JP2014215070A - 密封包装袋気密漏れ検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】確実に気密漏れを検出することが可能で、被検体内の商品にダメージを与えない、検査処理速度の速いシンプルな構造の密封包装袋の気密漏れ検査装置を提供する。
【解決手段】本発明の漏れ検査装置は、通気性のないベルトを有する2台のベルトコンベアのベルト搬送面を上下に対向して平行に配置して上流コンベアとし、さらに2台のベルトコンベアのベルト搬送面を上下に対向して平行に上流コンベアの直後に僅かな隙間を介して配置して下流コンベアとし、上下のベルト間に挟まれた被検体を上下に押圧しながら搬送し、前後のベルトの僅かな隙間を通過する被検体から漏れたガスを周囲に拡散させることなく高感度で検出することを可能にし、被検体の高速搬送にも対応可能な検査装置とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、食品や薬品、精密工業部品等の商品を個別に密封包装した包装体の気密漏れ検査装置に関するものである。
従来、食品、薬品、精密工業部品等の商品は衛生面と品質保持のため、通気性がなく耐水性に優れた柔軟性のあるフィルム材等で密封包装され保管、流通させることが一般に行われている。密封包装袋内には商品と共に品質保持のため一般に酸化防止材としての不活性ガスや気密漏れ検知用ガスとしてのヘリウムガスが封入されている。
このような商品を包んだ密封包装袋は生産時の出荷前に亀裂やピンホールなどによる気密漏れがあってはならず、全数気密漏れ検査装置にかけられる。従来、各種の気密漏れ検査装置が知られており、例えば、特許文献1、2には、被検査体である商品を包んだ密封包装袋をベルトコンベアで搬送しながら密封包装袋内の空隙部の気体を密封包装袋の外部から圧迫して押し出し、内部気体の漏れを検出するものが提案されている。
特開2004−257947号公報 特開2005−257577号公報
従来の気密漏れ検査装置は、漏れ検出の確実性と検出工程の処理速度、検査時の被検体内商品の変形や破損等の難点があった。
具体的には、圧迫工程の機構とその動作が複雑にならざるを得ず密封包装袋内の商品を変形させたり破損したりすることがあった。
また、前記検出工程の処理速度を早くするためにコンベアの搬送速度を余り速めると、漏れ検知用ガスの吸引量が不足で検査精度の低下や被検体の跳ねや位置ずれが生じて検査の確実性が損なわれることがあった。
本発明の目的は、気密漏れ検査時の圧迫工程での商品の変形と位置ずれを防止し検査処理速度をより早くしても、確実に気密漏れを検出することを可能にすること、それにより被検体内の商品にダメージを与えない、シンプルな構造の密封包装袋の気密漏れ検査装置を提供することである。
上記目的を達成する本発明の気密漏れ検査装置は、基本的な構造として、ベルトコンベアのベルト面を対向して配置し、対向配置されたベルトコンベアが、密封包装袋の搬送方向に間隙(スリット部)を持って連設された2台のベルトコンベアを備え、これら2台のベルトの間隙に、ガス検知装置に接続されたガス収集ヘッドを配置した構造を持つ。この構造において、一方のベルトコンベアの間隙に配置されたガス収集ヘッドは、他方のベルトコンベアのベルトと対向する位置にある。
本発明の気密漏れ検査装置は、上記構造を前提として、ベルトコンベアのベルトとして、一般的なベルトコンベアのような弾力性のないベルトに代えて、通気性を有さず、且つ検査対象である密封包装袋(被検体ともいう)を囲む部分またはその一部が弾力性と柔軟性を有するベルトを用い、被検体を圧迫しながら搬送する構成としたものである(第一の態様)。
また本発明の気密漏れ検査装置は、ベルトコンベアの、被検体が接する表面の裏側に、ベルトを押圧する案内部材を有することを特徴とする(第二の態様)。この案内部材は、密封包装袋の、商品を除く空隙部分を押圧する形状を有する。
さらに本発明の気密漏れ検査装置は、2台の連設されたベルトコンベア間に配置されたガス収集ヘッドが、複数個のガス吸入口を備え、ガス吸入口は、それぞれ、密封包装袋の搬送方向に長く、ベルトの幅方向に狭い開口を持つことを特徴とする(第三の態様)。
本発明の気密漏れ検査装置は、2台の連設されたベルトコンベア間に配置されたガス収集ヘッドが、複数個の連結組立可能なブロックからなり、ブロック毎にガス吸入口を備えることを特徴とする(第四の態様)。
上記第一〜第四の態様に共通する本発明の基本構造は、好適には、次の構造を有する(第五の態様)。対向配置されたベルトコンベアは、上側ベルトコンベアと下側ベルトコンベアから成り、上側ベルトコンベア及び下側ベルトコンベアは、それぞれ、密封包装袋の搬送方向に間隙(スリット部)を持って連設された2台のベルトコンベアを備え、間隙には、ガス検知装置に接続されたガス収集ヘッドが配置され、上側ベルトコンベアの間隙に配置されたガス収集ヘッドには、下側ベルトコンベアのベルトが対向し、下側ベルトコンベアの間隙に配置されたガス収集ヘッドには、前記上側ベルトコンベアのベルトが対向している。
本発明の気密漏れ検査装置(第一の態様)によれば、通気性のないベルトはその弾力性と柔軟性により、被検体密封袋を両面側から広く一様に圧迫し封入ガスの圧力を高めて、漏れ検知用ヘリウムガスを含む封入ガスの漏れ出しを促すことができる。これにより、被検体内の内容物への過度の圧迫を避けて変形や破損等のダメージを防止しつつ、検査用ガスを含む封入気体に適度の圧力を加え気密漏れ検出をより確実に行うことができる。また、ベルト間隔を可変として様々な被検体のサイズに対応できる。
また本発明の気密漏れ検査装置(第五の態様)によれば、一方のベルトコンベアの間隙に配置されたガス収集ヘッドは、他方のベルトコンベアのベルトと対向する位置にあるので、スリット部を被検体が通過するときも常に一方のベルト表面との接触は維持され、スリット間の被検体とベルトの接触が一方のベルトと他方のベルトの両方とも同時に失われて搬送摩擦力が不足するということがなく、被検体がスリット部を確実に通過でき、更にスリット部に於いても接触側ベルトによる被検体への圧迫は維持されるので被検体内の封入ガスへの圧迫は失われず、漏れ出したガスはベルト面を透過することがないのでガス検知機によるガス漏れ検出が上下面とも容易に且つ確実におこなえる。
さらに本発明の気密漏れ検査装置(第二の態様)によれば、ベルトの裏面側に、被検体内の商品以外の空隙部を挟んでベルトを押圧する案内部材を設けたことにより、被検体を囲むベルトを密封包装袋内の商品部分を避けて内部の封入ガスが占める空隙部分を効果的に押圧でき、商品の変形や破損を防止できる。
ベルトの案内部材は、被検体のサイズ、形状に合わせた断面形状とすることができ、上下の案内部材間の間隔も可変とすることも、取付部にバネ等を介してベルトの押圧力を可変とすることもできる。
本発明による密封包装袋気密漏れ検査装置(第三の態様)は、検査ガス収集ヘッドのガス吸入口を搬送方向に細長い複数個の吸入口とすることにより、被検体が吸入口を通過する距離を長くして、吸入口の開口総面積を変えずに漏れ検知用ガスの吸入時間、即ち検知のための時間を長くすることができる。これにより、コンベア搬送速度に対する漏れ検知反応の確実性を高めることができる。また、その分、ガス漏れ検知可能なコンベアの搬送速度を早くすることができる。
本発明による密封包装袋気密漏れ検査装置(第四の態様)によれば、ガス収集ヘッドがガス吸入口毎に、連結組立可能ブロックに分割されているので、吸入口の数、サイズ、配置を変更することで、被検体の形状、サイズへの対応を容易にできる。
本発明のインライン型密封包装袋の気密漏れ検査装置の第1実施形態の側面図を示す。 図1の気密漏れ検査装置のベルトコンベアの配列を示す図 図1の気密漏れ検査装置のA−A断面図で、案内部材30がない場合を示す。 図1の気密漏れ検査装置のA−A断面図で、案内部材30がある場合を示す。 被検体の一例を示す図 本発明による第3実施形態のガス収集ヘッドを示す斜視図である。 本発明による第4実施形態のガス収集ヘッドを示す斜視図である。 (a)は、第1実施形態のガス吸入口の平面図と側面図、(b)は第4実施形態のガス吸入口の平面図と側面図である。
以下、本発明の気密漏れ検査装置(以下、単に検査装置ともいう)の実施形態について図面を用いて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のインライン型密封包装袋の気密漏れ検査装置の第2実施形態の側面図、図2は図1の検査装置のベルトコンベアの配列を示す図である。図3及び図4は、図1のA−A断面図を示す図であり、図3は案内部材30がない場合を示し、図4は案内部材30がある場合を示している。
図2に示すように、本実施形態の気密漏れ検査装置は、基本的な構成として、対向して配置された上下2組のベルトコンベア1〜4と、ガス収集ヘッド21を備えている。ベルトの幅(図2の紙面に対し垂直な方向のサイズ)は被検体100を覆うに十分な幅を持ち、被検体100は、上下のベルトに挟まれた状態で、図中、左側から右側に向かって搬送される。この左側から右側に向かう方向を搬送方向という。
被検体100は、図5に示すように、所定の商品を個別に密封包装した包装体であり、内部に不活性ガスや気密漏れ検知用ガスとしてのヘリウムガスが封入されている。
下側のベルトコンベア1、4は、被検体100を搬送するベルト面が同じレベルにあり、両者の間にガス収集ヘッド(下側ガス収集ヘッド21b)21を配置する間隙(スリット)20bが設けられている。上側のベルトコンベア2、3は、下側のベルトコンベア1、4とともに被検体100を挟んで搬送するもので、被検体100に接するベルト面が同じレベルにあり、両者の間にガス収集ヘッド(上側ガス収集ヘッド21a)21を配置する間隙(スリット)20aが設けられている。
また上側のベルトコンベア2は、下側のベルトコンベア1、4にまたがって配置され、下側ガス収集ヘッド21と対向している(図1)。上側のベルトコンベア2の一部とベルトコンベア3は、下側のベルトコンベア4に相対して配置され、上側ガス収集ヘッド21はベルトコンベア4に対向している。
各ベルトコンベア1〜4のベルト10は、図1に示すように、複数箇所に配置されたガイドプーリー13、駆動プーリー14、テンションプーリー15を有している。各ベルトコンベア1〜4の駆動プーリー14は、図示しない駆動源に接続されており、全てが連動して被検体100を上下に挟み搬送する。ベルト10を構成する素材は通気性がなく、ベルトの被検体を挟む部分またはその一部が柔軟性と弾力性を有していて被検体100の上下面を囲み一定の圧力で被検体100を押圧する。
具体的には、例えば図3に示すように、ベルト10の、左右のガイドプーリー13間の位置する部分の全体或いはその一部分(図の塗り潰し部分)を柔軟性と弾力性に富んだ素材とすることが好ましい。これにより被検体100の上下面を広く一様に押えて密封包装袋(被検体)100を膨満状態にしてガス漏れを促進させる効果を果たす。
本実施形態では、さらに、被検体100内の商品以外の空隙部を挟んで押圧するための案内部材30が、上下のコンベアベルト10の、被検体100に接する表面とは反対側に備えられている。すなわち図4に示すように、案内部材30は、上下のベルトコンベアの各ベルト10の幅方向の両側に配置され 幅方向の間隔及び上下の間隔は可変であり、被検体100の形状やサイズに合わせて調節できる。このような案内部材30を設けることにより、商品周囲の封入ガスが占める空隙部分をより効果的に押圧することができる。また、上下の案内部材30の取り付け部にバネ等の弾性体を入れてベルト10をソフトに押圧する構成としてもよい。
なお図4では、上下の案内部材30が同形状である場合を示したが、被検体内の商品形状によっては、上下或いは左右の案内部材30の形状は異ならせてもよい。また図3に示すように案内部材30を省くことも可能である。
上側ガス収集ヘッド21a及び下側ガス収集ヘッド21b(まとめてガス収集ヘッド21という場合もある)は、図示しない検査用ガス検知機22に配管25を介して接続されているガス吸入口を備える。ガス吸入口は、例えば、図8(a)に示すように、ベルト10の幅方向に細長い開口を持つ管で構成され、被検体100にピンホールがある場合には、膨満状態の被検体100がベルト10で押圧されることによってピンホールから漏れ出したガスを吸入し、ガス検知機に送る。ガス検知機は上下のガス収集ヘッド21から収集されるガス内に含まれる検査用ヘリウムガスを検出する。
つぎに、本実施形態の検査装置を用いた被検体100の気密漏れ検査の動作を説明する。
この気密漏れ検査装置は、インライン型の装置として用いることができ、その場合、被検体100の内部に検査用ヘリウムガスを入れて密封する工程(充填工程)の次工程として、充填工程の搬送ライン(不図示)の下流に連結される。
充填工程により密封された被検体100は、図1に示すようにベルトコンベア1のベルト10の上流に置かれ、上下のベルトコンベア1、2間の入り口11に入り上下からベルト10に挟まれ弾力のあるベルトの張力で押圧されながらベルトコンベア3、4間の出口12まで搬送される。ベルト10は全て同一搬送方向に同速度で連動している。
被検体100が各コンベアベルト10の前後間隙スリット20a、20bを通過するときにガス漏れ検査が自動的に行われる。
被検体100がスリット20aを通過するとき被検体100内の封入ガスは上下のベルト10の圧迫で圧力を増しており、膨満状態となっている。被検体100の上面にピンホールや破れが在るとヘリウムを含む封入ガスが上方のスリット20a内に漏れ出し、上側ガス収集ヘッド21aに吸引されて接続されたガス検知機(不図示)によりヘリウムガスが検知され、被検体100上面の気密漏れが検出される。漏れ出した封入ガスは被検体100の下面に接する通気性のないベルト10に遮られて下方に流れ出ることはなく、確実に上側ガス収集ヘッド21aに吸引される。
この際、案内部材30が設けられている場合は、案内部材30が被検体100内の商品への直接的な押圧を避けて密封包装袋100内の商品周囲の空隙部位を押圧して、商品にダメージを与えないように、適切に封入ガスを加圧する効果を発揮する。
被検体100が下方のスリット20bを通過するときは同様にして、被検体100下面の気密漏れが検出される。気密漏れが検出された被検体は上下コンベアベルト10の下流にある出口12を通過後にそれまでの搬送方向とは異なる方向に選別機(不図示)により搬送ラインから取り除かれる。
本実施形態によれば、ベルト自体が被検体に適切な圧力を付与する押圧手段を兼ねているので、被検体押圧のための特別な装置やそのための駆動機構を必要とせず、装置全体がシンプルで効率の良い経済的な装置とすることができる。
また本実施形態によれば、被検体の商品形状に応じて、適切な形状の案内部材30をベルトの裏面側に設けることにより、商品に損傷を与えることなく、商品以外の空隙を押圧することができ、検査の効率を高めることができる。また上下の案内部材30の間隔を可変とすることにより、被検体100の形状やサイズに合わせて、間隔を増減してベルトの押圧力を調節することもできる。
なお図1及び図2に示す実施形態では、ベルトコンベアを上下に配置した実施形態を示したが、ベルトコンベアの配置は上下のみならず、左右ななめなど、互いに対向して配置されるものであれば、上下に限定されない。
<第2実施形態>
本実施形態の気密漏れ検査装置も基本的な構造は、図1及び図2に示す検査装置と同じである。本実施形態はガス収集ヘッド21のガス吸入口に特徴がある。本実施形態のガス収集ヘッド21のガス吸入口の詳細を図6及び図8(b)に示す。図6中、矢印Aは搬送方向を示している。上下のガス収集ヘッド21は同様の構成であるので、図6では代表して下側ガス収集ヘッドを示す。
図示するように、ガス収集ヘッド21はその長手方向(搬送方向と直交する方向)に沿って、複数のガス吸入口23’が配置されている。ガス吸入口23‘は、被検体の搬送方向に沿って長い開口が形成され内部に空隙を持つ薄い板状の部材で構成され、板状部材の開口(ガス吸入口)がガス収集ヘッド21の端面に位置するように配置されている。開口と反対側の端部は配管25に接続され、ガス吸入口23’で収集されたガスは配管25を通じてガス検知機22に送られる。
被検体100がガス収集ヘッド21a、21bのガス吸入口23’を通過するに要する時間はガス吸入口23の搬送方向の長さa’に比例し、搬送速度に反比例する。図8(a)に示す第一実施形態のガス吸入口23と比較した場合、図8(b)に示す本実施形態のガス吸入口23’は、搬送方向の長さa’が第1実施形態のガス吸入口23の搬送方向の長さaより長い。従って、第一実施形態と本実施形態の搬送速度が同じであれば、本実施形態のほうが、ガス吸入口23’を通過するに要する時間が長く、その分、検出できるガス量が多くなる。一方、ベルトの幅方向の長さb’は、図8(a)に示すガス吸入口23の長さbに比べ短くなるが、本実施形態ではガス吸入口23’を複数(多数)設けることにより、吸入口の総開口面積は図8(a)のガス吸入口23と同様である。
被検体100にピンホールがあってガス漏れがあった場合、ピンホールがガス収集ヘッド21a、21bのガス吸入口23’を通過する間に漏れ出たガスを含む気体がガス配管25を経由して検知装置22に吸引される。ピンホールの位置がガス吸入口23の直下または直上でなくても、吸入口23’と被検体100間には上下に空隙があり吸入口23’はコンベアベルトの幅方向に密に並んでいて、吸入口23’の周囲の気体を広範囲に吸引するので漏れ出た検査用ヘリウムガスを吸引できる。
ガス検知装置の検査気体の単位時間当たりの吸引流量は定格流量で一定であり、ピンホールがガス収集ヘッド21a、21bのガス吸入口23’を通過する時間が長ければそれだけ検査気体中のヘリウムを含む漏れでたガスの量が増す。 本実施形態では、ガス吸入口23’を搬送方向に細長くしてコンベアの幅方向に複数個設けた結果、吸入口の総開口面積は変えずに、ガス検知装置の単位時間内のガス吸入流量も変えずに被検体100の漏れ出した検査用ガス吸入口通過時間をのばすこと、即ち被検体100毎の漏れ検出用ガスの吸入量を増すことができ、ガス漏れ検知の確実性が向上できる。
その結果ガス検知装置の必要な漏れ検出用ガスの吸入量の範囲内で検査装置のライン速度を速くすることができる。
また検査ガス吸入口23’の縦横寸法の変更と吸入口の数を変更することで被検体100の多様な寸法、形状に対応して適切な検査速度と検査の確実性を両立させることができる。
即ち本実施形態によれば、異なる被検体について検査ガス収集ヘッドのガス吸入口23のみを変更するだけでその他の部分は変更せずに多様な被検体に適応して最適な速度と感度のよい検査が可能な気密漏れ検査装置を提供することができる。
<第3実施形態の変更例>
本実施形態も基本的な構造は、図1及び図2に示す検査装置と同じである。本実施形態では、一つのガス収集ヘッド21に複数のガス吸入口を複数配置したものであり、ガス収集ヘッド21を複数のガス吸入口23毎に分割した構成を採用している。
複数の分割されたガス収集ヘッド24を連結する機構は、特に限定されないが、図7の例で述べると、ガス収集ヘッド24のガス吸入口23は漏斗状の溝であってガス収集ヘッド24の幅方向に各ガス吸入口を連通する穴を形成し、連通穴を一致させて任意の数のガス収集ヘッドを重ね合せ、連通穴の一方をガス配管25に連結し、他方を封止用部材25aで塞ぐ、すなわち各ガス吸入口23は連通穴を介してガス配管25に連なる。各ガス収集ヘッド24は前記連通穴とは別の貫通穴を通る固定用部材25bで連結固定する。あるいは、ガス収集ヘッドの周囲を別の連結具で固定してもよい。
本実施形態によれば、ガス収集ヘッド24を必要な数だけ連結して組立てることができ、単位時間当たりの適切な検査ガス流量を得るためガス吸入口23の個数とサイズを容易に変更することができる。
被検体である密封包装袋内商品を傷つけることなく、簡易な構成で効率よく気密漏れ検査を行うことができる検査装置が提供される。
1〜4・・・ベルトコンベア、10・・・コンベアベルト、11・・・入り口、12・・・出口、13・・・ガイドプーリー、14・・・駆動プーリー、15・・・テンションプーリー、20a・・・スリット(上側)、20b・・・スリット(下側)、21・・・ガス収集ヘッド、21a・・・上側ガス収集ヘッド、21b・・・下側ガス収集ヘッド、22・・・ガス検知機、23、23’・・・ ガス吸入口、24・・・分割式ガス収集ヘッド、30・・・案内部材、100・・・被検体。

Claims (6)

  1. 対向して配置されたベルトコンベアの間に、商品と共にガスが封入された密封包装袋を挟んで搬送しながら、前記密封包装袋の気密漏れを検査する密封包装袋気密漏れ装置であって、
    前記対向配置されたベルトコンベアは、前記密封包装袋の搬送方向に間隙を持って連設された2台のベルトコンベアを備え、前記対向配置されたベルトコンベアの間隙は、それぞれ、ガス検知装置に接続されたガス収集ヘッドが配置され且つ互いに前記搬送方向においてずれた位置にあり、
    前記ベルトコンベアは、全てのベルトが通気性を有さず、前記ベルトの被検体を囲む全部分又はその一部分が弾力性と柔軟性を有するものであって、前記密封包装袋を圧迫しながら搬送することを特徴とする密封包装袋気密漏れ検査装置。
  2. 対向して配置されたベルトコンベアの間に、商品と共にガスが封入された密封包装袋を挟んで搬送しながら、前記密封包装袋の気密漏れを検査する密封包装袋気密漏れ装置であって、
    前記対向配置されたベルトコンベアは、前記密封包装袋の搬送方向に間隙を持って連設された2台のベルトコンベアを備え、前記間隙には、ガス検知装置に接続されたガス収集ヘッドが配置され、
    前記ベルトコンベアの、前記密封包装袋が接する表面の裏側に、ベルトを押圧する案内部材を有することを特徴とする密封包装袋気密漏れ検査装置。
  3. 対向して配置されたベルトコンベアの間に、商品と共にガスが封入された密封包装袋を挟んで搬送しながら、前記密封包装袋の気密漏れを検査する密封包装袋気密漏れ装置であって、
    前記対向配置されたベルトコンベアは、前記密封包装袋の搬送方向に間隙を持って連設された2台のベルトコンベアを備え、前記間隙には、ガス検知装置に接続されたガス収集ヘッドが配置され、
    前記ガス収集ヘッドは、複数個のガス吸入口を備え、前記ガス吸入口は、それぞれ、前記密封包装袋の搬送方向に長く、ベルトの幅方向に狭い開口を持つことを特徴とする密封包装袋気密漏れ検査装置。
  4. 対向して配置されたベルトコンベアの間に、商品と共にガスが封入された密封包装袋を挟んで搬送しながら、前記密封包装袋の気密漏れを検査する密封包装袋気密漏れ装置であって、
    前記対向配置されたベルトコンベアは、前記密封包装袋の搬送方向に間隙を持って連設された2台のベルトコンベアを備え、前記間隙には、ガス検知装置に接続されたガス収集ヘッドが配置され、
    前記ガス収集ヘッドは、複数個の連結組立可能なブロックからなり、各ブロック毎にガス吸入口を備えることを特徴とする密封包装袋気密漏れ検査装置。
  5. 請求項1ないし4いずれか1項に記載の密封包装袋気密漏れ検査装置であって、
    前記対向配置されたベルトコンベアは、上側ベルトコンベアと下側ベルトコンベアから成り、
    前記上側ベルトコンベア及び下側ベルトコンベアは、それぞれ、前記密封包装袋の搬送方向に間隙を持って連設された2台のベルトコンベアを備え、前記間隙には、ガス検知装置に接続されたガス収集ヘッドが配置され、
    前記上側ベルトコンベアの間隙に配置されたガス収集ヘッドには、前記下側ベルトコンベアのベルトが対向し、前記下側ベルトコンベアの間隙に配置されたガス収集ヘッドには、前記上側ベルトコンベアのベルトが対向していることを特徴とする密封包装袋気密漏れ検査装置。
  6. 請求項2に記載の密封包装袋気密漏れ検査装置であって、
    前記案内部材は、前記密封包装袋の商品を除く空隙を押圧する形状を有することを特徴とする密封包装袋気密漏れ検査装置。
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