JP5991084B2 - レーザレーダ装置 - Google Patents
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Description
レーザ光を発生させるレーザ光発生手段と、
所定の中心軸を中心として回転可能に構成されると共に前記レーザ光発生手段からのレーザ光を前記中心軸と直交する水平方向と該水平方向よりも低くなるように地面又は床面に向かう斜め下方向とに少なくとも上下2分割してそれぞれ反射する偏向部と、前記偏向部を回転する駆動部とを備え、前記駆動部により前記偏向部を回転することで前記偏向部から外部空間に照射される上下2つのレーザ光を前記中心軸の周りで移動させる走査手段と、
前記偏向部で分割された前記水平方向のレーザ光が前記外部空間に存在する物体で反射したときに、この反射で生じる第1反射光を、前記偏向部を介して検出する第1検出手段と、
前記偏向部で分割された前記斜め下方向のレーザ光が前記外部空間で反射したときに、この反射で生じる第2反射光を、前記偏向部を介して検出する第2検出手段と、
前記レーザ光発生手段にてレーザ光が発生し、当該レーザ光に応じた前記第1反射光が前記第1検出手段によって検出されたときに、当該レーザ光が発生した際の前記偏向部の回転角度と、当該レーザ光の発生から前記第1反射光が前記第1検出手段によって検出されるまでの経過時間とを求め、それら回転角度及び経過時間に基づいて、前記第1反射光の発生元となるレーザ光到達位置を検出する第1到達位置検出手段と、
前記第1到達位置検出手段によって検出されたレーザ光到達位置が予め定められた監視エリア内であることを条件として検出対象物が検出されたものと判定する判定手段と、
前記レーザ光発生手段にてレーザ光が発生し、当該レーザ光に応じた前記第2反射光が前記第2検出手段によって検出されたときに、当該レーザ光が発生した際の前記偏向部の回転角度と、当該レーザ光の発生から前記第2反射光が前記第2検出手段によって検出されるまでの経過時間とを求め、それら回転角度及び経過時間に基づいて、前記外部空間における前記斜め下方向のレーザ光の到達位置を検出する第2到達位置検出手段と、
前記偏向部の1周期の回転範囲におけるいずれか連続する複数の回転角度において、それぞれの回転角度で前記第2到達位置検出手段によりレーザ光の複数の到達位置が検出された場合に、それら連続した複数の回転角度でノイズが発生していると判断するノイズ検出手段と、
を有することを特徴とする。
そして、水平方向に照射される一方のレーザ光については、当該レーザ光が外部空間に存在する物体で反射したときに生じる反射光(第1反射光)を第1検出手段によって検出し、第1到達位置検出手段は、第1検出手段での検出結果に基づいて当該第1反射光の発生元となるレーザ光到達位置を検出し得るようになっている。この構成によれば、水平走査による物体検出が可能となり、何らかの物体が水平方向のどの位置に存在するかを特定可能となる。
一方、偏向部を基点として斜め下方向に照射される他方のレーザ光については、偏向部の1周期内のいずれか連続する複数の各回転角度にあるときに斜め下方向のレーザ光によって複数の到達位置が検出された場合、それら複数の各回転角度では、霧等の拡散物などに斜め下方向のレーザ光の一部が照射され、残余のレーザ光がその後方の物体(地面や床面等)に照射されたことが想定される。本構成では、このような二重の検出結果が、連続する複数の回転角度で得られた場合、それら複数の回転角度でノイズが発生していると判定するので、それら各回転角度で霧等に起因するノイズが発生しているものとして、より正確なタイミングでノイズに対処することができる。なお「連続する複数の回転角度」で上記二重の検出結果が得られている場合、検出対象物の端部にレーザ光の一部が照射され残余のレーザ光が検出対象物の後ろの物体に照射されるようなケースではない可能性が極めて高いため、正規の検出対象物をノイズと判定してしまう問題も生じ難い。
特に、上記方法では、偏向部を何周も回転することなく1周期内での受光結果に基づき霧等のノイズが発生しているか否かを判定することができるため、霧等のノイズが発生しているか否かを判断するために要する時間を効果的に低減して検出の迅速化を図ることができる。
また、本構成では、一方のレーザ光(主にノイズ判定用に用いられるレーザ光)が斜め下向きに照射されるように偏向部にてレーザ光を分割しており、斜め下向きのレーザ光は光路全体が阻害されずに一定距離以上に達したときには必然的に地面や床面等の物体に到達することになる。従って、例えば「霧等のノイズ物体にレーザ光の一部が照射されたものの、残余のレーザ光が遠方(例えば、反射光を検出できなくなる程度の遠方)まで物体に当たらず、その結果、当該回転角度で二重の検出結果が得られない」といったノイズ検出漏れを防ぐことができ、霧等のノイズの検出精度を格段に高めることができる。
いずれかの回転角度において斜め下方向のレーザ光に基づいてノイズが検出された場合、当該回転角度では、霧等のノイズ原因が斜め下方向での物体検出だけでなく水平方向での物体検出にも影響を及ぼしている可能性が高いといえる。従って、連続する複数の回転角度で斜め下方向に照射された各レーザ光に基づいて各回転角度でノイズが発生していると判断された場合、それら各回転角度での水平照射によってレーザ光到達位置が検出されても検出対象物が検出されたと判定しないようにすれば、霧等のノイズを検出対象物と誤検出するリスクを極力低減することができる。
この構成によれば、各回転角度において、ノイズ検出が可能となる水平方向の範囲(即ち、装置を基点として斜め下方向のレーザ光が到達する地面等までの水平方向の範囲)が監視エリアの水平方向範囲を包含することになるため、各回転角度において監視エリアを網羅する形でノイズの検出を行うことができる。従って、監視エリア内に発生した霧等のノイズを、検出漏れを抑えてより確実に検出することができる。
以下、本発明のレーザ測定装置を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(レーザレーダ装置の概要)
まず、図1等を参照してレーザレーダ装置1の概要について説明する。
図1は、第1実施形態に係るレーザレーダ装置1の全体構成を概略的に例示する断面図である。図2は、図1のレーザレーダ装置を屋外に設置して検出する様子を説明する説明図である。なお、図1では、レーザレーダ装置1を凹面鏡41の回転中心軸42aに沿った所定切断面(中心軸42a及びフォトダイオード20の受光位置を通る切断面)で切断した構成を概略的に示している。また、以下の説明では、透過板の断面については白抜きで示すこととする。
本実施形態では、フォトダイオード20が「検出手段」の一例に相当し、後述する走査手段によって照射されるレーザ光が外部空間に存在する物体で反射したときに当該物体からの反射光を検出するように機能する。
次に、レーザレーダ装置で行われる検出処理について説明する。
図3(A)は、図1のレーザレーダ装置で行われる検出処理の流れを例示するフローチャートであり、図3(B)は、その検出処理における初期処理の流れを例示するフローチャートである。図3(C)は、その検出処理における距離測定処理の流れを例示するフローチャートである。図4は、図3(C)の距離測定処理におけるノイズ判別処理の流れを例示するフローチャートである。図5は、初期設定処理で得られた背景物体の距離データを示すグラフであり、各回転位置(各回転角度)での照射方向におけるレーザレーダ装置から背景物体までの距離をそれぞれ示すものである。図6(A)は、ある照射方向においてレーザ光が単一の物体で反射したときのフォトダイオードでの受光波形を示すグラフであり、図6(B)は、ある照射方向においてレーザ光が2つの物体で反射したときのフォトダイオードでの受光波形を示すグラフである。図7は、後方の到達位置からの反射光の減衰を説明する説明図である。図8は、後方の到達位置での受光波形を補正するための補正テーブルを説明する説明図である。
この検出処理では、まず最初に初期設定処理(S1)が行われるようになっており、その後に距離測定処理(S2)が繰り返されるようになっている。
まず、検出角度範囲(0°〜180°)において、連続する複数の回転角度において到達位置までの距離値が近似するグループを検出する。具体的には、検出角度範囲(0°〜180°)において、連続する2つの回転角度に着目したときに、これら回転角度における到達位置までの距離値の差が所定範囲に収まっている場合には、これら回転角度の各到達位置を同一グループとし、これら回転角度における到達位置までの距離値の差が所定範囲に収まっていない場合には、これら回転角度の各到達位置を別グループとするようにグループ分けを行う。
置に相当する波形とを含む受光波形)において、最後方の到達位置(第2到達位置)からの反射光によって得られた波形を補正し、この補正結果に基づいて、当該最後方の到達位置が背景位置か否かを判断する。この補正方法としては様々な方法を採用することができ、例えば、図7のように最後方の到達位置の波形Pa(山となる波形)において閾値での波形幅Waを求め、予め記憶された補正テーブルを参照して検出位置(当該波形Paにおいて閾値を超える最初のタイミング)からの補正量Δを算出し、検出位置を補正することができる。
本実施形態において、「凹面鏡41の1周期の回転範囲におけるいずれか複数の回転角度にあるときのレーザ光の各照射位置において、到達位置検出手段によりレーザ光の複数の到達位置が検出された場合」とは、即ち、それら複数の各回転角度に対応する各照射方向において、霧等の拡散物などにレーザ光の一部が照射され、残余のレーザ光がその後方の物体(背景等)に照射されたことが想定される。従って、このような検出結果が得られた場合にそれら複数の各回転角度における前側の到達位置の検出結果を検出対象物以外のノイズによるものと判定すれば、霧等に起因するノイズを除去しやすくなる。特に、上記方法では、凹面鏡41の1周期の回転範囲における複数の回転角度での受光結果に基づき、その受光結果に係る対象物体が検出対象物であるか霧等のノイズであるかを判定することができるため、例えばある1回のスキャン(即ち1周期のスキャン)にて物体からの反射光が確認された場合に、この物体が検出対象物であるか霧等のノイズであるかを当該1回のスキャン結果によって判別することが可能となる。従って、霧等のノイズに起因する誤検出を抑えて検出対象物をより正確に検出することができると共に、霧等のノイズと検出対象物とを判別するために要する時間を効果的に低減して検出の迅速化を図ることができる装置を実現できる。
検出対象物の端部にレーザ光が照射された場合でもレーザ光の到達位置として2つの到達位置が検出される可能性があるが、このような場合、検出対象物の端部にレーザ光が照射される一方向のみで複数の到達位置が検出される可能性が高く、連続する複数方向で複数の到達位置が検出される可能性は低くなる。従って、上記のように、凹面鏡41(偏向部)が連続した切替順序の所定数の各回転角度にあるときの各照射方向において、レーザ光の複数の到達位置が検出された場合には、検出対象物の端部にレーザ光が照射されたことに起因して複数の到達位置が検出されたのではなく、各照射方向において霧等の微小な拡散物にレーザ光の一部が当たることで複数の到達位置が検出された可能性が高いといえる。従って、このような検出結果が得られたときに、所定数の各回転角度における前側の到達位置の検出結果を検出対象物以外のノイズによるものと判定すれば、より高い精度で霧等に起因するノイズを除去しやすくなる。
外部空間の検出エリア内に霧等の拡散物が存在する場合、拡散物の粒子(例えば微小な水滴等)は極めて小さいため、所定方向に照射されたレーザ光の一部がこのような粒子に当たっても、当該レーザ光の残余の部分は粒子の後方に照射されるため、この照射方向でのレーザ光の到達位置は少なくとも2位置となる。従って、上記構成のように、各照射方向において、背景データで定められる各照射方向での背景物体位置よりも近い近距離位置がレーザ光の到達位置として検出され、且つこの近距離位置よりも遠い遠距離位置がレーザ光の到達位置として検出されない場合、即ち、各照射方向でのレーザ光到達位置がそれぞれ1つである場合、これら照射方向で検出された各レーザ光到達位置(即ち、所定個数の回転角度における各近距離位置)は上記のような微小な粒子の位置ではなく、検出対象物の位置である可能性が高い。従って、このような検出結果が得られることを条件としてこれら近距離位置において検出対象物が検出されたものと判定すれば、検出対象物をより正確に検出できるようになる。
そして、判定手段は、補正手段により各照射方向における第2到達位置からの受光波形を補正した補正結果と、背景データで定められる各照射方向での背景物体位置とに基づいて、第2到達位置に存在する物体が背景であるか否かを判別し、背景でないと判別された場合に複数の回転角度における第2到達位置にて検出対象物が検出されたものと判定している。
外部空間の検出エリア内に霧等の拡散物が存在しているときにおいて、所定方向に照射されたレーザ光の一部がこの拡散物の粒子に当たり、残余のレーザ光が後方の背景物体に照射されたときには、背景物体に照射されるレーザ光の量が通常時(霧等の拡散物に照射されることなく直接照射された時)よりも小さくなり、背景物体からの反射光の受光波形は本来予定していた通常時の受光波形から大きく変化することになる。そして、このように背景物体からの受光波形が変化してしまうと、算出される背景物体の位置が背景データで定められる本来の位置からずれる虞がある。
これに対し、上記のように補正手段を設け、各照射方向においてレーザ光の到達位置として2位置(第1到達位置及び第2到達位置)が検出されたときに、各照射方向における第2到達位置からの反射光の受光波形を、各照射方向の第1到達位置の受光波形に基づく減衰を補うように補正すれば、各第2到達位置の通常時(レーザ光が直接照射される時)の波形内容を推測しやすくなり、それら第2到達位置が背景物体位置であるか否かをより正確に判別できるようになる。
次に、図12等を参照し、第1実施形態の変形例について説明する。なお、この変形例は、凹面鏡の形状以外は上述した第1実施形態と同一であるため、凹面鏡以外の部分については詳細な説明を省略すると共に、第1実施形態の図面、説明、符号等を引用することとする。
次に、図13〜図17を参照しつつ第2実施形態について説明する。
図13は、第2実施形態に係るレーザレーダ装置200の全体構成を概略的に例示する断面図である。なお、図13では、レーザレーダ装置200を偏向部241の回転中心軸42aに沿った所定切断面(中心軸42a及びフォトダイオード20の受光位置を通る切断面)で切断した構成を概略的に示している。また、以下の説明では、透過板の断面については白抜きで示すこととする。
本実施形態では、所定の開始条件の成立時(例えば、電源投入時や図示しない操作部に対する所定操作等がなされたとき)に、図3(A)のような流れで検出処理が行われる。この検出処理では、まず最初に初期設定処理(S1)が行われるようになっており、その後に距離測定処理(S2)が繰り返されるようになっている。
まず、いずれかの回転角度において、斜め下方向のレーザ光L12によって複数の到達位置が検出されているか否かを判断する。ある回転角度のときのレーザ光照射方向において単一の対象(例えば地面や床面)のみにレーザ光L12が照射されるような場合には、当該回転角度におけるフォトダイオード220での受光波形は図6(A)と同様、閾値を超える受光量の山が一つのみ現れることになり、このような場合、当該回転角度では単一の到達位置が検出されているものと判断できる。一方、ある回転角度のときのレーザ光照射方向において複数の物体にレーザ光L12が照射されるような場合には、当該回転角度におけるフォトダイオード220での受光波形は図6(B)のように閾値を超える受光量の山が複数現れることになり、このような場合、当該回転角度において複数の到達位置が検出されているものと判断できる。従って、偏向部241が1回転する間に、このようにフォトダイオード220で複数の到達位置が検出されるような回転角度が検出角度範囲(0°〜180°)に存在するか否かを判断する。検出角度範囲(0°〜180°)において複数の到達位置が検出される回転角度が存在しない場合、その周回において水平方向のレーザ光L11によって得られている受光波形(即ち、各回転角度におけるフォトダイオード20での受光波形)に基づいて検出対象物の位置を特定する。この場合の物体検出方法は従来と同様であり、水平方向に照射されるレーザ光L11の走査によって測距エリア(即ち、図3(B)のS11で設定された監視エリア)内で物体が検出されたか否かを判断し、当該物体が検出された判断できる場合には当該物体を検出対象物として位置を特定する。
偏向部241の1周期内のいずれか連続する複数の各回転角度にあるときに斜め下方向のレーザ光L12によって複数の到達位置が検出された場合、それら複数の各回転角度では、霧等の拡散物などに斜め下方向L12のレーザ光の一部が照射され、残余のレーザ光がその後方の物体(地面や床面等)に照射されたことが想定される。本構成では、このような二重の検出結果が連続する複数の回転角度で得られた場合、それら複数の回転角度でノイズが発生していると判定するので、当該各回転角度で霧等に起因するノイズが発生しているものとして装置内で適切な対応をとりやすくなる。例えば、ノイズが検出された周回と同じ周回において、或いはノイズ検出後の一定周回において、ノイズが検出された回転角度と同じ回転角度で水平方向のレーザ光L11に基づいて検出対象物が検出されてもその結果を無視するようにしたり、或いは、ノイズが検出された回転角度でノイズが発生していることをエラー情報等として報知するといった対応がとりやすくなる。
この構成によれば、各回転角度において、ノイズ検出が可能となる水平方向の範囲(即ち、装置を基点として斜め方向のレーザ光L12が到達する地面等までの水平方向の範囲)が監視エリアの水平方向範囲を包含することになるため、監視エリア内に発生した霧等のノイズを、検出漏れを抑えてより確実に検出することができる。なお、レーザレーダ装置1の基準面Eからの高さh及び斜め下方向のレーザ光L12の角度(水平方向とのなす角度α)、レーザ光L1の出力、フォトダイオード220の感度の関係は、レーザ光L12が基準面E(地面又は床面)で反射して生じる反射光(第2反射光L22)をフォトダイオード220が確実に検出できる関係(即ち、第2反射光L22をフォトダイオード220が受光したときに、フォトダイオード220での受光量が物体検出の目安となる閾値を超える関係)にすればよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
10…レーザダイオード(レーザ光発生手段)
20…フォトダイオード(検出手段、第1検出手段)
40…回転反射機構(走査手段)
41…凹面鏡(偏向部)
42a…中心軸
50…モータ(走査手段、駆動部)
52…回転角度センサ(到達位置検出手段、第1到達位置検出手段、第2到達位置検出手段)
70…制御回路(到達位置検出手段、判定手段、補正手段、第1到達位置検出手段、第2到達位置検出手段、ノイズ検出手段)
80…記憶部(記憶手段)
220…フォトダイオード(第2検出手段)
241…偏向部
Claims (3)
- レーザ光を発生させるレーザ光発生手段と、
所定の中心軸を中心として回転可能に構成されると共に前記レーザ光発生手段からのレーザ光を前記中心軸と直交する水平方向と該水平方向よりも低くなるように地面又は床面に向かう斜め下方向とに少なくとも上下2分割してそれぞれ反射する偏向部と、前記偏向部を回転する駆動部とを備え、前記駆動部により前記偏向部を回転することで前記偏向部から外部空間に照射される上下2つのレーザ光を前記中心軸の周りで移動させる走査手段と、
前記偏向部で分割された前記水平方向のレーザ光が前記外部空間に存在する物体で反射したときに、この反射で生じる第1反射光を、前記偏向部を介して検出する第1検出手段と、
前記偏向部で分割された前記斜め下方向のレーザ光が前記外部空間で反射したときに、この反射で生じる第2反射光を、前記偏向部を介して検出する第2検出手段と、
前記レーザ光発生手段にてレーザ光が発生し、当該レーザ光に応じた前記第1反射光が前記第1検出手段によって検出されたときに、当該レーザ光が発生した際の前記偏向部の回転角度と、当該レーザ光の発生から前記第1反射光が前記第1検出手段によって検出されるまでの経過時間とを求め、それら回転角度及び経過時間に基づいて、前記第1反射光の発生元となるレーザ光到達位置を検出する第1到達位置検出手段と、
前記第1到達位置検出手段によって検出されたレーザ光到達位置が予め定められた監視エリア内であることを条件として検出対象物が検出されたものと判定する判定手段と、
前記レーザ光発生手段にてレーザ光が発生し、当該レーザ光に応じた前記第2反射光が前記第2検出手段によって検出されたときに、当該レーザ光が発生した際の前記偏向部の回転角度と、当該レーザ光の発生から前記第2反射光が前記第2検出手段によって検出されるまでの経過時間とを求め、それら回転角度及び経過時間に基づいて、前記外部空間における前記斜め下方向のレーザ光の到達位置を検出する第2到達位置検出手段と、
前記偏向部の1周期の回転範囲におけるいずれか連続する複数の回転角度において、それぞれの回転角度で前記第2到達位置検出手段によりレーザ光の複数の到達位置が検出された場合に、それら連続した複数の回転角度でノイズが発生していると判断するノイズ検出手段と、
を有することを特徴とするレーザレーダ装置。 - 前記判定手段は、前記ノイズ検出手段により複数の回転角度でノイズが発生していると判断された場合、これら複数の回転角度のいずれかにおいて前記第1到達位置検出手段によりレーザ光到達位置が検出されたときでも前記検出対象物が検出されたと判定しないことを特徴とする請求項1に記載のレーザレーダ装置。
- 当該レーザレーダ装置は、地面又は床面から所定高さの位置において、前記中心軸が地面又は床面と直交する方向となるように設置されるものであり、
前記偏向部の各回転角度において前記斜め下方向のレーザ光が地面又は床面に到達する位置が各回転角度における前記監視エリアの外側となるように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレーザレーダ装置。
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