JP5995022B1 - 無線電力伝送システムおよび送電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線電力伝送システムにおいて、双方向(全二重)のデータ通信を実現する。【解決手段】送電装置は、インバータ回路と、前記インバータ回路から出力された交流電力を無線で送電する送電アンテナと、前記インバータ回路に前記交流電力を出力させる送電制御回路とを有する。前記送電制御回路は、前記インバータ回路から出力される前記交流電力の周波数を、第1周波数と第2周波数とに変動させることで、前記交流電力を2値の通信データとして出力させ、前記周波数が前記第1周波数のときの前記交流電力の電圧の振幅と、前記周波数が前記第2周波数のときの前記交流電力の電圧の振幅との差分を無くす振幅制御を行う。【選択図】図2

Description

本開示は、無線で電力を伝送する無線電力伝送システムおよび送電装置に関する。
近年、携帯電話機や電気自動車などの移動性を伴う機器に、無線(非接触)で電力を伝送する無線(非接触)電力伝送技術の開発が進められている。無線電力伝送システムにおいては、安全のため、電力伝送を行う際に送電装置と受電装置との通信が確立されている必要がある。
受電装置から送電装置へのデータの送信は、例えば受電装置が備えるスイッチデバイスを用いて負荷の値を変動させる負荷変調方式によって行われ得る。負荷の変動を送電装置に伝えることでデータを伝達することができる。一方、送電側から受電側へデータを伝達する必要があるアプリケーション(例えば、RFID)においては、例えば送電される電力(以下、「送電電力」と称することがある。)の周波数を変調することで、送電装置から受電装置へデータを伝達することができる。
このような受電装置から送電装置へのデータ通信、および送電装置から受電装置へのデータ通信は、例えば特許文献1および2に開示されている。
特開2011−211779号 特開2008−206305号
しかし、かかる従来技術では、送電装置および受電装置の一方から他方へデータを送信している間は、他方から一方へデータを送信することができなかった。そのため、双方向のデータ通信を行う際に待ち時間が発生し、通信完了までに長い時間を要していた。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る送電装置は、
送電装置と、受電装置と、を備える無線電力伝送シテスムにおける送電装置であって、
電源から供給される第1直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路と、
前記インバータ回路から出力された前記交流電力を無線で送電する送電アンテナと、
前記インバータ回路に前記交流電力を出力させ、前記インバータ回路から出力される前記交流電力の周波数を、第1周波数(f1)と第2周波数(f2)とに変動させることで前記交流電力を2値の通信データとして出力する送電制御回路と、を有し、
前記受電装置は、
前記送電アンテナにより無線で送電された前記交流電力を受電する受電アンテナと、
前記送電アンテナに入力される前記交流電力の電圧の振幅を、第1振幅(V1)と第2振幅(V2)とに変動させる受電側振幅変調器と、を有し、
前記送電制御回路は、前記送電アンテナと前記受電アンテナとの電磁気的結合を利用して前記送電アンテナから前記受電アンテナへ第1の2値の通信データを送信する際、前記第1の2値の通信データの一方に対応させて前記第1周波数(f1)を選択し、前記2値の通信データの他方に対応させて前記第2周波数(f2)を選択し、
前記受電側振幅変調器は、前記電磁気的結合を利用して前記受電アンテナから前記送電アンテナへ第2の2値の通信データを送信する際、前記第2の2値の通信データの一方に対応させて前記第1振幅(V1)を選択し、前記2値の通信データの他方に対応させて前記第2振幅(V2)を選択し、
前記送電制御回路は、前記交流電力の周波数が前記第1周波数(f1)のときの前記交流電力の電圧の第3振幅(V3)と、前記交流電力の周波数が前記第2周波数(f2)のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)との差分を無くす振幅制御を、前記インバータ回路を用いて行う、
これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、又は、記録媒体で実現されてもよい。あるいは、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一態様によれば、送電装置と受電装置との間で同時に双方向にデータを伝送することができるため、双方向通信の完了までの時間を短縮することができる。
本開示の実施形態における送電装置によるTxデータの送信時における電圧の振幅の変化の例を示す図である。 本開示の実施形態における受電装置によるRxデータの送信の例を示す図である。 送電装置が周波数変調を行い、同時に受電装置が振幅変調を行う場合の例を示す図である。 実施形態1における無線電力伝送システムの構成を示す図である。 受電回路1020における振幅変調器の構成例を示す図である。 受電回路1020における振幅変調器の他の構成例を示す図である。 インバータ回路1001の構成例を示す図である。 位相ずれ量が0度の場合の各スイッチング素子に入力されるパルス信号および出力電圧Vaの波形の一例を示す図である。 位相ずれ量が90度の場合の各スイッチング素子に入力されるパルス信号および出力電圧Vaの波形の一例を示す図である。 周波数を変化させたときの、送電アンテナ1010に入力される交流電圧(送電電圧)の変化を模式的に示す図である。 2つのスイッチング素子に供給される2つのパルス信号の位相ずれ量φを変化させたときの送電電圧の振幅の変化を模式的に示す図である。 本実施形態における振幅制御によって送電電圧の振幅が一定に保たれることを示す図である。 送電装置から受電装置へTxデータが送信されているときのTxデータ、Rxデータ、周波数、位相ずれ量、および受電電圧の時間変化の一例を示す図である。 受電装置から送電装置へRxデータが送信されているときのTxデータ、Rxデータ、周波数、位相ずれ量、および送電電圧の時間変化の一例を示す図である。 送電装置からのTxデータの送信のタイミングと、受電装置からRxデータの送信のタイミングとが重なっている場合の各種波形の一例を示す図である。 送電装置が受電装置にTxデータを送る際に行われる振幅制御の動作の一例を示すフローチャートである。 送電装置が受電装置へ送信するTx信号(例えばパケット信号)の一例を示す図である。 図9Aに示す2つの破線の間の期間におけるTx信号、周波数、送電電圧の振幅、および位相ずれ量の時間変化を示す図である。 本実施形態におけるインバータ回路1001aの回路構成を示す図である。 各パルス信号のデューティ比が0.5(50%)の場合の、スイッチング素子S1〜S4に入力されるパルス信号および出力電圧Vaの波形の例を示す図である。 各パルス信号のデューティ比が0.25(25%)の場合の、スイッチング素子S1〜S4に入力されるパルス信号および出力電圧Vaの波形の例を示す図である。 Txデータ送信時の動作の一例を示すフローチャートである。 従来技術における送電側から受電側へのTxデータ送信時の電圧の振幅の変化を示す図である。 従来技術におけるTxデータの送信時の、Txデータ、Rxデータ、周波数、および受電コイル電圧の時間変化の一例を示す図である。 従来技術における受電側から送電側へのRxデータ送信時の電圧の振幅の変化を示す第1の図である。 従来技術における受電側から送電側へのRxデータ送信時の電圧の振幅の変化を示す第2の図である。 従来技術におけるRxデータの送信時の、Txデータ、Rxデータ、周波数、および送電コイル電圧の時間変化の一例を示す図である。 従来技術において、送電側から受電側へのTxデータの送信と、受電側から送電側へのRxデータの送信とが同時に行われた場合の問題点を説明するための第1の図である。 従来技術において、送電側から受電側へのTxデータの送信と、受電側から送電側へのRxデータの送信とが同時に行われた場合の問題点を説明するための第2の図である。
(本開示の基礎となった知見)
本開示の実施形態を説明する前に、本開示の基礎となった知見を説明する。
本発明者らは、「背景技術」の欄において記載した従来の無線電力伝送システムに関し、以下の課題が生じることを見出した。
特許文献1、2に開示された無線電力伝送システムは、電磁誘導を利用して、送電コイル(1次コイル)と受電コイル(2次コイル)との間で電力を無線で伝送する。これらのシステムにおいて、受電側から送電側へのデータ通信は、受電装置内の負荷を変調することによって行われる。その負荷の変調に伴う送電コイルの両端の電圧の波形の変化を送電装置が検出することにより、受電装置から送信されたデータ(以下、「Rxデータ」と称することがある。)を読み取ることができる。一方、送電側から受電側へのデータ通信は、例えば送電電力の周波数を変調することによって行われる。受電装置は、周波数の変化を検出することにより、送電側から送信されたデータ(以下、「Txデータ」と称することがある。)を読み取ることができる。
しかしながら、受電側から送電側へのデータ送信のタイミングと送電側から受電側へのデータ送信のタイミングとが重なると、周波数の変化および負荷の変化の両方に起因して、送電コイルの両端の電圧の振幅が変動する。その場合には、送電装置がRxデータを正しく復調することができない。すなわち、特許文献1、2に開示されたシステムでは、半二重通信しかできないという課題がある。
以下、図面を参照しながら、この課題をより詳細に説明する。
図13Aは、送電側から受電側へのTxデータの送信時における電圧の振幅の変化を示す図である。図13Aにおける左側の図は、送電コイルの両端の電圧(以下、「送電コイル電圧」と称することがある。)の波形の一例を示し、図13Aにおける右側の図は、受電コイルの両端の電圧(以下、「受電コイル電圧」と称することがある。)の波形の一例を示している。いずれの図も横軸は時間を表し、以降の図でも同様である。この例では、受電コイルの両端の電圧の大きさが、送電コイルの両端の電圧の大きさに比例する場合を想定する。
図13Bは、この場合におけるTxデータ、Rxデータ、周波数、および受電コイル電圧の時間変化の一例を示している。
送電装置から受電装置へ2値のデータ(Txデータ)が送信されるとき、送電装置は、送電する電力の周波数(以下、「送電周波数」と称することがある。)をf1とf2との間で変調させる。図示される例では、f1>f2であり、f1は「0」のデータに対応し、f2は「1」のデータに対応する。このような周波数の変調の結果、送電コイル電圧および受電コイル電圧の振幅が変動する。この例では受電側から送電側へRxデータが送信されていないため、受電側の負荷は一定である。ここでは、周波数f1のときの送電コイル電圧の振幅をV11、周波数f2のときの送電コイル電圧の振幅をV21と表している。また、電圧V11に対応する受電コイル電圧をV11’、電圧V21に対応する受電コイル電圧をV21’と表している。受電装置は、伝送された交流電力の周波数の変化を検出することにより、送電装置から送信されたTxデータを読み取る。すなわち、検出した周波数がf1のときはTxデータが「0」であると判断し、検出した周波数がf2のときはTxデータが「1」であると判断する。
図13C〜図13Eは、受電側から送電側へのRxデータの送信を説明するための図である。図13Cは、送電周波数がf1のときの送電コイル電圧の波形(左側)および受電コイル電圧の波形(右側)の一例を示している。図13Dは、送電周波数がf2のときの送電コイル電圧の波形(左側)および受電コイル電圧の波形(右側)の一例を示している。図13Eは、この場合におけるTxデータ、Rxデータ、周波数、および送電コイル電圧の時間変化の一例を示している。図13Eに示す例では、周波数はf2であるものとしているが、周波数がf1の場合も同様である。
受電装置から送電装置へ2値のデータ(Rxデータ)が送信されるとき、受電装置は回路内の負荷を変調させることにより、受電コイルの電圧の振幅および送電コイルの電圧の振幅を変調させる。図13Cに示すように、周波数がf1で一定のとき、受電装置は、負荷を変調することにより、受電コイル電圧の振幅をV11’とV12’との間で変動させる。これに伴い、送電コイル電圧の振幅がV11とV12との間で変動する。送電装置は、この振幅の変動を検出することにより、Rxデータを読み取ることができる。
一方、図13Dに示すように、周波数がf2で一定のとき、受電装置は、負荷を変調することにより、受電コイル電圧の振幅をV21’とV22’との間で変動させる。これに伴い、送電コイル電圧の振幅がV21とV22との間で変動する。送電装置は、この振幅の変動を検出することによってRxデータを読み取ることができる。
このように、従来技術では、送電側から受電側へは周波数変調によってデータが送信され、受電側から送電側へは振幅変調によってデータが送信される。しかし、これらのデータ送信を同時に行うことはできない。この点について、以下、説明する。
図13Fは、従来技術において、送電側から受電側へのTxデータの送信と、受電側から送電側へのRxデータの送信とが同時に行われた場合の問題点を説明するための図である。送電装置がTxデータの値に応じて周波数をf1およびf2の間で変調させると、送電コイル電圧の振幅が変化する。この際に受電装置がRxデータを送信するために負荷を変調させると、送電コイル電圧の振幅がさらに変化する。Txデータの送信とRxデータの送信とが混在することにより、送電コイル電圧の振幅は、4つの値V11、V12、V21、V22の間で変動する。その結果、送電コイル電圧の振幅の変化に基づいてRxデータを正しく復調することができない場合がある。
図13Gは、そのような場合の例を示す図である。図13Gは、上から順に、Rxデータ、Txデータ、送電コイル電圧、Rxデータの復調信号、受電コイル電圧、およびTxデータの復調信号の時間変化の例を示している。
送電装置は、送電コイル電圧の振幅と所定の閾値とを比較することによってRxデータの復調信号を生成する。閾値は、周波数f1のときの振幅V11およびV12の間の値、または、周波数f2のときの振幅V21およびV22の間の値に設定される。Rxデータの復調信号の値は、送電コイル電圧の振幅が閾値よりも小さいときには「0」となり、電圧の振幅が閾値以上のときには「1」となる。
図13Gに示す例では、閾値は、周波数がf2のときの振幅V21およびV22の間の値に設定されている。周波数がf1のときの振幅V11およびV12は、ともに当該閾値を下回っている。このため、振幅がV12になる期間(図13Gにおける破線の楕円形内)については、Rxデータの復調信号の値が、本来の値「1」(図中の破線)ではなく、「0」(図中の実線)であると誤って判断される。すなわち、Rxデータを正しく復調することができない。なお、周波数がf1のときの振幅V11およびV12の間の値に閾値が設定されている場合も同様の問題が生じる。
このように、従来技術では、送電側と受電側から同時にデータを伝送した場合、送電コイル電圧の振幅が4値となり、送電コイル電圧の振幅を検出しても正常に復調できない。
したがって、上記従来技術の構成では、送電装置または受電装置のいずれかからデータを送信している間は、他方からデータを送信することができない。このような半二重通信では、送電装置および受電装置は、相手からのデータ送信が完了するまで、データの送信を待機する必要がある。このため、情報の伝達を完了するまでに長い時間を要するという課題がある。特に、電力を伝送しながら受電側の機器に制御信号を送り、その応答信号をリアルタイムに得る必要のあるアプリケーション(例えば、モータやアクチュエータ等)では、データ通信の遅延は深刻な問題となり得る。
以上の考察により、本発明者らは、以下に説明する本開示の各態様を想到するに至った。
本開示の一態様に係る無線電力伝送システムは、
電源から供給される第1直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路と、
前記インバータ回路から出力された前記交流電力を無線で送電する送電アンテナと、
前記インバータ回路に前記交流電力を出力させ、前記インバータ回路から出力される前記交流電力の周波数を、第1周波数(f1)と第2周波数(f2)とに変動させることで前記交流電力を2値の通信データとして出力する送電制御回路と、を有する送電装置と、
前記送電アンテナにより無線で送電された前記交流電力を受電する受電アンテナと、
前記送電アンテナに入力される前記交流電力の電圧の振幅を、第1振幅(V1)と第2振幅(V2)とに変動させる受電側振幅変調器と、を有する受電装置と、を備えた無線電力伝送システムであって、
前記送電制御回路は、前記送電アンテナと前記受電アンテナとの電磁気的結合を利用して前記送電アンテナから前記受電アンテナへ出力される第1の2値の通信データを送信する際、前記第1の2値の通信データの一方に対応させて前記第1周波数(f1)を選択し、前記2値の通信データの他方に対応させて前記第2周波数(f2)を選択し、
前記受電側振幅変調器は、前記電磁気的結合を利用して前記受電アンテナから前記送電アンテナへ第2の2値の通信データを送信する際、前記第2の2値の通信データの一方に対応させて前記第1振幅(V1)を選択し、前記2値の通信データの他方に対応させて前記第2振幅(V2)を選択し、
前記送電制御回路は、前記交流電力の周波数が前記第1周波数(f1)のときの前記交流電力の電圧の第3振幅(V3)と、前記交流電力の周波数が前記第2周波数(f2)のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)との差分を無くす振幅制御を前記インバータ回路を用いて行う。
上記態様によれば、前記送電制御回路は、前記交流電力の周波数が前記第1周波数のときの前記交流電力の電圧の第3振幅(V3)と、前記交流電力の周波数が前記第2周波数のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)との差分を無くす振幅制御を前記インバータ回路を用いて行う。
この振幅制御により、交流電力の周波数が第1周波数(f1)のときの交流電力の電圧の振幅(V3)と、交流電力の周波数が第2周波数(f2)のときの交流電力の電圧の振幅(V4)との差が殆ど無くなるため、従来技術のような誤判定を回避することができる。このため、送電装置もしくは受電装置のいずれかがデータ送信中でも、他方からデータを同時刻に送信することができる。なお、「差分を無くす」とは、差分を完全にゼロ(0)にすることを意味するのではなく、微差があってもよい。
以下、図1A〜図1Cを参照しながら、本開示の実施形態における基本的な動作を説明する。
図1Aは、本開示の実施形態におけるTxデータの送信時における電圧の振幅の変化の例を示す図である。図1Aにおける左側の図は、送電アンテナに入力される交流電力の電圧(送電アンテナの両端の電圧と同じ。以下、「送電電圧」と称することがある。)の波形の一例を示し、図1Aにおける右側の図は、受電アンテナから出力される交流電力の電圧(受電アンテナの両端の電圧と同じ。以下、「受電電圧」と称することがある。)の波形の一例を示している。
図示されるように、送電装置は、周波数が第1周波数(f1)であるときの送電アンテナに入力される交流電圧(以下、「送電電圧」と称することがある。)の振幅V3と、周波数が第2周波数(f2)であるときの送電電圧の振幅V4との差分をなくす振幅制御を行う。この振幅制御は、例えば、送電制御回路がインバータ回路内の複数のスイッチング素子を制御することによって行われる。より具体的には、フルブリッジ型のインバータ回路を用いて、複数のスイッチング素子のうち、同時にオン(導通状態)にされる2つのスイッチング素子に供給する2つのパルス信号の位相差(「位相ずれ量」または「位相シフト量」とも称する。)を調整することによって行われ得る。あるいは、各スイッチング素子に供給するパルス信号のデューティ比を調整することによっても行われ得る。後者のデューティ制御を行う場合は、フルブリッジ型に限らず、ハーフブリッジ型等の他のインバータ回路を用いてもよい。
このような振幅制御により、周波数をf1とf2との間で変化させても送電アンテナの両端の電圧の振幅は殆ど変化しない(即ち、V4≒V3)。同様に、受電アンテナの両端の電圧の振幅も殆ど変化しない(V4’=V3’)。周波数を変調させても送電電圧の振幅が殆ど変化しないため、送電装置がTxデータを送信している最中に受電装置がRxデータの送信を行った場合でも、送電電圧の振幅と所定の閾値との比較に基づいて正しくRxデータを復調できる。
図1Bは、本開示の実施形態における受電装置によるRxデータの送信の例を示す図である。この例では、周波数がf1で固定されている。Rxデータの値に応じて受電装置における振幅変調器が受電電圧の振幅をV1’とV2’との間で変化させると、その変化が送電装置に伝わり、送電電圧の振幅がV1とV2との間で変化する。その変化を送電装置が検出することにより、Rxデータを復調することができる。本開示の実施形態では、送電装置が上記の振幅制御を行うことにより、周波数がf0の場合も、振幅V1およびV2は、周波数がf1の場合とほぼ同じ値となる。これにより、双方向の通信が可能となる。
図1Cは、送電装置が周波数変調を行い、同時に受電装置が振幅変調を行う場合の例を示している。この例では、送電装置が第1周波数f1を選択しているときに受電装置が第1振幅V1を選択し、送電装置が第2周波数f2を選択しているときに受電装置が第2振幅V2を選択している。送電装置による上記の振幅制御により、送電電圧の振幅は、周波数をf1とf2との間で変化させても変化しない。よって、周波数がf1、f2のいずれに設定されている場合も、同一の閾値を用いてRxデータの復調信号を生成できる。Txデータの送信中もRxデータを正しく復調できるため、Txデータ送信とRxデータの送信とを同時に行うことができる。
以下、本開示のより具体的な実施形態を説明する。以下の説明において、同一または対応する要素には同一の参照符号を付している。
(実施形態1)
図2は、本開示の第1の実施形態による無線電力伝送システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態の無線電力伝送システムは、送電装置と、受電装置とを備える。送電装置は、外部の直流(DC)電源1030から入力される直流(DC)エネルギ(即ち直流電力)を交流エネルギ(即ち交流電力)に変換して出力する送電回路1000と、送電回路1000から出力された交流電力を送出する送電アンテナ1010とを備えている。受電装置は、送電アンテナ1010から送られた交流電力を受け取る受電アンテナ1011と、受電アンテナ1011が受け取った交流電力を直流電力に変換して出力する受電回路1020と、受電回路1020から出力された直流電力によって動作する負荷1040とを備えている。
送電アンテナ1010および受電アンテナ1011の各々は、例えばコイルおよびコンデンサを含む共振回路によって構成され得る。コイル間の誘導結合(即ち磁界結合)によって電力が無線で伝送される。各アンテナは、磁界結合の代わりに電界結合を利用して電力を無線で伝送する構成を備えていてもよい。その場合には、各アンテナは、送電または受電のための2つの電極と、インダクタおよびキャパシタを含む共振回路とを備え得る。電界結合を利用した送電アンテナおよび受電アンテナは、例えば工場内の搬送ロボットのような移動する機器に電力を無線で伝送する場合に好適に利用され得る。
受電装置は、例えば、前述の搬送ロボット、ロボットアームの先端部、または監視カメラの回転部などであり得る。送電装置は、受電装置に無線で電力を供給する装置であり、例えば、ロボットアームの根元側の部分、または監視カメラの固定部に搭載され得る。負荷1040は、例えば監視カメラの回転部に搭載されたCCDカメラ等の撮像装置、またはロボットアームの先端に搭載されたアクチュエータなどのモータを含む機器であり得る。
受電回路1020は、受電アンテナ1011から出力された交流電力を直流電力に変換して負荷1040に供給する整流回路(整流器)1021と、負荷変調によって受電回路内の電圧および送電回路内の電圧の振幅を変調させる受電側振幅変調回路(受電側変調器)1022と、伝送された交流電力の周波数を検出する周波数検出回路(周波数検出器)1024と、検出された周波数に基づいて、送電回路1000から送られてきたTxデータの信号を復調する復調回路(受電側復調器)1025と、送電装置へ送信するRxデータに応じて変調回路1022に制御信号を出力する信号出力回路1026と、を有している。
送電回路1000は、電源1030から入力された直流電力を複数のスイッチング素子を用いて交流電力に変換するインバータ回路1001と、送電アンテナ1010に入力される交流電圧の振幅を検出する振幅検出回路(振幅検出器)1004と、検出された振幅に基づいて、受電回路1020から送られてきたRx信号を復調する復調回路(送電側復調器)1005と、受電装置へ送信するTxデータに応じて使用する周波数を決定する送電側周波数変調器1006と、インバータ回路1001における複数のスイッチング素子を駆動するパルス信号を出力するパルス出力回路1002と、送電側周波数変調器1006によって決定された周波数に基づいて、送電パラメータを決定してパルス出力回路1002を制御するインバータ回路1001とを有している。送電パラメータは、インバータ回路1001に含まれる複数のスイッチング素子のオン(導通状態)およびオフ(非導通状態)のタイミングを制御するためのパラメータである。送電パラメータには、各スイッチング素子に入力されるパルス信号の周波数、複数のスイッチング素子のうち同時にオンにされる2つのスイッチング素子に入力される2つのパルス信号の間の位相差、各スイッチング素子に入力されるパルス信号のデューティ比などが含まれ得る。
このような構成により、本実施形態の無線電力伝送システムは、送電アンテナ1010および受電アンテナ1011を介して、電力を伝送しながら、データを双方向に通信できる。想定される通信データの種類は、送電側から受電側への信号としては、例えば監視カメラの制御信号(チルト、パン、ズーム等の指令信号)があり得る。受電側から送電側への信号としては、指令に対する応答信号や画像(映像)データが考えられる。また、ロボットアームの場合には、ロボットを動かすモータの制御信号、およびその応答信号が考えられる。
以下、各構成要素をより詳細に説明する。
送電制御回路1091は、送電にかかる制御を行う。例えば、送電側周波数変調器1006からの情報に基づき、インバータ回路へ入力するゲートパルスの周波数等の送電パラメータを決定し、そのパラメータに基づいて、パルスの制御を行う。送電制御回路1091は、例えばマイクロコントローラ(マイコン)などの、プロセッサを備えた集積回路であり得る。送電制御回路1091は、パルス出力回路1002や送電側周波数変調器1006等の他の構成要素と一体化されていてもよい。
図3Aは、受電回路1020における変調器の構成例を示す図である。図示される変調器1022aは、受電アンテナ1011と整流器1021との間に接続された負荷変調回路である。変調器1022aは、受電アンテナ1011に対して並列に接続された2つのスイッチおよび2つのキャパシタと、2つのキャパシタの間の点とグランドとの間に接続された抵抗器とを含む。変調器1022aは、信号出力回路1026からの信号に基づき、2つのスイッチの開閉状態を制御することにより、負荷変調を行う。より具体的には、2つのスイッチのオンおよびオフの状態を切り替えることによって負荷1040に向かう経路とは別に電流が流れる経路を開いたり閉じたりすることにより、受電装置全体の負荷を変化させる。これにより、送電装置に情報(Rxデータ)を伝達することができる。
図2および図3Aに示す構成例では、変調器1022は整流器1021の前段に配置されているが、整流器1021の後段に配置されていてもよい。図3Bは、そのように配置された変調器1022bの例を示す図である。この変調器1022bは、整流器1021と負荷1040との間に接続されている。変調器1022bは、整流器1021に対して並列に接続された抵抗器とスイッチとを含む。信号出力回路1026からの信号に基づき、スイッチのオンおよびオフの状態を切り替えることにより、受電装置全体の負荷を変化させることができる。
図4は、インバータ回路1001の構成例を示す図である。インバータ回路1001は、パルス出力回路1002から供給されたパルス信号に応じて導通・非導通の状態を変化させる複数のスイッチング素子S1〜S4を有する。各スイッチング素子の導通・非導通の状態を変化させることにより、入力された直流電力を交流電力に変換することができる。図4に示す例では、4つのスイッチング素子S1〜S4を含むフルブリッジ型のインバータ回路が用いられている。図示される例では、各スイッチング素子はIGBT(Insulated−gate bipolar transistor)であるが、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field−Effect Transistor)などの他の種類のスイッチング素子を用いてもよい。
図4に示す例では、4つのスイッチング素子S1〜S4のうち、スイッチング素子S1およびS4(第1スイッチング素子対)は、直流電源1030から供給された直流電圧と同じ極性の電圧を導通時に出力する。一方、スイッチング素子S2およびS3(第2スイッチング素子対)は、直流電源1030から供給された直流電圧と逆の極性の電圧を導通時に出力する。パルス出力回路1002は、送電制御回路1091からの指示に従い、4つのスイッチング素子S1〜S4のゲートにパルス信号を供給する。この際、第1スイッチング素子対(S1およびS4)に供給する2つのパルス信号の位相差(「位相ずれ量」または「位相シフト量」とも称する。)、および第2スイッチング素子対(S2およびS3)に供給する2つのパルス信号の位相差を調整することにより、振幅制御を行う。
図5Aおよび図5Bは、パルス信号の位相差に基づく振幅制御を説明するための図である。図5Aは、スイッチング素子S1およびS4に供給される2つのパルス信号の位相ずれ量φ、およびスイッチング素子S2およびS3に供給される2つのパルス信号の位相ずれ量φが0度の場合の4つのパルス信号およびインバータ回路1001から出力される電圧Vaの時間変化を模式的に示している。図5Bは、位相ずれ量φが90度の場合の各パルス信号および電圧Vaの時間変化を模式的に示している。スイッチング素子S1、S2に入力されるパルス信号の立上がりおよび立下りのタイミングに対して、スイッチング素子S3、S4に入力されるパルス信号の立下がりおよび立上がりのタイミングを時間的にシフトさせることにより、位相ずれ量φが調整される。位相ずれ量φを変化させると、電圧Vaの出力時間比(1周期のうち、ゼロではない値をとる期間の割合)が変化する。位相ずれ量φが0度に近いほど電圧Vaの出力時間比が大きくなり、位相ずれ量φが180度に近いほど電圧Vaの出力時間比が小さくなる。インバータ回路1001から出力される電圧Vaは、不図示の平滑回路を用いて正弦波電圧に変換されて送電アンテナ1010に供給され得る。その正弦波電圧の振幅は、出力時間比に応じて変化する。よって、位相ずれ量φを変化させることにより、送電アンテナ1010に入力される交流電圧の振幅を変化させることができる。
次に、図6A〜図6Cを参照しながら、本実施形態における振幅制御を説明する。
図6Aは、周波数を変化させたときの、送電アンテナ1010に入力される交流電圧(送電電圧)の変化を模式的に示す図である。本実施形態における無線電力伝送システムでは、図6Aに示すように、周波数が大きいほど、送電電圧の振幅が小さくなる。よって、Txデータを送信するために周波数を変化させると、送電電圧の振幅が変動する。
図6Bは、2つのスイッチング素子に供給される2つのパルス信号の位相ずれ量φを変化させたときの送電電圧の振幅の変化を模式的に示す図である。位相ずれ量φを変化させると、前述の原理により、インバータ回路1001から出力される電圧Vaの出力時間比が変化する。それに伴い、送電アンテナ1010に入力される交流電圧(例えば正弦波電圧)の振幅も変化する。位相ずれ量が0度のときに送電電圧の振幅が最大になり、位相ずれ量が180度に近づくほど送電電圧の振幅が小さくなる。
すなわち、送電電圧の振幅と、周波数および位相ずれ量との関係が、図6Aおよび図6Bに示される関係にあるとき、周波数および位相ずれ量の2つのパラメータを適切に選択することで、送電電圧が変化しないように制御することができる。
図6Cは、本実施形態における振幅制御によって送電電圧の振幅が一定に保たれることを示す図である。図6Cは、位相ずれ量φがφ1のときの送電電圧の振幅と周波数との関係を示す曲線(実線)と、位相ずれ量φがφ2(>φ1)のときの送電電圧の振幅と周波数との関係を示す曲線(破線)とを示している。周波数がf1で位相ずれ量がφ1のとき(図6C中の点P1)の送電電圧の振幅と、周波数fがf2(<f1)で位相ずれ量φがφ2のとき(図6C中の点P2)の送電電圧の振幅とは同じである。すなわち、周波数をf1とf2との間で変調させるとき、併せて位相ずれ量をφ1とφ2との間で変調させれば、送電電圧の振幅を一定に維持できる。
そこで、本実施形態における送電制御回路1091は、受電装置にデータ(Txデータ)を送信するとき、周波数をf1とf2との間で変動させると共に、位相ずれ量をφ1とφ2との間で変動させる。周波数f1および位相ずれ量φ1に対応する送電電圧の振幅は、周波数f2および位相ずれ量φ2に対応する送電電圧の振幅と一致するため、従来技術とは異なり、Txデータの送信と同時にRxデータの受信が可能である。
以下、図7A〜図7Cを参照しながら、本実施形態におけるTxデータの送信、Rxデータの送信、およびTxデータとRxデータとの同時送信の動作を説明する。
図7Aは、送電装置から受電装置へTxデータが送信されているときのTxデータ、Rxデータ、周波数、位相ずれ量、および受電電圧の時間変化の一例を示す図である。送電装置から受電装置へのTxデータの送信のみが行われているとき、Rxデータは無信号状態である。送電装置から受電装置へ送信する2値のTxデータの値に従い、送電制御回路1091は周波数を変化させる。このとき、位相ずれ量による補正を併せて行う。具体的には、Txデータが「0」であるとき、周波数をf1に設定するとともに、位相ずれ量をφ1に設定する。一方、Txデータが「1」であるとき、周波数をf2に設定するとともに、位相ずれ量をφ2に設定する。このような制御により、受電電圧の振幅はTxデータの信号値によらず一定となる。受電装置における周波数検出器1024および受電側復調器1025は、送られてきた高周波電力の周波数を検波して、Txデータの信号を復調することができる。
図7Bは、受電装置から送電装置へRxデータが送信されているときのTxデータ、Rxデータ、周波数、位相ずれ量、および送電電圧の時間変化の一例を示す図である。受電装置から送電装置へのRxデータの送信のみが行われているとき、Txデータは無信号状態である。受電装置から送電装置へ送信する2値のRxデータの値に従い、信号出力回路1026は、受電側変調器1022における負荷を変調し、送電アンテナに入力される電圧の振幅を変調させる。送電装置における振幅検出器1004および送電側復調器1005は、この振幅の変化を検出することにより、Rxデータを復調できる。
図7Cは、送電装置からのTxデータの送信のタイミングと、受電装置からRxデータの送信のタイミングとが重なっている場合の各種波形の一例を示す図である。図7Cは、上から順に、Rxデータ、Txデータ、送電電圧、Rxデータの復調信号、受電電圧、およびTxデータの復調信号の時間変化の一例を示している。TxデータおよびRxデータの送信が重なっていても、送電装置における振幅検出器1004および送電側復調器1005は、送電電圧の振幅と、所定の閾値との比較に基づいて、受電装置からのRxデータを復調することができる。また、受電装置における周波数検出器1024および受電側復調器1025は、受電電圧の周波数の変化を検出することにより、送電装置からのTxデータを復調できる。
このように、本実施形態では、従来技術とは異なり、Txデータの送信中でも電圧の振幅が一定に維持されるので、同時に受電装置からRxデータが送信された場合でも、干渉を防ぐことができる。本実施形態によれば、送電装置と受電装置とが同時にデータを送信したとしても、双方からの信号を損なうことなく検出することができる。これにより、送電装置および受電装置は、相手側からのデータ送信が完了するまでデータの送信を待機する必要が無くなるため、通信容量が向上する。
続いて、本実施形態における送電装置による振幅制御をより具体的に説明する。
受電回路1020に接続された負荷の値によって、周波数を変化させたときの振幅の変化量が異なる場合がある。その場合には、送電回路1000は、Txデータの送信中に送電電圧をモニターし、周波数を変化させた後の電圧の振幅が変化前の電圧の振幅と一致するようにフィードバック制御を行ってもよい。これにより、負荷の大きさが変動する場合でも、送電電圧の振幅を一定値に維持することができる。また、複数種類の負荷に対応できるように、負荷に応じて周波数と位相ずれ量との対応関係を規定したテーブルを用意し、メモリ1092に格納しておいてもよい。
図8は、送電装置が受電装置にTxデータを送る際に行われる振幅制御の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、振幅検出器1004は、送電アンテナ1010に入力される電圧(送電電圧)の振幅を測定する(ステップS101)。次に、送電制御回路1091は、送信するデータの値に応じて送電電力の周波数を変更する(ステップS102)。周波数が変更された後、振幅検出器1004は再度、送電電圧の振幅を測定する(ステップS103)。周波数の変更前後の送電電圧の振幅の測定値は、送電制御回路1091に送られる。送電制御回路1091は、周波数変更後の送電電圧の振幅が、周波数変更前の送電電圧の振幅に等しいか否かを判断する(ステップS104)。周波数変更後の振幅が周波数変更前の振幅と等しくない場合は、等しくなるまで、位相ずれ量を所定量ずつ変更し(ステップS105)、送電電圧の振幅の測定(ステップS103)を繰り返す。測定された振幅が、周波数変更前の振幅と等しくなった場合は、送電制御回路1091は、そのときの位相ずれ量をメモリ1092に保存する(ステップS106)。このようにすることで、次に周波数を変更した場合に、メモリ1092に保存した値を用いて直ちに振幅が一定となる位相ずれ量の状態に移行することができる。
図9Aは、送電装置が受電装置へ送信するTx信号(例えばパケット信号)の一例を示す図である。図9Bは、図9Aに示す2つの破線の間の期間におけるTx信号、周波数、送電電圧の振幅、および位相ずれ量の時間変化を示す図である。パケットのはじめの信号を送るとき、送電制御回路1091が周波数を変更すると、送電電圧の振幅が変化する。送電制御回路1091は、この変化を小さくするように、図8に示す動作によって位相ずれ量を調整する。これにより、送電電圧の振幅を、周波数変更前の振幅に一致させる。そのときの位相ずれ量をメモリ1092に保存することで、次回以降はメモリ1092に格納された値を参照して位相ずれ量を変更できる。このような動作により、送電電圧の振幅を周波数変更前の状態に戻す制御に必要な時間を短縮でき、常に送電電圧の振幅を一定に保つことができる。
(実施形態2)
次に、本開示の第2の実施形態を説明する。本実施形態では、図4に示すフルブリッジ型のインバータ回路1001ではなく、ハーフブリッジ型のインバータ回路が用いられる。このため、実施形態1における位相制御ではなく、各スイッチング素子に入力されるパルス信号のデューティ比を制御することによって電圧の振幅が制御される。その他の点は、実施形態1と同様である。以下、実施形態1と異なる点を説明する。
図10は、本実施形態におけるインバータ回路1001aの回路構成を示す図である。インバータ回路1001aは、2つのスイッチング素子S1、S2と2つのキャパシタとを含むハーフブリッジ型のインバータ回路である。2つのスイッチング素子S1、S2と、2つのキャパシタC1、C2とは、並列に接続されている。送電アンテナ1010の一端は2つのスイッチング素子S1、S2の間の点に接続され、他端は2つのキャパシタC1、C2の間の点に接続されている。
送電制御回路1091およびパルス出力回路1002は、スイッチング素子S1、S2を交互にオンにするように、パルス信号を各スイッチング素子に供給する。これにより、直流電力が交流電力に変換される。
本実施形態では、スイッチング素子の数が2つであるため、実施形態1において説明した位相制御を適用できない。そこで、本実施形態における送電制御回路1091は、パルス信号のデューティ比(即ち、1周期のうち、オンにする期間の割合)を調整することにより、出力電圧Vaの出力時間比を調整する。これにより、送電アンテナ1010に入力される交流電力の電圧の振幅を調整する。
図11Aおよび図11Bは、本実施形態におけるデューティ制御を説明するための図である。図11Aは、各パルス信号のデューティ比が0.5(50%)の場合の、スイッチング素子S1〜S4に入力されるパルス信号および出力電圧Vaの波形の例を示している。図11Bは、各パルス信号のデューティ比が0.25(25%)の場合の、スイッチング素子S1〜S4に入力されるパルス信号および出力電圧Vaの波形の例を示している。図示されるように、デューティ比を変化させることにより、電圧Vaの出力時間比(即ち、1周期のうち、ゼロではない値をとる期間の割合)を変化させることができる。これにより、平滑化された送電電圧の振幅も変化させることができる。このようなデューティ比の異なるパルス信号は、例えばPWM制御回路を含むパルス出力回路1002によって生成される。デューティ比は、0%から50%の範囲で調整される。デューティ比が50%のとき、送電電圧の振幅が最も大きくなり、デューティ比が0%のとき、送電電圧の振幅が最も小さくなる。
本実施形態における送電制御回路1091は、受電装置にTxデータを送信するとき、周波数の変調に併せてデューティ比を変化させる。より具体的には、周波数を小さくするときには、デューティ比を大きくし、周波数を大きくするときには、デューティ比を小さくする。
図12は、本実施形態におけるTxデータ送信時の動作の一例を示すフローチャートである。ステップS101〜S104の動作は、図8に示すステップS101〜S104の動作と同じであるため、説明を省略する。ステップS104において、測定した振幅が周波数変更前の振幅に等しくない場合、送電制御回路1091は、各パルス信号のデューティ比を所定量だけ変更する(ステップS205)。そして、測定した振幅が周波数変更前の振幅に等しくなるまで、ステップS103、S104、S205の動作を繰り返す。測定した振幅が周波数変更前の振幅に等しくなると、送電制御回路1091は、そのときのデューティ比の情報をメモリに保存する(ステップS206)。
以上の動作により、実施形態1と同様、周波数を変更した場合でも電圧の振幅を一定に維持できる。このため、同時に受電装置からRxデータが送信された場合も、送電電圧の振幅に基づいて正しくRxデータを復調できる。
なお、本実施形態におけるデューティ制御は、実施形態1におけるフルブリッジ型のインバータ回路を用いた場合も同様に適用できる。
以上のように、本開示は、以下の項目に記載の無線電力伝送システムおよび送電装置を含む。
[項目1]
電源から供給される第1直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路と、
前記インバータ回路から出力された前記交流電力を無線で送電する送電アンテナと、
前記インバータ回路に前記交流電力を出力させ、前記インバータ回路から出力される前記交流電力の周波数を、第1周波数(f1)と第2周波数(f2)とに変動させることで前記交流電力を2値の通信データとして出力する送電制御回路と、を有する送電装置と、
前記送電アンテナにより無線で送電された前記交流電力を受電する受電アンテナと、
前記送電アンテナに入力される前記交流電力の電圧の振幅を、第1振幅(V1)と第2振幅(V2)とに変動させる受電側振幅変調器と、を有する受電装置と、を備えた無線電力伝送システムであって、
前記送電制御回路は、前記送電アンテナと前記受電アンテナとの電磁気的結合を利用して前記送電アンテナから前記受電アンテナへ出力される第1の2値の通信データを送信する際、前記第1の2値の通信データの一方に対応させて前記第1周波数(f1)を選択し、前記2値の通信データの他方に対応させて前記第2周波数(f2)を選択し、
前記受電側振幅変調器は、前記電磁気的結合を利用して前記受電アンテナから前記送電アンテナへ第2の2値の通信データを送信する際、前記第2の2値の通信データの一方に対応させて前記第1振幅(V1)を選択し、前記2値の通信データの他方に対応させて前記第2振幅(V2)を選択し、
前記送電制御回路は、前記交流電力の周波数が前記第1周波数(f1)のときの前記交流電力の電圧の第3振幅(V3)と、前記交流電力の周波数が前記第2周波数(f2)のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)との差分を無くす振幅制御を、前記インバータ回路を用いて行う、
無線電力伝送システム。
上記態様によれば、前記送電制御回路は、前記交流電力の周波数が前記第1周波数のときの前記交流電力の電圧の第3振幅(V3)と、前記交流電力の周波数が前記第2周波数のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)との差分を無くす振幅制御を前記インバータ回路を用いて行う。
この振幅制御により、交流電力の周波数が第1周波数(f1)のときの交流電力の電圧の振幅(V3)と、交流電力の周波数が第2周波数(f2)のときの交流電力の電圧の振幅(V4)との差が殆ど無くなるため、従来技術のような誤判定を回避することができる。このため、送電装置もしくは受電装置のいずれかがデータ送信中でも、他方からデータを同時刻に送信することができる。なお、「差分を無くす」とは、差分を完全にゼロ(0)にすることを意味するのではなく、微差があってもよい。
[項目2]
前記送電装置における前記振幅制御後の前記第3振幅(V3)及び前記第4振幅(V4)は、前記受電装置において前記受電側振幅変調器により変動された前記第1振幅(V1)及び前記第2振幅(V2)のいずれか一方に対応する、
項目1記載の無線電力伝送システム。
上記態様によれば、送電装置による振幅制御後の第3振幅(V3)及び第4振幅(V4)が、受電装置による振幅変調によって変動された第1振幅(V1)及び第2振幅(V2)のいずれか一方に対応、すなわち一致するため、送電装置が第1の2値の通信データを受電装置に送信しながら、受電装置から送信された第2の2値の通信データを正しく検出することができる。
[項目3]
前記受電アンテナから前記送電アンテナへの前記第2の2値の通信データの送信は、前記送電アンテナから前記受電アンテナへの前記第1の2値の通信データの送信と同時に行われる、
項目1記載の無線電力伝送システム。
上記態様によれば、第1の2値の通信データの送信と、第2の2値の通信データの送信とが同時に行われるため、通信の遅延を少なくすることができる。
[項目4]
前記送電装置は、前記送電アンテナから送電される前記交流電力の電圧の振幅を検出する振幅検出器を備え、
前記受電装置は、前記受電アンテナが受電した前記交流電力の周波数を検出する周波数検出器を備える、
項目1記載の無線電力伝送システム。
上記態様によれば、送電装置は、振幅検出器によって受電装置からの第2の2値の通信データを検出し、受電装置は、周波数検出器によって送電装置からの第1の2値の通信データを検出できる。
[項目5]
前記送電制御回路は、前記振幅検出回路の検出結果に基づき、前記振幅制御において、前記交流電力の周波数が前記第1周波数のときの前記交流電力の電圧の第3振幅(V3)を、前記交流電力の周波数が前記第2周波数のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)に合わせる制御を行う、
項目1記載の無線電力伝送システム。
上記態様によれば、送電制御回路は、振幅検出回路の検出結果に基づき、周波数が第1周波数のときの第3振幅(V3)を、周波数が第2周波数のときの第4振幅(V4)に合わせることができるため、双方向の通信を行う際の誤検出を防ぐことができる。
[項目6]
前記送電制御回路は、前記振幅制御において、前記交流電力の周波数が前記第1周波数のときの前記交流電力の電圧の第3振幅(V3)を、前記交流電力の周波数が前記第2周波数のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)に合わせる制御をした場合に、前記交流電力の電圧の振幅差に対応するパラメータをメモリに保存する、
項目1記載の無線電力伝送システム。
上記態様によれば、一旦第3振幅(V3)を第4振幅(V4)に合わせる制御をした場合には、次回からはメモリに保存されたパラメータを用いて振幅制御を行うことができるため、処理を高速化できる。
[項目7]
前記送電アンテナと前記受電アンテナとの電磁気的結合は、磁界結合又は電界結合を含む、
項目1記載の無線電力伝送システム。
上記態様によれば、コイル間の磁界結合、または電極間の電界結合のいずれかによって電力を無線で伝送できる。
[項目8]
前記インバータ回路は、4つのスイッチング素子を有し、
前記4つのスイッチング素子は、前記電源から供給された前記第1直流電力の電圧と同じ極性の電圧を導通時に出力する第1スイッチング素子対と、前記第1直流電力の電圧と逆の極性の電圧を導通時に出力する第2スイッチング素子対とを含み、
前記送電制御回路は、前記4つのスイッチング素子の各々に、導通および非導通の状態を切り替えるパルス信号を供給し、
前記第1スイッチング素子対に供給される2つのパルス信号の位相差、および前記第2スイッチング素子対に供給される2つのパルス信号の位相差を調整することにより、前記振幅制御を行う、
項目1記載の無線電力伝送システム。
上記態様によれば、フルブリッジ型のインバータ回路を用いて、2つのパルス信号の位相差を調整するという簡便な制御によって振幅制御を行うことができる。
[項目9]
前記送電制御回路は、前記振幅制御において、前記交流電力の周波数が前記第1周波数のときの前記交流電力の電圧の第3振幅(V3)を、前記交流電力の周波数が前記第2周波数のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)に合わせる制御をした場合に、前記交流電力の電圧の振幅差に対応するパラメータをメモリに保存し、
前記パラメータは、前記交流電力の周波数が前記第2周波数のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)に合わせる制御をした場合の前記2つのパルス信号の位相差を表した値である、
項目8記載の無線電力伝送システム。
上記態様によれば、一旦振幅制御を行った場合には、次回以降はメモリに保存された位相差を表した値を用いることができるので、処理を高速化できる。
[項目10]
前記インバータ回路は、複数のスイッチング素子を有し、
前記送電制御回路は、前記複数のスイッチング素子の各々に、導通および非導通の状態を切り替えるパルス信号を供給し、
前記パルス信号のデューティ比を調整することにより、前記振幅制御を行う、
項目1記載の無線電力伝送システム。
上記態様によれば、複数のスイッチング素子の各々に供給するパルス信号のディーティ比の調整によって振幅制御を行うことができるため、フルブリッジ型のインバータに限らず、例えばハーフブリッジ型のインバータでも振幅制御が可能である。
[項目11]
前記送電制御回路は、前記振幅制御において、前記交流電力の周波数が前記第1周波数のときの前記交流電力の電圧の第3振幅(V3)を、前記交流電力の周波数が前記第2周波数のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)に合わせる制御をした場合に、前記交流電力の電圧の振幅差に対応するパラメータをメモリに保存し、
前記パラメータは、前記交流電力の周波数が前記第2周波数のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)に合わせる制御をした場合の前記デューティ比を表した値である、
項目10記載の無線電力伝送システム。
上記態様によれば、一旦振幅制御を行った場合は、次回以降はメモリに保存されたデューティ比を表した値を用いることができるため、処理を高速化できる。
[項目12]
送電装置と、受電装置と、を備える無線電力伝送シテスムにおける送電装置であって、
電源から供給される第1直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路と、
前記インバータ回路から出力された前記交流電力を無線で送電する送電アンテナと、
前記インバータ回路に前記交流電力を出力させ、前記インバータ回路から出力される前記交流電力の周波数を、第1周波数(f1)と第2周波数(f2)とに変動させることで前記交流電力を2値の通信データとして出力する送電制御回路と、を有し、
前記受電装置は、
前記送電アンテナにより無線で送電された前記交流電力を受電する受電アンテナと、
前記送電アンテナに入力される前記交流電力の電圧の振幅を、第1振幅(V1)と第2振幅(V2)とに変動させる受電側振幅変調器と、を有し、
前記送電制御回路は、前記送電アンテナと前記受電アンテナとの電磁気的結合を利用して前記送電アンテナから前記受電アンテナへ第1の2値の通信データを送信する際、前記第1の2値の通信データの一方に対応させて前記第1周波数(f1)を選択し、前記2値の通信データの他方に対応させて前記第2周波数(f2)を選択し、
前記受電側振幅変調器は、前記電磁気的結合を利用して前記受電アンテナから前記送電アンテナへ第2の2値の通信データを送信する際、前記第2の2値の通信データの一方に対応させて前記第1振幅(V1)を選択し、前記2値の通信データの他方に対応させて前記第2振幅(V2)を選択し、
前記送電制御回路は、前記交流電力の周波数が前記第1周波数(f1)のときの前記交流電力の電圧の第3振幅(V3)と、前記交流電力の周波数が前記第2周波数(f2)のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)との差分を無くす振幅制御を、前記インバータ回路を用いて行う、
送電装置。
本開示の技術は、例えば、監視カメラ、ロボットなど、電力供給とともに双方向のデータをリアルタイムに伝送する必要がある機器に利用可能である。本開示の実施形態によれば、送電装置と受電装置との間でデータを全二重で双方向に伝送することができる。
1000 送電回路
1001、1001a インバータ回路
1002 パルス出力回路
1004 振幅検出器
1005 送電側復調器
1006 送電側周波数変調器
1010 送電アンテナ
1011 受電アンテナ
1020 受電回路
1021 整流器
1022 受電側振幅変調器
1024 周波数検出器
1025 受電側復調器
1026 信号出力回路
1030 直流電源
1040 負荷
1091 送電制御回路
1092 メモリ

Claims (12)

  1. 電源から供給される第1直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路と、
    前記インバータ回路から出力された前記交流電力を無線で送電する送電アンテナと、
    前記インバータ回路に前記交流電力を出力させ、前記インバータ回路から出力される前記交流電力の周波数を、第1周波数(f1)と第2周波数(f2)とに変動させることで前記交流電力を2値の通信データとして出力する送電制御回路と、を有する送電装置と、
    前記送電アンテナにより無線で送電された前記交流電力を受電する受電アンテナと、
    前記送電アンテナに入力される前記交流電力の電圧の振幅を、第1振幅(V1)と第2振幅(V2)とに変動させる受電側振幅変調器と、を有する受電装置と、を備えた無線電力伝送システムであって、
    前記送電制御回路は、前記送電アンテナと前記受電アンテナとの電磁気的結合を利用して前記送電アンテナから前記受電アンテナへ出力される第1の2値の通信データを送信する際、前記第1の2値の通信データの一方に対応させて前記第1周波数(f1)を選択し、前記2値の通信データの他方に対応させて前記第2周波数(f2)を選択し、
    前記受電側振幅変調器は、前記電磁気的結合を利用して前記受電アンテナから前記送電アンテナへ第2の2値の通信データを送信する際、前記第2の2値の通信データの一方に対応させて前記第1振幅(V1)を選択し、前記2値の通信データの他方に対応させて前記第2振幅(V2)を選択し、
    前記送電制御回路は、前記交流電力の周波数が前記第1周波数(f1)のときの前記交流電力の電圧の第3振幅(V3)と、前記交流電力の周波数が前記第2周波数(f2)のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)との差分を無くす振幅制御を、前記インバータ回路を用いて行う、
    無線電力伝送システム。
  2. 前記送電装置における前記振幅制御後の前記第3振幅(V3)及び前記第4振幅(V4)は、前記受電装置において前記受電側振幅変調器により変動された前記第1振幅(V1)及び前記第2振幅(V2)のいずれか一方に対応する、
    請求項1記載の無線電力伝送システム。
  3. 前記受電アンテナから前記送電アンテナへの前記第2の2値の通信データの送信は、前記送電アンテナから前記受電アンテナへの前記第1の2値の通信データの送信と同時に行われる、
    請求項1記載の無線電力伝送システム。
  4. 前記送電装置は、前記送電アンテナから送電される前記交流電力の電圧の振幅を検出する振幅検出器を備え、
    前記受電装置は、前記受電アンテナが受電した前記交流電力の周波数を検出する周波数検出器を備える、
    請求項1記載の無線電力伝送システム。
  5. 前記送電制御回路は、前記振幅検出の検出結果に基づき、前記振幅制御において、前記交流電力の周波数が前記第1周波数のときの前記交流電力の電圧の第3振幅(V3)を、前記交流電力の周波数が前記第2周波数のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)に合わせる制御を行う、
    請求項記載の無線電力伝送システム。
  6. 前記送電制御回路は、前記振幅制御において、前記交流電力の周波数が前記第1周波数のときの前記交流電力の電圧の第3振幅(V3)を、前記交流電力の周波数が前記第2周波数のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)に合わせる制御をした場合に、前記交流電力の電圧の振幅差に対応するパラメータをメモリに保存する、
    請求項1記載の無線電力伝送システム。
  7. 前記送電アンテナと前記受電アンテナとの電磁気的結合は、磁界結合又は電界結合を含む、
    請求項1記載の無線電力伝送システム。
  8. 前記インバータ回路は、4つのスイッチング素子を有し、
    前記4つのスイッチング素子は、前記電源から供給された前記第1直流電力の電圧と同じ極性の電圧を導通時に出力する第1スイッチング素子対と、前記第1直流電力の電圧と逆の極性の電圧を導通時に出力する第2スイッチング素子対とを含み、
    前記送電制御回路は、前記4つのスイッチング素子の各々に、導通および非導通の状態を切り替えるパルス信号を供給し、
    前記第1スイッチング素子対に供給される2つのパルス信号の位相差、および前記第2スイッチング素子対に供給される2つのパルス信号の位相差を調整することにより、前記振幅制御を行う、
    請求項1記載の無線電力伝送システム。
  9. 前記送電制御回路は、前記振幅制御において、前記交流電力の周波数が前記第1周波数のときの前記交流電力の電圧の第3振幅(V3)を、前記交流電力の周波数が前記第2周波数のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)に合わせる制御をした場合に、前記交流電力の電圧の振幅差に対応するパラメータをメモリに保存し、
    前記パラメータは、前記交流電力の周波数が前記第2周波数のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)に合わせる制御をした場合の前記2つのパルス信号の位相差を表した値である、
    請求項8記載の無線電力伝送システム。
  10. 前記インバータ回路は、複数のスイッチング素子を有し、
    前記送電制御回路は、前記複数のスイッチング素子の各々に、導通および非導通の状態を切り替えるパルス信号を供給し、
    前記パルス信号のデューティ比を調整することにより、前記振幅制御を行う、
    請求項1記載の無線電力伝送システム。
  11. 前記送電制御回路は、前記振幅制御において、前記交流電力の周波数が前記第1周波数のときの前記交流電力の電圧の第3振幅(V3)を、前記交流電力の周波数が前記第2周波数のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)に合わせる制御をした場合に、前記交流電力の電圧の振幅差に対応するパラメータをメモリに保存し、
    前記パラメータは、前記交流電力の周波数が前記第2周波数のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)に合わせる制御をした場合の前記デューティ比を表した値である、
    請求項10記載の無線電力伝送システム。
  12. 送電装置と、受電装置と、を備える無線電力伝送シテスムにおける送電装置であって、
    電源から供給される第1直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路と、
    前記インバータ回路から出力された前記交流電力を無線で送電する送電アンテナと、
    前記インバータ回路に前記交流電力を出力させ、前記インバータ回路から出力される前記交流電力の周波数を、第1周波数(f1)と第2周波数(f2)とに変動させることで前記交流電力を2値の通信データとして出力する送電制御回路と、を有し、
    前記受電装置は、
    前記送電アンテナにより無線で送電された前記交流電力を受電する受電アンテナと、
    前記送電アンテナに入力される前記交流電力の電圧の振幅を、第1振幅(V1)と第2振幅(V2)とに変動させる受電側振幅変調器と、を有し、
    前記送電制御回路は、前記送電アンテナと前記受電アンテナとの電磁気的結合を利用して前記送電アンテナから前記受電アンテナへ第1の2値の通信データを送信する際、前記第1の2値の通信データの一方に対応させて前記第1周波数(f1)を選択し、前記2値の通信データの他方に対応させて前記第2周波数(f2)を選択し、
    前記受電側振幅変調器は、前記電磁気的結合を利用して前記受電アンテナから前記送電アンテナへ第2の2値の通信データを送信する際、前記第2の2値の通信データの一方に対応させて前記第1振幅(V1)を選択し、前記2値の通信データの他方に対応させて前記第2振幅(V2)を選択し、
    前記送電制御回路は、前記交流電力の周波数が前記第1周波数(f1)のときの前記交流電力の電圧の第3振幅(V3)と、前記交流電力の周波数が前記第2周波数(f2)のときの前記交流電力の電圧の第4振幅(V4)との差分を無くす振幅制御を、前記インバータ回路を用いて行う、
    送電装置。
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