JP5370277B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
かかる電力変換装置において、ワイヤを所定の位置に保持しておくために、クランプ部材を用いたり、構成部品に引掛け構造を形成したりして、これらにワイヤを保持させることが考えられる(特許文献1〜3参照)。
該電力変換装置のケース内に、部品間の電気的接続を行うワイヤが這い回されており、
上記電力変換装置における上記ケースを含めた構成部品のうち、内側に配された内側部品と、該内側部品の外側に配された外側部品との間に形成された保持用隙間に、上記ワイヤが保持されており、
該保持用隙間は、少なくとも一方に開口部を有し、該開口部側からその反対側へ向かって狭くなるよう構成されており、
上記保持用隙間の上記開口部の幅をa、上記保持用隙間における最も幅が狭くなる最狭部の幅をb、上記ワイヤの直径をcとしたとき、これらは、a>c>bの関係を有することを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
また、上記開口部の幅a、上記最狭部の幅b、及び上記ワイヤの直径cは、a>c>bの関係を有する。これにより、確実に、ワイヤを保持用隙間に配置すると共に保持させることができる。
この場合には、上記保持用隙間にワイヤを配置する際に、開口部側からワイヤを押し込むことで、上記保持用隙間にワイヤを容易かつ確実に保持させることができる。
この場合には、ワイヤを上記保持用隙間における所定の位置に容易に保持させることができる。
この場合には、上記ワイヤを、その長手方向の広い範囲にわたって保持しやすく、ケース内におけるワイヤの固定状態をより安定させることができる。
この場合には、上記フレームと上記ケースとの間に形成した上記保持用隙間にワイヤを保持させつつ、該ワイヤの一端を上記コネクタに接続することができる。それゆえ、ワイヤの這い回しを効率的に行うことができ、配線距離を短くすることができる。
この場合には、上記ワイヤの一端を上記コネクタに着脱する際に、ワイヤの一部を上記後退凹部に配置することができるため、その着脱作業性を向上させることができる。
この場合には、上記ワイヤの一部を上記保持用隙間に保持させつつ、上記ワイヤの他の一部を上記後退凹部に配置しながら上記コネクタに接続し、或いはコネクタから離脱させることができる。それゆえ、より一層着脱作業性を向上させることができる。
本発明の実施例にかかる電力変換装置につき、図1、図2を用いて説明する。
本例の電力変換装置1においては、そのケース2内に、部品間の電気的接続を行うワイヤ3が這い回されている。
電力変換装置1におけるケース2を含めた構成部品のうち、内側に配された内側部品と、内側部品の外側に配された外側部品との間に形成された保持用隙間5に、ワイヤ3が保持されている。
フレーム4は、スイッチング素子を内蔵した半導体モジュール(図示略)と、該半導体モジュールを冷却する冷却器(図示略)とを内側に保持している。そして、半導体モジュール及び冷却器を保持したフレーム4が、ケース2内に収容され、固定されている。
保持用隙間5の開口部51の幅をa、保持用隙間5における最も幅が狭くなる最狭部52の幅をb、ワイヤ3の直径をcとしたとき、これらは、a>c>bの関係を有する。
基板側コネクタ61に接続するワイヤ3の一端には、上記基板側コネクタ61と対をなすワイヤ側コネクタ31が取り付けてある。基板側コネクタ61とワイヤ側コネクタ31とは、互いに着脱可能に接続されている。
すなわち、本例におけるワイヤ3は、制御回路とECU(エンジンコントロールユニット)等の外部機器とを電気的に接続し、両者の間で信号電流(低圧電流)の授受を行うための信号用ワイヤである。
また、ワイヤ3は、導体線を樹脂等によって被覆してなるものからなり、径方向に弾力性を有し、また可撓性を有する。
なお、本例の電力変換装置1は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両に搭載され、これらの駆動電力の生成や電力の回生に用いられる。
電力変換装置1においては、ワイヤ3が、内側部品(フレーム4)と外側部品(ケース2)との間に形成された保持用隙間5に保持されている。そして、フレーム4及びケース2は、電力変換装置1の構成部品である。それゆえ、ワイヤ3を保持するために、特別に、保持用部品を用いたり、引掛け構造を形成したりする必要がない。そのため、電力変換装置1の部品点数を少なくすることができると共に、省スペース化を図ることができる。
また、開口部51の幅a、最狭部52の幅b、及びワイヤ3の直径cは、a>c>bの関係を有する。これにより、確実に、ワイヤ3を保持用隙間5に配置すると共に保持させることができる。
また、制御回路基板6における保持用隙間5に沿った辺に、ワイヤ3の一端を接続するためのコネクタ(基板側コネクタ61)が設けてある。そのため、フレーム4とケース2との間に形成した保持用隙間5にワイヤ3を保持させつつ、ワイヤ3の一端に取り付けたワイヤ側コネクタ31を基板側コネクタ61に接続することができる。それゆえ、ワイヤ3の這い回しを効率的に行うことができ、配線距離を短くすることができる。
本例は、図3に示すごとく、外側部品であるケース2における保持用隙間5に面する対向面21を、階段状に形成した例である。
すなわち、ケース2側の対向面21に、段部211を設けている。そして、その段部211よりも開口部51から遠い側において、保持用隙間5は、ケース2の対向面21とフレーム4の対向面41との間に最狭部52を有する。
また、ワイヤ3は、段部211に載置された状態で、保持用隙間5に保持されている。
その他は、実施例1と同様である。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図4〜図6に示すごとく、ケース2は、基板側コネクタ61に対向する部分に、外側へ後退した後退凹部22を有する。
本例においては、後退凹部22は略円弧状に形成されている。また、図6に示すごとく、後退凹部22は、保持用隙間5に連続して形成されている。
その他は、実施例1と同様である。
また、後退凹部22は、保持用隙間5に連続して形成されているため、ワイヤ3の一部を保持用隙間5に保持させつつ、ワイヤ3の他の一部を後退凹部22に配置しながら基板側コネクタ61に接続し、或いは基板側コネクタ61から離脱させることができる。それゆえ、より一層着脱作業性を向上させることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図7に示すごとく、後退凹部22の形状を、テーパ状とした例である。
具体的には、後退凹部22は、ワイヤ3における外部コネクタ32(図1参照)との接続側からその反対側へ行くほど緩やかに基板側コネクタ61と反対側へ後退するテーパ面221を有する。
その他は、実施例3と同様である。
その他、実施例3と同様の作用効果を有する。
例えば、内側部品として、電力変換回路の一部を構成するコンデンサや、各種端子を搭載した端子台等を利用することもできる。また、フレーム4を外側部品として利用することもできる。
2 ケース(外側部品)
21 対向面
3 ワイヤ
4 フレーム(内側部品)
41 対向面
5 保持用隙間
51 開口部
52 最狭部
Claims (7)
- 入力電力と出力電力との間で電力変換を行う電力変換装置であって、
該電力変換装置のケース内に、部品間の電気的接続を行うワイヤが這い回されており、
上記電力変換装置における上記ケースを含めた構成部品のうち、内側に配された内側部品と、該内側部品の外側に配された外側部品との間に形成された保持用隙間に、上記ワイヤが保持されており、
該保持用隙間は、少なくとも一方に開口部を有し、該開口部側からその反対側へ向かって狭くなるよう構成されており、
上記保持用隙間の上記開口部の幅をa、上記保持用隙間における最も幅が狭くなる最狭部の幅をb、上記ワイヤの直径をcとしたとき、これらは、a>c>bの関係を有することを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1に記載の電力変換装置において、上記内側部品及び上記外側部品は、上記保持用隙間に面する対向面をテーパ状に形成していることを特徴とする電力変換装置。
- 請求項1に記載の電力変換装置において、上記内側部品及び上記外側部品の少なくとも一方は、上記保持用隙間に面する対向面を階段状に形成していることを特徴とする電力変換装置。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力変換装置において、該電力変換装置は、スイッチング素子を内蔵した半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する冷却器と、上記半導体モジュール及び上記冷却器を保持するフレームとを、上記ケース内に配設してなり、上記内側部品は上記フレームであり、上記外側部品は上記ケースであることを特徴とする電力変換装置。
- 請求項4に記載の電力変換装置において、該電力変換装置は、上記半導体モジュールを制御する制御回路を備えた制御回路基板を上記ケース内に配設してなり、上記制御回路基板における上記保持用隙間に沿った辺に、上記ワイヤの一端を接続するためのコネクタが設けてあることを特徴とする電力変換装置。
- 請求項5に記載の電力変換装置において、上記ケースは、上記コネクタに対向する部分に、外側へ後退した後退凹部を有することを特徴とする電力変換装置。
- 請求項6に記載の電力変換装置において、上記後退凹部は、上記保持用隙間に連続して形成されていることを特徴とする電力変換装置。
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