JP5999586B2 - 切削インサート及び刃先交換式回転切削工具 - Google Patents

切削インサート及び刃先交換式回転切削工具 Download PDF

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Description

本発明は、切削インサートと、それを着脱自在に装着した刃先交換式回転切削工具と、に関する。
刃先交換式回転切削工具の分野においては、金型等を精密に加工することを目的として、工具径が従来と比較して大幅に小さい工具の開発が望まれている。このような小径の回転切削工具は、一般的に、エンドミルであり、求められる工具径は約20mm以下という細さである。従来の刃先交換式のエンドミルをそのまま小径化すると、前述のように径が非常に小さくなるために、切削インサートを装着するインサート取付座の工具回転方向後方側に隣接するバックメタル部分の厚さが薄くなる。工具ボデーのバックメタル部分は切削インサートにかかる切削抵抗を受け止める箇所であるため、この部分の厚さが薄いと、加工時において切削インサートにびびりが生じやすくなる。結果、びびりによって加工面品位の低下や切削インサートの破損といった問題が生じることがある。従来、これを解決するために、バックメタル部分の厚さを確保する工夫がなされてきた。例えば、工具先端面視にて、切削に関与する切削コーナの位置を変化させないままラジアルレーキが負となるように切削インサートを配置することによって、工具ボデーのインサート取付座におけるバックメタル部分を厚くすることができる。
しかしながら、上記のようにラジアルレーキが負となるように切削インサートを配置した場合、インサート取付座の底壁面は工具外周方向へ向くようになる。これにより、工具外周側において略軸方向に延在する主切れ刃にかかる切削抵抗により切削インサートが受ける力には工具外周方向を向く成分が強く生じる。このため、切削インサートが工具外周方向にスライドするように動きやすく、その固定性が低下してしまう可能性があった。
この問題を解決する手段の一例として、特許文献1に開示されているように、切削インサートの下面を略V字形状に膨らんで形成する方法がある。特許文献1の切削インサートの下面は、長手方向に延びる平坦な基準面と、この基準面の両側から上面側に向かって外方に拡がるように延在する2つの傾斜面とを有する。この切削インサートは、V字形状の山部分に位置する基準面が工具ボデーの回転中心軸と略平行の位置関係となるように、工具ボデーに装着されている。これによって、V字形状をなす2つの傾斜面のうち、工具外周側に位置している傾斜面が工具外周方向を向く力を受け止めることで、切削インサートの工具外周方向へのずれ動きを抑制しようとしている。
特表2012−510380号公報
しかしながら、特許文献1の切削インサートにおいては、次の問題があった。すなわち、切削インサートの下面を略V字形状にした場合、切削インサートにかかる切削抵抗や遠心力又はインサート取付座の弾性変形などの要因が複合することによって、下面の2つの傾斜面のうち、工具内周側に位置している内周側傾斜面がインサート取付座の底壁面から離れてしまい、実質的に、工具外周側に位置している外周側傾斜面のみによって切削インサートが支持されるという状況が発生する場合がある。このような状況においては、切削抵抗の全てを工具外周側に位置している外周側傾斜面のみによって支えることになるので、切削インサートの固定性が低下してしまい、びびり等の問題が発生しやすくなる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、固定性に優れた、下面が略V字形状の切削インサート及びそれを装着した刃先交換式回転切削工具を提供することを目的とする。
本発明の第1態様によれば、
第1端面と、該第1端面と対向し工具ボデーに形成されたインサート取付座と当接する着座面として機能する第2端面と、該第1端面と該第2端面とを接続する周側面と、を備え、前記第1端面と前記第2端面とを貫通するように定められる軸線を有する切削インサートであって、
前記周側面は、対向する一対の第1側面部を有し、
前記第1端面と前記周側面との交差稜線部に沿って、少なくとも1つの切れ刃が形成され、各切れ刃は、前記第1端面と前記第1側面部との交差稜線部に沿って形成された主切れ刃備え、
前記軸線に対して略平行で且つ前記主切れ刃に沿う第1仮想面を定めるとき、前記第1側面部は、前記第1端面側から前記第2端面側に向かうにつれ、前記第1仮想面側から切削インサート外方側へ漸次離間するように形成されていて、
前記第2端面は、一対の傾斜部を有し、
前記軸線に対して略直角で且つ前記主切れ刃を通る第2仮想面を定めるとき、
一方の前記傾斜部は、一方の前記第1側面部と接続されるとともに、該一方の前記第1側面部側から前記軸線側に向かうにつれ、前記第2仮想面から離間するように傾斜し、
他方の前記傾斜部は、他方の前記第1側面部と接続されるとともに、該他方の前記第1側面部側から前記軸線側に向かうにつれ、前記第2仮想面から離間するように傾斜し、
前記第1仮想面が前記傾斜部と交差する、ことを特徴とする切削インサート、
が提供される。
かかる構成を備える本発明の第1態様に係る切削インサートによれば、主切れ刃に関連する第1側面部は前記第1端面側から前記第2端面側に向かうにつれインサート外方側へ延在するので、第2端面の傾斜部を拡張することができる。したがって、第2端面の傾斜部が、十分に広い接触領域で、切削工具の工具ボデーのインサート取付座の底壁面にしっかりと当接することができる。これによって、切削インサートの固定性が大幅に向上し、びびりなどの発生を顕著に抑制することが可能となる。
好ましくは、前記第2端面は、前記一対の傾斜部の間に、前記軸線に対して略直角な平坦部を有している。
また、好ましくは、前記第1側面部の逃げ角は、−20°以上−10°以下の範囲にある。
好ましくは、前記周側面は、前記第1側面部と異なる位置に第2側面部を有し、前記各切れ刃は、前記第1端面と前記第2側面部との交差稜線部に沿って形成された副切れ刃を備え、前記第2側面部のうち、前記副切れ刃に関して逃げ面として機能する部分の逃げ角は、正の角度である。
好ましくは、前記第1端面と前記周側面との交差稜線部に沿って形成されている切れ刃の数はn個(ただし、nは2以上の整数)であり、前記切削インサートは、前記軸線周りにn回回転対称な形状を有する。
好ましくは、前記一対の傾斜部同士又はその延長面同士のなす内角は、140°以上160°以下の範囲にある。
好ましくは、前記一対の第1側面部の逃げ角は、等しい角度である。
好ましくは、前記一対の傾斜部の傾斜角度は、等しい角度である。
本発明の第2態様によれば、
回転軸線を有し、少なくとも1つのインサート取付座が形成された工具ボデーを備え、該インサート取付座に切削インサートが着脱自在に装着される、刃先交換式回転切削工具であって、
前記切削インサートは、上記したような切削インサートである、
ことを特徴とする刃先交換式回転切削工具
が提供される。
好ましくは、前記切削インサート自体は、ラジアルレーキが−40°以上−30°以下の範囲で前記工具ボデーに装着されている。
好ましくは、作用切れ刃のうちの前記主切れ刃は工具外周側において実質的に回転軸線方向に延在し、この場合、前記作用切れ刃のうちの前記主切れ刃の裏側に位置する傾斜部は、前記インサート取付座の底壁面の外周側の傾斜底壁面によって当接されるとよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る切削インサートの斜視図を示す。 図2は、図1の切削インサートの上面図を示す。 図3は、図1の切削インサートの長側面部側から見た側面図を示す。 図4は、図1の切削インサートの短側面部側から見た側面図を示す。 図5は、図1の切削インサートの下面図を示す。 図6Aは、図2におけるVIA−VIA線に沿った図1の切削インサートの断面図を示す。 図6Bは、図2におけるVIB−VIB線に沿った図1の切削インサートの断面図を示す。 図7は、本発明の一実施形態に係る、図1の切削インサートが着脱自在に取り付けられた刃先交換式回転切削工具の斜視図を示す。 図8は、図7の刃先交換式回転切削工具の側面図を示す。 図9は、図7の刃先交換式回転切削工具の先端面図を示す。 図10は、図7の切削工具における、本発明の一実施形態に係る工具ボデーの斜視図を示す。 図11は、図10の工具ボデーの側面図を示す。 図12は、図10の工具ボデーの先端面図を示す。 図13は、図9における、1つの切削インサート付近の拡大図を示す。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、「上」、「下」、「前」、「後」のような用語を用いるが、これらは理解を容易にするように用いられるに過ぎず、本発明を限定することを意図しない。
本実施形態の切削インサート1は、図1から図6Bに示されているように、略四角形板状である。切削インサート1は、略四角形形状を有する第1端面2と、第1端面2に対向するように配置された第2端面3と、第1端面2と第2端面3とを接続する周側面4と、から基本的に構成されている。第1端面2の略中央部と第2端面3の略中央部とを貫通するように、中心軸線Oが定められる取付穴5が設けられている。この中心軸線Oは、本来的には切削インサート1の中心軸線であり、本実施形態では切削インサート1の中心軸線と取付穴5の中心軸線とが一致しているが、これに限定されることはない。すなわち、取付穴5が存在しない形態においても、中心軸線Oを定めることができる。切削インサート1は、中心軸線Oの周りに、180°回転対称に構成されている。なお、以下の説明から明らかなように、切削インサートは第1端面側にのみ切れ刃を備えるので、単に、第1端面を上面と称し、第2端面を下面と称してもよい。
第1端面2は、第1端面2に対向する方向から見て(つまり図2において)、4つの湾曲したコーナ部6と、それらコーナ部6の間に形成された4つの辺部7と、から構成された略四角形形状をなしている。4つの辺部7は、2つの長辺部7aと2つの短辺部7bとから構成されている。一対の長辺部7aは互いに対向しており、一対の短辺部7bも互いに対向するように配置されている。また、4つのコーナ部6は、切削に関与する2つのコーナ部(切削コーナ)6aと、切削に関与しない2つのコーナ部6bと、から構成されている。切削に関与するコーナ部6aと切削に関与しないコーナ部6bは、長辺部7a又は短辺部7bを間に介して交互に配置されている。したがって、本実施形態の切削インサート1の第1端面2は、図2において、中心軸線Oに関して180°回転対称の略四角形状をなしているのであるが、本発明はこれに限定されることはなく、三角形状や五角形状など他の形状であっても構わない。また、周側面4は、長辺部7aに隣接している第1側面部(長側面部)4aと、短辺部7bに隣接している第2側面部(短側面部)4bと、コーナ部6aに隣接している第3側面部(コーナ側面部)4cと、コーナ部6bに隣接しているコーナ側面部4c´と、から構成されていて、ここではそれらは互いに周方向に連続する。これらの面の形状や大きさに関しては適宜変更することができる。なお、切削インサート1は、中心軸線Oの周りに、180°回転対称に構成されているので、2つの第1側面部4aは互いに対向し、2つの第2側面部4bは互いに対向する。
第1端面2と周側面4との交差稜線部には、複数の切れ刃Eが形成されている。上で述べたように切削インサート1は中心軸線Oに関して180°回転対称であるので、より正確には第1端面2と周側面4との交差稜線部に2つの切れ刃Eを有する。各切れ刃Eは、主切れ刃8と、コーナ切れ刃9と、副切れ刃10と、から構成されている。主切れ刃8は、(長辺部7aに相当する)第1端面2と第1側面部4aとの交差稜線部の全体に沿って形成されている。すなわち、主切れ刃8は、互いに対して隣り合う2つのコーナ部6a及び6bの間にわたって延在している。コーナ切れ刃9は、(切削コーナ6aに相当する)第1端面2と第3側面部4cとの交差稜線部の全体に沿って形成されている。コーナ切れ刃9の一方の端部は、主切れ刃8の一方の端部に接続している。副切れ刃10は、(短辺部7bに相当する)第1端面2と第2側面部4bとの交差稜線部の一部に沿って形成されている。すなわち、副切れ刃10は、互いに対して隣り合う2つのコーナ6a及び6bの間において、コーナ6aから始まってコーナ6b方向に一定距離進んだ位置まで延在しており、コーナ6bに接続してはいない。副切れ刃10の一方の端部は、コーナ切れ刃9の主切れ刃8と接続している方とは異なる端部に接続している。したがって、本実施形態においては、主切れ刃8と、コーナ切れ刃9と、副切れ刃10と、がこの順番で連続して接続している。また、第1端面2と第2側面部4bとの交差稜線部において、副切れ刃10とコーナ部6bとの間に内刃を形成してもよい。内刃は、ランピング加工等の掘り込み加工において使用される切れ刃である。
ここで、主切れ刃8につらなる第1側面部4aに対向する側から切削インサート1をみた側面図である図3と、副切れ刃10につらなる第2側面部4bに対向する側から切削インサート1をみた側面図である図4と、を参照する。図3及び図4に示されているように、第1端面2と第2端面3との間において周側面4を貫通すると共に中心軸線Oに対して直角に交差する面を定め、その面を中間面Mと定義する。主切れ刃8は、2つのコーナ6a、6b間において、中間面Mとの距離が変化するように形成されている。具体的には、主切れ刃8は、図3において、切削コーナ6aからコーナ部6b方向に進むにつれ、第1端面2側から第2端面3側に漸次近接するように(すなわち、中間面Mに漸次近接するように)直線状に延伸している。また、副切れ刃10も、2つのコーナ6a、6b間において、中間面Mとの距離が変化するように形成されている。具体的には、副切れ刃10は、図4において、切削コーナ6aからコーナ部6b方向に進むにつれ、第1端面2側から第2端面3側に漸次近接するように(すなわち、中間面Mに漸次近接するように)直線状に延伸している。前述したように、副切れ刃10は、短辺部7bの全体に形成されているのではなく、その一部分にのみ形成されていることを注意する。そして、コーナ切れ刃9は、隣接する主切れ刃8と、隣接する副切れ刃10とを互いに滑らかにつなぐように延在する。したがって、切れ刃Eのうち、コーナ切れ刃9が、中心軸線Oに平行な方向であるインサート厚さ方向にて、最も中間面Mから離れた切れ刃部分となる。本実施形態の切削インサート1において、各切れ刃部分8,9,10は上記のような形状を有しているのであるが、本発明はこれに限定されることはなく、他の形状も可能である。
後述する刃先交換式回転切削工具11において、主切れ刃8は、被削材の加工側面を切削する機能を有する切れ刃である。副切れ刃10は、被削材の加工底面を切削する機能を有する切れ刃である。コーナ切れ刃9は、被削材の加工側面と加工底面との間にある隅部を切削する機能を有する切れ刃である。本実施形態の切削インサート1は、主切れ刃8と副切れ刃10とが図2の平面視にて略直角に交差する、いわゆる、直角肩削りを行うことが可能なタイプの切削インサートであるが、本発明はこれに限定されることはない。
第1端面2の一部は、関連する切れ刃E(一組の切れ刃部分8,9,10)に関してすくい面2aとして機能する。すくい面2aは、第1端面2のうち各々の切れ刃部分8,9,10に隣接した部分であり、切れ刃8,9,10から離間するにつれて中間面Mに漸次近接する傾斜面となっている。具体的には、図6Aに示されているように、すくい面2aにはすくい角αとして正の角度が付与されている。ここで、すくい角αは、中心軸線Oに対して直角で且つ主切れ刃8上のいずれか一点を通過するように定められる仮想面L1と、すくい面2aとの交差角のことを意味している。特にこのすくい角は、図2において切れ刃に直交するように定められる線に沿った断面において定められるとよく、図6Aはそのような断面である。図6Aにおいて、すくい面2aが仮想面L1より下側(インサート内方側)に位置するときのすくい角の角度を正としている。例えば、すくい角αは40°から50°の範囲にあるとよく、本実施形態では約45°に設定されている。しかし、本発明はこの角度に限定されることはなく、状況に応じてすくい角は適宜変更することが可能である。なお、切削インサート1では、切れ刃全体に亘って、すくい角は概ね一定としているが、可変としてもよい。また、第1端面2の取付穴5周りには、(中心軸線Oに直交するように延在する)平坦な頂面2bが形成されている。つまり、すくい面2aは、切れ刃Eと頂面2bとの間に延在する。
周側面4の一部は、関連する切れ刃E(一組の切れ刃部分8,9,10)に関して逃げ面として機能する。具体的には、主切れ刃8に隣接する第1側面部4aは、その全体が逃げ面として機能する。副切れ刃10に隣接する第2側面部4bは、その全体ではなく、副切れ刃10が直接的に接続している部分4dのみが実質的に逃げ面として機能する。コーナ切れ刃9に隣接する第3側面部4cは、その全体が逃げ面として機能する。
主切れ刃8の逃げ面として機能する第1側面部4aは、第2側面部4bに対向する方向から見たとき(つまり図4において)、第1端面2側から第2端面3側に向かうにつれ、中心軸線Oから漸次離間するように傾斜している。すなわち、図6Aに示されているように、第1側面部4aは、逃げ角βが負となるように形成されている。ここで、主切れ刃8に関する逃げ角βは、中心軸線Oに対して平行で且つ主切れ刃8に沿うように定められる仮想面L2と第1側面部4aとの交差角のことを意味している。特にこの逃げ角は、図2において切れ刃に直交するように定められる線に沿った断面において定められるとよく、例えば図6Aにおいて定められるとよい。図6Aにおいて、第1側面部4aが仮想面L2より内側に位置するときの逃げ角の角度を正としている。本実施形態の場合、逃げ角βは負の角度であるしたがって、第1側面部4aは、第1端面2側から第2端面3側に向かうにつれ、仮想面L2側から切削インサート外方側へ漸次離間するように形成されていると言える。例えば、主切れ刃8に関する逃げ角βは−5°から−20°の範囲にあるとよく、さらに好ましくは−10°から−20°の範囲(−20°以上−10°以下の範囲)にあるとよく、本実施形態では約−15°に設定されている。しかし、本発明においては、主切れ刃に関する逃げ角βは、上記角度に限定されることはなく、状況に応じて適宜変更することが可能である。
一方、副切れ刃10の逃げ面として機能する部分4dを有する第2側面部4bは、図6Bに示されているように、第1端面2側から第2端面3側に向かうにつれ、中心軸線Oに漸次近接するように傾斜している。すなわち、第2側面部4bのうち、逃げ面として機能する部分4dは、逃げ角γが正となるように形成されている。ここで、副切れ刃10に関する逃げ角γは、中心軸線Oに対して平行で且つ副切れ刃10に沿うように定められる仮想面L4と第2側面部4bの逃げ面部分4dとの交差角のことを意味していて、図2において切れ刃に直交するように定められる線に沿った断面において定められるとよい。図6Bにおいて、逃げ面部分4dが仮想面L4より内側に位置するときの角度を正としている。例えば、副切れ刃10に関する逃げ角γは0°から10°の範囲の正の角度であるとよく、本実施形態の場合、約5°である。したがって、第2側面分4bのうち、逃げ面として機能する部分4dは、第1端面2側から第2端面3側に向かうにつれ、仮想面L4側から切削インサート内方側へ漸次離間するように形成されていると言える。しかし、本発明においては、副切れ刃に関する逃げ角γは、上記角度に限定されることはなく、状況に応じて適宜変更することが可能である。ただし、逃げ角γは正の角度であることが好ましい。
また、コーナ切れ刃9の逃げ面として機能する第3側面部4cは、図2等から理解されるように、主切れ刃8側に位置する部分では逃げ角が負となり、副切れ刃10側に位置する部分では逃げ角が正となるように形成されている。すなわち、第3側面部4cは、両隣の側面部4a、4bを第3側面部4cが滑らかにつなぐように、周方向においてその逃げ角が徐々に変化する部分を有する。
また、第2側面部4bのうち、逃げ面部分4dを除いた箇所の一部分は、工具ボデー12に設けられたインサート取付座13の側壁面14bと当接する拘束面として機能する。
本実施形態の切削インサート1においては、周側面4のうち、主切れ刃8に隣接して配置されている部分が第1側面部4aのみから構成されているが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、第1端面2と第1側面部4aとの間、又は第1側面部4aと第2端面3との間に別の側面部が設けられていてもよい。すなわち、周側面4のうち、主切れ刃8につながる側面部分が、第1端面2側から第2端面3側に向かって、複数の面部分が接続するように形成されていてもよい。しかし、第1側面部4aは、どの部分であろうとも負の逃げ角を有していることが求められる。
第2端面3は、図4及び図6Aに示されているように、第1側面部4a側から中心軸線O側に向かうにつれ、仮想面L1(又は中間面M)から漸次離間するような2つの傾斜部(または傾斜面)3aを有している。2つの傾斜部3aは、2つある第1側面部4aにそれぞれ接続している。各傾斜部3aは関連する主切れ刃の裏側に位置するように、その主切れ刃に沿って延在する。2つの傾斜部3a間には、それぞれの傾斜部3aを接続するように平坦部3bが形成されている。すなわち、第2端面3は、2つの傾斜部3aの間に平坦部3bが挟まれた構成を有しており、第2側面部4bに対向する方向から見て、外側に膨らんでいて、略V字形状を有している。平坦部3bは、図2の平面視において長辺部7a又は主切れ刃8に略平行であり且つ中心軸線Oを含むような面P1を定めたとき、(図5において)該面P1に沿って延びるように形成されている。平坦部3bは、中心軸線Oに直交するように延在する。しかしながら、この平坦部3bは必須の構成ではない。第2側面部4b側から中心軸線Oに対して直角になる方向で見て(すなわち、図6Aにおいて)、各傾斜部3aの傾斜角度δは約15°であり、2つの傾斜部3aにおいて同一の角度となっている。ここで、傾斜角度δは、中心軸線Oに対して直角で且つ2つの傾斜部3aの延長面同士の交差点を通過する仮想面L3と傾斜部3aとの交差角として表しており、面P1に直交するように定められる仮想面での断面(例えば図6A)において定められるとよい。図6Aにおいて、傾斜角度δについては、傾斜部3aが仮想面L3より上側(つまり内側)に位置するときの角度を正としている。本実施形態において、2つの傾斜部3aの延長面同士がなす内角εは約150°である。この内角εは、上記の数値に限定されることはないが、140°以上160°以下の範囲にあることが好ましい。また、この第2端面3は、工具ボデー12に設けられたインサート取付座13の底壁面14aと当接する着座面として機能するのであるが、実際に底壁面14aと当接するのは2つの傾斜部3aのみであり、平坦部3bは当接することがないように構成されている。
切削インサート1は、超硬合金、サーメット、セラミック、又はダイヤモンドあるいは立方晶窒化硼素を含有する超高圧焼結体といった硬質材料、又はそれらをコーティングしたものから作製されることができる。
次に、上記実施形態の切削インサート1を着脱自在に装着した刃先交換式回転切削工具11について、図7から図12を参照しながら説明する。
本実施形態の刃先交換式回転切削工具11は、工具ボデー12を備える。工具ボデー12は長手方向に延び、工具ボデー12では、その先端側から後端側に(長手方向に沿って)延びる回転軸線RAが定められる。ここで、先端側とは、工具ボデー12のうち、切削インサート1が装着される方の端部側のことを指し、後端側とは、その反対側に位置する端部側のことを指す。刃先交換式回転切削工具11は、回転軸線RA周りに、回転方向K前方側に、回転可能に構成されている。なお、切削工具11は、被加工物に対して相対的に回転されて用いられることができ、切削工具自体が回転して用いられてもよく、あるいは、被加工物自体が回転して用いられてもよい。
工具ボデー12は、回転軸線RAに沿って延びる略円筒状をした全体形状を有している。工具ボデー12の先端側には、複数のインサート取付座13が形成されている。本実施形態の工具ボデー12では、2つのインサート取付座13が形成されているが、インサート取付座13の数は1つであっても3つ以上であってもよい。各インサート取付座13は、回転軸線RA周りの回転方向K前方に開くと共に、先端側及び外周側に開くように形成されている。
インサート取付座13は、切削インサート1の第2端面3の2つの傾斜部3aのそれぞれと当接可能な底壁面14aと、切削インサート1の第2側面部4bのうち第3側面部4d以外の箇所と当接可能な側壁面14bと、を備える。底壁面14aは、2つの分割された傾斜底壁面14a´、14a´´を有する。これら傾斜底壁面14a´、14a´´は、それぞれが切削インサート1の2つの傾斜部3aの対応する一方と当接するように構成されている。したがって、それぞれの傾斜底壁面14a´、14a´´を延長した延長面同士がなす角度は、切削インサート1の傾斜部3を延長した延長面同士がなす角度εとほぼ等しい。また、2つの傾斜底壁面14a´、14a´´の間にはぬすみ部(すなわち、円弧状の凹部)が設けられている。また、傾斜底壁面14a´、14a´´は、基本的に切削インサート1の傾斜部3aと同様の形状を有していて、それぞれ傾斜部3aに対応する大きさを有する。なお、傾斜底壁面14a´は、傾斜底壁面14a´´に対して、工具内周側に位置する。そして、2つの傾斜底壁面14a´、14a´´はそれぞれ、工具ボデー12の長手方向つまり回転軸線RAの方向に実質的に延在する。底壁面14aは、回転方向Kの前方を向く。底壁面14aの略中央には、切削インサート1を固定するための固定ねじ15を挿入するためのねじ穴16が形成されている。側壁面14bは、工具先端方向を向いており、切削インサート1の第2側面部4bのうち逃げ面部分4d以外の平坦な面と当接することが可能な形状及び大きさを有している。なお、側壁面14bは、工具外周面近傍に設けられている。
さらに、各々のインサート取付座13の工具回転方向K前方側には、切削によって生じた切りくずを排出するための切りくずポケット17が設けられている。
このインサート取付座13に、固定ねじ15が取付穴5を通してねじ穴16にねじ込まれることで、切削インサート1は着脱自在に取り付けられる。このとき、切削インサート1自体は、工具ボデー12に対してラジアルレーキθが−36°となるように装着されている。ここで、ラジアルレーキθは、図9に示されているように、刃先交換式回転切削工具11の先端面視において、切削インサート1の第1端面2の頂面2bに沿う仮想面Nに平行で且つ回転軸線RAを通過する仮想面L5と、回転軸線RAと切削インサート1の切削に関与している作用コーナ切れ刃9の頂点とを結ぶラジアルレーキ面Sとの交差角のことを意味している。図9において、ラジアルレーキθについては、ラジアルレーキ面Sが仮想面L5より工具回転方向Kの後方側に位置するときの角度を正としている。ラジアルレーキθの角度は上記値に限定されることはないが、−40°以上−30°以下の範囲にあることが好ましい。なお、ラジアルレーキの角度はこれに限定されることはなく、適宜変更することも可能である。また、切削インサート1自体は、工具ボデー12に対してアキシャルレーキが0°となるように装着されている。なお、アキシャルレーキの角度もこれに限定されることはなく、適宜変更することが可能である。
切削工具11では、インサート取付座13に、切削インサート1が、作用主切れ刃8が図8において工具長手方向つまり回転軸線RAの方向に実質的に延びるように配置される。このとき、作用副切れ刃10は図8において回転軸線RAに略直交する方向に延び、作用コーナ切れ刃9は工具先端側かつ工具外周側に位置する。つまり、作用切れ刃のうちの主切れ刃8は工具外周側において実質的に回転軸線RAの方向に延在し、作用切れ刃のうちの主切れ刃8の裏側に位置する傾斜部3a´´は、インサート取付座13の底壁面14aの外周側の傾斜底壁面14a´´によって当接される。そして、作用主切れ刃に関連する第1側面部4aは、第1端面側から第2端面側に向かうにつれ、切削インサートの外方側へ(特に工具外方側へ)漸次拡がる。また、作用切れ刃(特に作用主切れ刃)の裏側にある第2端面3の傾斜部3aは、作用主切れ刃に関連する第1側面部4a側から中心軸線O側に向かうにつれ、軸線Oの方向(インサート厚さ方向)で第1端面から離れるように傾斜している。
次に、本実施形態の切削インサート1及び刃先交換式回転切削工具11の作用及び効果について説明する。
上記のごとく、切削インサート1は、直角肩削り用に用いられることができるように設計されている。よって、刃先交換式回転切削工具11における切削において、作用主切れ刃8が被削材の加工側面を切削し、作用副切れ刃10が被削材の加工底面を切削し、作用コーナ切れ刃9が被削材の加工側面と加工底面との間にある隅部を切削するように、作用切れ刃Eは作用することができる。なお、刃先交換式回転切削工具11は、工具径が約20mm以下のエンドミルとして構成されて用いられることができる。
本実施形態の切削インサート1では、第1側面部4aが、第1端面2側から第2端面3側に向かうにつれ、仮想面L2側から切削インサート外方側へ漸次離間するように形成されている。加えて、傾斜部3aが、第1側面部4a側から中心軸線O側に向かうにつれ、仮想面L1側から離間する向きに傾斜している。このように、主切れ刃8に沿って延在する第1側面部4aの逃げ角を負にすることによって、切削インサート1の傾斜部3aの面積を従来と比較して著しく大きくとることが可能になる。その結果、何らかの要因によって、略V字形状をなす2つの傾斜部3aのうち、工具内周側に位置している傾斜部3a´(図13参照)がインサート取付座13の傾斜底壁面14a´(図13参照)から離れてしまい、(作用主切れ刃8の裏側に延在して)工具外周側に位置している傾斜部3a´´(図13参照)が外周側の傾斜底壁面14a´´に当接することのみによって切削インサート1が支持される状況が発生したとしても、外周側に延在する傾斜部3a´´の面積が比較的広いため、切削抵抗F(分力F´、分力F´´)を十分に受け止めることが可能となる。特に、図13に示されているように、大幅に拡大した傾斜部3a´´によって、(作用切れ刃Eに、特に作用主切れ刃8に作用する)切削抵抗Fの工具外周方向を向く分力F´を十分に受け止めることが可能となる。したがって、傾斜部3a´´だけで切削インサート1を支持する状況においても、大幅に切削インサート1の固定力が向上する。さらに、切削抵抗F自体がかかる方向において、作用主切れ刃8の直下まで底壁面14a´´が伸長している(張り出している)ので、外周側の傾斜部3a´´が外周側の傾斜底壁面14´´に当接することだけで切削インサート1を支持する状況においても、傾斜底壁面14a´´が十分に切削抵抗F自体を受け止めることができる。また、傾斜部3a´´の面積が広くなることで切削抵抗Fを広く分散させることが可能となるので、バックメタル部分BMの弾性変形をより効果的に抑制することもできる。これらの相乗効果によって、切削インサートの固定力が増大し、びびり等の発生を大幅に抑制することが可能になる。
また、特許文献1の従来技術の切削インサートでは、ポジティブタイプ(特に、主切れ刃につらなる側面の逃げ角が正)でありながら、さらに底面をV字形状にしているため、切削インサートの下面に近い領域における取付穴周りの肉厚が通常のポジティブタイプの切削インサートと比較して非常に小さくなっている。そのため、切削インサート自体の剛性が低下するという問題もあった。これと比較して、本実施形態の切削インサート1では、主切れ刃8に隣接する第1側面部4aの逃げ角を負にすることによって、第2端面3が略V字形状でありながらも、第2端面3に近い領域における取付穴5周りの肉厚を大きくすることができるので、切削インサート1の剛性の低下を抑制できるという効果もある。
本実施形態の切削インサート1は、主切れ刃8、コーナ切れ刃9及び副切れ刃10の組み合わせからなる切れ刃Eが2つ形成された、いわゆる、2つのコーナを使用可能なタイプである。しかし、本発明はこれに限定されることはなく、少なくとも1つの切れ刃を備える切削インサートであれば適用可能である。その場合、少なくとも1つの切れ刃において上記構成が達成されていれば、その切れ刃を作用切れ刃として使用して切削を行う場合に、前述した効果を達成することが可能である。すなわち、切削に関与する切れ刃が形成されている側にのみ、負の逃げ角を有する逃げ面4a及び傾斜部3aを形成する構成も可能である。
また、主切れ刃に関連する第1側面部4aの負の逃げ角βは、−20°以上−10°以下の範囲にあることが好ましい。なぜなら、第1側面部4aの負の逃げ角βが−20°よりも小さい場合、第1側面部4aが工具外周側に張り出しすぎて、その部分が被削材に衝突するおそれがある。一方、第1側面部4aの逃げ角βが−10°よりも大きい場合、傾斜部3aの面積を大幅に大きくすることができず、切削インサート1を固定する効果が得られにくくなってしまう。
また、副切れ刃に関連する第2側面部4bのうち、逃げ面として機能する部分4dの逃げ角γは、正の角度であることが好ましい。なぜなら、副切れ刃10に隣接する逃げ面部分4dは、工具外周方向を向く切削抵抗Fを受け止める必要性が相対的に小さく、そもそも副切れ刃10にかかる切削抵抗は主切れ刃8にかかる切削抵抗と比較して小さいからである。それ故、副切れ刃に関連する第2側面部4bは、第1側面部4aのように逃げ角を負にするように傾かせる必要がなく、副切れ刃の切れ味の向上を優先させて副切れ刃に関する逃げ角を正にするように設計することができる。
また、本実施形態の切削インサート1のように、中心軸線Oに関して180°回転対称に2つの切れ刃Eが形成されている形態においては、第2端面3の2つの傾斜部3aがなす内角εが、140°以上160°以下の範囲にあることが好ましい。なぜなら、傾斜部3a間の内角εが140°よりも小さい場合、切削抵抗を受けた切削インサート1がインサート取付座13を割るように工具ボデー12に食い込むおそれがあるからである。一方、傾斜部3a間の内角εが160°よりも大きい場合、第2端面3が平坦面に近づきすぎてしまうため、V字形状の当接面によって切削抵抗を受け止めるという効果が得られにくくなってしまう。
また、本実施形態の切削インサート1のように、中心軸線O周りに180°回転対称に2つの切れ刃Eが形成されている形態においては、2つある第1側面部4aの逃げ角βが、等しい角度であることが好ましい。なぜなら、2つの第1側面部4aの逃げ角βが異なっていると、切削インサート1の取付穴5周りの厚さが各々の主切れ刃8に対応して異なってしまうので、切削インサート1全体の剛性のバランスが崩れてしまい、予期せぬ破損等が発生する可能性がある。同様の理由で、2つある傾斜部3aの傾斜角度δも、等しい角度であることが好ましい。
また、切削インサート自体1は、ラジアルレーキが−40°以上−30°以下の範囲で工具ボデー12に装着されていることが好ましい。このように大きな負のラジアルレーキで切削インサート1を装着することで、工具ボデー12のバックメタル部分を大きく確保することができる。ラジアルレーキが−40°より小さい場合、ラジアルレーキが負側に大きすぎるため切削抵抗が過大なってしまう。一方、ラジアルレーキが−30°より大きい場合、バックメタル部分を十分に確保することができなくなってしまう。
以上、本発明の代表的な実施形態について説明したが、本発明は当該実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。本願の請求の範囲によって定義される本発明の精神及び範囲から逸脱しない限り、本発明は、種々の置換、変更が可能である。本発明には、請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が含まれる。

Claims (11)

  1. 第1端面(2)と、該第1端面(2)と対向し工具ボデー(12)に形成されたインサート取付座(13)と当接する着座面として機能する第2端面(3)と、該第1端面(2)と該第2端面(3)とを接続する周側面(4)と、を備え、前記第1端面(2)と前記第2端面(3)とを貫通するように定められる軸線(O)を有する切削インサート(1)であって、
    前記周側面(4)は、対向する一対の第1側面部(4a)を有し、
    前記第1端面(2)と前記周側面(4)との交差稜線部に沿って、少なくとも1つの切れ刃(E)が形成され、各切れ刃(E)は、前記第1端面(2)と前記第1側面部(4a)との交差稜線部に沿って形成された主切れ刃(8)を備え、
    前記軸線(O)に対して略平行で且つ前記主切れ刃(8)に沿う第1仮想面(L2)を定めるとき、前記第1側面部(4a)は、前記第1端面(2)側から前記第2端面(3)側に向かうにつれ、前記第1仮想面(L2)側から切削インサート外方側へ漸次離間するように形成されていて、
    前記第2端面(3)は、一対の傾斜部(3a)を有し、
    前記軸線(O)に対して略直角で且つ前記主切れ刃(8)を通る第2仮想面(L1)を定めるとき、
    一方の前記傾斜部(3a)は、一方の前記第1側面部(4a)と接続されるとともに、該一方の前記第1側面部(4a)側から前記軸線(O)側に向かうにつれ、前記第2仮想面(L1)から離間するように傾斜し、
    他方の前記傾斜部(3a)は、他方の前記第1側面部(4a)と接続されるとともに、該他方の前記第1側面部(4a)側から前記軸線(O)側に向かうにつれ、前記第2仮想面(L1)から離間するように傾斜し、
    前記第1仮想面(L2)が前記傾斜部(3a)と交差する、ことを特徴とする切削インサート(1)。
  2. 前記第2端面(3)は、前記一対の傾斜部(3a)の間に、前記軸線(O)に対して略直角な平坦部(3b)を有していることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート(1)。
  3. 前記第1側面部(4a)の逃げ角(β)は、−20°以上−10°以下の範囲にある、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の切削インサート(1)。
  4. 前記周側面(4)は、前記第1側面部(4a)と異なる位置に第2側面部(4b)を有し、
    前記各切れ刃(E)は、前記第1端面(2)と前記第2側面部(4b)との交差稜線部に沿って形成された副切れ刃(10)を備え、
    前記第2側面部(4b)のうち、前記副切れ刃(10)に関して逃げ面として機能する部分(4b)の逃げ角(γ)は、正の角度である、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の切削インサート(1)。
  5. 前記第1端面と前記周側面との交差稜線部に沿って形成されている切れ刃(E)の数はn個(ただし、nは2以上の整数)であり、
    前記切削インサート(1)は、前記軸線(O)周りにn回回転対称な形状を有する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の切削インサート(1)。
  6. 前記一対の傾斜部(3a)同士又はその延長面同士のなす内角(ε)は、140°以上160°以下の範囲にある、
    ことを特徴とする請求項5に記載の切削インサート(1)。
  7. 前記一対の第1側面部(4a)の逃げ角(β)は、等しい角度である、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の切削インサート(1)。
  8. 前記一対の傾斜部(3a)の傾斜角度(δ)は、等しい角度である、
    ことを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の切削インサート(1)。
  9. 回転軸線(RA)を有し、少なくとも1つのインサート取付座(13)が形成された工具ボデー(12)を備え、該インサート取付座(13)に切削インサート(1)が着脱自在に装着される、刃先交換式回転切削工具(11)であって、
    前記切削インサートは、請求項1から8のいずれか一項に記載の切削インサート(1)である、
    ことを特徴とする刃先交換式回転切削工具(11)。
  10. 前記切削インサート(1)自体は、ラジアルレーキ(θ)が−40°以上−30°以下の範囲で前記工具ボデー(12)に装着されている、
    ことを特徴とする請求項9に記載の刃先交換式回転切削工具(11)。
  11. 作用切れ刃のうちの前記主切れ刃は工具外周側において実質的に回転軸線(RA)方向に延在し、
    前記作用切れ刃のうちの前記主切れ刃の裏側に位置する傾斜部(3a’’)は、前記インサート取付座の底壁面(14a)の外周側の傾斜底壁面(14a’’)によって当接される、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の刃先交換式回転切削工具(11)。
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