JP5986354B2 - 縦溝流路付きろ過媒体を形成する方法および装置 - Google Patents

縦溝流路付きろ過媒体を形成する方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5986354B2
JP5986354B2 JP2010545266A JP2010545266A JP5986354B2 JP 5986354 B2 JP5986354 B2 JP 5986354B2 JP 2010545266 A JP2010545266 A JP 2010545266A JP 2010545266 A JP2010545266 A JP 2010545266A JP 5986354 B2 JP5986354 B2 JP 5986354B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
media
flutes
roll
medium
fluted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010545266A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011511705A (ja
JP2011511705A5 (ja
Inventor
テッド, エー. ムー,
テッド, エー. ムー,
グレゴリー, ジェイ. フェセンメイヤー,
グレゴリー, ジェイ. フェセンメイヤー,
ゲイリー, ジェイ. ロックリッツ,
ゲイリー, ジェイ. ロックリッツ,
ミン オウヤン,
ミン オウヤン,
アニータ, エム. マシュー,
アニータ, エム. マシュー,
Original Assignee
ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド
ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド, ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド filed Critical ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド
Publication of JP2011511705A publication Critical patent/JP2011511705A/ja
Publication of JP2011511705A5 publication Critical patent/JP2011511705A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5986354B2 publication Critical patent/JP5986354B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/0001Making filtering elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D25/00Filters formed by clamping together several filtering elements or parts of such elements
    • B01D25/001Making filtering elements not provided for elsewhere
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D25/00Filters formed by clamping together several filtering elements or parts of such elements
    • B01D25/22Cell-type filters
    • B01D25/24Cell-type roll filters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/52Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material
    • B01D46/521Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material using folded, pleated material
    • B01D46/525Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material using folded, pleated material which comprises flutes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T156/00Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
    • Y10T156/10Methods of surface bonding and/or assembly therefor
    • Y10T156/1002Methods of surface bonding and/or assembly therefor with permanent bending or reshaping or surface deformation of self sustaining lamina
    • Y10T156/1007Running or continuous length work
    • Y10T156/1016Transverse corrugating

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

本発明は、縦溝流路付きろ過媒体、片面構造の媒体およびろ過媒体梱包体を形成する方法および装置に関する。縦溝流路付きろ過媒体は、空気ろ過媒体として提供することができ、隣接する同じ側の頂点間で縦溝流路の1周期中に提供される少なくとも1つの角部を有する縦溝流路付きシートを有する縦溝流路の繰り返しパターンを含むことができる。縦溝流路の繰り返しパターンは、隣接する同じ側の頂点間にある縦溝流路の1周期中に設けられる少なくとも2つの角部、少なくとも3つの角部、または少なくとも4つの角部を含むことができる。例示の縦溝流路の形態は、Z型媒体として特徴付けられる。装置は、食込み間隙(bite)を提供するように構成された第1ロールと第2ロールを含むことができる。食込み間隙は、供給されるろ過媒体に縦溝流路を付けて、縦溝流路の繰り返しパターンを有するろ過媒体を提供する。
本出願は、米国以外の全ての国を指定国とする出願人である米国国内企業のドナルドソン会社と、米国のみを指定国とする出願人である米国人のテッド・A・モー、グレゴリー・J・ロックリッツおよびミリング・オーヤングおよびインド人のアニータ・M・マッシューの名において、国際特許出願として2009年2月3日に出願されたものである。
関連出願の相互参照
本出願は、2008年2月4日に米国特許商標庁に出願された米国仮特許出願第61/025,999号の開示を含む。適切な範囲に対して、米国仮特許出願第61/025,999号の優先権を主張する。米国仮特許出願第61/025,999号の全ての開示は、引用により本明細書に合体される。
背景技術
空気や液体などの流体の流れは、その中に汚染物を運んでいる。多くの例において、流体の流れから汚染物のいくらかまたは全てをろ過することは好ましい。例えば、自動車用あるいは電力発生装置用エンジンへの空気流の流れ、ガスタービンシステムへのガス流れ、および各種燃焼炉への空気流は、その中にろ過すべき微粒子汚染物を運んでいる。また、エンジン潤滑油システム、水力式システム、冷却システムまたは燃料システムへの液体の流れは、ろ過すべき汚染物を運んでいる場合がある。そのようなシステムに対して、選択される汚染物を流体から除去する(または流体中のレベルを下げる)ことは好ましい。汚染物を低減するために様々な流体(空気または液体)フィルタ構成物が開発されてきた。しかしながら、一般に、絶え間ない改良が求められている。
Z型媒体は、一般に、縦溝流路付きろ過媒体エレメントの1つのタイプであり、流体は、媒体エレメントの第1面を入り、媒体エレメントの第2面を出る。一般に、Z型媒体の面は、媒体の対向する面に提供される。流体は、1つの面の開いた縦溝流路を入って通過し、他の面の開いた縦溝流路から出る。第1面と第2面との間にあるいくつかのポイントで、流体は、1つの縦溝流路から別の縦溝流路を通過して流れてろ過される。
Z型媒体の初期形態は、媒体の特徴が波形の段ボール箱工業で採用されていたので、しばしば波形媒体(corrugated media)と呼ばれていた。しかしながら、段ボール箱は、一般に積載物を運ぶように設計されたものであり、ろ過効率のためではない。縦溝流路の設計は、改善されたろ過媒体の性能を提供するように段ボール箱工業の規格と大きさとから離れる方向に変更することができる。
米国特許第5,562,825号 米国特許第5,049,326号 米国特許第4,925,561号 国際特許出願公開第97/40918号
Z型媒体の縦溝流路の形態を変更するために様々な開示がなされてきた。例えば、米国特許第5,562,825号は、波形パターンを記載する。狭いV字形(波形側部を持つ)の出口縦溝流路に隣接する、いくぶん半円形状(断面の)入口縦溝流路を利用する波形パターンが示されている(米国特許第5,562,825号の図1と図3参照)。松本他の米国特許第5,049,326号では、(断面が)円状のまたは管状の縦溝流路が示されており、縦溝流路は、半管を有する別シートに取付けられた半管を有するシートによって画定され、得られる平行でまっすぐな縦溝流路の間の平らな領域を有する。米国特許第5,049,326号の図2が参照される。石井他の米国特許第4,925,561号(図1)は、矩形断面を持つように折り曲げられた縦溝流路を示し、その縦溝流路は、長さ方向に沿ってテーパ状となっている。国際特許出願公開第97/40918号の(図1)には、(隣接するカーブした凸状と凹状のトラフから)カーブした波形パターンを持つが、長手方向にテーパ状となっていて、(従って真っ直ぐでない)縦溝流路または平行な波形物が示されている。また、国際特許出願公開第97/40918号には、カーブした波形パターンを持つが異なる大きさのリッジとトラフとを持つ縦溝流路が示されている。
概要
本願発明に基づいて縦溝流路付きろ過媒体を形成する方法が提供される。本法は、縦溝流路の繰り返しパターンを有する縦溝流路付きろ過媒体を提供するために、ろ過媒体に縦溝流路を形成する形成工程を有し、前記縦溝流路の繰り返しパターンは、隣接する同じ側の頂点間で縦溝流路の1周期中に設けられる少なくとも1つの角部を有する、少なくとも1つの縦溝流路を有する。前記縦溝流路の繰り返しパターンは、隣接する同じ側の頂点間で縦溝流路の1周期中に設けられる少なくとも2つの角部を有する、少なくとも1つの縦溝流路を有する。角部は、隣接する頂点間の間に提供されることができる。「角部(ridge)」と言うときは、縦溝流路の頂点間の異なる傾斜の媒体の部分の間の交点を言う。「角部」と言うときは、縦溝流路の頂点を含まない。
縦溝流路付きろ過媒体を形成する方法は、縦溝流路付きろ過媒体を形成するために、第1ロールと第2ロールとの間に形成される食込み間隙(bite)中にろ過媒体を供給する工程を含む。前記第1ロールは、複数の第1ロール突起部と複数の第1ロール凹部とを含み、前記第1ロールは、前記第1ロール突起部と前記第1ロール凹部とを交互に提供する。前記複数の第1ロール突起部のうちの少なくとも1つは、1つの媒体緩和領域によって互いに分離されている、少なくとも2つの媒体接触領域を含む。好ましくは、前記複数の第1ロール突起部のうちの少なくとも1つは、複数の媒体緩和領域によって互いに分離されている、少なくとも3つの媒体接触領域を含む。前記第2ロールは、複数の第2ロール凹部と複数の第2ロール突起部とを含み、前記第2ロールは、前記第2ロール凹部と前記第2ロール突起部とを交互に提供する。前記第2ロール凹部のうちの少なくとも1つは、媒体緩和領域によって互いに分離されている、少なくとも2つの媒体接触領域を含む。好ましくは、前記第2ロール凹部のうちの少なくとも1つは、複数の媒体緩和領域によって互いに分離されている、少なくとも3つの媒体接触領域を含む。例示の実施例では、第1ロール突起部の全てと第2ロール凹部の全ては、1つの媒体緩和領域によって互いに分離されている少なくとも2つの媒体接触領域を含み、好ましくは、複数の媒体緩和領域によって互いに分離されている少なくとも3つの媒体接触領域を含む。
本願発明による片面構造の媒体を提供する方法が提供される。本法は、片面構造の媒体を提供するために、前記縦溝流路付きろ過媒体を対面媒体取り付ける(例えば、接着する)工程を含む。
本願発明によるろ過媒体梱包体を形成する方法が提供される。ろ過媒体梱包体を形成するための本法は、片面構造の媒体を巻き付けたろ過媒体梱包体を形成する工程を含むことができる。巻き付けたろ過媒体梱包体は、円柱状、だ円形状、競馬場形状として提供することができる。ろ過媒体梱包体を形成するための方法は、片面構造の媒体から積層したろ過媒体梱包体形成する工程を含むことができる。積層されたろ過媒体梱包体を形成する工程は、複数の片面構造の媒体を積層する工程を含むことができる。
本願発明による縦溝流路付きろ過媒体を形成する装置が提供される。本装置は、第1ロールと第2ロールを含む。第1ロールは、複数の第1ロール突起部と複数の第1ロール凹部とを含む。第1ロールは、第1ロール突起部と第1ロール凹部とを交互に提供する。第1ロール突起部のうちの少なくとも1つは、1つの媒体緩和領域によって互いに分離されている少なくとも2つの媒体接触領域を含む。第2ロールは、複数の第2ロール凹部と複数の第2ロール突起部とを含む。第2ロールは、第2ロール凹部と第2ロール突起部とを交互に提供する。第2ロール凹部のうちの少なくとも1つは、1つの媒体緩和領域によって互いに分離されている少なくとも2つの媒体接触領域を含む。
先行技術による例示のZ型ろ過媒体の部分概略斜視図である。 図1に示される先行技術のろ過媒体の一部の拡大概略断面図である。 各種の波形媒体の定義を示す概略図である。 本発明により製造された媒体の一部の拡大概略断面図である。 本発明による縦溝流路付き媒体の製造を示す概略図である。 本発明による縦溝流路付き媒体を形成するための圧印ロールまたは鋳造ホイールの断面図である。 図6で示した圧印ロールまたは鋳造ホイールの一部の部分拡大断面図である。 図7で示した圧印ロールまたは鋳造ホイールの一部の部分拡大断面図である。 本発明による縦溝流路付き媒体を形成するための圧印ロールまたは鋳造ホイールの断面図である。 図9で示した収容ロールまたは収容ホイールの一部の部分拡大断面図である。 図10で示した収容ロールまたは収容ホイールの一部の部分拡大断面図である。 本発明による縦溝流路付き媒体の形成を示すかみ合い(bite)の部分拡大断面図である。
縦溝流路付きろ過媒体、片面構造の媒体、ろ過媒体梱包体(filtration media pack)を形成するための方法と装置が提供される。縦溝流路付きろ過媒体は、単独で、または、例えば、片面構造の媒体を形成するために対面シートなどの他のろ過媒体との組み合わせで、使用することができる。また、縦溝流路付きろ過媒体と片面構造の媒体は、ろ過媒体を形成するために、それぞれ使用することができる。縦溝流路付きろ過媒体は、ガス状または液状物質をろ過するために使用することができる。例示のガス状物質は、空気を含み、例示の液状物質は、水、オイル、燃料および液圧流体を含む。本発明の方法と装置によって提供することができるろ過媒体の形態は、2007年2月2日に出願された米国特許出願第60/899,311号と2007年6月26日に出願された米国特許出願第60/937,162号に開示された内容を含む。両出願は、引用によりその全体が本明細書に合体される。
本発明に基づく方法と装置により調製された縦溝流路付きろ過媒体は、先行技術の縦溝流路付きろ過媒体に対する改良と考えることができる。先行技術の縦溝流路付きろ過媒体は、ろ過のために利用できるより多くの媒体を提供するための一般的な能力により、AまたはB縦溝流路付き媒体として特徴付けられる場合がある。
縦溝流路付きろ過媒体
縦溝流路(ひだ)付きろ過媒体(fluted filter media)は、さまざまな方法で流体フィルタ構造物を提供するために使用することができる。1つのよく知られた形態は、Z型フィルタ構造物である。本明細書で使用されるような用語「Z型フィルタ構造物(z-filter construction)」または「Z型フィルタ媒体(z-filtermedia)」は、フィルタエレメント構造物を指すことを意味する。この構造物では、波形加工された、折り曲げられた、縦溝流路付きの、または、別の方法で形成されたフィルタ縦溝流路は、媒体を通過する流体流れの長手方向のフィルタ縦溝流路を画定するために使用される。この流体は、フィルタエレメント流入端部と流出端部(または、流れ面)との間にある縦溝流路に沿って流れる。Z型フィルタ媒体のフィルタエレメントのいくつかの実施例は、米国特許第5,820,646号、米国特許第5,772,883号、米国特許第5,902,364号、米国特許第5,792,247号、米国特許第5,895,574号、米国特許第6,210,469号、米国特許第6,190,432、米国特許第6,350,296号、米国特許第6,179,890号、米国特許第6,235,195号、意匠第399,944号、意匠第428,128号、意匠第396,098号、意匠第398,046号、意匠第437,401号で提供される。これら15の引用文献は、引用により本明細書に合体される。
ある種類のZ型フィルタ媒体は、媒体構造物を形成するために互いに結合された2つの媒体コンポーネントを使用する。2つのコンポーネントは、(1)縦溝流路(例えば、波形)付き媒体シート(fluted media sheet)と(2)対面媒体シート(facing media sheet)である。対面媒体シートは、通常は、波形でない。しかしながら、対面媒体シートは、波形とすることができる。例えば、2005年8月25日に発行され、引用により本明細書に合体される国際特許出願公開第2005/077487号に記載されたように、縦溝流路方向に対して垂直な波形であり得る。あるいはまた、対面媒体シートは、縦溝流路(例えば、波形)付き媒体シートであり得る。縦溝流路または波形物は、縦溝流路付き媒体シートと整列するか、ある角度で整列してもよい。対面媒体シートは、縦溝流路付きかまたは波形であり得えるが、縦溝流路付きや波形でない形態で提供することもできる。そのような形態は、平らなシートを含むことができる。対面媒体シートが縦溝流路付でない場合、縦溝流路付き媒体でない、あるいは非縦溝流路付きシートと呼ばれる。
縦溝流路付き媒体シートと対面媒体シートの2つの媒体コンポーネントを使用するZ型フィルタ媒体のタイプは、媒体構造物を形成するために互いに結合され、「片面構造の媒体(single facer media)」または「片面構造の媒体(single facedmedia)」と呼ぶことができる。あるZ型フィルタ媒体構成物では、片面構造の媒体(縦溝流路付き媒体シートと対面媒体シート)は、平行な入口と出口の縦溝流路を有する媒体を画定するために使用することができる。他の構成では、テーパ形状の縦溝流路を持つ媒体エレメントの一部の選択に依存しながら、入口と出口の縦溝流路は平行とすることができる。ある例では、縦溝流路付きシートと非縦溝流路付でシートとは、互い固定され、次に、渦巻状に巻かれてZ型フィルタ媒体構造物を形成する。このような構造物は、例えば、引用により本明細書に合体される米国特許第6,235,195号と同6,179,890号に記述されている。その他の構造物では、平らな媒体に固定された縦溝流路付き媒体の非渦巻状部分を互いに積層して、フィルタ構造物を形成する。この例は、引用により本明細書に合体される米国特許第5,820,646号の図11に記述されている。一般に、Z型フィルタ媒体を渦巻状に巻いた構成物は、渦巻状構成物と呼ばれ、Z型フィルタ媒体を積層した構成物は、積層構成物と呼ばれる。渦巻状に巻いた構成物または積層した構成物を有するフィルタエレメントを供給することができる。
通常は、渦巻状に巻いた媒体梱包体を形成するために、縦溝流路付きシート/対面シートの組み合わせ(例えば、片面構造の媒体)をその周りで渦巻にするのは、対面シートを外に向けた状態でなされる。渦巻状に巻く技術は、その内容が引用により本明細書に合体される2004年9月30日に出願された国際特許出願第2004/082795号に記載されている。得られる渦巻状構成物は、結果として、通常は、媒体梱包体の外部表面として対面シートの一部を持つ。
媒体の構造を示すために本明細書で使用される用語「波形に加工された(corrugated)」は、2本の波形ローラの間で、すなわち、2つのローラの間にあるニップまたは食込み間隙(bite)中に媒体を通過させて得られる縦溝流路付き構造(flute structure)を言うことを意味する。各波形ロールは、得られる媒体中に波形効果を引き起こすのに適した表面特性を有する。用語「波形(corrugation)」は、波形ローラ間の食込み間隙中に媒体を通過させない技術によって形成された縦溝流路については言わない。しかしながら、用語「波形に加工された」は、波形を形成した後に、例えば、2004年1月22日に国際公開され、本明細書に引用により合体される国際出願公開第2004/007054号に記述されるような折り曲げ技術によって、媒体が更に修正または変形される場合にも適用されることを意味する。
波形加工された媒体は、縦溝流路付き媒体の特別な形態である。縦溝流路付き媒体(fluted media)は、媒体を横切って延びている(例えば、波形加工、折り曲げ加工、または縦溝流路形成された)各縦溝流路を持つ媒体である。縦溝流路付き媒体は、所望の縦溝流路形状を提供する技術によって調整されることができる。波形加工は、特定の大きさを持つ縦溝流路を形成するために有用な技術であり得る。縦溝流路高さ(高さは、頂点(peak)間の高度)を増加させることが好ましい場合には、波形加工技術は、実用的でないかもしれず、媒体を折り曲げるかまたはひだをつけることが好ましいかもしれない。一般に、媒体にひだを付けることは、媒体を折り曲げた結果として得られる。ひだを付けるために媒体を折り曲げる例示の技術は、折り曲げるために刻み目を入れるまたは圧力を用いることを含む。
Z型フィルタ媒体を使用するフィルタエレメントまたはフィルタカートリッジ構成物は、ときどき「直線的な流れ構造(straight through flow configuration)」またはこの変形と呼ばれる。一般に、この文脈において意味することは、点検整備可能なフィルタエレメントが、流れがほぼ同じ直線的な流れ方向でフィルタカートリッジに流入しかつ流出する状態の流入端部(または面)と流出端部(または面)とを一般的に持つことである。用語「直線的な流れ構造」は、この定義に対して、対面媒体の最も外側の巻き付けを通過する媒体梱包体からの空気流を無視する。いくつかの例では、各流入端部と各流出端部は、一般に平らまたは平面であり、2つは互いに平行である。しかしながら、これからの変形、例えば、平らでない面は、いくつかの応用において使用可能である。また、対向する流入面と流出面の特徴は、流入面と流出面が平行であることを必要としない。所望であれば、流入面と流出面は、互いに平行なものとして提供することができる。あるいはまた、流入面と流出面は、流入面と流出面とが平行でないように互いにある角度で提供することができる。さらに、平らでない面は、非平行面と考えられることができる。
直線的な流れ構造は、例えば、米国特許第6,039,778号に示されるタイプの筒状縦溝流路付きフィルタカートリッジとは対照的なものである。筒状縦溝流路付きフィルタカートリッジでは、流れの方向は、一般的に、点検整備可能なフィルタカートリッジを通過するときに実質的に回転する。すなわち、米国特許第6,039,778号のフィルタでは、流れは、前進する流れのシステムでは、円筒状フィルタカートリッジに入り円筒状の側面を通過し、次に、流れの方向は回転して端面を通過して外に流れる。逆方向の流れのシステムでは、流れは、点検可能な筒状カートリッジに入り、端面を通過し、次に、流れの方向は回転して、筒状フィルタカートリッジの側部を通過して外に出る。そのような逆方向の流れのシステムの実施例は、米国特許第5,613,992号に示されている。
フィルタエレメントあるいはフィルタカートリッジは、点検可能なフィルタエレメントあるいはフィルタカートリッジと呼ぶことができる。この文脈において用語「点検可能」は、対応するエアクリーナから定期的に取り外して取り替えるフィルタカートリッジを含む媒体を意味する。点検可能なフィルタエレメントまたはフィルタカートリッジを含むエアクリーナは、フィルタエレメントまたはフィルタカートリッジの取り外しと交換ができるように構成されている。一般に、エアクリーナは、ハウジングとアクセスカバーを含み、アクセスカバーは、使用したフィルタエレメントの取り外しと、新しいまたは洗浄された(再生された)フィルタエレメントの挿入を提供する。
本明細書で使用するとき、用語「Z型フィルタ媒体構造物(Z-filter media construction)」とその変形は、縦溝流路付き媒体シートと対面シートと、フィルタ媒体を通過するろ過流路無しに空気流が1つの流れ面から別の流れ面に流れないようにする適切な封止物(closure)とを持つ片面構造の媒体、および/または、渦巻き、積層、または他の方法で縦溝流路の三次元的ネットワークに形成された片面構造の媒体、および/または、片面構造の媒体を含むフィルタ構成物、および/または、三次元の縦溝流路のネットワークが(例えば、折り曲げまたは縦溝流路形成で)構成または形成された縦溝流路付き媒体のうちのいずれか、または、全てを言うことを意味する。一般に、適切な縦溝流路の封止物構成物を提供して、媒体の一方の側部(側面)に流入するろ過されていない空気が、媒体を出るろ過された空気流の一部として、媒体の他方の側部(側面)から流出しないようにすることは好ましい。多くの構造物において、Z型媒体構造物は、入口および出口の縦溝流路ネットワークを形成するように構成されており、入口縦溝流路は、入口面に隣接する領域で開いていて出口面に隣接する領域で閉じており、出口縦溝流路は、入口面に隣接して閉じていて出口面に隣接して開いている。しかしながら、代替のZ型媒体構成物は、可能であり、例えば、2006年5月4日に公開されたバルドウィンフィルタ会社の米国特許出願第2006/0091084号が参照される。この構成物は、対向する流れ面の間に延びている縦溝流路と、ろ過されていない空気の流れが媒体梱包体を通過するのを妨ぐシール構成物とを有する。本発明の多くのZ型フィルタ媒体構造物では、接着剤または密封剤は、ろ過されていない空気が媒体の1つの側部から媒体の他の側部に流れないように、縦溝流路を閉じて適切なシール構成物を提供するために使用することができる。プラグ(栓)、媒体の折り曲げ、または媒体の押しつぶしは、ろ過されていない空気の流れが、媒体の一方の側部(側面)から媒体の他方の側部(側面)に流れるのを防ぐように、縦溝流路の封止物を提供するための技術として使用することができる。
図1を参照すると、Z型フィルタ媒体として使用可能な例示の媒体1が示される。媒体1は先行技術の媒体を代表しているが、媒体1を記載するために用いられる用語の多くは、本発明の媒体の部分を記載することもできる。媒体1は、縦溝流路(実施例では波形)付シート3と対面シート4とから形成される。一般に、縦溝流路付波形シート3は、一般に、通常の、カーブした、波形パターンの縦溝流路または波形7を持つものとして、本明細書で特徴付けられる。この文脈で用語「波形パターン(wave pattern)」は、トラフ(谷)7bとヒル(山)7aとが交互にくる縦溝流路あるいは波形パターンを指すことを意味する。この文脈で用語「規則的(regular)」は、トラフ(谷)とヒル(山)(7b,7a)の組が、ほぼ同じ繰り返しの波形(または、縦溝流路)形状と大きさで交互に形成されることを指すことを意味する。(また、一般的に、規則的構造において、各トラフ7bは、実質的に各ヒル7aの逆形状である。)従って、用語「規則的」は、波形(または縦溝流路)パターンが、縦溝流路長さの少なくとも70%に沿って、実質的に変わらない波形の大きさと形状で、繰り返す組(隣接するトラフとヒルを含む)を持つトラフとヒルを持つことを意味する。この文脈で用語「実質的(substantial)」は、波形加工あるいは縦溝流路付きシートを形成するために使用されるプロセスまたは型の違いからもたらされる変更を言うのであり、縦溝シート3を形成する媒体シートが可撓性であることによるわずかな変動とは異なる。繰り返しパターンの特徴に関して、与えられたフィルタ構造物中に、等しい数のトラフとヒルとが必ず存在することが必要であることを意味するものではない。例えば、媒体1は、トラフとヒルとを含む1組の間で、あるいは、トラフとヒルを含む1組に部分的にそって、終端とすることができる。(例えば、図1では、断片的に図示される媒体1は、8つの完全なヒル7aと7つの完全なトラフ7bとを備える。)また、対向する縦溝流路の端部(トラフとヒルの端部)は、互いに異なってもよい。このような端部における変動は、特に述べない限り、これらの定義において無視される。すなわち、縦溝流路の端部における変動は、上記の定義によって保護されることを意味する。
縦溝流路付フィルタ媒体の文脈において、特に、例示の媒体1において、ヒル7aとトラフ7bとは、頂点(peak)として特徴付けることができる。すなわち、ヒル7aの最高点は、頂点として特徴付けられ、トラフ7bの最低点は、頂点として特徴付けられる。縦溝流路付きシート(fluted sheet)3と対面シート(facing sheet)4の組合せを片面構造の媒体(single facer media)5という。トラフ7bに形成された頂点は、片面構造の媒体5の対面シート4に向かって面しているので、内部頂点(internal peak)と呼ぶ。ヒル7aに形成される頂点は、片面構造の媒体5を形成する対面シート4から離れる方向に面しているので、外部頂点(external peak)として特徴付けられる。片面構造の媒体5に対して、縦溝流路付きシート3は、対面シート4に向かって面している内部頂点7bの繰り返しと、対面シート4から離れる方向に面している外部頂点7aの繰り返しとを含む。
用語「規則的(regular)」が縦溝流路パターンを特徴付けるために使用される場合、「テーパ状」と考えることができる媒体を特徴付けることを意図しない。一般に、テーパ状は、縦溝流路長さに沿って縦溝流路の大きさの減少あるいは増加をいう。一般に、テーパ状のろ過媒体は、媒体の第1端部から媒体の第2端部まで大きさが減少する第1の縦溝流路セットと、媒体の第1端部から媒体の第2端部まで大きさが増加する第2の縦溝流路セットとを示すことができる。一般に、テーパ状パターンは、規則的パターンであるとは考えられない。規則的な縦溝流路パターンは、また真っ直ぐな縦溝流路パターンと呼ぶことができる。
Z型媒体の文脈において、一般に、2つのタイプの「非対称」がある。1つのタイプの非対称は、面積非対称と言い、別のタイプの非対称は、体積非対称と言う。一般に、面積非対称は、縦溝流路の断面積の非対称を言い、テーパ状縦溝流路によって示すことができる。例えば、面積非対称は、縦溝流路長さに沿ってある位置の縦溝流路の面積が、縦溝流路長さに沿った別の位置の縦溝流路の面積と異なる場合に存在する。テーパ状縦溝流路は、媒体梱包体の第1位置(例えば、端部)から第2位置(例えば、端部)まで大きさが減少するか、または、媒体梱包体の第1位置(例えば、端部)から第2位置(例えば、端部)まで大きさが増加するので、面積非対称である。この非対称(例えば、面積非対称)は、テーパから生じる一種の非対称であり、その結果、このタイプの非対称を有する媒体は、規則的でないと言うことができる。別のタイプの非対称は、体積非対称と言い、さらに詳細に説明する。体積非対称は、媒体梱包体中の汚れた側部空間と清浄な側部空間との差をいう。体積非対称を示す媒体は、波形パターンが規則的であるなら規則的として特徴付けることができ、波形パターンが規則的でないなら規則的でないとして特徴付けられる。
縦溝流路の少なくとも一部がろ過されていない空気の通路に対して閉じているZ型媒体は、接着剤または密封剤のプラグ(栓)を提供する以外の技術によって、提供することができる。例えば、縦溝流路の端部は、封止物(closure)を提供するために、折り曲げるかまたは押しつぶすことができる。縦溝流路を閉じるための規則的でかつ一貫した折り目パターンを提供する1つの技術は、「ダーツ付け(darting)」と呼ぶことができる。ダーツ付けした縦溝流路またはダーツ付けは、一般に、縦溝流路の封止物を言い、封止物は、押しつぶしによってよりはむしろ封止物を提供するために、対面シートの方向に縦溝流路を折りたたむために規則的な折り目パターンを生成するために縦溝流路を折り曲げることによって生じる。ダーツ付けは、縦溝流路の封止物がほぼ変わらずかつ制御されるような縦溝流路の部分を折りたたむ結果として、縦溝流路の端部を閉じるシステマティックなアプローチを一般に含む。例えば、米国特許出願第2006/0163150号は、縦溝流路端部にダーツ付け構成物を持つ縦溝流路を開示する。特に、封止物は、縦溝流路の先端を凹ませ、次に、凹ませた縦溝流路を対面シートに向かう方向に折り曲げる結果として、提供される。ダーツ付け構成物は、例えば、シールするのに必要な密封材の量を低減する、シール効果に対する安全性を増加する、および、縦溝流路のダーツ付け端部上で好ましい流れパターンを提供することを含む利点を提供することができる。Z型媒体は、ダーツ付け端部を含む縦溝流路を含むことができ、米国特許出願第2006/0163150号の全ての開示は、引用により本明細書に合体される。縦溝流路の端部にダーツまたは縦溝流路封止物が存在しても媒体を非規則的にさせないことが理解される。「非規則的」の定義は、縦溝流路封止物が存在するか否かにかかわらない。すなわち、縦溝流路が規則的であるかまたは非規則的であるかと考慮されるのは、封止物から遠く離れている縦溝流路に依存する。
「カーブした(curved)」波形パターンを特徴付ける文脈において、用語「カーブした」は、媒体に提供される折りたたまれた、あるいは、折り目を付けられた結果のパターンではなく、むしろ各ヒル7aの頂点と各トラフ7bの底部とが半曲カーブに沿って形成されるパターンを言うことを意味する。代替手段は可能であるが、そのようなZ型フィルタ媒体の典型的な半径は、少なくとも0.25mmであり、通常は、3mmを超えない。上の定義において、カーブしていない媒体もまた使用可能である。例えば、「カーブした」と考えられないような十分に鋭い半径を持つ頂点を提供することは好ましい。半径は、0.25mm未満、または0.20mm未満であり得る。マスキングを抑えるために、ナイフエッジを持つ頂点を提供することは好ましい。頂点にナイフエッジを提供する能力は、媒体を形成するために使用される装置、媒体自身、および媒体がさらされる条件によって制限することができる。例えば、媒体を切ったり裂いたりしないようにすることは好ましい。従って、頂点を形成するためにナイフエッジを使用することは、ナイフエッジが媒体中に切り傷あるいは裂け目を引き起こす場合には好ましくない。また、媒体を切ったり裂いたりしないで、十分なカーブでない頂点を提供するには、軽過ぎるまたは重過ぎる場合がある。また、処理中の空気湿度は、頂点を形成するとき、急な半径を形成するのを補助するのを高めることができる。
図1に示す、波形シート3の特別な規則的で、カーブした、波形パターンの更なる特徴は、曲率が反転する遷移領域が、各トラフ7bと隣接する各ヒル7aとの間のほぼ中点30で、縦溝流路7の長さの大部分に沿って配置されることである。たとえば、図1の裏側または裏面3aを見ると、トラフ7bは、凹形領域にあり、ヒル7aは凸形領域にある。もちろん、前側または前面3bに向かって見ると、裏側3aのトラフ7bは、ヒルを形成し、裏側3aのヒル7aは、トラフを形成する。いくつかの例では、遷移領域30は、点の代わりに、セグメント30の端部で曲率が反転する真っ直ぐなセグメント30であってもよい。遷移領域30が真っ直ぐなセグメントとして提供される場合、例えば、図1で示される波形パターンは、ヒル7aでのカーブと、遷移領域30での直線セグメントと、トラフ7bでのカーブと、の繰り返しパターンにより「弓形−真っ直ぐ−弓形」として特徴付けることができる。
図1に示される、特別な規則的な、カーブした、波形パターンの縦溝流路付き波形シート3の特徴は、各波形が概ね真っ直ぐであることである。この文脈で、「真っ直ぐ」によって、端部8と端部9と間の長さの少なくとも50%、好ましくは70%(通常は、少なくとも80%)を通して、ヒル7aとトラフ7bは、実質的に断面が変化しないことを意味する。図1で示される波形パターンについて言う用語「真っ直ぐ」は、引用により本明細書に合体される国際特許出願公開第03/47722号および2003年6月12日に公開された国際特許出願公開第97/40918号の図1に記載された波形加工された媒体のテーパ状縦溝流路と部分的にパターンが異なっている。例えば、国際特許出願公開第97/40918号の図1のテーパ状縦溝流路は、カーブした波形パターンではあるが、本明細書で使用されている用語のような「規則的な」パターンあるいは真っ直ぐな縦溝流路のパターンではない。
図1を参照すると、上記参照したように、媒体1は、対向する第1端部8と第2端部9とを持つ。図示された例示に対して、媒体1は、渦巻にまかれて媒体梱包体に形成されると、通常は、第2端部9が媒体梱包体の入口端部を形成し、第1端部8が媒体梱包体の出口端部を形成するが、ある応用では逆の配置もまた可能である。
図示された例において、端部8に隣接して密封材が供給される。この例では、密封材ビード10の形態で、縦溝流路付きシート3と対面シート4とを一緒にシールする。密封材ビード10は、波形シート3と対面シート4との間のビードであり、単一フェーサ1を形成するので、「単一フェーサビード」と呼ばれる場合がある。密封材ビード10は、そこからの空気通路に対して、端部8に隣接する各閉じた縦溝流路11をシールする。
図示された例において、端部9に隣接して密封材が供給される。この例では、密封材ビード14の形態で供給される。密封材ビード14は、通常は、端部9に隣接して、そこを通過するろ過されていない流体の通路に対して縦溝流路15を閉じる。密封材ビード14は、通常は、波形シート3を内側に向けた状態で、媒体1がそれ自身のまわりに渦巻状に巻かれる場合に適用される。したがって、密封材ビード14は、対面シート4の裏面17と、縦溝流路付きシート3の側面18との間でシールを形成する。密封材ビード14は、細長片1が渦巻きに巻かれて渦巻状媒体梱包体にするときに密封材ビード14が通常適用されるので、「渦巻ビード」と言われる場合がある。渦巻きの代わりに、媒体1を細長片に切断して積層される場合、密封材ビード14は、「積層ビード」と呼ばれる。
図1を参照すると、媒体1が、例えば、渦巻きまたは積層によって、媒体梱包体中に組み込まれると、以下のように作動することができる。最初に、空気は矢印12の方向に、端部9に隣接して開いている縦溝流路11に入る。端部8は密封剤ビード10によって閉じているので、空気は、矢印13で示される方向に媒体を通過する。次に、空気は、媒体梱包体の端部8に隣接する縦溝流路15の開いた端部15aを通過する通路から媒体梱包体の外に出ることができる。もちろん、反対の方向に空気流れを導くことができる。
より一般的な用語において、Z型フィルタ媒体梱包体は、対面フィルタ媒体に固定された縦溝流路付フィルタ媒体を含み、かつ第1流れ面と第2流れ面との間で延びている縦溝流路の媒体梱包体中で構成されるものとして特徴付けることができる。密封材またはシール構成物は、媒体梱包体内に提供され、第1の上流流れ面または端部で縦溝流路に入ってくる空気が、媒体を通過するろ過する通路無しに、下流の流れ面または端部から媒体梱包体を出ることができないようにする。言い換えると、Z型フィルタ媒体は、流入面と流出面との間で、通常は、密封材構成物または他の構成物によって、そこを通過するろ過されていない空気通路を閉じている。この追加の代替の特徴は、空気が流れ面の一方から入り、媒体を通って流れ面の他方からからでて空気をろ過するように、縦溝流路の第1部分が、ろ過されていない空気が縦溝流路の第1部分の中に流れ込むのを防ぎ、かつ、縦溝流路の第2部分が、ろ過されていない空気が媒体梱包体から外に流れ出るのを防ぐために、閉じられているかまたはシールされていることである。
本明細書の図1に示された特別の構造物に対し、平行な波形7a、7bは、端部8から端部9まで、媒体をほぼ真っ直ぐに完全に横切る。真っ直ぐな縦溝流路または波形構成物は、選択された位置で、特に端部で、変形または折り曲げることができる。封止物に対する縦溝流路の端部での変形は、通常は、上記の「規則的に」「カーブした」および「波形パターン」の定義から外れる。
一般に、フィルタ媒体は、比較的柔軟な材料であり、通常は、(セルロースファイバ、合成ファイバまたは両方の)不織布の繊維状物質であり、その中に樹脂をしばしば含み、追加物質で処理されている場合がある。したがって、フィルタ媒体は、例えば、波形加工されたパターンなどの種々の縦溝流路に、容認できないような媒体損傷無しに、加工するまたは形成することができる。また、フィルタ媒体は、使用のために、容認できないような媒体損傷無しに、渦巻状にあるいは他の構成に容易にすることができる。もちろん、フィルタ媒体は、使用中に、所望の縦溝流路(例えば、波形)構造物を維持するような性質を持たなければならない。
波形または縦溝流路付け工程では、非弾性変形が媒体中に引き起こされる。これによって、フィルタ媒体が元の形状に戻ることを防ぐ。しかしながら、張力が解放されると、縦溝流路あるいは波形は、スプリングバックを起こやすく、伸びと曲がり部分の一部だけの回復が起こる。対面シートは、縦溝流路付(または、波形)シートのスプリングバックを禁じるために、縦溝流路付きシートを鋲で留める場合がある。
また、媒体は樹脂を含むことができる。波形形成の工程の間に、媒体は、樹脂のガラス転移点以上の温度まで加熱することができる。樹脂を冷却すると、樹脂は、縦溝流路の形状を維持するのを補助する。
波形シート3、対面シート4またはその両方の媒体は、その一側部または両側部上にファインファイバ物質を提供することができる。このファインファイバは、例えば、参照として本明細書に合体される、米国特許第6,955,755号、米国特許第6,673,136号、米国特許第7,270,693に記載されている。一般に、ファインファイバは、ポリマーファインファイバ(マイクロファイバとナノファイバ)と呼ぶことができ、ろ過性能を向上するために媒体に提供することができる。媒体にファインファイバが存在すると、所望のろ過性を獲得することができ、重さや厚みを低減した媒体を提供することできるので好ましい。従って、媒体にファインファイバが存在すると、ろ過特性を高めたり軽い媒体を提供したり、またはその両方を提供することができる。ファインファイバとして特徴付けられるファイバは、約0.001μm〜約10μm、約0.005μm〜約5μm、または、約0.01μm〜約0.5μmの直径を持つことができる。ナノファイバは、200nmまたは0.2μm未満の直径を有するファイバをいう。マイクロファイバは、0.2μmより大きいが、10μmを超えない直径を有するファイバをいう。ファインファイバを形成するために使用することができる例示の物質は、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール重合体、ナイロン6、ナイロン4,6、ナイロン6,6、ナイロン6,10などの様々なナイロンを含む共重合体、それらの共重合体、ポリ塩化ビニル、PVDC(ポリ二塩化ビニル)、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)、PVDF、ポリアミド、およびそれらの混合物を含む。
更に、図1を参照すると、縦溝流路付シート3と対面シート4との間に配置され、2つを一緒に固定するタックビードが20で示されている。タックビード20は、例えば、接着剤の不連続な線であり得る。また、タックビード20は、媒体シートが一緒に溶接されるポイントでもあり得る。
上記から、図示された例示の縦溝流路付シート3は、通常は、2つが接する頂点に沿って、対面シートに連続的に固定されていない。従って、空気は、隣接する入口縦溝流路の間で、その代わりに隣接する出口縦溝流路の間を、媒体を通過する通路無しに流れることができる。しかしながら、入口面を通過して縦溝流路に入った空気は、ろ過する少なくとも1つの媒体シートを通過せずに出口流れ面を通過して縦溝流路から外に出ることができない。
ここで、図2に着目すると、縦溝流路付(この例では、規則的に、カーブした、波形パターン)シート43と、波形でない平らな対面シート44とを利用するZ型フィルタ媒体構造体40が示されている。点50と点51との間の距離D1は、与えられた縦溝流路53の下にある領域52中の平らな媒体(対面シート)44の範囲を画定する。点50と点51は、縦溝流路付きシート43の内部頂点46,48の中央点として提供される。さらに、点45は、縦溝流路付きシート43の外部頂点49の中央点として特徴付けられる。距離D1は、媒体構成物40の周期長さまたはインターバルを画定する。長さD2は、同じ距離D1上で、縦溝流路53に対する弓形の媒体長さを画定し、縦溝流路53の形状によりD1より当然長い。先行技術による縦溝流路付きフィルタの応用で使用される通常の規則的形状の媒体に対し、D2のD1に対する長さの比は、1.2〜2.0の範囲内である。エアーフィルタの共通の例示構成物は、D2がD1の約1.25〜1.35倍の構成物を有する。そのような媒体は、例えば、規則的にカーブした波形パターンを持つドナルドソン社のPowercore(登録商標)Zフィルタ構造物で商業的に使用されている。ここでD2/D1比は、時として媒体に対する縦溝流路/平坦部比(flute/flat ratio)、または媒体しぼり(media draw)として特徴付けられる。
縦溝流路高さJは、対面シート44から縦溝流路付きシート43の最高点までの距離である。言い換えると、縦溝流路高さJは、縦溝流路付きシート43の隣接する頂点57と頂点58との間にある外側の高度差である。縦溝流路高さJは、縦溝シート厚さを考慮に入れる。頂点57を内部頂点(internal peak)と呼び、頂点58を外部頂点(external peak)と呼ぶ。距離D1、D2およびJは、図2に示される特別の縦溝流路付き媒体構成物に適用されるが、これらの距離は、縦溝流路付き媒体の他の構成物にも適用することができ、そこでは、D1は、縦溝流路の周期長さまたは所定の縦溝流路の下方の平らな媒体の距離を言い、D2は、下方頂点から下方頂点までの縦溝流路付き媒体の長さを言い、Jは縦溝流路高さをいう。
別の計測は、うねり長さ(cord length CL)と呼ばれる。うねり長さは、下方頂点57の中点50から上方頂点58の中点45までの直線距離をいう。うねり長さ(CL)は、さらに、隣接する頂点の中点の間の直線距離として表すことができる。媒体厚さが距離値に影響を与えるので、媒体厚さおよび特別な距離測定の始点または終点の決定は距離値に影響を与えることを理解することができる。例えば、うねり長さ(CL)は、距離が、内部頂点の底部から外部頂点の底部まで測定されるか否かに依存して、または、距離が内部頂点の底部から外部頂点の頂部まで測定されるか否かに依存して、異なる値を持ち得る。距離におけるこの差は、媒体厚さが距離測定にどのように影響を与えるかの例である。媒体厚さの影響を最小にするために、うねり長さの計測は、媒体内の中点で決定される。
うねり長さCLと媒体長さD2との間の関係は、媒体うねり率(media cord percentage)として特徴付けられる。媒体うねり率は、
媒体うねり率=((1/2)D2−CL)×100/CL
の式によって決定することができる。
段ボール業界では、様々な規格の縦溝流路が定められている。例えば、規格Eの縦溝流路、規格Xの縦溝流路、規格Bの縦溝流路、規格Cの縦溝流路、および規格Aの縦溝流路などを含む。図3は、以下の表A組み合わせて、これらの縦溝流路の定義を提供する。
本特許の譲受人であるドナルドソン株式会社(DCI)社は、様々なZフィルタ構成物内における規格Aと規格Bの縦溝流路の変形を使用してきた。ドナルドソン株式会社の規格Bの縦溝流路は、約3.6%の媒体うねり率を有する。ドナルドソン株式会社の規格Aの縦溝流路は、約6.3%の媒体うねり率を有する。さまざまな縦溝流路は、また、表1および図3で画定される。図2は、縦溝流路付きシート43として規格Bの縦溝流路を使用するZ型フィルタ媒体構造物40を示している。
Figure 0005986354
一般に、段ボール箱業界からの規格の縦溝流路の構造物は、波形媒体に対する波形形状または略波形形状を画定するために使用されてきた。ろ過性能を高める縦溝流路構成物または構造物を提供することによって、フィルタ媒体の性能を改善することがきる。段ボール業界では、縦溝流路の大きさまたは波形の幾何形状は、荷重を処理するために適した構造を提供するように選択される。段ボール業界における縦溝流路の幾何学的形状は、規格Aまたは規格Bの縦溝流路構成物を発展させた。そのような縦溝流路の構成物は、荷重を取り扱うのに好ましいが、ろ過性能は、縦溝流路の幾何学形状を変更することによって高めることができる。ろ過性能を改良する技術は、一般に、ろ過性能を改良し、かつ選択されたろ過条件下でろ過性能を改良するための幾何学形状と構成物とを選択することを含む。ろ過性能を改良するために変更することができる例示の縦溝流路の幾何学形状と構成物とは、縦溝流路のマスキング、縦溝流路の形状、縦溝流路の幅対高さの比、および縦溝流路の非対称性を含む。縦溝流路の幾何学形状と構成物の広い選択により、フィルタエレメントは、ろ過性能を改良するために、様々な縦溝流路の幾何学形状と構成物の点から、所望のフィルタエレメントの幾何学形状と構造物とを持って構成することができる。
ろ過性能は、ろ過のために利用できるろ過媒体の量を増加させることによって高めることができる。ろ過のために利用できるろ過媒体の量を増加させる技術は、マスキングの低減、縦溝流路の幅対高さの比の調整、縦溝流路密度の増加、縦溝流路形状の調整、プラグ長さの減少を含む。ろ過のために利用できるろ過媒体の量を増加させる技術は、所望により、個々にあるいは組み合わせて使用することができる。これらの各技術は、より詳細に記載される。
マスキングを低減するために、ろ過のために利用できる媒体の表面積を増加させる技術を考慮する。Z型媒体の文脈において、マスキングは、縦溝流路付きシートと対面シートとの間の近接領域を言い、その位置では、フィルタ媒体を使用するとき、実質的に圧力差が不足し、有用なフィルタ媒体の不足をもたらす。一般に、マスキングは、媒体を通過する流れに対する抵抗があるような別の媒体シートに近い媒体の位置によって、しばしば特徴付けられる。結果として、マスキングされた媒体は、フィルタ媒体のろ過性能を実質的に高めるためには有用ではない。従って、マスキングを低減して、それによりろ過に利用できるフィルタ媒体量を増加し、それにより、フィルタ媒体の容量を増加し、フィルタ媒体のスループットを増加し、フィルタ媒体の圧力損失を低減する、うちのいくつかまたは全部を行うことは、好ましい。
図2に示されるような頂点で広い円弧を有するパターンに配置された縦溝流路付きシートの場合に、縦溝流路付きシートと対面シートとの接触領域の近くに、一般的にろ過に有用でないフィルタ媒体のかなり大きな領域が存在する。縦溝流路付きシートと対面シートとの間の接触点または頂点の円弧を(例えば、より鋭角の接点を提供して)減少させることによって、マスキングを抑えることができる。マスキングは、一般に、媒体が(例えば、空気ろ過の間に)加圧下にあるときの媒体のゆがみを考慮する。かなり大きい半径は、縦溝流路付き媒体の多くが対面シートに向かう方向へのゆがみをもたらし、それにより、マスキングの増加をもたらす。より鋭角な頂点(例えば、小さい半径)を提供することによって、マスキングを抑ることができる。
縦溝流路付きシートと対面シートとの間で接触する円弧を減少する試みがなされた。例えば、Winter他の米国特許第6,953,124号が参照される。図1に示されるカーブした波形パターンなどのカーブした波形パターンは、一般的に、少なくとも0.25mmの頂点半径、通常は、3mmを超えない頂点半径を有する縦溝流路付きシートを提供する。比較的鋭い接点は、0.25mm未満の半径を有する頂点で接点として特徴付けられる。約0.20mm未満の半径を有する比較的鋭い接点を提供することができる。さらに、約0.15mm未満、および好ましくは約0.10mm未満の半径を有する頂点を提供することによって、マスキングを抑えることができる。半径を持たないまたは約0mmの半径を本質的に有する頂点を提供することができる。比較的鋭い頂点または接点を示す縦溝流路付き媒体を提供する例示の技術は、比較的急なエッジを提供するのに充分な方法で縦溝流路付き媒体を圧印加工する、曲げる、折り曲げる、または折り目を付ける技術を含む。鋭いエッジを提供する能力は、媒体自身の組成、および、曲げ、折り曲げ、または折り目を付けるために使用される処理装置を含む多くの因子に依存することが理解される。一般に、比較的急な接点を提供する能力は、媒体の重さ、および、引き裂きまたは切断に抵抗するファイバを含むかどうかに依存する。一般に、圧印加工、曲げ、折り曲げ、または折り目を付ける間に、ろ過媒体を切断しないことが好ましい。
マスキングを抑えるために頂点(内部頂点または外部頂点)の半径を減少させることが好ましいが、頂点のすべてが、マスキングを減少させるために減少した半径を持つ必要はない。媒体の設計に依存するが、低減した半径を持つ外部頂点を提供するか、または低減した半径を持つ内部頂点を提供するか、または低減した半径を持つ外部頂点と内部頂点の両方を提供することにより、十分にマスキングを減少させることができる。
ろ過のために利用できる媒体表面積を増加させる別の技術は、ろ過のために利用できる空間の体積中に多くの媒体を導入することを含む。例えば、ろ過のために利用できるろ過媒体の量は、縦溝流路の幅対高さの比を調整することによって増加させることができる。正三角形を形成する縦溝流路を有する媒体の例は、米国特許第6953124号の図2に示されている。理論的な正三角形の縦溝流路の形状は、荷物を取り扱うための波形段ボール箱工業で好ましいものかもしれないが、ろ過性能は、理論的な正三角形から離れた縦溝流路を選択することによって高められることができる。この現象に対する1つの可能な説明は、理論的な正三角形形状が他の縦溝流路と比較してろ過のために利用できる最小の媒体量を提供することである。正三角形形状では、他の縦溝流路デザインと比較して、周期長さまたは周期インターバルD1が増加または減少するか、または、Jが増加するか減少する。また、媒体が柔軟性があるので、媒体は、ろ過の間のような加圧に晒されると変形することを理解することができる。その結果として、媒体の変形はマスキングを増加させ、このタイプのマスキングが理論的な正三角形形状の縦溝流路の場合に、より多くの指摘された影響をもたらすかもしれないことが想定される。
ろ過に利用できる媒体表面積を増加する1つの技術は、縦溝流路の幅対高さの比によってなされる。縦溝流路の幅対高さの比は縦溝流路の周期長さD1の縦溝流路高さJに対する比である。縦溝流路の幅対高さの比(flute width height ratio)は、
縦溝流路の幅対高さの比=D1/J
の式によって表される。
縦溝流路の周期長さD1と縦溝流路高さJなどの測定された距離は、各端部で縦溝流路長さの20%を除外した縦溝流路長さに沿ったろ過媒体の平均値として特徴付けることができる。縦溝流路の各端部は、シール物または封止技術が存在するため通常は変形するので、距離D1とJは、縦溝流路の各端部から離れた位置で測定され得る。縦溝流路の封止物の位置で計算される幅対高さの比は、ろ過が起こっている縦溝流路の幅対高さの比を示す必要はないだろう。
従って、縦溝流路の幅対高さの比の測定は、縦溝流路が各端部または各端部の近くで閉じているとき、縦溝流路の封止物の影響を取り除くために、縦溝流路の各端部の近くの縦溝流路の最後の20%を除いた縦溝流路長さに対する平均値として提供することができる。「規則的な」媒体に対して、縦溝流路の周期長さD1と縦溝流路高さJは、縦溝流路長さに沿って比較的一定となることが想定される。「比較的一定」によって、縦溝流路の幅対高さの比は、縦溝流路の封止物の設計が幅対高さの比に影響を与えるかもしれない各端部で20%の長さを除外した、縦溝流路長さの約10%以内で変動することができることを意味する。さらに、テーパ状の縦溝流路を有する媒体などの非規則的媒体の場合、縦溝流路の幅対高さの比は、縦溝流路長さにわたって変動するかほぼ同じままで残り得る。理論的な正三角形状から離れた縦溝流路形状を調整することによって、ろ過にために利用可能な所定体積中の媒体量を増加することができる。従って、少なくとも約2.2、少なくとも約2.5、少なくとも2.7、または少なくとも3.0の縦溝流路の幅対高さの比を有する縦溝流路は、ろ過に利用可能な媒体の表面積を増加させることができる。さらに、約0.45未満、約0.40未満、約0.37未満、または約0.33未満の縦溝流路の幅対高さの比を有する縦溝流路の設計を提供することにより、ろ過に利用可能な媒体面積の増加を提供することができる。一般に、正三角形形状を有する理論上の縦溝流路は、約1.6の縦溝流路の幅対高さの比を示す。
ろ過のために利用可能なろ過媒体の量を増加させる別の技術は、媒体梱包体の縦溝流路密度を増加させる技術を含む。縦溝流路密度は、ろ過媒体梱包体中のろ過媒体の単位断面積当たりの縦溝流路数を言う。縦溝流路密度は、縦溝流路高さJ、縦溝流路の周期D1、および媒体厚さTを含む多くの因子に依存する。縦溝流路密度は、媒体梱包体の縦溝流路密度としてまたは片面構造の媒体の縦溝流路密度として特徴付けることができる。フィルタエレメントのための媒体梱包体の縦溝流路密度(ρ)を計算する式は、
ρ=チェンネル数(開いたおよび閉じたチャンネル)/(2×Z型媒体梱包体の横断面積)である。
フィルタエレメントの縦溝流路密度は、フィルタエレメント横断面中で開いているチャンネルと閉じているチャンネルとを含むチェンネル数を計数することによって、かつチェンネル数が決定される位置でのフィルタエレメントの横断面積の2倍の値でチェンネル数を割ることによって、計算することができる。一般に、縦溝流路密度は、流入面から流出面まで(または、逆も同様に)、フィルタエレメントの長さを横切って比較的一定であると想定される。Z型媒体の断面積は、(渦巻または積層)媒体の断面積を言い、フィルタエレメントの断面積をかならずしも言うわけではないことが理解されるべきである。フィルタエレメントは、媒体の断面積より大きい断面積を有するフィルタエレメントを提供するハウジングに係合するためのシース(さや)あるいはシールを備えるかもしれない。
また、媒体の横断面積は、有効面積と言う。すなわち、媒体がコアまたはマンドレルの周囲に巻かれる場合、コアまたはマンドレルの断面積は、Z型媒体梱包体の断面積の部分ではない。
片面構造の媒体の縦溝流路密度(ρ)を計算するための代替式は、
ρ=1/((J+T)×D1)
である。
縦溝流路密度の計算式において、Jは縦溝流路高さ、D1は縦溝流路周期の長さ、Tは縦溝流路付きシート厚さである。この代替式は、片面構造の媒体の縦溝流路密度を計算するための方程式と呼ぶことができる。片面構造の媒体の縦溝流路密度は、片面構造の媒体の構成物に基づいて決定される。対照的に、媒体梱包体の縦溝流路密度は、組み立てられた媒体梱包体に基づいて決定される。
理論的に、媒体梱包体の縦溝流路密度と片面構造の媒体の縦溝流路密度は、同様の結果を提供するであろう。しかしながら、媒体梱包体を媒体梱包体縦溝流路密度と片面構造の媒体の縦溝流路密度が異なる結果を提供するように構成することは可能である。
図2と図3に示されかつ表1で特徴付けられる規格Bの縦溝流路は、約34縦溝流路/インチ2 (5.27縦溝流路/cm の縦溝流路密度(媒体梱包体の縦溝流路密度と片面構造の媒体の縦溝流路密度)を有する渦巻状ろ過媒体を提供する。規格Bの縦溝流路から形成される媒体梱包体は、約34縦溝流路/インチ2 (5.27縦溝流路/cm の平均縦溝流路密度を有するものとして特徴付けることができる。別の方法で述べられないならば、縦溝流路密度(媒体梱包体の縦溝流路密度または片面構造の媒体の縦溝流路密度として表現されるか否かに関わらず)は、媒体梱包体の平均縦溝流路密度と考えることができる。したがって、縦溝流路密度は、時には、縦溝流路密度として、時には、平均縦溝流路密度と呼ばれる。一般に、平均縦溝流路密度を増加させることは、規格Bの縦溝流路付き媒体梱包体に対する縦溝流路密度よりも大きな縦溝流路密度を有する媒体梱包体を提供することを言う。例えば、増加した縦溝流路密度は、35.0縦溝流路/インチ2 (5.425縦溝流路/cm より大きい縦溝流路密度を有する媒体梱包体に対して言うことができる。約36縦溝流路/インチ2 (5.58縦溝流路/cm より大きい縦溝流路密度、約38縦溝流路/インチ2 (5.89縦溝流路/cm より大きい縦溝流路密度、約40縦溝流路/インチ2 (6.20縦溝流路/cm より大きい縦溝流路密度、45縦溝流路/インチ2 (6.975縦溝流路/cm より大きい縦溝流路密度、または約50縦溝流路/インチ2 (7.75縦溝流路/cm より大きい縦溝流路密度を有する媒体梱包体を提供することができる。縦溝流路を通過して流れる圧力損失あるいは圧力抵抗を低減するために、(規格Bの媒体と比較して)減少した縦溝流路密度を有する媒体梱包体を提供することができる。例えば、34.0縦溝流路/インチ2 (5.27縦溝流路/cm 未満の縦溝流路密度、約30縦溝流路/インチ2 (4.65縦溝流路/cm 未満の縦溝流路密度、または約25縦溝流路/インチ2 (3.875縦溝流路/cm 未満の縦溝流路密度を有する媒体梱包体を提供することができる。
一般に、増加した縦溝流路密度を有する媒体を提供することは、媒体の体積内の媒体表面積を増加させる傾向があり、したがって、ろ過媒体の充填容量を高める傾向を持つ。従って、媒体の縦溝流路密度を増加させることは、媒体の充填容量を高める効果を持つことができる。しかしながら、媒体の縦溝流路密度を増加させることは、他の因子が一定であると仮定すると、媒体を通過する圧力損失を増加させるという影響をもたらし得る。
ろ過媒体の縦溝流路密度を増加させることは、縦溝流路高さ(J)、縦溝流路周期の長さ(D1)、または両方を下げるという効果を持つことができる。その結果として、縦溝流路の大きさ(縦溝流路の大きさは、縦溝流路の横断面積を言う)は、縦溝流路密度の増加とともに減少する傾向がある。その結果として、縦溝流路の大きさを小さくすると、ろ過媒体を横切る圧力損失を増加させる影響を持つ。一般に、媒体を横切る圧力損失について言うとき、媒体の第2面で測定される圧力に対する媒体の第1面で決定される圧力差を言うが、ここで、第1面と第2面とは、一般に対向する縦溝流路の各端部に提供される。所望の圧力損失を保持しながら、比較的高い縦溝流路密度を有するろ過媒体を供給するために、縦溝流路長さを減らすことができる。縦溝流路長さは、ろ過媒体の第1面からろ過媒体の第2面までの距離を言う。燃焼機関用空気をろ過するために使用可能なろ過媒体の場合、短い長さの縦溝流路は、約5インチ(12.7cm)未満の縦溝流路長さ(例えば、約2.5cm(1インチ)〜約12.7cm(5インチ)、または約5.08cm(2インチ)〜約10.16cm(4インチ))を有する縦溝流路として特徴付けられることができる。中程度の長さの縦溝流路は、約12.7cm(5インチ)〜約20.32cm(8インチ)の長さを有する縦溝流路として特徴付けられることができる。長い長さの縦溝流路は、約20.32cm(8インチ)より長い長さの縦溝流路(例えば、約20.32cm(8インチ)〜約30.48cm(12インチ)を有するものとして特徴付けられることができる。
媒体梱包体内でろ過用に利用可能なろ過媒体の量を増加させる別の技術は、表1に記載されるような規格の縦溝流路の設計と比較して、ろ過に利用可能なろ過媒体の量を増加した縦溝流路構成物を選択する技術を含む。ろ過用に利用可能なろ過媒体の量を増加させる縦溝流路構成物の設計を提供するための1つの技術は、隣接する頂点間で角部(リッジ)を形成することである。上記記載されたように、縦溝流路付き媒体頂点は、縦溝流路が対面シートに接着されて片面構造の媒体を形成するような場合に、頂点が対面シートに向かって面しているか対面シートから離れる方向に面しているかに依存して、内部頂点と外部頂点として特徴づけられる。対面シートがない場合に、内部頂点と外部頂点とは、所望の配向に依存して選択することができる。しかしながら、内部頂点は、縦溝流路付きろ過媒体の一面上にあり、外部頂点が縦溝流路のろ過媒体の他の面上に提供されることを銘記すべきである。
図4a〜図4cにろ過性能を高めるために例示の縦溝流路形状を有する媒体の部分を示す。図4aで示される縦溝流路形状は、「低接触(low contact)」縦溝流路形状と呼ぶことができる。図4bと図4cに示される縦溝流路形状は、「ゼロ歪(zero strain)」と呼ぶことができる。一般に、「低接触」の名前は、規格Aと規格Bの縦溝流路付き媒体と比較される縦溝流路付きシートと対面シートとの間で接触する量(例えば、マスキング)を低減するが、対面シート間の縦溝流路の量を増やすための縦溝流路形状の能力についていう。「ゼロ歪み」の名前は、媒体上に好ましくないレベルの歪みを導入しないで、縦溝流路長さに沿ってテーパを提供する縦溝流路形状の能力をいう。一般に、媒体中の好ましくないレベルの歪み(または、伸び)は、媒体中に亀裂や裂け目を生じるひずみ量を言うか、または、より高いレベルの歪みに耐えることができるより高価な媒体の使用を要求するひずみ量を言うことができる。
ここで、図4a〜4cを参照すると、媒体110は、対面シート111と対面シート113の間に縦溝流路付きシート112を含み、媒体120は、対面シート121と対面シート123との間に縦溝流路付きシート122を含み、媒体140は、対面シート141と対面シート143との間に縦溝流路付きシート142を含む。縦溝流路付きシート112と対面シート113との組合せを片面構造の媒体117と呼ぶことができ、縦溝流路付きシート122と対面シート123との組合せを片面構造の媒体137と呼ぶことができ、縦溝流路付きシート142と対面シート143の組合せを片面構造の媒体147と呼ぶことができる。片面構造の媒体117、137、または147を渦巻くかまたは積層にする場合、対面シート111、121、または141は、積層した媒体の場合には別の片面構造の媒体から、また、渦巻いた媒体の場合には同じ片面構造の媒体から提供することができる。
媒体110、120、および140は、空気などの流体を浄化するためのフィルタエレメントを提供するように構成することができる。フィルタエレメントは、渦巻いたエレメントまたは積層したエレメントとして構成することができる。一般に、渦巻いたエレメントは、渦巻状構造物を提供するために渦巻いた縦溝流路付き媒体シートと対面媒体シートとを含む。丸い形状、ほぼ丸い形状、または競馬場の形状によって特徴付けられる形状を有する渦巻状構成物を提供することができる。一般に、積層した構造物は、対面媒体シートに接着された縦溝流路付き媒体シートを含む媒体の交互層を含む。一般に、対面シートに接着された縦溝流路付き媒体シートは、片面構造の媒体と呼ばれる。図4aで示される媒体110は、「低接触」と「ゼロ歪み」形状のために縦溝流路シートの断面形状を示すために媒体を横切って得られる断面図である。縦溝流路長さに沿って延びている横断面形状を提供できることを理解できる。また、縦溝流路は、媒体がZ型媒体として機能するようにシールすることができる。所望であれば、シールは、接着物質又はシール物質として提供することができる。
図4aで、距離D1は、内部頂点(internal peak)114の中点から内部頂点116の中点まで測定される。その代わりに、距離D1は、外部頂点(external peak)115の中点から外部頂点119の中点まで測定される。各周期長さD1に対してまたは媒体の長さD2に沿って2つの角部(ridge)118を有する縦溝流路付き媒体110が示される。縦溝流路長さの少なくとも一部に沿って伸びる角部118が提供される。一般に、各角部118は、縦溝流路付き媒体の比較的平らな部分118aが、縦溝流路付き媒体の比較的急な部分118bと結合する一般領域として特徴付ることができる。角部(例えば、頂点でない角部)は、異なる傾斜の媒体部分の間の交点と考えることができる。角部は、その位置で媒体が変形した結果として形成されることができる。媒体は、媒体に圧力をかける結果として角部で変形されることができる。媒体に圧力をかける技術は、圧印すると言うことができる。
例示の縦溝流路付きシート112に対して、縦溝流路付き媒体118aの比較的平らな部分は、外部頂点115と角部118との間で伸びている縦溝流路付き媒体の一部として図4aで見ることができる。外部頂点115から角部118までの縦溝流路付き媒体の比較的平らな部分118aの平均角度は、対面シート113に対して45°未満として特徴付けることができ、および対面シート113に対して約30°未満で提供されることができる。縦溝流路付き媒体の比較的急な部分118bは、内部頂点116から角部118に伸びている媒体の一部として特徴付けることができる。一般に、内部頂点116から角部118まで伸びている媒体の一部として特徴付けられる縦溝流路付き媒体の比較的急な部分118bの角度は、対面シート113に対して45°より大きくなることができ、対面シート113に対して約60°より大きくなることができる。縦溝流路付き媒体の比較的平らな部分118aと縦溝流路付き媒体の比較的急な部分118bとの間の角度差が、角部118の存在のために提供される。縦溝流路付き媒体の比較的平らな部分118aの角度と縦溝流路付き媒体118bの比較的急な部分118bの角度とが、媒体(例えば、縦溝流路付き媒体118aまたは縦溝流路付き媒体118b)の部分の端部ポイントを形成するポイント間の平均角度として決定することができ、この角度は、対面シートから測定することができることを理解することができる。また、例示のために特別な角度に対する引用があり、角部118を形成する媒体の部分は、上記に識別された角度と異なる角度を有することができる。
角部118は、縦溝流路付き媒体12を形成する間に、縦溝流路付きシート112の長さに沿って圧印加工、折り目付け、曲げ、または折り曲げの結果として提供することができる。縦溝流路付き媒体112を形成する工程の間に、角部118を付ける工程を設けることは好ましいが、必ずしも必要ではない。例えば、角部118は、熱処理、湿気処理またはその組合せによって付けることができる。さらに、角部118は、角部を付ける追加の工程無しに、角部を形成するために圧印加工、曲げ、または折りまげの結果として存在することができる。また、角部118の特徴付けは、縦溝流路付きシートの外部頂点115または119と、縦溝流路付きシートの内部頂点116、114と混同されないことである。角部の存在を特徴付ける方法として、一般により平らな部分118aと一般により急な部分118bの特徴をあげることができる。一般に、より平らな部分118aとより急な部分118bとは、曲線を示すことが予想される。すなわち、より平らな部分118aと、より急な部分118bとは、特に、空気流などの流体がろ過の間に媒体を通過するときに、完全に平らではないと予想される。それにもかかわらず、対面シートに対しての媒体の角度は、角部118の存在を決定するために媒体の部分に対して測定することができる。
図4aで示される媒体の形状は、低接触形状(low contact shape)と言うことができる。一般に、低接触形状は、縦溝流路付きシート112と対面シート111との間の比較的低い接触領域を言う。角部118の存在は、頂点115、119でマスキングを低減するのを補助する。角部118は、縦溝流路付きシート112を変形した結果として存在し、その結果、頂点115、119で媒体上の内部応力が減少する。角部118が存在しないと、縦溝流路付きシート112中にあるレベルの内部張力が存在し、内部張力は、頂点115、119でより大きい半径を形成して、それによりマスキングを増加させる。その結果として、角部118の存在は、隣接する頂点間(例えば、頂点115、114)に存在する媒体の量を増加させるのを助けるとともに、角部がないときに頂点で媒体を伸ばさせるか、または平らにする、縦溝流路付きシート112内の張力をある程度まで軽減するため、頂点(例えば、頂点115)半径を減少させるのを助ける。
角部118の存在は、目視観察によって検出することができる。縦溝流路付き媒体の端部を見ても低接触形状が存在することは、特に、明確ではないが、フィルタエレメントに切り込みを入れることにより、縦溝流路長さに沿って伸びている角部の存在を見ることができる。さらに、角部の存在は、フィルタエレメントがダストで詰まっており、縦溝流路付きシートを対面シートから剥ぎ取って縦溝流路付き媒体上の角部に対応する角部を持つダストケーキを見せる技術によって、確認することができる。一般に、ダストケーキ上の角部は、異なる平均角度を持つダスト表面の別の部分と交差する平均角度を有するダスト表面の一部を反映している。ダスト表面ケーキの2つの部分の交点は、角部を形成する。縦溝流路内でダストケーキを提供するように、縦溝流路を満たすために媒体を充填するのに使用することができるダストは、ISOのファインテストダストとして特徴付けることができる。
ここで図4aを参照すると、縦溝流路付きシート112は、長さD2間に2つの角部118を含む。ここで、長さD2は、頂点の中点114から頂点116の中点までの縦溝流路付きシート112の長さをいい、ここで角部118は、頂点114、115、116、または119ではない。頂点114、116は、内部頂点ということができるが、これらの頂点は、隣接する第1側部頂点(または、隣接する第2側部頂点)と言うこともできる。頂点115、119は、外部頂点ということができるが、これらの頂点は、隣接する第2側部頂点(または、第1または第2の選択が頂点114と116に対してなされる選択に対して反対側である限り隣接する第1側部頂点)と言うこともできる。また、頂点は、頂点が対面シートに面している場合に、対面シート頂点として特徴づけられることができる。対面シートがない場合に、頂点は、単に頂点として、同じ側部頂点として、隣接する第1側部頂点として、または隣接する第2側部頂点として呼ぶことができる。一般に、「隣接する同じ側の頂点」は、周期を画定するために使用することができる頂点を言う。「同じ側部」の特徴を有さない「隣接する頂点」は、互いに隣り合わせの頂点であるが異なる方向に面していり頂点(例えば、頂点114と115)を言う。これらの頂点の特徴は、図に示されている媒体などの縦溝流路媒体を記載するのに適している。
各長さD2に沿って2つの角部118を有する縦溝流路付きシート112を提供することができるが、所望なら、各周期長さD2に沿って1つの角部を有する縦溝流路付きシート112を提供することができ、かつ、周期のいくつかが少なくとも1つの角部を示し、周期のいくつかが2つの角部を示し、周期のいくつかには角部が無く、またはそれらの組み合わせの構成を有する縦溝流路付きシート112を提供することができる。
縦溝流路付きシートは、縦溝流路パターンを繰り返すプロセスによって作られるとき、縦溝流路の繰り返しパターンを有するものとして特徴付けることができる。縦溝流路の繰り返しパターンは、(例えば、流れ方向に)媒体長さを横切ることを意味し、縦溝流路のパターンは繰り返す。例えば、各縦溝流路は、隣接する頂点間で角部を示すかもしれない。各縦溝流路が隣接する頂点間で2つの角部を示すパターンがあるかもしれない。また、角部がいくつかの縦溝流路の隣接する頂点間には存在するが、他の縦溝流路の隣接する頂点間には存在しないパターンがあるかもしれない。例えば、ある周期は、1つの角部または2つの角部を示すかもしれないし、続く周期は、角部が無い、1つの角部、または2つの角部などを示すかもしれないし、続く縦溝流路は、角部が無い、1つの角部、または2つの角部などを示すかもしれない。いくつかのポイントで、パターンが繰り替えされる。しかしながら、各隣接する頂点間に1つの角部または2つの角部が存在する必要はない。発明の利益は、少なくとも1つの角部が隣接する頂点間で存在する縦溝流路の繰り返しパターンを提供することによって得られることができる。好ましくは、このパターンは、図4aで示されるような隣接する同じ側の頂点間で2つの角部を含む。
角部の存在の特徴は、角部が縦溝流路長さ方向に沿って存在することを意味すると理解すべきである。一般に、角部は、所望の性能を有する媒体を提供するために、縦溝流路長さ方向に沿って充分な長さで提供することができる。角部が縦溝流路の全長に伸びているかもしれない場合に、例えば、縦溝流路の端部の影響の結果として、角部が縦溝流路の全長に伸びていない可能性がある。例示の影響は、縦溝流路の端部で、縦溝流路中の封止物(例えば、ダーツ)とプラグ(栓)の存在を含む。好ましくは、角部は、縦溝流路長さの少なくとも20%の長さだけ伸びている。例示の方法によって、角部は、縦溝流路長さの少なくとも30%の長さ、縦溝流路長さの少なくとも40%の長さ、縦溝流路長さの少なくとも50%の長さ、縦溝流路長さの少なくとも60%の長さ、または縦溝流路長さの少なくとも80%の長さだけ伸びている。縦溝流路の端部は、何らかの方法で閉じていてもよく、封止物の結果として、媒体梱包体を1面から見ると、角部の存在を検出できるか、または検出できないかもしれない。従って、縦溝流路長さに沿って伸びているような角部の存在の特徴は、角部が縦溝流路の全長に沿って伸びていなければならないことを意味するものではない。また、角部は、縦溝流路の端部で検出されないかもしれない。
ここで図4bを参照すると、縦溝流路付き媒体120は、対面シート121と123との間に提供される縦溝流路付きシート122を含む。縦溝流路付きシート122は、隣接する頂点124と頂点125との間に少なくとも2つの角部128、129を含む。長さD2に沿って、縦溝流路付きシート122は、4つの角部128、129を含む。媒体の一つの周期長さは、4つの角部を含む。角部128、129は、対面シート頂点ということができる頂点124、125、または126ではないことが理解される。縦溝流路付きシート122は、隣接頂点(例えば、頂点125、126)間に2つの角部128、129を持つように提供することができる。また、繰り返しパターンを提供することができる。図4bで示される繰り返しパターンにおいて、各隣接する頂点間に2つの角部があり、各周期中に提供される4つの角部がある。代替の繰り返しパターンにおいて、繰り返しパターンがパターン中にある隣接する頂点間で少なくとも1つの角部の出現を含む限り、隣接する頂点間にいくつかの数(例えば、0,1,2)の角部があるかもしれない。図4bで示される好ましい実施例では、隣接する各頂点間に2つの角部がある。
角部128は、縦溝流路付き媒体の比較的平らな部分128aが縦溝流路付き媒体の比較的急な部分128bと結合する領域として特徴付けられる。一般に、縦溝流路付き媒体の比較的平らな部分128aは、角部128と129の間で測定される角度が、45°未満、好ましくは約30°未満の角度を持つものとして特徴付けられることができる。縦溝流路付き媒体の比較的急な部分128bは、頂点126から角部128で測定される角度が、45°以上、好ましくは約60°以上の角度を持つものとして特徴付けることができる。角部129は、縦溝流路付き媒体の比較的平らな部分129aと縦溝流路付き媒体の比較的急な部分129bの交差点の結果として提供することができる。一般に、縦溝流路付き媒体の比較的平らな部分129aは、角部128から角部129まで伸びている媒体の一部の角度に対応している。一般に、縦溝流路付き媒体の比較的平らな部分129aは、45°未満、好ましくは約30°未満の傾斜を有するものとして特徴付けられる。縦溝流路付き媒体の比較的急な部分129bは、角部129と頂点125の間に伸びている媒体の一部として特徴付けられ、角部129と頂点125の間である角度を持つものとして特徴付けられる。一般に、縦溝流路付き媒体の比較的急な部分129bは、45°以上、好ましくは約60°以上の角度を持つものとして特徴付けられる。
ここで、図4cを参照すると、縦溝流路付き媒体140は、対面シート141、143の間に提供される縦溝流路付きシート142を含む。縦溝流路付きシート142は、内部頂点144と外部頂点145との間に少なくとも2つの角部148、149を含む。長さD2に沿って、媒体140は、4つの角部148、149を含む。一つの媒体周期長さは、4つの角部を含む。角部148と149は、頂点144と145でないことが理解される。媒体140は、隣接する頂点(例えば、頂点144と145)の間に、2つの角部148、149があるように提供することができる。さらに、縦溝流路付きシート140は、他の隣接している頂点間に1つの角部、2つの角部、または角部無しで提供することができる。各隣接する頂点間で、2つの角部があるという必要は全くない。隣接する頂点間で、予め決められた間隔で、角部の代替物の存在を有することあるいは提供されることが好ましい場合、頂点間に角部がないことがあり得る。一般に、縦溝流路パターンが繰り返しかつ隣接する頂点間で角部の存在を含むような縦溝流路パターンを提供することができる。
角部148、149は、縦溝流路付きシートの比較的平らな部分が縦溝流路付きシートの比較的急な部分と結合する領域として特徴付けることができる。角部148の場合に、縦溝流路付きシートの比較的平らな部分148aは、縦溝流路付きシートの比較的急な部分148bと結合する。角部149の場合に、縦溝流路付きシートの比較的平らな部分149aは、縦溝流路付きシートの比較的急な部分149bと結合する。縦溝流路付き媒体の比較的急な部分は、対面シート143に対する媒体の部分として測定される場合、45°以上、好ましくは約60°以上の角度を持つものとして特徴付けることができる。比較的平らな部分は、対面シート143に対する媒体のその部分に対して45°未満、好ましくは約30°未満の傾斜を有するものとして特徴付けることができる。
縦溝流路付きシート142の巻き付け角度を縦溝流路付きシート122の巻き付け角度より少なくすることができるので、縦溝流路付きシート142は、縦溝流路付きシート122に対して調整するためにより有利であると考えられることができる。一般に、巻き付け角度は、縦溝流路形成工程の間に媒体を回転して得られる角度の合計をいう。縦溝流路付き媒体シート142の場合、媒体は、縦溝流路付きシート122と比較して、縦溝流路形成の間により少なく巻き付けされる。その結果、縦溝流路付きシート142を形成するための縦溝流路形成において、媒体に要求される引張り強度は、縦溝流路付きシート122と比べて低いものである。
縦溝流路付きシート112、122、142は、頂点から頂点まで比較的対称なものとして示される。すなわち、縦溝流路付きシート112、122、142に対し、縦溝流路は、隣接する頂点間で同じ数の角部を持って繰り返す。隣接する頂点は、縦溝流路付き媒体長さに沿って互いに最も近い頂点をいう。例えば、縦溝流路付きシート112に対して、頂点114と頂点115とは、隣接する頂点と考えられ、頂点114と頂点116は、隣接する同じ側の頂点と考えられる。しかしながら、媒体の周期は、隣接する頂点間で同じ数の角部を持つ必要はなく、この場合には、媒体は、非対称であると特徴付けられる。すなわち、周期の半分上に1つの角部を有し、周期の他の半分の上に角部を有さない媒体を調整することができる。
縦溝流路付き媒体の隣接する頂点間に単一の角部または複数の角部を提供することによって、規格Aや規格Bの縦溝流路などの先行技術の媒体に対して長さD2を増加することができる。1つの角部または複数の角部が存在する結果として、例えば、規格Aや規格Bの縦溝流路と比べてろ過に利用可能な多くの媒体を有するろ過媒体を提供することが可能である。前に説明された媒体うねり率の測定を隣接する頂点間に提供される媒体量を特徴付けるために使用することができる。長さD2は、縦溝流路付きシート112、122、142の周期に対する縦溝流路付きシート112、122、142の長さとして画定される。縦溝流路付きシート112の場合、長さD2は、下側頂点114から下側頂点116までの縦溝流路付きシートの長さである。この距離は、2つの角部118を含む。縦溝流路付きシート122の場合、長さD2は、下側頂点124から下側頂点126までの縦溝流路付きシートの長さである。この距離は、少なくとも4つの角部128、129を含む。一つまたはそれ以上の折り目を隣接する頂点間に提供する結果として、隣接する頂点間での増加したろ過媒体の存在は、媒体うねり率によって特徴付けることができる。前に説明したように、規格Bおよび規格Aの縦溝流路は、それぞれ約3.6%と約6.3%の媒体うねり率を示す。一般に、図4aに示される縦溝流路の設計などの低接触縦溝流路は、約6.2%〜約8.2%の媒体うねり率を示すことができる。図4bと図4cに示される縦溝流路の設計では、約7.0%〜約16%の媒体うねり率を提供することができる。
角部(ridge)(例えば、118、128、129)が存在することで提供される別の利点は、これらの角部が媒体への応力を低減するのを補助して、各頂点でより少ないマスキング領域を提供することである。一般に、縦溝流路付け工程の間に角部が形成されないと、媒体中の張力またはメモリの量がより大きくなり、各頂点にマスキングのより大きなレベルを示させるかもしれない。ろ過媒体に縦溝流路を形成する時、ろ過媒体中に角部を導入することによって、マスキングを低減するために、頂点に対する比較的小さい半径を形成して維持するのを補助するのがより容易になる。
ここで、図5を参照すると、縦溝流路付き媒体と片面構造の媒体を形成するための例示のプロセスが参照番号198で概略的に表示される。この概略的な表示において、媒体200は、縦溝流路付き媒体202を形成するために縦溝流路が形成される。縦溝流路付け媒体202は、対面シート204と結合されて片面構造の媒体206を形成することができる。
媒体200は、ガイドローラ208を横切って移動し、操縦ユニット210によって所望の正しい位置に導かれる。ヒータ212は、媒体200を所望温度まで加熱するために供給されることができる。一般に、縦溝流路形成工程での亀裂を避けるために媒体200を加熱することが好ましいかもしれない。ヒータを使用することは、必ずしも必要ではないことが理解され得る。また、ユニットは、媒体200の水分の湿度を制御するために使用することができる。湿度制御ユニットは、ヒータ212組み合わせて、またはヒータ212の代わりに使用することができる。ヒータ212は、約49℃(120°F)〜約66℃(150°F)の温度まで媒体200を加熱するために提供することができる。
媒体200は、縦溝流路付き媒体202を提供するために、縦溝流路形成ロール220に入る。縦溝流路形成ロール220は、第1ロール222と第2ロール224を含む。第1ロール222は、圧印ロールと言うことができる。第2ロール224は受けロールと言うことができる。さらに、第1圧力ロール226と第2圧力ロール228は、縦溝流路形成ロールの部分として含まれる。図示された縦溝流路付きロールの配置に対して、圧印ロールは頂部ロールと言うことができ、受けロールは底部ロールと言うことができる。もちろん、この配置は、所望なら逆にすることができる。媒体200が圧印ロール222と受けロール224との間の食込み間隙(bite)230に入ると、媒体200は、変形して、所望の形状を有する縦溝流路パターンを有する縦溝流路付き媒体202を提供する。図示された縦溝流路形成ロールの構成において、媒体200は、流れ方向(machine direction)に移動し、圧印ロール222と受けロール224は、縦溝流路が横方向に延びるように、横方向に延びている。横方向は、流れ方向に対して横方向を言う。媒体に沿った矢印は、流れ方向を示す。示された縦溝流路形成ロール220が横方向に延びている縦溝流路を提供するが、縦溝流路が流れ方向に延びるように代替の構成物が提供され得ることが理解される。
対面媒体204は、ガイドロール240に沿って移動する。操縦ユニット242は、第1圧力ロール226に対面媒体204を導く。タックビードは、タックビード・アプリケータ244によって対面媒体204に付けることができ、シールビードは、シールビード・アプリケータ246によって対面シート204に付けることができる。縦溝流路付き媒体202と対面媒体204とは、第1圧力ロール226が受けロール224に係合するところで一緒に結合する。第2圧力ロール228は、縦溝流路付き媒体202を対面媒体204に保持するために提供される。得られる片面構造の媒体206は、フィルタ媒体構成物を提供するために使用することができる。
ここで、図6〜8を参照すると、第1ロール即ち圧印ロールは、参照番号250で示される。圧印ロール250は、図5で示される縦溝流路形成ロール220中の圧印ロール222として使用することができる。第1ロール250は、軸252の周りを回転し、受けロールすなわち受けホイール224と結合されるときに、ろ過媒体の縦溝流路を形成する外面すなわち円周254を含む。圧印ロール250は、圧印ロール250を設置することができる内面256を含むことができる。外面254は、複数の圧印ロール突起物258を含む。図6は、圧印ロール250の円周の周りに延びている圧印ロール突起物258の一部のみを示している。圧印ロール250は、外面すなわち円周254の周りに間隔をおいて配置された約30〜約650個の圧印ロール突起物258を含むことができる。圧印ロール250上に提供される圧印ロール突起物258の数は、圧印ロールの直径と、各圧印ロール突起物との間の所望のピッチ、すなわち、頂点ツー頂点の距離に依存して提供することができることが理解される。例えば、圧印ロールは約11.43cm(4.5インチ)の最小直径と約101.6cm(40インチ)の最大直径を持つことができる。
圧印ロール突起物258の詳細を図7と図8に示す。図示した圧印ロール突起物は、食込み間隙(bite)230に入る媒体と係合するように提供される3つの媒体接触領域を含む。3つの媒体接触領域260を有する圧印ロール突起物258が示されているが、2つの媒体接触領域を有する圧印ロール突起物を提供することができる。媒体接触領域260の1つは、頂点接触領域と言うことができ、媒体接触領域260の2つは、第1と第2角部接触領域264、266と言うことができる。頂点接触領域262は、頂点115を形成するために提供することができ、第1及び第2角部接触領域264、266は、図4aで示される縦溝流路付き媒体の角部118を提供することができる。第1媒体緩和領域270は、頂点接触領域262と第1角部接触領域264との間に提供することができ、第2媒体緩和領域272は、頂点接触領域260と第2角部接触領域266との間に提供することができる。一般に、第1媒体緩和領域270と第2媒体緩和領域272は、頂点接触領域260と第1および第2角部接触領域264、266との間で、動きの自由度を有する媒体を提供する。媒体緩和領域を提供することによって、ろ過媒体が動いて、それにより媒体への応力を軽減することができる。ロールが回転し媒体が食込み間隙230中に供給されるとき、ろ過媒体は、媒体緩和領域が存在するため張力がゆるられるのを避けることができ、亀裂が入るのを避けることができる。
媒体接触領域260は、媒体と係合し媒体を回転するために提供されるが、小さすぎて媒体を切断する半径を有さない。一般に、媒体接触領域は、約0.01インチ(0.0254cm)の半径を有することができる。接触領域の半径は、縦溝流路高さJの約1/3の大きさであり得る。一般に、媒体中にしわ(crease)、曲げ、折り目を提供することは好ましいが、縦溝流路形成のために媒体を切断することは好ましくない。媒体接触領域260の半径の上限は、媒体がその最初の平らな形状に再形成するように、所望程度の媒体の回転を提供することができない媒体接触領域をもたらす半径として特徴付けることができる。媒体が第1と第2ロールの間の食込み間隙(bite)中に供給された結果として変形されることが好ましい。媒体接触領域が大きすぎる(大きすぎる半径を持つ)場合には、次に、所望の縦溝流路付きシートが得られないかもしれない。媒体接触領域260は、ニップと言うことができる。媒体緩和領域は、ギャップと言うことができる。一般に、ろ過媒体が、媒体接触領域260との接触により媒体を回転することにより得られる媒体への応力を軽減または低減するために、媒体緩和領域中で動くことができることは好ましいことである。緩和領域またはギャップの一般的な長さは、媒体接触領域間の長さである。
圧印ロール250は、縦溝流路(圧印ロール)突起物258の間に供給される一連の圧印ロール凹部276を含む。一般に、圧印ロール凹部276は、図4に示される媒体の頂点114と116形成を可能にする。圧印ロール凹部276は、各圧印ロール突起物258の間で見いだすことができる。さらに、圧印ロール凹部276は、媒体を受け入れるまたは収容する底部接触領域278を含む。一般に、底部接触領域278から第1角部接触領域264まで延びるロール領域は、第1媒体緩和領域280と言うことができ、底部凹部領域278から第2角部接触領域266まで延びるロール領域は、第2媒体緩和領域282と言うことができる。一般に第1媒体緩和領域280と第2媒体緩和領域282は、媒体がその領域中である程度の動きの自由度を有するように、提供することができる。
ここで、図9〜11を参照すると、第2ロールすなわち受けロールが、参照番号290で示される。受けロール290は、図5の縦溝流路付きロール220で示される受けロール224であり得る。受けロール290は、軸292の周りを回転し、外面即ち外周294と内面297とを含む。受けロール290は、内面297で支持されている。外面294は、複数の受けロール凹部296と受けロール突起物298とを含む。一般に、受けロール290は、受けロール凹部296と受けロール突起物298とを交互に有する外面294を含む。
受けロール凹部296は、接触領域300を含む。接触領域300は、頂点接触領域302と、第1、第2角部接触領域304、306と言うことができる。第1媒体緩和領域308は、頂点接触領域302と第1角部接触領域304の間に延びて提供されることができる。第2媒体緩和領域310は、第1頂点接触領域302と第2角部接触領域306の間に延びて提供されることができる。第1、第2媒体緩和領域308、310は、縦溝流路形成工程の間に、媒体が動くことができるようにするために提供される。受けローラ突起物298は、媒体接触領域320を含む。また、受けローラ290は、第1角部接触領域304と媒体接触領域320との間で延びて提供される第1媒体緩和領域322と、第2角部接触領域306と媒体接触領域320との間で延びて提供される第2媒体緩和領域324とを含む。
慣用の波形工程では、基板は、2つのロールまたはホイールの間にある食込み間隙中へ基板が移動する結果として波形加工される。2つのロールまたはホイールは、各ロールまたはホイールが歯と凹部を有し、1つのホイール上の歯が他のホイール上で逆の凹部と係合している。慣用の波形工程におけるロールまたはホイール上の歯と凹部は、相対的に対称的な波形が得られるように相対的に対称であるかもしれない。これと対照的に、ロール250とロール290とは、対称的でない歯と凹部を有すると考えることができる。
圧印ロール250は、歯の形態と考えることができる圧印ロール突起物258と、凹部の形態と考えることができる圧印ロール凹部276とを有する。同様に、受けローラ290は、凹部の形態と考えることができる受けロール凹部296と、歯の形態と考えることができる受けロール突起物298とを有する。動作中、圧印ロール突起物258は、受けロール凹部296と係合し、受けロール突起物298は、圧印ロール凹部276と係合する。この動作は、圧印ロール250と受けローラ290とがろ過媒体と係合し、縦溝流路付きろ過媒体312を形成する図12に示される。
A縦溝流路とB縦溝流路などを形成するために使用される慣用の波形工程では、波形ロールは、相対的に対称的なものであると考えることができる。相対的に対称的なロールは、1つのロール(例えば、頂部ロール)が、他のロール(例えば、底部ロール)の歯と凹部と類似する歯と凹部とを有するロールである。慣用の波形工程のロールは、対称的であるので、得られる縦溝流路は、一般的に対称的である。非対称ロールを提供することによって、得られるろ過媒体の性能を高めることができる。圧印ロール250と受けロール290とは、突起物または歯と凹部の構造に関して、非対称であると考えることができる。圧印ロール250と受けロール290は、周期長さに関して対称的であると考えることができるが、突起物と凹部の構造は、2つのロールで異なっており、それにより、ロールは、非対称であると考えることができる。
用語「圧印ロール」と「受けロール」は、かなり任意的なものであることが理解される。縦溝流路長さの少なくとも一部に沿って角部(ridge)の出現を提供するものは、「圧印ロール」と「受けロール」の組み合わせである。従って、角部(ridge)、折り目、または曲がりを形成するために、ろ過媒体の対向する側部にろ過媒体と係合する媒体接触領域を有する両ロールに提供することによって、ろ過媒体中で縦溝流路の繰り返しパターンを形成することは、ロールの組み合わせ効果である。また、圧印ロールとしてロールを特徴付けることによって、ろ過媒体中に角部(ridge)、曲がり、または折り目を形成するために、圧印ロールの凹部に係合する突起物を有することから他のロール(例えば、受けロール)の可能性を排除することを意味するものではない。例えば、複数の第1ロール突起物を有するような第1ロールの特徴は、第1ロール突起物がロールの全長にわたって伸びていることを意味しない。ロールの長さに延びているだけの第1ロール突起物を有することは好ましい。また、第1ロール凹部、第2ロール突起物、および第2ロール凹部のいずれかは、ロールの全長未満のロールの一部に延びているかもしれない。例として、突起物と凹部は、縦溝流路長さの少なくとも30%、縦溝流路長さの少なくとも50%、縦溝流路長さの少なくとも60%、縦溝流路長さの少なくとも80%または、縦溝流路長さ全体にわたって延びているかもしれない。
上記明細書は、本発明による製造と使用の完全な記載を提供する。本発明の多くの実施例は、本発明の精神と範囲を逸脱すること無しになされることができ、本発明は、添付の特許請求の範囲に存在している。

Claims (3)

  1. 縦溝流路付きろ過媒体を形成する方法であって、
    縦溝流路の繰り返しパターンを有する縦溝流路付きろ過媒体を提供するために、ろ過媒体に縦溝流路を形成する形成工程と、
    前記縦溝流路を流れる流体が前記縦溝流路付きろ過媒体を方向付けられて流れるように、前記縦溝流路付きろ過媒体の少なくとも1つの端部に接着剤ビードを適用する工程と、
    を有し、
    前記縦溝流路の繰り返しパターンは、隣接する同じ側の頂点間で縦溝流路の1周期中に設けられる少なくとも1つの角部を有する、少なくとも1つの縦溝流路を有し、
    前記縦溝流路の形成は、複数の第1ロール突起物および複数の第1ロール凹部を有する第1ロールによって行われ、前記第1ロールは、前記第1ロール突起物と前記第1ロール凹部とを交互に提供し、前記第1ロール突起物の少なくとも1つは、媒体緩和領域によって分離された少なくとも2つの媒体接触領域を含み、
    前記媒体緩和領域は、前記媒体緩和領域に沿う動きの自由を前記ろ過媒体に与える
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記縦溝流路の繰り返しパターンは、隣接する同じ側の頂点間で縦溝流路の1周期中に設けられる少なくとも2つの角部を有する、少なくとも1つの縦溝流路を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記縦溝流路の繰り返しパターンは、前記縦溝流路の高さに対する幅の比が少なくとも2.2であるか、又は、前記縦溝流路の高さに対する幅の比が0.45未満である、少なくとも1つの縦溝流路を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
JP2010545266A 2008-02-04 2009-02-03 縦溝流路付きろ過媒体を形成する方法および装置 Expired - Fee Related JP5986354B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US2599908P 2008-02-04 2008-02-04
US61/025,999 2008-02-04
PCT/US2009/032965 WO2009100067A1 (en) 2008-02-04 2009-02-03 Method and apparatus for forming fluted filtration media

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013232560A Division JP6002652B2 (ja) 2008-02-04 2013-11-08 縦溝流路付き濾材を形成する方法および装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011511705A JP2011511705A (ja) 2011-04-14
JP2011511705A5 JP2011511705A5 (ja) 2012-03-15
JP5986354B2 true JP5986354B2 (ja) 2016-09-06

Family

ID=40584729

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010545266A Expired - Fee Related JP5986354B2 (ja) 2008-02-04 2009-02-03 縦溝流路付きろ過媒体を形成する方法および装置
JP2013232560A Expired - Fee Related JP6002652B2 (ja) 2008-02-04 2013-11-08 縦溝流路付き濾材を形成する方法および装置
JP2016093364A Pending JP2016195995A (ja) 2008-02-04 2016-05-06 縦溝流路付き濾材を形成する方法および装置

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013232560A Expired - Fee Related JP6002652B2 (ja) 2008-02-04 2013-11-08 縦溝流路付き濾材を形成する方法および装置
JP2016093364A Pending JP2016195995A (ja) 2008-02-04 2016-05-06 縦溝流路付き濾材を形成する方法および装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9808752B2 (ja)
EP (1) EP2268380B1 (ja)
JP (3) JP5986354B2 (ja)
CN (2) CN101932372B (ja)
BR (1) BRPI0907653B1 (ja)
MX (1) MX2010008530A (ja)
WO (1) WO2009100067A1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2676825C (en) 2007-02-02 2015-04-21 Donaldson Company, Inc. Air filtration media pack, filter element, air filtration media, and methods
CA2691867C (en) 2007-06-26 2016-10-04 Donaldson Company, Inc. Filtration media pack, filter element, and methods
CN101932372B (zh) * 2008-02-04 2015-09-16 唐纳森公司 用于形成槽纹过滤介质的方法和装置
CA2731554A1 (en) 2008-07-25 2010-01-28 Donaldson Company, Inc. Pleated filtration media, media packs, filter elements, and methods for filtering fluids
EP2323749A1 (en) 2008-08-06 2011-05-25 Donaldson Company, Inc. Z-media having flute closures, methods and apparatus
KR20100086753A (ko) * 2009-01-23 2010-08-02 삼성전자주식회사 오븐 레인지
CN102481501B (zh) * 2009-08-03 2016-10-12 唐纳森公司 用于形成具有楔形槽的槽式过滤介质的方法和装置
US9108390B2 (en) 2011-11-04 2015-08-18 The Glad Products Company Incrementally-stretched thermoplastic films and bags with increased haze
EP3950092B1 (en) * 2010-01-25 2023-05-10 Donaldson Company, Inc. Pleated filtration media having tapered flutes
WO2011115979A2 (en) 2010-03-17 2011-09-22 Baldwin Filters, Inc. Fluid filter
GB2491081A (en) 2010-03-17 2012-11-21 Baldwin Filters Inc Fluid filter
CN110013714B (zh) * 2014-01-07 2021-08-20 唐纳森公司 过滤介质包、过滤器元件以及过滤介质
DE102014117506A1 (de) * 2014-11-28 2016-06-02 Filta Co., Ltd Filtermedium mit großem Faltenabstand
USD786935S1 (en) 2015-11-20 2017-05-16 Baldwin Filters, Inc. Filter element
KR102662067B1 (ko) 2016-08-16 2024-05-03 도날드슨 컴파니, 인코포레이티드 탄화수소 유체-물 분리
CN114984689A (zh) * 2017-08-22 2022-09-02 唐纳森公司 槽纹过滤介质、过滤介质包和过滤元件
WO2019161108A1 (en) * 2018-02-15 2019-08-22 Donaldson Company, Inc. Filter media configurations
EP3773985A1 (en) * 2018-04-09 2021-02-17 Donaldson Company, Inc. Filter element with fluted filter media
US11118545B2 (en) 2019-03-26 2021-09-14 Caterpillar Inc. Precleaner system
US11666844B2 (en) 2020-09-30 2023-06-06 Caterpillar Inc. Filtration device having a latch mechanism adapter

Family Cites Families (185)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2058669A (en) * 1932-10-26 1936-10-27 Staynew Filter Corp Air filter
US2514505A (en) 1945-06-30 1950-07-11 Sharples Chemicals Inc Resinous condensation products of urea, alkyl urea, formaldehyde, and polyhydric alcohol or derivative thereof
US2514506A (en) 1948-05-04 1950-07-11 Ervin H Mueller Valve for fuel gas
US2599604A (en) * 1949-07-13 1952-06-10 Jordan V Bauer Filter element
GB770439A (en) 1954-01-30 1957-03-20 Gen Motors Ltd Improvements relating to filters for fluids
US2980208A (en) * 1957-05-21 1961-04-18 Delbag Luftfilter Gmbh Filter element for extremely fine dust
US3025963A (en) * 1958-03-13 1962-03-20 Russell H Curtis Products useful as filtering devices and methods of making them
US2960145A (en) * 1958-07-14 1960-11-15 Ruegenberg Gottfried Method of and apparatus for manufacturing longitudinally folded or longitudinally arched, particularly longitudinally corrugated webs of paper, carton, cardboard, plastics or the like
US3053309A (en) * 1958-07-21 1962-09-11 S & S Corrugated Paper Mach Corrugating flute contour
US3062378A (en) 1959-03-30 1962-11-06 Southwick W Briggs Filter element and method
US3077148A (en) 1959-04-30 1963-02-12 Gen Motors Corp Filter pleating machine
US3058594A (en) 1960-06-06 1962-10-16 Purolator Products Inc Pleated paper filter
US3198336A (en) 1961-03-02 1965-08-03 Harry E Hyslop Pleated oil filter
US3146197A (en) * 1962-01-31 1964-08-25 American Air Filter Co Pleated filter construction
US3372533A (en) * 1966-07-11 1968-03-12 Farr Co Self-supporting high density filter
US3531920A (en) 1968-09-16 1970-10-06 Cambridge Filter Corp Filter
FR2089597A5 (ja) 1970-04-07 1972-01-07 Isuzu Motors Ltd
US3807150A (en) 1972-02-28 1974-04-30 Hepa Corp Absolute filter pack structure having a toroidal section
GB1426173A (en) 1972-03-11 1976-02-25 Gen Motors Ltd Fluid filter elements
US3948712A (en) 1974-09-30 1976-04-06 Sprinter System Of America, Ltd. Method and apparatus for producing closed loop accordion pleated filters
GB1518554A (en) 1975-11-20 1978-07-19 Evans Adlard & Co Disposable filter element
US4154688A (en) 1978-01-27 1979-05-15 Pall Corporation Collapse-resistant corrugated filter element
GB1604979A (en) 1978-05-31 1981-12-16 Engineering Components Ltd Air filters
JPS5620507A (en) 1979-07-28 1981-02-26 Lion Corp Incense stick
US4488966A (en) 1980-01-24 1984-12-18 Brunswick Corporation Filter pleat support means
US4290889A (en) 1980-01-24 1981-09-22 Brunswick Corporation Support for backflushable filter media
JPS56133005A (en) * 1980-03-19 1981-10-17 Nippon Soken Inc Filter element for liquid
EP0068662B1 (en) * 1981-06-23 1987-01-07 Nippondenso Co., Ltd. Filter means
US4389315A (en) 1981-07-24 1983-06-21 Frank Crocket Filter device with permeable corrugated grid panel
US4410427A (en) 1981-11-02 1983-10-18 Donaldson Company, Inc. Fluid filtering device
AU540009B2 (en) * 1982-02-16 1984-10-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Exhaust gas filter
US4410316A (en) * 1982-03-18 1983-10-18 Yoke James H Method for production of corrugated paper
US4452619A (en) 1982-06-18 1984-06-05 Donaldson Company, Inc. Pleated filter element having integral pleat spacers
JPH0245485B2 (ja) 1982-11-05 1990-10-09 Toyo Boseki Kk Rozai
US4537812A (en) 1983-06-17 1985-08-27 Cambridge Filter Corporation Corrugated spacers for pleated air filter media
DE3327659A1 (de) * 1983-07-30 1985-02-14 MTU Motoren- und Turbinen-Union München GmbH, 8000 München Verfahren zur herstellung eines verbundkoerpers aus keramik oder faserverstaerkter keramik sowie ein nach diesem verfahren gefertigtes sandwich-gebilde
JPS6071018A (ja) 1983-09-26 1985-04-22 Seibu Giken:Kk フイルタ−素子
US4615804A (en) * 1984-08-30 1986-10-07 Donaldson Company, Inc. High density pleat spacing and scoring tool and filter made therewith
JPS61178009A (ja) * 1985-02-04 1986-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd ハニカム構造フイルタの製造方法
JPS61200116A (ja) 1985-02-28 1986-09-04 Sanyo Chem Ind Ltd 変性ポリウレタンの製造法
JP2530814B2 (ja) 1986-01-31 1996-09-04 株式会社ニコン 交換レンズ鏡筒のマウント構造
US4735720A (en) 1986-03-17 1988-04-05 Nelson Industries Inc. Pleated filter element having improved side seam seal
US4732678A (en) 1986-05-01 1988-03-22 Wix Corporation Filter body having closely adjacent filter material
KR900004542B1 (ko) 1986-07-18 1990-06-29 닛뽕 덴소오 가부시기 가이샤 거르개소자의 제조방법 및 장치
JPH01128811A (ja) 1987-11-16 1989-05-22 P M Kogyo:Kk 成形装置の型交換機構
JPH01163408A (ja) 1987-12-17 1989-06-27 Sumitomo Metal Ind Ltd 蒸気タービンの運転制御方法
JPH01163410A (ja) 1987-12-18 1989-06-27 Mazda Motor Corp エンジンの動弁装置
US4925561A (en) * 1988-03-31 1990-05-15 Tsuchiya Mfg. Co., Ltd. Composite planar and triangularly pleated filter element
JPH03505058A (ja) 1988-05-04 1991-11-07 クネヒト フイルターヴエルケ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 波形成形部を一体成形された帯状のろ材並びにこの材から成るろ過体
DE3815145C1 (en) 1988-05-04 1989-10-05 Knecht Filterwerke Gmbh, 7000 Stuttgart, De Filter body made of a zigzag-shaped pleated web
US4954249A (en) * 1988-06-10 1990-09-04 Beloit Corporation Wave screen plate
JP2830080B2 (ja) * 1988-07-08 1998-12-02 株式会社デンソー ▲ろ▼過エレメントおよびその製造方法
JPH0225009A (ja) 1988-07-14 1990-01-26 Toshiba Corp 箔巻変圧器
JPH0670149B2 (ja) 1988-11-10 1994-09-07 帝人株式会社 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム
DE3916838A1 (de) 1989-05-19 1990-11-22 Lippold Hans Joachim Filtereinsatz
JPH0727158B2 (ja) 1990-02-02 1995-03-29 キヤノン株式会社 光学機器
US5262899A (en) 1989-08-25 1993-11-16 Canon Kabushiki Kaisha Optical apparatus having a mount
JP3033109B2 (ja) * 1990-01-25 2000-04-17 株式会社デンソー ▲ろ▼過エレメントおよびその製造方法
DE4004079A1 (de) 1990-02-08 1991-08-14 Lippold Hans Joachim Filtereinsatz
US5274413A (en) 1990-02-14 1993-12-28 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Mount assembly of optical devices
US5066400A (en) * 1990-10-09 1991-11-19 Donaldson Company, Inc. Self-spaced pleated filter
FR2673852B1 (fr) 1991-03-13 1994-04-15 Labinal Precision Mecanique Perfectionnements apportes aux cartouches de filtration comprenant un element filtrant constitue par une feuille plissee.
US5316828A (en) 1991-04-25 1994-05-31 Miller Ray R Reinforced fluted medium and corrugated fiberboard made using the medium
US5128039A (en) 1991-06-04 1992-07-07 Allied-Signal Inc. Filter with delta wedge pleat
DE4126126C2 (de) 1991-08-07 1998-02-12 Mann & Hummel Filter Filterherstellverfahren
JP3239517B2 (ja) * 1992-06-17 2001-12-17 株式会社デンソー 濾過エレメントの製造方法
JP3318050B2 (ja) 1992-06-18 2002-08-26 株式会社アマダ 棒材貯蔵装置
JP2643731B2 (ja) * 1992-07-31 1997-08-20 株式会社デンソー 濾過エレメントの製造装置
US5346519A (en) 1993-04-27 1994-09-13 Pneumafil Corporation Filter media construction
JP3362453B2 (ja) * 1993-05-21 2003-01-07 株式会社デンソー 濾過エレメント
DE4345122A1 (de) 1993-12-30 1995-07-06 Detroit Holding Ltd Verfahren zur Herstellung eines Filtereinsatzes
AU1381395A (en) 1993-12-30 1995-07-17 Detroit Holding Limited Filter insert and process for producing the same
JP3006350U (ja) 1994-04-08 1995-01-24 有限会社ゴーイング東京 エア−クリ−ナのフィルタエレメント
CN2220617Y (zh) * 1994-07-29 1996-02-21 高翔 全年用太阳能浴室
US5613992A (en) * 1994-11-23 1997-03-25 Donaldson Company, Inc. Reverse flow air filter arrangement and method
JPH08238413A (ja) 1995-03-03 1996-09-17 Toyoda Spinning & Weaving Co Ltd 濾過材製造装置
JP3300199B2 (ja) 1995-05-15 2002-07-08 アマノ株式会社 集塵機用平板状フイルタ
US5591329A (en) 1995-05-31 1997-01-07 H-Tech, Inc. Fluid filter with pleated septum
US5632792A (en) 1995-08-16 1997-05-27 Purolator Products Company Air induction filter hose assembly
JPH09187614A (ja) 1996-01-12 1997-07-22 Toyoda Spinning & Weaving Co Ltd フィルタエレメント
US6089761A (en) 1996-01-31 2000-07-18 Canon Kabushiki Kaisha Camera system
US5895574A (en) * 1996-04-26 1999-04-20 Donaldson Company, Inc. Rolled liquid filter using fluted media
USD399944S (en) * 1996-04-26 1998-10-20 Donaldson Company, Inc. Conical filter
US5792247A (en) * 1996-04-26 1998-08-11 Donaldson Company, Inc. Integrated resonator and filter apparatus
US5772883A (en) * 1996-04-26 1998-06-30 Donaldson Company, Inc. Slanted inline filter
USD398046S (en) * 1996-04-26 1998-09-08 Donaldson Company, Inc. Combined filter element and frame therefor
US5902364A (en) * 1996-04-26 1999-05-11 Donaldson Company, Inc. Conical filter
US5820646A (en) * 1996-04-26 1998-10-13 Donaldson Company, Inc. Inline filter apparatus
ES2205220T3 (es) 1996-04-26 2004-05-01 Donaldson Company, Inc. Dispositivo de filtraje con surcos.
SE509820C2 (sv) 1996-04-30 1999-03-08 Volvo Ab Elastiskt eftergivligt antennelement
US5871641A (en) 1996-05-30 1999-02-16 H-Tech, Inc. Fluid filter with pleated septum
US5804073A (en) 1996-07-22 1998-09-08 Ter Horst; Dirk Dieter Hans Method of making a pleated structure having a pleated memory shape and the filter media made therefrom
US5904793A (en) 1996-08-14 1999-05-18 Minnesota Mining And Manufacturing Company Method and equipment for rapid manufacture of loop material
CA2272344C (en) * 1996-12-01 2006-03-28 Clifford Roy Warner A magnetic decontamination device
JP3229230B2 (ja) 1996-12-24 2001-11-19 株式会社東芝 エレベータ装置
CA2278936A1 (en) 1997-01-20 1998-07-23 John A. Corey Apparatus and method for forming spiral pleated filter cartridges
JPH10241473A (ja) 1997-02-26 1998-09-11 Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho:Kk 自動車用ワイヤーハーネスの製造方法
DE19735993A1 (de) 1997-08-19 1999-02-25 Mann & Hummel Filter Filterelement, insbesondere zur Flüssigkeitsfilterung
US6051042A (en) * 1997-09-12 2000-04-18 Donaldson Company, Inc. Air cleaner assembly
US5987399A (en) 1998-01-14 1999-11-16 Arch Development Corporation Ultrasensitive surveillance of sensors and processes
FR2774925B3 (fr) 1998-02-17 2000-04-14 Filtrauto Cartouche de filtration, notamment pour moteur a combustion interne
US6245229B1 (en) 1998-07-31 2001-06-12 Amway Corporation Point-of-use water treatment system
EP1595590A1 (en) 1999-01-07 2005-11-16 Cuno Incorporated Pleated filter element and method of forming a pleated filter element
US6190432B1 (en) * 1999-02-26 2001-02-20 Donaldson Company, Inc. Filter arrangement; sealing system; and methods
US6235195B1 (en) * 1999-02-26 2001-05-22 Donaldson Company, Inc. Filter element incorporating a handle member
US6179890B1 (en) * 1999-02-26 2001-01-30 Donaldson Company, Inc. Air cleaner having sealing arrangement between media arrangement and housing
AU781353B2 (en) 1999-02-26 2005-05-19 Donaldson Company Inc. Sealing system for filter
US6210469B1 (en) * 1999-02-26 2001-04-03 Donaldson Company, Inc. Air filter arrangement having first and second filter media dividing a housing and methods
USD437401S1 (en) * 1999-02-26 2001-02-06 Donaldson Company, Inc. In-line air cleaner
US6238561B1 (en) * 1999-09-24 2001-05-29 Nelson Industries, Inc. Corrugated axial filter with simple fold pattern and method of making it
US6348084B1 (en) 1999-11-05 2002-02-19 Donaldson Company, Inc. Filter element, air cleaner, and methods
US6348085B1 (en) * 1999-11-10 2002-02-19 Donaldson Company, Inc. Filter arrangement and methods
WO2001044869A1 (fr) 1999-12-16 2001-06-21 Nikon Corporation Monture a baionnette
US6582490B2 (en) * 2000-05-18 2003-06-24 Fleetguard, Inc. Pre-form for exhaust aftertreatment control filter
CA2625243C (en) 2000-04-18 2009-04-14 Avon Protection Systems, Inc. Self-sealing filter connection and gas mask and filter assembly incorporating the same
US6986842B2 (en) 2000-05-11 2006-01-17 Schroeder Industries, Llc Filter element with foam girdle to secure pleats and method of forming same
US6946012B1 (en) * 2000-05-18 2005-09-20 Fleetguard, Inc. Filter and forming system
US6673136B2 (en) * 2000-09-05 2004-01-06 Donaldson Company, Inc. Air filtration arrangements having fluted media constructions and methods
US6743273B2 (en) * 2000-09-05 2004-06-01 Donaldson Company, Inc. Polymer, polymer microfiber, polymer nanofiber and applications including filter structures
US7270693B2 (en) * 2000-09-05 2007-09-18 Donaldson Company, Inc. Polymer, polymer microfiber, polymer nanofiber and applications including filter structures
BR0113779A (pt) 2000-09-15 2003-07-08 Cuno Inc Filtros e cartuchos de filtros pregueados espirais
WO2002024304A1 (en) 2000-09-21 2002-03-28 Lpd Technologies, Inc. Fluid filter element
JP2002113798A (ja) 2000-10-10 2002-04-16 Nippon Steel Corp 金属繊維製不織布を用いたハニカム体
US6620223B2 (en) 2000-10-24 2003-09-16 Siemens Vdo Automotive Inc. Pleated air filter assembly
JP2002186809A (ja) 2000-12-20 2002-07-02 Toyoda Spinning & Weaving Co Ltd フィルタ及びその製造方法
DE10063789A1 (de) * 2000-12-21 2002-06-27 Mann & Hummel Filter Filterelement zur stirnseitigen Anströmung
US6585793B2 (en) 2000-12-29 2003-07-01 Andreae Filters, Inc. Filter apparatus and methods
US20020108359A1 (en) 2001-02-15 2002-08-15 Siemens Automotive Inc. Low restriction air filter with structural pleats
JP2002303122A (ja) 2001-04-02 2002-10-18 Sumitomo Electric Ind Ltd パティキュレートフィルタ
US7438812B2 (en) 2001-04-10 2008-10-21 Parker-Hannifin Corporation Filter element and method of making
US6824581B1 (en) 2001-05-01 2004-11-30 Dana Corporation Pleated filter media with embossed spacers and cross flow
US6544310B2 (en) * 2001-05-24 2003-04-08 Fleetguard, Inc. Exhaust aftertreatment filter with particulate distribution pattern
US6517598B2 (en) * 2001-06-06 2003-02-11 Donaldson Company, Inc. Filter element having flange and methods
US6610126B2 (en) * 2001-06-06 2003-08-26 Donaldson Company, Inc. Filter element having sealing members and methods
US20030056479A1 (en) 2001-09-25 2003-03-27 Lemaster Harley Self pleating filter media
WO2003033952A1 (en) 2001-10-15 2003-04-24 William Dee Cherrington Method and apparatus for installing a pipe
JP2003166446A (ja) 2001-11-29 2003-06-13 Bridgestone Corp エンジンエアクリーナー
AU2002365873A1 (en) 2001-12-03 2003-06-17 Donaldson Company, Inc. Filter element using corrugated media sheet
US6966940B2 (en) * 2002-04-04 2005-11-22 Donaldson Company, Inc. Air filter cartridge
EP2269709B1 (en) * 2002-05-09 2012-02-01 Donaldson Company, Inc. Air filter having side-entry
DE10226761A1 (de) 2002-06-14 2004-01-08 Patent-Treuhand-Gesellschaft für elektrische Glühlampen mbH Bajonettsockel für Lampenhalterung
CA2491926A1 (en) 2002-07-10 2004-01-22 Donaldson Company, Inc. Fluted filter medium and process for its manufacture
AU2003256585A1 (en) 2002-07-18 2004-02-09 Freudenberg Nonwovens Limited Partnership Filter pack having nonwoven filter media and nonwoven edge banding frame
ATE372162T1 (de) 2002-10-28 2007-09-15 Donaldson Co Inc Luftfilter; auswechselbare filterpatrone; und verfahren
GB2395537B (en) 2002-11-25 2006-04-26 Falmer Investment Ltd A fluid distribution device
EP1434114B1 (fr) 2002-12-23 2010-04-07 Asulab S.A. Montre dont la boîte comporte un fond ou couvercle avec fixation à baionnette pour ouverture manuelle
US8226786B2 (en) * 2003-03-18 2012-07-24 Donaldson Company, Inc. Process and materials for coiling z-filter media, and/or closing flutes of filter media; and, products
JP4121902B2 (ja) 2003-06-16 2008-07-23 本田技研工業株式会社 圧縮着火式内燃機関の制御装置
AU2003903024A0 (en) * 2003-06-16 2003-07-03 Weir Warman Ltd Improved pump impeller
US7311747B2 (en) 2003-10-14 2007-12-25 Donaldson Company, Inc. Filter assembly with pleated media V-packs, and methods
CN1902384B (zh) 2003-11-25 2012-09-05 巴布考克日立株式会社 含颗粒物质的废气排放控制过滤器,废气排放控制方法及其装置
WO2005063361A1 (en) 2003-12-22 2005-07-14 Donaldson Company, Inc. Filter element comprising a seal arrangement and method for making the same
US7661540B2 (en) 2003-12-30 2010-02-16 Aaf Mcquay, Inc. Method of forming spaced pleated filter material and product of same
WO2005082484A1 (en) 2004-02-09 2005-09-09 Donaldson Company, Inc. Pleated corrugated filter media
WO2005077487A1 (en) 2004-02-10 2005-08-25 Donaldson Company, Inc. Media arrangement; filter constructions; and, methods
US20050217226A1 (en) 2004-04-05 2005-10-06 3M Innovative Properties Company Pleated aligned web filter
US8034145B2 (en) 2004-06-14 2011-10-11 Donaldson Company, Inc. Air filter arrangement; assembly; and, methods
US7425227B1 (en) 2004-06-17 2008-09-16 Wix Filtration Corp Llc Pleated filter element with offset emboss pattern
US7235115B2 (en) 2004-07-09 2007-06-26 3M Innovative Properties Company Method of forming self-supporting pleated filter media
US8277532B2 (en) 2004-08-06 2012-10-02 Donaldson Company, Inc. Air filter arrangement; assembly; and methods
US20060042209A1 (en) * 2004-08-27 2006-03-02 Dallas Andrew J Alkaline impregnated filter element, and methods
US20060042210A1 (en) * 2004-08-27 2006-03-02 Dallas Andrew J Acidic impregnated filter element, and methods
US8042694B2 (en) * 2004-11-02 2011-10-25 Baldwin Filters, Inc. Gathered filter media for an air filter and method of making same
US20060091084A1 (en) * 2004-11-02 2006-05-04 Baldwin Filters, Inc. Fluted filter media with intermediate flow restriction and method of making same
US20060151383A1 (en) * 2005-01-12 2006-07-13 Aaf-Mcquay Inc. Pleated corrugated media and method of making
CN101137424B (zh) 2005-01-13 2011-12-28 唐纳森公司 空气过滤器滤筒和空气滤清器组件
MX2007008538A (es) 2005-01-13 2007-09-07 Donaldson Co Inc Cartucho de filtro de aire y montaje de limpiador de aire.
US20060272305A1 (en) 2005-06-06 2006-12-07 Morgan Jeffrey S Channel filter
EP1927135A2 (en) 2005-09-15 2008-06-04 Nxp B.V. Method of manufacturing semiconductor device with different metallic gates
JP2009515096A (ja) 2005-11-09 2009-04-09 ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド フィルタエレメントのシール構造、フィルタエレメントアッセンブリ及び方法
US7556663B2 (en) 2006-02-01 2009-07-07 Advanced Flow Engineering, Inc. Dual pleated air filter
US7625419B2 (en) 2006-05-10 2009-12-01 Donaldson Company, Inc. Air filter arrangement; assembly; and, methods
US7754041B2 (en) 2006-07-31 2010-07-13 3M Innovative Properties Company Pleated filter with bimodal monolayer monocomponent media
US7588619B2 (en) 2006-11-28 2009-09-15 Wix Filtration Corp. Cross-flow filter media and filter assembly
CA2676825C (en) 2007-02-02 2015-04-21 Donaldson Company, Inc. Air filtration media pack, filter element, air filtration media, and methods
WO2008106592A1 (en) 2007-02-28 2008-09-04 Honeywell International Inc. Radial seal filter with open end pleats
CA2691867C (en) * 2007-06-26 2016-10-04 Donaldson Company, Inc. Filtration media pack, filter element, and methods
JP4941330B2 (ja) 2008-01-25 2012-05-30 トヨタ紡織株式会社 エアクリーナ用エレメント
CN101932372B (zh) * 2008-02-04 2015-09-16 唐纳森公司 用于形成槽纹过滤介质的方法和装置
CA2731554A1 (en) 2008-07-25 2010-01-28 Donaldson Company, Inc. Pleated filtration media, media packs, filter elements, and methods for filtering fluids
EP2323749A1 (en) 2008-08-06 2011-05-25 Donaldson Company, Inc. Z-media having flute closures, methods and apparatus
CN102481501B (zh) * 2009-08-03 2016-10-12 唐纳森公司 用于形成具有楔形槽的槽式过滤介质的方法和装置
EP3950092B1 (en) 2010-01-25 2023-05-10 Donaldson Company, Inc. Pleated filtration media having tapered flutes
BR112012008427A2 (pt) 2010-11-16 2018-06-05 Cummins Filtration Ip Inc elementos de filtro
JP5982919B2 (ja) 2012-03-22 2016-08-31 カシオ計算機株式会社 印刷物、印刷方法、及び、画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
BRPI0907653B1 (pt) 2019-07-02
CN105148614A (zh) 2015-12-16
JP2011511705A (ja) 2011-04-14
BRPI0907653A2 (pt) 2015-07-21
EP2268380A1 (en) 2011-01-05
US20090211696A1 (en) 2009-08-27
JP6002652B2 (ja) 2016-10-05
CN101932372A (zh) 2010-12-29
JP2016195995A (ja) 2016-11-24
CN101932372B (zh) 2015-09-16
WO2009100067A1 (en) 2009-08-13
EP2268380B1 (en) 2019-09-25
MX2010008530A (es) 2010-08-30
JP2014061522A (ja) 2014-04-10
US9808752B2 (en) 2017-11-07
CN105148614B (zh) 2020-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5986354B2 (ja) 縦溝流路付きろ過媒体を形成する方法および装置
JP7018995B2 (ja) 濾材積層体
JP6490777B2 (ja) テーパ付き縦溝流路を有する縦溝流路付き濾過媒体を形成する方法および装置
JP5607624B2 (ja) 対面濾材シートの片側に縦溝流路付き濾材シートが積層された片側積層物及びそれを形成するための方法、並びに、フィルタエレメント
JP6585137B2 (ja) 濾材積層体、フィルタエレメント、および方法
JP2011530402A5 (ja)
JP2010517749A5 (ja)
AU2016210759B2 (en) Air filtration media pack, filter element, air filtration media, and methods
AU2013270543B2 (en) Air filtration media pack, filter element, air filtration media, and methods

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121214

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130312

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130614

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130708

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131108

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20131115

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20131206

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140919

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140925

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141020

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141222

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151002

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160309

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5986354

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees