JP2017160613A - 小型油圧ショベル - Google Patents

Abstract

【課題】レベルゲージの側面が外装カバーの確認穴から突出しても、作業中に生じる外力によるレベルゲージの損傷を防ぐことができる小型油圧ショベルの提供。
【解決手段】本発明に係る小型油圧ショベルは、旋回体２の旋回フレーム２ａ上に配置される作動油タンク５の側面５ａに固定され、作動油タンク５に収容される作動油の量を規定し、内部が空洞のレベルゲージ７の突出部７ａの周囲を囲む形状に、しかも外装カバー４に形成された確認穴４ａよりも小さな形状に形成され、レベルゲージ７が取り付けられる取り付け部材１０を備えている。この取り付け部材１０の環状部１０ａの外装カバー４側に位置する端面１０ａ１が、レベルゲージ７の側面７ｅと面一に、またはレベルゲージ７の側面７ｅから突出するように、取り付け部材１０を設けてある。
【選択図】図７

Description

本発明は、建物内や狭所住宅地などの作業現場で稼働し、移動時の隘路に対応できる車幅内に履帯式走行装置を備えた走行体及び、その上に旋回可能に載置されてキャブを備えた旋回体の幅が制限されているため、旋回体に配置される各種機器、部材の配置領域が狭く、特に作動油タンクの配設に制約を受ける小型油圧ショベルに関する。

この種の従来技術が特許文献１に開示されている。この特許文献１には、建物内や狭所住宅地などの作業現場で稼働し、移動時の隘路に対応できる車幅内に履帯式走行装置を備えた走行体及び、その上に旋回可能に載置されてキャブを備えた旋回体の幅が制限されているため、旋回体に配置される機器、部材の配置領域が狭く、特に作動油タンクの配置に制約を受けるミニショベルと云われている小型油圧ショベルが開示されている。

この従来技術は、左右一対の履帯式走行装置を備えた走行体と、この走行体上に旋回可能に配置された旋回体と、この旋回体の旋回フレームから前方に突出している前端部フレームに配置された左右揺動用のスイングポストに対して、上下方向への回動が可能なように取り付けられた作業装置（ブーム、アーム、バケット、ブームシリンダ、アームシリンダ及びバケットリンダなどからなる）とを備えている。旋回体の旋回フレーム上には、その旋回フレームの先端側から旋回中心を越えた後方側までキャブ（運転室）が配置されており、このキャブの左右方向（キャブの左右側面）の幅は前記した左右一対の履帯式走行装置を備えた走行体の幅と同じか、それと近似した幅になっている。キャブ内における旋回フレームの中央付近から後方側にかけて、作動油タンク、燃料タンクなどのタンク類と複数の方向切換弁からなる切換弁群などが配置されており、その各機器の後方側にはエンジン、油圧ポンプ、ラジエータやオイルクーラなどからなる熱交換器などが配置されている。キャブ後方の旋回フレームには、前記作業装置とのバランスを取るための外周側が円弧形のカウンタウエイトが配置されている。またキャブ後方の旋回フレームには、キャブの中央付近からカウンタウエイトにかけて、作動油タンク、燃料タンクなどのタンク類、エンジン、油圧ポンプ、ラジエータやオイルクーラなどからなる熱交換器、を取り囲むように外装カバーが取付けられている。この外装カバーはキャブの左右側から後方側まで配置されており、その左右側面はキャブの左右側面と同様に前記の左右一対の履帯式走行装置を備えた走行体の幅と同じか、それと近似した幅になっている。キャブ内の前記エンジン、油圧ポンプ、ラジエータやオイルクーラなどからなる熱交換器の上方には、外装カバーとともにエンジンルームを形成する仕切板がキャブの前方位置に配置された床から連続した形で配置されており、その仕切板上には運転席が載置されている。作動油タンクは、キャブ内の仕切板の下方位置にあって、旋回体の旋回フレーム上に載置され、外装カバーと所定のクリアランスをもって配置されており、走行体、旋回体、及び作業装置を駆動する油圧駆動系の各アクチュエータへ供給される作動油が収容されている。

作動油タンクには、外装カバーにおける左右側面の一方側（例えば、キャブの一方側面に配置された乗降用ドアと反対側の位置）に形成された確認穴に対向するように、作動油タンクに収容される作動油の量を規定し、内部が空洞のレベルゲージが設けられている。このレベルゲージは、作動油タンクの容量を大きく確保することを考慮して作動油タンクの側面から突出させた円形状の突出部と、この突出部の外装カバー側に位置する側面に設けられ、外装カバーに形成された確認穴を通しての作動油タンクの内部の作動油の油面の目視確認を可能にする透明部材によって形成された窓とを有している。

特許第５５６６３１８号公報

前述したミニショベルなどの小型油圧ショベルは、狭所作業に適するように、走行体及び旋回体の幅が制約されており、それにより旋回体を構成する旋回フレーム上のキャブ内にあって、その限られた狭い領域に多くの部品、部材を組み付けることに起因する組立時の誤差により、レベルゲージの窓が外装カバーの確認穴からわずかに突出することが起こり得る。このように組み立てられた小型油圧ショベルでは、作動油タンク内における作動油の量を容易に確認ができるものの、相互に隣接する住宅地などで作業するときに近隣の住宅地における垣根の枝木等に接触することで外力がレベルゲージの窓にかかり、レベルゲージが損傷してしまう懸念がある。

前述した課題を解決するために、本発明の目的は、作業中に生じる外力が作動油タンクに設けられたレベルゲージに作用することを抑制できる小型油圧ショベルを提供することにある。

前述した課題を解決するために、本発明に係る小型油圧ショベルは、走行体と、前記走行体上に配置された旋回体と、前記旋回体の旋回フレームから前方に突出している前端部フレームに配置された左右揺動用のスイングポストに対して、上下方向への回動が可能なように取り付けられた作業装置と、前記旋回体の旋回フレーム上にその旋回フレームの先端側から旋回中心を越えた後方側まで配置され、左右方向の幅が前記走行体の幅に沿った幅形状になっているキャブと、前記キャブ後方の旋回フレームに前記キャブの中央付近から前記旋回体の後端に配置されたカウンタウエイトにかけて配置されたエンジンルームを形成するための外装カバーと、前記旋回体の旋回フレームの上に前記旋回体の前記外装カバーと所定のクリアランスをもって配置され、前記走行体、前記旋回体、及び前記作業装置を駆動するための作動油が収容された作動油タンクと、前記外装カバーに形成された確認穴に対向するように、前記作動油タンクに設けられ、前記作動油タンクに収容される作動油の量を規定し、内部が空洞のレベルゲージとを備え、前記レベルゲージは、前記作動油タンクの側面から突出させた突出部と、前記突出部の前記外装カバー側に位置する側面に設けられ、前記外装カバーに形成された前記確認穴を通しての前記作動油タンクの内部の作動油の油面の目視確認を可能にする窓を有する小型油圧ショベルにおいて、前記レベルゲージが取り付けられる取り付け部材を備え、前記取り付け部材は前記作動油タンクの前記側面に固定されており、かつ前記レベルゲージの前記突出部の周囲を囲む形状に、しかも前記外装カバーに形成された前記確認穴よりも小さな形状に形成されており、前記取り付け部材の前記外装カバー側に位置する端面が、前記レベルゲージの前記突出部の前記側面と面一に、または前記レベルゲージの前記突出部の前記側面から突出するように、前記取り付け部材を設けてあることを特徴としている。

本発明に係る小型油圧ショベルによれば、作動油タンクの側面に固定され、レベルゲージが取り付けられる取り付け部材を、レベルゲージの突出部の周囲を囲む形状に形成し、しかもこの取り付け部材の端面が、レベルゲージの突出部の側面と面一に、またはレベルゲージの突出部の側面から突出するように設けてあるので、作業中に生じる外力を取り付け部材が受けるようにしたことから、前記外力がレベルゲージに作用することを抑制することができる。これにより本発明は、従来に比べてレベルゲージの精度の高い保護を実現でき、信頼性の高い小型油圧ショベルとすることができる。

本発明に係る小型油圧ショベルの一実施形態を示す側面図である。 キャブを除いて示した本実施形態の側面図である。 キャブを除いて示した本実施形態の平面図である。 本実施形態に備えられた作動油タンクを示す側面図である。 図４に示す作動油タンクに設けられた取り付け部材及びレベルゲージと、外装カバーの確認穴との位置関係を示す要部拡大斜視図である。 図４に示す作動油タンクに設けられた取り付け部材と外装カバーとの位置関係を示す要部拡大側面図である。 図６の要部を断面した図である。 本実施形態に備えられた取り付け部材にレベルゲージを取り付けた状態を示す斜視図である。 本実施形態に備えられた取り付け部材を示す斜視図である。 取り付け部材及びレベルゲージが、外装カバーの確認穴から突出した状態を示す斜視図である。 取り付け部材及びレベルゲージが、外装カバーの確認穴から突出した状態を示す側面図である。

以下、本発明に係る小型油圧ショベルの実施の形態を図面に基づいて説明する。

図１乃至図３に示すように、本実施形態に係る小型油圧ショベル（本実施形態ではミニショベルを例としている）は、左右一対の履帯式走行装置１ａを有する走行体１と、この走行体１上に旋回可能に配置された旋回体２と、この旋回体２の旋回フレーム２ａから前方に突出している前端部フレーム２ｂに配置された左右揺動用のスイングポスト２ｃに対して、上下方向への回動が可能なように取り付けられ、土砂の掘削作業等を行う作業装置（ブーム、アーム、バケット、ブームシリンダ、アームシリンダ及びバケットリンダなどからなる）３とを備えている。旋回体２の旋回フレーム２ａ上には、その旋回フレーム２ａの先端側から旋回中心を越えた後方側までキャブ（運転室）１３が配置されており、このキャブ１３の左右方向（キャブの左右側面１３ａ，１３ｂ）の幅は前記した左右一対の履帯式走行装置１ａを備えた走行体１の幅と同じか、それと近似した幅、つまりは走行体１の幅に沿った幅形状になっている。図３に示すように、キャブ１３内における旋回フレーム２ａの中央付近（センタージョイント６ｄ付近）から後方側（後述のエンジン１４の近傍）にかけて、作動油タンク５、燃料タンク６などのタンク類と複数の方向切換弁からなる切換弁群６ａなどが配置されており、その各機器の後方側にはエンジン１４、油圧ポンプ６ｂ、ラジエータやオイルクーラなどからなる熱交換器６ｃなどが配置されている。キャブ１３の後方の旋回フレーム２ａには、作業装置３とのバランスを取るための外周側が円弧形のカウンタウエイト６ｅが配置されている。またキャブ１３の後方の旋回フレーム２ａには、キャブ１３の中央付近からカウンタウエイト６ｅにかけて、作動油タンク５、燃料タンク６などのタンク類、エンジン１４、油圧ポンプ６ｂ、ラジエータやオイルクーラなどからなる熱交換器６ｃ、を取り囲むように外装カバー４が取付けられている。この外装カバー４はキャブ１３の左右側から後方側まで配置されており、その左右側面はキャブ１３の左右側面１３ａ，１３ｂと同様に左右一対の履帯式走行装置１ａを備えた走行体１の幅と同じか、それと近似した幅になっている。キャブ１３内のエンジン１４、油圧ポンプ６ｂ、ラジエータやオイルクーラなどからなる熱交換器６ｃの上方位置には、外装カバー４とともにエンジンルームを形成する仕切板（図示せず）がキャブ１３おける前方に配置された床から連続して形で配置されており、その仕切板上には運転席１２が載置されている。

作動油タンク５は、キャブ１３内における仕切板の下方位置でかつ外装カバー４の右側面側に沿った状態で、旋回体２の旋回フレーム２ａ上に載置されており、外装カバー４と所定のクリアランスをもって配置されている。作動油タンク５には、走行体１、旋回体２、及び作業装置３を駆動する油圧駆動系の各アクチュエータへ供給される作動油が収容されている。

図３に示すように、本実施の形態では、旋回体２、キャブ１３及び外装カバー４は、左右一対の履帯式走行装置１ａを備えた走行体１のそれぞれの外側部１ａ１間の幅寸法と同等の幅寸法を有している。また、キャブ１３及び外装カバー４内の限られた狭い部品配置空間に対応して、運転席１２を載置する仕切板によって形成された前記エンジンルームに、前述のエンジン１４、油圧ポンプ６ｂ、ラジエータやオイルクーラなどからなる熱交換器６ｃが配置されている。

また、この小型油圧ショベルは、同図３に示すように、走行体１を構成する左右一対の履帯式走行装置１ａのそれぞれを、キャブ１３の直上から見たときに、一方の端部すなわち前端部がキャブ１３及びスイングポスト２ｃから突出してそれらの前方の位置まで配置されている。作業装置３による作業時にスイングポスト２ｃ、旋回体２の旋回フレーム２ａを介して走行体１にかかる負荷を支えるための左右一対の履帯式走行装置１ａの最大接地支点がキャブ１３及びスイングポスト２ｃより前方の位置となり、作業を安定して行うことができる。また、他方の端部すなわち後端部が旋回フレーム２ａ上のカウンタウエイト６ｅの下方に配置されている。

図４乃至図６に示すように、旋回フレーム２ａ上に設けられる前記作動油タンク５は、その上面側から上方に突出して形成された吸入口５ｃ１に対して取り付けられ、作動油の収容に際して開かれ、作動油の収容完了によって閉じられるキャップ５ｃと、外装カバー４おける左右側面のうち、キャブ１３の左側面１３ａに配置された乗降用ドア（図示せず）と反対側の右側面１３ｂ側に形成された確認穴４ａに対向するように配置された、内部が空洞のレベルゲージ７とを備えている。

レベルゲージ７は、配置空間が限られているため形状寸法に制約を受けやすい作動油タンク５の容量を大きく確保することを考慮して、作動油タンク５の側面５ａから突出させた円形状の突出部７ａと、この突出部７ａの外装カバー４側に位置する側面７ｅに設けられ、外装カバー４に形成された矩形状の確認穴４ａを通して作動油タンク５内の作動油の油面高さを目視で確認できるように透明部材から成り、内部に星形形状部を有する丸い窓７ｂを有している。

窓７ｂの中心部には、作動油タンク５に収容される作動油の量を規定する円形状の標示７ｃを形成してある。すなわち、この標示７ｃに相当する高さまで作動油を収容すれば、この小型油圧ショベルで実施される作業時に支障（例えば、アクチュエータが片ロッドシリンダである場合には供給量と戻り量とに差異が生じるが、この差に十分に対応できる量を収容できるように設定されている）を生じることなく、各アクチュエータに作動油を供給し、また各アクチュエータからの戻り油を収容することができる。

図５、及び図７乃至図９に示すように、本実施形態に係る小型油圧ショベルは、作動油タンク５の側面５ａに固定され、レベルゲージ７の突出部７ａの周囲を囲む円柱形状で、しかも外装カバー４に形成された確認穴４ａの開口範囲内に含まれるような小さな形状に形成され、レベルゲージ７が取り付けられる取り付け部材１０を備えている。

この取り付け部材１０は、外装カバー４側に位置する二重円形の端面１０ａ１を有し、作動油タンク５の側面５ａに当接し、レベルゲージ７の突出部７ａを囲む環状部１０ａを備えている。また、取り付け部材１０は、環状部１０ａに連設されて環状部１０ａの外径寸法よりも小さな外径寸法に設定してあり、作動油タンク５に形成された挿通穴５ｂに挿入してあり、内部にねじ部１０ｂ２が形成された貫通穴１０ｂ１を有し、レベルゲージ７を保持する保持部１０ｂを備えている。この取り付け部材１０は、保持部１０ｂを作動油タンク５の挿通穴５ｂに挿入し、環状部１０ａを作動油タンク５の側面５ａに当接させた状態で、作動油タンク５の側面５ａに溶接部を介して固定してある。

レベルゲージ７は、取り付け部材１０の保持部１０ｂに当接する前述の突出部７ａと、この突出部７ａに連設されて取り付け部材１０の保持部１０ｂに形成された貫通穴１０ｂ１に挿入してあり、外周に保持部１０ｂの貫通穴１０ｂ１のねじ部１０ｂ２と螺合するねじ部７ｄ１が形成された円筒状の挿入部７ｄとを備えている。このように、レベルゲージ７の挿入部７ｄは、回転させることによって取り付け部材１０の保持部１０ｂにねじ込んで取り付けられるが、この際にレベルゲージ７の突出部７ａに設けた窓７ｂは前述のように内部に星形形状部を有する丸い形状に形成してあるので、どの回転角度でレベルゲージ７が取り付け部材１０に取り付けられても、窓７ｂに対する見た目の違和感を抑えることができる。

図７に示すように、取り付け部材１０の保持部１０ｂと、レベルゲージ７の突出部７ａとの当接面を形成するレベルゲージ７の取り付け面１１の位置を、作動油タンク５の側面５ａよりも作動油タンク５の内部側に設定してある。

このようにレベルゲージ７の取り付け面１１の位置を設定したことにより、取り付け部材１０の外装カバー４側に位置する端面１０ａ１が、レベルゲージ７の突出部７ａの側面７ｅと面一に、またはレベルゲージ７の突出部７ａの側面７ｅからわずかに突出するように、取り付け部材１０を設けることができる。

旋回フレーム２ａ上のキャブ１３及び外装カバー４の幅内における狭い領域に各種の機器、機材とともに作動油タンク５を外装カバー４に沿って設置した際に、作動油タンク５の組立誤差が比較的小さい場合には、図７に示すように、レベルゲージ７が外装カバー４の確認穴４ａに接近するものの、外装カバー４との間に隙間をもって取り付け部材１０及びレベルゲージ７が配置された状態となる。

この状態において、キャップ５ｃを開いて作動油を作動油タンク５内に収容した際に、作動油の油面がレベルゲージ７の標示７ｃの位置に至ったかどうかを、すなわち作動油タンク５に適正な量の作動油が収容されたかどうかを、外装カバー４の確認穴４ａを通して容易に、また確実に目視確認することができる。

また、前述のように外装カバー４の確認穴４ａから突出することなく取り付け部材１０及びレベルゲージ７が配置された状態では、相互に隣接する住宅地などで作業が行われ、作業中に近隣の住宅地における垣根の枝木等に接触することで外力がレベルゲージ７の挿入部７ｄにかかったとしても、その外力が外装カバー４によって抑えられる。

ここで当該小型油圧ショベルの製作に際して、図１０，１１に示すように、旋回フレーム２ａ上のキャブ１３及び外装カバー４の幅内における限られた狭い領域に多くの部品、部材を組み付けることに起因する作動油タンク５の組立誤差により、レベルゲージ７の側面７ｅが外装カバー４の確認穴４ａからわずかながらも突出することが起こり得る。このような組立誤差が存在する場合でも本実施形態は、レベルゲージ７が取り付けられる取り付け部材１０を、レベルゲージ７の突出部７ａの周囲を囲む形状に形成し、しかも端面１０ａ１がレベルゲージ７の突出部７ａの側面７ｅと面一に、またはレベルゲージ７の突出部７ａの側面７ｅから突出するように設けてあるので、相互に隣接する住宅地などでの作業時に近隣の住宅地における垣根の枝木等による外力を取り付け部材１０の環状部１０ａが受け、レベルゲージ７の窓７ｂを含む部分の損傷を抑制することができる。これにより本実施形態は、レベルゲージ７の窓７ｂの精度の高い保護を実現でき、信頼性の高い小型油圧ショベルとすることができる。

１ 走行体
１ａ 履帯
１ａ１ 外側部
２ 旋回体
２ａ 旋回フレーム
３ 作業装置
４ 外装カバー
４ａ 確認穴
５ 作動油タンク
５ａ 側面
５ｂ 挿通穴
５ｃ キャップ
７ レベルゲージ
７ａ 突出部
７ｂ 窓
７ｃ 標示
７ｄ 挿入部
７ｄ１ ねじ部
７ｅ 側面
１０ 取り付け部材
１０ａ 環状部
１０ａ１ 端面
１０ｂ 保持部
１０ｂ１ 貫通穴
１０ｂ２ ねじ部
１１ 取り付け面
１２ 運転席
１３ キャブ
１４ エンジン

Claims (5)

1. 走行体と、前記走行体上に配置された旋回体と、前記旋回体の旋回フレームから前方に突出している前端部フレームに配置された左右揺動用のスイングポストに対して、上下方向への回動が可能なように取り付けられた作業装置と、前記旋回体の旋回フレーム上にその旋回フレームの先端側から旋回中心を越えた後方側まで配置され、左右方向の幅が前記走行体の幅に沿った幅形状になっているキャブと、前記キャブ後方の旋回フレームに前記キャブの中央付近から前記旋回体の後端に配置されたカウンタウエイトにかけて配置されたエンジンルームを形成するための外装カバーと、前記旋回体の旋回フレームの上に前記旋回体の前記外装カバーと所定のクリアランスをもって配置され、前記走行体、前記旋回体、及び前記作業装置を駆動するための作動油が収容された作動油タンクと、前記外装カバーに形成された確認穴に対向するように、前記作動油タンクに設けられ、前記作動油タンクに収容される作動油の量を規定し、内部が空洞のレベルゲージとを備え、
   前記レベルゲージは、前記作動油タンクの側面から突出させた突出部と、前記突出部の前記外装カバー側に位置する側面に設けられ、前記外装カバーに形成された前記確認穴を通しての前記作動油タンクの内部の作動油の油面の目視確認を可能にする窓を有する小型油圧ショベルにおいて、
   前記レベルゲージが取り付けられる取り付け部材を備え、
   前記取り付け部材は前記作動油タンクの前記側面に固定されており、かつ前記レベルゲージの前記突出部の周囲を囲む形状に、しかも前記外装カバーに形成された前記確認穴よりも小さな形状に形成されており、
   前記取り付け部材の前記外装カバー側に位置する端面が、前記レベルゲージの前記突出部の前記側面と面一に、または前記レベルゲージの前記突出部の前記側面から突出するように、前記取り付け部材を設けてあることを特徴とする小型油圧ショベル。
2. 請求項１に記載の小型油圧ショベルにおいて、
   前記取り付け部材は、前記外装カバー側に位置する前記端面を有し、前記作動油タンクの前記側面に当接する環状部と、前記環状部に連設されて前記環状部の外径寸法よりも小さな外径寸法に設定してあり、前記作動油タンクに形成された挿通穴に挿入してあり、内部にねじ部が形成された貫通穴を有し、前記レベルゲージを保持する保持部とを備え、前記作動油タンクの前記側面に溶接部を介して固定されたものから成ることを特徴とする小型油圧ショベル。
3. 請求項２に記載の小型油圧ショベルにおいて、
   前記レベルゲージは、前記取り付け部材の前記保持部に当接する前記突出部と、前記突出部に連設されて前記取り付け部材の前記保持部に形成された前記貫通穴に挿入してあり、外周に前記保持部の前記貫通穴のねじ部と螺合するねじ部が形成された挿入部とを備えたことを特徴とする小型油圧ショベル。
4. 請求項３に記載の小型油圧ショベルにおいて、
   前記取り付け部材の前記保持部と、前記レベルゲージの前記突出部との当接面を形成する前記レベルゲージの取り付け面の位置を、前記作動油タンクの前記側面よりも前記作動油タンクの内部側に設定したことを特徴とする小型油圧ショベル。
5. 請求項１に記載の小型油圧ショベルにおいて、
   前記走行体は、一対の履帯を含み、
   前記旋回体は、前記一対の履帯のそれぞれの外側部間の幅寸法と同等の幅寸法を有し、運転席が設けられたキャブを有し、
   前記運転席の下側に、前記走行体の走行、前記旋回体の旋回、及び前記作業装置の上下回動の駆動源を形成するエンジンを有し、
   前記走行体の前記一対の履帯のそれぞれを、前記キャブの直上から見たときに一方の端部が前記キャブから突出し他方の端部が前記キャブによって遮蔽可能となるように設けたことを特徴とする小型油圧ショベル