JP5998796B2 - シリカ除去システム及びそれを備える水処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、シリカを含む被処理水からシリカを除去するシリカ除去システム及び上記シリカ除去システムを備える水処理システムに関する。
近年、水資源の有効利用を図るべく、工場等においては、排水を再生して再利用する動きが高まっている。工場等で用いられる水、例えば、工業用水には各種の溶解成分が含まれており、シリカもこのような溶解成分として水中に含まれている。水の再利用を繰り返していくうちに、水中の溶解成分の濃度が高くなっていき、シリカに由来するスケールが発生するといった問題が生じる場合がある。また、逆浸透膜モジュール(以下、「RO膜モジュール」ともいう)、冷却塔、温水ボイラ等の、循環水系を有する産業用設備においては、膜分離や蒸発等により、循環水中の溶解成分の濃縮が進む。このような産業用設備で用いられる水にも溶解成分としてシリカが含まれており、シリカの濃縮によりシリカスケールの発生するリスクがある。
従来、シリカを含む被処理水からシリカを除去する方法としては、シリカを含む被処理水に水溶性マグネシウム塩を添加し、アルカリ性条件下で析出したケイ酸マグネシウムを、濾過等の固液分離法により除去する方法が公知である(特許文献1及び2参照)。
特開昭59−16588号公報 特開2004−141799号公報
本発明者は、上記の方法について検討した結果、シリカの除去操作後に残存するマグネシウム塩が、硬度成分(カルシウムイオン及びマグネシウムイオン)として、スケール発生の新たな原因となりうることを見出した。そのため、シリカ除去処理後の水に残存するマグネシウム塩の量を極力減らすことが望ましい。シリカ除去の対象となる被処理水に含まれるシリカの濃度は、被処理水ごとに異なりうるので、シリカ除去処理後に残存するマグネシウム塩の量を上記の方法で減らすためには、異なる被処理水を用いるたびに、添加するマグネシウム塩の量を増減させる必要があり、操作が煩雑である。
本発明は、シリカを含む被処理水からシリカを除去すると共に、被処理水のシリカ濃度によらず、処理水に残存する硬度成分の濃度を容易に低く抑えることができるシリカ除去システム及び上記シリカ除去システムを備える水処理システムを提供することを目的とする。
本発明は、シリカを含む被処理水に水溶性マグネシウム塩を添加する水溶性マグネシウム塩添加手段と、上記水溶性マグネシウム塩添加手段により水溶性マグネシウム塩が添加された被処理水中においてアルカリ性条件下で析出したケイ酸マグネシウムを、濾過により除去する濾過手段と、上記濾過手段を通過した濾過水を陽イオン交換樹脂によって軟水化処理する軟水化手段と、を備えるシリカ除去システムに関する。
上記シリカ除去システムは、上記被処理水にアルカリ性物質を添加するアルカリ性物質添加手段を更に備えることが好ましい。
上記シリカ除去システムは、上記濾過水に酸を添加して濾過水を中和する中和手段を更に備えることが好ましい。
また、本発明は、循環水系を有する産業用設備と、上記シリカ除去システムと、を備える水処理システムであって、上記シリカ除去システムは、上記水処理システムの外部から上記産業用設備に流入する補給水、又は上記産業用設備から流出し上記産業用設備に流入する循環水からシリカを除去する水処理システムに関する。
本発明によれば、シリカを含む被処理水からシリカを除去すると共に、被処理水のシリカ濃度によらず、処理水に残存する硬度成分の濃度を容易に低く抑えることができるシリカ除去システム及び上記シリカ除去システムを備える水処理システムを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る水処理システム1の全体構成図である。 本発明の第2実施形態に係る水処理システム1Aの全体構成図である。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る水処理システム1について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る水処理システム1の全体構成図である。図1に示すように、第1実施形態に係る水処理システム1は、例えば、工場等において排出される排水や逆浸透膜モジュールから排出される濃縮排水等からシリカ等の不純物を除去し、工業用水等として再利用可能な再生水を製造するものである。
図1に示すように、水処理システム1は、アルカリ性物質添加手段としてのアルカリ性物質添加装置2と、水溶性マグネシウム塩添加手段としての水溶性マグネシウム塩添加装置3と、濾過手段としての濾過装置4と、中和手段としての中和装置5と、軟水化手段としての軟水化装置6と、加圧ポンプ7と、循環水系を有する産業用設備としてのRO膜モジュール8と、バルブ9及び10と、を備える。また、水処理システム1は、被処理水ラインL1と、濾過水ラインL2と、軟水化処理水ラインL3と、透過水ラインL4と、濃縮水ラインL5と、排水ラインL6と、濃縮水還流ラインL7と、を備える。濃縮水ラインL5と、濃縮水還流ラインL7と、軟水化処理水ラインL3とは、循環水系を構成する。
本明細書における「ライン」とは、流路、経路、管路等の流体の流通が可能なラインの総称である。
本発明の第1実施形態に係るシリカ除去システム100は、水処理システム1の一部を構成し、アルカリ性物質添加手段としてのアルカリ性物質添加装置2と、水溶性マグネシウム塩添加手段としての水溶性マグネシウム塩添加装置3と、濾過手段としての濾過装置4と、中和手段としての中和装置5と、軟水化手段としての軟水化装置6と、を備える。シリカ除去システム100は、シリカを含む被処理水W1からシリカを除去し、シリカ及び硬度成分(カルシウムイオン及びマグネシウムイオン)が除去された軟水化処理水W3を製造するものである。
以下、水処理システム1の各部について詳しく説明する。
被処理水ラインL1は、被処理水W1を濾過装置4に供給するラインである。被処理水W1には、シリカが含まれている。被処理水ラインL1の上流側の端部は、被処理水W1の供給源(不図示)に接続されている。被処理水ラインL1の下流側の端部は、濾過装置4に接続されている。なお、被処理水ラインL1は、シリカ除去システム100に被処理水を供給する被処理水ラインであると共に、水処理システム1に原水を供給する原水ラインでもある。
アルカリ性物質添加装置2は、被処理水W1にアルカリ性物質を添加する装置である。アルカリ性物質添加装置2は、被処理水W1がアルカリ性となるように、好ましくは、被処理水W1のpHが7.5〜12となるように、被処理水W1にアルカリ性物質を添加する。アルカリ性物質としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物が挙げられる。アルカリ性物質は、1種単独で使用してもよく、あるいは、2種以上を併用してもよい。アルカリ性物質添加装置2は、合流部J1において被処理水ラインL1に接続されている。
水溶性マグネシウム塩添加装置3は、被処理水W1に水溶性マグネシウム塩を添加する装置である。水溶性マグネシウム塩添加装置3により水溶性マグネシウム塩が添加された被処理水W1中においては、アルカリ性条件下、ケイ酸マグネシウムが析出する。水溶性マグネシウム塩としては、例えば、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム等が挙げられる。水溶性マグネシウム塩添加装置3は、合流部J2において被処理水ラインL1に接続されている。
濾過装置4は、被処理水W1中に析出したケイ酸マグネシウムを、濾材(不図示)により捕捉し、被処理水W1から除去する装置である。濾過装置4としては、例えば、濾過砂やアンスラサイト(無煙炭)等の粒子状濾材を圧力容器に充填した加圧式濾過装置等を挙げることができる。これらの装置は、いずれも被処理水W1中に析出したケイ酸マグネシウムを濾材の篩効果により捕捉して除去可能なものである。濾過装置4は、被処理水ラインL1の下流側の端部に接続されている。濾過装置4の下流側には、濾過水ラインL2が接続されている。
中和装置5は、濾過水W2に酸を添加して濾過水W2を中和する装置である。酸としては、例えば、塩酸、硫酸等の無機酸が挙げられる。酸は、1種単独で使用してもよく、あるいは、2種以上を併用してもよい。中和装置5は、合流部J3において濾過水ラインL2に接続されている。
軟水化装置6は、濾過水W2を軟水化処理する装置であり、濾過水W2に含まれる硬度成分を陽イオン交換樹脂(不図示)によりイオン交換して除去する。軟水化装置6は、圧力容器(不図示)と、コントロールバルブ(不図示)と、塩水を製造し圧力容器に供給する塩水供給装置(不図示)とを主体に構成されている。圧力容器は、陽イオン交換樹脂(不図示)を収容する。圧力容器は、陽イオン交換樹脂によって、濾過水W2に含まれる硬度成分を一価の陽イオン(例えば、ナトリウムイオン)に置換し、軟水化処理水W3を製造する軟水化処理を行う。コントロールバルブは、軟水化装置6の軟水化処理と再生処理とを切り換える。コントロールバルブは、図示しない制御装置によって制御可能に構成されている。塩水供給装置は、陽イオン交換樹脂を再生するための塩水を製造し、圧力容器に供給する。陽イオン交換樹脂としては、強酸性陽イオン交換樹脂が好ましく用いられる。軟水化装置6は、濾過水ラインL2の下流側の端部に接続されている。軟水化装置6の下流側には、軟水化処理水ラインL3が接続されている。
加圧ポンプ7は、軟水化処理水ラインL3に設けられている。加圧ポンプ7は、軟水化装置6から供給される軟水化処理水W3を吸入し加圧して、RO膜モジュール8に向けて吐出する装置である。加圧ポンプ7は、図示しない制御装置によって運転(駆動及び停止)が制御される。
RO膜モジュール8は、加圧ポンプ7から吐出された軟水化処理水W3を、溶存塩類等の不純物が除去された透過水W4と、溶存塩類等の不純物が濃縮された濃縮水W5とに膜分離処理する設備である。RO膜モジュール8は、軟水化処理水ラインL3の下流側の端部に接続されている。
RO膜モジュール8は、単一又は複数のRO膜エレメント(不図示)を備える。RO膜モジュール8は、これらRO膜エレメントにより軟水化処理水W3を膜分離処理し、透過水W4及び濃縮水W5を製造する。なお、RO膜には、通常のRO膜よりも細孔がルーズなナノ濾過膜(NF膜)も含まれる。つまり、RO膜モジュール8としては、NF膜を有するNF膜モジュールを用いることもできる。
RO膜モジュール8には、透過水W4を通水可能な透過水ラインL4と、濃縮水W5を通水可能な濃縮水ラインL5とが接続されている。
透過水ラインL4は、RO膜モジュール8で製造された透過水W4を需要先へ送出するラインである。透過水ラインL4の上流側の端部は、RO膜モジュール8の二次側ポートに接続されている。透過水ラインL4の下流側の端部は、需要先の装置等(不図示)に接続されている。
濃縮水ラインL5は、RO膜モジュール8から濃縮水W5を送出するラインである。濃縮水ラインL5の上流側の端部は、RO膜モジュール8の一次側出口ポートに接続されている。濃縮水ラインL5の下流側の端部には、分岐部J4が設けられている。濃縮水ラインL5は、分岐部J4において、排水ラインL6及び濃縮水還流ラインL7に分岐している。
排水ラインL6は、RO膜モジュール8からの濃縮水W5の一部を水処理システム1の系外へ排水するラインである。排水ラインL6の上流側の端部は、分岐部J4において濃縮水ラインL5に接続されている。排水ラインL6には、バルブ9が設けられている。バルブ9は、排水ラインL6を開閉することができる。
濃縮水還流ラインL7は、RO膜モジュール8からの濃縮水W5の残部を、軟水化処理水ラインL3における加圧ポンプ7よりも上流側に還流させるラインである。濃縮水還流ラインL7の上流側の端部は、分岐部J4において濃縮水ラインL5に接続されている。濃縮水還流ラインL7の下流側の端部は、合流部J5において軟水化処理水ラインL3に接続されている。合流部J5は、軟水化装置6と加圧ポンプ7との間に配置されている。濃縮水還流ラインL7には、バルブ10が設けられている。バルブ10は、濃縮水還流ラインL7を開閉することができる。即ち、RO膜モジュール8は、クロスフローによる膜分離処理が可能に構成されている。このように、RO膜モジュール8は、濃縮水W5の一部を加圧ポンプ7の一次側に戻すクロスフロー方式を採用していることから、RO膜モジュール8は循環水系を有しているということができる。
なお、図示を省略するが、上述した被処理水ラインL1、濾過水ラインL2、軟水化処理水ラインL3、透過水ラインL4、濃縮水ラインL5、排水ラインL6、及び濃縮水還流ラインL7には、被処理水W1、濾過水W2、軟水化処理水W3、透過水W4、及び濃縮水W5を送出するポンプや、流路を開閉するバルブ等が適宜設けられている。これらのポンプやバルブ等も、図示しない制御装置によって制御される。
次に、本発明の第1実施形態に係る水処理システム1の動作について、図1を参照しながら説明する。
水処理システム1が運転されると、被処理水W1は、被処理水ラインL1を介して濾過装置4に供給される。その間、被処理水W1には、アルカリ性物質添加装置2によりアルカリ性物質が添加され、水溶性マグネシウム塩添加装置3により水溶性マグネシウム塩が添加される。アルカリ性物質及び水溶性マグネシウム塩が添加された被処理水W1においては、アルカリ性条件下、被処理水W1に含まれていたシリカが、水溶性マグネシウム塩由来のマグネシウムイオンと反応して、ケイ酸マグネシウムが析出する。
析出したケイ酸マグネシウムを含む被処理水W1は、濾過装置4に供給され、濾過装置4中の濾材を通過する。その際、ケイ酸マグネシウムは、濾材により捕捉され、被処理水W1から除去される。これにより、ケイ酸マグネシウムの形でシリカが除去された濾過水W2を得ることができる。
濾過装置4で得られた濾過水W2は、濾過水ラインL2を介して軟水化装置6に供給される。その間、濾過水W2には中和装置5により酸が添加され、濾過水W2は中和される。
中和された濾過水W2は、軟水化装置6に供給され、軟水化装置6を構成する圧力容器に収容された陽イオン交換樹脂を通過する。その際、濾過水W2に含まれる硬度成分は、陽イオン交換樹脂に接触してイオン交換され、濾過水W2から除去される。これにより、硬度成分が除去された軟水化処理水W3を得ることができる。
軟水化装置6で得られた軟水化処理水W3は、軟水化処理水ラインL3を介して加圧ポンプ7に供給される。加圧ポンプ7により加圧された軟水化処理水W3は、更に軟水化処理水ラインL3を介してRO膜モジュール8に供給される。RO膜モジュール8に供給された軟水化処理水W3は、RO膜モジュール8のRO膜により、透過水W4と濃縮水W5とに膜分離処理される。透過水W4においては、溶存塩類等の不純物が除去されている。
なお、RO膜モジュール8で発生した濃縮水W5は、バルブ9及び10を適宜開閉することにより、濃縮水ラインL5、分岐部J4、及び濃縮水還流ラインL7を介して、合流部J5において軟水化処理水ラインL3に還流される。また、RO膜モジュール8で発生した濃縮水W5の一部は、バルブ9及び10を適宜開閉することにより、濃縮水ラインL5、分岐部J4、及び排水ラインL6を介して水処理システム1の系外へ排水される。
上述した第1実施形態に係る水処理システム1によれば、例えば、以下のような効果が奏される。
シリカ除去システム100では、被処理水W1にアルカリ性物質及び水溶性マグネシウム塩が添加されることで、アルカリ性条件下、被処理水W1に含まれていたシリカが、水溶性マグネシウム塩由来のマグネシウムイオンと反応して、ケイ酸マグネシウムが析出する。このケイ酸マグネシウムを濾過装置4によって取り除くことで、被処理水W1からシリカを除去することができる。
更に、濾過装置4で得られた濾過水W2を軟水化装置6により軟水化処理することで、濾過水W2に含まれる硬度成分を除去することができる。軟水化装置6では、水溶性マグネシウム塩添加装置3により被処理水W1に添加された硬度成分だけでなく、被処理水W1にもともと含まれていた硬度成分も同時に除去することができる。
被処理水W1に含まれるシリカの濃度は、供給源により変動しうるが、通常、シリカの溶解度以下である。そこで、例えば、溶解度分のシリカをケイ酸マグネシウムとして析出させるのに十分な水溶性マグネシウム塩を一定して添加するようにすれば、異なる被処理水を用いるたびに、添加するマグネシウム塩の量を増減させる必要がないため、操作を簡略化することができる。過剰に添加した水溶性マグネシウム塩に由来する硬度成分は、軟水化装置6により容易に除去することができる。
RO膜モジュール8には、シリカ及び硬度成分が除去された軟水化処理水W3が供給されるため、RO膜モジュール8におけるスケールの発生を抑制することが容易である。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る水処理システム1Aについて、図2を参照しながら説明する。図2は、本発明の第2実施形態に係る水処理システム1Aの全体構成図である。図2に示す第2実施形態に係る水処理システム1Aは、例えば、工場等において排出される排水やRO膜モジュールから排出される濃縮排水等からシリカ等の不純物を除去し、工業用水等として再利用可能な再生水を製造するものである。
なお、第2実施形態では、主に第1実施形態との相違点について説明する。第2実施形態では、第1実施形態と同一又は同等の構成については同じ符号を付して説明する。また、第2実施形態では、第1実施形態と重複する説明を適宜に省略する。
図2に示すように、水処理システム1Aは、軟水化手段としての軟水化装置6と、加圧ポンプ7と、循環水系を有する産業用設備としてのRO膜モジュール8と、バルブ9と、アルカリ性物質添加手段としてのアルカリ性物質添加装置2と、水溶性マグネシウム塩添加手段としての水溶性マグネシウム塩添加装置3と、濾過手段としての濾過装置4と、中和手段としての中和装置5と、を備える。また、水処理システム1Aは、原水ラインL8と、軟水化処理水ラインL3と、透過水ラインL4と、濃縮水ラインL5と、排水ラインL6と、濃縮水還流ライン(被処理水ライン)L9と、濃縮水還流ライン(濾過水ライン)L10と、を備える。濃縮水ラインL5と、濃縮水還流ラインL9と、濃縮水還流ラインL10と、原水ラインL8と、軟水化処理水ラインL3とは、循環水系を構成する。
本発明の第2実施形態に係るシリカ除去システム100Aは、水処理システム1Aの一部を構成し、アルカリ性物質添加手段としてのアルカリ性物質添加装置2と、水溶性マグネシウム塩添加手段としての水溶性マグネシウム塩添加装置3と、濾過手段としての濾過装置4と、中和手段としての中和装置5と、軟水化手段としての軟水化装置6と、を備える。シリカ除去システム100Aは、シリカを含む濃縮水W5(被処理水)からシリカを除去し、軟水化処理水W3を製造するものである。
つまり、第2実施形態に係る水処理システム1Aは、第1実施形態に係る水処理システム1において、軟水化装置6の上流側に存在するアルカリ性物質添加装置2、水溶性マグネシウム塩添加装置3、濾過装置4、中和装置5、被処理水ラインL1、及び濾過水ラインL2の代わりに、原水ラインL8を備え、バルブ10及び濃縮水還流ラインL7の代わりに、アルカリ性物質添加装置2、水溶性マグネシウム塩添加装置3、濾過装置4、中和装置5、濃縮水還流ライン(被処理水ライン)L9、及び濃縮水還流ライン(濾過水ライン)L10を備え、RO膜モジュール8からの濃縮水還流ラインの下流側の端部が、軟水化装置6と加圧ポンプ7との間に配置された合流部J5において軟水化処理水ラインL3に接続されている代わりに、軟水化装置6の上流側に配置された合流部J10において原水ラインL8に接続されている点で、第1実施形態に係る水処理システム1と異なる。
原水ラインL8は、原水W6を軟水化装置6に供給するラインである。原水W6には、シリカが含まれている。原水ラインL8の上流側の端部は、原水W6の供給源(不図示)に接続されている。原水ラインL8の下流側の端部は、軟水化装置6に接続されている。
濃縮水ラインL5の下流側の端部には、分岐部J6が設けられている。濃縮水ラインL5は、分岐部J6において、排水ラインL6及び濃縮水還流ライン(被処理水ライン)L9に分岐している。
濃縮水還流ライン(被処理水ライン)L9は、濃縮水W5をシリカ除去システム100Aの被処理水として、濾過装置4に供給するラインである。濃縮水還流ライン(被処理水ライン)L9の上流側の端部は、分岐部J6において濃縮水ラインL5に接続されている。濃縮水還流ライン(被処理水ライン)L9の下流側の端部は、濾過装置4に接続されている。
アルカリ性物質添加装置2は、合流部J7において濃縮水還流ライン(被処理水ライン)L9に接続されている。
水溶性マグネシウム塩添加装置3は、合流部J8において濃縮水還流ライン(被処理水ライン)L9に接続されている。
濾過装置4は、濃縮水還流ライン(被処理水ライン)L9の下流側の端部に接続されている。濾過装置4の下流側には、濃縮水還流ライン(濾過水ライン)L10が接続されている。
中和装置5は、合流部J9において濃縮水還流ライン(濾過水ライン)L10に接続されている。
濃縮水還流ライン(濾過水ライン)L10は、濾過装置4を通過した濾過水W2を軟水化装置6に供給するラインである。濃縮水還流ライン(濾過水ライン)L10の上流側の端部は、濾過装置4に接続されている。濃縮水還流ライン(濾過水ライン)L10の下流側の端部は、合流部J10において原水ラインL8に接続されている。合流部J10は、原水W6の供給源(不図示)と軟水化装置6との間に配置されている。
なお、図示を省略するが、上述した原水ラインL8、軟水化処理水ラインL3、透過水ラインL4、濃縮水ラインL5、排水ラインL6、濃縮水還流ライン(被処理水ライン)L9と、及び濃縮水還流ライン(濾過水ライン)L10には、原水W6、軟水化処理水W3、透過水W4、濃縮水W5、及び濾過水W2を送出するポンプや、流路を開閉するバルブ等が適宜設けられている。これらのポンプやバルブ等も、図示しない制御装置によって制御される。
次に、本発明の第2実施形態に係る水処理システム1Aの動作について、図2を参照しながら説明する。なお、本発明の第1実施形態に係る水処理システム1の動作と同様の部分については重複説明を省略する。
水処理システム1Aが運転されると、原水W6は、原水ラインL8を介して軟水化装置6に供給され、軟水化装置6を構成する圧力容器に収容された陽イオン交換樹脂を通過する。その際、原水W6に含まれる硬度成分は、陽イオン交換樹脂に接触してイオン交換され、原水W6から除去される。これにより、硬度成分が除去された軟水化処理水W3を得ることができる。
RO膜モジュール8で発生した濃縮水W5は、バルブ9を適宜開閉することにより、濃縮水ラインL5、分岐部J6、及び濃縮水還流ライン(被処理水ライン)L9を介して、濾過装置4に供給される。その間、濃縮水W5には、アルカリ性物質添加装置2によりアルカリ性物質が添加され、水溶性マグネシウム塩添加装置3により水溶性マグネシウム塩が添加される。アルカリ性物質及び水溶性マグネシウム塩が添加された濃縮水W5においては、アルカリ性条件下、濃縮水W5に含まれていたシリカが、水溶性マグネシウム塩由来のマグネシウムイオンと反応して、ケイ酸マグネシウムが析出する。
析出したケイ酸マグネシウムを含む濃縮水W5は、濾過装置4に供給され、濾過装置4中の濾材を通過する。その際、ケイ酸マグネシウムは、濾材により捕捉され、濃縮水W5から除去される。これにより、ケイ酸マグネシウムの形でシリカが除去された濾過水W2を得ることができる。
濾過装置4で得られた濾過水W2は、濃縮水還流ライン(濾過水ライン)L10、合流部J10、及び原水ラインL8を介して軟水化装置6に供給される。その間、濾過水W2には中和装置5により酸が添加され、濾過水W2は中和される。
中和された濾過水W2は、合流部J10において原水W6と合流した後、軟水化装置6に供給され、上記と同様にして軟水化処理される。
上述した第2実施形態に係る水処理システム1Aによれば、例えば、以下のような効果が奏される。
第2実施形態に係るシリカ除去システム100Aでも、第1実施形態に係るシリカ除去システム100と同様にして、濃縮水W5からシリカを除去することができ、更に、軟水化装置6により、水溶性マグネシウム塩として添加した硬度成分及び原水W6にもともと含まれていた硬度成分も同時に除去することができる。
シリカ除去システム100Aに供給される濃縮水W5では、RO膜モジュール8による膜分離の結果、シリカ濃度の高まりと共に、アルカリ成分濃度(酸消費量(pH4.8)として測定される物質濃度)の濃縮によりpH値が高まっており、シリカ除去システム100Aによるシリカの除去をより効率的に行うことができる。
その他の効果は、第1実施形態に係る水処理システム1により奏されるものと同様である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかし、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の形態で実施することができる。
例えば、第1実施形態において、合流部J1及びJ2の位置を逆転させた構成としてもよいし、合流部J1及びJ2が一点で交わった構成としてもよい。また、第2実施形態において、合流部J7及びJ8の位置を逆転させた構成としてもよいし、合流部J7及びJ8が一点で交わった構成としてもよい。即ち、第1実施形態における被処理水W1又は第2実施形態における濃縮水W5に、アルカリ性物質及び水溶性マグネシウム塩を添加する順序は特に限定されず、いずれの順序であっても、十分な量のケイ酸マグネシウムを析出させることができる。
第1及び第2実施形態において、アルカリ性物質添加装置2を省略した構成としてもよい。第1実施形態における被処理水W1又は第2実施形態における濃縮水W5がアルカリ性である場合、アルカリ性物質を添加しなくても、水溶性マグネシウム塩を添加するだけで、十分な量のケイ酸マグネシウムを析出させることができる。
第1及び第2実施形態において、中和装置5を省略した構成としてもよい。アルカリ性条件下では、水のランゲリア指数が上昇し、炭酸カルシウム系のスケールが発生しやすくなる。しかし、濾過水W2中の硬度成分の濃度が十分に低く、又は、軟水化装置6により硬度成分が十分に除去される場合には、濾過水W2に酸を添加せず、アルカリ性のままに維持しておいても、炭酸カルシウム系のスケールの発生を十分に抑制することができる。
第1実施形態において、循環水系を有する産業用設備として、RO膜モジュール8の代わりに、冷却塔を用いた構成としてもよい。このような構成としては、例えば、図1において、加圧ポンプ7、RO膜モジュール8、バルブ9及び10、透過水ラインL4、濃縮水ラインL5、排水ラインL6、濃縮水還流ラインL7、並びに合流部J5を省略し、代わりに、補給水が供給されると共に、当該補給水を循環水として冷却し、冷却した循環水を被冷却装置へ供給する冷却塔と、補給水を上記冷却塔へ供給する補給水ラインと、循環水を上記冷却塔と上記被冷却装置との間で循環させる循環水ラインと、を備える水処理システムが挙げられる。なお、上記冷却塔と上記被冷却装置との間では循環水が循環していることから、上記冷却塔は循環水系を有しているということができる。
冷却塔を備える上記水処理システムの具体例としては、第一に、図1中の軟水化処理水ラインL3を上記補給水ラインとして用いるものが挙げられる。この構成では、本発明の第1実施形態に係るシリカ除去システム100が上記補給水ラインに設けられており、シリカ及び硬度成分が除去された軟水化処理水W3が、軟水化処理水ラインL3を通じて、軟水化装置6から冷却塔に供給される。これにより、冷却塔には、シリカ及び硬度成分が除去された補給水が供給されるため、循環水系、特に冷却塔の内部及び被冷却装置の内部でのスケールの発生を抑制することができる。
冷却塔を備える上記水処理システムの具体例としては、第二に、図1中の被処理水ラインL1、濾過水ラインL2、及び軟水化処理水ラインL3を上記循環水ラインの一部として用いるものが挙げられる。この構成では、本発明の第1実施形態に係るシリカ除去システム100が上記循環水ラインに設けられており、冷却塔から流出した循環水は、シリカ除去システム100においてシリカ及び硬度成分が除去され、冷却塔に流入する。これにより、冷却塔には、シリカ及び硬度成分が除去された循環水が供給されるため、循環水系、特に冷却塔の内部及び被冷却装置の内部でのスケールの発生を抑制することができる。
第1実施形態において、循環水系を有する産業用設備として、RO膜モジュール8の代わりに、温水ボイラを用いた構成としてもよい。このような構成としては、例えば、図1において、加圧ポンプ7、RO膜モジュール8、バルブ9及び10、透過水ラインL4、濃縮水ラインL5、排水ラインL6、濃縮水還流ラインL7、並びに合流部J5を省略し、代わりに、補給水が供給されると共に、当該補給水を循環水として加熱し、加熱した循環水を熱交換器へ供給する温水ボイラと、補給水を上記温水ボイラへ供給する補給水ラインと、循環水を上記温水ボイラと上記熱交換器との間で循環させる循環水ラインと、を備える水処理システムが挙げられる。上記温水ボイラと上記熱交換器との間では循環水が循環している点から、上記温水ボイラは循環水系を有しているということができる。
温水ボイラを備える上記水処理システムの具体例としては、図1中の軟水化処理水ラインL3を上記補給水ラインとして用いるものが挙げられる。この構成では、本発明の第1実施形態に係るシリカ除去システム100が上記補給水ラインに設けられており、シリカ及び硬度成分が除去された軟水化処理水W3が、軟水化処理水ラインL3を通じて、軟水化装置6から温水ボイラに供給される。これにより、温水ボイラには、シリカ及び硬度成分が除去された補給水が供給されるため、循環水系、特に温水ボイラの内部でのスケールの発生を抑制することができる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
シリカを含む原水にアルカリ性条件下で水溶性マグネシウム塩を添加し、析出した沈殿を濾過により除去することにより、上記原水中のシリカを除去することができることを確認するために、以下の実験を行った。
シリカを含む原水として、表1に示す組成を有する調製原水1〜3を使用した。また、原水をアルカリ性条件にするためのアルカリ性物質として、水酸化ナトリウムを用い、水溶性マグネシウム塩として、塩化マグネシウムを用いた。
Figure 0005998796
表2〜5に示す組成で調製原水、水酸化ナトリウム、及び塩化マグネシウムを混合し、析出した白色沈殿(ケイ酸マグネシウム)を含む反応液をメンブレンフィルタ(孔径:0.2μm又は5μm、アドバンテック東洋株式会社製)で濾過した。濾液のpH、電気伝導度、シリカ濃度、カルシウム濃度、及びマグネシウム濃度を測定し、シリカ除去率((1−濾液のシリカ濃度/原水のシリカ濃度)×100)を算出した。結果を表2〜5に示す。
Figure 0005998796
Figure 0005998796
Figure 0005998796
Figure 0005998796
表2〜5に示すとおり、シリカを含む原水にアルカリ性条件下で塩化マグネシウムを添加し、析出した沈殿を濾過により除去することにより、約20〜約70%もの高いシリカ除去率で上記原水中のシリカを除去することができた。
1、1A 水処理システム
2 アルカリ性物質添加装置(アルカリ性物質添加手段)
3 水溶性マグネシウム塩添加装置(水溶性マグネシウム塩添加手段)
4 濾過装置(濾過手段)
5 中和装置(中和手段)
6 軟水化装置(軟水化手段)
7 加圧ポンプ
8 逆浸透膜モジュール(循環水系を有する産業用設備)
9、10 バルブ
L1 被処理水ライン
L2、L10 濾過水ライン
L3 軟水化処理水ライン
L4 透過水ライン
L5 濃縮水ライン
L6 排水ライン
L7 濃縮水還流ライン
L8 原水ライン
L9 濃縮水還流ライン(被処理水ライン)
L10 濃縮水還流ライン(濾過水ライン)
W1 被処理水
W2 濾過水
W3 軟水化処理水
W4 透過水
W5 濃縮水
W6 原水

Claims (4)

  1. シリカを含む被処理水に水溶性マグネシウム塩を添加する水溶性マグネシウム塩添加手段と、
    前記水溶性マグネシウム塩添加手段により水溶性マグネシウム塩が添加された被処理水中においてアルカリ性条件下で析出したケイ酸マグネシウムを、濾過により除去する濾過手段と、
    前記濾過手段を通過した濾過水を陽イオン交換樹脂によって軟水化処理する軟水化手段と、
    を備えるシリカ除去システム。
  2. 前記被処理水にアルカリ性物質を添加するアルカリ性物質添加手段を更に備える請求項1に記載のシリカ除去システム。
  3. 前記濾過水に酸を添加して濾過水を中和する中和手段を更に備える請求項1又は2に記載のシリカ除去システム。
  4. 循環水系を有する産業用設備と、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシリカ除去システムと、を備える水処理システムであって、
    前記シリカ除去システムは、前記水処理システムの外部から前記産業用設備に流入する補給水、又は前記産業用設備から流出し前記産業用設備に流入する循環水からシリカを除去する水処理システム。
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