JP5986245B2 - 温度検出素子を固定する固定具、電動機、および、温度検出素子の固定方法 - Google Patents

温度検出素子を固定する固定具、電動機、および、温度検出素子の固定方法 Download PDF

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Description

本発明は、温度検出素子の固定具およびその固定方法に関する。特に、本発明は、電動機内のステータコアに巻回された巻線部(マグネットワイヤ部)に温度検出素子を固定する固定具、該固定具を備えた電動機、および、電動機における温度検出素子の固定方法に関する。
図9は一般的な電動機の内部構成を概略的に示している。一般的な電動機1は、軸2を中心に回転するロータ3と、ロータ3に対して磁気回転力を与えるステータ4とを備える。ステータ4の内周面には、複数の凸部4aがロータ3の円周方向に間欠的に形成されている。凸部4aの周囲には銅製ワイヤ(導線)5が巻回されており、銅製ワイヤ5は絶縁被膜(不図示)により被覆されている。また、図9に示した電動機1は回転動作を発生させるものであるが、直線動作を発生させる電動機、いわゆるリニアモータもよく知られている。リニアモータのステータとしては、一直線に延ばした磁性板上に複数の凸部を当該磁性板の延在方向に間欠的に形成し、凸部の周りに銅製ワイヤを巻回したものが使用される。
以下では、上記の凸部周りに巻回されたワイヤからなる部分を巻線部と称することとする。また、その凸部についてはステータコアと呼ぶ場合がある。
上述したような電動機の巻線部では、銅損や鉄損等の要因により熱が発生する。電動機に高負荷が要求される場合、巻線部に大電流を流す必要があり、したがって、巻線部は急激に発熱する。巻線部の温度が既定の温度を超えると、銅製ワイヤの絶縁被膜が溶融または焼損してしまう場合がある。この場合、絶縁被膜から露出した銅が近隣の導体と接触して電気ショートを起こす虞がある。そこで、こうした不具合の発生を防止するため、巻線部に温度検出素子を固定し、巻線部が既定の温度を超えたことを迅速に且つ精確に検出する必要がある。巻線部に温度検出素子を固定する方法としては、次のような従来例が用いられていた。
図10A、図10Bは巻線部に温度検出素子を固定する方法の第1の従来例を示している。図10Aはリニアモータのステータを部分的に示す側面図、図10Bは図10Aに示したステータの底面図である。
第1の従来例によれば、図10A、図10Bに示すように、任意のステータコア6周りに在る巻線部7の外面に接着剤8によって温度検出素子9の感温部を固定する。
図11はステータの側面図によって第2の従来例を示している。
第2の従来例によれば、図11に示すように、巻線部7の外面に温度検出素子9の感温部を配置する。そして、巻線部7とステータコア6との間の隙間に紐10を通しながら巻線部4の一側部に紐を巻付けることにより、紐10と巻線部4との間に温度検出素子9の感温部を挟んで固定する。
さらに、特許文献1は、巻線部に温度検出素子を固定する他の方法を開示している。
特許文献1に記載の方法では、一端部が開口するように切欠が形成されたガイドを用意し、ガイドをステータコアと巻線部のコイルエンドとの間の隙間に挿入する。ガイドの他端部が挿入方向の先頭となり、当該他端部には弾性変形可能な引っ掛かり部が設けられている。その引っ掛かり部を変形させて隙間にガイドを挿入し、ガイドの他端部を隙間から出すと、引っ掛かり部が巻線部の開口縁部に引っ掛かり、ガイドが固定される。次に、ガイドの一端部の開口から切欠内に温度検出素子の感温部を挿入して、感温部を巻線部の内側面に接触させる。また、温度検出素子が収容されるべき切欠の底部にばね性を有する構造を形成し、これにより、温度検出素子の感温部を巻線部の内側面に強く押圧している。
特開2003−92858号公報
しかし、上述した第1の従来例では、巻線部7の外面に温度検出素子9の感温部を接着してから接着剤が完全に硬化するまでに、温度検出素子9の位置がずれてしまうことがある。これにより、巻線部7の測定を望む箇所とは別の箇所に温度検出素子9の感温部が固定されてしまい、想定していた温度検出精度を得られないという問題が発生する。
一方、上述した第2の従来例では、巻線部4の一側部に紐を巻付けて温度検出素子9の感温部を固定するため、その固定は容易ではなく、多くの作業工数が必要となる。さらに、巻線部7の測定を望む箇所に温度検出素子9の感温部を正確に固定するためには、ある程度の熟練を必要とする。
また、第1の従来例のように接着剤を使用した固定方法では、接着剤が完全に硬化した後に温度検出素子の位置を修正することは困難である。一方、第2の従来例のように紐を使用した固定方法では、温度検出素子の位置を修正することは可能であるが、その修正には多くの手間と時間を要する。紐を解いて温度検出素子の位置を調整し、再び紐を結ぶといった作業が生じるからである。
また、特許文献1に記載されるような他の従来例では、温度検出素子の感温部を巻線部の内側面に接触させるため、巻線部の内側面の形状、例えば曲率に合わせて、ガイドおよび感温部の外側面の形状を設計する必要がある。つまり、巻線部の内側面にガイドおよび感温部の各外側面を密着させる方法が採用されている。このため、ステータコアとコイルエンドとの間隙にガイドおよび温度検出素子を挿入した後において、ステータコアと巻線部のコイルエンドとの間の隙間からガイドを取外すことは簡単ではない。
さらに、特許文献1においては、挿入方向の先頭となるガイドの他端部に引っ掛かり部を設け、これを隙間から出して巻線部の開口縁部に引っ掛けている。このため、隙間からガイドを取外す際に引っ掛かり部を変形させる作業が必要となる。
したがって、特許文献1に記載される方法もまた、巻線部の内側面に対して温度検出素子の感温部の位置を固定または調整することは容易でない。
そこで本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、電動機のステータにおける巻線部に対して温度検出素子の位置を容易に且つ正確に固定および調整することが可能な固定具、そのような固定具を備えた電動機、および、温度検出素子の固定方法を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様によれば、電動機におけるステータコアの周囲に設けられた巻線部に温度検出素子を固定する固定具であって、ステータコアと巻線部との間の隙間に挿入されるべき本体と、本体の一側面における該本体の一端側に形成され、巻線部の開口縁部に係止する係止部と、を備える固定具が提供される。さらに、第一の態様の固定具では、さらに本体の一側面に温度検出素子の感温部を収容する凹部が形成されている。そして、凹部の深さは、温度検出素子の感温部における最大厚みよりも小さいことを特徴とする。この第一の態様により上述の課題が解決される。しかし、本発明は、第一の態様に限られず、以下の第二ないし第七の態様のいずれかを提供することもできる。
本発明の第二の態様によれば、第一の態様の固定具であって、本体の他端に温度検出素子のリード線を凹部から該他端に通過させるための穴が形成されている、固定具が提供される。
本発明の第三の態様によれば、第一または第二の態様の固定具であって、穴の寸法が感温部よりも小さい固定具が提供される。
本発明の第四の態様によれば、第一から第三の態様のいずれかの固定具であって、突起から延びていて、一側面と対面する位置に配置された板状部材をさらに備えた、固定具が提供される。
本発明の第五の態様によれば、ステータコアと、該ステータコアの周囲に設けられた巻線部と、感温部とリード線とを有する温度検出素子と、第一から第四の態様のいずれかの固定具と、を備えた電動機が提供される。さらに、第五の態様の電動機によれば、凹部に感温部が収容され、隙間に本体が該本体の一端を後端として挿入され、巻線部の開口縁部に係止部が係止され、かつ、巻線部の内側面に感温部が密着しているようにした、電動機が提供される。
本発明の第六の態様によれば、第五の態様の電動機において、ステータコアの周辺部が樹脂成形により作製されている、電動機が提供される。
本発明の第七の態様によれば、ステータコアと、該ステータコアの周囲に設けられた巻線部と、感温部とこれに電気接続されたリード線とを有する温度検出素子と、を備えた電動機において、固定具により巻線部に温度検出素子を固定する方法が提供される。特に、この方法は、固定具として、上記第一の態様の固定具を用意する。そして、感温部を固定具の凹部に収容し、本体を隙間に、一端を後端として挿入するとともに、一側面が巻線部の内側面に向くように挿入し、さらに、係止部を巻線部の開口縁部に係止すること含む、電動機における温度検出素子の固定方法が提供される。
本発明の第一、第五、および第七の態様によれば、固定具の本体の一側面に温度検出素子の感温部を収容する凹部を形成し、凹部の深さを、温度検出素子の感温部における最大厚みよりも小さくしている。このため、凹部に収容された感温部の外面は本体の一側面よりも突出した状態となる。したがって、ステータコアと巻線部との間の隙間に固定具の本体を、該本体の一側面が巻線部の内側面に向くように挿入すると、巻線部の内側面に感温部が密着する。こうした単純な作業により、感温部を巻線部の内側面に接触させられるので、巻線部に対して温度検出素子の位置を容易に固定および調整することができる。
さらに、上記の隙間に固定具の本体を挿入していくと、巻線部の開口縁部に係止部が係止されるので、巻線部に対して温度検出素子の位置を正確に固定することができる。
本発明の第二の態様によれば、固定具の本体の凹部に収容された温度検出素子の感温部から延びるリード線を、凹部から穴に通して固定具本体の外側へ引出すことができる。
本発明の第三の態様によれば、第二の態様の固定具において、リード線を通過させている穴の寸法が感温部よりも小さい。このため、リード線を引っ張ったとしても、感温部は穴から固定具本体の外側へ脱落しない。
本発明の第四の態様によれば、固定具の本体を上記の隙間に挿入した際、巻線部の開口縁部に係止部が係止されるとともに、本体の一側面と板状部材とによって巻線部が挟持される。このため、本体の一側面よりも突出している感温部の外面を巻線部の内側面に接触させ、且つ、感温部と巻線部との密着性を高めることができる。
本発明の第六の態様によれば、ステータコアの周辺部が樹脂成形により作製されている電動機に上記態様の固定具を使用することにより、温度検出素子の感温部を巻線部の内側面に確実に接触させることができる。すなわち、本発明による固定具は、感温部を固定具の本体の一側面より突出させる手段として、ばね性を有する板状部材を本体の凹部の底面部に備えていない。したがって、ステータの一部を樹脂成形により作製する場合、高温の樹脂の熱によって上記の板状部材が変形するという問題は発生しない。このため、感温部が巻線部の内側面に確実に接触している樹脂成形製電動機を得ることができる。
添付図面に示される本発明の典型的な実施形態の詳細な説明から、本発明のこれらの目的、特徴および利点ならびに他の目的、特徴および利点がさらに明確になるであろう。
本発明の一実施形態による電動機のステータを部分的に示す側面図である。 図1の線A−A’に沿って見た断面図である。 本実施形態の固定具に温度検出素子を収容した状態の正面図である。 図3Aに示される温度検出素子および固定具の側面図である。 本実施形態の温度検出素子の正面図である。 図4Aに示した温度検出素子をリード線先端側から見た底面図である。 本実施形態の固定具の正面図である。 図5Aに示される固定具の側面図である。 図5Aに示される固定具の裏面図である。 図5Aに示される固定具の底面図である。 本実施形態の固定具を巻線部に取付ける第1の工程を示した図である。 本実施形態の固定具を巻線部に取付ける第2の工程を示した図である。 その他の実施形態の固定具を示す正面図である。 図7Aに示される固定具の右側面図である。 図7Aに示される固定具の底面図である。 その他の実施形態の固定具を温度検出素子とともに巻線部に取付けた状態を示した図である。 一般的な電動機の内部構成を概略的に示した図である。 巻線部に温度検出素子を固定する方法の第1の従来例を示す側面図である。 巻線部に温度検出素子を固定する方法の第1の従来例を示す底面図である。 巻線部に温度検出素子を固定する方法の第2の従来例を示す側面図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の図面において、同様の部材には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これらの図面は縮尺を適宜変更している。以下では、リニアモータのステータを例にして本発明を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。また、以下では図10A、図10B、および図11に示した従来の構成要素と同じものには同一の符号を使用して説明することとする。
図1は本発明の一実施形態による電動機のステータを部分的に示す側面図、図2は図1の線A−A’に沿って見た断面図である。
本実施形態のステータは、図1に示すように、一直線に延ばした磁性板上に複数の凸部、すなわちステータコア6を当該磁性板の延在方向に間欠的に形成したものである。ステータコア6には巻線部7が形成されている。巻線部7はステータコア6周りに巻回された銅製ワイヤ(導線)からなる部分であり、銅製ワイヤは絶縁被膜(不図示)により被覆されている。このように構成されたステータは、直線動作を発生させる電動機、いわゆるリニアモータに採用される。勿論、本実施形態のステータを円筒形状に湾曲させることにより、回転トルクを発生させる電動機のステータとして適用できる。
巻線部7の温度を測定するために、ステータコア6と巻線部7(より好ましくは巻線部7のコイルエンド)との間の隙間に温度検出素子9が挿入されている。さらに、その隙間に挿入された温度検出素子9の感温部が巻線部7の一側面に接触した状態および位置を保てるように、温度検出素子9を固定するための固定具11が使用されている。
ここで、温度検出素子9および固定具11の構成について詳述する。
図3Aは固定具11に温度検出素子9を収容した態様の正面図、図3Bは図3Aに示される温度検出素子9および固定具11の側面図である。図4Aは温度検出素子9の正面図、図4Bは図4Aに示した温度検出素子9をリード線先端側から見た底面図である。また、図5Aは固定具11の正面図、図5Bは図5Aに示される固定具11の側面図、図5Cは図5Aに示される固定具11の裏面図、図5Dは図5Aに示される固定具11の底面図である。
本実施形態の温度検出素子9は熱電対である。図4Aおよび図4Bから分かるように、温度検出素子9は、温度測定を望む箇所に設置されるべき感温部9aと、感温部9aに電圧を印加するための一体化された2本のリード線9bと、を備えている。
図5A〜図5Dを参照すると、本実施形態の固定具11は略直方体形状の本体を実質的に有している。固定具11の一側面11aには、温度検出素子9を収容する凹部12が形成されている。凹部12は固定具11の一端11bの近傍から他端11cの近傍まで延在している。
一側面11aから凹部12の底面12aまでの深さBは、温度検出素子9の感温部9aの厚みA(図4A参照)よりも小さい。このように凹部12の深さを規定しているので、図3Aおよび図3Bに示すように凹部12内に感温部9aを収容すると、感温部9aの外面の一部が固定具11の一側面11aよりも突出する。なお、本実施形態の感温部9aは実質的に球形状からなるものとするが、凹部12内への収容時に固定具11の一側面11aよりも突出するならば、球形状に限定されない。
さらに、固定具11の一側面11aから板状の突起13が一端11bに沿って突出している。この突起13は、図2に示したように固定具11をステータコア6と巻線部7との間の隙間に挿入した際に巻線部7の開口縁部に係止する係止部として設けられている。なお、突起13は、固定具11の本体とは別の部材を使って設けられていてもよい。
さらに、固定具11の他端11cには、凹部12の空間に連通する穴14が形成されている。凹部12内に温度検出素子9を収容した際、温度検出素子9のリード線9bを穴14に通して固定具11の外側に引出すことができる。
本実施形態の穴14は矩形に形成されており、その短手方向の寸法Cは温度検出素子9の感温部9aの厚みA(図4A参照)よりも小さいことが好ましい。これにより、凹部12内に収容された温度検出素子9の感温部9aがリード線9bの延びる方向に移動させられても、感温部9aは穴14から固定具11の外側へ脱落しなくなる。
次に、図1〜図6Aおよび図6Bを参照しながら、上述した固定具11によって温度検出素子9を巻線部7に固定する方法について説明する。図6Aに固定具11を巻線部7に取付ける第1の工程を示し、図6Bに第2の工程を示している。なお、図6Aおよび図6Bはステータコア6を図1中の矢印Dの方向から示した図とする。
まず、電動機の組立作業員もしくは組立装置(不図示)は、図4Aおよび図4Bに示した温度検出素子9の感温部9aを、図3Aおよび図3Bに示されるように固定具11の凹部12内に収容する。続いて、図3Aおよび図3Bに示されるように、温度検出素子9のリード線9bを凹部12内に収容しつつ、穴14に通して固定具11の外側に引出す。
次いで、図6Aおよび図6Bから分かるように、ステータコア6と巻線部7との間の隙間Eに、温度検出素子9が収容された固定具11を挿嵌する。このとき、図1および図2に示すように、固定具11を、隙間Eに向かってリード線9bが先頭となる向きにし、隙間Eにリード線9bを通しながら固定具11を挿入する。固定具11の一端11bはその挿入方向の後端となっている。
上述したような固定具11の隙間Eへの挿入工程において、固定具11の凹部12の深さBは温度検出素子9の感温部9aにおける最小の厚みAよりも小さい。このため、図3Aおよび図3Bに示すように凹部12内に感温部9aを収容すると、感温部9aの外面の一部が固定具11の一側面11aよりも突出している。したがって、図2に示すように固定具11を隙間Eに挿嵌したときに、感温部9aを巻線部7の内側面に確実に接触させることができる。
なお、本実施形態では、感温部9aの外面を固定具11の一側面11aよりも突出させるために、従来技術の欄で説明した特開2003−92858号に記載の方法のようにばね性を有する板状部材が凹部12の底面12aに設けられていない。電動機の小型化および軽量化のために、ステータの一部を樹脂成形により作製することがある。この場合、金型内においてステータコア6の周辺部に高温の樹脂が流れることがあり、その熱によって上記の板状部材が変形することが考えられる。したがって、電動機の一部または全部を樹脂成形により作製する場合には、温度検出素子9の感温部9aを巻線部7の内側面に確実に接触させられない虞がある。これに対して、本実施形態では上記の板状部材を使用していないので、上述したような虞は生じにくい。
また、固定具11を隙間Eに挿入していくと、固定具11の一端11b側に設けられた突起13が巻線部7の開口縁部に掛かる(図1および図2参照)。このため、固定具11の挿入工程において、隙間Eへの固定具11の挿入方向に関する固定具11の位置を一定にできる。さらに、隙間Eに固定具11を挿入している間、凹部12内において感温部9aが固定具11の挿入方向とは反対の方向に移動できないように、感温部9aの位置は凹部12の一端面12bにより規制される。このため、凹部12の一端面12bの位置により、凹部12内における感温部9aの位置を決めることができる。
つまり、固定具11の凹部12内に収容された温度検出素子9の感温部9aもまた、隙間Eへの固定具11の挿入方向に関して常に同じ箇所に配置することができる。したがって、固定具11の挿入工程において、温度検出素子9の感温部9aを巻線部7の測定を望む箇所に設置することが可能となる。
以上のように、ステータコタ6と巻線部7との間の隙間Eに固定具11を挿嵌するといった単純な工程により、温度検出素子9の感温部9aを巻線部7の内側面の測定を望む箇所に確実に接触させることができる。このため、巻線部7に大電流を流したとき、巻線部7の測定を望む箇所が発熱して既定の温度を超えたことを迅速に且つ精確に検出できる。
また、温度検出素子9の感温部9aを巻線部7の内側面に接触させる作業は、上述したように固定具11の隙間Eへの挿入という単純な作業である。このため、人手作業のみならず自動化も可能である。
巻線部7に対する温度検出素子9の位置を調整する必要を生じた場合は、固定具11を隙間Eから押出すまたは抜出して、簡単に温度検出素子9の位置を調整することができる。さらに、温度検出素子9の交換も容易である。
なお、固定具11はプラスチックやゴム等の絶縁部材から作製されているか、または、表面を絶縁被膜により被覆したものであることが好ましい。
また、上記の実施形態では、温度検出素子9の感温部9aを巻線部7の内側面に密着させるため、上記の隙間Eよりも固定具11の厚みが大きいことが好ましい。しかし、巻線部7に対する感温部9の密着性を高めるために、以下に示すような他の実施態様を採用することも考えられる。
以下、本発明の他の実施形態について説明する。図7Aはその他の実施形態の固定具21の正面図、図7Bは図7Aの態様の側面図、図7Cは図7Aの態様の底面図である。図8はその他の実施形態の固定具の本体21を巻線部7に取付けた状態を示しており、図2に対応した図である。なお、これらの図において、前述した実施形態の固定具11と同じ構成要素には同一の符号を用いている。
図7A、図7B、および図7Cに示される実施形態の固定具は、略直方体形状の本体21を有している。本体21の一側面21aには、温度検出素子9を収容する凹部12が形成されている。凹部12は本体21の一端21bの近傍から他端21cの近傍まで延在している。一側面21aからの凹部12の深さは、前述した実施形態と同じように温度検出素子9の感温部9aの厚みよりも小さい。このため、凹部12内に感温部9aを収容すると、感温部9aの外面の一部が本体21の一側面21aよりも突出した状態となる。
さらに、本体21の一側面21aから板状の突起13が一端21bに沿って突出している。この突起13は、前述した実施形態と同じように固定具の本体21をステータコア6と巻線部7との間の隙間Eに挿入した際に巻線部7の開口縁部に係止する係止部として用いられる。
本体21の他端21cには、凹部12の空間に連通する穴14が形成されている。穴14は矩形に形成されており、その短手方向の寸法は温度検出素子9の感温部9aの厚みよりも小さいことが好ましい。これは、凹部12内に収容された感温部9aを穴14から固定具11の外側へ脱落させないためである。
加えて、図7A、図7B、および図7Cに示すように、本体21の一側面21aと対面する位置に板状部材15が配置されている。板状部材15は突起13から延びるように突起13と一体的に形成されている。一側面21aと板状部材15との間の隙間は巻線部7の厚みよりも小さいことが好ましい。なお、突起13および板状部材15は、固定具の本体21とは別の部材を使って設けられていてもよい。
以上に説明した他の実施形態では、図8に示すように本体21をステータコア6と巻線部7との間の隙間Eに挿入した際、突起13が巻線部7の開口縁部に掛かるだけでなく、本体21の一側面21aと板状部材15とによって巻線部が挟持される。このため、本体21の一側面21aよりも突出している感温部9aの外面を巻線部7の内側面に接触させ、且つ、感温部9aと巻線部7との密着性を高めることができる。勿論、このような効果だけでなく、上述の固定具11が奏する効果も得られる。
なお、以上では、リニアモータのステータを例にして本発明を説明したが、本発明はこれに限定されず、回転トルクを発生させる電動機のステータにも適用できる。また、本発明の範囲は、本発明の固定具を使用して製造した電動機、および該電動機を備えた工作機も包含する。
以上、本発明の実施形態を示したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の思想を逸脱しない範囲で上述の実施形態を様々な形、構造や材料などに変更可能である。
6 凸部(ステータコア)
7 ワイヤ
9 温度検出素子
9a 感温部
9b リード線
11 固定具
11a 固定具の一側面
11b 固定具の一端
11c 固定具の他端
12 凹部
12a 凹部の底面
12b 凹部の一端面
13 突起(係止部)
14 穴
15 板状部材
21 固定具の本体
E ステータコアと巻線部との間の隙間

Claims (7)

  1. 電動機におけるステータコア(6)の周囲に設けられた巻線部(7)に温度検出素子(9)を固定する固定具であって、
    前記ステータコア(6)と前記巻線部(7)との間の隙間(E)に挿入されるべき本体(11、21)と、
    前記本体の一側面(11a、21a)における前記本体の一端(11b、21b)側に形成され、前記巻線部(7)の開口縁部に係止する係止部(13)と、を備え、
    さらに前記本体の一側面(11a、21a)には、前記温度検出素子(9)の感温部(9a)を収容する凹部(12)が形成されており、
    前記凹部(12)の深さ(B)は、前記温度検出素子(9)の感温部(9a)における最大厚み(A)よりも小さいようにした、固定具。
  2. 前記本体の他端(11c、21c)には、前記温度検出素子(9)のリード線(9b)を前記凹部(12)から前記他端に通過させるための穴(14)が形成されている、請求項1に記載の固定具。
  3. 前記穴(14)の寸法が前記感温部(9a)よりも小さくされている、請求項2に記載の固定具。
  4. 前記係止部(13)から延びていて、前記一側面(21a)と対面する位置に配置された板状部材(15)をさらに備えた、請求項1から3のいずれか一項に記載の固定具。
  5. ステータコア(6)と、該ステータコアの周囲に設けられた巻線部(7)と、感温部(9a)とこれに電気接続されたリード線(9b)とを有する温度検出素子(9)と、請求項1から4のいずれか一項に記載の固定具と、を備えた電動機であって、
    前記凹部(12)に前記感温部(9a)が収容され、前記隙間(E)に前記本体(11、21)が前記一端(11b、21b)を後端として挿入され、前記巻線部(7)の開口縁部に前記係止部(13)が係止され、かつ、前記巻線部(7)の内側面に前記感温部(9a)が密着しているようにした、電動機。
  6. 前記ステータコア(6)の周辺部が樹脂成形により作製されている、請求項5に記載の電動機。
  7. ステータコア(6)と、該ステータコアの周囲に設けられた巻線部(7)と、感温部(9a)とこれに電気接続されたリード線(9b)とを有する温度検出素子(9)と、を備えた電動機において、固定具により前記巻線部(7)に前記温度検出素子(9)を固定する方法であって、
    前記固定具は、
    前記ステータコア(6)と前記巻線部(7)との間の隙間(E)に挿入されるべき本体(11、21)と、
    前記本体の一側面(11a、21a)における前記本体の一端(11b、21b)側に形成され、前記巻線部(7)の開口縁部に係止する係止部(13)と、を備え、
    さらに前記本体の一側面(11a、21a)には、前記温度検出素子(9)の感温部(9a)を収容する凹部(12)が形成されており、
    前記凹部(12)の深さ(B)は、前記温度検出素子(9)の感温部(9a)における最大厚み(A)よりも小さいようにしており、
    前記感温部(9a)を前記凹部(12)に収容し、
    前記感温部(9a)を収容した前記本体(11、21)を前記隙間(E)に、前記一端(11b、21b)を後端として挿入するとともに、前記一側面(11a、21a)が前記巻線部(7)の内側面に向くように挿入し、
    前記係止部(13)を前記巻線部(7)の開口縁部に係止する、電動機における温度検出素子の固定方法。
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