JP5046138B2 - アタッチメントホースのクランプ構造 - Google Patents
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Description
図5(a)は油圧ショベルの側面図であり、図5(b)は油圧ショベルの平面図であって、参考として機器のレイアウトが分かるようにカバー類を適宜削除している。
図6(a)はアタッチメントを下方に倒したときの側面図であり、図6(b)はアタッチメントを上方に起こしたときの側面図である。図6も本発明の説明に不要な機器は適宜削除している。
図5において、アタッチメント4はブーム4a、アーム4b、バケット4cで構成されており、ブーム4aはメインフレーム5に構成された左右一対の縦板6の間に貫通支持されているピンを軸として回動自在に取付けられており、アーム4bはブーム4aに、バケット4cはアーム4bにそれぞれとピンを軸として回動自在に取付けられている。(特に注釈しない限り、図5(a)(b)に示した方向を用いて説明する。)
アタッチメント4は、それぞれブーム4a、アーム4b、バケット4cに備えられた油圧シリンダ9a、9b、9c(以下、これらをまとめて油圧シリンダ9という)をそれぞれ伸縮させることで上下に起伏し、油圧シリンダ9の伸縮は油圧コントロールバルブ10で制御された圧油が油圧ホース12(以下「アタッチメントホース12」とする)を介して給排されることで制御されている。
また、油圧コントロールバルブ10は外観から直視できないようにガード11等で覆い、土砂からの保護や油圧コントロールバルブ10自体の駆動音の発散防止としている。(以下、ガード11内の油圧コントロールバルブ10の周辺域を「バルブ室11」とする)
油圧コントロールバルブ10を機械右側に配置された油圧ショベル1において、アタッチメントホースの固定箇所は少なくとも、図6(a)(b)に示すアタッチメント4の回動支点近傍(以下「クランプ位置A」とする)とブーム4a右側面(以下「クランプ位置B」とする)の2箇所で固定されている。また、AからBの間ではアタッチメントホース12はアタッチメント4の回動に追従して自由に挙動できることとなる。(AからBの間のアタッチメントホース12を「アタッチメント側ホース12a」とする)
そうすることで、従来のホースクランプ構造に比べてアタッチメント側ホース12aのたわみ量が低減し、かつアタッチメント側ホース12aの長さも短くすることができることが開示されている。
1.アタッチメント側ホース12aの挙動によりホースクランプ部材22が回動しようとしても、バルブ側ホース12bが最小限であるため、ホースクランプ部材22の回動に合わせて挙動する余裕がバルブ側ホース12bになく、ホースクランプ部材22が回動できずクランプ位置A及びBでアタッチメント側ホース12aが屈曲するという、従来の固定ホースクランプと同様の問題がおきる。
2.1.とは逆に、アタッチメント側ホース12aの挙動によりホースクランプ部材22が回動できたとしても、特許文献1に記載の技術ではホースクランプ部材22の回動を制限する機構の開示が無い。つまり、ホースクランプ部材22の回動によりバルブ側ホース12bは引っ張りや曲げを受けるが、油圧コントロールバルブ10は固定されているため、それらの負荷はすべてバルブ側ホース12bにかかるため破損する恐れがあるし、油圧コントロールバルブ10に接触することも考えられる。(図7(a))
3.整備等で油圧ショベル1の上に昇る必要があるため、バルブ室のガード11を利用しバルブ室内に向けて凹となった階段状のステップ13を構成している。そのため、ホースクランプ部材22の回動によってバルブ側ホース12bがたわみ、ステップ13や油圧コントロールバルブ10などの他部品に干渉し破損する恐れがある。(図7(b))
4.3.での干渉対策としてホースガードなどを取り付けることなどが挙げられるが、部品点数増加による組立性悪化やコストアップに繋がる。
5.ホースクランプの回動支持するための支軸14をホースクランプ部材22に貫通させて設けていることから、従来の固定クランプ寸法Eより支軸14の貫通に必要なスペースF分だけホースクランプ部材22自体の構造が大きくなる。(図7(c))
6.バルブ室内で発生するバルブ駆動音等が隙間から漏れるため、周囲騒音増大の要因となる。(図7(d))
7.隙間から雨水や泥などが浸入し、バルブ室内の機器が汚れる。(図7(d))
ホースクランプ構造21は、
ホースクランプ部材22とホースクランプ支持部材31とを有し、
アタッチメントホース12はホースクランプ部材22に保持され、
ホースクランプ支持部材31は上部旋回体3に固定されホースクランプ部材22を内包し、アタッチメントホース12の軸方向と直交する方向に対してホースクランプ部材22の移動範囲を制限する周壁部34と、アタッチメントホース12の軸方向に対してホースクランプ部材22の移動範囲を制限する縁部35および縁部35に囲まれてアタッチメントホース12が挿通される開口部36を少なくとも2箇所備え、ホースクランプ部材22は周壁部34と縁部35に囲まれた空間内に少なくともアタッチメントホース12の軸方向および軸と直交する方向の一方向に移動可能遊嵌され、開口部36は対向するホースクランプ部材22の当接面より小さく、ホースクランプ部材22と周壁部34との当接時にアタッチメントホース12が縁部35と一定の距離を備えていることを特徴とするアタッチメントホースのクランプ構造21である。
つまり、特許文献1に記載されている支軸(機械左右方向)の軸回りのみの回動しかできないホースクランプ構造とは異なり、アタッチメント側ホース12aの動きに応じて、少なくともアタッチメントホース12の軸方向及び軸と直交する方向への移動可能であり、また回動も可能であることから、より柔軟なホースクランプ部材22の挙動が可能であり、アタッチメント側ホース12aのたわみや局部曲げの発生を従来技術より抑える効果が高いホースクランプ構造21となる。また、ホースクランプ部材22はホースクランプ支持部材31の周壁部34および縁部35により挙動範囲を制限できるため、バルブ側ホース12bにも無理な力が掛からず、バルブ側ホース12bの挙動についてもレイアウトを考慮した範囲でホースクランプ部材22の揺動範囲を設定できる。また、アタッチメントホース12を挿通させる開口部36の大きさを、ホースクランプ部材22当接面より小さくすることで、ホースクランプ部材22の抜け出しを防ぎ、ホースクランプ部材22と周壁部34が当接した際に、ホースクランプ部材22に狭持されたアタッチメントホース12と縁部35との間に所定の距離を設けることで、アタッチメントホース12とホースクランプ支持部材31の接触を防ぎ、アタッチメントホース12の破損防止としている。
後方小旋回タイプの油圧ショベル1は、上部旋回体3が旋回した時に、その後端が下部走行体2よりはみ出す量を極力小さく抑える形状としている。
ホースクランプ部材22は、アタッチメントホース12を保持した状態で略直方体形状となっており、複数のアタッチメントホース挿通孔24として略長穴形状の孔が上下方向に貫通し前後方向に並んでいる。それら挿通孔24は、ホースクランプ部材22の左右方向のほぼ中心に形成されており、ホースクランプ部材は左右方向の中心面で2分割可能な構造となっている。つまり、挿通孔24も分割されるためアタッチメントホースを分割された挿通孔24で挟み込んで保持する構造となり、容易にアタッチメントホースを挿通孔24に通すことが可能となる。
ホースクランプ支持部材31は、ホースクランプ部材22を内包する略直方体形状であり、ホースクランプ部材22が容易に着脱可能となるようにホースクランプ支持部材31の左側を開口とした本体部材32と、その開口部を塞ぐ蓋部材33とで構成されている。
以上の実施形態は一例に過ぎず、以下に他の実施形態を例示する。
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 アタッチメント
9 油圧シリンダ
10 油圧コントロールバルブ
12 アタッチメントホース
21 ホースクランプ構造
22 ホースクランプ部材
29 弾性部材
31 ホースクランプ支持部材
34 周壁部
35 縁部
35b 下部縁部
36 開口部
37 下部開口部の端部
38 壁部
39 溝
40 切欠き
41 ガイドホース
Claims (5)
- 下部走行体と、上部旋回体と、該上部旋回体に回動自在に取付けられたアタッチメントと、該アタッチメントを作動させるため前記アタッチメントに備えられた油圧シリンダと、前記上部旋回体に搭載された油圧コントロールバルブと、該油圧シリンダから該油圧コントロールバルブに接続される複数の油圧ホースと、該油圧ホースのうち前記油圧シリンダに接続されるアタッチメントホースを前記アタッチメントの回動支持部近傍で該アタッチメントホースの軸方向を同方向に揃えて保持しているホースクランプを備えた建設機械において、
該ホースクランプは、
ホースクランプ部材とホースクランプ支持部材とを有し、
前記アタッチメントホースは該ホースクランプ部材に保持され、
該ホースクランプ支持部材は前記上部旋回体に固定され該ホースクランプ部材を内包し、前記アタッチメントホースの軸方向と直交する方向に対して前記ホースクランプ部材の移動範囲を制限する周壁部と、前記アタッチメントホースの軸方向に対して前記ホースクランプ部材の移動範囲を制限する縁部および該縁部に囲まれて前記アタッチメントホースが挿通される開口部を少なくとも2箇所備え、前記ホースクランプ部材は該周壁部と前記縁部に囲まれた空間内に少なくとも前記アタッチメントホースの軸方向および軸と直交する方向の一方向に移動可能遊嵌され、該開口部は対向する前記ホースクランプ部材の当接面より小さく、前記ホースクランプ部材と前記周壁部との当接時に前記アタッチメントホースが前記縁部と一定の距離を備えていることを特徴とするアタッチメントホースのクランプ構造。 - 請求項1において、
前記ホースクランプ支持部材に対して前記ホースクランプ部材が移動可能となる空間に弾性部材を設け、該弾性部材は前記ホースクランプ部材もしくは前記ホースクランプ支持部材のいずれか一方又はその両方に貼付したことを特徴とするアタッチメントホースのクランプ構造。 - 請求項2において、
前記ホースクランプ支持部材の下部開口部の端部から、該端部を下端とし上方に向かって延設された壁部を備え、該壁部の上端は前記アタッチメントホースの軸方向への前記ホースクランプ部材の移動範囲を制限し、前記ホースクランプ支持部材の前記周壁部と、前記縁部は上部縁部と下部縁部を備え前記ホースクランプ支持部材の下部に設けられた該下部縁部と、前記壁部と、で溝形状を形成したことを特徴とするアタッチメントホースのクランプ構造。
- 請求項3において、
前記溝形状を形成する前記周壁部と前記下部縁部と前記壁部のうち、少なくとも前記下部縁部に切欠きを設けたことを特徴とするアタッチメントホースのクランプ構造。 - 請求項4において、
前記切欠き部をガイドホースの一端で覆い、該ガイドホースの他端を前記上部旋回体外へ導出させ、前記溝と前記油圧ショベルの外側とを連通させたことを特徴とするアタッチメントホースのクランプ構造。
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