JP6282468B2 - 搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二本のベルトを備えた搬送装置に関し、特に、二本のベルト上に載置された対象物を安定した姿勢で搬送することができる機構を備えた搬送装置に関する。
従来から、二本のベルトを備えた搬送装置は、外観検査装置などにおいて検査対象物を搬送する際に用いられており、このような搬送装置としては、特開平8−168727号公報に開示されたような検査装置に設けられたものが提案されている。
上記検査装置は、ホッパによって投入される検査対象物を整列させるターンテーブル状の整列装置や、当該整列装置で整列されたカプセルを搬送する搬送装置たるベルトコンベア、当該ベルトコンベアで搬送されている検査対象物を撮像する撮像手段などからなり、前記ベルトコンベアは、長さ方向の中央にスリットが形成され、当該スリットの両側に二本一対の環状の搬送用ベルトが配設されており、前記搬送用ベルトは、長さ方向両端に設けられた一対のプーリによって駆動され、一方のプーリは駆動用モータの軸に連結されている。また、この検査装置は、前記スリットの下方に形成された負圧室と、当該負圧室を負圧にするための吸引機構が設けられている。
この検査装置によれば、ホッパから投入された検査対象物は、フィーダによって整列されつつ、当該フィーダの送出部に運ばれ、この送出部からベルトコンベアの搬送用ベルト上へと送出され、搬送用ベルトによって搬送される。この際、搬送用ベルト上に送出された検査対象物には、スリットを介して吸引力が作用し、当該搬送用ベルト上から落下することなく安定した状態で搬送される。そして、搬送用ベルトによって搬送されている検査対象物は、撮像手段によって撮像され、当該撮像結果を基に適宜選別手段によって正常なものと異常があるものとに選別される。
特開平8−168727号公報
ところで、上述したような検査装置に設けられる搬送装置においては、一方のプーリ、即ち、巻き取り側のプーリのみを駆動させて、搬送ベルトを回動させるようにしている。それ故、搬送ベルト間の伸び率の違いや製造段階におけるベルト長の誤差といった精度上の問題、搬送時の振動に起因する外乱などによって、送り出し側のプーリと巻き取り側のプーリとの間において、二本の搬送ベルト間に回動速度の差が生じることがある。これにより、搬送ベルト上に載置された検査対象物が回転した状態で搬送され、当該検査対象物の検査を正確に行うことができないという問題が引き起こされる。
本発明は以上の実情に鑑みなされたものであり、二本の搬送ベルトの回動速度に差が生じないようにして、当該搬送ベルト上に載置された対象物を安定した姿勢で搬送することができる搬送装置の提供を、その目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、
相互に間隔を空けて配設された少なくとも2つの搬送ベルト用プーリと、
二本の無端環状のベルトであって、前記各搬送ベルト用プーリに、相互に並行に掛け回され、該搬送ベルト用プーリ間に位置する部分が搬送部となる搬送ベルトと、
前記搬送ベルト用プーリを駆動させる駆動機構と、
前記搬送ベルト用プーリを回転自在に支持する支持体とを備え、
前記搬送ベルトの搬送部上に、対象物を載置した状態で該対象物を搬送する搬送装置において、
前記搬送部の両側に位置する2つの搬送ベルト用プーリは、その直径が同径となっており、
前記駆動機構は、前記搬送部の両側に位置する2つの搬送ベルト用プーリを同期した状態で回転させるように構成されている搬送装置に係る。
この搬送装置によれば、前記駆動機構によって、搬送部の両側に位置する2つの搬送ベルト用プーリを同期した状態、即ち、同じ回転速度で回転させることができる。これにより、送り出し側のプーリ及び巻き取り側のプーリの回転速度、言い換えれば、二本の搬送ベルトの送り出し速度と巻き取り速度とを等しくして、搬送部における回動速度を等しくすることができるため、当該搬送ベルト間の回動速度の差に起因する対象物の回転を防止して、安定した姿勢でこれを搬送することができる。
尚、上記搬送装置における駆動機構は、
前記搬送部の両側に位置する2つの搬送ベルト用プーリとそれぞれ連結軸によって連結された少なくとも2つのタイミングベルト用プーリと、
前記タイミングベルト用プーリに掛け回されたタイミングベルトと、
前記タイミングベルト用プーリの内の1つを駆動させる駆動モータとからなり、
前記2つの搬送ベルト用プーリに連結された2つのタイミングベルト用プーリは、その直径が同径となっている。
この場合、前記駆動モータを作動させてタイミングベルト用プーリの内の1つを駆動させることにより、タイミングベルトが掛け回された2つのタイミングベルト用プーリが同期した状態で回転する。これにより、これら2つのタイミングベルト用プーリと連結軸によってそれぞれ連結された2つの搬送ベルト用プーリを同期した状態で回転させることができる。したがって、駆動装置を上記のように構成しても、搬送部の両側に位置する2つの搬送ベルト用プーリの回転速度が同じになり、結果的に、二本の搬送ベルトの回動速度が等しくすることができ、同様の効果を奏する。
また、搬送装置は、前記搬送部の両側に位置する各搬送ベルト用プーリとの協働によって前記搬送ベルトをニップするニップ機構を更に備える。
この場合、2つの搬送ベルト用プーリとニップ機構との協働によって、搬送部の両側で二本の搬送ベルトをニップすることにより、所定の挟持力が作用して搬送ベルトの滑りが防止され、搬送部における二本の搬送ベルトの回動速度をより確実に同じ速度にすることができる。したがって、ニップ機構を設けていない場合と比較して、二本の搬送ベルトの、プーリによって送り出される速度と巻き取られる速度との間に差が生じるのが効果的に防止され、二本の搬送ベルトの回動速度を等しくした状態で、対象物を搬送することができ、上記回動速度の差に起因して回転が生じるという問題の発生をより抑えることができる。
尚、上記ニップ機構は、
前記搬送部の両側に位置する各搬送ベルト用プーリの近傍、且つ該各搬送ベルト用プーリと前記搬送ベルトを挟んで対向する位置に、それぞれ前記搬送ベルトに当接した状態で、前記支持体に回転自在に支持された2つのニップローラからなる。
また、上記ニップ機構は、
前記2つのニップローラとそれぞれ連結軸によって連結され、外周面が前記タイミングベルトの外周面にそれぞれ当接した2つの伝達ローラを更に備え、
前記2つのニップローラは、その直径が前記2つの搬送ベルト用プーリの直径と同径であり、
前記2つの伝達ローラは、その直径が前記2つのタイミングベルト用プーリの直径と同径であり、
前記2つの伝達ローラに前記タイミングベルトから回転力が伝達され、該2つの伝達ローラから連結軸を介してニップローラに回転力が伝達される。
この場合、2つの伝達ローラの外周面がタイミングベルトの外周面に当接した状態となっているため、これら2つの伝達ローラと前記2つのタイミングベルト用プーリとが同期した状態で回転する。したがって、2つの伝達ローラに連結軸によってそれぞれ連結されたニップローラ同士も同期した状態で回転する。これにより、搬送ベルトを所定の挟持力でニップした状態を確実に維持することができ、二本の搬送ベルト間に回動速度の差が生じてしまうのをより確実に防止して、上記回動速度の差に起因して回転が生じるという問題の発生を防ぐことができる。
尚、搬送部の両側に位置する搬送ベルト用プーリとニップローラとの協働によって搬送ベルトをニップする際の挟持力は、ニップローラの位置を適宜変えることによって調整することが可能であり、搬送ベルトの材質や設定される回動速度などに応じて適宜調整することが好ましい。
以上のように、本発明に係る搬送装置によれば、二本の搬送ベルトの回動速度を等しくすることができ、当該二本の搬送ベルト間の回動速度の差によって生じ得る対象物の回転を防止し、対象物を安定な姿勢で搬送することができる。
本発明の一実施形態に係る搬送装置を備えた検査装置の概略構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る搬送装置を示す正面図である。 図2における矢示A方向から視た搬送装置を示す上面図である。 図2における矢示B方向から視た搬送装置を示す側面図である。 図4における矢示C方向から視た搬送装置を示す背面図である。 本発明の他の実施形態に係る搬送装置を示す背面図である。
以下、本発明の具体的な実施の形態につき、図面に基づき説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る搬送装置を備えた外観検査装置1は、対象物Tを整列して供給する供給機構3と、供給された対象物Tを直線搬送する搬送装置10と搬送される対象物Tの表面性状や厚さなどを測定してその測定結果を基にこれらを選別する検査機構60とを備えている。
以下、上記供給機構3、搬送装置10及び検査機構60の詳細について説明する。
[供給機構]
前記供給機構3は、多数の対象物Tが投入されるホッパ4、このホッパ4の下端部から排出される対象物Tに振動を付与して前進させる振動フィーダ5、当該振動フィーダ5の搬送終端から排出される対象物を滑落させるシュート6、水平回転し、シュート6から供給された対象物Tを一列に整列して排出する整列テーブル7及び、垂直面内で回転する円盤状の部材を有し、前記整列テーブル7から排出された対象物Tをこの円盤状の部材の外周面に吸着して搬送する回転搬送体8からなり、多数の対象物Tを一列に整列させて、順次前記搬送装置10に受け渡す。
[搬送装置]
図2〜図5に示すように、前記搬送装置10は、対象物Tを搬送する二本一対の搬送ベルト11,12と、当該搬送ベルト11,12が掛け回される4つの搬送ベルト用プーリ15,16,17,18と、前記搬送ベルト11,12上に負圧による吸引力を作用させる負圧機構20と、前記搬送ベルト用プーリ15,16,17,18の内の2つのプーリ15,16を回転させて、搬送ベルト11,12を回動させる駆動機構30と、前記搬送ベルト11,12の所定の位置をニップするニップ機構40と、相互に間隔を空けて対向するように配設された支持体たる2枚の支持板55、56と、前記支持板56に固設され、図示しない基台に当該搬送装置10を固定するための固定部材57から構成されている。
前記搬送ベルト11,12は、幅方向に間隔を空けて並設された無端環状の丸ベルトであり、また、図2に示すように、当該搬送ベルト11,12は、正面視略台形となるように配設されており、往路を形成する上部、即ち、2つのプーリ15,16の間に位置する部分が搬送部13であって、当該搬送部13上に対象物Tが載置されるようになっている。尚、図3及び図4においては、当該搬送ベルト11,12の図示を省略した。
前記負圧機構20は、直方体状の負圧ボックス21と、当該負圧ボックス21と配管22,23を介して接続され、負圧ボックス21内の空気を吸引する吸引ポンプ(図示せず)とからなり、負圧ボックス21は、上面部材に外部から空気を吸引するためのスリット24が形成されるとともに、スリット24の両側に搬送ベルト11,12を案内するための2つの案内溝25、26が形成されている。尚、前記負圧ボックス21は、前記支持板55の、支持板56と対向していない面(一方面)に固設されている。
前記搬送ベルト用プーリ15,16,17,18の内、2つのプーリ15,16は、その直径(プーリ径)が同径であり、相互に間隔を空けて支持板55,56の上側縁部に回転自在に支持されている連結軸19,20の一端部(支持板55の一方面側に突出した端部)にそれぞれ取り付けられている。また、他の2つのプーリ17,18は、負圧ボックス21内にそれぞれ配設されている。尚、前記連結軸19,20は、前記支持板56の、支持板55と対向していない面にその他端部が突出している。
前記駆動機構30は、一本の無端環状のタイミングベルト31と、当該タイミングベルト31が掛け回された3つのタイミングベルト用プーリ32,33,34と、これら3つのタイミングベルト用プーリ32,33,34の内の1つのプーリ34を回転させる駆動モータ35とからなる。前記3つのタイミングベルト用プーリ32,33,34は、その直径(プーリ径)が同径であり、外周面に前記タイミングベルト31の内周面と噛合する歯面を備えており、前記タイミングベルト31は、その内周面の一部が前記タイミングベルト用プーリ32,33,34の外周面に形成された歯面と噛合した状態で掛け回されている。尚、タイミングベルト用プーリ32,33,34の歯面は図示を省略し、図3及び図4においては、タイミングベルト31の図示を省略した。
また、前記駆動モータ35は、前記支持板55,56間における正面視ほぼ中央の位置に配設されており、その回転軸に前記タイミングベルト用プーリ34が接続され、他の2つのタイミングベルト用プーリ32,33は、前記連結軸19,20の他端部にそれぞれ取り付けられ、支持板56の上側縁部に配設されている。尚、前記駆動モータ35は、支持板56に対して上下方向に移動自在に配設されたスライド部材36によって支持されており、当該スライド部材36を上下方向に移動させることにより、駆動モータ35及びこれに接続されたタイミングベルト用プーリ34の位置を調整することができるようになっている。
前記ニップ機構40は、前記搬送ベルト11,12を挟んで各搬送ベルト用プーリ15,16と対向する位置にそれぞれ配設された2つのニップローラ41,42と、当該各ニップローラ41,42に連結軸43,44によって連結され、前記タイミングベルト用プーリ32,33と隣接した位置に、外周面が前記タイミングベルト31の外周面と当接した状態でそれぞれ配設された2つの伝達ローラ45,46と、前記支持板56の表面に上下方向に移動自在に配設され、前記連結軸43,44を回転自在に支持するスライド部材47,48とから構成されている。尚、前記ニップローラ41,42は、その直径(ローラ径)が前記搬送ベルト用プーリ15,16のプーリ径と同径であり、前記伝達ローラ45,46は、その直径(ローラ径)が前記タイミングベルト用プーリ32,33のプーリ径と同径である。
このニップ機構40によれば、各連結軸43,44を支持しているスライド部材47,48を上方向に移動させ、各ニップローラ41,42及び伝達ローラ45,46を上方向、即ち、それぞれ搬送ベルト用プーリ15,16及びタイミングベルト用プーリ32,33に近づける方向に移動させる。これにより、各ニップローラ41,42と各搬送ベルト用プーリ15,16との協働によって、搬送ベルト11,12が所定の挟持力でもってニップされる。
尚、前記伝達ローラ45と前記駆動モータ35に接続されたタイミングベルト用プーリ34との間には、タイミングベルト31の緩みなど解消するための2つの調整プーリ49,50が配設され、また、伝達ローラ46とプーリ34との間にも、1つの調整プーリ51が配設されており、これら3つの調整プーリ49,50,51は、それぞれスライド部材52,53,54によって上下方向に移動自在となっている。
[検査機構]
前記検査機構60は、画像撮像部61、検査部62及び選別部63から構成されており、画像撮像部61において、前記搬送装置10により搬送されている対象物Tの画像を撮像し、検査部62において、画像撮像部61で撮像された画像を基に対象物Tの表面性状や厚さなどを測定し、この測定結果を基にして選別部63で良品と不良品とに選別して回収するように構成された機構である。
次に、以上の構成を備えた外観検査装置1により対象物Tの外観を検査する過程について説明する。
本例の外観検査装置1においては、対象物Tの検査を行うに当たり、まず、搬送装置10の調整を行う。
搬送装置10の調整は、まず、駆動モータ35の位置を上下方向に移動させるスライド部材36と、調整プーリ49,50,51の位置を上下方向に移動させるスライド部材52,53,54との位置をそれぞれ調整して、タイミングベルト31に過度な緩み等が生じていない状態にする。
ついで、スライド部材47,48によって連結軸19,20を上方向に移動させることにより、ニップローラ41,42及び伝達ローラ45,46を同方向に移動せしめ、ニップローラ41,42と搬送ベルト用プーリ15,16との協働によって、搬送部13の両側の搬送ベルト11,12がニップされた状態にする。これにより、搬送部13における搬送ベルト11,12の滑りが防止された状態で、二本の搬送ベルト11,12の搬送部13に所定の大きさの張力が作用した状態となる。
しかる後、駆動モータ35を作動させて、タイミングベルト用プーリ34を回転させる。これにより、タイミングベルト31が回動し、3つのタイミングベルト用プーリ32,33,34が同期した状態で回転する。
そして、タイミングベルト用プーリ32,33が同期した状態で回転することにより、これらプーリ32,33にそれぞれ連結軸19,20によって連結された搬送ベルト用プーリ15,16同士が同期した状態で回転し、これにより、搬送ベルト11,12が所定方向に回動する。
この搬送装置10においては、搬送ベルト用プーリ15,16を同期させて回転させるようにしているため、搬送ベルト11,12間で回動速度に差が生じ難くなっている。
また、この搬送装置10では、搬送部13の両側で搬送ベルト11,12をニップすることによって、搬送ベルト11,12の搬送部13における滑りを防止して、プーリ15側から送り出される搬送ベルト11,12の量と、プーリ16側に巻き取られる搬送ベルト11,12の量とを等しくするようにしているとともに、搬送ベルト11,12の搬送部13に所定の大きさの張力を作用させた状態にしている。したがって、二本の搬送ベルト11,12の伸び量の違いなどに影響されることなく、搬送部13において、二本の搬送ベルト11,12の回動速度をほぼ同じにすることができるようになっている。
その後、ホッパ4内に対象物Tを投入し、供給機構3によって対象物Tが搬送部13上に供給され、供給された対象物Tは搬送装置10によって搬送されつつ、検査機構60において、各種検査が実施される。
本例の外観検査装置1によれば、上述したように、対象物Tが載置される搬送部13において、搬送ベルト11,12間に回動速度の差がほとんど生じないため、搬送部13上に載置された対象物Tが回転することなく、安定な姿勢で搬送される。したがって、続く各種検査を精度良く行うことができるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明が採り得る具体的な態様は、何らこれらに限定されるものではない。
上例においては、予め搬送ベルト11,12の搬送部13に所定の張力が作用するように調整した状態で、駆動モータ35を作動させるようにしたが、これに限られるものではなく、対象物Tを搬送している際に、搬送部13に作用する張力を適宜調整するようにしても良い。
また、上例では、3つのタイミングベルト用プーリ32,33,34を設け、その中の1つのプーリ34を駆動モータ35によって回転させるようにしたが、図6に示すように、巻き取り側のプーリ15に連結されたタイミングベルト用プーリ33を駆動モータ35’によって回転させるようにしても良い。このようにしても、タイミングベルト用プーリ32,33が同期した状態で回転するため、これら2つのプーリ32,33にそれぞれ連結された搬送ベルト用プーリ15,16を同期させた状態で回転させることができる。
また、搬送ベルト用プーリ15,16を同期させて回転させる機構としては、上例の駆動機構30に限られるものではなく、例えば、各プーリ15,16にステッピングモータを接続し、同期をとって回転させる機構や、各プーリ15,16にサーボモータを接続し、それぞれのサーボ制御及びフィードバック制御を同期させて回転させる機構などを採用しても良い。
更に、上例においては、ニップローラ41,42と伝達ローラ45,56とを連結軸によって連結し、伝達ローラ45,46の回転力をニップローラ41,42に伝達するようにしたが、例えば、伝達ローラを設けずに、ニップローラのみを設けるようにしても良い。
また、搬送装置10は、上例のように外観検査装置の一部として用いることができるだけでなく、他の装置、例えば、搬送される対象物の表面に印刷を施す印刷装置の一部として用いることもでき、この場合、安定した姿勢で対象物が搬送されるため、印刷品質を向上させることができる。
1 外観検査装置
3 供給機構
10 搬送装置
11,12 搬送ベルト
13 搬送部
15,16,17,18 搬送ベルト用プーリ
19,20 連結軸
20 負圧機構
30 駆動機構
31 タイミングベルト
32,33,34 タイミングベルト用プーリ
35 駆動モータ
36 スライド部材
40 ニップ機構
41,42 ニップローラ
43,44 連結軸
45,46 伝達ローラ
47,48 スライド部材
49,50,51 調整プーリ
52,53,54 スライド部材
55,56 支持板
57 固定部材
60 検査機構

Claims (2)

  1. 相互に間隔を空けて配設された少なくとも2つの搬送ベルト用プーリと、
    二本の無端環状のベルトであって、前記各搬送ベルト用プーリに、相互に並行に掛け回され、該搬送ベルト用プーリ間に位置する部分が搬送部となる搬送ベルトと、
    前記搬送ベルト用プーリを駆動させる駆動機構と、
    前記搬送ベルト用プーリを回転自在に支持する支持体とを備え、
    前記搬送ベルトの搬送部上に、対象物を載置した状態で該対象物を搬送する搬送装置において、
    前記駆動機構は、
    前記搬送部の両側に位置する2つの搬送ベルト用プーリとそれぞれ連結軸によって連結された少なくとも2つのタイミングベルト用プーリと、
    前記タイミングベルト用プーリに掛け回されたタイミングベルトと、
    前記タイミングベルト用プーリの内の1つを駆動させる駆動モータとを備え、
    前記搬送部の両側に位置する2つの搬送ベルト用プーリは、その直径が同径となっており、且つ、前記2つの搬送ベルト用プーリに連結された2つのタイミングベルト用プーリは、その直径が同径となっており、
    前記搬送部の両側に位置する2つの搬送ベルト用プーリを同期した状態で回転させるように構成されており、
    該搬送装置は、前記搬送部の両側に位置する各搬送ベルト用プーリとの協働によって前記搬送ベルトをニップするニップ機構を更に備えており、
    前記ニップ機構は、
    前記搬送部の両側に位置する各搬送ベルト用プーリの近傍、且つ該各搬送ベルト用プーリと前記搬送ベルトを挟んで対向する位置に、それぞれ前記搬送ベルトに当接した状態で、前記支持体に回転自在に支持された2つのニップローラと、
    前記2つのニップローラとそれぞれ連結軸によって連結され、外周面が前記タイミングベルトの外周面にそれぞれ当接した2つの伝達ローラとを備え、
    前記2つのニップローラは、その直径が前記2つの搬送ベルト用プーリの直径と同径であり、且つ、前記2つの伝達ローラは、その直径が前記2つのタイミングベルト用プーリの直径と同径であり、
    前記2つの伝達ローラに前記タイミングベルトから回転力が伝達され、該2つの伝達ローラから連結軸を介してニップローラに回転力が伝達されるように構成されていることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記ニップローラと前記伝達ローラとを連結する連結軸を回転自在に支持し、前記連結軸と直交する平面内において移動自在に配設されたスライド部材を更に備えていることを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
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