JP5998735B2 - 設備機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電気部品等と基板が配線で接続される設備機器に関する。
従来から、住宅等の建物に、空調装置や換気扇等の設備機器が配置される。例えば、浴室の天井には、浴室の暖房や換気等を行う浴室換気乾燥暖房装置が設置されている。
浴室換気乾燥暖房装置ではヒータを搭載しており、ヒータを駆動する電気部品等が実装された基板を備え、基板とヒータが配線で接続されて、ヒータへの通電制御が行われている(例えば、特許文献1参照)。浴室換気乾燥暖房装置では、基板に実装された電気部品でヒータへの通電制御を行っているため、ヒータに接続される配線には高電流が流れている。
このように、配線に高電流が流れる浴室換気乾燥暖房装置等の設備機器では、装置の組立作業、及び、装置のメンテナンス作業での配線の取り回し作業時において、配線の損傷防止、及び基板上の素子の損傷防止のため、基板上に極力配線を通さない工夫や、組立作業時に部品で配線を挟み込んで損傷しないようにする工夫がなされている。
このため、従来、配線をテープで固定して所望の経路で配線を取り回す技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。また、基板上の複数箇所に、配線を保持するクランプ部材を取り付けて、配線を取り回す技術も提案されている。
特開2004−116813号公報 特開2004−060902号公報
従来から知られている配線のクランプ部材は、帯状の部材が環状とされて配線が通されると共に、ネジで基板上等の所定の箇所に固定される構成である。このため、配線の経路に合わせて多数のクランプ部材が必要で、装置のコストアップにつながっていた。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、配線を誘導する機能等を、簡単な構成で実現した設備機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、部品が実装されると共に配線が接続される基板が収納される収納部を有した箱体と、箱体が取り付けられる装置本体と、箱体に近接した取付位置で装置本体に取り付けられる装置部品と、箱体の周壁部の内側に、周壁部と収納部との間を仕切る内壁部を設け、箱体の周壁部と内壁部との間に、少なくとも1つの機能を実現する空間を設けて構成される少なくとも1つの機能部とを備え、機能部は、箱体の周壁部と内壁部との間に設けた空間に、装置部品を装置本体に取り付ける片部が入る退避部である設備機器である。


本発明では、基板が収納される箱体を利用して、箱体の周壁部の内側に形成される空間で機能部を実現する。機能部は、内壁部で基板の収納部と仕切られており、基板への影響が抑えられる。
本発明の設備機器によれば、基板が収納される箱体を利用して、設備機器に関連した機能部が実現でき、機能部を箱体と一体に設けることができるので、各種機能部を簡単な構成で実現できる。これにより、配線を誘導する機能等を、簡単な構成で、かつ低コストで実現できる。
本実施の形態の浴室換気乾燥暖房装置の一例を示す斜視図である。 本実施の形態の浴室換気乾燥暖房装置の一例を示す内部構成図である。 本実施の形態の浴室換気乾燥暖房装置の一例を示す全体構成図である。 本実施の形態の浴室換気乾燥暖房装置を構成する箱体の一例を示す斜視図である。 本実施の形態の箱体の一例を示す平面図である。 本実施の形態の箱体の一例を示す側面図である。 本実施の形態の箱体の一例を示す正面図である。 本実施の形態の箱体の一例を示す要部拡大断面図である。 本実施の形態の箱体の変形例を示す要部拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の設備機器としての浴室換気乾燥暖房装置の実施の形態について説明する。
<本実施の形態の浴室換気乾燥暖房装置の構成例>
図1は、本実施の形態の浴室換気乾燥暖房装置の一例を示す斜視図、図2は、本実施の形態の浴室換気乾燥暖房装置の一例を示す内部構成図、図3は、本実施の形態の浴室換気乾燥暖房装置の一例を示す全体構成図である。
また、図4は、本実施の形態の浴室換気乾燥暖房装置を構成する箱体の一例を示す斜視図、図5は、本実施の形態の箱体の一例を示す平面図、図6は、本実施の形態の箱体の一例を示す側面図、図7は、本実施の形態の箱体の一例を示す正面図である。更に、図8は、本実施の形態の箱体の一例を示す要部拡大断面図である。
本実施の形態の浴室換気乾燥暖房装置1Aは、装置本体10と、浴室換気乾燥暖房装置1Aを制御する基板2が収納される箱体3を備える。浴室換気乾燥暖房装置1Aは、装置本体10を覆う金属ケース11の外側に基板取付部11aを備え、基板2が収納された箱体3が、金属ケース11の外側で基板取付部11aに取り付けられる。
基板2は、各種電気部品20が実装され、実装された電気部品20が図示しない所定の配線パターン等で接続されて、浴室換気乾燥暖房装置1Aの制御手段が構成される。
次に、基板2が収納される箱体3について、各図を参照して説明する。箱体3は、基板2が収納される収納部30と、基板2に接続される配線21が収納される配線収納部31と、装置本体10に取り付けられる装置部品として、図2等に示す副吸込ダクトジョイント4を装置本体10に取り付けるための片部40が入る退避部32を備える。
箱体3は、上面及び側面の一部が開口し、底面及び側面の残部が閉塞した所定の直方体形状で、本例では、樹脂材料で一体に構成される。箱体3は、底面から立設された形態の周壁部33で、側面の閉塞された部位が構成される。また、箱体3は、側面の4面を囲う周壁部33の中で、3面の周壁部33のそれぞれ内側に、周壁部33と収納部30との間を仕切る内壁部34が設けられる。
箱体3は、基板2に実装された電気部品20の最大高さより、周壁部33の高さが高く構成される。また、箱体3は、内壁部34が周壁部33と同じ高さに構成され、周壁部33及び内壁部34の上端が、電気部品20の最大高さより上側に位置する。
収納部30は、周壁部33と内壁部34で囲われた空間で収納部30が構成される。機能部の一例である配線収納部31は、本例では箱体3の対向する2面の側面を構成する周壁部33と内壁部34との間に設けられた空間で構成される。機能部の他の例である退避部32は、他の側面を構成する周壁部33と内壁部34との間に設けられた空間で構成される。
配線収納部31は、対向する周壁部33より短い長さの内壁部34が、周壁部33に沿って延在し、上面が開口した直線状に繋がる空間が、内壁部34で仕切られて収納部30の側部に形成される。
配線収納部31は、図8に示すように、対向する周壁部33と内壁部34との間隔t1と、周壁部33及び内壁部34の高さt2で、収納可能な配線21の本数が規定され、収納対象の配線21が所定本数、本例では、少なくとも2本の配線が並列して収納可能となるように、対向する周壁部33と内壁部34との間隔t1が設定される。
また、配線収納部31は、周壁部33及び内壁部34の高さt2が、基板2に実装された電気部品20の最大高さt3より高く構成され、高さ方向に積層して収納可能な配線21の本数が、実際に収納される配線21の本数より多く設定される。これにより、浴室換気乾燥暖房装置1Aの機種が異なり、接続される配線21の本数が異なるような場合でも、同一の箱体3で対応可能となる。
配線収納部31は、収納部30側に配線が取り出される配線取出部35を備える。配線収納部31は、内壁部34の上端まで開口した溝部を、配線収納部31の延在方向に沿って内壁部34の少なくとも1箇所に設けて、配線取出部35が構成される。
配線収納部31は、上面が開口しており、開口している上面から配線21が収納される動作が行われる。これにより、配線収納部31に配線21を収納する動作で、任意の箇所の配線取出部35に配線21を入れて、収納部30側に配線21を取り出すことが可能である。
配線収納部31は、収納された配線21が外れることを防止する抜け防止部36を備える。配線収納部31は、周壁部33と内壁部34の少なくとも一方、本例では、内壁部34の上端に、対向する周壁部33側に突出する凸部を設けて抜け防止部36が構成される。
配線収納部31は、抜け防止部36と対向する周壁部33の間隔t4が、1本の配線21の径t5と同等程度、あるいは若干小さく構成される。これにより、配線収納部31は、樹脂材料で構成される周壁部33あるいは内壁部34を弾性変形させることで、抜け防止部36を乗り越えて配線21が収納される。そして、配線収納部31は、収納された配線21を上方向に移動させても、抜け防止部36で配線21が抜けることが防止される。
配線収納部31は、配線21が収納される部位の周壁部33が、配線21の延在方向に沿って連続する。配線収納部31は、箱体3の成形による制約等で、周壁部33に溝部や開口が設けられる場合、配線21が収納され得る高さには、溝部あるいは開口が設けられないように構成される。これにより、配線収納部31に収納された配線21が、箱体3の周壁部33から外側に露出することを防ぐ。
退避部32は、内壁部34で四角状に囲われて収納部30と仕切られると共に、上面が開口した少なくとも1つの空間、本例では3つの空間が、収納部30の側部に形成される。
退避部32は、退避部32に入る水を箱体3の外部に流す排水部37を備える。退避部32は、周壁部33の上端まで開口した溝部を各周壁部33に設けて、排水部37が構成される。
浴室換気乾燥暖房装置1Aは、装置本体10の一の側面側の上面で、金属ケース11の外側に、箱体3が取り付けられる基板取付部11aが形成される。浴室換気乾燥暖房装置1Aは、基板取付部11aに取り付けられた箱体3を覆う金属カバー11bを備える。
浴室換気乾燥暖房装置1Aは、基板取付部11aに取り付けられた箱体3の上面及び側面を覆う形状で金属カバー11bが構成され、箱体3の樹脂部分の露出が抑えられる。これにより、基板2が収納される箱体3は、外部からの熱の伝達が金属カバー11bにより抑えられる。また、基板2が収納される箱体3は、装置本体10の内部からの熱の伝達が金属ケース11により抑えられる。更に、基板2で発生した熱が外部に伝達されることが、金属カバー11bにより抑えられ、基板2で発生した熱が装置本体10の内部に伝達されることが、金属ケース11により抑えられる。浴室換気乾燥暖房装置1Aは、基板取付部11aの近傍の金属ケース11に、配線導入穴11cが設けられ、基板2に接続される配線21が、配線導入穴11cから金属ケース11内に導入される。
次に、浴室換気乾燥暖房装置1Aの全体の構成について、各図を参照して説明する。本実施の形態の浴室換気乾燥暖房装置1Aは、図3に示すように、装置本体10が浴室100の天井100aに設置される。
浴室換気乾燥暖房装置1Aは、装置本体10の天井裏に露出する部位が、金属ケース11で覆われる。また、浴室換気乾燥暖房装置1Aは、空気が吸い込まれる吸込口グリル12a及び空気が吹き出される吹出口グリル12bを備えたフロントパネル12が装置本体10の下面に取り付けられ、フロントパネル12が浴室100の天井100aに露出する。
浴室100の天井100aに設置された浴室換気乾燥暖房装置1Aは、1つあるいは複数の副吸込ダクト、本例では、2本の副吸込ダクト13が副吸込ダクトジョイント4に接続される。
一方の副吸込ダクト13は、他室である洗面脱衣所102の天井に102aに設置された副吸込口グリル13aと接続され、他方の副吸込ダクト13は、別の他室であるトイレ103の天井に103aに設置された副吸込口グリル13aと接続される。なお、本例では、他室として洗面脱衣所102とトイレ103の両方から空気が吸い込まれる構成としたが、どちらか一方から空気が吸い込まれる構成としても良い。
また、浴室換気乾燥暖房装置1Aは、排気ダクト14が排気ダクトジョイント5に接続される。排気ダクト14は、図示しない建物の外壁101に設置された屋外グリル14aと接続される。
浴室換気乾燥暖房装置1Aは、浴室100の空気を、装置本体10の吸込口グリル12aから吸い込んで、排気ダクト14を介して屋外に排気すると共に、他室である洗面脱衣所102及びトイレ103の空気を、副吸込口グリル13aから副吸込ダクト13を介して吸い込んで、排気ダクト14を介して屋外に排気する換気ファン6を備える。
また、浴室換気乾燥暖房装置1Aは、浴室100の空気を、装置本体10の吸込口グリル12aから吸い込んで、装置本体10の吹出口グリル12bから浴室100に吹き出す循環ファン7と、循環ファン7で吹出口グリル12bから浴室100に吹き出される空気の温度を制御するヒータ8を備える。
換気ファン6は、送風手段である換気送風手段の一例で、軸方向から空気を吸い込み、遠心方向に吹き出す遠心ファンで構成される。換気ファン6は、図2に示すように、多翼の羽根車60と、羽根車60を回転させる換気ファンモータ61と、風路を形成する換気ファンケース62を備える。
換気ファン6は、羽根車60の軸方向から空気が吸い込まれ、羽根車60の遠心方向に沿った側方に向けて空気が吹き出される換気ファン吹出風路62aが、換気ファンケース62により形成される。
循環ファン7は、送風手段である循環送風手段の一例で、換気ファン6と同様に遠心ファンで構成される。循環ファン7は、図2に示すように、多翼の羽根車70と、羽根車70を回転させる循環ファンモータ71と、風路を形成する循環ファンケース72を備える。
循環ファン7は、羽根車70の軸方向から空気が吸い込まれ、羽根車70の遠心方向に沿った側方に向けて空気が吹き出される循環ファン吹出風路72aが、循環ファンケース72により形成される。
浴室換気乾燥暖房装置1Aは、循環ファン7の上側に換気ファン6が配置される構成で、換気ファン6において、羽根車60の軸方向に沿った換気ファンケース62の上面に、空気が吸い込まれる換気ファン吸込口62bが形成される。
また、浴室換気乾燥暖房装置1Aは、換気ファンケース62及び循環ファンケース72の側方に浴室吸込風路63が形成され、装置本体10の下面に、浴室吸込風路63を介して換気ファン吸込口62bと連通した換気吸込口62cが形成される。
更に、浴室換気乾燥暖房装置1Aは、換気ファンケース62及び循環ファンケース72の上方に他室吸込風路64が形成され、装置本体10の一の側面に、他室吸込風路64を介して換気ファン吸込口62bと連通した単一または複数の副吸込口、本例では、2つの副吸込口62dが形成される。
また、浴室換気乾燥暖房装置1Aは、装置本体10の他の側面に、換気ファン6の換気ファン吹出風路62aと連通した排気吹出口62eが形成される。
浴室換気乾燥暖房装置1Aは、装置本体10の下面の一部が循環ファンケース72の下面で構成され、循環ファン7において、羽根車70の軸方向に沿った循環ファンケース72の下面である装置本体10の下面に、空気が吸い込まれる循環ファン吸込口72bが形成される。
また、浴室換気乾燥暖房装置1Aは、循環ファン7において、循環ファンケース72の下面である装置本体10の下面に、循環ファン吹出風路72aと連通して空気が吹き出される循環ファン吹出口72cが形成され、循環ファン吹出口72cの内側にヒータ8が設けられる。
ヒータ8は加熱手段の一例で、本例ではPTCヒータで構成される。浴室換気乾燥暖房装置1Aは、ヒータ8が通電されることで発熱し、循環ファン吹出口72cから吹き出される空気を加熱する。
浴室換気乾燥暖房装置1Aは、装置本体10の側面及び上面を覆う形状の金属ケース11で、樹脂材料で構成された換気ファンケース62及び循環ファンケース72が覆われる。浴室換気乾燥暖房装置1Aは、金属ケース11と、換気ファンケース62及び循環ファンケース72の側面との間、金属ケース11と、換気ファンケース62の上面との間に形成される連通した空間で、浴室吸込風路63が形成される。
また、浴室換気乾燥暖房装置1Aは、金属ケース11と、換気ファンケース62及び循環ファンケース72の上面との間に形成される連通した空間で、他室吸込風路64が形成される。
浴室換気乾燥暖房装置1Aは、換気吸込口62cと循環ファン吸込口72bが、フロントパネル12の吸込口グリル12aと繋がり、循環ファン吹出口72cが、フロントパネル12の吹出口グリル12bと繋がる。
また、浴室換気乾燥暖房装置1Aは、本例では2つの副吸込口62dにそれぞれ副吸込ダクトジョイント4が取り付けられ、各副吸込ダクトジョイント4に副吸込ダクト13が接続される。更に、浴室換気乾燥暖房装置1Aは、排気吹出口62eに排気ダクトジョイント5が取り付けられ、排気ダクトジョイント5に排気ダクト14が接続される。
これにより、浴室換気乾燥暖房装置1Aは、浴室100と、洗面脱衣所102及びトイレ103が、装置本体10内の浴室吸込風路63及び他室吸込風路64と、副吸込ダクト13を介して繋がる風路構成となっている。
浴室換気乾燥暖房装置1Aは、装置本体10の一の側面に形成された副吸込口62dに副吸込ダクトジョイント4が取り付けられ、装置本体10の他の側面に形成された排気吹出口62eに排気ダクトジョイント5が取り付けられる。
装置本体10は、一の側面の一部が、箱体3を覆う金属カバー11bで構成され、本例では、副吸込ダクトジョイント4の取付位置が、装置本体10の基板取付部11aに取り付けられた箱体3に近接する。
金属カバー11bには、箱体3の退避部32の位置に合わせて上面に係止穴部11dが形成され、副吸込ダクトジョイント4は、装置本体10に取り付けるための片部40が、金属カバー11bの係止穴部11dに係止される。副吸込ダクトジョイント4は、金属カバー11bの係止穴部11dに係止された片部40が、箱体3の内部で内壁部34により収納部30と仕切られた退避部32に入る。
ここで、排気ダクトジョイント5の取付位置が、装置本体10の基板取付部11aに取り付けられた箱体3に近接する構成でも良い。また、設備機器としての浴室換気乾燥暖房装置1Aは、送風手段として循環ファンと換気ファンを独立して備えた構成としたが、風路を切り替えるダンパ等を備えることで、1つのファンで換気送風手段と循環送風手段を実現する構成でも良い。また、換気のみを行う構成でも良い。
<本実施の形態の浴室換気乾燥暖房装置の作用効果例>
本実施の形態の浴室換気乾燥暖房装置1Aでは、基板2が収納される箱体3の周壁部33と内壁部34との間の空間で構成される機能部として、基板2に接続される配線21が収納される配線収納部31が設けられる。
配線収納部31は、箱体3の収納部30に収納された基板2の外周に沿って延在する空間を、箱体3の外壁を構成する周壁部33と、周壁部33の内側に形成された内壁部34との間に設けて一体に構成される。また、配線収納部31は、周壁部33及び内壁部34の高さ方向に積層して、複数本の配線21が収納される。
これにより、箱体3内で大きな空間を占有することなく、配線収納部31を備える構成とすることができる。また、箱体3の外側に配線収納部31が突出せず、箱体3を大型化させることなく、配線収納部31を備える構成とすることができる。更に、箱体3と配線収納部31が一体で構成されるので、配線を固定する部材を別部品で実現する構成と比較して、コストを下げることができる。
また、配線収納部31は、上面が開口しており、開口している上面から配線21の出し入れが可能で、樹脂材料で構成される周壁部33あるいは内壁部34を弾性変形させることで、抜け防止部36を乗り越えて配線21を収納することができる。
更に、配線収納部31に配線21を収納する動作で、接続箇所に応じた任意の箇所の配線取出部35に配線21を入れて、収納部30側に配線21を取り出すことができる。また、配線収納部31は、周壁部33及び内壁部34に沿った上下方向に移動可能である配線21が、抜け防止部36により外れることが防止される。
従来は、多数のクランプ部材を、配線を通しながら基板等に取り付けるため、配線の取り回し作業に多くの工数を費やしていた。また、配線の取り回し作業で配線をクランプ部材に噛み込む可能性があり、配線をクランプ部材に噛み込まないように時間を掛けて作業を行わなければならず、作業効率に影響を及ぼす場合があった。
これに対して、本実施の形態の箱体3では、配線21の固定に結束部材等による結束作業が不要となり、配線21の組み付け作業性を向上させることができる。
また、配線収納部31は、樹脂材料で構成される周壁部33あるいは内壁部34を弾性変形させることで、抜け防止部36を乗り越えて配線21を外すことが可能である。
これにより、メンテナンス等で配線21を外す場合に、結束部材を切断する等の作業が不要となり、作業性を向上させることができると共に、配線21を損傷する等の障害の発生を抑えることができる。
更に、配線収納部31は、配線21が収納される部位の周壁部33が、配線21の延在方向に沿って連続する。これにより、配線収納部31に収納された配線21が、箱体3の周壁部33から外側に露出することを防ぎ、金属カバー11bを取り付ける動作で、配線21が損傷することを防ぐことができる。
また、配線収納部31は、基板2が収納される収納部30と内壁部34で仕切られているので、配線21を基板2上に通さない配線経路を実現でき、配線21の損傷防止、及び基板2上の電気部品20の損傷防止につなげることができる。これにより、配線21の本数が少ない場合、配線21の径が細い場合等であっても、配線収納部31に収納された配線21は基板2方向へは移動できず、径の異なる配線21であっても収納可能である。
更に、配線収納部31は、周壁部33及び内壁部34の高さ方向に積層して、配線21が収納されるので、図8に実線で示す本数の配線21が使用される浴室換気乾燥暖房装置1Aと、実線及び破線で示す本数の配線21が使用される浴室換気乾燥暖房装置1Aで、箱体3を共用でき、1種類の箱体3で、多機種に対応可能となり、コストを下げることができる。
本実施の形態の浴室換気乾燥暖房装置1Aでは、副吸込ダクトジョイント4の取付位置が、装置本体10の基板取付部11aに取り付けられた箱体3に近接して設けられる。そこで、基板2が収納される箱体3の周壁部33と内壁部34との間の空間で構成される機能部として、副吸込ダクトジョイント4を装置本体10に取り付けるための片部40を退避する退避部32が設けられる。
浴室換気乾燥暖房装置1Aは、装置本体10に副吸込ダクトジョイント4が取り付けられると、片部40が箱体3の内部で退避部32に入る。箱体3は、内壁部34により退避部32が収納部30と仕切られており、水分が副吸込ダクトジョイント4の片部40と伝わって退避部32に浸入しても、基板2が収納された収納部30内には水分が入らない。そして、退避部32に浸入した水分は、排水部37より箱体3の外部へ排出される。
これにより、基板2に水分が付着することが防止され、短絡の発生等を防ぐことができる。
<本実施の形態の箱体の変形例>
図9は、本実施の形態の箱体の変形例を示す要部拡大断面図である。変形例の箱体3では、周壁部33と内壁部34で、抜け防止部36bを交互に配置し、対抗する抜け防止部36bが互いに入り込む構成としたものである。
本発明は、配線で接続される各種電気部品を有した設備機器に適用される。
1A・・・設備機器、10・・・装置本体、11・・・金属ケース、11a・・・基板取付部、11b・・・金属カバー、2・・・基板、20・・・電気部品、3・・・箱体、30・・・収納部、31・・・配線収納部、32・・・退避部、33・・・周壁部、34・・・内壁部、35・・・配線取出部、36・・・抜け防止部、37・・・排水部、4・・・副吸込ダクトジョイント、40・・・片部、5・・・排気ダクトジョイント、6・・・換気ファン、7・・・循環ファン、8・・・ヒータ

Claims (7)

  1. 部品が実装されると共に配線が接続される基板が収納される収納部を有した箱体と、
    前記箱体が取り付けられる装置本体と、
    前記箱体に近接した取付位置で前記装置本体に取り付けられる装置部品と、
    前記箱体の周壁部の内側に、前記周壁部と前記収納部との間を仕切る内壁部を設け、前記箱体の前記周壁部と前記内壁部との間に、少なくとも1つの機能を実現する空間を設けて構成される少なくとも1つの機能部とを備え
    前記機能部は、前記箱体の前記周壁部と前記内壁部との間に設けた前記空間に、前記装置部品を前記装置本体に取り付ける片部が入る退避部である
    ことを特徴とする設備機器。
  2. 前記機能部は、前記箱体の前記周壁部と前記内壁部との間に設けた前記空間に、前記基板に接続される配線が収納される配線収納部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備機器。
  3. 前記配線収納部は、前記箱体の前記周壁部が前記配線の延在方向に沿って連続する
    ことを特徴とする請求項2に記載の設備機器。
  4. 前記配線収納部は、前記箱体の前記内壁部に前記配線が取り出される少なくとも1つの開口を設けて配線取出部を備えた
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の設備機器。
  5. 前記配線収納部は、前記箱体の前記周壁部または前記内壁部の少なくとも一方に、前記配線が外れることを防止する抜け防止部を備えた
    ことを特徴とする請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の設備機器。
  6. 前記箱体の前記周壁部は、前記退避部に入る水を外部に流す排水部を備えた
    ことを特徴とする請求項に記載の設備機器。
  7. 前記箱体の前記周壁部は、前記基板に実装された部品の最大高さより上方まで延在する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の設備機器。
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