JP5996447B2 - X線検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、張力を付与した状態で搬送される連続帯状の被検査物にX線を照射して、被検査物を透過した透過X線のX線透過量に基づいてこの被検査物の品質(外観、割れ欠け、異物混入の有無など)を検査するX線検査装置に係り、詳細には、検査部におけるX線検出手段と被検査物の距離を常に一定に保持するX線検査装置に関する。
図7には、連続帯状の被検査物にX線を照射して、被検査物を透過した透過X線のX線透過量に基づいてこの被検査物の品質(外観、割れ欠け、異物混入の有無など)を検査するX線検査装置を示している。図7に示すように、連続帯状の被検査物Wの品質検査に特化したX線検査装置100は、複数の搬送用ローラ102を有する搬送手段101を備えている。搬送手段101では、被検査物Wを複数の搬送用ローラ102に掛け回すように取り付けて、取り付けた被検査物Wを所定の張力を付与しながら複数の搬送用ローラ102を回転させて、それぞれの搬送用ローラ102,102の間の所定の搬送方向Yに搬送する。また、X線検査装置100は、搬送手段101となる所定位置に配置された一対の搬送用ローラ102,102の間に配置されたX線検査手段103を備えている。X線検査手段103は、X線を照射するX線照射手段104と、X線を検出するX線検出手段105とを備えている。X線照射手段104とX線検出手段105は、一対の搬送用ローラ102,102の間の被検査物Wを挟んで対向して配置されており、X線照射手段104とX線検出手段105の間が検査部106となる。X線検査手段103では、X線照射手段104から照射されて被検査物Wを透過した透過X線をX線検出手段105で検出して、そのX線透過量に基づいて被検査物Wを検査する。
なお、上述したX線検査装置100は、主にPTP包装機に組み込まれるものである。したがって、図8(a)に示すように、連続帯状の被検査物Wとしては、PTPシート110の各ポケット部113に錠剤114などが充填されたものである。図8(b)に示すように、PTPシート110は、錠剤114などが充填されるポケット部113を有する樹脂製の包装用フィルム111と、包装用フィルム111にポケット部113の開口側を密閉するように取り付けられたアルミニウム製のカバーフィルム112とからなる。
PTP包装機では、その製造工程中に、ポケット部113に錠剤114などが充填された後、錠剤114などの外観や割れ欠けなどを検査する工程を備えている。上述したX線検査装置100は、このような検査工程のために組み込まれたものである。
また、PTP包装機は、検査工程の後に検査済みの被検査物W(PTPシート110)を所定長さに切断する工程を備えている。例えば、下記特許文献1に開示される切断装置などは、連続帯状の被検査物Wを切断するためにPTP包装機に組み込まれるものとして好適なものである。
特開2006−282267号公報
しかしながら、切断装置による被検査物Wの切断工程においては、切断時にそれまでの連続搬送を間欠搬送に切り換えるなどしており、そのため、振動が発生するという問題があった。特に連続帯状の被検査物Wの場合は全体的に所定の張力を付与しながら搬送するため、その振動が前段の検査工程、すなわち、X線検査装置100による検査に影響するようになる。具体的には、X線検査装置100では、X線照射手段104とX線検出手段105の間に形成された検査部106において、被検査物Wがその厚さ方向(図7の搬送方向Yと直交する方向)に振動する。被検査物Wがこのように振動すると、検査時にX線検出手段105と被検査物Wの距離が安定しないことから、X線透過画像に誤差が生じていまい、正しい検査結果が得られない。切断工程の他、複数の搬送用ローラ102の配置関係などが正しくない場合などにも振動が発生する。
本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、X線照射手段とX線検出手段の間の検査部において、X線検出手段と連続帯状の被検査物の距離が一定となるようにこの被検査物を支持することで、安定した検査結果が得られるX線検査装置を提供することを目的としている。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明に係る請求項1記載のX線検査装置は、連続帯状の被検査物Wを、所定間隔をあけて配置された一対の搬送用ローラ3,3の間で張力を付与しながら搬送する搬送手段2と、
前記一対の搬送用ローラ3,3の間に配置され、該搬送用ローラ3,3の間の前記被検査物Wに向けてX線を照射するX線照射手段5と、
前記一対の搬送用ローラ3,3の間に配置されるとともに該搬送用ローラ3,3の間の前記被検査物Wを挟んで前記X線照射手段5と対向配置され、前記被検査物Wを透過した透過X線を検出するX線検出手段6と、
を備え、前記X線照射手段5と前記X線検出手段6の間に形成された検査部7にて前記被検査物Wの所定の検査領域8を検査するX線検査装置1において、
前記検査部7における前記X線検出手段6と搬送される前記被検査物Wの距離が一定となるように、該被検査物Wを支持する支持手段10を備えており、
前記支持手段10は、
前記被検査物Wの一方の面側に設けられ、該被検査物Wの前記検査領域8外において吸着口13aを前記一方の面に当接させて該被検査物Wのその厚さ方向の変位を規制するとともに、該被検査物Wの搬送速度と略等速で前記搬送方向Yへと移動する吸着手段13を備えたことを特徴としている。
このような構成によれば、X線照射手段5とX線検出手段6の間に形成された検査部7において、X線検出手段6と被検査物Wの距離が常に一定に保持されるため、X線透過画像に誤差などが生じなくなる。また、被検査物Wは、吸着手段13によって吸着されて一方の面側へと変位しようとするが、吸着手段13の吸着口13aに当接していることで厚さ方向の変位が規制されるため、その位置で安定してX線検出手段6との距離が一定に保持されるようになる。このとき、吸着手段13が被検査物Wの搬送速度と略等速で搬送方向Yへと移動するため、被検査物Wの搬送に支障が生じることはない。
請求項記載のX線検査装置は、請求項1に記載のX線検査装置1において、前記被検査物Wの前記一方の面が前記X線照射手段5と対向する側の面であることを特徴としている。
このような構成によれば、すなわち、吸着手段13、吸引手段21及びブロー手段31がいずれもX線照射手段5の側に設けられることになる。X線検出手段6と被検査物Wの間にこのような手段(装置)が設けられないことから、X線検出手段6を被検査物Wに近接させて配置することができる。
請求項3記載のX線検査装置は、連続帯状の被検査物Wを、所定間隔をあけて配置された一対の搬送用ローラ3の間で張力を付与しながら搬送する搬送手段2と、
前記一対の搬送用ローラ3の間に配置され、該搬送用ローラ3の間の前記被検査物Wに向けてX線を照射するX線照射手段5と、
前記一対の搬送用ローラ3の間に配置されるとともに該搬送用ローラ3の間の前記被検査物Wを挟んで前記X線照射手段5と対向配置され、前記被検査物Wを透過した透過X線を検出するX線検出手段6と、
を備え、前記X線照射手段5と前記X線検出手段6の間に形成された検査部7にて前記被検査物Wの所定の検査領域8を検査するX線検査装置1において、
複数の円筒部の吸着口41aが前記被検査物Wの一方の面側において前記検査領域8外に位置するように前記被検査物Wの搬送方向Yに沿って列をなして設けられ、前記被検査物Wが前記搬送方向Yに進行可能となるような吸着力で前記被検査物Wを前記吸着口41aに吸着して当接させることで、搬送される前記被検査物Wと前記X線検出手段6の前記検査部7における距離が一定となるように前記被検査物Wを支持する吸着手段41を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、被検査物Wは、吸着手段41によって吸着されて一方の面側へと変位しようとするが、吸着手段41の吸着口41aに当接していることで厚さ方向の変位が規制されるため、その位置、すなわち、吸着口41aに当接した位置で安定してX線検出器6との距離が一定に保持されるようになる。このとき、上述したように、吸着手段41の吸着力が好適に制御されているため、被検査物Wの搬送に支障が生じることはない。
本発明に係る請求項1及び3記載のX線検査装置によれば、X線照射手段とX線検出手段の間に形成された検査部におけるX線検出手段と被検査物の距離が常に一定に保持され、X線透過画像に誤差などが生じなくなる。これにより、安定した検査結果を得ることができる。また、いずれも現実的にX線検出手段と被検査物の距離を一定に保持することができる。
請求項記載のX線検査装置によれば、X線検出手段を被検査物に近接させて配置することが可能となり、被検査物がX線検出手段のX線検出面に近づいていることから、高精度のX線透過画像を得ることができる。
第1実施形態を示す正面図である。 同実施形態の検査部近傍を示す斜視図である。 第2実施形態を示す正面図である。 同実施形態の検査部近傍を示す斜視図である。 第3実施形態(検査部近傍)を示す正面図(断面図)である。 第4実施形態(検査部近傍)を示す正面図(断面図)である。 従来のX線検査装置を示す正面図である。 (a)図7のX線検査装置にて検査される被検査物を示す斜視図である。 (b)(a)におけるA−A断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して具体的に説明する。
各実施形態(X線検査装置1)は、連続帯状の被検査物WにX線を照射して、被検査物Wを透過した透過X線のX線透過量に基づいてこの被検査物の品質(外観、割れ欠け、異物混入の有無など)を検査するものである。また、これらは、主にPTP包装機に組み込まれて、PTP包装機における検査工程に使用されるものである。したがって、連続帯状の被検査物Wとしては、従来のX線検査装置100(図7参照)と同様に、図8に示すようなPTPシート110の各ポケット部113に錠剤114などが充填されたものである。
まず最初に、図1を参照して各実施形態に共通の全体構成について説明する。
図1に示すように、連続帯状の被検査物Wの品質検査に特化したこのX線検査装置1は、搬送手段2と、X線検査手段4とを主な構成要件として備えている。
搬送手段2は、詳細には、PTP包装機内の随所に配置された複数の搬送用ローラ3により構成されているが、X線検査装置1における搬送手段2としては、そのうちの所定位置に設けられた一対の搬送用ローラ3,3が該当する。なお、搬送手段2では、被検査物Wを複数の搬送用ローラ3に掛け回すように取り付けて、取り付けた被検査物Wを所定の張力を付与しながら複数の搬送用ローラ3を回転させて、それぞれの搬送用ローラ3,3の間の所定の搬送方向(X線検査装置1における搬送方向は矢線Y方向)に搬送する。
X線検査手段4は、搬送手段2となる、所定位置の一対の搬送用ローラ3,3の間に配置されており、X線を照射するX線照射手段5と、X線を検出するX線検出手段6とを備えている。X線照射手段5とX線検出手段6は、一対の搬送用ローラ3,3の間の被検査物Wを挟んで対向して配置されており、X線照射手段5とX線検出手段6の間がX線検査装置1における検査部7となる。X線検査手段4では、X線照射手段5から照射されて被検査物Wを透過した透過X線をX線検出手段6で検出して、そのX線透過量に基づいて被検査物Wを検査する。
X線照射手段となるX線発生器5は、金属製の箱内にX線を発生させるX線管が絶縁油に浸漬されてなり、搬送される被検査物Wに向けてX線を照射する。また、X線検出手段となるX線検出器6は、金属製の箱内に各種機器が収容されており、この箱のX線発生器5と対向する面にはフォトダイオードと、フォトダイオード上に設けられたシンチレータとからなる複数のX線検出素子が設けられている。これらのX線検出素子が搬送方向Yと直交する方向であり、且つ被検査物Wの面と平行となる方向に並んでラインセンサ6aが形成されている。
なお、X線検査装置1が組み込まれたPTP包装機では、X線検査装置1の後段に切断工程に使用される図示しない切断装置などが配設されている。切断工程では、検査工程の後の検査済みの被検査物W(PTPシート110)を所定長さに切断する。
ここから、本発明の要旨である上述した検査部7近傍における構成を各実施形態ごとに説明する。
「第1実施形態」
図1に示すように、X線検査装置1(1A)は、検査部7の近傍における被検査物Wの一方の面側に支持手段10を備えている。すなわち、支持手段10は、被検査物WのX線発生器5と対向する面側に、このX線発生器5と被検査物Wの間に介在するように設けられている。
支持手段10は、検査部7において、X線検出器6と搬送される被検査物Wの距離が一定となるようにこの被検査物Wを支持するために設けられたものであり、一対のローラ11,11と、ローラ11,11に掛け回された循環ベルト12と、循環ベルト12のベルト面に突出して設けられた複数の円筒部からなる吸着手段13とを備えている。吸着手段13は、その吸着口13aから空気を吸い込むことにより被検査物Wを吸着口13aに吸着させるものである。
図2に示すように、吸着手段13を構成する複数の円筒部は、循環ベルト12の循環方向に沿って並んで列をなして設けられるとともに、循環ベルト12の幅方向に2列となるように設けられている。また、各列の円筒部は、その吸着口13aが検査部7における被検査物Wの所定の検査領域8外に位置するように設けられている。この実施形態では、被検査物Wの搬送方向Yと直交する幅方向の中央部を検査領域8としているため、幅方向の両端部が検査領域8外となる。
また、一対のローラ11,11は、循環ベルト12を被検査物Wの搬送速度と略等速となるように循環させている。したがって、吸着手段13は、被検査物Wの搬送速度と略等速で搬送方向Yに移動する。そのため、検査部7において、吸着手段13は、被検査物Wに吸着口13aを当接させて被検査物Wを一方の面側からこの吸着口13aに吸着させても、互いの速度差により吸着が解除されるなど不具合が生じたり、被検査物Wの搬送に支障が生じるたりするようなことはない。
上述した第1実施形態によれば、被検査物Wは、吸着手段13によって吸着されて一方の面側へと変位しようとするが、吸着手段13の吸着口13aに当接していることで厚さ方向の変位が規制されるため、その位置、すなわち、吸着口13aに当接した位置で安定してX線検出器6との距離が一定に保持されるようになる。このとき、上述したように、吸着手段13が被検査物Wの搬送速度と略等速で搬送方向Yへと移動するため、被検査物Wの搬送に支障が生じることはない。
そして、X線発生器5とX線検出器6の間に形成された検査部7において、X線検出器6と被検査物Wの距離が常に一定に保持されるため、X線透過画像に誤差などが生じなくなり、安定した検査結果を得ることができる。
「第2実施形態」
図3に示すように、X線検査装置1(1B)は、検査部7の近傍における被検査物Wの一方の面側に支持手段20を備えている。すなわち、上述した第1実施形態と同様、支持手段20は、被検査物WのX線発生器5と対向する面側に、このX線発生器5と被検査物Wの間に介在するように設けられている。なお、第2実施形態において、上述した第1実施形態と同等又は同一の箇所には同一の符号を付し、その説明は省略する。
支持手段20は、検査部7において、X線検出器6と搬送される被検査物Wの距離が一定となるようにこの被検査物Wを支持するために設けられたものであり、被検査物Wの一方の面側に設けられ、被検査物Wを一方の面側からその厚さ方向に吸引する吸引手段21と、吸引手段21と同様に被検査物Wの一方の面側に設けられ、吸引手段21の吸引による被検査物Wの厚さ方向への変位を規制する支持部材23とを備えている。
吸引手段21は、箱状の本体部22から突出して設けられた複数の円筒部からなり、その吸引口21aから空気を吸い込むことにより被検査物Wを吸引口21a側に吸いよせるものである。なお、吸引手段21は、吸引口21aが被検査物Wに当接せずに被検査物Wから僅かに離れるように設けられている。
図4に示すように、吸引手段21を構成する複数の円筒部においても、上述した第1実施形態と同様に、被検査物Wの搬送方向Yに沿って列をなして設けられるとともに、被検査物Wの幅方向に2列となるように設けられている。また、各列の円筒部は、その吸引口21aが検査部7における被検査物Wの所定の検査領域8外に位置するように設けられているが、吸引口21aは被検査物Wに接触しているわけではないため、吸引口21aが被検査物Wの所定の検査領域8内に位置するように設けられていてもよい。
支持部材23は、複数のロッド部材からなり、これらのロッド部材が所定間隔をあけてその長手方向を搬送方向Yと直交する方向に向けて配置されてなる。
上述した第2実施形態によれば、被検査物Wは、吸引手段21によって一方の面側へと変位するが、支持手段23によって一定以上の厚さ方向への変位が規制されるため、その位置、すなわち、支持手段23に当接した位置で安定してX線検出手段との距離が一定に保持されるようになる。
そして、X線発生器5とX線検出器6の間に形成された検査部7において、X線検出器6と被検査物Wの距離が常に一定に保持されるため、X線透過画像に誤差などが生じなくなり、安定した検査結果を得ることができる。
「第3実施形態」
図5に示すように、X線検査装置1(1C)は、検査部7の近傍における被検査物Wの一方の面側に支持手段30を構成するブロー手段31を備え、他方の面側に支持手段30を構成する支持部材33を備えている。すなわち、支持手段30は、被検査物WのX線発生器5と対向する面側に、このX線発生器5と被検査物Wの間に介在するようにブロー手段31が設けられ、また、被検査物WのX線検出器6と対向する面側に、このX線検出器6と被検査物Wの間に介在するように支持部材33が設けられている。なお、図5には検査部7近傍の構成だけを示しているが、X線検査装置1Cにおけるその他の構成は図1又は図3に示した構成と同じである。また、第3実施形態においても、上述した第1及び第2実施形態と同等又は同一の箇所には同一の符号を付し、その説明は省略する。
支持手段30は、検査部7において、X線検出器6と搬送される被検査物Wの距離が一定となるようにこの被検査物Wを支持するために設けられたものであり、被検査物Wの一方の面側に設けられ、被検査物Wを一方の面側からその厚さ方向にブローするブロー手段31と、被検査物Wの他方の面側に設けられ、ブロー手段31のブローによる被検査物Wの厚さ方向への変位を規制する支持部材33とを備えている。
ブロー手段31は、箱状の本体部32から突出して設けられた複数の円筒部からなり、その吹出口31aから被検査物Wに向けて空気を吹き付けることにより被検査物Wを後述する支持部材33へと押し付けるものである。なお、ブロー手段31は、吹出口31aが被検査物Wから離れるように設けられている。
ブロー手段31を構成する複数の円筒部においても、上述した第1及び第2実施形態と同様に、被検査物Wの搬送方向Yに沿って列をなして設けられるとともに、被検査物Wの幅方向に2列となるように設けられている。各列の円筒部は、その吹出口31aが検査部7における被検査物Wの所定の検査領域8外に位置するように設けられているが、吹出口31aは被検査物Wに接触しているわけではないため、吹出口31aが被検査物Wの所定の検査領域8内に位置するように設けられていてもよい。
支持部材33は、上述した第2実施形態と同様に、複数のロッド部材からなり、これらのロッド部材が所定間隔をあけてその長手方向を搬送方向Yと直交する方向に向けて配置されてなる。
上述した第3実施形態によれば、被検査物Wは、ブロー手段31によって他方の面側へと変位するが、支持手段33によって一定以上の厚さ方向への変位が規制されるため、その位置、すなわち、支持手段33に当接した位置で安定してX線検出手段との距離が一定に保持されるようになる。
そして、X線発生器5とX線検出器6の間に形成された検査部7において、X線検出器6と被検査物Wの距離が常に一定に保持されるため、X線透過画像に誤差などが生じなくなり、安定した検査結果を得ることができる。
「第4実施形態」
図6に示すように、X線検査装置1(1D)は、検査部7の近傍における被検査物Wの一方の面側に支持手段40を備えている。すなわち、支持手段40は、被検査物WのX線発生器5と対向する面側に、このX線発生器5と被検査物Wの間に介在するように設けられている。なお、図6には検査部7近傍の構成だけを示しているが、X線検査装置1Dにおけるその他の構成は図1又は図3に示した構成と同じである。また、第4実施形態においても、上述した第1、第2及び第3実施形態と同等又は同一の箇所には同一の符号を付し、その説明は省略する。
支持手段40は、検査部7において、X線検出器6と搬送される被検査物Wの距離が一定となるようにこの被検査物Wを支持するために設けられたものであり、被検査物Wの一方の面側に設けられ、その吸着口41aから空気を吸い込むことにより被検査物Wの一方の面側を吸着口41aに吸着させるものである。吸着手段41は、箱状の本体部42から突出して設けられた複数の円筒部からなり、各吸着口41aが被検査物Wに当接するように設けられている。
吸着手段41を構成する複数の円筒部は、上述した第1、第2及び第3実施形態と同様に、被検査物Wの搬送方向Yに沿って列をなして設けられるとともに、被検査物Wの幅方向に2列となるように設けられている。また、各列の円筒部は、その吸着口41aが検査部7における被検査物Wの所定の検査領域8外に位置するように設けられている。
また、吸着手段41では、吸着口41aに被検査物Wを吸着させた状態でもこの被検査物Wが搬送方向Yに進行可能なようにその吸着力は制御されている。
上述した第4実施形態によれば、被検査物Wは、吸着手段41によって吸着されて一方の面側へと変位しようとするが、吸着手段41の吸着口41aに当接していることで厚さ方向の変位が規制されるため、その位置、すなわち、吸着口41aに当接した位置で安定してX線検出器6との距離が一定に保持されるようになる。このとき、上述したように、吸着手段41の吸着力が好適に制御されているため、被検査物Wの搬送に支障が生じることはない。
そして、X線発生器5とX線検出器6の間に形成された検査部7において、X線検出器6と被検査物Wの距離が常に一定に保持されるため、X線透過画像に誤差などが生じなくなり、安定した検査結果を得ることができる。
1…X線検査装置
2…搬送手段
3…搬送用ローラ
5…X線照射手段(X線発生器)
6…X線検出手段(X線検出器)
7…検査部
8…検査領域
10,20,30…支持手段
13…吸着手段
13a…吸着口
21…吸引手段
21a…吸引口
23…支持部材
31…ブロー手段
31a…吹出口
33…支持部材
W…連続帯状の被検査物
Y…搬送方向

Claims (3)

  1. 連続帯状の被検査物(W)を、所定間隔をあけて配置された一対の搬送用ローラ(3)の間で張力を付与しながら搬送する搬送手段(2)と、
    前記一対の搬送用ローラの間に配置され、該搬送用ローラの間の前記被検査物に向けてX線を照射するX線照射手段(5)と、
    前記一対の搬送用ローラの間に配置されるとともに該搬送用ローラの間の前記被検査物を挟んで前記X線照射手段と対向配置され、前記被検査物を透過した透過X線を検出するX線検出手段(6)と、
    を備え、前記X線照射手段と前記X線検出手段の間に形成された検査部(7)にて前記被検査物の所定の検査領域(8)を検査するX線検査装置(1)において、
    前記検査部における前記X線検出手段と搬送される前記被検査物Wの距離が一定となるように、該被検査物を支持する支持手段(10)を備えており、
    前記支持手段(10)は、
    前記被検査物(W)の一方の面側に設けられ、該被検査物の前記検査領域(8)外において吸着口(13a)を前記一方の面に当接させて該被検査物のその厚さ方向の変位を規制するとともに、該被検査物の搬送速度と略等速で前記搬送方向(Y)へと移動する吸着手段(13)を備えたことを特徴とするX線検査装置。
  2. 前記被検査物(W)の前記一方の面が前記X線照射手段(5)と対向する側の面であることを特徴とする請求項1に記載のX線検査装置。
  3. 連続帯状の被検査物(W)を、所定間隔をあけて配置された一対の搬送用ローラ(3)の間で張力を付与しながら搬送する搬送手段(2)と、
    前記一対の搬送用ローラの間に配置され、該搬送用ローラの間の前記被検査物に向けてX線を照射するX線照射手段(5)と、
    前記一対の搬送用ローラの間に配置されるとともに該搬送用ローラの間の前記被検査物を挟んで前記X線照射手段と対向配置され、前記被検査物を透過した透過X線を検出するX線検出手段(6)と、
    を備え、前記X線照射手段と前記X線検出手段の間に形成された検査部(7)にて前記被検査物の所定の検査領域(8)を検査するX線検査装置(1)において、
    複数の円筒部の吸着口(41a)が前記被検査物の一方の面側において前記検査領域外に位置するように前記被検査物の搬送方向(Y)に沿って列をなして設けられ、前記被検査物が前記搬送方向に進行可能となるような吸着力で前記被検査物を前記吸着口に吸着して当接させることで、搬送される前記被検査物と前記X線検出手段の前記検査部における距離が一定となるように前記被検査物を支持する吸着手段(41)を備えたことを特徴とするX線検査装置。
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