JP5996214B2 - カーテンの先頭ランナー及びカーテンの先頭ランナーの組み立て方法 - Google Patents
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Description
また、補助ランナーのランナー本体への取付作業は、走行ローラーの本体への取付作業とは別個に行う必要があるので、組み立て工数が増大する。
請求項3では、前記走行ローラーの直径を、前記カーテンレール内の高さに近似する径とし、前記本体の中心線に対して傾いた場合、前記走行ローラーの一方が前記天井面に当接するようにした。
前記カーテンレール1の左右両端には、移送装置5a,5bが取着され、その移送装置5a,5bにはカーテンレール1内を移動する無端状の後記移送用ベルトが掛装されている。また、カーテンレール1の右端側の移送装置5aにはモーターユニット6が吊下支持され、モーターユニット6内に配設されたモーターの駆動力によりカーテンレール1内で移送用ベルトが移動される。
次に、カーテンレール1の左端側の移送装置5bの具体的構成を図2〜図8に従って説明する。
そして、前記ベアリング12、プーリー13、移送用ベルト14及びスリーブ21をケース7内に収容し、ケースプレート20をネジ25でケース7に取着すると、移送用ベルト14が掛装されたプーリー13がケース7内で回転可能に支持される。
図3及び図4に示すように、前記ケース7の底面先端側に設けられた収容凹部27には2個のフック28が収容凹部27の深さ方向に積層した状態で保持されている。なお、収容凹部27には収容凹部27からの取り外し操作を容易に行うための操作凹部27aが収容凹部27に交差する溝状の凹部として形成されている。
そして、フック28を図6及び図7に示すようにケース7に取着し、そのフック28にカーテン生地2bの上縁後端部を吊下支持可能である。従って、フック28の取付け位置を調節することにより、カーテン生地2bの後端部の吊り下げ位置を5段階に調節可能である。
前記移送装置5bには前記開口部10を覆うカバー89が取着され、前記ケースプレート20やフック28を収容した収容凹部27等を覆い隠すようになっている。
図9に示すように、モーターユニット6は略四角筒状のモーターケース34内に、モーター35と、クラッチ36と、センサー部37と、電源基板38と制御基板39、スイッチ基板40及びモジュラー基板41等が収容されている。
前記ベース部材43の上面には金属板で形成されたモーターブラケット48が取着されている。このモーターブラケット48の中央部には前記出力軸42を挿通可能とした透孔49が形成されている。
前記操作部58の先端面は、図17に示すように、ベース部材43の一端側側面に連なるように若干の凸曲面に形成されている。
このように構成されたモーターユニット6を移送装置5aに取着するには、まず出力軸42を移送装置5aの四角孔18に嵌合しながら、モーターユニット6のモーターブラケット48から突出される係止片50を、移送装置5aの下面に露出される取付孔24に下方から挿入する。
この状態から、モーターユニット6を図15に示す状態から図16に示す状態まで回動させると、係止片50の突部51が移送装置5aのケースプレート20の上面に係合して、モーターユニット6が移送装置5aに吊下支持される。
前記補助ローラー70は、図23に示すように、本体67の上方から補助ローラー70の取付位置に嵌挿されるピン72で本体67に回転可能に支持されている。前記ピン72は直角に屈曲された金属製のピンである。
そして、走行ローラー68及び補助ローラー70を本体67に取着するには、まず補助ローラー70を本体67の側方から支持凹部75に挿入した状態で、上方から組み立て凹部74にピン72を挿入し、前記支持孔76aから,補助ローラー70の中心部及び支持孔76bに挿通する。
前記ランナー部材64a,64bの本体67の上面において、前記走行ローラー68が支持される支持部73の反対側端縁に、上方へ突出するガイド突部90がそれざれ形成されている。このガイド突部90は、図21に示すように、前記走行ローラー68の高さと等しい高さとなるように形成されている。
次いで、本体67の下部に設けられた挿通孔80と、前記ランナーアーム65の基端部に設けられた挿通孔81と、連結板63に設けられたネジ孔82を位置合わせし、ネジ83を挿通孔81から挿通孔80を経て本体67内に位置する連結板63のネジ孔82に螺入して、本体67を貫通させる。
前記ランナー部材64a,64bの各本体67には前記走行ローラー68の側方に保持孔84が形成され、前記ベルトジョイント66a,66bの取付軸85が嵌合されて保持されるようになっている。ベルトジョイント66a,66bは、取付軸85の先端部にベルト保持部86が設けられている。
このような動作により、先頭ランナー3a,3bに負荷が作用して本体67が傾いても、補助ローラー70が開口縁71に当接して転動するとともに、走行ローラー68の一方がカーテンレール1の天井面に当接して転動する。
従って、先頭ランナー3a,3bは負荷により本体67が傾いても、あるいはカーテンレール1が湾曲していても、先頭ランナー3a,3bはカーテンレール1内を円滑に移動する。
(1)カーテンレール1の両端部に取着された移送装置5a,5b間で移送用ベルト14をカーテンレール1内で移送可能とし、一方の移送装置5aに取着されたモーターユニット6の動作により移送用ベルト14を移送して、先頭ランナー3a,3bを移送することができる。そして、先頭ランナー3a,3bの移動により、カーテン生地2a,2bの引き出し及び畳み込みを行うことができる。
(2)先頭ランナー3a,3bがランナーアーム65に作用する負荷によりカーテンレール1の前後方向に傾くとき、各ランナー部材64a,64bの走行ローラー68のいずれかがカーテンレール1の天井面に当接しながら転動するとともに、補助ローラー70がカーテンレール1の開口縁71に当接しながら転動する。従って、先頭ランナー3a,3bがカーテンレール1の前後方向に傾いても、カーテンレール1内を円滑に走行させることができる。
(3)先頭ランナー3a,3bがランナーアーム65に作用する負荷によりカーテンレール1の長手方向に傾くとき、後方に位置するランナー部材64bの走行ローラー68がカーテンレール1の天井面に当接しながら転動する。従って、先頭ランナー3a,3bがカーテンレール1の長手方向に傾いても、カーテンレール1内を円滑に走行させることができる。
(4)カーテンレール1が窓面に沿って湾曲していても、各ランナー部材64a,64bの補助ローラー70がそれぞれ開口縁71に当接しながら転動する。従って、先頭ランナー3a,3bをカーテンレール1内で円滑に走行させることができる。
(5)ピン72を本体67の支持孔76a,76b及び補助ローラー70に挿通し、次いで走行ローラー68を心軸77で本体67に取着すると、心軸77によりピン72の本体67からの抜けが防止される。従って、補助ローラー70の取付作業はピン72を挿入するだけでよく、走行ローラー68の取付を行えば、補助ローラーの取付作業も完了するので、組み立て工数の低減を図ることができる。
(6)同一構成のランナー部材64a,64bを連結板63に線対称状に取着して先頭ランナーを形成することができる。各ランナー部材64a,64bを共通の部品で形成することができるので、部品コストを低減することができる。
・ランナー部材64a,64bの本体67を、一体に形成してもよい。
Claims (5)
- カーテンレールの下辺上を水平方向の回転軸で対を成して転動する走行ローラーを、本体に対し前記カーテンレールの長手方向に2対設け、前記カーテンレールの開口縁に当接して垂直方向の回転軸で転動する一対の補助ローラーを、前記各走行ローラーの近傍で、前記本体にそれぞれ設け、
前記本体に、直角に屈曲したピンを前記本体の上方から垂直方向に挿通して前記補助ローラーを前記本体に回転可能に支持し、前記走行ローラーの心軸を前記ピンの水平部の上方で、前記水平部に交差する方向に位置させた
ことを特徴とするカーテンの先頭ランナー。 - カーテンレールの下辺上を水平方向の回転軸で対を成して転動する走行ローラーを、本体に対し前記カーテンレールの長手方向に2対設け、前記カーテンレールの開口縁に当接して垂直方向の回転軸で転動する一対の補助ローラーを、前記各走行ローラーの近傍で、前記本体にそれぞれ設け、
前記本体には、前記走行ローラーが前記カーテンレールの天井面に当接するとき、前記走行ローラーとともに前記天井面に当接するガイド突部を設けた
ことを特徴とするカーテンの先頭ランナー。 - 前記走行ローラーの直径を、前記カーテンレール内の高さに近似する径とし、
前記本体の中心線に対して傾いた場合、前記走行ローラーの一方が前記天井面に当接することを特徴とする請求項2記載のカーテンの先頭ランナー。 - 前記走行ローラー及び補助ローラーを一対の本体にそれぞれ設け、前記本体を連結板を介してカーテン生地の先端縁を吊下支持するランナーアームに取着したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカーテンの先頭ランナー。
- 直角に屈曲したピンを本体の上方から該本体に垂直方向に挿通して、垂直方向の回転軸で回転する補助ローラーを前記ピンで前記本体に回転可能に支持し、一対の走行ローラーの心軸を前記ピンの水平部の上方で前記水平部に交差する方向に位置させて、前記走行ローラーを水平方向の回転軸で前記本体に回転可能に支持したことを特徴とするカーテンの
先頭ランナーの組み立て方法。
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