bに貼着して保持されている。ウェハ保持テーブル3aは図示しないXYテーブル機構によって水平移動するようになっている。部品取り出し動作においては、XYテーブル機構を駆動してウェハ保持テーブル3aをXY方向に水平移動させることにより(矢印a)、ウェハシート6bに貼着された複数の半導体チップ6aのうち、取り出し対象となる所望の半導体チップ6aをピックアップ作業位置に位置させる。
ユニット集合ステージ4は、送りねじ4bをモータ4cにより回転駆動させる直動機構によってY方向と水平面内において直交するX方向に往復動(矢印b)する移動テーブル4aに、ツールストッカ15、部品回収部16、較正基準マーク17、中継ステージ18、第1カメラ19などの機能ユニットを集合的に配設した構成となっている。
基板保持ステージ5は、基板7を保持する基板保持テーブル5aを備えている。基板保持テーブル5aは基板を加熱するヒータを内蔵している。また基板保持テーブル5aは図示しないXYテーブル機構によって水平移動する構成となっている(矢印c)。これにより基板7の半導体チップが接合されるべき位置を実装作業位置に位置決めする。
部品供給ステージ3、ユニット集合ステージ4及び基板保持ステージ5の上方には、Y軸フレーム8がY方向に架設されている。Y軸フレーム8の前面には、以下に説明する第1ヘッドユニット11、第2ヘッドユニット12をリニアモータ駆動によりY方向に案内して駆動するヘッド移動機構9が組み込まれている。第1ヘッドユニット11には半導体チップ6aを保持して基板7に接合する機能を有する接合ヘッド24が装着されており、第2ヘッドユニット12には基板7に電子部品接合用の接合補助剤を供給する機能を有する供給ヘッド26が装着されている。
部品供給ステージ3、中継ステージ18及び基板保持ステージ5の上方には、第2カメラ20、第3カメラ21、第4カメラ22が配設されている。第2カメラ20は、部品供給ステージ3において取り出し対象の半導体チップ6aを撮像する。第3カメラ21は、中継ステージ18に設定された中継位置の上方に配置されており、部品供給ステージ3から取り出されて中継ステージ18に位置補正のために仮置きされた半導体チップ6aを撮像する。第4カメラ22は、基板保持ステージ5に保持された基板7の基準マークを撮像して部品実装点の位置を認識する。また、ユニット集合ステージ4に配設された第1カメラ19は、部品供給ステージ3から取り出されて接合ヘッド24に保持されたた半導体チップ6aを部品認識位置にて下方から撮像する。
第2カメラ20の位置はピックアップ作業位置に対応しており、第2カメラ20によって半導体ウェハ6を撮像した撮像結果を画像処理することにより、ピックアップ対象の半導体チップ6aの位置が検出される。
部品供給ステージ3の上方には、半導体チップ6aを吸着して保持するピックアップノズル14aを有するピックアップヘッド14が配設されている。ピックアップヘッド14はピックアップアーム13aによって保持されており、ピックアップアーム13aは、Y軸フレーム8の下面に縣吊して配置されたピックアップヘッド移動機構13から部品供給ステージ3の上方に延出して設けられている。ピックアップヘッド移動機構13を駆動することにより、ピックアップアーム13aはXYZ方向に移動するとともに(矢印d)、X方向の軸廻りに回転する(矢印e)。これにより、ピックアップヘッド14は部品供給ステージ3の上方とユニット集合ステージ4の上方との間でY方向に移動するとともに、X方向に進退する。
半導体チップ6aをフェイスアップ状態で基板に搭載する場合、ピックアップヘッド移動機構13は、部品供給ステージ3から半導体チップ6aをピックアップしてユニット集合ステージ4に設けられた中継ステージ18に移送する動作をピックアップヘッド14に行なわせる。またフェイスダウン状態で半導体チップ6aを基板に接合(フリップチップ接合)する場合、ピックアップヘッド移動機構13は、部品供給ステージ3から半導体チップ6aをピックアップして上下反転させる動作をピックアップヘッド14に行なわせることにより、ピックアップノズル14aに保持した半導体チップ6aの姿勢を表裏反転させる。
次に、第1ヘッドユニット11、第2ヘッドユニット12について説明する。Y軸フレーム8に設けられたヘッド移動機構9の前面には、第1ヘッドユニット11及び第2ヘッドユニット12をY方向にガイドするための2条のガイドレール9aが設けられており、これらのガイドレール9aの間には第1ヘッドユニット11及び第2ヘッドユニット12をY方向に駆動するためのリニアモータを構成する固定子9bが配設されている。ガイドレール9aには図示しないスライダがY方向にスライド自在に嵌合しており、このスライダは移動プレート11a,12aの背面に固着されている。
移動プレート11a,12aの背面には、固定子9bに対向してリニアモータを構成するする可動子(図示省略)が配設されている。これらのリニアモータを駆動することにより、第1ヘッドユニット11及び第2ヘッドユニット12はガイドレール9aによってガイドされて、それぞれY方向に移動する(矢印f)。移動プレート11a,12aの前面にはそれぞれ昇降機構11b,12bが配設されており、昇降機構11b,12bの前面には昇降プレート11c,12cが垂直方向にスライド自在に配設されている。昇降機構11b,12bを駆動することにより、昇降プレート11c,12cはそれぞれ昇降する(矢印g)。昇降プレート11cには接合ヘッド24が装着されており、昇降プレート12cには供給ヘッド26が装着されている。ヘッド移動機構9は、供給ヘッド26及び接合ヘッド24を移動させる機能を有している。
接合ヘッド24には、部品保持ノズル24aを有する超音波ツール25が着脱自在に装着されている。接合ヘッド24は、部品保持ノズル24aによって実装対象の電子部品である半導体チップ6aを保持する機能を有しており、ピックアップヘッド14によって部品供給ステージ3から取り出されて上下反転された半導体チップ6aを接合ヘッド24によって保持し、基板7に供給された接合補助剤上に半導体チップ6aを接合(搭載)する。
供給ヘッド26の下部には塗布ノズル26aが設けられている。供給ヘッド26は、その下方に備えられた塗布ノズル26aによって接合補助剤を基板7に供給する機能を有している。
基板保持テーブル5aの側方には供給ヘッド26による試し塗布を行うための塗布ステージ54が設けられている。基板保持テーブル5aを水平移動させるXYテーブル機構が駆動すると塗布ステージ54も一緒にXY方向へ移動する。塗布ステージ54には試し塗布認識位置が設定されており、塗布ステージ54の上方にはこの試し塗布認識位置に対応して第5カメラ23が配設されている。
試し塗布された接合補助剤を認識する際には、XYテーブル機構を駆動させて、塗布ステージ54上に試し塗布された接合補助剤を試し塗布認識位置に位置合わせする。そして、第5カメラ23で接合補助剤を撮像し、取得した画像に基づいて接合補助剤の塗布状態を認識する。
図1及び図2において、電子部品実装装置1内の複数の位置には、平板状のマーカー60が設けられている。このマーカー60は、半導体チップ6aの実装作業によって気化した接合補助剤が付着すると予測される場所に設けられる。本実施の形態では、ウェハ保持テーブル3aの上面の2箇所にマーカー60a,60b、接合ヘッド24を構成する超音波ツール25の下面にマーカー60c、昇降機構11bの下面にマーカー60d、基板保持テーブル5aの上面にマーカー60e、塗布ステージ54の上面にマーカー60f、Y軸フレーム8の下面にマーカー60g、ヘッド移動機構9の下面にマーカー60hが設けられている。なお、接合ヘッド24の下面にマーカーを設けてもよい。
このようにマーカー60は、電子部品実装装置1を構成する部材の表面であって当該電子部品実装装置1による半導体チップ6a(電子部品)の実装作業によって気化した接合補助剤が付着すると予測される場所に設けられている。マーカー60の表面は、接合補助剤に由来する付着物の確認が容易なように鏡面状となっている。具体的には研磨、メッキ、蒸着等に代表される方法により鏡面状になっている。
マーカー60a,60bの撮像は第2カメラ20を用いて行う。具体的には、部品供給ステージ3に設けられたXYテーブル機構を駆動させてウェハ保持テーブル3aを移動させることにより、第2カメラ20の下方にマーカー60a,60bを個別に位置合わせする。この状態で、第2カメラ20によってマーカー60a,60bを撮像する。
マーカー60c,60dの撮像は、第1カメラ19を用いて行う。具体的には、モータ4cを駆動させて第1カメラ19をX方向に移動させ、またヘッド移動機構9を駆動させて接合ヘッド24をY方向に移動させることにより、マーカー60c,60dを第1カメラ19の上方に個別に位置合わせする。この状態で、第1カメラ19によってマーカー60c,60dを撮像する。
マーカー60e,60fの撮像は、それぞれ第4カメラ22、第5カメラ23を用いて行う。具体的には、基板保持ステージ5に設けられたXYテーブル機構を駆動させて基板保持テーブル5a、塗布ステージ54をXY方向に移動させることにより、マーカー60e,60fを第4カメラ22、第5カメラ23の下方にそれぞれ位置合わせする。
マーカー60g,60hの撮像は、第1カメラ19を用いて行う。具体的には、モータ4cを駆動させて第1カメラ19をX方向に移動させることにより、第1カメラ19をマーカー60g,60hの何れかの下方に位置合わせする。この状態で、第1カメラ19によってマーカー60g,60hを撮像する。
以上説明したように、マーカー60a〜60hの設置場所は、所定の移動機構を駆動させることによって第1カメラ19〜第5カメラ23の撮像視野にマーカー60a〜60hを位置合わせ可能な場所であることが条件となる。上記構成において、第1カメラ19、第2カメラ20、第3カメラ21、第4カメラ22、第5カメラ23は、マーカー60a,60b,60c,60d,60e,60f,60g,60hの表面を撮像する撮像手段となっている。なお、マーカー60a〜60hは、少なくとも供給ヘッド26、接合ヘッド24、ヘッド移動機構9の何れかに設けられていればよい。
次に図2を参照して、電子部品実装装置1の制御系の構成について説明する。電子部品実装装置1に備えられた制御部61は、記憶部62、ボンディング作業処理部63、付着物検査処理部64を含んで構成される。この制御部61は、部品供給ステージ3、ユニット集合ステージ4、基板保持ステージ5、ヘッド移動機構9、第1ヘッドユニット11、第2ヘッドユニット12、ピックアップヘッド移動機構13、ピックアップヘッド14、操作・入力部67、表示部68、第1カメラ19〜第5カメラ23と接続されている。
記憶部62は、ボンディング作業データ62a、検査データ62bを記憶している。ボンディング作業データ62aは、基板7に半導体チップ6aを接合するボンディング作業を実行するためのデータである。検査データ62bは、マーカー60a〜60hに付着する付着物の検査を実行するためのデータである。この検査データ62bには、各マーカー60a〜60hに対して許容することができる付着物の付着量を示す許容値が記録されている。
ボンディング作業処理部63は、ボンディング作業データ62aに基づいて、半導体チップ6aを基板7に供給された接合補助材の上に実装する動作(実装作業)を実行させる処理部である。具体的には、第1カメラ19、第2カメラ20による半導体チップ6aの認識結果と第4カメラ22による基板7の認識結果を反映させつつ部品供給ステージ3、ユニット集合ステージ4、基板保持ステージ5、ヘッド移動機構9、第1ヘッドユニット11、第2ヘッドユニット12、ピックアップヘッド移動機構13、ピックアップヘッド14を作動させて実装作業を実行する。このように電子部品実装装置1は、酸化膜を除去する能力を有する接合補助剤を使用して基板7と半導体チップ6a(電子部品)を接合する。
付着物検査処理部64は、第1カメラ19〜第5カメラ23による撮像を介して取得したマーカー60a〜60hの画像処理結果に基づいて、各マーカー60a〜60hに付着する付着物の所定の検査を行うものであり、付着物検出部64a及び付着量判定部64bから構成される。
付着物検出部64aは、第1カメラ19〜第5カメラ23で得られた画像データを画像処理することによりマーカー60a〜60hの表面に付着する付着物を検出する。マーカー60a〜60hの表面は鏡面状になっているため画像データにおけるマーカー60a〜60hの表面と付着物との輝度差は大きくなる。このため一般的な2値化処理で画像データから付着物を容易に抽出することができる。本実施の形態では、付着物検出部64aは、撮像手段による撮像を介して取得した画像に基づいてマーカー60上の付着物を検出する付着物検出手段となっている。
付着量判定部64bは、付着物検出部64aで検出した付着物の付着量を数値化し、この数値と記憶部62に記憶している許容値とを比較してその結果を表示部68に表示する。付着物の付着量を示す数値としては画像に占める付着物の面積の割合(面積割合)を使用することができる。もちろん他の数値で付着量を示すようにしても良い。本実施の形態では、付着量判定部64bは、付着物検出部64a(付着物検出手段)で検出した付着物の量を示す数値と予め設定した許容値とを比較する付着量判定手段となっている。
付着物検査処理部64は、付着物検出部64aで画像処理されたマーカーの画像、付着量判定部64bで算出した付着量を示す数値及び許容値との比較結果を後述する検査結果画面68b(図5)に表示する。
操作・入力部67はタッチパネル、マウス等の操作・入力手段であり、電子部品実装作業及び付着物の検査を行うための操作や各種データの入力を行う。表示部68はモニタ等の表示手段から成り、操作・入力部67による入力操作時の案内画面の他、付着物検査処理部64による表示処理を介して各マーカー60a〜60hの画像や各マーカー60a〜60hに付着する付着物の検査結果等を表示する。このように付着物検査処理部64及び表示部68は、撮像手段による撮像を介して取得した画像を表示する表示手段となっている。なお、操作・入力部67としては、電子部品実装装置1と無線通信可能な携帯型情報端末であってもよい。
次に図3を参照して、表示部68に表示される検査箇所選択画面68aについて説明する。検査箇所選択画面68aは、検査対象となるマーカー60a〜60hを選択する際の案内画面であり、「検査箇所選択欄」70、「検査開始スイッチ」71、「終了」72を含んで表示される。「検査箇所選択欄」70には、各マーカー60a〜60hが設けられている部材名と、部材名に対応して設けられた「チェックボックス」70aが表示される。「チェックボックス」70aを操作(クリック)することにより、その内部が「黒」又は「白」に変化する。「チェックボックス」70aを操作してその内部を「黒」にすることで、部材名を通じて検査で用いるマーカー60a〜60hを選択することができる。なお、「部品供給ステージ(1)」はマーカー60aに、「部品供給ステージ(2)」はマーカー60bにそれぞれ対応している。
「検査開始」71は、「検査箇所選択欄」70において選択した部材名に設けられたマーカー60a〜60hに付着する付着物の検査を開始するための操作スイッチである。「終了」72は、検査箇所選択画面68aを終了させるための操作スイッチである。
本発明の電子部品実装装置1は以上のような構成から成り、次に図4のフローを参照しながら、マーカー60a〜60hに付着する付着物の検査方法について説明する。この動作は、オペレータが適当なタイミングで操作・入力部67を操作して付着物検査処理部64を実行させることで開始する。付着物検査処理部64は、表示部68を表示してオペレータの入力待ちの状態となって待機する。オペレータは検査箇所選択画面68aにおいて所望の部材名を選択する。ここでは、図3に示す「部品供給ステージ(1)」、「接合ヘッド(超音波ツール)」、「接合ヘッド(昇降機構)」、「基板保持ステージ」、「塗布ステージ」、「Y軸フレーム」を選択した例を示している。これにより、選択された部材に設けられたマーカー60a,60c,60d,60e,60f,60gが検査対象となる。
オペレータは部材名を選択が終わると「検査開始」17を操作する。これにより、付着物検査処理部64は処理を再開する。まず、付着物検査処理部64は「検査箇所選択欄」70内の「チェックボックス」70aにチェックが入った部材名から検査対象のマーカーを特定し、特定したマーカー60a,60c,60d,60e,60gを撮像する(ST1:撮像工程)。すなわち、付着物検査処理部64(制御部61)はヘッド移動機構9及びモータ4cを制御して第1カメラ19の上方にマーカー60cを位置合わせし、第1カメラ19でマーカー60cを撮像する。他のマーカー60a,60d,60e,60gも同様に、付着物検査処理部64はヘッド移動機構9やXYテーブル機構等を駆動させて、対応する第1カメラ19〜第5カメラ23の撮像視野内に各マーカー60a,60d,60e,60gを位置合わせする。そして、対応する第1カメラ19〜第5カメラ23で各マーカー60a,60d,60e,60gを順次撮像する。
次いで、付着物検出部64aは取得したマーカー60a, 60c,60d,60e,60f,60gの画像データを画像処理して付着物を検出する(ST2:画像処理工程)。次いで、付着量判定部64bは画像処理結果に基づき、各マーカー60a,60c,60d,60e,60f,60gに付着する付着物の量を示す数値(面積割合)を求め、これと許容値を比較して清掃が必要か否かを個別に判定する(ST3:付着量判定工程)。
次いで、付着物検査処理部64はマーカー60a,60c,60d,60e,60f,60gの表面の画像を判定結果とともに表示部68に表示する(ST4:画像表示工程)。図5は、付着物Pの検査後に表示部68に表示される検査結果画面68bを示している。図5において、検査結果画面68bには、「マーカー画像」73、「付着量割合」74、「保存」75及び「終了」76が表示される。付着物検査処理部64は、付着物検出部64aで画像処理されたマーカーの画像、付着量判定部64bで算出した付着物Pの付着量を示す数値及び許容値との比較結果を検査結果画面68bに表示する。
「マーカー画像」73は付着物検出部64aで画像処理されたマーカーの画像であり、対応する部材名と関連付けて付着物Pが視覚的に強調された画像を表示する。各画像73の外縁には所定の幅を有する「フレーム」73aが表示されており、付着物Pの付着量の判定の結果、許容値を超えて清掃が必要と判定されたマーカーに対応する「フレーム」73aはその旨を示す着色が付与される。なお、清掃が必要と判定された部材の表示方法としてはその場所を認識できる方法であれば図形や文字等、代替できる方法で行うようにしてもよい。
図5では、「接合ヘッド(超音波ツール)」(マーカー60c)と「塗布ステージ」(マーカー60f)に対応する「マーカー画像」73の「フレーム」73aにチェックが付されており(ハッチングで表示)、この「フレーム」73aを通じて所定の部材に付着する付着物Pの量が許容値を超えている旨をオペレータに対して認識させることができる。
「付着量割合」74は、付着量判定部64bで算出された付着物Pの付着量を示す数値、ここでは各マーカー60の画像に占める付着物の面積割合(%)が表示される。「保存」75は、「マーカー画像」73、「フレーム」73a及び「付着量割合」74を含む検査結果画面68bを記憶部62に保存(記憶)させるための操作スイッチである。「終了」76は、検査結果画面68bを終了するための操作スイッチである。
「マーカー画像」73を視認することにより、オペレータは電子部品実装装置1内において付着する付着物Pの状態、言い換えれば汚れ具合を簡単に確認することができる。また、オペレータは「フレーム」73aを通じて汚れ具合が特に激しい場所を定量的に特定することができる。検査結果画面68bを視認して電子部品実装装置1内の汚れ具合を把握したならば、オペレータは必要に応じてクリーニングペーパ等を用いて各部材に付着する付着物Pを拭き取って除去する。
また、マーカー60a〜60hの撮像手段として、ボンディング作業時に使用する半導体チップ6a及び基板7の位置認識用のカメラ(第1カメラ19〜第4カメラ22)や、塗布ステージ54上に試し塗布された接合補助剤を認識するためのカメラ(第5カメラ23)を転用しているので、マーカー60a〜60hを撮像するための専用カメラを別途設ける場合に比べ、電子部品実装装置1の複雑化を防止するとともに製造コストを低廉化することができる。
本発明はこれまで説明した実施の形態に限定されるものではない。例えば、電子部品実装装置1にシグナルタワーやブザーを設け、付着物Pの付着量の判定の結果、許容値を超えているマーカー60a〜60hが検出された場合には、シグナルタワー点灯させ、若しくはブザーによって警告音を鳴らしてオペレータにその旨を報知するようにしてもよい。
本発明によれば、オペレータは電子部品実装装置内において付着した付着物を簡単に確認することができ、電子部品実装分野において特に有用である。
1 電子部品実装装置
6a 半導体チップ
7 基板
9 ヘッド移動機構
19 第1カメラ
20 第2カメラ
21 第3カメラ
22 第4カメラ
23 第5カメラ
24 接合ヘッド
26 供給ヘッド
54 塗布ステージ
60a,60b,60c,60d,60e,60f,60g,60h マーカー
64 付着物検査処理部
64a 付着物検出部
64b 付着量判定部
68 表示部
P 付着物

Claims (4)

  1. 酸化膜を除去する能力を有する接合補助剤を使用して基板と電子部品を接合する電子部品実装装置であって、
    電子部品実装装置を構成する部材の表面であって当該電子部品実装装置による電子部品の実装作業によって気化した接合補助剤が付着すると予測される場所に設けたマーカーと、
    前記マーカーの表面を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段による撮像を介して取得した画像を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 前記接合補助剤を前記基板に供給する供給ヘッドと、前記基板に供給された前記接合補助剤上に前記電子部品を接合する接合ヘッドと、前記供給ヘッド及び前記接合ヘッドを移動させるヘッド移動機構を備え、
    前記マーカーは、少なくとも前記供給ヘッド、前記接合ヘッド、前記ヘッド移動機構の何れかに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装装置。
  3. 前記撮像手段による撮像を介して取得した画像に基づいて、前記マーカー上の付着物を検出する付着物検出手段と、
    前記付着物検出手段で検出した前記付着物の量を示す数値と予め設定した許容値とを比較する付着量判定手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品実装装置。
  4. 前記マーカーの表面は、鏡面であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の電子部品実装装置。
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