JP5989560B2 - 難消化性デキストリン含有容器詰め飲料およびその製造方法 - Google Patents

難消化性デキストリン含有容器詰め飲料およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、カラメル組成物および高甘味度甘味料を添加してなる難消化性デキストリン含有容器詰め炭酸飲料に関する。本発明はまた、難消化性デキストリン含有容器詰め炭酸飲料において、カラメル組成物および高甘味度甘味料を添加することにより溶存二酸化炭素の発散を抑制することを特徴とする難消化性デキストリン含有容器詰め炭酸飲料の製造方法にも関する。
炭酸飲料は、その香味だけではなく飲用したときに炭酸ガスの刺激によって清涼感や爽快感を得ることができる清涼飲料であり、従来から広く普及している。しかし、溶存二酸化炭素(以下、単に「炭酸ガス」ということがある)は飲料から抜けやすいという性質を有しており、炭酸ガスが抜けた、つまり溶存二酸化炭素濃度が低下した炭酸飲料は、嗜好的に好ましくないものとなる。缶、ビン、PETボトルなどの容器の種類を問わず、開栓後は圧力が開放されるため、炭酸ガスが経時的に抜けてしまう。また、1.5Lや2LのPETボトルの場合は、開栓後、冷蔵保存されつつも、閉栓、開栓を繰り返して数日にわたって飲用に供されることが多く、また、近年普及するようになった小型のPETボトル炭酸飲料においては、開栓後から飲み干すまでの間、非冷蔵にて長時間放置されることが多いため、これらの間に炭酸ガスが抜けてしまう。
一般的な炭酸飲料の溶存二酸化炭素が低下すること(炭酸ガスの発散)を抑制することに関しては、例えば、炭酸ガスを予め含有させた飲料あるいは炭酸ガスを天然に含む飲料に、加圧条件下でキャビテーションを発生させることにより、飲料中の溶存炭酸ガスを微細化することや(特許文献1)、水の分子クラスターが小さいといわれている水を原料とし、原料液に、ガス混合機で炭酸ガスを吸収させ製造すること(特許文献2)などが提案されている。しかし、いずれの場合も、大規模な製造設備を要したり、炭酸飲料の香味を損ねてしまったり、該効果が不十分であるという課題があった。
特開2011−103814号公報 特開2009−125067号公報
近年の健康志向の高まりから、健康に対する価値を付与するため、健康機能性を有する食品素材を加える清涼飲料が年々増加している。難消化性デキストリンは食物繊維を有するとともに、整腸作用、血糖値上昇抑制作用、中性脂肪上昇抑制作用を有することが知られており、清涼飲料をはじめ様々な食品への添加が検討されているところである。このような中、本発明者らは、健康機能性を有する食品素材である難消化性デキストリンを炭酸飲料に含有させると、溶存二酸化炭素の抜けの危害が増大することを見出した(参考例1参照)。
本発明は、炭酸飲料の風味を損なわず、大規模設備によらない簡便な方法で、難消化性デキストリン含有炭酸飲料において溶存二酸化炭素の抜けを低減することができる、新たな難消化性デキストリン含有容器詰め炭酸飲料と、その製造方法等を提供することを目的とする。
本発明によれば以下の発明が提供される。
(1)カラメル組成物および/または高甘味度甘味料を含んでなる、難消化性デキストリン含有容器詰め炭酸飲料。
(2)難消化性デキストリンの含有量が1.6質量%以下である、上記(1)に記載の容器詰め炭酸飲料。
(3)難消化性デキストリンのDEが8以上20以下である、上記(1)または(2)に記載の容器詰め炭酸飲料。
(4)難消化性デキストリンのグルコシド結合の50%以上がグルコシド結合1→4である、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の容器詰め炭酸飲料。
(5)難消化性デキストリンの由来がコーンスターチである、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の容器詰め飲料。
(6)高甘味度甘味料が、少なくともアスパルテームを含んでなる、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の容器詰め炭酸飲料。
(7)高甘味度甘味料が、アセスルファムカリウム、スクラロース、ステビア、アスパルテームおよびネオテームからなる群から選ばれる1種または2種以上からなる、上記(1)〜(6)のいずれかに記載の容器詰め炭酸飲料。
(8)高甘味度甘味料を0.01〜0.2質量%含有する、上記(1)〜(7)のいずれかに記載の容器詰め炭酸飲料。
(9)カラメル組成物がカラメル色素である、上記(1)〜(8)のいずれかに記載の容器詰め炭酸飲料。
(10)カラメル色素を0.01〜0.5質量%含有する、上記(9)に記載の容器詰め炭酸飲料。
(11)容器がPETボトルである、上記(1)〜(10)のいずれかに記載の容器詰め炭酸飲料。
(12)PETボトルが1〜2L容量である、上記(11)に記載の容器詰め炭酸飲料。
(13)カラメル組成物および/または高甘味度甘味料を添加することによって炭酸飲料からの溶存二酸化炭素の発散を抑制することを特徴とする、難消化性デキストリン含有容器詰め炭酸飲料の製造方法。
(14)難消化性デキストリン含有容器詰め炭酸飲料において、カラメル組成物および/または高甘味度甘味料の含有量を調整することにより溶存二酸化炭素の発散を抑制する方法。
(15)難消化性デキストリンの添加量または含有量が1.6質量%以下である、上記(13)または(14)に記載の方法。
(16)難消化性デキストリンのDEが8以上20以下である、上記(13)〜(15)のいずれかに記載の方法。
(17)難消化性デキストリンのグルコシド結合の50%以上がグルコシド結合1→4である、上記(13)〜(16)のいずれかに記載の方法。
(18)難消化性デキストリンの由来がコーンスターチである、上記(13)〜(17)のいずれかに記載の方法。
(19)高甘味度甘味料が、少なくともアスパルテームを含んでなる、上記(13)〜(18)のいずれかに記載の方法。
(20)高甘味度甘味料が、アセスルファムカリウム、スクラロース、ステビア、アスパルテームおよびネオテームからなる群から選ばれる1種または2種以上からなる、上記(13)〜(19)のいずれかに記載の方法。
(21)高甘味度甘味料を0.01〜0.2質量%含有する、上記(13)〜(20)のいずれかに記載の方法。
(22)カラメル組成物がカラメル色素である、上記(13)〜(21)のいずれかに記載の方法。
(23)カラメル色素を0.01〜0.5質量%含有する、上記(22)に記載の方法。
(24)容器がPETボトルである、上記(13)〜(23)のいずれかに記載の方法。
(25)PETボトルが1〜2L容量である、上記(24)に記載の方法。
本発明によれば、生理機能に富む難消化性デキストリンを炭酸飲料に添加した場合でも、該炭酸飲料からの溶存二酸化炭素の発散を抑制できることから、炭酸飲料の風味を維持しつつ、難消化性デキストリンの生理機能が付与された飲料を提供できる点で有利である。
特に、PETボトルの素材であるプラスチックはガス透過性を有するため、ガス透過性を有さない缶飲料と比べて、開栓時のみならず、開栓前、開栓後であっても溶存二酸化炭素の発散を招きやすく、長期に渡って品質を保持することが困難である。また、PETボトルは複数回開栓、閉栓が繰り返され、その都度内容物が消費されるような態様で利用されうることから、経時的に炭酸ガスの抜けを招きやすい。本発明によれば、難消化性デキストリンを炭酸飲料に添加した場合であっても、該炭酸飲料からの溶存二酸化炭素の発散を抑制できることから、本発明をPETボトルに適用した場合には、炭酸ガスの抜けによる風味の低下や変化を防ぐことができるため有利である。
発明の具体的説明
本発明の容器詰め炭酸飲料は難消化性デキストリンを含有している。本発明における難消化性デキストリンとは、とうもろこし、小麦、米、豆類、イモ類、タピオカなどの植物由来の澱粉を加酸および/または加熱して得た焙焼デキストリンを、必要に応じてαアミラーゼおよび/またはグルコアミラーゼで処理した後、必要に応じて脱塩、脱色した水溶性食物繊維であり、難消化性の特徴を持つものをいう。この難消化性デキストリンは、例えば、澱粉に微量の塩酸を加えて加熱し、酵素処理して得ることができ、衛新第13号(「栄養表示基準における栄養成分等の分析方法等について」)に記載の食物繊維の分析方法である高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)で測定される難消化性成分を含むデキストリン、好ましくは85〜95質量%の難消化性成分を含むデキストリンなどをいう。本発明では、水素添加により製造されるその還元物も難消化性デキストリンに含まれるものとする。なお、難消化性デキストリンとその還元物(還元難消化性デキストリン)は市販のものを使用することができる。
本発明の炭酸飲料における難消化性デキストリンの含有量は血糖値上昇抑制作用、血清コレステロール低下作用または中性脂肪上昇抑制作用や整腸作用を考慮して決定することができるが、後記実施例に示されるように難消化性デキストリンを炭酸飲料に添加することにより溶存二酸化炭素の発散が促進されてしまうことから、炭酸飲料中の難消化性デキストリンの含有量は、例えば、1.6質量%以下、1.5質量%以下または1.3質量%以下とすることができる。また、本発明の炭酸飲料における難消化性デキストリンの含有量の下限値はその生理機能を考慮して0.3質量%以上、0.5質量%以上または0.8質量%以上とすることができる。また、飲料容器が250ml以上のときは、難消化性デキストリンの含有量は飲料容器当たり3.0g以上または4.0g以上とすることができ、難消化性デキストリンの含有量の上限は飲料容器当たり8.0g以下とすることができる。
本発明の容器詰め炭酸飲料では、DE(Dextrose Equivalentの略であり、グルコースを100とした場合の糖液の持つ還元力を固形分当りにした値を意味する。)が8以上20以下の難消化性デキストリンを用いることができる。本発明の容器詰め炭酸飲料では、また、グルコシド結合の50%以上がグルコシド結合1→4である難消化性デキストリンを用いることができる。本発明の容器詰め炭酸飲料では、さらに、コーンスターチ由来の難消化性デキストリンを用いることができる。
本発明の容器詰め炭酸飲料に添加されるカラメル組成物は、カラメル色素、カラメル麦芽などを用いることができる。カラメル色素は、糖類を加熱重合して得られる高分子の褐色色素をいい、各種重合触媒(例えば、アンモニウム化合物や亜硫酸化合物)を使用して得られた高分子も本発明で使用するカラメル色素に含まれる。
カラメル色素は、その製造方法により以下の4種類に分類される。
カラメルI:澱粉加水分解物、糖蜜または糖類の食用炭水化物を、熱処理して得られたもの、または酸若しくはアルカリを加えて熱処理して得られたもので、亜硫酸化合物およびアンモニウム化合物を使用していないもの。
カラメルII:澱粉加水分解物、糖蜜または糖類の食用炭水化物に、亜硫酸化合物を加えて、またはこれに酸若しくはアルカリを加えて熱処理して得られたもので、アンモニウム化合物を使用していないもの。
カラメルIII:澱粉加水分解物、糖蜜または糖類の食用炭水化物に、アンモニウム化合物を加えて、またはこれに酸若しくはアルカリを加えて熱処理して得られたもので、亜硫酸化合物を使用していないもの。
カラメルIV:澱粉加水分解物、糖蜜または糖類の食用炭水化物に、亜硫酸化合物およびアンモニウム化合物を加えて、またはこれに酸若しくはアルカリを加えて熱処理して得られたもの。
本発明においては、いずれのカラメル色素も用いることができるが、好ましくはカラメルIまたはIVであり、さらに好ましくはカラメルIVである。
本発明の容器詰め炭酸飲料中のカラメル色素の含有量は、目的とする飲料に応じて適宜決定することができるが、溶存二酸化炭素の発散を抑制する観点から、例えば、0.01〜0.5質量%、好ましくは、0.02〜0.3質量%、より好ましくは0.04〜0.25質量%とすることができる。
カラメル麦芽とは、糖化処理、カラメル化処理を経て生成される麦芽のことをいい、製品である飲料に色や香ばしさを付与する。カラメル麦芽は、緑麦芽等を浸麦し含水率を40%程度に高めた後、糖化処理及びカラメル化処理によって得られる、色度50〜2500EBCで規定される麦芽である。一般に糖化処理は、麦中の温度を60〜75℃程度まで上昇させ、30分間以上保温することにより実行される。また、カラメル化処理は、長時間かけて段階的に120〜230℃程度まで上昇させることにより実行される。
本発明の容器詰め炭酸飲料にカラメル麦芽を用いる場合は、例えば、一定量のカラメル麦芽を約3〜5倍の沸騰水浴中に入れて15分間ほど煮沸抽出後、固液分離したものを6℃で3000rpm、30分間遠心分離処理して抽出液を調製し、飲料に配合することができる。
本発明の容器詰め炭酸飲料中のカラメル麦芽の含有量は、目的とする飲料に応じて適宜決定することができるが、溶存二酸化炭素の発散を抑制する観点から、例えば、1.0〜10質量%、好ましくは、2.0〜8.0質量%、より好ましくは3.0〜5.0質量%とすることができる。
本発明の容器詰め炭酸飲料に添加される高甘味度甘味料は、食品に甘味を付与する目的で使用される食品添加物のうち、ショ糖と同量(質量)を口に含んだ際に感じる甘味がショ糖の数十倍から数千倍と高いため、少量の添加で食品に十分な甘味を付与できる物質を意味する。
添加される高甘味度甘味料としては、天然高甘味度甘味料であっても、合成高甘味度甘味料であってもよく、例えば、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、キシリトール、D-キシロース、グリチルリチンおよびその酸およびその塩、サッカリン、サッカリンナトリウム、スクラロース、D-ソルビトール、ステビア抽出物、ステビア末、タウマチン、アブルソサイドA、シクロカリオサイドI、N-アセチルグルコサミン、L-アラビノース、オリゴ-N-アセチルグルコサミン、カンゾウ抽出物、α-グルコシルトランスフェラーゼ処理ステビア、酵素処理カンゾウ、L-ソルボース、ネオテーム、ラカンカ抽出物、L-ラムノース、D-リボース等が挙げられる。
添加される高甘味度甘味料は、単一成分として使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。高甘味度甘味料は、単一成分で添加される場合でも2種以上を組み合わせて添加する場合でも、好ましくは、少なくともアスパルテームを含んでなるものである。また、添加される高甘味度甘味料は、好ましくは、アセスルファムカリウム、スクラロース、ステビア、アスパルテームおよびネオテームからなる群から選ばれる1種または2種以上からなるものであってもよい。高甘味度甘味料を2種以上組み合わせて使用する場合の高甘味度甘味料の量は、2種以上の各高甘味度甘味料の量を合計した量で表すことができる。
本発明の容器詰め炭酸飲料に使用される高甘味度甘味料は、市販されているものを使用しても、公知の方法に従って製造したものを使用してもよい。また、本発明において使用される高甘味度甘味料は、目的の高甘味度甘味料を含む植物等の抽出物(例えば、ステビアであればステビア抽出物)を使用してもよい。
本発明の容器詰め炭酸飲料中の高甘味度甘味料の含有量は、目的とする飲料に応じて適宜決定することができるが、溶存二酸化炭素の発散を抑制する観点から、例えば、0.01〜0.2質量%、好ましくは、0.02〜0.1質量%、より好ましくは0.03〜0.07質量%とすることができる。
高甘味度甘味料として、アスパルテーム、アセスルファムカリウムおよびスクラロースの組み合わせを使用する場合は、それぞれの甘味度や原飲料の種類を考慮して、濃度を決定することができる。
本発明の容器詰め炭酸飲料は、アルコールを含有しない飲料(ノンアルコール飲料)として提供することができ、例えば、サイダー飲料、ラムネ飲料、黒色炭酸飲料(例えば、コーラ飲料)、果汁入り炭酸飲料、ノンアルコール・ビールタイプ飲料が挙げられる。本発明の容器詰め炭酸飲料はカラメル組成物を使用することから着色炭酸飲料(有色炭酸飲料)として提供することができる。本発明の容器詰め炭酸飲料を着色炭酸飲料として提供する場合には、炭酸飲料の吸光度は0.01〜0.4とすることができ、黒色炭酸飲料の場合には、炭酸飲料の吸光度は0.15〜0.4とすることができる。本発明において「吸光度」とは、ガス抜き処理した炭酸飲料をイオン交換水で3倍(重量比)に希釈し、光路長10mmのセルで測定した555nmでの吸光度をいう。本発明の容器詰め炭酸飲料は、カラメル組成物と高甘味度甘味料を使用することから、好ましくはコーラ系飲料として提供される。ここで、コーラ飲料とは、コーラの種実の抽出エキスまたはその同等物をベースとして酸味料、着色料およびカフェインなどを配合し、柑橘系香料や各種スパイスで適宜香味を調えた炭酸飲料を意味する。
本発明の容器詰め炭酸飲料の容器は、PETボトル、缶、瓶等の飲料として提供しうる形態ものであれば特に限定されない。本発明の容器詰め炭酸飲料は、好ましくはPETボトルに充填された態様で提供することができ、より好ましくは、1〜2L容量のPETボトルに充填して提供される。1〜2L容量のPETボトルは比較的大容量ゆえ、複数回開栓と閉栓が繰り返され、その都度内容物が消費され、炭酸ガスが経時的に飲料から抜けてしまうが、本発明の容器詰め炭酸飲料では溶存二酸化炭素の発散が抑制されることから、このような炭酸ガスの抜けを最小限に抑えることができる。すなわち、本発明の容器詰め炭酸飲料をPETボトル、特に、1〜2L容量の大容量PETボトル、の態様で提供する場合には、炭酸ガスの抜けを最小限に抑えることができ、炭酸飲料の風味が損なわれない点で有利である。
本発明の容器詰め炭酸飲料の好ましい態様としては、カラメル色素および高甘味度甘味料を含んでなる、難消化性デキストリン含有PET容器詰め黒色炭酸飲料であって、難消化性デキストリンの含有量が1.6質量%以下であり、カラメル色素の含有量が0.01〜0.5質量%(好ましくは、0.02〜0.3質量%、より好ましくは0.04〜0.25質量%)であり、高甘味度甘味料の含有量が0.01〜0.2質量%(好ましくは、0.02〜0.1質量%、より好ましくは0.03〜0.07質量%)であり、高甘味度甘味料がアセスルファムカリウム、スクラロースおよびアスパルテームからなる、炭酸飲料が提供される。この炭酸飲料は1〜2L容のPET容器詰め飲料として提供されうる。また、この炭酸飲料の吸光度は0.15〜0.4とすることができる。
本発明の別の面によれば、カラメル組成物および/または高甘味度甘味料を添加することによって炭酸飲料からの溶存二酸化炭素の発散を抑制することを特徴とする、難消化性デキストリン含有容器詰め炭酸飲料の製造方法が提供される。
本発明のさらに別の面によれば、難消化性デキストリン含有容器詰め炭酸飲料において、カラメル組成物および/または高甘味度甘味料の含有量を調整することにより溶存二酸化炭素の発散を抑制する方法が提供される。本発明の方法には、難消化性デキストリン含有容器詰め炭酸飲料において、カラメル組成物および/または高甘味度甘味料を添加することにより溶存二酸化炭素の発散を抑制する方法も含まれる。
これらの本発明の方法で使用する難消化性デキストリン、カラメル組成物および高甘味度甘味料やその添加態様については本発明の容器詰め炭酸飲料に関する記載事項を参照することができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、下記の実施例により本発明が限定されるものではない。
参考例1:難消化性デキストリンが炭酸飲料のガス抜けに与える影響
(1)容器詰め炭酸飲料の調製
定法にしたがって表1に示す配合で炭酸飲料を調製し、500mlをPETボトル(総体積518ml)に充填し、容器詰め炭酸飲料を調製した。飲料のガス内圧力は京都電子製ガスボリューム計GVA−500で20℃におけるガス圧を測定し、Brix、pH、酸度はいずれもガス抜き後に測定を行った。各種物性値の測定結果は表1に示した。
Figure 0005989560
難消化性デキストリン:松谷化学工業社製、ファイバーソル2(難消化性デキストリン含量85〜90%)
(2)ガスロス率の測定と官能評価
上記(1)で調製した容器詰め飲料を5℃で24時間以上冷蔵した後、常温に取り出し、速やかに二酸化炭素濃度を測定した。二酸化炭素濃度の測定はアントンパール社製CO2濃度計、CarboQCで測定した(処理前CO濃度(A))。測定後、中味飲料の質量が370gとなるように一部を廃棄し、キャップをはずした状態で35℃の水浴で30分間放置した。その後再び密栓し、中心温度が20℃になるまで水冷して二酸化炭素濃度を測定した(処理後CO濃度(B))。
ガスロス率(%)は、処理前CO濃度に対する減少したCO濃度の割合として[((A)−(B))/(A)×100]で算出した。試験区Aおよび試験区Bのそれぞれについて3本ずつ測定し、その平均値を表2に示した。官能評価を行う場合は同様の条件でガス抜けを促進させた飲料について炭酸感を比較評価した。
Figure 0005989560
測定の結果、試験区Aに比べて試験区Bはガスロス率が高かった。また、官能評価においても試験区Aに比べて試験区Bは炭酸感が弱いと評価された。エネルギーが5kcal/100g未満のいわゆるノンカロリー飲料において、可溶性固形分が等しい条件でも難消化性デキストリンを用いると、開栓後の炭酸ガスの抜けが促進されることが判明した。
実施例1:カラメル組成物および高甘味度甘味料が炭酸飲料のガス抜けに与える影響(1)
参考例1では、難消化性デキストリンが炭酸飲料に含まれると、炭酸飲料からの炭酸ガスの抜けが促進されることを示した。本実施例では、難消化性デキストリンを含有する炭酸飲料に、カラメル組成物や高甘味度甘味料を添加した場合に、炭酸飲料からの炭酸ガスの抜けがどのような影響を受けるかを調べた。
参考例1と同様の手法で表3に示す配合で炭酸飲料を調製し、500mlをPETボトルに充填し、容器詰め炭酸飲料を調製した。なお、難消化性デキストリンは松谷化学工業社製、ファイバーソル2を使用し、飲料中の難消化性デキストリン量が表中の配合量になるようにファイバーソル2の配合量を決定した。カラメル組成物は市販のカラメル色素を用いた。得られた容器詰め炭酸飲料を参考例1と同様の方法で処置し、ガスロス率を測定した。官能評価は、対照区1をコントロール(0点)として、炭酸感の強さを−3点(対照区1よりも弱い)から+3点(対照区1よりも強い)の7段階で評価した。炭酸飲料の配合と物性値は表3に、ガスロス率と官能評価結果は表4に、それぞれ示した。
Figure 0005989560
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測定の結果、対照区1に比べて試験区1、2および3ではガスロス率が改善され、炭酸の強さに関する官能評価も対照区1を上回っていた。特に、カラメル色素と高甘味度甘味料が添加された試験区3ではガスロス率がより低く抑えられるとともに、炭酸感がより強く感じられた。
実施例2:カラメル組成物および高甘味度甘味料が炭酸飲料のガス抜けに与える影響(2)
実施例1では、難消化性デキストリンを含有する炭酸飲料にカラメル組成物や高甘味度甘味料を添加すると、炭酸飲料からの炭酸ガスの抜けが抑制され、炭酸感がより強く感じられることを示した。本実施例では、難消化性デキストリンを含有する炭酸飲料にカラメル組成物と高甘味度甘味料を添加し、高甘味度甘味料の量と種類を変化させた場合に、炭酸飲料からの炭酸ガスの抜けがどのような影響を受けるかを調べた。
実施例1と同様の手法で表5に示す配合で炭酸飲料を調製し、500mlをPETボトルに充填し、容器詰め炭酸飲料を調製した。得られた容器詰め炭酸飲料を参考例1と同様の方法で処置し、ガスロス率を測定した。官能評価は、実施例1に示す対照区1を基準点(0点)として、炭酸感の強さを−3点(対照区1よりも弱い)から+3点(対照区1よりも強い)の7段階で評価した。炭酸飲料の配合と物性値は表5に、ガスロス率と官能評価結果は表6に、それぞれ示した。
Figure 0005989560
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測定の結果、実施例1に示す対照区1よりも試験区4〜7ではガスロス率が改善され、炭酸の強さに関する官能評価も対照区1を上回っていた。特に、アスパルテームを0.0235質量%以上配合した試験区5と試験区6ではガスロス率がより低く抑えられるとともに、炭酸感がより強く感じられた。
実施例3:カラメル組成物および高甘味度甘味料が炭酸飲料のガス抜けに与える影響(3)
実施例1および実施例2では、難消化性デキストリンを含有する炭酸飲料にカラメル組成物や高甘味度甘味料を添加すると、炭酸飲料からの炭酸ガスの抜けが抑制され、炭酸感がより強く感じられることを示した。本実施例では、難消化性デキストリンを含有する炭酸飲料にカラメル組成物や高甘味度甘味料を添加し、カラメル組成物の添加量を変化させた場合に、炭酸飲料からの炭酸ガスの抜けがどのような影響を受けるかを調べた。
実施例1と同様の手法で表7に示す配合で炭酸飲料を調製し、500mlをPETボトルに充填し、容器詰め炭酸飲料を調製した。得られた容器詰め炭酸飲料を参考例1と同様の方法で処置し、ガスロス率を測定した。また、飲料の吸光度はガス抜き処理後、イオン交換水で3倍に希釈して光路長10mmのセルを用いて分光光度計で555nmの吸光度を測定した。官能評価は、実施例1に示す対照区1をコントロール(0点)として、炭酸感の強さを−3点(対照区1よりも弱い)から+3点(対照区1よりも強い)の7段階で評価した。炭酸飲料の配合と物性値は表7に、ガスロス率と官能評価結果は表8に、それぞれ示した。
Figure 0005989560
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測定の結果、実施例1に示す対照区1よりも試験区8、9、10および11ではガスロス率が改善され、炭酸の強さに関する官能評価も対照区1を上回っていた。特に、カラメル色素の含有量が0.02質量%以上の試験区9、10および11ではガスロス率がより低く抑えられるとともに、炭酸感がより強く感じられた。
実施例4:カラメル組成物および高甘味度甘味料が炭酸飲料のガス抜けに与える影響(4)
実施例3と高甘味度甘味料の配合が異なる処方を用いて、カラメル組成物の量を変化させた場合の影響を調べた。
実施例1と同様の手法で表9に示す配合で炭酸飲料を調製し、500mlをPETボトルに充填し、容器詰め炭酸飲料を調製した。得られた容器詰め炭酸飲料を参考例1と同様の方法で処置し、ガスロス率を測定した。官能評価は、実施例1に示す対照区1を基準点(0点)として、炭酸感の強さを−3点(対照区1よりも弱い)から+3点(対照区1よりも強い)の7段階で評価した。炭酸飲料の配合と物性値は表9に、ガスロス率と官能評価結果は表10に、それぞれ示した。
Figure 0005989560
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測定の結果、高甘味度甘味料の組成が実施例3と異なっている場合でも、実施例1に示す対照区1よりも試験区12および試験区13ではガスロス率が顕著に改善され、炭酸の強さに関する官能評価も対照区1を大幅に上回っていた。
実施例5:カラメル組成物および高甘味度甘味料が炭酸飲料のガス抜けに与える影響(5)
本実施例では、各種カラメル組成物を使用した場合に炭酸飲料からの炭酸ガスの抜けがどのような影響を受けるかを調べた。
表11に示すカラメル組成物を使用した以外は、実施例2の試験区6と同様の配合で炭酸飲料を調製した。なお、カラメル麦芽は、原料100gを400gの沸騰水浴中に入れて15分間煮沸抽出後、固液分離したものを6℃で3000rpm、30分間遠心分離処理して抽出液を調製し、飲料に配合した。表中の配合量は、カラメル麦芽の使用量を示した。また、飲料の吸光度は、実施例3と同様の方法で測定した。カラメル色素は、市販品のCN(カラメルIV)、CD(カラメルIV)、BC−2(カラメルIV)、S−239(カラメルI)、S(カラメルI)(いずれも池田糖化工業社製)を用い、カラメル麦芽及びブラウンシュガーは、通常市販品を用いた。
得られた容器詰め炭酸飲料は、参考例1と同様の方法で処置し、ガスロス率を測定した。官能評価は、実施例1に示す対照区1を基準点(0点)として、炭酸感の強さを−3点(対照区1よりも弱い)から+3点(対照区1よりも強い)の7段階で評価した。炭酸飲料の配合と物性値は表11に、ガスロス率は表12にそれぞれ示した。
Figure 0005989560
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測定の結果、各種カラメル組成物を使用した場合でも、実施例1に示す対照区1よりも試験区14〜21ではガスロス率が顕著に改善され、炭酸の強さに関する官能評価も対照区1を大幅に上回っていた。
実施例6:1.5L容PETボトル詰め炭酸飲料のガス抜けの検証
実施例1〜5では、500ml容のPETボトルにおける評価例を示した。本実施例では、1.5L容のPETボトルを用いた場合のガス抜け抑制効果を調べた。
実施例1と同様の手法で表13に示す配合で炭酸飲料を調製し、飲料1500mlをPETボトル(総体積1554ml)に充填し、容器詰め炭酸飲料を調製した。
得られた容器詰め飲料を5℃で48時間以上冷蔵した後、常温に取り出し、速やかに二酸化炭素濃度を測定した。測定後、中味飲料の質量が1370gとなるように一部を廃棄し、キャップをはずした状態で35℃の水浴で30分間放置した。その後再び密栓し、中心温度が25℃になるまで水冷して二酸化炭素濃度を測定した。ガスロス率の算出は参考例1と同様に行い、結果を表14に示した。
Figure 0005989560
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測定の結果、1.5L容PETボトルにおいても難消化性デキストリンを含有する炭酸飲料では、カラメル色素と高甘味度甘味料を配合していない対照区2に比べて、カラメル色素と高甘味度甘味料を配合した試験区22のほうがよりガスロス率を顕著に改善できるとともに、炭酸感がより強く感じられることが判明した。

Claims (19)

  1. カラメル組成物および高甘味度甘味料を含んでなる、難消化性デキストリン含有容器詰め炭酸飲料であって、該飲料中の難消化性デキストリンの含有量が0.3〜1.6質量%である、炭酸飲料
  2. 高甘味度甘味料が、アセスルファムカリウム、スクラロース、およびアスパルテームからなる群から選ばれる1種または2種以上を含む、請求項1に記載の容器詰め炭酸飲料。
  3. 高甘味度甘味料が、少なくともアセスルファムカリウムを含む、請求項1に記載の容器詰め炭酸飲料。
  4. 難消化性デキストリンの含有量が0.8〜1.6質量%である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の容器詰め炭酸飲料。
  5. 難消化性デキストリンのDEが8以上20以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の容器詰め炭酸飲料。
  6. 難消化性デキストリンのグルコシド結合の50%以上がグルコシド結合1→4である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の容器詰め炭酸飲料。
  7. 難消化性デキストリンの由来がコーンスターチである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の容器詰め飲料。
  8. 高甘味度甘味料が、少なくともアスパルテームを含んでなる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の容器詰め炭酸飲料。
  9. 高甘味度甘味料が、アセスルファムカリウム、スクラロース、ステビア、アスパルテームおよびネオテームからなる群から選ばれる1種または2種以上からなる、請求項1に記載の容器詰め炭酸飲料。
  10. 高甘味度甘味料を0.01〜0.2質量%含有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の容器詰め炭酸飲料。
  11. カラメル組成物がカラメル色素である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の容器詰め炭酸飲料。
  12. カラメル色素を0.01〜0.5質量%含有する、請求項11に記載の容器詰め炭酸飲料。
  13. 容器がPETボトルである、請求項1〜12のいずれか一項に記載の容器詰め炭酸飲料。
  14. PETボトルが1〜2L容量である、請求項13に記載の容器詰め炭酸飲料。
  15. 容器詰め炭酸飲料がノンアルコール・ビールタイプ飲料である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の容器詰め炭酸飲料。
  16. カラメル組成物および高甘味度甘味料を添加することによって炭酸飲料からの溶存二酸化炭素の発散を抑制することを特徴とする、難消化性デキストリン含有容器詰め炭酸飲料の製造方法であって、該容器詰め炭酸飲料中の難消化性デキストリンの含有量が0.3〜1.6質量%である、製造方法。
  17. 容器詰め炭酸飲料中の難消化性デキストリンの含有量が0.8〜1.6質量%である、請求項16に記載の容器詰め炭酸飲料の製造方法。
  18. 難消化性デキストリン含有容器詰め炭酸飲料において、カラメル組成物および高甘味度甘味料の含有量を調整することにより溶存二酸化炭素の発散を抑制する方法であって、該容器詰め炭酸飲料中の難消化性デキストリンの含有量が0.3〜1.6質量%である、方法
  19. 容器詰め炭酸飲料中の難消化性デキストリンの含有量が0.8〜1.6質量%である、請求項18に記載の方法。
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