JP5696559B2 - レーザ測定装置 - Google Patents
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Description
レーザ光を発生させるレーザ光発生手段と、
前記レーザ光発生手段にて前記レーザ光が発生したときに、当該レーザ光が検出物体にて反射して生じる反射光を検出する光検出手段と、
回動可能な偏向部を備え、回動する前記偏向部により前記レーザ光発生手段で発生した前記レーザ光を空間に向けて偏向させつつ走査する回動偏向手段と、
前記空間側から戻る前記反射光を前記光検出手段に誘導する誘導手段と、
前記レーザ光発生手段にて前記レーザ光が発生する毎に、前記偏向部の回動位置を検出する回動位置検出手段と、
前記レーザ光発生手段にて前記レーザ光が発生する毎に、当該レーザ光の発生から当該レーザ光の前記反射光が前記光検出手段によって検出されるまでの時間を計測する時間計測手段と、
前記時間計測手段によって計測された時間に基づいて、前記レーザ光の到達位置までの距離を算出する距離算出手段と、
前記距離算出手段によって算出された距離と、前記回動位置検出手段によって検出された前記偏向部の回動位置とに基づいて検出物体の位置を特定する位置特定手段と、
を備えたレーザレーダ装置と、
前記レーザ光による走査を受けたときに特定反射光を反射する反射部を備えた検出用基準物体と、を有し、
前記検出用基準物体の前記反射部は、所定の高さ方向における各位置が高さに応じた構造をなし、且つ前記レーザ光が入射したときに、当該レーザ光が入射する高さに応じた内容の前記特定反射光を発するように構成されており、
前記レーザレーダ装置は、
前記回動偏向手段から照射される前記レーザ光の走査エリア上に前記検出用基準物体が配置されたときに、前記偏向部の回動位置毎に前記光検出手段によって検出される前記反射光の受光量から前記特定反射光を検出する特定反射光検出手段と、
反射光の状態と高さ情報とを対応付ける対応データを備え、前記特定反射光検出手段によって前記特定反射光が検出された場合に、前記対応データを参照して前記特定反射光の状態に対応する高さ情報を求めることで前記検出用基準物体における前記レーザ光の照射高さを計測する高さ計測手段と、
を備えている。
前記時間計測手段は、前記特定反射光検出手段によって各位置の前記検出用基準物体からの前記特定反射光が検出されたとき、各検出用基準物体に入射する前記レーザ光が前記レーザ光発生手段にて発生してから、当該レーザ光に応じた前記各検出用基準物体からの前記特定反射光が前記光検出手段によって検出されるまでの各時間をそれぞれ検出し、
前記距離算出手段は、前記特定反射光検出手段によって前記各検出用基準物体からの前記各特定反射光が検出されたとき、前記時間計測手段によって検出される前記各時間に基づいて前記各検出用基準物体までの各距離を算出し、
前記回動位置検出手段は、前記特定反射光検出手段によって前記各検出用基準物体からの前記各特定反射光が検出されるときの前記偏向部の各回動位置を検出し、
前記位置特定手段は、前記特定反射光検出手段によって前記各検出用基準物体からの前記各特定反射光が検出されるときの前記距離算出手段によって算出された前記各距離と、前記回動位置検出手段によって検出された前記偏向部の前記各回動位置とに基づいて前記各検出用基準物体の位置を特定し、
前記高さ計測手段は、前記特定反射光検出手段によって前記各検出用基準物体からの前記各特定反射光が検出される場合、それら検出された前記特定反射光の状態に基づいて前記各検出用基準物体における前記レーザ光の照射高さをそれぞれ計測し、
更に、前記位置特定手段によって特定された前記各検出用基準物体の各位置と、前記高さ計測手段によって計測された前記各検出用基準物体における前記レーザ光の照射高さとに基づいて、前記レーザ光の走査エリア内の各位置での前記レーザ光の照射高さを特定する三次元マップを生成する三次元マップ生成手段を備えている。
前記三次元マップ生成手段によって生成された前記三次元マップと、前記対応情報記憶手段に記憶される前記対応情報と、を参照すると共に、前記三次元マップによって特定される各位置での各照射高さに基づき、前記対応情報により各照射高さと対応付けられている前記監視物体の検出条件を導くことにより、前記レーザ光の走査エリア内における各位置での前記監視物体の検出条件を設定する検出条件設定手段と、
前記レーザ光の走査エリア内において前記位置特定手段によって前記検出物体の位置が特定されたときに、その特定された物体位置と、前記検出条件設定手段によって設定される当該物体位置での前記検出条件とに基づいて、その検出物体が前記監視物体であるか否かを判定する監視物体判定手段と、
を備えている。
一方、レーザレーダ装置には、偏向部の回動位置毎に光検出手段によって検出される反射光の受光量から特定反射光を検出する特定反射光検出手段が設けられ、更に、反射光の状態と高さ情報とを対応付ける対応データを備えると共に、特定反射光が検出された場合に、対応データを参照して特定反射光の状態に対応する高さ情報を求めることで検出用基準物体におけるレーザ光の照射高さを計測する高さ計測手段が設けられている。従って、レーザレーダ装置では、所望の位置に配置された検出用基準物体で発生した特定反射光をより確実に検出することができ、且つ、対応データ(反射光の状態と高さ情報とを対応付けたデータ)に基づいて特定反射光が検出用基準物体のどの高さで生じたものであるかを正確に判断できる。
特に、検出エリア内の所望の位置のレーザ光照射高さを検出する上で、高価な外部装置(赤外線カメラ等)を用いる必要がなく、複雑な画像解析等も必要がないため、検出エリア内におけるレーザ光の実際の照射高さをより簡単に検出することができ、作業性の面で極めて有利となる。
この構成では、実環境における所望の複数位置に検出用基準物体を配置するといった簡易な作業によって、それら検出用基準物体の位置、即ち実環境におけるユーザの任意の指定位置をレーザレーダ装置に確実に認識させることができ、且つ、レーザレーダ装置側では、それら各指定位置において設置面からどの程度の高さでレーザ光が照射されているかを実データに基づいて正確に把握できるようになる。
そして、このように実環境で指定された指定位置と当該指定位置におけるレーザ光の照射高さとをレーザレーダ装置側で正確且つ容易に把握することができるため、ユーザの希望位置の三次元マップを作業性良く且つ実データを反映して精度高く生成することができる。特に、三次元マップに組み込むべき位置の指定を、検出用基準物体を配置するといった簡単な作業で行うことができるため、三次元マップに新たな位置のデータを追加しやすく、より多くの位置の高さデータを含めるように充実した三次元マップを生成し易くなる。
そして、実際の検出時(監視時)には、レーザ光の走査エリア内において検出物体の位置が特定されたときに、三次元マップによりその特定された物体位置での照射高さを特定することができ、その特定された照射高さと対応付けられた検出条件を上記対応情報に基づいて導いて判定に適用することができる。この構成では、異なる複数の判定基準をレーザ光の照射高さに応じて使い分けることができ、高さ毎に望ましい基準を用いやすくなる。
以下、参考例1について、図面を参照して説明する。
(レーザ測定装置の概要)
まず、図1を参照して参考例1に係るレーザ測定装置100の概要について説明する。
参考例1に係るレーザ測定装置100は、レーザレーダ装置1と1又は複数の検出用基準物体90とによって構成されている。レーザレーダ装置1は、図1のように監視すべきエリア付近(図1では、住宅Hの入口付近)に設置されるものであり、図1のように監視対象となる検出エリア内においてレーザ光L1を走査するように構成されている。一方、検出用基準物体90は、図1のようにレーザレーダ装置1の検出エリアの所望の位置に配置してレーザレーダ装置1に検出させるためのものである。
次に、図2等を参照してレーザレーダ装置1について説明する。
図2は、参考例1に係るレーザ測定装置100で用いるレーザレーダ装置1の全体構成を概略的に例示する断面図である。この図2では、レーザレーダ装置1を凹面鏡41の回転中心軸42aに沿った所定切断面(中心軸42a及びフォトダイオード20の受光位置を通る切断面)で切断した構成を概略的に示している。なお、以下の説明では、透過板の断面については白抜きで示すこととする。
次に、検出用基準物体について説明する。
図3は、参考例1のレーザ測定装置に用いる検出用基準物体を概略的に例示する斜視図である。図4は、その検出用基準物体の平面図であり、図5は、その検出用基準物体の側面図である。図6(A)は、検出用基準物体の高位置を走査した時の受光波形を例示するグラフであり、図6(B)は、検出用基準物体の低位置を走査した時の受光波形を例示するグラフである。 図7(A)は、水平方向に沿ってレーザ光が走査されるようにレーザレーダ装置が設置されているときの走査状態を説明する説明図であり、図7(B)は、レーザ光の走査方向が水平方向に対して傾くように設置されたときの走査状態を説明する説明図である。
次に、検出用基準物体90を用いた高さ計測について説明する。
レーザレーダ装置1では、図6のような特定反射光を検出した場合、この特定反射光が生じている角度幅θa(角度範囲)を検出する。参考例1では、上記のように、第1閾値V1以上の出力(明色領域Pwからの反射光量に相当する出力)と、第1閾値V1未満かつ第2閾値V2以上の出力(暗色領域Pbからの反射光量に相当する出力)とが交互に繰り返された角度範囲において、第2閾値V2以上の角度幅を「特定反射光」が生じている角度幅(角度範囲)θaとしている。この角度幅θaは、検出用基準物体90の走査位置(レーザ光L1が照射される位置)において一端部(レーザ光L1の最初の入射位置)から他端部(レーザ光L1の最後の入射位置)に至るまでの凹面鏡41の角度を示すものである。例えば、図7(B)のようにレーザ光L1が検出用基準物体90の上方位置を横切る場合には、図6(A)のように、角度幅θaが相対的に小さくなり、逆に、図7(A)のようにレーザ光L1が検出用基準物体90の高さ方向中央位置を横切る場合には、図6(B)のように、角度幅θaは図6(A)の場合に比べて相対的に大きくなる。
D=2L・sin(θa/2)/(1−sin(θa/2))
H=Ha(1−D/Da)
なお、Haは、円錐状の検出用基準物体90の底面92から頂点91までの高さである。また、Daは、底面92(最下部)の直径である。
次に、上記のような高さ計測を、レーザレーダ装置1の傾きの検出に用いる場合について説明する。
レーザレーダ装置1での傾きの検出は、例えば初期設定等の所定モードのときに行われる。レーザレーダ装置1の傾き検出を行う場合、まず、検出用基準物体90を走査エリア内の規定の位置に配置し、その上で、レーザレーダ装置1を動作させ、検出用基準物体90におけるレーザ光L1の照射高さの計測を行う。照射高さの計測方法は上述した通りであり、これにより、上述の高さHが算出される。
なお、この場合、制御回路70及び報知のための装置(ブザー、ランプ、表示器等)が「報知手段」の一例に相当し、高さ計測手段によって計測される照射高さが予め設定された基準範囲を外れる場合に報知を行うように機能する。
次に、参考例1に係るレーザ測定装置100で行われる監視エリアの設定処理について説明する。
図9は、レーザレーダ装置1で行われる設定処理の流れを例示するフローチャートである。なお、参考例1では、図9の処理を行う制御回路70が「監視エリア設定手段」の一例に相当し、位置特定手段によって特定された検出用基準物体90の位置に基づいて監視エリアを設定するように機能する。
参考例1では、操作部に対して所定操作がなされたときに、図9のような設定処理が開始され、設定モード(設定処理を行うモード)に移行するようになっている。一方、この設定処理が終わると、自動的に、或いは操作部に対する操作に応じて実際の検出処理を行い得るモード(検出モード)に移行するようになっている。
参考例1に係るレーザ測定装置100では、検出用基準物体90の外周部90a(反射部)において所定の高さ方向の各位置が高さに応じた構造をなし、且つレーザ光L1が入射したときに、当該レーザ光L1が入射する高さに応じた内容の特定反射光を発するように構成されている。従って、レーザ光L1の高さを検出すべき所望の位置に検出用基準物体90を配置すれば、その位置においてレーザ光L1の照射高さを適切に反映した内容の特定反射光を発生させることができる。
特に、検出エリア内の所望の位置のレーザ光照射高さを検出する上で、高価な外部装置(赤外線カメラ等)を用いる必要がなく、複雑な画像解析等も必要がないため、検出エリア内におけるレーザ光の実際の照射高さをより簡単に検出することができ、作業性の面で極めて有利となる。
これに対し参考例1のレーザ測定装置100によれば、位置特定手段によって特定された検出用基準物体90の位置に基づいて監視エリアを設定できるようになる。即ち、所望の位置に配置された検出用基準物体90に実際にレーザ光を照射し、その位置をレーザレーダ装置側で実際に把握しながら監視エリアを設定することができるため、実際の使用状態を考慮した適切なエリア設定を行いやすくなる。
以下、参考例2のレーザ測定装置200にて行われる設定処理について説明する。なお、参考例2のレーザ測定装置200でも、図9に示す流れで設定処理が行われ、まず、S1の基準物体検出処理が行われる。この基準物体検出処理の具体的内容は参考例1と若干異なっており、参考例2のレーザ測定装置200では、ユーザが検出用基準物体90を、レーザ光L1の走査エリア上における複数位置に移動させることを前提とし、レーザレーダ装置1側では、ユーザによって検出用基準物体90が順次移動されたときに、それら各移動位置からの各特定反射光を受光している。
次に、第1実施形態について説明する。
第1実施形態に係るレーザ測定装置300は、機械的構造やハードウェア構成は第1形態と同様であり、設定処理や物体検出処理などが参考例1と異なっている。具体的には、本実施形態は、参考例1の特徴を全て含み、図1〜図8を参照して説明した参考例1と同様の構成を有しており、更に、新たな処理を追加した構成となっている。よって、参考例1と同様の構成については、参考例1と同一の符号を付すと共に詳細な説明は省略し、適宜図1〜図8を参照することとする。
以下、本実施形態に係るレーザ測定装置300で行われる監視エリアの設定処理について説明する。
図16は、第1実施形態に係るレーザ測定装置で行われる設定処理の流れを例示するフローチャートである。図17は、第1実施形態のレーザ測定装置で行われる監視エリアの設定方法について説明する説明図である。図18は、ある物体検出位置での照射高さを、既知の実測データに基づいて算出する方法の一例を説明する説明図である。図19は、図17の検出エリアについての三次元マップの生成例を概念的に説明する説明図である。図20(A)は、図17とは異なる検出エリアが設定されるときの三次元マップの生成例を概念的に説明する説明図であり、図20(B)は、図20(A)とは異なる三次元マップの生成例を概念的に説明する説明図である。図21(A)は、三次元マップのデータ構成例を概念的に説明する説明図であり、図21(B)は、図21(A)とは異なるデータ構成例を概念的に説明する説明図である。
次に、検出モードでの物体検出について説明する。
図22は、第1実施形態のレーザ測定装置で行われる物体検出処理の流れを例示するフローチャートである。図23は、照射高さと監視物体の検出条件とを対応付けて定めた対応情報を概念的に説明する説明図である。図24(A)は、人が検出エリア内に入ったときの高さ毎の検出結果を概念的に説明する説明図であり、図24(B)は、小動物(猫等)が検出エリア内に入ったときの高さ毎の検出結果を概念的に説明する説明図である。図25は、人と小動物を区別する方法を説明する説明図である。
例えば、図24(A)のように、人を監視対象とする場合、足の位置に相当する高さでは、2つの領域が検出される可能性が高く、手と胴体の位置に相当する高さでは、3つの領域が検出される可能性が高く、頭の位置に相当する高さでは1つの領域が検出される可能性が高い。従って、これらの検出特性を利用して検出条件を定めてもよい。
本実施形態のレーザ測定装置300によれば、所望の位置に配置された検出用基準物体90に実際にレーザ光を照射し、その位置をレーザレーダ装置側で実際に把握しながら監視エリアARを設定することができるため、実際のレーザ走査状態を考慮した適切な監視エリア設定を行いやすくなる。特に、監視エリア設定手段は、位置特定手段によって特定された検出用基準物体90の位置を連結することによって境界線を形成し監視エリアに設定しているため、ユーザは、このように境界線が形成されることを予め想定した上で、実環境において境界としたい複数位置に検出用基準物体90を配置すればよく、これにより、実環境におけるユーザの希望境界位置と、レーザレーダ装置内で設定される境界線とのずれをより小さくすることができる。
この構成では、実環境における所望の複数位置に検出用基準物体90を配置するといった簡易な作業によって、それら検出用基準物体90の位置、即ち実環境におけるユーザの任意の指定位置をレーザレーダ装置1に確実に認識させることができ、且つ、レーザレーダ装置1側では、それら各指定位置において設置面からどの程度の高さでレーザ光が照射されているかを実データに基づいて正確に把握できるようになる。
そして、このように実環境で指定された指定位置と当該指定位置におけるレーザ光の照射高さとをレーザレーダ装置1側で正確且つ容易に把握することができるため、ユーザの希望位置の三次元マップを作業性良く且つ実データを反映して精度高く生成することができる。特に、三次元マップに組み込むべき位置の指定を、検出用基準物体90を配置するといった簡単な作業で行うことができるため、三次元マップに新たな位置のデータを追加しやすく、より多くの位置の高さデータを含めるように充実した三次元マップを生成し易くなる。
そして、実際の検出時(監視時)には、レーザ光の走査エリア内において検出物体の位置が特定されたときに、三次元マップによりその特定された物体位置での照射高さを特定することができ、その特定された照射高さと対応付けられた検出条件を上記対応情報に基づいて導いて判定に適用することができる。この構成では、異なる複数の判定基準をレーザ光の照射高さに応じて使い分けることができ、高さ毎に望ましい基準を用いやすくなる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
10…レーザダイオード(レーザ光発生手段)
20…フォトダイオード(光検出手段)
30…ミラー(誘導手段)
40…回動反射機構(回動偏向手段、誘導手段)
41…凹面鏡(偏向部)
42a…中心軸
50…モータ(駆動手段)
70…制御回路(回動位置検出手段、時間計測手段、距離算出手段、位置特定手段、特定反射光検出手段、高さ計測手段、監視エリア設定手段、三次元マップ生成手段、検出条件設定手段、監視物体判定手段)
90…検出用基準物体
90a…外周部(反射部)
100,200,300…レーザ測定装置
L1…レーザ光
L2…検出物体からの反射光
Claims (4)
- レーザ光を発生させるレーザ光発生手段と、
前記レーザ光発生手段にて前記レーザ光が発生したときに、当該レーザ光が検出物体にて反射して生じる反射光を検出する光検出手段と、
回動可能な偏向部を備え、回動する前記偏向部により前記レーザ光発生手段で発生した前記レーザ光を空間に向けて偏向させつつ走査する回動偏向手段と、
前記空間側から戻る前記反射光を前記光検出手段に誘導する誘導手段と、
前記レーザ光発生手段にて前記レーザ光が発生する毎に、前記偏向部の回動位置を検出する回動位置検出手段と、
前記レーザ光発生手段にて前記レーザ光が発生する毎に、当該レーザ光の発生から当該レーザ光の前記反射光が前記光検出手段によって検出されるまでの時間を計測する時間計測手段と、
前記時間計測手段によって計測された時間に基づいて、前記レーザ光の到達位置までの距離を算出する距離算出手段と、
前記距離算出手段によって算出された距離と、前記回動位置検出手段によって検出された前記偏向部の回動位置とに基づいて検出物体の位置を特定する位置特定手段と、
を備えたレーザレーダ装置と、
前記レーザ光による走査を受けたときに特定反射光を反射する反射部を備えた検出用基準物体と、を有し、
前記検出用基準物体の前記反射部は、所定の高さ方向における各位置が高さに応じた構造をなし、且つ前記レーザ光が入射したときに、当該レーザ光が入射する高さに応じた内容の前記特定反射光を発するように構成されており、
前記レーザレーダ装置は、
前記回動偏向手段から照射される前記レーザ光の走査エリア上に前記検出用基準物体が配置されたときに、前記偏向部の回動位置毎に前記光検出手段によって検出される前記反射光の受光量から前記特定反射光を検出する特定反射光検出手段と、
反射光の状態と高さ情報とを対応付ける対応データを備え、前記特定反射光検出手段によって前記特定反射光が検出された場合に、前記対応データを参照して前記特定反射光の状態に対応する高さ情報を求めることで前記検出用基準物体における前記レーザ光の照射高さを計測する高さ計測手段と、
を備え、
前記レーザレーダ装置による前記レーザ光の走査エリア内の複数の位置に前記検出用基準物体が配置されたときに、前記特定反射光検出手段は、各位置に配置された前記検出用基準物体からの前記特定反射光をそれぞれ検出し、
前記時間計測手段は、前記特定反射光検出手段によって各位置の前記検出用基準物体からの前記特定反射光が検出されたとき、各検出用基準物体に入射する前記レーザ光が前記レーザ光発生手段にて発生してから、当該レーザ光に応じた前記各検出用基準物体からの前記特定反射光が前記光検出手段によって検出されるまでの各時間をそれぞれ検出し、
前記距離算出手段は、前記特定反射光検出手段によって前記各検出用基準物体からの前記各特定反射光が検出されたとき、前記時間計測手段によって検出される前記各時間に基づいて前記各検出用基準物体までの各距離を算出し、
前記回動位置検出手段は、前記特定反射光検出手段によって前記各検出用基準物体からの前記各特定反射光が検出されるときの前記偏向部の各回動位置を検出し、
前記位置特定手段は、前記特定反射光検出手段によって前記各検出用基準物体からの前記各特定反射光が検出されるときの前記距離算出手段によって算出された前記各距離と、前記回動位置検出手段によって検出された前記偏向部の前記各回動位置とに基づいて前記各検出用基準物体の位置を特定し、
前記高さ計測手段は、前記特定反射光検出手段によって前記各検出用基準物体からの前記各特定反射光が検出される場合、それら検出された前記特定反射光の状態に基づいて前記各検出用基準物体における前記レーザ光の照射高さをそれぞれ計測し、
更に、前記位置特定手段によって特定された前記各検出用基準物体の各位置と、前記高さ計測手段によって計測された前記各検出用基準物体における前記レーザ光の照射高さとに基づいて、前記レーザ光の走査エリア内の各位置での前記レーザ光の照射高さを特定する三次元マップを生成する三次元マップ生成手段と、
レーザ光の照射高さに応じて監視物体の検出条件が変化するようにレーザ光の照射高さと前記監視物体の検出条件とを対応付けて定めた対応情報を記憶する対応情報記憶手段と、
前記三次元マップ生成手段によって生成された前記三次元マップと、前記対応情報記憶手段に記憶される前記対応情報と、を参照すると共に、前記三次元マップによって特定される各位置での各照射高さに基づき、前記対応情報により各照射高さと対応付けられている前記監視物体の検出条件を導くことにより、前記レーザ光の走査エリア内における各位置での前記監視物体の検出条件を設定する検出条件設定手段と、
前記レーザ光の走査エリア内において前記位置特定手段によって前記検出物体の位置が特定されたときに、その特定された物体位置と、前記検出条件設定手段によって設定される当該物体位置での前記検出条件とに基づいて、その検出物体が前記監視物体であるか否かを判定する監視物体判定手段と、
を備えたことを特徴とするレーザ測定装置。 - 前記高さ計測手段によって計測される前記照射高さが予め設定された基準範囲を外れる場合に報知を行う報知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ測定装置。
- 前記検出用基準物体は、前記反射部における前記高さ方向の各位置が、高さに応じた幅で構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレーザ測定装置。
- 前記位置特定手段は、前記特定反射光検出手段によって前記特定反射光が検出されたと
きにその特定反射光の反射元となる前記検出用基準物体の位置を特定するように構成されており、
更に、前記位置特定手段によって特定された前記検出用基準物体の位置を連結することによって境界線を形成し監視エリアに設定する監視エリア設定手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のレーザ測定装置。
Priority Applications (1)
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