JPH062990U - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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Publication number
JPH062990U
JPH062990U JP4034292U JP4034292U JPH062990U JP H062990 U JPH062990 U JP H062990U JP 4034292 U JP4034292 U JP 4034292U JP 4034292 U JP4034292 U JP 4034292U JP H062990 U JPH062990 U JP H062990U
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JP
Japan
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switching
circuit
gain
frequency
power supply
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4034292U
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Inventor
勝治 崎本
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH062990U publication Critical patent/JPH062990U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチング周波数が変動しても電源の制御
系安定性が確保できるスイッチング電源装置を提供する
こと。 【構成】 トランスの一次巻線に流れる電流をオンオフ
するスイッチング素子と、トランスの二次巻線に誘起さ
れるスイッチング信号を整流平滑化する回路と、この整
流平滑化回路の出力電圧を基準電圧と比較してこの偏差
に応じた誤差信号を出力する誤差アンプ回路と、この誤
差信号が小さくなる方向のスイッチング制御信号をスイ
ッチング素子に送るスイッチング制御回路とを有するス
イッチング電源装置において、スイッチング素子のスイ
ッチング周波数が高い場合は前記誤差アンプ回路のゲイ
ンを低下させ、周波数が低い場合は前記誤差アンプ回路
のゲインを増大させるゲイン調整回路とを設けたことを
特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案はスイッチング周波数が可変に制御される電源装置に係り、特に制御系 の安定性改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
本出願人は、例えば特開平１−３１５２６４号公報等でリンギングチョークコ ンバータ（ＲＣＣ）電源装置を提案している。このような共振型電源や自励型電 源では、入力電圧や負荷電流に応じてスイッチング周波数を変化させて、出力電 圧を安定化している（例えば、実願平３−１２０６４７号公報）。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、スイッチング周波数が高くなると制御系のゲインが高くなり、 反対にスイッチング周波数が低下すると制御系のゲインが低下する。即ち、制御 系がスイッチング周波数の影響を受けて、大きく周波数が変動するような運転条 件では電源の制御系安定性が損なわれるという課題があった。本考案はこのよう な課題を解決したもので、スイッチング周波数が変動しても電源の制御系安定性 が確保できるスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成する本考案は、トランスに設けられた直流電圧の印加さ れる一次巻線と、この一次巻線に流れる電流をオンオフするスイッチング素子と 、トランスの二次巻線に誘起されるスイッチング信号を整流平滑化する回路と、 この整流平滑化回路の出力電圧を基準電圧と比較してこの偏差に応じた誤差信号 を出力する誤差アンプ回路と、この誤差信号が小さくなる方向のスイッチング制 御信号を前記スイッチング素子に送るスイッチング制御回路とを有するスイッチ ング電源装置において、次の構成としたものである。
【０００５】 即ち、前記スイッチング素子のスイッチング周波数を検出する手段と、この検 出された周波数が高い場合は前記誤差アンプ回路のゲインを低下させ、周波数が 低い場合は前記誤差アンプ回路のゲインを増大させるゲイン調整回路とを設けた ことを特徴としている。
【０００６】
【作用】
スイッチング周波数は、入力電圧や負荷電流に応じて変動するので、周波数検 出回路でこのスイッチング周波数を測定する。他方、電源の出力電圧を安定化す る制御ゲインはスイッチング周波数が増大すると高くなるから、これを補償する ためゲイン調整回路で誤差アンプ回路のゲインを低下させている。
【０００７】
【実施例】
以下図面を用いて、本考案を説明する。図１は本考案の一実施例を示す構成ブ ロック図である。スイッチング電源は一般的なもので、商用の交流電源から送ら れる交流電流をダイオードブリッジＤＢで整流し、コンデンサＣ１で平滑化して 直流化している。この直流電流はトランスＴの一次巻線ｎ１に印加され、トラン ジスタ等のスイッチング素子Ｑによりオンオフされている。するとトランスＴの 二次巻線ｎ２にスイッチング信号が誘起されるので、ダイオードＤ１，Ｄ２で整 流し、チョークコイルＬ１により高周波数成分を除去し、コンデンサＣ２で平滑 化して、負荷側に電圧Ｖoutの直流電流を供給している。ここでは二次巻線ｎ２ の中点をコモンに接続するセンタータップ型を用いている。コンデンサＣ３は一 次巻線ｎ１と並列に接続されたもので、インダクタＬ２と共に共振回路を構成し ている。
【０００８】 出力電圧Ｖoutを安定化する回路として、基準電圧Ｖrefと出力電圧Ｖoutとの 誤差電圧を求める誤差アンプ回路１０と、この誤差信号を小さくする方向のスイ ッチング制御信号をスイッチング素子Ｑに送る制御回路２０を有している。誤差 アンプ回路１０はＯＰアンプを用いており、プラス端子にゼナーダイオード等の 基準電圧Ｖrefを発生する素子を接続し、マイナス端子に出力電圧Ｖoutを印加す るとともに、出力端子とマイナス端子の間をコンデンサＣ４と抵抗Ｒを用いて帰 還して、両者の偏差に比例する誤差信号を発生する。制御回路２０は、例えば共 振型の場合には電流の零クロス点でオンオフすることにより低損失化を行うと好 ましい。
【０００９】 周波数検出回路３０は二次巻線ｎ２に接続されたもので、スイッチング信号を 取り込む。なお、カレントトランスＣＴ等を用いて一次巻線ｎ１に生ずるオンオ フ電流を用いても差し支えない。ゲイン調整回路４０は、スイッチング周波数に 応じて誤差信号のゲインを調整するもので、代表的なスイッチング周波数を基準 として、これより高ければゲインを低下させ、低ければゲインを増大させるもの である。この補償量は誤差アンプ回路における制御ゲインの変動を打ち消す程度 のものとする。ここではｆ−Ｖ変換回路４２により周波数検出回路３０で検出し たスイッチング周波数に比例する直流電圧を発生させ、アナログ乗算器４４に送 る。アナログ乗算器４４では、ｆ−Ｖ変換回路４２からの直流電圧に比例した乗 率で出力電圧Ｖoutを増幅して誤差アンプ回路１０に送っている。
【００１０】 図２は制御ゲインの説明図である。乗算器４４では、出力電圧Ｖoutをスイッ チング周波数に応じたゲインＫ１で増大或いは減少させる。誤差アンプ回路１０ では、調整された出力電圧信号Ｋ1・Ｖoutを固有の増幅率Ｋoで誤差信号を得る。 ［誤差信号］＝Ｋo・(Ｋ1・Ｖout−Ｖref) （１）
【００１１】 尚、上記実施例においては乗算器４４は出力電圧を調整しているが、誤差アン プ回路１０自体の増幅率を制御させてもよい。この場合には、ゲイン調整回路４ ０による調整ゲインをＫ２とする次式で与えられる。 ［誤差信号］＝Ｋo・Ｋ2・(Ｖout−Ｖref) （２）
【００１２】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によればスイッチング周波数に応じて誤差アンプ 回路の制御ゲインを調整しているので、入力電圧や負荷電流に依存しない安定し た制御性の周波数可変型スイッチング電源が得られるという特有の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図２】制御ゲインの説明図である。
【符号の説明】
１０ 誤差アンプ回路 ２０ スイッチング制御回路 ３０ 周波数検出回路 ４０ ゲイン調整回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】トランスに設けられた直流電圧の印加され
    る一次巻線と、この一次巻線に流れる電流をオンオフす
    るスイッチング素子と、トランスの二次巻線に誘起され
    るスイッチング信号を整流平滑化する回路と、この整流
    平滑化回路の出力電圧を基準電圧と比較してこの偏差に
    応じた誤差信号を出力する誤差アンプ回路と、この誤差
    信号が小さくなる方向のスイッチング制御信号を前記ス
    イッチング素子に送るスイッチング制御回路とを有する
    スイッチング電源装置において、 前記スイッチング素子のスイッチング周波数を検出する
    手段と、 この検出された周波数が高い場合は前記誤差アンプ回路
    のゲインを低下させ、周波数が低い場合は前記誤差アン
    プ回路のゲインを増大させるゲイン調整回路とを設けた
    ことを特徴とするスイッチング電源装置。
JP4034292U 1992-06-12 1992-06-12 スイッチング電源装置 Withdrawn JPH062990U (ja)

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Date Code Title Description
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Effective date: 19961003