JP2008174014A - 建設機械のエンジンカバー - Google Patents

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泰 齋藤
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Abstract

【課題】エンジンカバー開閉時の偏荷重による捩れ、ずれによってエンジンカバー端部のラバーが磨耗することを防止すること。
【解決手段】エンジンカバーの開閉カバー部11にガイド部材17を設け、エンジンカバー開閉時の偏荷重による捩れ、ずれによって開閉カバー部11の端部のラバー15が接触する前にガイド部材17が被ガイド部材18に接触することで、ラバー15が磨耗するという問題を解決する。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば油圧ショベル、ホイールローダ等の建設機械に関し、特にエンジンを含む動力源を収容する建設機械のエンジンカバーに関する。
原動機が収容される機械室の上面開口部を少なくとも一箇所は開閉可能であるように閉塞する凸形状のカバー体で、特に前記カバー体の先端に設けられる切り欠き部に嵌合して前記カバー体の先端部を支持する支持部材とからなる建設機械のエンジンカバー構造が知られている。このエンジンカバーは、特許文献1に示すようにエンジンカバーを開閉する時の負担を軽減してメンテナンス作業性を向上させると共に作業時の後方視界を広くして作業性、安全性等を向上させることを目的とするものである。このエンジンカバーが用いられる、例えば油圧ショベルは、図8、図9に示すように、走行体Aと、走行体Aに設けられる旋回体Bと、旋回体Bに設けられる運転室100とからなり、旋回体Bには、油圧ショベルの駆動源となるエンジンが収容される機械室101が設けられる。機械室101は、その左右部がサイドカバー102で、後部がカウンタウエイト103で、上部が上面板104でそれぞれ閉塞されており、エンジンの上方となる部分が開口してその部分がエンジンカバー105により開閉可能に閉塞される。エンジンカバー105は、開閉カバー部106と固定カバー部107とに分割し、メンテナンスを必要とする部位を覆う開閉カバー部106は、上面板104に開閉可能に取り付ける構成とすることで、エンジン等のメンテナンス作業をする際には軽量な開閉カバー部106のみを開、閉するだけでよく、また、メンテナンスを必要としない部分を覆う固定カバー部107は上面板104に簡単に取り付けることが出来る。さらに固定カバー部107の高さ寸法H2を開閉カバー部106の高さ寸法H1より低くすることで、運転室100からの後方視界を広くすることが出来るという構造が知られている。また、図9に示すように、開閉カバー部106を開閉するための把持部材108、109を設ける。把持部材108、109は開閉カバー部106の開閉をしやすいように、足場の確保できる前後各縁部寄りに設けられている。
特開2006−56326公報
上述した特許文献1記載のエンジンカバーでは、閉塞時に開閉カバー部(106)がその先端部で固定カバー部(107)に被さる構成になっているため、開閉カバー部(106)の先端部が固定カバー部(107)の外形形状に合わせて切り欠かれた開口を有する構造になっている。また、開閉カバー部(106)を開閉するための把持部材(108、109)がその開閉のし易さを考慮して足場の確保できる開閉カバー部(106)の前後方向の縁寄りに設けられている。そのため、開閉カバー部(106)を開閉する際に、カバーの重心に対してずれた位置に荷重が加わることになるため、カバーの剛性による捩れやヒンジのガタによるずれが生じる。開閉カバー部(106)の先端部の切欠き開口部の開口縁には、固定カバー部(107)との接触によってお互いに傷がつかないようにするとともに、隙間が出来ないようにするため、樹脂により形成されたシール部材であるラバー等を設けている。開閉時に開閉カバー部(106)に対して偏荷重がかかった場合に、開閉カバー部(106)の把持部材(108、109)を設けた側と固定カバー(107)を挟んで反対となる側のラバーと固定カバー部(107)とが接触する部分の接触圧が高くなる。このため、ラバーの作用によって開閉カバー部(106)が開き難い、あるいは接触圧が高ければラバーの磨耗を早めるといった問題が起こる。また、仮にラバーが無くても、偏荷重による捩れのために開閉カバー部(106)と固定カバー部(107)が強く接触し、異常磨耗や塗装が剥げるといった問題が起こる。
ここで、開閉時に開閉カバー部(106)に偏荷重がかからないようにするためには、開閉カバー部(106)の中央部(把持部材108.109間)に把持部材を設ける事が考えられるが、この場合開閉カバー部(106)を開閉する際の足場が確保し難いという問題が生じる。また、トーションバー等を用いて開閉カバー部(106)に偏荷重がかからないように調整した場合、トーションバーによって、エンジンカバーの開度に制限が生じるという問題がある。
本発明の建設機械のエンジンカバーは上述の問題を解決し、開閉時の抵抗を少なくして軽い力でスムーズにカバーが開閉可能になるとともに、カバー先端部が接触することによる異常磨耗、塗料の剥げを防止することを目的とするものである。
(1)上述した課題を解決するために、請求項1の発明によると、原動機が収容される機械室の上面開口部を閉塞する開閉可能な凸形状のカバー体と、前記カバー体の先端に設けられる切り欠き部に嵌合して前記カバー体の先端部を支持する支持部材とからなる建設機械のエンジンカバーにおいて、前記カバー体の先端側上面の、少なくとも一方側に開閉時に把持可能な把持部材が設けられ、前記カバー体の内面または前記支持部材の外面の前記把持部材と反対側となる他方側部に、前記カバー体の開閉時の捩れ変形状態でのカバー体内面と支持部材との接触による接触圧の上昇を防ぐためのガイド部材を設けたことを特徴とする。
(2)請求項2の発明によると、前記ガイド部材は前記カバー体が開閉するときにカバー体内面または支持部材に接触する案内面を有し、前記案内面は前記カバー体の切り欠き部の形状に対して所定の角度を持って形成されることを特徴とする。
(3)請求項3の発明によると、前記カバー体もしくは支持部材のうち、前記ガイド部材を取り付けた側の他方側となる方に前記ガイド部材を前記カバー体の開閉時の移動方向に案内する被ガイド部材を設けることを特徴とする。
(4)請求項4の発明によると、前記ガイド部材または前記被ガイド部材の少なくとも一方に両者の接触状態を調整する調整機構を備えることを特徴とする。
(5)請求項5の発明によると、前記カバー体と支持部材との接触部分には、樹脂により形成されたシール部材を設けることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、カバー体の開閉時にエンジンカバー先端部の接触圧の上昇を抑えることができ、開閉時の抵抗を少なくして軽い力でスムーズにカバー体が開閉可能になるとともに、カバー体先端部が接触することによる異常磨耗、塗料の剥げを防止することが出来る。
請求項2の発明によれば、上記の効果に加えて、開閉時のガイド部材の接触をよりスムーズに行なうことができる。
請求項3の発明によれば、開閉時、偏荷重による捩れやずれ等が起きても、ガイド部部材同士が接触するのみであるため、カバー体や支持部材の磨耗を抑えることが出来ると同時に、ガイド部材の設置範囲の自由度が広がるため、よりスムーズな開閉を行なうガイド部材を設置することが可能となる。
請求項4の発明によれば、カバー体の接触状態を調整することができるため、最適な状態をつねに維持することが可能となる。
請求項5の発明によれば、接触部分の樹脂により形成されたシール部材の損傷を抑え、シール効果を持続することが出来る。
以下、本発明の実施の形態に係る建設機械として、クローラー式油圧ショベルを例に挙げ、添付図面に沿って詳細に説明する。なお、図において、従来技術と同一構成要素を使用するものに対しては同符号を付して説明を省略する。
まず、図1〜6を参照して、本発明による建設機械のエンジンカバーの第1の実施の形態を説明する。なお、図1は、油圧ショベルの上部旋回体の一部を拡大する図面、図2は、図1においてエンジンカバーを開閉した状態を示す状態図、図3は、ガイド部材の構造を示す図、図4は図1における要部aのカバー内側の構造を示す図、図5は図1における矢視V−V方向の断面図、図6は図1の要部aについて透視して示す斜視図である。
上部旋回体Bには、油圧ショベルの動力源となるエンジン10が収容される機械室101が形成され、この機械室101は左右の側面がそれぞれサイドカバー102により閉塞され、後側がカウンタウエイト103によって閉塞されている。そしてこの機械室101の上面には、メンテナンス用の開口部が形成され、その開口部の一部は一方端側が機械室101の上面板104に不図示のヒンジにより固定されるカバー体としての開閉カバー部11により開閉可能に閉塞され、残りの部分が凸形状に形成された固定カバー部12により固定的に閉塞される。この固定カバー部12は、一端が機械室101上面の上面板104に固定され、他端が機械室101内に設けられた支持部材としてのフレーム13に固定されて設けられる。開閉カバー部11は鋼板により凸形状に形成され、この上面の先端側に把持部材14が設けられ、先端部には、固定カバー部12の外形に沿う形状に切り欠かれた切り欠き部11Aが設けられ、この切欠き部には、閉塞時に固定カバー部12との間に隙間が出来ないようにするため、樹脂により形成されたラバー15が設けられている。そしてこの開閉カバー部11は、その切り欠き部11Aが固定カバー部12に嵌まり込んだ状態で閉じ状態となる。
また、図4に示すように、開閉カバー部11の内面部における、開閉カバー部11の開閉時に開閉カバー部11と固定カバー部12との接触によりその接触圧が高くなると想定される箇所(切り欠き部11Aの近傍箇所b)には、取付ブラケット16を介してガイド部材17が設けられる。
このガイド部材17は、図3に示すように、開閉カバー部11の切り欠き11Aに沿うように、ある角度を持った案内面17Aを有する形状となっており、接触する固定カバー部12の外面部に対して面接触に近い状態で接触し、よりスムーズな接触が行なえるように形成される。また、図5、6に示すように、固定カバー部12の支持部材であるフレーム13には、開閉カバー部11の開閉時にガイド部材17の案内面17Aと接触させるための被ガイド部材18を設ける。この被ガイド部材18にはボルト穴19が設けられ、不図示のボルトによりフレーム13に取り付けられる。ボルト穴19は、ボルトの軸径よりも大きな径で形成され、固定の際に被ガイド部材18の位置を調整できるようになっている。開閉カバー部11が開閉時に偏荷重による捩れ等によって変形する際、このガイド部材17が、ラバー15が開閉カバー部11に接触するよりも先に被ガイド部材18に接触することで、ラバー15が固定カバー部12に強く接触することを防止し、スムーズな開閉を行なうことが出来、異常磨耗を防止することができる。また、被ガイド部材18が位置調整可能なため、状況に応じて最適な接触状態を保つことが出来る。
ここで、ガイド部材17は接触部近傍に位置するため、開閉カバー部11の変形量やガイド部材17に加わる力が小さくてすむという利点がある。また、開、閉の両状態において、ガイド部材17はカバー体としての開閉カバー部11の内面に存在するため、外観上で突出している部材がなく、見栄えが良いと共に、突起部で足を躓かせることもなく、安全上でも有用である。
第2の実施の形態を図7に示す。これは第1の実施の形態において、被ガイド部材18を用いずに行なう場合である。この場合は、ガイド部材17はフレーム13に接触することになるが、このガイド部材17とフレーム13との接触によってラバー15の強い接触を回避し、損傷を抑えることができる。
上述の説明では、分割式のエンジンカバーにおいて、開閉可能なカバー部が、建屋上面に固定される固定カバー部よりも小さなカバーに嵌合する場合で、固定カバー部についてはこの固定式カバーを支持する支持部材が存在する場合であるが、本発明はこれに限定されず、たとえば、支持部材の代わりに固定カバー部にガイド部材が接触するようにした場合や、固定式カバーに被ガイド部材を設けるようにしても良い。
本発明の建設機械のエンジンカバーの第1の実施の形態を示す要部の外観斜視図である。 図1において、開閉可能なエンジンカバーを開いた状態での外観斜視図である。 第1の実施の形態におけるガイド部材の形状を示す側面図である。 図1におけるa部のカバーの内側についての要部斜視図である。 図1中の矢視Vの方向から拡大して示す断面図である。 図1のa部について透視して示す斜視図である。 第2の実施の形態を示す図5と対応する断面図である。 従来の建設機械のエンジンカバーを備えた油圧ショベルを示す後面図である。 従来技術における建設機械のエンジンカバーを示す外観斜視図である。
符号の説明
11 開閉カバー部(カバー体)
12 固定カバー部
13 フレーム(支持部材)
14 把持部材
15 ラバー
17 ガイド部材
18 被ガイド部材
101 機械室

Claims (5)

  1. 原動機が収容される機械室の上面開口部を閉塞する開閉可能な凸形状のカバー体と、前記カバー体の先端に設けられる切り欠き部に嵌合して前記カバー体の先端部を支持する支持部材とからなる建設機械のエンジンカバーにおいて、前記カバー体の先端側上面の、少なくとも一方側に開閉時に把持可能な把持部材が設けられ、前記カバー体の内面または前記支持部材の外面の前記把持部材と反対側となる他方側部に、前記カバー体の開閉時の捩れ変形状態でのカバー体内面と前記支持部材との接触による接触圧の上昇を防ぐためのガイド部材を設けたことを特徴とする建設機械のエンジンカバー。
  2. 前記ガイド部材は前記カバー体が開閉するときにカバー体内面または前記支持部材に接触する案内面を有し、前記案内面は前記カバー体の切り欠き部の形状に対して所定の角度を持って形成されることを特徴とする請求項1に記載の建設機械のエンジンカバー。
  3. 前記カバー体もしくは前記支持部材のうち、前記ガイド部材を取り付けた側の他方側となる方に前記ガイド部材を前記カバー体の開閉時の移動方向に案内する被ガイド部材を設けることを特徴とする請求項1または2に記載の建設機械のエンジンカバー。
  4. 前記ガイド部材または前記被ガイド部材の少なくとも一方に両者の接触状態を調整する調整機構を備えることを特徴とする請求項3に記載の建設機械のエンジンカバー。
  5. 前記カバー体と前記支持部材との接触部分には、樹脂により形成されたシール部材が設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の建設機械のエンジンカバー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010059749A (ja) * 2008-09-08 2010-03-18 Komatsu Ltd 作業車両
JP2016061055A (ja) * 2014-09-17 2016-04-25 コベルコ建機株式会社 作業機械

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