JP5991057B2 - カップホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、車両において飲料缶やカップ等の容器等を載置するためのカップホルダに関する。
下記特許文献1に開示されたカップホルダでは、上下寸法も径寸法も比較的小さな容器(特許文献1では飲料容器と称している)の場合には容器が底面支持部よりも上方に設けられた中間蓋上に容器が載置される。これに対して、上下寸法も径寸法も比較的大きな容器の場合には、カップホルダ内に容器を挿入すると容器が容器保持部材を押圧する。容器保持部材は容器に押圧されることによって中間蓋受け部材を伴い回動し、これによって、中間蓋受け部材による中間蓋の保持が解除される。中間蓋は中間蓋受け部材による保持が解除されることによって飲料容器挿入開口と底面支持部との間から退避するように下方へ回動する。これによって上下寸法も径寸法も比較的大きな容器を底面支持部上に載置できる。
特開2010−823号の公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された構成では、中間蓋とは別に中間蓋を保持する中間蓋受け部材や、中間蓋に中間蓋受け部材とは別に容器にカップに押圧されて中間蓋受け部材を伴い回動する容器保持部材を設けなくてはならない。このため、部品点数が多くコストも高い。
本発明は、上記事実を考慮して、少ない部品点数で大きなサイズの容器の場合と小さなサイズの容器とで適切に収容できるカップホルダを得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るカップホルダは、大型容器及び前記大型容器よりも外周形状が小さな小型容器の何れか1つを上面に形成された開口部から内側に収容可能な収容部と、前記収容部の底部と前記開口部との間に設けられて、前記開口部から前記収容部の内側に前記小型容器が収容された場合には、前記収容部の底部よりも上側で前記小型容器を下方から支持可能な中底部を有すると共に、基端側が回動可能に支持されると共に基端側から先端側へ向けて下方へ傾斜するように形成されたアームの先端側で前記中底部に一体に繋がって、前記大型容器上方から前記アームへ当接されて前記アームから上方から押圧されることによって前記アームが基端側を中心に下方へ回動し、前記アームの回動によって前記アーム及び前記中底部が前記収容部の底部と前記開口部との間から退避し、前記大型容器を前記収容部の底部上へ載置可容器保持部材と、前記容器保持部材を上方へ付勢して前記中底部上に載置された前記小型容器の荷重を支持する付勢手段と、を備えている。
請求項1に記載のカップホルダでは、収容部の上端の開口部から収容部の内側へ飲料等の容器が収納される。容器が比較的小型で容器及び容器の中身の総重量が小さな小型容器で、付勢手段の付勢力で支持が可能な重さであれば、容器は容器保持部材に形成された中底部上に載置される。
一方、小型容器よりも外形が大きな大型容器な場合には収容部の上端の開口部から収容部の内側へ入り込ませた大型容器の底部で容器保持部材のアームを下方へ押圧する。付勢手段の付勢力に抗してアームが先端の中底部を伴って下方へ回動する。このようにアーム及び中底部が下方へ回動して、容器保持部材が収容部の底部と開口部との間から退避することによって収容部の底部上へ大型容器が載置される。
また、上記のように小型容器が載置される中底部と、大型容器からの押圧力を受けて中底部を伴って下方へ回動するアームが一体の部品で構成されるので、部品点数の増加を抑制でき、安価なコストで実現可能である。
さらに、本カップホルダでは、容器保持部材のアームは、基端側から先端側へ向けて下方へ傾斜している。このため、大型容器の底部でアームの傾斜面を押圧すると、アームと共に中底部が下方へ回動する。
ここで、本発明に係るカップホルダでは、上記のようにアームは、基端側から先端側へ向けて下方へ傾斜しているため、アームが傾斜していない構成に比べてアーム及び中底部(すなわち、容器保持部材)が収容部の底部と開口部との間から退避するまでに要する回動角度を小さくできる。
なお、本発明でいう『小型容器』とは容器保持部材との関係で定義すると外周形状が中底部上に載置できる程度の大きさの容器をいう。これに対して、『大型容器』とは容器保持部材との関係で定義すると収容部の開口から入り込んだ状態で中底部ではなく上方からアームに当接する程度の大きさの容器をいう。
また、本発明において容器保持部材はアームの先端側で中底部が一体に繋がっている構成であればよい。したがって、その態様としては、例えば、アームと中底部とが一体成形された構成であってもよいし、アームの先端側に中底部を接着剤等で一体的に連結する構成であってもよい。さらに言えば、アームと中底部とを別体で構成したうえで、アームと中底部とをはめ合わせて連結することにより、接着剤やビス等の別の固定手段を用いずにアームと中底部とを繋げる構成であってもよい。
請求項に記載の本発明に係るカップホルダは、請求項1に記載の本発明において、前記中底部上に載置された前記小型容器の側面に沿って配置されて前記小型容器の側面を支持する側面支持部を前記アームの先端と前記中底部との間に形成し、前記アーム、前記側面支持部、及び前記中底部を一体形成している。
請求項に記載のカップホルダでは、容器保持部材のアームの先端と中底部との間には側面支持部が介在するように形成される。中底部上に小型容器が載置された状態では、側面支持部が小型容器の側面と対向し、小型容器が側面支持部側へ移動しようとすると側面支持部が小型容器の側面に干渉して容器の移動を抑制又は防止する。これにより、中底部上に載置された小型容器を安定させることができる。
請求項に記載の本発明に係るカップホルダは、請求項1又は請求項に記載の本発明において、前記容器保持部材の先端に設定され、前記収容部の底部上に前記大型容器が載置された状態では前記アームよりも前記大型容器側に位置し、前記付勢手段の付勢力で前記大型容器の底部近傍で前記大型容器の側面に圧接する圧接部を備えている。
請求項に記載のカップホルダでは、容器保持部材には付勢手段の付勢力が作用しているため、収容部の底部上に大型容器が載置された状態では容器保持部材が大型容器の側面に圧接する。ここで、容器保持部材の先端側に圧接部が設定される。この圧接部は、収容部の底部上に大型容器が載置された状態でアームよりも大型容器側に位置する。
このため、収容部の底部上に大型容器が載置された状態では、アームが大型容器の側面に圧接せずに、圧接部が大型容器の側面に圧接する。上記のように圧接部は容器保持部材の先端に設定される。このため、圧接部は大型容器の底部近傍で大型容器の側面に圧接する。大型容器が紙製である場合、構造的に大型容器は底部側で機械的強度が高い。このため、大型容器の底部近傍で圧接部が容器の側面に圧接する構成とすることにより、大型容器の不用意な変形等の発生を防止又は抑制できる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係るカップホルダは、少ない部品点数で大型容器の場合と小型容器とで適切に収容できる。
しかも、本発明に係るカップホルダは、容器保持部材が収容部の底部と開口部との間から退避するまでに要する回動角度を小さくできる。
請求項に記載の本発明に係るカップホルダは、小型容器の側面を支持するための側面支持部が容器保持部材の一部として形成されるので、部品点数を更に少なくでき、コストを安価にできる。
請求項に記載の本発明に係るカップホルダは、付勢手段の付勢力に基づいて容器保持部材が大型容器に圧接する部分を圧接部として大型容器の底部近傍で容器の側面に圧接するので大型容器の不用意な変形等の発生を防止又は抑制できる。
本発明の一実施の形態に係るカップホルダの構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るカップホルダの構成を示す断面図で、小型の容器を収容した状態を示す図である。 大型の容器を収容した状態を示す図2に対応する断面図である。 車両の室内におけるカップホルダの位置を示し、且つ、カップホルダに大型の容器を収容した状態を示す概略的な側面図である。 参考例を示す図2に対応する断面図である。 参考例を示す図3に対応する断面図である。 形例を示す図2に対応する断面図である。 形例を示す図3に対応する断面図である。
<本実施の形態の構成>
図1には本発明の一実施の形態に係るカップホルダ10の構成が分解斜視図により示されている。
この図に示されるように、カップホルダ10は収容部を構成するホルダ本体12を備えている。ホルダ本体12はホルダ部14を備えている。ホルダ部14は外周形状の一部が内側の所定位置を曲率の中心として湾曲した底壁部16を備えている。底壁部16の外周部のうち、上記の湾曲部分からは周壁部18が立設されている。この周壁部18は平面視で周方向一部が欠けた円環状(すなわち、略「C」字形状)とされ、特に、本実施の形態では周壁部18の立設方向(すなわち、図1における上方)へ向けて漸次内径寸法が大きくなるテーパ状とされている。
図3に示されるように、外径寸法も高さ寸法も比較的大きな容器22(一例としては、500ml前後の飲料が入る缶やペットボトル、紙コップ等で、以下、このような容器を便宜上「大型容器22」と称する)を本カップホルダ10に収容した場合には、大型容器22は高さ方向中間部よりも下側がホルダ部14の内側に収容されて大型容器22が底壁部16上に載置される。
一方、ホルダ本体12には退避部26が形成されている。退避部26は背壁28を備えている。背壁28は長手方向が上下方向に沿った平板状とされており、その厚さ方向はホルダ部14側へ向いている。この背壁28の幅方向両端からは連続して支持壁30が形成されている。両支持壁30は長手方向が上下方向に沿い、幅方向が背壁28の厚さ方向に沿った板状に形成されており、一方の支持壁30の背壁28とは反対側の端部は周壁部18の周方向一端に繋がり、他方の支持壁30の背壁28とは反対側の端部は周壁部18の周方向他端に繋がっている。すなわち、背壁28と両支持壁30とは平面視でホルダ部14側へ向けて開口した凹形状とされている。
このようなホルダ本体12の上方には蓋体52が設けられている。蓋体52は上下方向に貫通した開口部54が形成されている。この開口部54の内径寸法は上述した大型容器22の上端部近傍における内径寸法よりも大きく設定されている。この開口部54の内周部からは下方へ向けて筒状体56が連続して形成されている。
筒状体56は開口部54と同心の円筒形、又は、下方へ向けて漸次内径寸法が小さくなる円錐台の筒形状に形成されており、大型容器22がホルダ部14における周壁部18上に載置された状態では、大型容器22の上端側が開口部54よりも上方に突出するようにホルダ部14の深さが設定されている。また、周壁部18上に大型容器22が載置された状態では、大型容器22の外周面に開口部54の内周部や筒状体56の内周部が干渉することで大型容器22の不用意な変位(特に、大型容器22が倒れること)を防止する。
上記の蓋体52はホルダ本体12に装着されて一体となり、例えば、図4に示されるように、車両の運転席と助手席との間に設けられるアームレスト62の前方に取り付けられる。カップホルダ10はアームレスト62の前方に取り付けられた状態で、蓋体52の上面がアームレスト62の上面よりも下方に位置し、しかも、好ましくは、周壁部18上に載置された大型容器22の上端部がアームレスト62の上面よりも下方に位置するように車両におけるカップホルダ10の取り付け位置が設定されている。
一方、本カップホルダ10は容器保持部材72を備えている。容器保持部材72は基部74を備えている。基部74は上壁部76を備えている。上壁部76における両支持壁30側にはそれぞれ脚壁78が形成されている。これらの脚壁78からは互いに相反する方向へ向けて軸部80と同軸的に突出形成されている。これらの軸部80に対応して上述した退避部26の支持壁30には軸受溝82が形成されている。
軸受溝82は両支持壁30の対向方向内方へ向けて開口した凹形状に形成されていると共に支持壁30の上端部にて開口しており、上方から軸部80を挿し込むことができる。支持壁30の上端における軸受溝82の開口から挿し込まれた軸部80は軸受溝82の下端部にて自らの中心軸線周りに回動可能に支持される。基部74のホルダ部14側にはアーム92が設けられている。
アーム92は基端側が基部74に繋がっており、基部74から連続して形成されている。アーム92は平板状の被押圧部94を備えている。脚壁96の幅方向両端からは脚壁96が被押圧部94の厚さ方向一方へ向けて延出されており、アーム92を上下方向に切った断面形状は下方へ向けて開口した凹形状とされている。このアーム92の先端側(すなわち、アーム92の基部74とは反対側)には中底部102が形成されている。中底部102は載置部104を備えている。
載置部104は外周部のうち退避部26側が内側の所定位置を曲率中心として湾曲した略半円形状(または、退避部26側へ向けて張り出した略「D」字形状)とされており、この載置部104の外周形状に対応して被押圧部94の先端側には凹形状の切欠部106が形成されている。この切欠部106の内周部と載置部104の外周部との間には切欠部106の内周部や載置部104の外周部に倣って湾曲した側面支持部108が形成されている。
ここで、軸部80が軸受溝82の下端部に支持された状態で載置部104の上面が上下方向上方向いた状態では、被押圧部94の上面は基端側(基部74側)に対して先端側(載置部104側)が下方(ホルダ部14の底壁部16側)へ傾斜するように設定される。また、軸部80が軸受溝82の下端部に支持された状態で載置部104の上面が上下方向上方を向いた状態では、載置部104は開口部54の下方で、且つ、ホルダ部14の底壁部16よりも上方に位置するように載置部104に対する被押圧部94の傾斜角度や被押圧部94の長さ等が設定されている。
さらに、この状態での載置部104は、外径寸法も高さ寸法も大型容器22よりも小さな容器112(一例としては、200ml前後の飲料が入る缶や、紙コップ等で、以下、このような容器を便宜上「小型容器112」と称する)を載置すると、小型容器112の上下方向中間部が開口部54よりも上方へ突出するように載置部104の形成位置が設定されている。
側面支持部108の内周形状は小型容器112の外周形状に対応して形成されており、載置部104上に小型容器112を載置した場合には側面支持部108の内側に小型容器112が位置すると共に、小型容器112の半径方向中央が開口部54の中央に対して容器保持部材72における軸部80の形成位置とは反対側に位置する。
このため、載置部104上に小型容器112を載置した場合、小型容器112における側面支持部108側の側面支持部108との間の隙間と、側面支持部108とは反対側における開口部54や筒状体56との間の隙間を小さくできる。これにより、小型容器112が不用意に変位しようとすると、側面支持部108や開口部54の内周部、筒状体56の内周部が干渉して小型容器112の不用意な変位(特に、小型容器112が倒れること)を防止する。
また、中底部102には周壁部114が形成されている。周壁部114は載置部104の外周部における側面支持部108とは反対側に形成されており、その周方向一端はアーム92の一方の脚壁96に繋がり、周方向他端は他方の脚壁96に繋がっている。このため、中底部102を上下方向に切った断面形状は下方へ向けて開口した凹形状になる。
さらに、載置部104における側面支持部108とは反対側の端部は圧接部116とされている。この圧接部116は被押圧部94の上面の基端側から先端側への延長線上よりも上下方向上側に位置するように形成されている。
また、本カップホルダ10は付勢手段としての捩じりコイルばね118を備えている。捩じりコイルばね118はその一端が退避部26の内側で背壁28に圧接し、他端が被押圧部94の裏面に圧接している。これにより、被押圧部94の先端側を軸部80周りに上方へ付勢している。この捩じりコイルばね118の付勢力は飲料満載状態の小型容器112を載置部104上に載置しても、容器保持部材72が回動しない程度の大きさに設定されている。
<本実施の形態の作用、効果>
次に、本カップホルダ10に大型容器22や小型容器112を収容した状態での作用並びに効果について説明する。
図2に示されるように、本カップホルダ10では小型容器112を開口部54からホルダ部14の内側に挿入すると、載置部104上に小型容器112が載置される。この状態での載置部104はホルダ部14の底壁部16よりも上方に位置しているので載置部104上に小型容器112を載置すると小型容器112の上端側が開口部54よりも上方へ突出する。このため、載置部104上の小型容器112を取り出しやすい。
一方、図3に示されるように、小型容器112よりも高さ寸法も外径寸法も大きな大型容器22を開口部54からホルダ部14の内側に挿入すると、004を通過してホルダ部14の内側に入り込んだ大型容器22の底部が載置部104よりも基部74側でアーム92の被押圧部94に当接する。この状態で更に底壁部16側へ大型容器22を押し込むと、捩じりコイルばね118の付勢力に抗して容器保持部材72が回動し、容器保持部材72が退避部26の内側へ入り込む。これにより、載置部104が底壁部16へ接近する大型容器22の移動軌跡上から退避すると、大型容器22は底壁部16上へ載置することができる。
このようにホルダ部14の底壁部16上に大型容器22が載置された状態では、大型容器22の上端側が開口部54よりも上方へ突出する。このため、底壁部16上の大型容器22を取り出しやすい。しかも、この状態で大型容器22の上端はアームレスト62の上面よりも下側に位置するので、乗員がアームレスト62上に腕を乗せても、大型容器22が腕に干渉しにくい。
このように、本カップホルダ10では、大型容器22及び小型容器112の何れを収容、載置しても大型容器22や小型容器112を取り出しやすい。しかも、大型容器22を取り出せば、容器保持部材72は捩じりコイルばね118の付勢力で元の位置に戻るので、その後に小型容器112をホルダ部14の内側に入れれば、載置部104上に小型容器112を載置することができる。このように、大型容器22をホルダ部14内に入れる場合と小型容器112をホルダ部14内に入れる場合とで切り替え作業等の特別な作業が不要である。
また、小型容器112を載置するための中底部102、中底部102の載置部104上に載置した小型容器112の側面を支持するための側面支持部108、大型容器22を収容、載置する際に大型容器22からの押圧力を受けて回動するアーム92等が一体の容器保持部材72として構成される。このため、部品点数が少なくてよく、しかも、容器保持部材72の軸部80を軸受溝82に挿し込むだけで組み付けられるので、組み付け工数も少なく作業も容易である。
さらに、容器保持部材72における載置部104の切欠部106とは反対側に設定された圧接部116は、被押圧部94の上面の基端側から先端側への延長線上よりも上下方向上側に位置する。このため、大型容器22が底壁部16上に載置された状態では、圧接部116が大型容器22の底部近傍で大型容器22の外周部に圧接するが、被押圧部94は大型容器22の外周部から離間する。
すなわち、本カップホルダ10では大型容器22を収容した状態で捩じりコイルばね118の付勢力に基づく押圧力は大型容器22の底部近傍に付与される。ここで、例えば、大型容器22が紙コップの場合、紙コップはその構造上、底部近傍で機械的強度や剛性が高い。このため、大型容器22の底部近傍で捩じりコイルばね118の付勢力に基づく押圧力が大型容器22に付与されても、大型容器22に不要な変形等が生じることを防止又は抑制できる。
なお、本実施の形態では、上記のように圧接部116が大型容器22の底部近傍で大型容器22の外周部に圧接する構成であったが、圧接部116を特に設定せずに、被押圧部94等が大型容器22の外周部に圧接する構成としてもよい。
また、本実施の形態では、上記のように本実施の形態は大型容器22も小型容器112も平面視円形の容器を想定しているので、開口部54や筒状体56の形状やホルダ部14の周壁部18の形状、更には、側面支持部108の内周形状を円形又は円の一部となるような一部が欠けた円環状としたが、これらの形は矩形等の他の形状であってもよい。
<本実施の形態の参考例及び変形例に関する説明>
次に、本実施の形態の参考例及び変形例について説明する。なお、以下の参考例及び変形例を説明するに際して、上記の実施形態とは異なる部分のみを説明する。
参考例)
図5及び図6には参考例が示されている。これらの図に示されるように、この参考例では、載置部104の上面が上下方向上方へ向いた状態でアーム92の被押圧部94の上面も上下方向上方へ向いており、上記の実施形態のように被押圧部94が傾斜していない。
しかしながら、このような構成では、大型容器22をカップホルダ10に収容、載置する際に容器保持部材72を回動させるために大きな力が必要になると共に、載置部104を充分に退避させるために容器保持部材72を大きく回動させなくてはならず、退避した容器保持部材72を収容するためのスペースも大きくなる。このような観点からすると、被押圧部94を傾斜させた上記の実施形態の構成には大きなメリットがあると言える。
(変形例)
図7及び図8には上記実施の形態の変形例が示されている。これらの図に示されるように、この変形例では、容器保持部材72に側面支持部108が形成されていない。また、この変形例では開口部54における基部74側に側面支持板132が設けられている。この側面支持板132は捩じりコイルばね134の付勢力で開口部54を部分的に塞ぐ位置に付勢されており、この状態では開口部54の開口形状が小さくなり、小型容器112を載置部104上に載置すると捩じりコイルばね134の先端と開口部54の内周部で小型容器112の不用意な変位を抑制できる。本発明の観点からすれば、このような変形例の構成であってもよい。
しかしながら、部品点数の観点からすると、容器保持部材72とは別に側面支持板132や捩じりコイルばね134が別に必要になる。このような観点からすると、側面支持部108を容器保持部材72に形成した上記の実施形態の構成には大きなメリットがあると言える。
10 カップホルダ
12 ホルダ本体(収容部)
16 底部
22 大型容器
54 開口部
72 容器保持部材
74 基部(基端側)
92 アーム
102 中底部
108 側面支持部
112 小型容器
116 圧接部
118 捩じりコイルばね(付勢手段)

Claims (3)

  1. 大型容器及び前記大型容器よりも外周形状が小さな小型容器の何れか1つを上面に形成された開口部から内側に収容可能な収容部と、
    前記収容部の底部と前記開口部との間に設けられて、前記開口部から前記収容部の内側に前記小型容器が収容された場合には、前記収容部の底部よりも上側で前記小型容器を下方から支持可能な中底部を有すると共に、基端側が回動可能に支持されると共に基端側から先端側へ向けて下方へ傾斜するように形成されたアームの先端側で前記中底部に一体に繋がって、前記大型容器上方から前記アームへ当接されて前記アームから上方から押圧されることによって前記アームが基端側を中心に下方へ回動し、前記アームの回動によって前記アーム及び前記中底部が前記収容部の底部と前記開口部との間から退避し、前記大型容器を前記収容部の底部上へ載置可容器保持部材と、
    前記容器保持部材を上方へ付勢して前記中底部上に載置された前記小型容器の荷重を支持する付勢手段と、
    を備えるカップホルダ。
  2. 前記中底部上に載置された前記小型容器の側面に沿って配置されて前記小型容器の側面を支持する側面支持部を前記アームの先端と前記中底部との間に形成し、前記アーム、前記側面支持部、及び前記中底部を一体形成した請求項1に記載のカップホルダ。
  3. 前記容器保持部材の先端に設定され、前記収容部の底部上に前記大型容器が載置された状態では前記アームよりも前記大型容器側に位置し、前記付勢手段の付勢力で前記大型容器の底部近傍で前記大型容器の側面に圧接する圧接部を備える請求項1又は請求項に記載のカップホルダ。
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