JP5999633B2 - スイッチング電源 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチング電源に関する。
従来、共振回路を有するスイッチング電源が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
[スイッチング電源100の構成]
図7は、従来例に係るスイッチング電源100の回路図である。スイッチング電源100は、トランスTと、トランスTの1次巻線W1に接続された1次側回路と、トランスTの2次巻線W2、W3に接続された2次側回路と、を備える。
まず、1次側回路について説明する。1次側回路は、NチャネルMOSFETで構成されるスイッチ素子Q1、Q2と、制御回路110と、キャパシタC1と、インダクタLと、フォトトランジスタPC2と、を備える。
スイッチ素子Q1、Q2はハーフブリッジ回路を形成しており、スイッチ素子Q1のドレインには、入力端子INが接続される。スイッチ素子Q2のソースには、基準電位源に接続された入力端子GNDが接続される。スイッチ素子Q1のソースと、スイッチ素子Q2のドレインとには、キャパシタC1およびインダクタLを介して、1次巻線W1の一端が接続される。キャパシタC1とインダクタLと1次巻線W1とは、LLC共振回路を形成する。1次巻線W1の他端には、入力端子GNDが接続される。
スイッチ素子Q1のゲートには、制御回路110の端子P2が接続され、スイッチ素子Q2のゲートには、制御回路110の端子P3が接続される。この制御回路110には、入力端子GNDが接続されるとともに、端子P1においてフォトトランジスタPC2のコレクタが接続される。フォトトランジスタPC2のエミッタには、入力端子GNDが接続される。
次に、2次側回路について説明する。2次側回路は、ダイオードD1、D2と、キャパシタC2、C3と、抵抗R1〜R4と、基準電圧源Vrefと、誤差増幅器AMPと、フォトダイオードPC1と、を備える。
ダイオードD1のアノードには、2次巻線W2の一端が接続され、ダイオードD2のアノードには、2次巻線W3の他端が接続される。ダイオードD1のカソードと、ダイオードD2のカソードとには、出力端子OUT1が接続される。2次巻線W2の他端と、2次巻線W3の一端とには、出力端子OUT2が接続される。出力端子OUT1と出力端子OUT2とは、キャパシタC2を介して接続されるとともに、抵抗R3、R4を介して接続される。
抵抗R3の一端には、出力端子OUT1が接続され、抵抗R3の他端には、抵抗R4の一端が接続され、抵抗R4の他端には、出力端子OUT2が接続される。抵抗R3の他端と、抵抗R4の一端とには、誤差増幅器AMPの反転入力端子が接続されるとともに、キャパシタC3および抵抗R2を介して誤差増幅器AMPの出力端子が接続される。誤差増幅器AMPの非反転入力端子には、基準電圧源Vrefの正極が接続され、基準電圧源Vrefの負極には、出力端子OUT2が接続される。
誤差増幅器AMPの出力端子には、フォトダイオードPC1のカソードが接続され、フォトダイオードPC1のアノードには、抵抗R1を介して出力端子OUT1が接続される。このフォトダイオードPC1は、フォトトランジスタPC2と対に設けられており、フォトダイオードPC1およびフォトトランジスタPC2は、フォトカプラを構成する。
[スイッチング電源100の動作]
以上の構成を備えるスイッチング電源100は、端子P1の電圧に応じて制御回路110によりスイッチ素子Q1、Q2のオン・オフの周波数を制御して、入力端子IN、GNDから入力された入力電圧を所定の電圧に変換して、出力電圧として出力端子OUT1、OUT2から出力する。
端子P1の電圧は、出力電圧に応じて変化する。具体的には、出力電圧の電圧値と、基準電圧源Vrefの電源電圧により定まる出力電圧の目標値と、の誤差である誤差電圧を誤差増幅器AMPにより検出し、検出結果に応じた光量の光をフォトダイオードPC1からフォトトランジスタPC2に出射する。フォトトランジスタPC2は、フォトダイオードPC1から受光した光量に応じた電流を、制御回路110から入力端子GNDに向かって流す。これによれば、誤差電圧に応じて、端子P1の電圧が変化することになる。
特開2004−343855号公報 特開2007−252144号公報
図8は、スイッチング電源100のゲイン位相特性を示す図である。図8において、縦軸は、ゲインまたは位相を示し、横軸は、スイッチング電源100の応答周波数を示す。
スイッチング電源100のように共振回路を有するスイッチング電源では、比例ゲインは、図8に示すように入力電圧の下限で最大になる。このため、出力電圧を安定させるために、入力電圧の下限で負帰還制御定数が設定される。しかしながら、入力電圧範囲が広いと、通常動作時や入力電圧の上限時に、図8に示すように比例ゲインが低下してしまうため、電源特性が劣化してしまう場合があった。
そこで、上述の電源特性の劣化を抑制するために、力率改善回路(昇圧コンバータ)を設け、入力電圧範囲を狭くするといった対策を施すことが考えられる。しかしながら、この対策を施した場合でも、停電時には、昇圧コンバータの効果がなくなるため、上述の電源特性の劣化を抑制できない。
また、別の課題として、入力電圧変動と同様に出力電圧を可変させた場合にも、比例ゲインの変動が発生する。この場合、比例ゲインは、出力電圧の上限で最大になる。しかしながら、この場合にも、出力電圧の可変範囲が広いと、入力電圧の上限で負帰還制御定数が設定されると同様に、通常動作時や出力電圧の下限時に比例ゲインが低下してしまうため、電源特性が劣化してしまう場合があった。
上述の課題を鑑み、本発明は、入力電圧範囲または出力電圧可変範囲によらずスイッチング電源の電源特性の劣化を抑制することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1) 本発明は、共振回路(例えば、図1のキャパシタC1とインダクタLと1次巻線W1とで形成されるLLC共振回路に相当)およびスイッチ素子(例えば、図1のスイッチ素子Q1、Q2に相当)を有するスイッチング電源(例えば、図1のスイッチング電源1に相当)であって、前記スイッチング電源の発振周波数に応じて比例ゲインを制御する制御手段(例えば、図1の制御回路10に相当)を備えることを特徴とするスイッチング電源を提案している。
この発明によれば、共振回路およびスイッチ素子を有するスイッチング電源に、スイッチング電源の発振周波数に応じて比例ゲインを制御する制御手段を設けた。このため、スイッチング電源の発振周波数に応じて比例ゲインを制御することで、入力電圧または出力電圧に応じて比例ゲインを制御することができる。したがって、入力電圧または出力電圧の変動に応じて比例ゲインが変動してしまうのを抑制でき、入力電圧範囲または出力電圧可変範囲によらず、スイッチング電源の電源特性の劣化を抑制することができる。
(2) 本発明は、(1)のスイッチング電源について、前記制御手段は、出力電圧または出力電圧に応じた電圧(例えば、図1の端子P1の電圧に相当)に基づいて、前記スイッチング電源の発振周波数を求める発振周波数算出手段(例えば、図2の発振周波数算出部11に相当)と、前記発振周波数算出手段により求められた発振周波数に応じて比例ゲインを制御する補正手段(例えば、図2の補正部12に相当)と、前記出力電圧または出力電圧に応じた電圧と、前記補正手段により制御された比例ゲインと、に基づいて前記スイッチ素子のオン・オフの周波数を制御するスイッチ素子制御手段(例えば、図2のスイッチ素子制御部13に相当)と、を備えることを特徴とするスイッチング電源を提案している。
この発明によれば、(1)のスイッチング電源において、制御手段に、発振周波数算出手段、補正手段、およびスイッチ素子制御手段を設けた。そして、発振周波数算出手段により、出力電圧または出力電圧に応じた電圧に基づいて、スイッチング電源の発振周波数を求め、補正手段により、発振周波数算出手段により求められた発振周波数に応じて比例ゲインを制御することとした。また、スイッチ素子制御手段により、出力電圧または出力電圧に応じた電圧と、補正手段により制御された比例ゲインと、に基づいてスイッチ素子のオン・オフの周波数を制御することとした。このため、スイッチング電源の発振周波数に応じて比例ゲインを制御することができ、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(3) 本発明は、(2)のスイッチング電源について、前記発振周波数算出手段は、前記発振周波数と、比例ゲインと、の関係を示す情報を予め保持しており、前記情報を用いて、前記発振周波数に応じた比例ゲインの値を求めることを特徴とするスイッチング電源を提案している。
この発明によれば、(2)のスイッチング電源において、発振周波数算出手段に、スイッチング電源の発振周波数と、比例ゲインと、の関係を示す情報を予め保持させておき、この情報を用いて、スイッチング電源の発振周波数に応じた比例ゲインの値を求めることとした。このため、スイッチング電源の発振周波数に応じて比例ゲインを制御することができる。したがって、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(4) 本発明は、(3)のスイッチング電源について、前記発振周波数算出手段が予め情報を保持する前記発振周波数と、比例ゲインと、の関係は、線形または非線形であることを特徴とするスイッチング電源を提案している。
この発明によれば、(3)のスイッチング電源において、発振周波数算出手段が予め情報を保持するスイッチング電源の発振周波数と、比例ゲインと、の関係は、線形または非線形であることとした。このため、スイッチング電源の発振周波数に対して、線形または非線形に比例ゲインを変化させることができ、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(5) 本発明は、(2)〜(4)のいずれかのスイッチング電源について、前記出力電圧または出力電圧に応じた電圧は、出力電圧の電圧値と、当該出力電圧の目標値と、の誤差電圧であることを特徴とするスイッチング電源を提案している。
この発明によれば、(2)〜(4)のいずれかのスイッチング電源に、出力電圧または出力電圧に応じた電圧は、出力電圧の電圧値と、出力電圧の目標値と、の誤差電圧であるものとした。このため、出力電圧の電圧値と目標値との誤差に基づいて、スイッチング電源の発振周波数を求めることができ、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(6) 本発明は、(2)〜(5)のいずれかのスイッチング電源について、前記制御手段は、前記スイッチング電源の1次側に設けられ、前記出力電圧または出力電圧に応じた電圧を、前記スイッチング電源の2次側から1次側に信号伝達する伝達手段(例えば、図1のフォトダイオードPC1およびフォトトランジスタPC2に相当)を備えることを特徴とするスイッチング電源を提案している。
この発明によれば、(2)〜(5)のいずれかのスイッチング電源において、制御手段をスイッチング電源の1次側に設け、出力電圧または出力電圧に応じた電圧を、スイッチング電源の2次側から1次側に信号伝達する伝達手段を設けた。このため、制御手段がスイッチング電源の1次側にある場合であっても、出力電圧または出力電圧に応じた電圧を制御手段に伝達することができ、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(7) 本発明は、(2)〜(5)のいずれかのスイッチング電源について、前記制御手段は、前記スイッチング電源の2次側に設けられ、前記スイッチ素子のオン・オフの周波数を制御する制御信号を、当該スイッチング電源の2次側から1次側に信号伝達する伝達手段(例えば、図6の絶縁回路31に相当)を介して、前記スイッチ素子に伝達することを特徴とするスイッチング電源を提案している。
この発明によれば、(2)〜(5)のいずれかのスイッチング電源において、制御手段をスイッチング電源の2次側に設け、この制御手段により、スイッチ素子のオン・オフの周波数を制御する制御信号を、スイッチング電源の2次側から1次側に信号伝達する伝達手段を介して、スイッチ素子に伝達することとした。このため、制御手段がスイッチング電源の2次側にある場合であっても、スイッチ素子のオン・オフの周波数を制御手段により制御することができ、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(8) 本発明は、(2)〜(5)のいずれかのスイッチング電源について、前記制御手段は、入力電圧が予め定められた閾値以下である場合に、前記比例ゲインを制御することを特徴とするスイッチング電源を提案している。
この発明によれば、(2)〜(5)のいずれかのスイッチング電源において、制御手段により、入力電圧が予め定められた閾値以下である場合に、比例ゲインを制御することとした。このため、入力電圧が予め定められた閾値以下である場合に、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(9) 本発明は、(1)〜(8)のいずれかのスイッチング電源について、前記スイッチング電源の入力部に力率改善回路(例えば、図5の力率改善回路20に相当)を備えることを特徴とするスイッチング電源を提案している。
この発明によれば、(1)〜(8)のいずれかのスイッチング電源において、スイッチング電源の入力部に力率改善回路を設けた。このため、力率改善回路に電力が供給されている期間では、力率改善回路により、スイッチング電源の電源特性の劣化を抑制できる。
本発明によれば、入力電圧範囲または出力電圧可変範囲によらずスイッチング電源の電源特性の劣化を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るスイッチング電源の回路図である。 前記スイッチング電源が備える制御回路のブロック図である。 前記スイッチング電源のゲイン位相特性を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るスイッチング電源の回路図である。 本発明の第3実施形態に係るスイッチング電源の回路図である。 本発明の第4実施形態に係るスイッチング電源の回路図である。 従来例に係るスイッチング電源の回路図である。 前記スイッチング電源のゲイン位相特性を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1実施形態>
[スイッチング電源1の構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係るスイッチング電源1の回路図である。スイッチング電源1は、図7に示した従来例に係るスイッチング電源100とは、制御回路110の代わりに制御回路10を備える点が異なる。なお、スイッチング電源1において、スイッチング電源100と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図2は、制御回路10のブロック図である。制御回路10は、発振周波数算出部11、補正部12、およびスイッチ素子制御部13を備える。
[スイッチング電源1の動作]
スイッチング電源1において、制御回路10は、スイッチング電源1の発振周波数に応じて比例ゲインを制御し、制御した比例ゲインと、端子P1の電圧と、に基づいてスイッチ素子Q1、Q2のオン・オフの周波数を制御する。
具体的には、制御回路10は、まず、発振周波数算出部11により、端子P1の電圧に基づいて、すなわち出力電圧の電圧値と、基準電圧源Vrefの電源電圧により定まる出力電圧の目標値と、の誤差である誤差電圧に基づいて、スイッチング電源1の発振周波数を求める。
制御回路10は、次に、補正部12により、発振周波数算出部11により求めたスイッチング電源1の発振周波数に応じて比例ゲインを制御する。具体的には、補正部12は、スイッチング電源1の発振周波数と、比例ゲインと、の関係を示す計算式を予め記憶している。そして、この計算式に、スイッチング電源1の発振周波数を代入して、スイッチング電源1の発振周波数に応じた比例ゲインの値を求め、求めた値に比例ゲインを制御する。
制御回路10は、次に、スイッチ素子制御部13により、補正部12により制御した比例ゲインと、端子P1の電圧と、に基づいてスイッチ素子Q1、Q2のオン・オフの周波数を制御する。
なお、上述の計算式とは、スイッチング電源1の発振周波数と、比例ゲインと、の関係が線形または非線形となる数式のことであり、例えば、P制御や、PI制御や、PID制御に用いられる数式のことである。
スイッチング電源1の発振周波数と、比例ゲインと、の関係が線形である場合には、例えば、スイッチング電源1の発振周波数が高くなるに従ってリニアに、比例ゲインを低下させる。
また、スイッチング電源1の発振周波数と、比例ゲインと、の関係が非線形である場合には、例えば、スイッチング電源1の発振周波数が予め定められた閾値未満であれば、比例ゲインを第1の値にする。一方、スイッチング電源1の発振周波数が予め定められた閾値以上であれば、比例ゲインを、第1の値より小さい第2の値にする。これによれば、スイッチング電源1の発振周波数が、上述の閾値以上である場合に、上述の閾値未満である場合と比べて、比例ゲインが低下することになる。すなわち、スイッチング電源1の発振周波数が上述の閾値以上であるか否かを境にして、比例ゲインが非線形に変化することになる。
ここで、スイッチング電源1の発振周波数と入力電圧との間には、相関関係がある。このため、スイッチング電源1の発振周波数に応じて比例ゲインを制御することで、入力電圧に応じて比例ゲインを制御することができる。
図3は、スイッチング電源1のゲイン位相特性を示す図である。図3において、縦軸は、ゲインまたは位相を示し、横軸は、スイッチング電源1の応答周波数を示す。
上述のようにスイッチング電源1の発振周波数に応じて比例ゲインを制御すると、入力電圧に応じて比例ゲインを制御することができ、その結果、図3に示すように、入力電圧の下限時に対する入力電圧の上限時における比例ゲインの低下が、図8に示した場合と比べて抑制される。
以上のスイッチング電源1によれば、以下の効果を奏することができる。
スイッチング電源1は、スイッチング電源1の発振周波数に応じて比例ゲインを制御する。このため、入力電圧の変動に応じて比例ゲインが変動してしまうのを抑制でき、負荷急変特性やレギュレーション特性などのスイッチング電源1の電源特性について、入力電圧範囲による劣化を抑制することができる。これによれば、キャパシタC2の容量を低減することもできる。
<第2実施形態>
[スイッチング電源1Aの構成]
図4は、本発明の第2実施形態に係るスイッチング電源1Aの回路図である。スイッチング電源1Aは、図1に示した本発明の第1実施形態に係るスイッチング電源1とは、フォトトランジスタPC2の接続が異なる。なお、スイッチング電源1Aにおいて、スイッチング電源1と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
フォトトランジスタPC2のコレクタには、電圧源V1が接続され、フォトトランジスタPC2のエミッタには、制御回路10の端子P1が接続される。
以上のスイッチング電源1Aによれば、スイッチング電源1が奏することのできる上述の効果と同様の効果を奏することができる。
<第3実施形態>
[スイッチング電源1Bの構成]
図5は、本発明の第3実施形態に係るスイッチング電源1Bの回路図である。スイッチング電源1Bは、図1に示した本発明の第1実施形態に係るスイッチング電源1とは、入力部に力率改善回路20を設けられている点が異なる。なお、スイッチング電源1Bにおいて、スイッチング電源1と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
力率改善回路20は、昇圧コンバータを構成し、スイッチング電源1Bの入力電圧が予め定められた閾値より高い場合に動作する。一方、制御回路10は、スイッチング電源1Bの入力電圧が閾値以下である場合には、上述のようにスイッチング電源1Bの発振周波数に応じて比例ゲインを制御し、スイッチング電源1Bの入力電圧が閾値より高い場合には、上述のスイッチング電源1Bの発振周波数に応じた比例ゲインの制御を停止する。
このため、入力電圧が閾値より高い場合には、力率改善回路20が入力電圧を昇圧して、入力電圧範囲を狭くする。一方、入力電圧が閾値以下である場合(例えば、停電時など)には、力率改善回路20は動作しないが、制御回路10が、スイッチング電源1Bの発振周波数に応じて比例ゲインを制御する。
以上のスイッチング電源1Bによれば、スイッチング電源1が奏することのできる上述の効果に加えて、以下の効果を奏することができる。
スイッチング電源1Bは、入力電圧が閾値より高い場合に、力率改善回路20により入力電圧範囲を狭くして、スイッチング電源1Bの電源特性の劣化を抑制できる。
<第4実施形態>
[スイッチング電源1Cの構成]
図6は、本発明の第4実施形態に係るスイッチング電源1Cの回路図である。スイッチング電源1Cは、図1に示した本発明の第1実施形態に係るスイッチング電源1とは、制御回路10、フォトトランジスタPC2、フォトダイオードPC1、および抵抗R1の代わりに、制御回路10Aおよび絶縁回路31を備える点が異なる。なお、スイッチング電源1Cにおいて、スイッチング電源1と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
制御回路10Aは、スイッチング電源1Cの2次側に設けられている。具体的には、制御回路10Aは、誤差増幅器AMPの出力端子に直接接続されている。また、制御回路10Aは、絶縁回路31を介して、スイッチ素子Q1のゲートと、スイッチ素子Q2のゲートと、に接続される。
[スイッチング電源1Cの動作]
スイッチング電源1Cにおいて、制御回路10Aは、制御回路10と同様に、スイッチング電源1Cの発振周波数に応じて比例ゲインを制御する。そして、制御した比例ゲインと、端子P1の電圧と、に応じた制御信号を、絶縁回路31を介してスイッチ素子Q1、Q2に送信して、スイッチ素子Q1、Q2のオン・オフの周波数を制御する。
以上のスイッチング電源1Cによれば、スイッチング電源1が奏することのできる上述の効果と同様の効果を奏することができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上述の各実施形態では、1次側回路にはハーフブリッジ回路が設けられるものとしたが、これに限らず、例えばフルブリッジ回路が設けられるものであってもよい。
また、上述の各実施形態では、トランスTはいわゆるセンタタップを有するものとしたが、これに限らない。
また、上述の各実施形態では、1次側回路には共振回路としてLLC共振回路が設けられるものとしたが、これに限らない。
また、上述の全ての実施形態では、入力電圧が変動するのに伴い発振周波数に応じて、比例ゲインを制御するものとした。しかしながら、これに限らず、例えば、出力電圧を可変させた場合も、発振周波数に応じて比例ゲインを制御することができる。この場合、出力電圧の変動に応じて比例ゲインが変動してしまうのを抑制でき、出力電圧可変範囲によらず、スイッチング電源の電源特性の劣化を抑制できる。
また、上述の第3実施形態において、力率改善回路20を設けた例を説明したが、他の実施形態においても、力率改善回路20を設けることができる。
1、1A、1B、1C、100;スイッチング電源
10、10A、110;制御回路
11;発振周波数算出部
12;補正部
13;スイッチ素子制御部
20;力率改善回路
31;絶縁回路
AMP;誤差増幅器
PC1;フォトダイオード
PC2;フォトトランジスタ
Q1、Q2;スイッチ素子
T;トランス

Claims (8)

  1. 共振回路およびスイッチ素子を有するスイッチング電源であって、
    前記スイッチング電源の発振周波数に応じて比例ゲインを制御する制御手段を備え
    前記制御手段は、入力電圧が予め定められた閾値以下である場合に、前記比例ゲインを制御することを特徴とするスイッチング電源。
  2. 前記制御手段は、
    出力電圧または出力電圧に応じた電圧に基づいて、前記スイッチング電源の発振周波数を求める発振周波数算出手段と、
    前記発振周波数算出手段により求められた発振周波数に応じて比例ゲインを制御する補正手段と、
    前記出力電圧または出力電圧に応じた電圧と、前記補正手段により制御された比例ゲインと、に基づいて前記スイッチ素子のオン・オフの周波数を制御するスイッチ素子制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源。
  3. 前記発振周波数算出手段は、
    前記発振周波数と、比例ゲインと、の関係を示す情報を予め保持しており、
    前記情報を用いて、前記発振周波数に応じた比例ゲインの値を求めることを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源。
  4. 前記発振周波数算出手段が予め情報を保持する前記発振周波数と、比例ゲインと、の関係は、線形または非線形であることを特徴とする請求項3に記載のスイッチング電源。
  5. 前記出力電圧または出力電圧に応じた電圧は、出力電圧の電圧値と、当該出力電圧の目標値と、の誤差電圧であることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のスイッチング電源。
  6. 前記制御手段は、前記スイッチング電源の1次側に設けられ、
    前記出力電圧または出力電圧に応じた電圧を、前記スイッチング電源の2次側から1次側に信号伝達する伝達手段を備えることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のスイッチング電源。
  7. 前記制御手段は、前記スイッチング電源の2次側に設けられ、前記スイッチ素子のオン・オフの周波数を制御する制御信号を、当該スイッチング電源の2次側から1次側に信号伝達する伝達手段を介して、前記スイッチ素子に伝達することを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のスイッチング電源。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のスイッチング電源において、
    前記スイッチング電源の入力部に力率改善回路を備えることを特徴とするスイッチング電源。
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