JP6000758B2 - オリゴ糖合成酵素およびアスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造の製造方法 - Google Patents

オリゴ糖合成酵素およびアスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6000758B2
JP6000758B2 JP2012190474A JP2012190474A JP6000758B2 JP 6000758 B2 JP6000758 B2 JP 6000758B2 JP 2012190474 A JP2012190474 A JP 2012190474A JP 2012190474 A JP2012190474 A JP 2012190474A JP 6000758 B2 JP6000758 B2 JP 6000758B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acetylglucosamine
mannosyl
chitobiose
asparagine
sugar chain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012190474A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014045704A (ja
Inventor
博之 中井
博之 中井
高則 仁平
高則 仁平
絵里香 鈴木
絵里香 鈴木
大坪 研一
研一 大坪
北岡 本光
本光 北岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata University
National Agriculture and Food Research Organization
Original Assignee
Niigata University
National Agriculture and Food Research Organization
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Niigata University, National Agriculture and Food Research Organization filed Critical Niigata University
Priority to JP2012190474A priority Critical patent/JP6000758B2/ja
Priority to PCT/JP2013/068549 priority patent/WO2014034274A1/ja
Publication of JP2014045704A publication Critical patent/JP2014045704A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6000758B2 publication Critical patent/JP6000758B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/10Transferases (2.)
    • C12N9/1048Glycosyltransferases (2.4)
    • C12N9/1051Hexosyltransferases (2.4.1)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P19/00Preparation of compounds containing saccharide radicals
    • C12P19/18Preparation of compounds containing saccharide radicals produced by the action of a glycosyl transferase, e.g. alpha-, beta- or gamma-cyclodextrins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P21/00Preparation of peptides or proteins
    • C12P21/005Glycopeptides, glycoproteins

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Description

本発明は、新規に発見したオリゴ糖合成酵素マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼおよび前記酵素が触媒するオリゴ糖合成反応を用いた、アスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンおよびマンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミン(以下、マンノシル−β−1,4−キトビオースという)の製造方法に関する。
糖タンパク質が有する糖鎖の生体認識(細胞接着・抗原抗体反応・情報伝達・ウイルス感染など)への重要性については近年注目が集まるところである。糖鎖は、核酸、タンパク質に次ぐ第三の鎖といわれ、近年急速にその機能解明が進められている。その中で、アスパラギン結合型糖鎖は、タンパク質などに結合し、細胞分化、老化、免疫応答といった生命現象や、癌、ウイルス感染、炎症などの疾患に深く関与していることが知られている。さらに、分子レベルでの糖鎖機能の解明、さらには糖鎖を利用した創薬への応用が期待されている。
しかし、生体内での発現量が微量な糖鎖試料の調製は現在有機合成法に頼らざるを得ず、その困難さが糖鎖工学研究分野や糖鎖再生医療の進展を妨げている。例えば、アスパラギン結合型3糖は、従来は、有機合成法による煩雑な多段階反応で製造されており(引用文献1)、効率的な大量調製が困難であるため、非常に高額であるという問題点があった。そのため、糖鎖の簡便な製造法の確立は急務となっている。
特許第4778315号明細書
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、効率的にアスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造を製造することを目的とする。
上記課題を達成するため鋭意検討した結果、新規に発見したマンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼが触媒するオリゴ糖合成反応を用いて、高価なアスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンおよびマンノシル−β−1,4−キトビオースをワンステップで製造することができ、反応系のスケールアップによる大量調製も可能であることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下の酵素学的性質と配列番号1に記載のアミノ酸配列を有するオリゴ糖合成酵素マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼを用いるものである。
a)作用
α−マンノース1−リン酸と、N−アセチルグルコサミンまたはN−アセチルグルコサミノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミン(以下、キトビオースという)に作用して、アスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンまたはマンノシル−β−1,4−キトビオースを生成する;
b)基質特異性
α−マンノース1−リン酸と、N−アセチルグルコサミンまたはキトビオースに作用する;
c)至適pH
30℃の条件下で、pH5.5;
d)温度安定性
pH5.5の条件下で、60℃まで安定;
e)pH安定性
4℃、24時間の条件下で、pH4.5−10.5で安定。
そして、本発明のアスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造の製造方法は、α−マンノース1−リン酸と、N−アセチルグルコサミンと、前記オリゴ糖合成酵素マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼを含む溶液中でオリゴ糖合成反応を行うステップと、マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンを回収するステップを含むことを特徴とする。
また、本発明のアスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造の製造方法は、α−マンノース1−リン酸と、キトビオースと、前記オリゴ糖合成酵素マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼを含む溶液中でオリゴ糖合成反応を行うステップと、マンノシル−β−1,4−キトビオースを回収するステップを含むことを特徴とする。
また、前記アスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造の製造方法は、前記溶液が、pH5.0〜7.0であることを特徴とする。
本発明によれば、マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼが触媒するオリゴ糖合成反応により、α−マンノース1−リン酸と、N−アセチルグルコサミンまたはキトビオースを出発材料として、アスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンまたはマンノシル−β−1,4−キトビオースをワンステップで簡便に製造することができる。
本発明の方法によれば、加リン酸分解反応の逆反応であるオリゴ糖合成反応により、アスパラギン結合型糖鎖のコア構造を選択的に製造できる。
具体的には、α−マンノース1−リン酸と、N−アセチルグルコサミンと、マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼを含む溶液中でオリゴ糖合成反応を行うことにより、マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンを製造することができる。
Figure 0006000758
また、α−マンノース1−リン酸と、キトビオースと、マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼを含む溶液中でオリゴ糖合成反応を行うことにより、マンノシル−β−1,4−キトビオースを製造することができる。
Figure 0006000758
反応液中でのマンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼの濃度は特に限定されないが、0.76〜76μM、好ましくは、1.5〜3.8μMで使用し得る。
マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼの30℃における至適pHは5.5付近であることから、前記溶液は、pH5.0〜7.0であることが好ましく、特にpH5.5が好ましい。前記溶液としては、特に限定されるものではないが、酢酸緩衝溶液が好適である。
また、マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼのpH5.5における温度安定性は60℃までであることから、オリゴ糖合成反応は、30〜60℃で行うことが好ましく、特に、30℃が好ましい。
また、反応時間は、特に限定されるものではないが、30〜60分が好ましく、特に、60分が好ましい。
上記オリゴ糖合成反応により製造されたアスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンおよびマンノシル−β−1,4−キトビオースは、カラムクロマトグラフィーや結晶化等の公知の方法により単離することが可能であるが、高速液体クロマトグラフィーが好適である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の思想を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
次に、本発明を実施例により詳しく説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
バクテロイデス・シータイオタオミクロン(Bacteroides thetaiotaomicron)のゲノム情報を基に、BT1033遺伝子に対するフォーワードプライマー(配列番号3)およびリバースプライマー(配列番号4)を設計し、合成した。BT1033遺伝子の塩基配列を配列番号2に、またこの塩基配列にコードされているアミノ酸配列を配列番号1に示す。
バクテロイデス・シータイオタオミクロンのゲノムDNAを鋳型とし、上記のプライマー及びKOD plus polymerase(TOYOBO社製)を用い、95℃に2分間保持したのち、95℃で30秒間、58℃で30秒間、68℃で1分30秒間のサイクルを45回繰り返してPCR反応を行い、最後に68℃に5分間保持した。その結果、985bpの増幅断片が得られた。このPCRで増幅されるDNA断片は、5’末端にNdeIサイトを、3’末端にXhoIサイトをそれぞれ有するBT1033をコードするDNAである。
得られた増幅断片を制限酵素NdeI及びXhoIで消化後、同様に処理した市販の遺伝子発現用プラスミドpET−24a(ノバジェン社製)に高効率ライゲーション試薬Ligation high(TOYOBO社製)を用いて連結した。さらに、ライゲーション反応液を用いて大腸菌コンピテントセルDH5α(TOYOBO製)を形質転換し、C末端に6残基のヒスチジンからなるHisタグが付加されたBT1033をコードするDNAを含む発現ベクターpET−24aを回収した。
この発現ベクターpET−24aを用いて、大腸菌BL21(DE3)をHanahanらの方法(J.Mol.Biol.、1983年、第166巻、第557−580頁)に従って形質転換した。形質転換体を50μg/mLのカナマイシンを含むLB培地200mLに植菌し、IPTG濃度を0.1mMとして誘導培養を18℃で24時間行った。培養液から遠心分離で回収した菌体を10mLの500mM塩化ナトリウムおよび10%グリセロールを含む20mMHEPES−NaOH緩衝液pH7.5に懸濁し、超音波処理により破砕した後、遠心分離後によって粗酵素液を得た。組換えタンパク質の精製は、Hisタグタンパク質精製用カラムHisTrapFF(GEヘルスケア社製)を用いたカラムクロマトグラフィーにより行った。得られた精製酵素溶液を、10mM HEPES−NaOH緩衝液pH7.0に対して透析を行い、遠心式フィルターユニットアミコンウルトラ−15(ミリポア社製)を用いた限外濾過によって濃縮することで、3.6mLの精製酵素標品を調製した。
得られた精製酵素標品を用い、以下に示す方法によって本タンパク質を新規酵素マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼと同定し、アスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンおよびマンノシル−β−1,4−キトビオースを生成した。
50mM糖供与体(α−マンノース1−リン酸)、50mM糖受容体(N−アセチルグルコサミンまたはキトビオース)、精製酵素(それぞれ1.5、3.8μM)を含む40mM酢酸緩衝液(pH5.5)中で酵素反応を30℃、1時間行った。各反応液をアンバーライトMB3(オルガノ社製)で脱塩後、ショウデックスアサヒパック NH2P−50 4Eカラムによる75%アセトニトリルを溶媒とした高速液体クロマトグラフィーにより、それぞれ二糖画分(図1A)および三糖画分(図2A)を単離した。精製後の収量は共に2mgであった。それぞれの生成物をNMRにより分析したところ、マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンおよびマンノシル−β−1,4−キトビオースであることを確認した。
40mM酢酸緩衝液(pH5.5)中、2mMのα−マンノース1−リン酸および糖受容体を用いて、合成反応時に生成するリン酸をモリブデンブルー法(J.Biol.Chem.1946、162、421−428)により定量した。上記条件下に毎分1μモルのリン酸を生成する活性を1ユニットと定義した。その結果、N−アセチルグルコサミンおよびキトビオースを糖受容体としたときの活性はそれぞれ20および1.9ユニット/mgであった。
マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼの30℃における至適pHは5.5付近であり(図3A)、安定pH範囲は4℃,24時間の条件下でpH4.5−10.5であった(図3B)。本酵素のpH5.5における安定性は60℃までであった(図3C)。本酵素を用いたオリゴ糖合成反応は、pH5.0〜7.0、30〜60℃が好ましいことがわかった。
以上のように本発明は、医療創薬産業およびオリゴ糖製造業で利用できる。
実施例2のマンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンのクロマトグラムである。 実施例2のマンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンの収率を示す図である。 実施例2のマンノシル−β−1,4−キトビオースのクロマトグラムである。 実施例2のマンノシル−β−1,4−キトビオースの収率を示す図である。 実施例1で調製したマンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼの至適pHを示す図である。 実施例1で調製したマンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼのpH安定性を示す図である。 実施例1で調製したマンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼの温度安定性を示す図である。

Claims (3)

  1. α−マンノース1−リン酸と、N−アセチルグルコサミンと、以下の酵素学的性質と配列番号1に記載のアミノ酸配列を有するオリゴ糖合成酵素マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼを含む溶液中でオリゴ糖合成反応を行うステップと、マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンを回収するステップを含むことを特徴とするアスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造の製造方法
    a)作用
    α−マンノース1−リン酸と、N−アセチルグルコサミンまたはキトビオースに作用して、アスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンまたはマンノシル−β−1,4−キトビオースを生成する;
    b)基質特異性
    α−マンノース1−リン酸と、N−アセチルグルコサミンまたはキトビオースに作用する;
    c)至適pH
    30℃の条件下で、pH5.5;
    d)温度安定性
    pH5.5の条件下で、60℃まで安定;
    e)pH安定性
    4℃、24時間の条件下で、pH4.5−10.5で安定。
  2. α−マンノース1−リン酸と、キトビオースと、以下の酵素学的性質と配列番号1に記載のアミノ酸配列を有するオリゴ糖合成酵素マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンホスホリラーゼを含む溶液中でオリゴ糖合成反応を行うステップと、マンノシル−β−1,4−キトビオースを回収するステップを含むことを特徴とするアスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造の製造方法
    a)作用
    α−マンノース1−リン酸と、N−アセチルグルコサミンまたはキトビオースに作用して、アスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造マンノシル−β−1,4−N−アセチルグルコサミンまたはマンノシル−β−1,4−キトビオースを生成する;
    b)基質特異性
    α−マンノース1−リン酸と、N−アセチルグルコサミンまたはキトビオースに作用する;
    c)至適pH
    30℃の条件下で、pH5.5;
    d)温度安定性
    pH5.5の条件下で、60℃まで安定;
    e)pH安定性
    4℃、24時間の条件下で、pH4.5−10.5で安定。
  3. 前記溶液は、pH5.0〜7.0であることを特徴とする請求項またはに記載のアスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造の製造方法。
JP2012190474A 2012-08-30 2012-08-30 オリゴ糖合成酵素およびアスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造の製造方法 Active JP6000758B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012190474A JP6000758B2 (ja) 2012-08-30 2012-08-30 オリゴ糖合成酵素およびアスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造の製造方法
PCT/JP2013/068549 WO2014034274A1 (ja) 2012-08-30 2013-07-05 オリゴ糖合成酵素マンノシル-β-1,4-N-アセチルグルコサミンホスホリラーゼおよびアスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012190474A JP6000758B2 (ja) 2012-08-30 2012-08-30 オリゴ糖合成酵素およびアスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014045704A JP2014045704A (ja) 2014-03-17
JP6000758B2 true JP6000758B2 (ja) 2016-10-05

Family

ID=50183096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012190474A Active JP6000758B2 (ja) 2012-08-30 2012-08-30 オリゴ糖合成酵素およびアスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6000758B2 (ja)
WO (1) WO2014034274A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6171598B2 (ja) * 2013-06-11 2017-08-02 国立大学法人 新潟大学 β−マンノシドの製造方法
WO2015014973A2 (en) * 2013-07-31 2015-02-05 Institut National De La Recherche Agronomique Use of specific glycoside phosphorylases for the implementation of phosphorolysis or reverse phosphorolysis reactions

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1698634A4 (en) * 2003-12-26 2010-11-03 Shionogi & Co SYNTHESIS OF A STRUCTURE OF INNER SUGAR CHAINS OF GLYCOPROTEIN LINKED WITH ASPARAGIN

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014045704A (ja) 2014-03-17
WO2014034274A1 (ja) 2014-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2100967B1 (en) Method for producing lacto-n-biose i or galacto-n-biose
JP6097691B2 (ja) 新規フコシルトランスフェラーゼおよびそれらの適用
ES2340888T3 (es) Metodo enzimatico para procudir alfa-d-glucosilglicerol (2-0-gliceril-alfa-d-glucopiranosida).
JP6507318B2 (ja) D−プシコース3−エピメラーゼ及びその塩を含むd−プシコースを製造するための組成物、並びにこれを用いたd−プシコースの製造方法
Lin et al. Characterization of a thermophilic L-rhamnose isomerase from Thermoanaerobacterium saccharolyticum NTOU1
JP5431351B2 (ja) バイサルファイト修飾された核酸を増幅およびコピーするための酵素
TWI471418B (zh) 纖維二糖2-表異構酶與其製造方法及用途
CN113166770A (zh) 重组大肠杆菌系统及其构建方法和其在合成α-1,2-岩藻糖基化寡糖中的应用
JP6000758B2 (ja) オリゴ糖合成酵素およびアスパラギン結合型糖タンパク質のコア糖鎖構造の製造方法
US11312948B2 (en) Method and enzyme for preparation of enzyme-modified stevia sugar and use of enzyme-modified stevia sugar
WO2024192890A1 (zh) 幽门螺杆菌岩藻糖基转移酶突变体
JP6171598B2 (ja) β−マンノシドの製造方法
JP6033632B2 (ja) セロビオン酸ホスホリラーゼを用いた酸性βグルコシル二糖の製造方法
JP6033621B2 (ja) オリゴ糖合成酵素並びにβ−1,2−マンノビオース及びその誘導体の製造方法
JP6045912B2 (ja) グルコシル−α−1,2−グリセロールホスホリラーゼを用いたグルコシル−α−1,2−グリセロールの製造方法
WO2016017774A1 (ja) 改良型β-フルクトフラノシダーゼ
JP6678483B2 (ja) オリゴ糖の製造方法
CN111534495B (zh) 一种提高重组n-乙酰葡糖胺转移酶ii可溶性表达的方法
KR101214572B1 (ko) 환상 아밀로오스의 제조방법
WO2019035482A1 (ja) エピメリ化活性を有するタンパク質
KR100589121B1 (ko) 효소반응을 이용한 l-오르니틴의 제조방법
CN105002149B (zh) 流感病毒rna聚合酶纯化或结晶的方法
JP5078080B2 (ja) Nアセチルガラクトサミンの製造方法
KR102004478B1 (ko) 3-푸코실락토오스의 생산을 증가시키는 방법
TWI712691B (zh) 葡聚醣親和性標籤及其應用

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6000758

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250