JP5987880B2 - 作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベル等の作業機械に関し、その中でも特に、機械室周辺での電気配線の配索技術に関する。
作業機械では、エンジンや油圧ポンプ等の駆動装置が収容されている機械室の周辺に、電気機器が設置される場合がある。
例えば、特許文献1の作業機械(リフマグ機)では、エンジン室(機械室)の左端の上方に、リフティングマグネット用の制御ボックスが外付けされており、特許文献2の建設機械では、機械室建屋(機械室)の後側に隣接したカウンタウエイトの上部に、後方監視用のカメラユニットが取り付けられている。
特開2010−95845号公報 特開2006−336361号公報
電気機器は、運転室等との間で電気配線を接続する必要があるが、機械室の周辺に設置されている場合には、その電気配線の配索は容易でない。
例えば、特許文献2の建設機械では、機械室の内部に電気配線を通しているが、機械室の内部は、静音性や断熱性を確保するために、機械室カバーで略密閉されているうえに、各種装置が密集状態で配置されている。
そのため、機械室の内部に電気配線を通す場合、壁に孔を開けて隙間を塞ぎながら電気配線を通すことや、装置を迂回して電気配線を配索することなどが必要になり、複雑な配索構造になり易い。
しかも、機械室の内部は、駆動装置の作動によって高温になる。そのため、耐熱性に優れた電気配線が必要になり、部材コストも高くつく。
機械室の外部に電気配線を配索するにしても、作業時に電気配線に障害物がぶつかるおそれがあるし、配索の仕方によっては、電気配線が作業時の視界を妨げたり見栄えが悪くなるおそれもある。
そこで本発明の目的は、機械室の周辺に設置される電気機器の電気配線を適切に配索できる作業機械を提供することにある。
本発明では、機械室カバーの上に設置されているボンネットを利用して、電気配線が適切に配索できるようにした。
すなわち、本発明の作業機械は、作業動作を行う作業装置と、前記作業装置を駆動する駆動装置を収容し、機械室カバーによって内外が仕切られた機械室と、前記機械室の周辺に設置された電気機器と、を備えている。前記機械室カバーは、前記機械室の内部を開放する開口部が形成された上部カバーと、前記上部カバーの上に膨出するように設置され、前記開口部の開閉が可能なボンネットと、を有している。
前記ボンネットは、前記開口部の周囲に拡がる開口縁部の上に配置される枠状の周壁部と、前記周壁部の上端部に連なって前記開口部の上方を覆う上壁部と、を有している。前記周壁部と前記開口縁部との間に、前記機械室と仕切られて周方向に延びる配索ダクトが設けられている。
そして、前記電気機器と接続される電気配線が、前記配索ダクトを経由して配索されている。
この作業機械によれば、機械室の周辺に設置されている電気機器に接続される電気配線を、機械室の上に設置されたボンネットの縁の下側に沿って延びる配索ダクトを通じて配索できるので、機械室の内部を通過せずに簡単かつ効率的に配索できる。
配索ダクトで電気配線を保護できるので、電気配線への障害物の衝突を防ぐことができるし、配索ダクトがボンネットの縁の下側に設けられているので、電気配線が作業時の視界を妨げたり見栄えを悪くするおそれも無い。
従って、この作業機械によれば、機械室の周辺に設置される電気機器の電気配線を適切に配索できる。
更には、前記周壁部の少なくとも一部の領域に、下端部から上端部に向かって凹む切欠部が周方向に延びるように形成され、前記配索ダクトが、前記開口縁部から上方に張り出して、前記切欠部に沿って延びる内側面部と、前記開口縁部と対向するように、前記内側面部の上端から外向きに張り出す上面部と、を有し、前記内側面部と対向する前記配索ダクトの外側が開放されているようにしてもよい。
そうすれば、ボンネットの高さを変更せずに配索ダクトを設置できる。配索ダクトの内側に配索される電気配線の放熱性を高めることができる。その結果、視野を妨げることがないうえ、電気配線に要求される耐熱性が低くなり、安価な電気配線が選択できるし、耐久性も向上する。
更には、前記ボンネットは、前記周壁部の下端部における前記切欠部を含めた領域に装着されるシール部材を有し、前記シール部材のうち、前記切欠部に装着された部分は前記配索ダクトに弾性接触し、その他の領域に装着された部分は前記開口縁部に弾性接触するようにするとよい。
そうすれば、切欠部や配索ダクトを設けても、従来のボンネットと同様に、ボンネットと機械室との間を封止でき、静音性や断熱性を維持できる。
更には、前記周壁部は、周方向にL字状に屈曲する角部を有し、前記切欠部が、前記角部を間に挟んだ領域に形成されているようにするのが好ましい。
弾性を有するシール部材は、周壁部の下端部に沿って変形させながら装着されるため、切欠部の端部が角部の近傍に位置していると、その部位で、シール部材の変形量が大きくなって歪みが大きくなり易い。
シール部材の歪みが大きくなると、周壁部への沿い付きが悪くなり、シール部材が剥がれ易くなって耐久性が低下するおそれがあるが、角部を間に挟んだ領域に切欠部を形成することで、切欠部の端部が角部から離れて位置するため、周壁部への沿い付きが良くなり、剥がれ難くなって耐久性の低下も防止できる。
特に、外側が開放された配索ダクトは、特許文献1のようなリフマグ機に好適である。
具体的には、前記作業装置は電磁石を有している。前記電気機器は、前記ボンネットに隣接して前記上部カバーの上に設置された制御ボックスである。前記作業機械は、前記制御ボックスから離れた位置に設置された発電機を備える。そして、前記制御ボックスが、前記電気配線を介して、前記電磁石と前記発電機とに接続されているようにする。
この場合、電気配線に流れる電流が大きいため、電気配線は高温になり易く、太くて高価な電気配線が用いられる。従って、そのような電気配線を、ボンネットの縁に沿って延びる外側が開放された配索ダクトを経由して配索すれば、比較的短い距離で配索できるし、放熱性に優れるため、大幅な部材コストの低減や耐久性の向上が図れる。
本発明の作業機械によれば、機械室の周辺に設置される電気機器の電気配線を適切に配索できるようになる。
本実施形態の作業機械を示す概略側面図である。 機械室の部分を上方から見た概略図である。 ボンネットを開いた状態の図2相当図である。 要部を斜め前方から見た概略斜視図である。 電気配線が配索された状態を示す概略斜視図である。 図5における矢印X−X線での概略断面図である。 変形例を示す概略図である。 (a)及び(b)は、他の変形例を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。なお、説明で用いる上下左右等の方向は、上部旋回体を基準としたものであり、各図で矢印にて示す。
図1〜図3に、本実施形態の作業機械1を示す。この作業機械1は、主に、鉄スクラップなどを扱う金属リサイクル現場で使用される。後述するように、リフティングマグネットを装備していることから、この作業機械1はリフマグ機とも呼ばれる。
このリフマグ機1は、油圧で駆動されるクローラ型の下部走行体1aの上に、上部旋回体1bが旋回可能に設けられている。具体的には、旋回ベアリング2を介して台状のアッパーフレーム3が下部走行体1aに支持されており、そのアッパーフレーム3が油圧で旋回駆動される。
キャブ4やアタッチメント5、機械室6などが、このアッパーフレーム3の上に設置されている。機械室6の上側には、制御ボックス7(電気機器の一例)が設置されている。
キャブ4は、アッパーフレーム3の前部の左側に設置された箱形の運転室である。キャブ4の内部には、オペレータが着座するシートや操作機器などが備えられている(図示せず)。この機種のキャブ4は、後面の上部に、下部よりも後方に僅かに膨出した膨出部4aを有し、内部空間を拡張したデザインとなっている。
アタッチメント5は、作業動作を行う作業装置であり、ブーム5a、アーム5b、リフティングマグネット5c(電磁石)などで構成されている。アタッチメント5は、アッパーフレーム3の前部に設置されており、キャブ4の前部の右側に隣接している。
ブーム5aは、アッパーフレーム3に基端部が軸支されて起伏動作する支柱部材であり、アーム5bは、ブーム5aの先端部に揺動可能に連結された支柱部材である。リフティングマグネット5cは、アーム5bの先端に支持されている。ブーム5a及びアーム5bは、油圧で作動し、オペレータの操作に応じてリフティングマグネット5cを変位させる。
リフティングマグネット5cは、電流を流すことによって磁化し、例えば数百kgにもなる鉄スクラップを吸着して持ち上げる機能を有している。リフマグ機1では、鉄スクラップの移送作業などが行われる。
具体的には、リフティングマグネット5cに通電して鉄スクラップを吸着し、ブーム5a及びアーム5bを操作してリフティングマグネット5cを移送先まで変位させる。そうして通電を停止し、鉄スクラップをリフティングマグネット5cから離すことで、高重量の鉄スクラップを移送する。
リフティングマグネット5cには大きな電流が必要とされる。そのため、図2に示すように、このリフマグ機1では、リフティングマグネット5cに供給する電流を発電する大型の発電機8が、機械室6の前側に設置されている。
(機械室、機械室カバー)
機械室6は、機械室カバー60で内外を仕切ることによって構成されており、アッパーフレーム3の後部の左右の幅方向の全域にわたって設けられている。機械室カバー60は、前部カバー61、後部カバー62、上部カバー63、ボンネット20などで構成されている。
前部カバー61は、機械室6の前側を覆うカバーである。前部カバー61は、前方に面した状態でアッパーフレーム3に立設されており、キャブ4の後面の下部に僅かな隙間を隔てて隣接している。
後部カバー62は、機械室6の左右両側及び後側を覆うカバーである。後部カバー62は、アッパーフレーム3の後部の円弧状の外縁に沿って立設されている。後部カバー62は、高重量な鋳造体などで構成されていて、作動するアタッチメント5との間で前後のバランスを確保するカウンタウエイトも兼ねている。
上部カバー63は、機械室6の上側を覆うカバーである。上部カバー63の左端部には、機械室6の内部に外気を取り込む外気取入口64が開口しており、上部カバー63の右端部には、機械室6の内部から熱気を排出する熱気排出口65が開口している(機械室6の内部はドット模様で示す)。
図3に示すように、上部カバー63のこれら外気取入口64と熱気排出口65の間の広域な部分に、機械室6の内部を開放する横長な略矩形の開口部66が形成されている。
機械室6の内部には、エンジン11、熱交換装置12、油圧ポンプ13等の駆動装置が収容されている。これら駆動装置により、ブーム5aやアーム5b、下部走行体1aは駆動される。メンテナンス時などには、開口部66を通じてこれら駆動装置にアクセスできるようになっている。
ボンネット20は、上部カバー63に設置されている。ボンネット20は、開口部66よりも外縁の寸法がひとまわり大きく形成されていて、平常時には開口部66の上に被さっている。このリフマグ機1の場合、ボンネット20の後側がヒンジ21を介して上部カバー63に軸支されており、ボンネット20が後方に向かって揺動することにより、開口部66は開閉される。
ボンネット20は、機械室6を嵩上げするために、上部カバー63の上に膨出するように形成されていて、矩形枠状の周壁部22と、周壁部22の上端部に連なって拡がる上壁部23とを有している。
詳しくは、周壁部22は、揺動先端側の前壁部22aと、揺動基端側の後壁部22bと、前壁部22a及び後壁部22bの各端部に連なる左壁部22c及び右壁部22dとを有している。周壁部22の周方向の四隅には、湾曲しながらL字状に屈曲する角部22eが形成されている。
図3に示すように、開口部66の周囲には、開口部66の縁に沿って延びる略平坦な開口縁部67が拡がっており、周壁部22の下端部は、ボンネット20を閉じた時に、開口縁部67と上下に対向するように構成されている。
(制御ボックス)
制御ボックス7は、リフティングマグネット5cへの電流供給を制御するために設けられている。制御ボックス7の内部には、リレー等を装備した制御盤(図示せず)が収容されている。図4に示すように、制御ボックス7は、外気取入口64の上に、外気取入口64と隙間を隔てて設置されている。
制御ボックス7の前面には、ケーブル(電気配線)を挿通する3個の挿通口7aが設けられている。これら挿通口7aを通じて、発電機8に接続される入力ケーブルICと、リフティングマグネット5cに接続される出力ケーブルOCと、制御用ケーブルCCとが、制御ボックス7から導出される(図1〜図4ではケーブルの図示を省略)。
入力ケーブルICと出力ケーブルOCは、制御ボックス7の内部で、制御盤に設けられたリレーを介して連結されている。制御用ケーブルCCを通じて制御盤に制御信号が入力され、その制御信号に従ってリレーが接続制御される。それにより、発電機8で発電された電流が、オペレータの操作に応じてリフティングマグネット5cに供給される。
制御ボックス7から導出されるケーブルIC,OC,CCは、いずれも、前部カバー61の幅方向における中央部の前方に配索される。
(切欠部、配索ダクト)
従来の機種では、これらケーブルIC,OC,CCは、キャブ4と機械室6との間の隙間を通じて配索されていた。ところが、このリフマグ機1では、キャブ4と機械室6との間に十分な隙間が無いうえに、キャブ4の膨出部4aが機械室6の上方に張り出しているため、従来と同様には配索できない。
そこで、このリフマグ機1では、制御ボックス7に隣接して機械室6の上に設置されているボンネット20を利用し、そのような場合でも、これらケーブルIC,OC,CCを適切に配索できるように工夫した。
具体的には、図4に示すように、周壁部22と開口縁部67との間に、機械室6と仕切られて周方向に延びる配索ダクト40を設けた。
本実施形態では、周壁部22の一部の領域に、下端部から上端部に向かって凹む切欠部30を周方向に延びるように形成し、そうすることによって切欠部30と開口縁部67との間に生じる隙間に、配索ダクト40を設け、図5に示すように、その配索ダクト40を経由してこれらケーブルIC,OC,CCを配索するようにした。
詳しくは、切欠部30は、周壁部22の左前側の角部22eを間に挟んだ、左壁部22cの前端部分と、前壁部22aにおける左端から左右幅方向の中間までの部分と、に至る領域に形成されている。切欠部30は、周壁部22の下端縁に連なって上り傾斜した一対の切欠端部31,31と、これら切欠端部31,31の間に連なって、周壁部22の下端部から上端部の側に離れた位置を周方向に延びる切欠縁部32と、を有している。
周壁部22の下端部には、ボンネット20と機械室カバー60との間の隙間を封止するために、ウエザストリップ25(シール部材)が装着されている。
ウエザストリップ25は、長手方向に延びるスリットが形成されたゴム製の細長い部材である。ウエザストリップ25は、切欠部30を含めた周壁部22の下端部の所定の領域に装着されている。
ウエザストリップ25は、周壁部22の下端部に沿って変形させながら、周壁部22の下端部をスリットに挟み込んで装着される。その際、切欠端部31が角部22eの近傍に位置していると、その部位で、ウエザストリップ25の変形量が大きくなって歪みが大きくなり易い。
ウエザストリップ25の歪みが大きくなると、周壁部22への沿い付きが悪くなり、ウエザストリップ25が剥がれ易くなって耐久性が低下するおそれがある。それに対し、このリフマグ機1では、角部22eから離れた位置に切欠端部31を配置しているので、ウエザストリップ25の周壁部22への沿い付きが良くなるし、剥がれ難くなって耐久性の低下も防止できる。
図3に示すように、配索ダクト40は、切欠部30に対応して、開口縁部67の左前側の角部を間に挟んだ、左側の開口縁部67の前端部分と、前側の開口縁部67における左端から左右幅方向の中間までの部分と、に至る領域に設けられている。
配索ダクト40は、上面視L字状の形状を有し、上部カバー63の上に取り付けられている。配索ダクト40の左端部は、制御ボックス7の近傍に位置し、配索ダクト40の右端部は発電機8の近傍に位置している。
図6に示すように、配索ダクト40は、コ字状の断面を有している。すなわち、配索ダクト40は、開口縁部67から上方に張り出して、切欠部30に沿って延びる内側面部41と、開口縁部67と対向するように、内側面部41の上端から外向きに張り出す上面部42と、を有しており、内側面部41と対向する配索ダクト40の外側が開放された状態となっている。
配索ダクト40はまた、その両端部に、切欠部30の切欠端部31に対応した形状の傾斜面部43を有し、これら傾斜面部43,43により、配索ダクト40の両端部は塞がれている。
配索ダクト40は更にまた、開口縁部67の左前側の角部から左方に張り出す張出部44を有している。この張出部44の突端に、配索ダクト40を上部カバー63に固定する締結部44aが設けられている。締結部44aを角部から離れた位置に設けることで、配索されたケーブルIC,OC,CCがボルトに接触するのを防ぐことができる。
ウエザストリップ25は、開口縁部67と配索ダクト40に弾性接触している。具体的には、ウエザストリップ25のうち、切欠端部31及び切欠縁部32に装着された部分は、傾斜面部43及び上面部42に弾性接触し、その他の領域に装着された部分は、開口縁部67に弾性接触している。
従って、ボンネット20に切欠部30が形成されていても、配索ダクト40により、ボンネット20と上部カバー63との間の隙間が塞がれるので、機械室6の静音性や断熱性を良好に維持できる。
図5、図6に示すように、挿通口7aから導出された3本のケーブルIC,OC,CCは、配索ダクト40の複数カ所に固定される結束材70を用いて束ねられ、配索ダクト40を経由して発電機8の上方まで配索される。
発電機8の上方に配索されたケーブルIC,OC,CCは、前部カバー61に沿って下方に配索された後、入力ケーブルICは発電機8に接続される。出力ケーブルOC及び制御用ケーブルCCは、更にそこからアッパーフレーム3に沿って前方に配索され、出力ケーブルOCは、リフティングマグネット5cに接続され、制御用ケーブルCCは制御システムに接続される。
従って、キャブ4と機械室6との間に隙間が無くても、これらケーブルIC,OC,CCを簡単に配索することができる。ケーブルIC,OC,CCの上方には上面部42が被さっているため、作業中に障害物が跳んできてもケーブルIC,OC,CCを効果的に保護できる。
特に、配索ダクト40の外側が開放されていて放熱性に優れた構造になっているので、大電流が流れる入力ケーブルIC及び出力ケーブルOCの温度上昇を抑制することができる。それにより、耐熱性や放熱性に優れた高価な電線が不要になり、部材コストも削減できる。
なお、本発明にかかる作業機械は、上述した実施形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。
実施形態では、リフマグ機を例に説明したが、本発明は油圧ショベルやクレーンにも適用できる。電気機器も制御ボックスに限らず、カメラやライト等、電気配線を要するものであれば適用できる。
切欠部30及び配索ダクト40を設ける領域は、仕様に応じて設定できる。
例えば、図7に示すように、機械室6の後部上方に電気機器EAが設置されている場合には、ボンネット20及び開口縁部67の前側から後側に至る領域に切欠部30及び配索ダクト40を設けることで、機械室6の内部を経由することなく、電気配線Cを適切に配索することができる。
配索ダクト40は、断面コ字状に形成するのが好ましいが、筒形状であってもよい。ボンネット20は、左右方向に揺動する横開きであってもよいし、機械室カバー60から取り外せる脱着式であってもよい。
図8の(a)に示すように、ボンネット20を嵩上げするように、矩形枠状の配索ダクト40’を、ボンネット20と機械室6の上部カバー63との間に設置してもよい。この場合、ヒンジ21は、配索ダクト40’に取り付けてもよいし、ブラケット等を介して機械室カバー60に取り付けてもよい。
図8の(b)に示すように、電気配線Cは、配索ダクト40’の全部に限らず一部に配索してもよい。接続先が異なる複数の電気配線Cを、配索ダクト40’の同じ部位や異なる部位に配索してもよい。配索ダクト40’の外側に向いた開口の不要な部分は、カバー部材45を、配索ダクト40’に装着して塞いでしまってもよい。そうすれば、見栄えよくできる。
1 作業機械
5 アタッチメント(作業機械)
6 機械室
7 制御ボックス(電気機器)
20 ボンネット
22 周壁部
23 上壁部
30 切欠部
40 配索ダクト
60 機械室カバー
61 前部カバー
62 後部カバー
63 上部カバー
66 開口部
67 開口縁部
IC 入力ケーブル(電気配線)
OC 出力ケーブル(電気配線)
CC 制御用ケーブル(電気配線)

Claims (5)

  1. 作業動作を行う作業装置と、
    前記作業装置を駆動する駆動装置を収容し、機械室カバーによって内外が仕切られた機械室と、
    前記機械室の周辺に設置された電気機器と、
    を備えた作業機械であって、
    前記機械室カバーは、
    前記機械室の内部を開放する開口部が形成された上部カバーと、
    前記上部カバーの上に膨出するように設置され、前記開口部の開閉が可能なボンネットと、
    を有し、
    前記ボンネットは、
    前記開口部の周囲に拡がる開口縁部の上に配置される枠状の周壁部と、
    前記周壁部の上端部に連なって前記開口部の上方を覆う上壁部と、
    を有し、
    前記周壁部と前記開口縁部との間に、前記機械室と仕切られて周方向に延びる配索ダクトが設けられ、
    前記電気機器と接続される電気配線が、前記配索ダクトを経由して配索されている作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記周壁部の少なくとも一部の領域に、下端部から上端部に向かって凹む切欠部が周方向に延びるように形成され、
    前記配索ダクトが、
    前記開口縁部から上方に張り出して、前記切欠部に沿って延びる内側面部と、
    前記開口縁部と対向するように、前記内側面部の上端から外向きに張り出す上面部と、
    を有し、
    前記内側面部と対向する前記配索ダクトの外側が開放されている作業機械。
  3. 請求項2に記載の作業機械において、
    前記ボンネットは、前記周壁部の下端部における前記切欠部を含めた領域に装着されるシール部材を有し、
    前記シール部材のうち、前記切欠部に装着された部分は前記配索ダクトに弾性接触し、その他の領域に装着された部分は前記開口縁部に弾性接触する作業機械。
  4. 請求項3に記載の作業機械において、
    前記周壁部は、周方向にL字状に屈曲する角部を有し、
    前記切欠部が、前記角部を間に挟んだ領域に形成されている作業機械。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれか一つに記載の作業機械において、
    前記作業装置は、電磁石を有し、
    前記電気機器は、前記ボンネットに隣接して前記上部カバーの上に設置された制御ボックスであり、
    前記作業機械は、前記制御ボックスから離れた位置に設置された発電機を備え、
    前記制御ボックスが、前記電気配線を介して、前記電磁石と前記発電機とに接続されている作業機械。
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