JP6984152B2 - 浴室ユニット - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、浴室ユニットに関する。
図13に表したように、浴室に設置して使用される浴室ユニットUBにおいて、洗い場床WPとの間に隙間ができるよう浴槽のエプロンAPを洗い場床WP側に出っ張らせることが知られている(例えば、特許文献1)。エプロンAPは、浴槽の側面に着脱可能に取り付けられる。この際、出っ張らせたエプロンAPの下端部に、手指を掛け易くした手掛け部を設けることで、エプロンAPの着脱を行い易くすることができる。
上記のような構成において、エプロンAPの下端部に、下方に突出する突出部材PMを設けることが行われている。エプロンAPを取り外した際に、エプロンAPの重さが一気に使用者にかかり、使用者がエプロンAPを洗い場床WPに落としてしまう場合がある。突出部材PMは、このようにエプロンAPを落としてしまった場合に、エプロンAPの下端部と洗い場床WPとの間に隙間を作り、使用者がエプロンAPの下端部と洗い場床WPとの間に手指を挟んでしまうことを抑制する。
しかしながら、エプロンAPの下端部に突出部材PMを設けると、エプロンAPを浴槽に取り付けた状態において、突出部材PMの下端と洗い場床WPとの間の隙間が非常に狭くなってしまい、突出部材PMの下方の洗い場床WPなどを掃除し難くなってしまう。
特開2009−30325号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、エプロンの下端部に下方に突出する突出部材を設けた場合にも、突出部材の下方の洗い場床を掃除し易くした浴室ユニットを提供することを目的とする。
第1の発明は、浴槽と、前記浴槽の隣接する洗い場床と、前記浴槽の側方に着脱可能に取り付けられ、前記浴槽の側方に取り付けられた状態において、前記洗い場床との間に隙間が生じるように前記洗い場床側に突出するエプロンと、前記エプロンの下端部に設けられ、前記エプロンの下端部よりも下方に突出する突出部を有する突出部材と、を備え、前記突出部材は、少なくとも一部を所定方向に移動可能とすることにより、前記突出部の下部の位置を前記所定方向に変更可能に構成されていることを特徴とする浴室ユニットである。
この浴室ユニットによれば、洗い場床をスポンジなどで掃除する際に、突出部材の突出部の下部の位置を変更することにより、変更前の突出部の下部の下方にあった洗い場床を掃除し易くすることができる。従って、エプロンの下端部に下方に突出する突出部材を設けた場合にも、突出部材の下方の洗い場床を掃除し易くすることができる。ここで、突出部材の少なくとも一部の移動は、スライドによる移動でもよいし、回転による移動でもよい。
第2の発明は、第1の発明において、前記所定方向は、水平方向であることを特徴とする浴室ユニットである。
この浴室ユニットによれば、突出部の下部の高さが大きく変化することがないため、突出部の下部の位置を変更可能とした場合にも、エプロンの落下時に、エプロンと洗い場床との間に手指を挟んでしまうことを、突出部材によって、より確実に抑制することができる。なお、突出部の少なくとも一部は、水平方向に移動しつつ、僅かに上下方向(垂直方向)に移動してもよい。すなわち、突出部の少なくとも一部の移動する方向の主成分が、水平方向であればよい。
第3の発明は、第2の発明において、前記所定方向は、前記浴槽と前記洗い場床とが並ぶ前後方向及び上下方向と直交する左右方向であることを特徴とする浴室ユニットである。
エプロンの洗い場床側への突出量を大きくすると、洗い場床のスペースを圧迫してしまい、浴室ユニットの使い勝手が悪くなってしまう可能性がある。このため、エプロンの突出量は、なるべく抑えることが好ましい。第3の発明に係る浴室ユニットによれば、突出部の少なくとも一部を左右方向に移動可能とすることにより、エプロンの洗い場床側への突出量を抑えることができ、浴室ユニットの使い勝手を悪化させることなく、洗い場床の清掃性を高めることができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記エプロンの下端部は、前記浴槽側に向かって延びる底面部を有し、前記底面部は、前記左右方向に延び、下方に開口する開口部を有し、前記突出部材は、前記突出部の上部に設けられ、前記開口部の縁部を上下から挟むように係合する係合溝を有し、前記係合溝を前記縁部に係合させることで、前記開口部に沿って前記左右方向に移動可能に前記エプロンの下端部に取り付けられることを特徴とする浴室ユニットである。
この浴室ユニットによれば、簡単な構造で、突出部材を左右方向に移動可能に取り付けることができる。また、移動方向を左右方向とすることにより、開口部を比較的長めにすることができるため、突出部材をより大きく移動させることができ、より清掃性を高めることができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記底面部は、前記突出部材に加えられた前記左右方向の力が所定値未満の時に、前記突出部材の前記左右方向への移動を規制し、前記突出部材に加えられた前記左右方向の力が前記所定値以上の時に、前記突出部材の前記左右方向への移動を許容する規制部を有することを特徴とする浴室ユニットである。
この浴室ユニットによれば、所定値以上の力を加えないと突出部材が移動しないため、突出部材が不意に動いてしまうことを抑制することができる。例えば、突出部材の不意の移動にともなって、開口部の縁部と突出部材との間に手指を挟んでしまうことなどを抑制することができる。
第6の発明は、第5の発明において、前記規制部は、前記開口部の前記前後方向の幅を局所的に狭くする絞り部であることを特徴とする浴室ユニットである。
この浴室ユニットによれば、簡単な構造で突出部材の不意の移動を抑制することができる。
第7の発明は、第4〜第6のいずれか1つの発明において、前記突出部材は、前記突出部の上に取り付けられる取付部をさらに有し、前記係合溝は、前記突出部と前記取付部とによって形成され、前記突出部材は、前記突出部と前記取付部とで前記開口部の縁部を上下に挟むことにより、前記開口部に沿って前記左右方向に移動可能に前記エプロンの下端部に取り付けられることを特徴とする浴室ユニットである。
この浴室ユニットによれば、突出部と取付部とで開口部の縁部を上下に挟むことで、突出部材をエプロンの下端部に取り付けることができ、突出部材の取り付けの作業性を向上させることができる。
第8の発明は、第7の発明において、前記取付部は、前記突出部の上部に設けられた被係合部と係合する係合部を有し、前記被係合部と前記係合部との係合により、前記突出部の上に取り付けられることを特徴とする浴室ユニットである。
この浴室ユニットによれば、被係合部と係合部とを係合させるだけで取付部を突出部に取り付けることができ、突出部材の取り付けの作業性をより向上させることができる。また、螺合で取り付けた場合などと比べて、取り付け後に緩んでしまうことなどを抑制することができ、エプロンの落下時に、エプロンと洗い場床との間に手指を挟んでしまうことを、長期に亘って、より確実に抑制することができる。
第9の発明は、第4〜第8のいずれか1つの発明において、前記開口部は、前記エプロンの着脱の際に、手指を掛けるための手掛け部として機能することを特徴とする浴室ユニットである。
この浴室ユニットによれば、開口部と別に手掛け部などを設ける必要がないため、エプロンの構造をより簡素化することができる。例えば、エプロンの製造コストを抑えることができる。
本発明の態様によれば、エプロンの下端部に下方に突出する突出部材を設けた場合にも、突出部材の下方の洗い場床を掃除し易くした浴室ユニットが提供される。
実施形態に係る浴室ユニットを模式的に表す斜視図である。 実施形態に係る浴室ユニットの浴槽を模式的に表す正面図である。 実施形態に係る浴室ユニットを模式的に表す断面図である。 実施形態に係る浴室ユニットの第1エプロンを模式的に表す斜視図である。 実施形態に係る浴室ユニットの第1エプロンの一部を模式的に表す断面図である。 図6(a)及び図6(b)は、実施形態に係る浴室ユニットの突出部材を模式的に表す斜視図である。 実施形態に係る浴室ユニットの突出部材を模式的に表す断面図である。 図8(a)及び図8(b)は、実施形態に係る浴室ユニットの第1エプロンの一部を模式的に表す断面図である。 図9(a)及び図9(b)は、実施形態に係る浴室ユニットの第1エプロンの変形例を模式的に表す断面図である。 図10(a)〜図10(c)は、実施形態に係る浴室ユニットの第1エプロンの変形例を模式的に表す部分斜視図である。 図11(a)及び図11(b)は、実施形態に係る浴室ユニットの第1エプロンの変形例を模式的に表す断面図である。 実施形態に係る浴室ユニットの第1エプロンの変形例を模式的に表す断面図である。 参考の浴室ユニットを模式的に表す説明図である。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る浴室ユニットを模式的に表す斜視図である。
図1に表したように、浴室ユニット10は、浴槽12と、洗い場床14と、第1エプロン21(エプロン)と、第2エプロン22と、を備える。洗い場床14は、浴槽12に隣接して設けられる。浴室ユニット10は、例えば、浴槽12、洗い場床14、及び周囲の壁面パネルなどをユニット化した、いわゆるユニットバスやシステムバスである。
以下、本願明細書では、浴槽12から洗い場床14に向かう方向を「前方」とし、これと反対の方向を「後方」とする。すなわち、洗い場床14は、浴槽12の前方に隣接する。また、本願明細書では、前方を向いた状態の右側及び左側をそれぞれ「右側方」、「左側方」とする。本願明細書において、左右方向は、浴槽12と洗い場床14とが並ぶ前後方向及び上下方向と直交する方向である。
図2は、実施形態に係る浴室ユニットの浴槽を模式的に表す正面図である。
図3は、実施形態に係る浴室ユニットを模式的に表す断面図である。
図3は、図2のA1−A2線断面を模式的に表す。
図1〜図3に表したように、第1エプロン21は、浴槽12の側方に着脱可能に取り付けられる。第1エプロン21は、浴槽12の側方に取り付けられた状態において、洗い場床14との間に隙間が生じるように洗い場床14側に突出する。換言すれば、第1エプロン21は、前方に突出する。
第2エプロン22は、第1エプロン21と同様に、浴槽12の側方に着脱可能に取り付けられる。第2エプロン22は、第1エプロン21と左右方向に並べて、浴槽12の側方に着脱可能に取り付けられる。第2エプロン22は、浴槽12の側方に取り付けられた状態において、洗い場床14との間に隙間が生じるように洗い場床14側に突出する。
第1エプロン21及び第2エプロン22は、上下方向及び左右方向に延びる板状である。換言すれば、第1エプロン21及び第2エプロン22は、浴槽12の側面12sと略平行な略矩形の板状である。浴槽12の側面12sには、例えば、点検口などが設けられる。第1エプロン21及び第2エプロン22は、例えば、浴槽12の側面12s(点検口など)を覆うことにより、浴槽12のメンテナンス性を保ちつつ、浴槽12の美観を向上させる。第1エプロン21及び第2エプロン22は、凸状又は凹状に湾曲した板状などでもよい。
第1エプロン21の左右方向の長さは、第2エプロン22の左右方向の長さよりも長い。例えば、浴槽12の側方に1つのエプロンを取り付ける構成では、カウンターが浴室の壁面に取り付けられている場合などに、カウンターが邪魔になり、エプロンが着脱し難くなってしまう可能性がある。このような場合には、この例で表しているように、浴槽12に対して第1エプロン21及び第2エプロン22を取り付けることが好ましい。例えば、カウンターが設けられている壁面側に左右方向の長さが短い第2エプロン22を配置する。これにより、第1エプロン21を取り外した後に、第2エプロン22を取り外すことで、カウンターなどが邪魔になる浴室においても第1エプロン21及び第2エプロン22を適切に着脱することができる。また、例えば、第1エプロン21の着脱のみでメンテナンスを行うこともでき、浴室ユニット10の利便性をより向上させることができる。なお、浴槽12の側方に取り付けられるエプロンの数は、2つに限ることなく、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
浴室ユニット10は、突出部材30をさらに備える。突出部材30は、第1エプロン21の下端部21aに設けられている。突出部材30は、第1エプロン21の下端部21aよりも下方に突出する突出部32を有する。この例において、浴室ユニット10は、第1エプロン21の下端部21aの左右方向の両端付近に配置された2つの突出部材30を有する。
各突出部材30は、第1エプロン21を取り外した際に、第1エプロン21の重さが一気に使用者にかかり、使用者が第1エプロン21を洗い場床14に落としてしまった場合に、第1エプロン21の下端部21aと洗い場床14との間に隙間を作ることにより、使用者が第1エプロン21の下端部21aと洗い場床14との間に手指を挟んでしまうことを抑制する。
第1エプロン21に設けられる突出部材30の数は、2つに限ることなく、1つでもよいし、3つ以上でもよい。また、この例では、第1エプロン21のみに突出部材30を設けている。左右方向の長さが短く、第1エプロン21と比べて比較的重量の軽い第2エプロン22には、必ずしも手指の挟み込みを抑制するための突出部材30を設けなくてもよい。これに限ることなく、第1エプロン21及び第2エプロン22の双方に突出部材30を設けてもよい。第2エプロン22の構成は、左右方向の長さや突出部材30の有無などを除いて、第1エプロン21の構成と実質的に同じであるから、以下では、第1エプロン21についてのみ説明を行う。
図4は、実施形態に係る浴室ユニットの第1エプロンを模式的に表す斜視図である。
図3及び図4に表したように、第1エプロン21の下端部21aは、浴槽12の側方に取り付けられた状態において、浴槽12側に向かって延びる底面部40を有する。底面部40は、例えば、前後方向及び左右方向に延びる平板状である。各突出部材30は、底面部40に設けられる。
また、第1エプロン21は、係合部42と、突起部44と、を有する。係合部42は、第1エプロン21の上部に設けられる。突起部44は、例えば、第1エプロン21の下端部21a付近において、底面部40の僅かに上方に設けられる。突起部44は、底面部40の上方から後方に向かって突出する。突起部44は、係合爪44aを有する。係合爪44aは、突起部44の先端(後端)に後方側を向いて設けられている。この例において、第1エプロン21は、左右方向に並ぶ2つの突起部44を有する。突起部44の数は、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
浴槽12は、垂下部12aと、支持板部12bと、を有する。垂下部12aは、浴槽12の上部(リム面)の前端から下方に向かって延びる。垂下部12aは、第1エプロン21の係合部42と係合する。
支持板部12bは、側面12sの下部から前方に向かって延びる。支持板部12bは、例えば、前後方向及び左右方向に延びる平板状である。支持板部12bには、支持部材12cが設けられている。支持部材12cは、第1エプロン21の突起部44に対応して設けられる。すなわち、この例では、2つの突起部44のそれぞれに対応する2つの支持部材12cが、支持板部12bに設けられている。各支持部材12cは、各突起部44の係合爪44aと係合することにより、各突起部44を支持する。各支持部材12cは、例えば、係合爪44aを上下に挟むクリップ状である。これにより、各支持部材12cは、所定以上の力を加えないと、係合爪44aとの係合状態が外れないようにする。
第1エプロン21を浴槽12の側面12sに取り付ける場合には、まず、第1エプロン21の係合部42を垂下部12aの後方側に挿し込み、係合部42を垂下部12aと係合させる。この後、係合部42の付近を軸に第1エプロン21を回転させながら、各突起部44の係合爪44aを各支持部材12cに挿し込むことにより、各突起部44を各支持部材12cと係合させる。
このように、第1エプロン21の上部を垂下部12aに係合させ、第1エプロン21の下部を各支持部材12cに支持させることにより、第1エプロン21が、浴槽12の側面12sに着脱可能に取り付けられる。第1エプロン21の取付方法は、上記に限ることなく、浴槽12の側面12sに着脱可能に取り付け可能な任意の方法でよい。
図5は、実施形態に係る浴室ユニットの第1エプロンの一部を模式的に表す断面図である。
図6(a)及び図6(b)は、実施形態に係る浴室ユニットの突出部材を模式的に表す斜視図である。
図7は、実施形態に係る浴室ユニットの突出部材を模式的に表す断面図である。
図8(a)及び図8(b)は、実施形態に係る浴室ユニットの第1エプロンの一部を模式的に表す断面図である。
図5は、図4のB1−B2線断面を模式的に表す。図7は、図5のC1−C2線断面を模式的に表す。図8(a)及び図8(b)は、図5と実質的に同じ断面形状を模式的に表す。
図5〜図8に表したように、第1エプロン21の底面部40は、開口部46を有する。開口部46は、左右方向に延び、下方に開口する。この例において、開口部46は、板状の底面部40を上下方向に貫通する貫通孔状である。開口部46は、貫通孔状に限ることなく、下方にのみ開口する穴状でもよい。開口部46は、突出部材30に対応して設けられる。従って、この例において、底面部40は、2つの突出部材30のそれぞれに対応する2つの開口部46を有する。
各開口部46は、第1エプロン21の着脱の際に、手指を掛けるための手掛け部としても機能する。例えば、第1エプロン21を浴槽12から取り外す場合には、各開口部46に手指を掛けて第1エプロン21の下端部21aを手前に引き、各突起部44の係合爪44aと各支持部材12cとの係合状態を解除する。これにより、第1エプロン21をより着脱し易くすることができる。
突出部材30は、突出部32の上に取り付けられる取付部34を、さらに有する。取付部34は、突出部32の上部に設けられた被係合部32aと係合する係合部34aを有する。取付部34は、被係合部32aと係合部34aとの係合により、突出部32の上に取り付けられる。すなわち、取付部34は、いわゆるスナップフィット方式によって、突出部32の上に取り付けられる。取付部34の取付方法は、上記に限ることなく、任意の方法でよい。取付部34は、例えば、突出部32と取付部34との一方に雌ネジを設け、他方に雄ネジを設けることにより、ねじ込み方式によって突出部32の上に取り付けてもよい。
突出部材30は、突出部32と取付部34とによって係合溝36を形成する。係合溝36は、突出部32の上部に設けられ、開口部46の縁部46aを上下から挟むように係合する。突出部材30は、係合溝36を開口部46の縁部46aに係合させることで、開口部46に沿って左右方向に移動可能に第1エプロン21の下端部21aに取り付けられる。すなわち、突出部材30は、突出部32と取付部34とで開口部46の縁部46aを上下に挟むことにより、開口部46に沿って左右方向に移動可能に第1エプロン21の下端部21aに取り付けられる。
このように、突出部材30は、開口部46に沿って左右方向に移動する。より詳しくは、突出部材30は、図8(a)に表す第1位置と、図8(b)に表す第2位置と、の間で左右方向に移動する。第1位置は、開口部46の一端側の位置である。第2位置は、開口部46の他端側の位置である。これにより、突出部材30は、突出部32の下部32bの位置を左右方向に変更可能としている。
底面部40は、絞り部48を有する。絞り部48は、開口部46の前後方向の幅を局所的に狭くする。絞り部48は、各開口部46のそれぞれに設けられる。この例では、絞り部48が、底面部40と一体に設けられている。絞り部48は、例えば、底面部40に対し、接着やネジ止めなどで取り付けられる別部材としてもよい。
また、この例において、絞り部48は、開口部46の前端側及び後端側の双方から開口部46の前後方向の中心に向かって突出することにより、開口部46の前後方向の幅を局所的に狭くしている。これに限ることなく、絞り部48は、開口部46の前端側及び後端側の一方のみから開口部46の前後方向の中心に向かって突出することにより、開口部46の前後方向の幅を局所的に狭くしてもよい。
突出部材30の係合溝36の部分の前後方向の幅W1は、開口部46の絞り部48以外の部分の前後方向の幅W2と同じか僅かに小さい程度である。一方、突出部材30の係合溝36の部分の前後方向の幅W1は、開口部46の絞り部48の部分の前後方向の幅W3よりも大きい。これにより、絞り部48は、突出部材30に加えられた左右方向の力が所定値未満の時に、突出部材30の左右方向の移動を規制し、突出部材30に加えられた左右方向の力が所定値以上の時に、突出部材30の左右方向への移動を許容する規制部として機能する。
上記のように、突出部材30の幅W1は、絞り部48の幅W3よりも大きい。このため、突出部材30に加えられた左右方向の力が所定値未満の時には、突出部材30が絞り部48に引っ掛かり、突出部材30の移動が規制される。そして、突出部材30に加えられた左右方向の力が所定値以上の時には、突出部材30及び底面部40の少なくとも一方が弾性変形し、絞り部48の部分の幅が広がるか、あるいは突出部材30の幅が狭くなることにより、突出部材30の絞り部48の部分の通過が許容される。絞り部48は、換言すれば、突出部材30に加えられた左右方向の力が所定値未満の時に、突出部材30の通過を規制し、突出部材30に加えられた左右方向の力が所定値以上の時に、突出部材30の通過を許容する。
幅W1、W3は、上記のような突出部材30の移動の規制及び許容を実現可能な任意の値に設定される。突出部材30及び底面部40(第1エプロン21)の少なくとも一方には、例えば、樹脂などの弾性材料が用いられる。これにより、突出部材30が絞り部48の部分を通過する際に、突出部材30及び底面部40の少なくとも一方を弾性変形させ易くすることができる。また、幅W2は、例えば、10mm以上30mm以下であることが好ましい。これにより、例えば、第1エプロン21の着脱の際に、各開口部46に手指を掛け易くすることができるとともに、底面部40の前後方向の長さが長くなり過ぎてしまうことを抑制することができる。
絞り部48は、例えば、第1位置側に寄せて配置される。絞り部48は、例えば、開口部46の縁部46aとともに、突出部材30の第1位置からの移動を規制する。すなわち、絞り部48は、所定値以上の力が加わらない限り、突出部材30が第1位置から移動しないようにする。そして、絞り部48は、所定値以上の力が加わった場合に、突出部材30の第2位置への移動を許容する。
絞り部48と第2位置との間においては、突出部材30を左右方向に自由に移動させることができる。突出部材30を第2位置から第1位置に移動させる場合には、絞り部48の部分で再び所定値以上の力を突出部材30に加え、絞り部48の部分を通過させることにより、突出部材30が第2位置から第1位置に移動する。
以上、説明したように、本実施形態に係る浴室ユニット10によれば、洗い場床14をスポンジなどで掃除する際に、突出部材30の突出部32の下部32bの位置を左右方向に変更することにより、変更前の突出部32の下部32bの下方にあった洗い場床14を掃除し易くすることができる。従って、第1エプロン21の下端部21aに下方に突出する突出部材30を設け、手指の挟み込みを抑制する場合にも、突出部材30の下方の洗い場床14を掃除し易くすることができる。
浴室ユニット10では、2つの突出部材30のそれぞれを左右方向に移動可能としている。これに限ることなく、第1エプロン21が複数の突出部材30を有する場合、移動可能に構成する突出部材30は、複数の突出部材30のうちの少なくとも1つでよい。例えば、図2に表したように、洗い場床14は、排水勾配を有しており、左右方向の中央の方が、左右方向の両端よりも低くなっている場合が多い。この場合、2つの突出部材30のうち、壁面側に寄せて配置された一方の突出部材30の下部32bと洗い場床14との間の上下方向の距離L1が、第2エプロン22側に寄せて配置された他方の突出部材30の下部32bと洗い場床14との間の上下方向の距離L2よりも短くなる。そして、このような場合、洗い場床14との距離L1が短い壁面側の突出部材30の方が、突出部32の下方の洗い場床14を掃除し難い。従って、このような場合には、壁面側の突出部材30のみを移動可能とし、第2エプロン22側の突出部材30は、第1エプロン21の下端部21aに固定された構成としてもよい。
また浴室ユニット10では、突出部材30の移動方向が、水平な左右方向である。これにより、突出部32の下部32bの高さが大きく変化することがないため、突出部32の下部32bの位置を変更可能とした場合にも、第1エプロン21の落下時に、第1エプロン21と洗い場床14との間に手指を挟んでしまうことを、突出部材30によって、より確実に抑制することができる。
また、第1エプロン21及び第2エプロン22の洗い場床14側への突出量を大きくすると、洗い場床14のスペースを圧迫してしまい、浴室ユニット10の使い勝手が悪くなってしまう可能性がある。このため、第1エプロン21及び第2エプロン22の突出量は、なるべく抑えることが好ましい。浴室ユニット10では、突出部材30を左右方向に移動可能とすることにより、第1エプロン21及び第2エプロン22の洗い場床14側への突出量を抑えることができる。従って、浴室ユニット10の使い勝手を悪化させることなく、洗い場床14の清掃性を高めることができる。
また、浴室ユニット10では、突出部材30が、係合溝36を開口部46の縁部46aに係合させることで、開口部46に沿って左右方向に移動可能に第1エプロン21の下端部21aに取り付けられる。これにより、簡単な構造で、突出部材30を左右方向に移動可能に取り付けることができる。また、移動方向を左右方向とすることにより、開口部46を比較的長めにすることができるため、突出部材30をより大きく移動させることができ、より清掃性を高めることができる。
また、浴室ユニット10では、絞り部48が、突出部材30に加えられた左右方向の力が所定値未満の時に、突出部材30の左右方向への移動を規制し、突出部材30に加えられた左右方向の力が所定値以上の時に、突出部材30の左右方向への移動を許容する。これにより、所定値以上の力を加えないと突出部材30が移動しないため、突出部材30が不意に動いてしまうことを抑制することができる。例えば、突出部材30の不意の移動にともなって、開口部46の縁部46aと突出部材30との間に手指を挟んでしまうことなどを抑制することができる。また、絞り部48で突出部材30の左右方向への移動を規制可能とすることにより、簡単な構造で突出部材30の不意の移動を抑制することができる。
また、浴室ユニット10では、突出部32と取付部34とで開口部46の縁部46aを上下に挟むことで、突出部材30を第1エプロン21の下端部21aに取り付けることができ、突出部材30の取り付けの作業性を向上させることができる。
また、浴室ユニット10では、被係合部32aと係合部34aとを係合させるだけで取付部34を突出部32に取り付けることができ、突出部材30の取り付けの作業性をより向上させることができる。また、螺合で取り付けた場合などと比べて、取り付け後に緩んでしまうことなどを抑制することができ、第1エプロン21の落下時に、第1エプロン21と洗い場床14との間に手指を挟んでしまうことを、長期に亘って、より確実に抑制することができる。
また、浴室ユニット10では、各開口部46が、第1エプロン21の着脱の際に、手指を掛けるための手掛け部としても機能することにより、各開口部46と別に手掛け部などを設ける必要がないため、第1エプロン21の構造をより簡素化することができる。例えば、第1エプロン21の製造コストを抑えることができる。
図9(a)及び図9(b)は、実施形態に係る浴室ユニットの第1エプロンの変形例を模式的に表す断面図である。
図9(a)及び図9(b)は、図8(a)及び図8(b)に表した部分と同じ部分を模式的に表している。なお、上記実施形態と機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明を省略する。
図9(a)に表したように、底面部40は、複数の絞り部48(規制部)を有してもよい。この例では、底面部40が、2つの絞り部48を有している。一方の絞り部48は、開口部46の一端側の縁部46aとともに、突出部材30の第1位置からの移動を規制する。他方の絞り部48は、開口部46の他端側の縁部46aとともに、突出部材30の第2位置からの移動を規制する。
絞り部48の数は、2つに限ることなく、3つ以上でもよい。例えば、一対の絞り部48で突出部材30の係合溝36を挟むことにより、突出部材30を第1位置と第2位置との間の任意の位置に保持できるようにしてもよい。また、図9(b)に表したように、底面部40は、必ずしも絞り部48を有しなくてもよい。
上記実施形態では、絞り部48を規制部として示しているが、規制部は、これに限ることなく、突出部材30に加えられた左右方向の力が所定値未満の時に、突出部材30の左右方向への移動を規制し、突出部材30に加えられた左右方向の力が所定値以上の時に、突出部材30の左右方向への移動を許容可能な任意の構成でよい。規制部は、例えば、バネなどを用い、バネ力未満の力の場合には、移動を規制し、バネ力以上の力が加わった場合に、移動を許容する構成などでもよい。また、規制部は、例えば、突出部材30の左右方向の位置を第1位置と第2位置との間において連続的又は段階的に複数の位置に規制可能な構成でもよい。規制部は、突出部材30に対して左右方向に所定以上の力を加えない限り、突出部材30が左右方向の所定の位置に留まるように規制可能な任意の構成でよい。
図10(a)〜図10(c)は、実施形態に係る浴室ユニットの第1エプロンの変形例を模式的に表す部分斜視図である。
図10(a)〜図10(c)に表したように、突出部材30において、係合溝36は、突出部32の上部に一体的に設けてもよい。すなわち、上記実施形態では、突出部材30を突出部32と取付部34との2つの部材で構成しているが、突出部材30は1つの部材で構成してもよい。
また、図10(a)〜図10(c)に表したように、突出部材30を1つの部材で構成した場合には、例えば、開口部46の左右方向の一端を第1エプロン21の側方まで延ばす。換言すれば、開口部46の左右方向の一端を開放させる。突出部材30の取り付けにおいては、図10(b)に表したように、開口部46の左右方向の開放された一端から突出部材30を開口部46内に挿通し、係合溝36を開口部46の縁部46aと係合させる。この後、図10(c)に表したように、開口部46の左右方向の開放された一端にキャップ部材46cを取り付けることにより、開口部46の左右方向の開放された一端を塞ぐ。これにより、突出部材30を1つの部材で構成した場合にも、突出部材30を簡単に開口部46に取り付けることができる。なお、突出部材30を1つの部材で構成した場合の取付構造及び取付方法は、上記の構造及び方法に限ることなく、突出部材30を適切に開口部46に取り付け可能な任意の構造及び方法でよい。
図11(a)及び図11(b)は、実施形態に係る浴室ユニットの第1エプロンの変形例を模式的に表す断面図である。
図11(a)は、図8(a)及び図8(b)などに表した部分と同じ部分を模式的に表している。図11(b)は、図11(a)のD1−D2線断面を模式的に表している。
図11(a)及び図11(b)に表したように、この例では、突出部材30が、突出部32の上部に設けられた軸部38を有し、軸部38を介して前後方向を軸に回転可能に第1エプロン21の下端部21a(底面部40)に取り付けられている。この例では、突出部材30が、前後方向を軸に回転することにより、突出部32の下部32bの位置を前後方向を軸とする回転方向に変更可能としている。
突出部材30を回転可能に軸支した場合にも、上記実施形態と同様に、洗い場床14をスポンジなどで掃除する際に、突出部材30の突出部32の下部32bの位置を変更することにより、変更前の突出部32の下部32bの下方にあった洗い場床14を掃除し易くすることができる。従って、第1エプロン21の下端部21aに下方に突出する突出部材30を設けた場合にも、突出部材30の下方の洗い場床14を掃除し易くすることができる。
このように、突出部材30の移動は、スライドによる移動に限ることなく、回転による移動でもよいし、これらの組み合わせなどでもよい。また、突出部材30の移動方向は、左右方向に限ることなく、手指の挟み込みを抑制でき、かつ洗い場床14の清掃性を向上できる任意の方向でよい。
但し、突出部材30の移動方向は、上下方向(垂直方向)と直交する水平方向であることが好ましい。これにより、突出部32の下部32bの高さが大きく変化することがないため、突出部32の下部32bの位置を変更可能とした場合にも、第1エプロン21の落下時に、第1エプロン21と洗い場床14との間に手指を挟んでしまうことを、突出部材30によって、より確実に抑制することができる。
また、突出部材30の移動方向は、水平方向のうち、前後方向及び上下方向と直交する左右方向であることが、より好ましい。これにより、前述のように、突出部32の下部32bの高さが大きく変化することがないため、突出部32の下部32bの位置を変更可能とした場合にも、第1エプロン21の落下時に、第1エプロン21と洗い場床14との間に手指を挟んでしまうことを、突出部材30によって、より確実に抑制することができる。また、移動方向を左右方向とすることにより、開口部46を比較的長めにすることができるため、突出部材30をより大きく移動させることができ、より清掃性を高めることができる。突出部材30の水平方向の移動は、左右方向に限ることなく、前後方向など、上下方向と直交する任意の方向でよい。
図12(a)〜図12(c)は、実施形態に係る浴室ユニットの第1エプロンの変形例を模式的に表す断面図である。
図12(a)〜図12(c)に表したように、これらの例では、突出部材30が、第1エプロン21の下端部21aに設けられた固定部33を有し、突出部32を固定部33に対して移動可能とすることにより、突出部32の下部32bの位置を所定方向に変更可能としている。このように、突出部材30においては、必ずしもその全体が移動する必要はなく、突出部材30の少なくとも一部が所定方向に移動可能に構成されていればよい。この場合にも、上記各実施形態と同様に、手指の挟み込みを抑制しつつ、洗い場床14の清掃性を向上させることができる。
図12(a)及び図12(b)では、突出部32が、固定部33に対して回転可能に取り付けられている。この場合、突出部32は、水平方向に移動するとともに、上下方向にも移動する。また、この際、図12(b)に表したように、突出部32及び固定部33に磁石32m、33mを設け、各磁石32m、33mの引力により、突出部32の下部32bが、下方を向いた状態(手指の挟み込みを抑制可能な状態)で保持できるようにしてもよい。
図12(c)では、筒状に形成された固定部33が、突出部32を上下方向に移動可能に保持している。突出部32は、一部を固定部33よりも下方に突出させた突出位置(図12(c)に示した位置)と、突出位置よりも上方に移動し、突出位置よりも固定部33内に退避した退避位置と、の間で移動する。また、固定部33には、突出部32の被係合部と係合する係合部が設けられ、これらの係合により、突出部32の固定部33からの抜けを抑制し、突出部32を突出位置に保持可能とする。また、突出部材30は、固定部33内に設けられたバネ33sを有し、バネ33sの付勢によって突出部32を突出位置に保持する。
このように、突出部32(突出部材30の一部)の移動方向は、上下方向でもよい。バネ33sのバネ定数は、例えば、第1エプロン21の落下時にも、退避位置側に移動し辛く、かつ、清掃時に使用者が強く押せば退避位置に移動し、下部32bの位置を変更できる程度に設定されることが好ましい。これにより、突出部32の移動方向を上下方向とした場合にも、手指の挟み込みを抑制しつつ、洗い場床14の清掃性を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、浴室ユニット10などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 浴室ユニット、 12 浴槽、 14 洗い場床、 21 第1エプロン、 22 第2エプロン、 30 突出部材、 32 突出部、 34 取付部、 36 係合溝、 38 軸部、 40 底面部、 42 係合部、 44 突起部、 46 開口部、 48 絞り部

Claims (6)

  1. 浴槽と、
    前記浴槽の隣接する洗い場床と、
    前記浴槽の側方に着脱可能に取り付けられ、前記浴槽の側方に取り付けられた状態において、前記洗い場床との間に隙間が生じるように前記洗い場床側に突出するエプロンと、
    前記エプロンの下端部に設けられ、前記エプロンの下端部よりも下方に突出する突出部を有する突出部材と、
    を備え、
    前記突出部材は、少なくとも一部を前記浴槽と前記洗い場床とが並ぶ前後方向及び上下方向と直交する左右方向に移動可能とすることにより、前記突出部の下部の位置を前記左右方向に変更可能に構成されており、
    前記エプロンの下端部は、前記浴槽側に向かって延びる底面部を有し、
    前記底面部は、前記左右方向に延び、下方に開口する貫通孔状の開口部を有し、
    前記突出部材は、前記突出部の上部に設けられ、前記開口部の縁部を上下から挟むように係合する係合溝を有し、前記係合溝を前記縁部に係合させることで、前記開口部に沿って前記左右方向に移動可能に前記エプロンの下端部に取り付けられることを特徴とする浴室ユニット。
  2. 前記底面部は、前記突出部材に加えられた前記左右方向の力が所定値未満の時に、前記突出部材の前記左右方向への移動を規制し、前記突出部材に加えられた前記左右方向の力が前記所定値以上の時に、前記突出部材の前記左右方向への移動を許容する規制部を有することを特徴とする請求項1記載の浴室ユニット。
  3. 前記規制部は、前記開口部の前記前後方向の幅を局所的に狭くする絞り部であることを特徴とする請求項2記載の浴室ユニット。
  4. 前記突出部材は、前記突出部の上に取り付けられる取付部をさらに有し、
    前記係合溝は、前記突出部と前記取付部とによって形成され、
    前記突出部材は、前記突出部と前記取付部とで前記開口部の縁部を上下に挟むことにより、前記開口部に沿って前記左右方向に移動可能に前記エプロンの下端部に取り付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の浴室ユニット。
  5. 前記取付部は、前記突出部の上部に設けられた被係合部と係合する係合部を有し、前記被係合部と前記係合部との係合により、前記突出部の上に取り付けられることを特徴とする請求項4記載の浴室ユニット。
  6. 前記開口部は、前記エプロンの着脱の際に、手指を掛けるための手掛け部として機能することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の浴室ユニット。
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