JP5986390B2 - パチンコ機 - Google Patents
パチンコ機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5986390B2 JP5986390B2 JP2012030459A JP2012030459A JP5986390B2 JP 5986390 B2 JP5986390 B2 JP 5986390B2 JP 2012030459 A JP2012030459 A JP 2012030459A JP 2012030459 A JP2012030459 A JP 2012030459A JP 5986390 B2 JP5986390 B2 JP 5986390B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- special
- opening
- game
- time
- winning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Description
一方、近年においては、特別遊技の態様に様々なパターンが提案されており、従来の同一機種における特別遊技中のアタッカの1ラウンド(1R等と表記する)あたりの開放時間及びラウンド間の閉塞時間は常に一定とされていたのに対し、近年のパチンコ機においては、遊技性の向上や、市場動向に対応すべく、同一機種における当りの種類に応じて異なる開放パターンを設定し、特別遊技中のアタッカの1Rあたりの開放時間及びラウンド間の閉鎖時間に変化を持たせたものが知られている。
具体的には、最大ラウンド継続回数が名目上16Rに設定された特別遊技であっても、その開放パターンが複数存在し、一の16Rの特別遊技においては、例えば1Rあたりの最大開放時間が30秒に設定され、ラウンド間の閉鎖時間が4秒に設定され、当該開閉動作が16回繰り返される開放パターンであるのに対し、他の16Rの特別遊技においては、前半6R分の1Rあたりの開放時間が前述の開放時間に対して極端に短い0.2秒、ラウンド間の閉鎖時間が0.1秒等に設定され、後半10R分の1Rあたりの開放時間、及び、ラウンド間の閉鎖時間が一方の16Rの特別遊技の開放時間及び閉鎖時間と同様に設定される。
このような互いに異なる複数の開放パターンを有する特別遊技が搭載されたパチンコ機においては、同じ16Rの特別遊技であっても、遊技者が実質的に得られる賞球数を大きく異ならせることができ、遊技性の向上や、スペック変更、或いは、市場の動向に柔軟に対応可能となっている。
また、当該演出表示の序盤においては、開放時間が極端に短い各ラウンドにおける開放動作が遊技者になるべく覚られないように実行され、遊技者に対して開放時間が極端に短い開放パターンを含む特別遊技であることを意識させないように配慮されている。
本構成に係るパチンコ機によれば、特別遊技実行手段が、短開放区間において大入賞口が最初に開放する時期を特別遊技開始演出表示の時期よりも遅らせ、長開放区間の始期を長開放開始演出の表示時期と一致させることから、複数の短開放区間の長さに対応した特別遊技開始演出を複数設定しておく必要がなくなる。
よって、同一機種、或いは、シリーズ間において開放パターンが複数存在する場合であっても、単一の特別遊技開始演出を共通して使用することが可能となる。
また、長開放開始演出を視認した遊技者が、長開放区間の開始と同時に遊技球を第2の始動入賞口側に打ち出すことができるため、特別遊技開始演出の表示中に実行される短開放区間を意識させずに、長開放区間の開始から遊技球を違和感なく適切に打ち出させることができる。
また、他の構成として、特別遊技開始演出表示時からの遅れ時間を、所定の期間に設定された特別遊技開始演出の演出長さと、短開放区間の合計時間とから設定する構成とした。
本構成によれば、短開放区間の合計時間が異なる複数の開放パターンが存在する場合であっても、遅れ時間を適切に設定できる。
また、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
なお、以下の説明においてパチンコ機の各部の左右方向は、そのパチンコ機に対面する遊技者にとっての左右方向に一致させて説明する。
主制御装置100、サブ制御装置200、払出制御装置300は何れもCPU(Central Processing Unit)と、コンピュータプログラム及び遊技処理(演出処理,払出処理等)に必要なデータを格納したROM(Read Only Memory)と、CPUがROMに格納されたコンピュータプログラムに従って処理を行うための一時記憶領域であるRAM(Random Access Memory)とを備えるマイクロコンピュータである。なお、主制御装置100、サブ制御装置200及び払出制御装置300の各制御装置は、図外の電源供給装置からの電力供給により駆動する。続いて、本実施形態に係るパチンコ機1の各部の構成を概説する。
図3に示すように、払出制御装置300は、ハンドル7の回動操作量に対応して増減する発射ボリューム7Aからの入力に基づいて所定の強度で遊技球が発射されるように発射モータ7Bを駆動制御するようになっている。発射装置により発射されて遊技領域31に到達した遊技球は、遊技領域31内を流下することになる。また、払出制御装置300には、ハンドル7の円周上に設けられた発射停止スイッチ7Cやハンドル7の内部に配設されたタッチセンサ7Dが接続されている。
また、演出図柄Sの変動時間は、後述の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動時間と略同期しており、一般に遊技者は当該演出図柄Sの変動停止までに実行される多様な演出の行方を見守ることにより、大当り遊技への期待感を抱きながら遊技を進行する。
第1始動入賞口61は、遊技領域31の略中央部に配設された演出図柄表示装置50の下方に配設される。第2始動入賞口62は、遊技盤30の一側部に配設される。また、第2始動入賞口62よりも下方には大入賞口64が配設される。また、遊技盤30の他側部には、複数の一般入賞口67が配設される。これらの各入賞口のそれぞれには、遊技球の通過を検知する第1始動入賞口検知センサ91、第2始動入賞口検知センサ92、大入賞口検知センサ93、一般入賞口検知センサ94が内蔵されている。これらの検知センサ91〜94は、遊技球の通過に伴い遊技球検知信号を出力する磁気センサであり、その遊技球検知信号は主制御装置100に入力される。
なお、詳細については後述するが、遊技球が第1始動入賞口61及び第2始動入賞口62と対応する第1始動入賞口検知センサ91又は第2始動入賞口検知センサ92に検知されると、主制御装置100によって特図抽選(大当り抽選)が実行され、当該抽選の結果が第1特別図柄表示装置35A又は第2特別図柄表示装置35Bにそれぞれ表示される。
また、賞球払出装置301から払い出された賞球は、賞球払出装置301の遊技球流路内に配設された払出計数スイッチ302により計数され、払出制御装置300は払出計数スイッチ302からの入力に基づいて払出動作を停止させる。
本実施形態において、第1始動入賞口61及び第2始動入賞口62に予め対応付けられた賞球個数は3個であり、大入賞口64に予め対応付けられた賞球個数は15個であり、一般入賞口67に予め対応付けられた賞球個数は5個である。また、第1始動入賞口61、第2始動入賞口62、大入賞口64、一般入賞口67の何れにも入賞しなかった遊技球は、遊技領域31の最下部に位置するアウト口68から回収される。
また、電動チューリップ63の開閉動作は、遊技球がスルーチャッカ66を通過したことに基づいて実行される普通図柄に係る電子抽選(普図抽選)の結果が普図当りとなった場合に、1対の羽根部材が開くよう主制御装置100により制御される。
また、アタッカ装置65は、後述する第1特図抽選又は第2特図抽選の結果が「当り」となった場合に実行される大当り遊技中において主制御装置100の制御によって駆動される。また、大当り遊技中におけるアタッカ装置65(蓋部材)の開放パターンは、複数のパターンが存在し、第1特図抽選又は第2特図抽選の結果が「当り」である場合に決定される図柄種類に応じて1つの開放パターンが決定される。
本実施形態における第1特別図柄表示装置35Aは、7セグメントディスプレイにより構成され、第1特図抽選の結果に基づいて特別図柄(1〜9までの数字や記号)を高速で点滅表示させた後に、第1特図抽選の結果を表示する態様で所定の特別図柄を導出表示(停止表示)させるものであり、特別図柄が点滅表示している時間は、特別図柄の変動時間である。
ここで、例えば第1特図抽選の結果が「当り」である場合に停止表示される特別図柄は、1〜9までの何れかの数字であり、「ハズレ」である場合に停止表示される特別図柄は、数字以外のアルファベットや「−」等の記号である。この第1特別図柄表示装置35Aの変動表示制御は、後述の変動表示制御手段130により制御される。
なお、本実施形態においては、第1始動入賞口61への入賞を契機として変動する特別図柄を第1特別図柄とし、第2始動入賞口62への入賞を契機として変動する特別図柄を第2特別図柄としている。また、第1特別図柄表示装置35A及び第2特別図柄表示装置35Bは、演出図柄表示装置50を見ている遊技者の視界に同時に入らないように遊技盤30の右下部分に演出図柄表示装置50と離間して配置されている。
また、第1特別図柄表示装置35A及び第2特別図柄表示装置35Bの形態は7セグメントに限られず、複数のランプを配列した形態のものを採用することも可能である。また、7セグメントに表示される特別図柄の態様は、数字に限られるものではなく、識別が困難な特定の記号により第1特図抽選及び第2特図抽選の結果(「当り」,「ハズレ」)を表示するものとしてもよい。
2つのLEDランプが交互に点滅している状態は、普通図柄が変動している状態であり、その点滅が停止して点灯が維持された状態は、普通図柄の変動が停止した状態である。また、2つのLEDランプが交互に点滅している時間は、普通図柄の変動時間である。
同図に示すように、主制御装置100は、特別図柄用当否抽選手段110、図柄種類決定手段120、変動表示制御手段130、普通図柄用当否抽選手段150、特別遊技制御手段160、電動チューリップ制御手段170、及び、遊技状態制御手段180を備える。
具体的には、特別図柄用当否抽選手段110は、周期的に入力される割り込み信号に基づいてループカウンタの値を所定の範囲(本実施形態では0〜65535の整数の範囲)で1ずつ更新させることによりハードウェア乱数である当否判定用乱数を発生させる乱数発生手段から、第1始動入賞口検知センサ91又は第2始動入賞口検知センサ92からの遊技球検知信号が主制御装置100に入力されたことに基づき、当否判定用乱数を取得(ラッチ)する。
一方、特図高確抽選テーブルには、例えば、当否判定用乱数0〜1860に「当り」が予め対応付けられていて、当否判定用乱数1861〜65535に「ハズレ」が予め対応付けられている。
つまり、特図高確抽選テーブルが参照された場合に当りとなる確率は約35分の1である。これらの当選確率を比較して分かるように、特図高確時判定テーブルによる「当り」の当選確率の方が、特図低確時判定テーブルよる「当り」に当選する確率よりも約10倍高い。
なお、特別図柄用当否抽選手段110によって特図低確抽選テーブルが参照されて「当り」又は「ハズレ」が決定される遊技状態は、本発明における特図低確率状態であり、特図高確抽選テーブルが用いられて「当り」又は「ハズレ」が決定される遊技状態は、本発明における特図高確率状態(所謂確変遊技状態)である。
以下、便宜上、「特図低確率状態」を「特図低確」といい、「特図高確率状態」を「特図高確」又は「確変遊技」という場合がある。なお、当該特図低確又は特図高確の切り替えは後述の遊技状態制御手段180により実行される。
具体的には、図柄種類決定手段120は、周期的に入力される割り込み信号に基づいてループカウンタの値を所定の範囲(本実施形態では0〜99の整数の範囲)で1ずつ更新させることによりハードウェア乱数である図柄種類決定用乱数を発生させる乱数発生手段から、第1始動入賞口検知センサ91又は第2始動入賞口検知センサ92からの遊技球検知信号が主制御装置100に入力されたことに基づき、図柄種類決定用乱数を取得(ラッチ)する。また、図柄種類決定手段120は、取得した図柄種類決定用乱数に基づき、第1特別図柄種類テーブル120A又は第2特別図柄種類テーブル120Bを参照して図柄種類を決定する。
同図に示すように、本実施形態における第1特別図柄及び第2特別図柄の種類としては、1〜9までの数字が規定されている。なお、前述のとおり、各特別図柄の態様は数字に限られるものではない。
一方、第2特別図柄テーブル120Bが参照された場合において、特別図柄が「3」,「7」に決定される割合は全体の50%であり、「1」,「5」,「9」のいずれかに決定される割合が20%、「2」又は「4」に決定される割合が20%、「6」又は「8」に決定される割合が10%である。
つまり、これら2つの特別図柄種類テーブルに規定された特別図柄の選択率には、差が設けられており、例えば、第1特図抽選が実行され、第1特別図柄種類テーブル120Aが参照される場合よりも、第2特図抽選が実行され、第2特別図柄種類テーブルが参照された場合の方が、特別図柄が「3」又は「7」に決定される割合が高く設定されている。なお、選択率の設定は任意であり互いの選択率を同一としてもよい。
なお、ここで所定の契機とは、前述の第1特別図柄及び第2特別図柄が変動中ではなく、かつ、大当り遊技中でない場合であり、例えば、現在の遊技状態が大当り遊技中ではなく、当否判定用乱数及び図柄種類決定用乱数の保留記憶時に第1特別図柄又は第2特別図柄が変動中である場合、当該変動中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動時間が経過し、所定の態様により停止した後に上記処理が逐次実行される。
また、上述の当否判定処理及び当該処理に引き続いて実行される図柄種類決定処理が行われる順序は、第1始動入賞口61又は第2始動入賞口62への入賞順、換言すればRAMに保留記憶された順に実行するようにしてもよいし、例えば一方の第2始動入賞口62への入賞によって取得された当否判定用乱数に係る当否判定処理及び図柄種類決定処理を優先して実行するようにしてもよい。
例えば、現在の遊技状態が非時短遊技であって、第1特図抽選又は第2特図抽選の結果がハズレである場合に参照される非時短用特図変動パターンテーブル134A−1には、特図変動パターン用乱数に対して「12秒」,「30秒」,「45秒」のいずれかが規定されている。
また、現在の遊技状態が非時短遊技であって、第1特図抽選又は第2特図抽選の結果が当りである場合に参照される通常用特図変動パターンテーブル134A−2には、特図変動パターン用乱数に対して「12秒」,「30秒」,「45秒」のいずれかが規定されている点で共通するが、その選択率に差が設けられており、変動時間が「30秒」,「45秒」に決定される割合が高い。
なお、特図変動パターンテーブルの種類は上述したものに限らず、例えば当否判定用乱数の保留記憶数が3個である場合に参照されるテーブルや、4個である場合に参照されるテーブル等を設け、保留記憶数の増加に伴って第1特別図柄又は第2特別図柄が導出表示されるまでの変動時間を漸次短くするようにしてもよい。また、同図に示した各特図変動パターンの選択率は例示であって、選択率を変更することにより変動時間の選択割合を適宜設定可能である。
また、本実施形態において、非時短用特図変動パターンテーブル134Aが参照される遊技は、非時短遊技であって、時短用特図変動パターンテーブル134Bが参照される遊技は、時短遊技である。また、これらの遊技状態の切り替えは、後述の遊技状態制御手段180によって実行される。
第1特別図柄表示装置35A又は第2特別図柄表示装置35Bは、変動停止信号の入力により、変動中の特別図柄を図柄種類決定手段120により決定された図柄種類に対応する特別図柄の態様(1〜9)又はハズレを示す特別図柄の態様(「−」)で導出表示する。
また、変動表示制御手段130は、特別図柄の変動を開始させる変動開始信号、及び、特別図柄の変動を停止させる変動停止信号の出力とともに、サブ制御装置200に対してそれぞれ演出図柄変動コマンド及び演出図柄停止コマンドを送信する。これにより、特別図柄の変動,停止と演出図柄Sの変動,停止とが同期して行われる。
つまり、時短遊技は、前述の時短用特図変動パターンテーブル134Bが参照されることにより特別図柄の変動時間が大幅に短縮されるとともに、電動チューリップ63の開放が行われ易く、遊技者にとっては第2始動入賞口62への遊技球の入賞が容易化(サポート)される状態(所謂、電サポ状態)である。
一方、非時短遊技は、前述の非時短用特図変動パターンテーブル134Aが参照されることにより特別図柄の変動時間が時短遊技における変動時間よりも相対的に長くなり易く、さらに電動チューリップ63の開放が行われ難く、遊技者にとっては第2始動入賞口62への遊技球の入賞が困難な状態である。
同図に示すように開放パターン決定テーブル160Aは、前述の図柄種類決定手段120によって決定される図柄種類に対応する開放パターンが規定されている。
特別遊技制御手段160は、各図柄種類に対応する開放パターンに従ってアタッカ装置65を制御し、大当り遊技を実行する。
よって、遊技者は、長開放区間において蓋部材が最初に開放する1ラウンド目から遊技球を大入賞口64の方向に打ち出すことにより、遊技球を大入賞口64内に一時に大量に取り込ませることが可能となり、多くの賞球の払い出しを受けることが可能となる。
当該16R特別遊技Bの開放パターンに従って、アタッカ装置65が駆動された場合、遊技者は短開放区間、換言すれば、蓋部材が最初に開放する1ラウンド目から12ラウンド目が終了するまで、実質的な賞球の払出しを受けることが困難となる。即ち、短開放区間における1Rあたりの開放時間は、0.1秒であることから、遊技領域31内での滞留時間を考慮しても大入賞口64周辺に到達した遊技球が0.1秒間しか開放しない大入賞口64内に取り込まれることは稀であり、25秒間の開放時間を有する長開放区間と比べ実質的な賞球の払出しを受けることは困難である。
よって、遊技者は、短開放区間経過後の長開放区間においてのみ実質的な賞球の払出しを受けることが可能となる。つまり、図柄種類が「1」,「5」,「9」である場合、これに対応する16R特別遊技Bの開放パターンは、名目上は16Rの大当り遊技であるが、実質的には長開放区間に対応する4ラウンド分の賞球しか得られない開放パターンである(実質4R大当り)。
つまり、図柄種類「2」,「4」である場合、これに対応する6R特別遊技Aの開放パターンは、名目上は6Rの大当り遊技であるが、実質的には長開放区間に対応する2R分の賞球しか得られない開放パターンである(実質2R大当り)。
即ち、図7(d)に示す6R特別遊技Bの開放パターンにおいては、1R中の前半部分において、蓋部材の開放動作が9回繰り返され、その後の後半部分において、開閉動作が1回実行される。前半部分における1回あたりの開放時間は、0.1秒に設定され、各回の閉鎖間隔は1.7秒に設定されている。また、後半部分における1回の開放時間は他の開放パターンにおける長開放区間と同様の25秒に設定されている。
つまり、図柄種類が「6」,「8」である場合に対応する6R特別遊技Bの開放パターンは、1R目の前半部分において短開放区間を有するものの、1R目の後半部分から長開放区間が開始し、以降6R目に至るまでその開放時間が25秒に設定されていることから、名目上のラウンド数(6R)と、実質的に得られる賞球の払出しを受けることができるラウンド数とが一致する開放パターンである。
このように、本実施形態における大当り遊技を構成する「1ラウンド(R)」とは、図7(a)〜(c)に示すように、必ずしも蓋部材が開放してから閉鎖するサイクルを1Rとするものに限られず、複数回の短開放、或いは、複数回の短開放と長開放とを含むサイクルを1Rとして設定してもよい。
例えば、図柄種類が「3」又は「7」である場合、遊技状態制御手段180は、大当り遊技後の遊技状態を特図高確かつ普図高確の遊技状態に切り替える。
また、この場合の当り遊技後の特図高確及び普図高確の遊技状態は、例えば、次回の特図抽選の結果が当りとなるまで継続する。なお、特図高確及び普図高確又はいずれか一方を例えば当り遊技終了後から第1特図抽選又は第2特図抽選が所定の回数実行されるまで継続する構成としてもよい。
また、図柄種類が「1」,「5」,「9」である場合、遊技状態制御手段180は、大当り遊技後の遊技状態を特図低確かつ普図高確の遊技状態に切り替える。また、この場合の当り遊技後の普図高確は、当り遊技終了後から第1特図抽選又は第2特図抽選が所定の回数実行されるまで継続する。
また、図柄種類が「2」,「4」である場合、遊技状態制御手段180は、大当り遊技後の遊技状態を特図高確かつ普図低確の遊技状態に切り替える。また、この場合の大当り遊技後の特図高確は、次回の特図抽選の結果が当りとなるまで継続する。
また、図柄種類が「6」,「8」である場合、遊技状態制御手段180は、大当り遊技後の遊技状態を特図高確かつ普図高確の遊技状態に切り替える。また、この場合の大当り遊技後の特図高確及び普図高確は、次回の特図抽選の結果が当りとなるまで継続する。
このように、遊技状態制御手段180は図柄種類に応じて大当り遊技後の遊技状態を切り替える機能を有しており、具体的にはRAMの記憶領域内に設けられた遊技状態フラグを切り替えることにより遊技状態を制御する。
また、上述した特別図柄用当否抽選手段110、図柄種類決定手段120、変動表示制御手段130、普通図柄用当否抽選手段150は、遊技状態フラグを参照することにより、遊技状態に対応した各テーブルを参照して処理を実行する。
より詳細には、演出図柄制御部200Aは、演出図柄変動コマンドに含まれる変動時間情報に基づいて、ROM内において当該変動時間情報ごとに規定された複数の変動パターンテーブルの中から1つの変動パターンを決定する。変動パターンテーブルには、演出図柄変動コマンド受信時に、演出図柄制御部200Aによって取得される変動パターン乱数に対応する複数の変動パターンが規定されており、演出図柄制御部200Aは取得した変動パターン乱数に従って、当該乱数に対応する1つの変動パターンを決定する。
なお、前述の第1特図抽選又は第2特図抽選の結果が当りである場合に最終的に導出表示される演出図柄Sの態様は、例えば、数字又はキャラクターが全て同一の数字又はキャラクターとして揃った状態であり、ハズレである場合の態様は、上述の態様以外の態様である。また、演出図柄制御部200Aは、主制御装置100からの大当り演出コマンドの受信に基づいて、演出図柄表示装置50に大当り遊技中における特定の特別遊技演出を表示させる。なお、当該特別遊技演出と、上述の複数の開放パターンとの関係については後述する。
図8は、大当り遊技演出コマンドの受信に基づいて実行される特別遊技演出Dの内容を示す図であり、図9は、特別遊技演出Dを構成する特別遊技開始演出D1及び長開放開始演出D2の具体的表示内容の一例を示す図である。図8に示すように、特別遊技演出Dは、特別図柄及び演出図柄Sが同期して特図抽選の結果が「当り」を示す態様(本例においては1〜9までの数字)で例えば0.6秒の期間(確定表示期間)停止した後に、演出図柄表示装置50上に表示される演出である。
また、当該演出上のラウンド表示は、実質的な賞球の払出しを受けることが可能なラウンド(長開放区間における各ラウンド)が終了し、次回のラウンドが開始される度に加算され、例えば開放パターンが16R特別遊技Bであり、13Rから順次16Rまで大当り遊技が進行した場合、演出上のラウンド表示は、実質的な賞球を得ることができる「1R」〜「4R」まで順次表示される。なお、演出上のラウンド数を実際のラウンド数と対応させて表示してもよい。
また、変動表示制御手段130は、S104において、大当り演出コマンドをサブ制御装置200側に送信し、S105の開放時期制御処理に移行する。S104において大当り演出コマンドがサブ制御装置200側に送信されることにより、演出図柄表示装置50上には、前述の特別遊技開始演出D1及び長開放開始演出D2からなる特別遊技演出Dが表示される。また、特別遊技制御手段160は、大当り演出コマンドの送信と同時に、図外のタイマーによる計時動作を実行する。
特別遊技制御手段160は、S200において、RAMの記憶領域内に格納された図柄種類を参照するとともに、S201において図6に例示する開放パターン決定テーブル160Aを参照する。特別遊技制御手段160は、S202において、図柄種類に対応するいずれかの開放パターンを開放パターン決定テーブル160Aから読み出し、当該大当り遊技における開放パターンとして決定する。
ここで、開放待機時間とは、前述の特別遊技開始演出D1が表示されてから、最初にアタッカ装置65(蓋部材)が開放するまでの時間であり、複数の開放パターンに対応してその開放待機時間が規定されている。
つまり、開放パターンが16R特別遊技Aである場合には、特別遊技開始演出D1表示中にアタッカ装置65が開放することはなく、後半の長開放開始演出D2の開始と同時に、1R目の開放動作が実行される。
よって、特別遊技開始演出D1が表示されてから、2.4秒後に短開放区間における最初のアタッカ装置65の開放動作を実行すれば、その後12Rまで続く短開放区間が特別遊技開始演出D1の終了と同時に終了し、その後に開始される長開放区間の始期(13R目の開放時期)が長開放開始演出D2の開始時期と一致することとなる。
よって、特別遊技開始演出D1が表示されてから、16.8秒後に短開放区間における最初のアタッカ装置65の開放動作を実行すれば、その後4Rまで続く短開放区間が特別遊技開始演出D1の終了と同時に終了し、その後に開始される長開放区間の始期(5R目の開放時期)が長開放開始演出D2の開始時期と一致することとなる。
よって、特別遊技開始演出D1が表示されてから、7.8秒後に短開放区間における最初のアタッカ装置65の開放動作(1R前半の開放)を実行すれば、その後続く短開放区間が特別遊技開始演出D1の終了と同時に終了し、その後に開始される長開放区間の始期(1R後半の開放時期)が長開放開始演出D2の開始時期と一致することとなる。
即ち、開放時期制御処理を実行しない場合にあっては、予め短開放区間の合計時間に対応した演出長さの特別遊技開始演出D1を複数記憶させ、開放パターンに応じた特別遊技開始演出D1を実行する必要があるが、開放パターンごとの開放待機時間に基づいて、大当り遊技における最初の開放動作が行われる時間を調整する本実施形態に係る構成とすれば、複数の演出長さを有する特別遊技開始演出D1を記憶させる必要がなくなる。
よって、本実施形態に係るパチンコ機1のように、同一機種において複数の図柄種類に対応した複数の開放パターンを有するパチンコ機や、基本スペック(例えば、大当り確率,最大ラウンド継続回数等)が異なり、その他の演出制御等が同一のシリーズ機種間において、特別遊技開始演出D1を複数作成することに伴う開発経費,開発時間を大幅に削減できるとともに、パチンコ機1が有するデータ量を大幅に削減できる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に何ら限定されることはなく、実施形態を組み合わせて多様な変更、改良を行い得ることが当業者において明らかである。また、そのような多様な変更、改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが特許請求の範囲の記載から明らかである。
35B 第2特別図柄表示装置,41 普通図柄表示装置,50 演出図柄表示装置,
61 第1始動入賞口,62 第2始動入賞口,63 電動チューリップ,
64 第1大入賞口,65 アタッカ装置, 100 主制御装置,
110 特別図柄用当否抽選手段,120 図柄種類決定手段,
130 変動表示制御手段,150 普通図柄用当否抽選手段,
160 特別遊技制御手段,160A 開放パターン決定テーブル,
180 遊技状態制御手段,200 サブ制御装置。
Claims (2)
- 遊技盤の遊技領域に設けられた第1の始動入賞口、又は当該第1の始動入賞口に向けて流下する遊技球が入賞できない位置に設けられた第2の始動入賞口への入賞に基づいて、当否抽選を実行する当否抽選手段と、
前記当否抽選に当選したことに基づいて当り図柄の種類を決定する当り図柄決定手段と、
前記当否抽選の実行に基づいて所定の特別図柄の変動を開始させ、所定時間経過後に前記決定された当り図柄の態様で前記特別図柄を停止表示させる特別図柄変動制御手段と、
前記特別図柄の停止態様が当り図柄であるときに、前記第2の始動入賞口の下流側において当該第1の始動入賞口に向けて流下する遊技球が入賞できない位置に設けられた大入賞口を、前記当り図柄に応じた異なる開放パターンで開放する特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
前記当否抽選に当選した際に、前記当り図柄の停止後、特別遊技演出を前記遊技領域に設けられた演出表示装置上に表示する演出制御手段と、を備え、
前記特別遊技は、前記大入賞口を短開放する短開放区間と、当該短開放区間後に、当該短開放区間における大入賞口の開放時間よりも前記大入賞口を長く開放する長開放区間とからなる開放パターンを含み、
前記特別遊技演出は、前記特別遊技の開始から所定の期間、当該特別遊技が開始されることを報知する特別遊技開始演出と、当該特別遊技開始演出後、前記大入賞口が開放されることを報知すると共に、遊技者に対して遊技球を前記第2の始動入賞口側に打ち出すべき旨を指示する表示を有する長開放開始演出とを含み、
前記特別遊技実行手段は、前記当り図柄が前記短開放区間及び長開放区間からなる開放パターンと対応する場合、前記長開放区間の始期が前記長開放開始演出の表示時期と一致するように、前記短開放区間において前記大入賞口が最初に開放する時期を前記特別遊技開始演出の表示時期よりも遅らせることを特徴とするパチンコ機。 - 前記特別遊技開始演出表示時からの遅れ時間は、前記所定の期間に設定された特別遊技開始演出の演出長さと、前記短開放区間の合計時間とから設定されたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012030459A JP5986390B2 (ja) | 2012-02-15 | 2012-02-15 | パチンコ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012030459A JP5986390B2 (ja) | 2012-02-15 | 2012-02-15 | パチンコ機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013165810A JP2013165810A (ja) | 2013-08-29 |
JP5986390B2 true JP5986390B2 (ja) | 2016-09-06 |
Family
ID=49176783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012030459A Active JP5986390B2 (ja) | 2012-02-15 | 2012-02-15 | パチンコ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5986390B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5979213B2 (ja) * | 2014-12-25 | 2016-08-24 | タイヨーエレック株式会社 | 遊技機 |
JP6438764B2 (ja) * | 2014-12-25 | 2018-12-19 | サミー株式会社 | 遊技機 |
JP2017104258A (ja) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
JP6646599B2 (ja) * | 2017-02-09 | 2020-02-14 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
JP2018134324A (ja) * | 2017-02-23 | 2018-08-30 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
JP2018198653A (ja) * | 2017-05-25 | 2018-12-20 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP6534465B2 (ja) * | 2018-02-26 | 2019-06-26 | 株式会社三共 | 遊技機 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5126827B2 (ja) * | 2007-11-15 | 2013-01-23 | 株式会社高尾 | 弾球遊技機 |
JP2009261716A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Toyomaru Industry Co Ltd | 遊技機 |
JP4999872B2 (ja) * | 2009-02-27 | 2012-08-15 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP5059827B2 (ja) * | 2009-10-09 | 2012-10-31 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP5749428B2 (ja) * | 2009-10-22 | 2015-07-15 | 株式会社平和 | 遊技機 |
-
2012
- 2012-02-15 JP JP2012030459A patent/JP5986390B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013165810A (ja) | 2013-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5986390B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP6669582B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2007068766A (ja) | 遊技機、プログラム及び記憶媒体 | |
JP2014008118A (ja) | パチンコ機 | |
JP5292490B1 (ja) | 遊技機 | |
JP2014008117A (ja) | パチンコ機 | |
JP2007260098A (ja) | 遊技機 | |
JP6158566B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5378910B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP6144930B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2008302003A (ja) | 遊技機、プログラムおよび記憶媒体 | |
JP5060833B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5488936B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6523088B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5368206B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP6014453B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6513063B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5074825B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6031254B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP4604263B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5995612B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP5859034B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2023042156A (ja) | 遊技機 | |
JP5523605B1 (ja) | 遊技機 | |
JP5596507B2 (ja) | パチンコ機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151110 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160726 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160805 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5986390 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |