JP5996213B2 - カーテンの生地端部保持装置 - Google Patents
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Description
請求項3では、前記フックを前記収容凹部の深さ方向に複数個収容した。
請求項5では、前記位置調節手段は、前記端部キャップの上面に設けた掛止め溝と、
前記掛止め溝の内側面に等間隔に複数設けた突部と、前記フックに設けられ、前記掛止め溝に掛止め可能とした掛止め片と、前記掛止め片に設けられ、前記突部間に挿通可能とした突条とを備えた。
請求項7では、前記収容凹部は、前記フックを狭着可能とした幅で形成した。
請求項8では、前記収容凹部に、前記フックの長手方向を水平方向として収容した。
前記カーテンレール1の左右両端には、移送装置5a,5bが取着され、その移送装置5a,5bにはカーテンレール1内を移動する無端状の後記移送用ベルトが掛装されている。また、カーテンレール1の右端側の移送装置5aにはモーターユニット6が吊下支持され、モーターユニット6内に配設されたモーターの駆動力によりカーテンレール1内で移送用ベルトが移動される。
次に、カーテンレール1の左端側の移送装置5bの具体的構成を図2〜図8に従って説明する。
そして、前記ベアリング12、プーリー13、移送用ベルト14及びスリーブ21をケース7内に収容し、ケースプレート20をネジ25でケース7に取着すると、移送用ベルト14が掛装されたプーリー13がケース7内で回転可能に支持される。
図3及び図4に示すように、前記ケース7の底面先端側に設けられた収容凹部27には2個のフック28が収容凹部27の深さ方向に積層した状態で保持されている。なお、収容凹部27には収容凹部27からの取り外し操作を容易に行うための操作凹部27aが収容凹部27に交差する溝状の凹部として形成されている。
そして、フック28を図6及び図7に示すようにケース7に取着し、そのフック28にカーテン生地2bの上縁後端部を吊下支持可能である。従って、フック28の取付け位置を調節することにより、カーテン生地2bの後端部の吊り下げ位置を5段階に調節可能である。
前記移送装置5bには前記開口部10を覆うカバー89が取着され、前記ケースプレート20やフック28を収容した収容凹部27等を覆い隠すようになっている。
図9に示すように、モーターユニット6は略四角筒状のモーターケース34内に、モーター35と、クラッチ36と、センサー部37と、電源基板38と制御基板39、スイッチ基板40及びモジュラー基板41等が収容されている。
前記ベース部材43の上面には金属板で形成されたモーターブラケット48が取着されている。このモーターブラケット48の中央部には前記出力軸42を挿通可能とした透孔49が形成されている。
前記操作部58の先端面は、図17に示すように、ベース部材43の一端側側面に連なるように若干の凸曲面に形成されている。
このように構成されたモーターユニット6を移送装置5aに取着するには、まず出力軸42を移送装置5aの四角孔18に嵌合しながら、モーターユニット6のモーターブラケット48から突出される係止片50を、移送装置5aの下面に露出される取付孔24に下方から挿入する。
この状態から、モーターユニット6を図15に示す状態から図16に示す状態まで回動させると、係止片50の突部51が移送装置5aのケースプレート20の上面に係合して、モーターユニット6が移送装置5aに吊下支持される。
前記補助ローラー70は、図23に示すように、本体67の上方から補助ローラー70の取付位置に嵌挿されるピン72で本体67に回転可能に支持されている。前記ピン72は直角に屈曲された金属製のピンである。
そして、走行ローラー68及び補助ローラー70を本体67に取着するには、まず補助ローラー70を本体67の側方から支持凹部75に挿入した状態で、上方から組み立て凹部74にピン72を挿入し、前記支持孔76aから,補助ローラー70の中心部及び支持孔76bに挿通する。
前記ランナー部材64a,64bの本体67の上面において、前記走行ローラー68が支持される支持部73の反対側端縁に、上方へ突出するガイド突部90がそれざれ形成されている。このガイド突部90は、図21に示すように、前記走行ローラー68の高さと等しい高さとなるように形成されている。
次いで、本体67の下部に設けられた挿通孔80と、前記ランナーアーム65の基端部に設けられた挿通孔81と、連結板63に設けられたネジ孔82を位置合わせし、ネジ83を挿通孔81から挿通孔80を経て本体67内に位置する連結板63のネジ孔82に螺入して、本体67を貫通させる。
前記ランナー部材64a,64bの各本体67には前記走行ローラー68の側方に保持孔84が形成され、前記ベルトジョイント66a,66bの取付軸85が嵌合されて保持されるようになっている。ベルトジョイント66a,66bは、取付軸85の先端部にベルト保持部86が設けられている。
このような動作により、先頭ランナー3a,3bに負荷が作用して本体67が傾いても、補助ローラー70が開口縁71に当接して転動するとともに、走行ローラー68の一方がカーテンレール1の天井面に当接して転動する。
従って、先頭ランナー3a,3bは負荷により本体67が傾いても、あるいはカーテンレール1が湾曲していても、先頭ランナー3a,3bはカーテンレール1内を円滑に移動する。
(1)カーテンレール1の両端部に取着された移送装置5a,5b間で移送用ベルト14をカーテンレール1内で移送可能とし、一方の移送装置5aに取着されたモーターユニット6の動作により移送用ベルト14を移送して、先頭ランナー3a,3bを移送することができる。そして、先頭ランナー3a,3bの移動により、カーテン生地2a,2bの引き出し及び畳み込みを行うことができる。
(2)電動カーテンの出荷時には、移送装置5a,5bの各収容凹部27にそれぞれ2個ずつのフック28を収容することができる。電動カーテンの設置現場では、モーターユニット6が取着されない移送装置5bの収容凹部27に収容されている2個のフック28を取り出して各移送装置5a,5bに取着し、カーテン生地2a,2bの基端部を吊下支持することができる。
(3)各移送装置5a,5bに2個ずつのフック28を収容することができる。従って、設置位置に固定されたカーテンレール1の移送装置5aにモーターユニット6を取付けた後に、フックを使用する必要が生じても、移送装置5bから2個のフック28を取り出して、移送装置5a,5bにそれぞれ取着することができる。
(4)移送装置5a,5bに計4個のフック28を収容することができるので、2個の予備用フックを確保することができる。
(5)フック28を使用しないときは、フック28を収容凹部27に収容しておけば、紛失することはない。
(6)移送装置5a,5bに対するフック28の取付位置を、ケース7の掛止め溝の内側面に等間隔に複数設けられた突部33間に、フック28の掛止め片29に設けられた突条30を挿通することにより、4通りに変更することができる。従って、カーテン生地2a,2bの幅方向のサイズに応じてフック28の取付位置を容易に変更することができる。
(7)フックを移送装置5aの先端が側面に取着すると、移送装置5aから吊下支持されるモーターユニット6をカーテン生地2aで覆い隠して、美観を向上させることができる。
(8)移送装置5bの収容凹部27に収容されるフック28を、移送装置5bの下面に取着されるカバー89で覆い隠すことができる。従って、移送装置5bの美観を向上させることができる。
(9)移送装置5aの収容凹部27に収容されるフック28を、移送装置5aに吊下支持されるモーターユニット6で覆い隠すことができる。従って、移送装置5bの美観を向上させることができる。
(10)2個のフック28を収容凹部27の深さ方向に収容したので、収容凹部27の開口面積を小さくすることができる。従って、ケース7の下面の面積を拡大することなく、収容凹部27に複数のフック28を収容することができる。
・フック28を収容する収容凹部を、ケース7の側面あるいは上面に設けてもよい。
・フック28のケース7に対する取付位置を無段階に調節可能としてもよい。
・収容凹部27にフック28をケース7の下面に沿って並べて収容してもよい。
・移送装置5a,5bのケース7の他、カーテンレールの端部に取着されるキャップにフックの収容凹部を設けてもよい。
Claims (8)
- カーテンレールの端部に取着される端部キャップに、フックを介してカーテン生地の端部を吊下支持するカーテンの生地端部保持装置において、
前記端部キャップに、複数のフックを収容可能とするとともに、取り外し可能とした収容凹部を備えたことを特徴とするカーテンの生地端部保持装置。 - 前記カーテンレールの両端部に取着される各端部キャップの収容凹部に、複数個ずつのフックをそれぞれ収容したことを特徴とする請求項1記載のカーテンの生地端部保持装置。
- 前記フックを前記収容凹部の深さ方向に複数個収容したことを特徴とする請求項1又は2記載のカーテンの生地端部保持装置。
- 前記端部キャップには、前記フックの取付位置を変更可能とした取付位置調節手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカーテンの生地端部保持装置。
- 前記位置調節手段は、
前記端部キャップの上面に設けた掛止め溝と、
前記掛止め溝の内側面に等間隔に複数設けた突部と、
前記フックに設けられ、前記掛止め溝に掛止め可能とした掛止め片と、
前記掛止め片に設けられ、前記突部間に挿通可能とした突条と
を備えたことを特徴とする請求項4記載のカーテンの生地端部保持装置。 - 前記収容凹部を、カーテンレールの長手方向に対し斜め方向に設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のカーテンの生地端部保持装置。
- 前記収容凹部は、前記フックを狭着可能とした幅で形成したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のカーテンの生地端部保持装置。
- 前記収容凹部に、前記フックの長手方向を水平方向として収容したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のカーテンの生地端部保持装置。
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