JP5984168B1 - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯機の車内置き忘れや同乗者による車外持ち出しの発生を未然に察知し事前警報することが可能な無線通信システムを得る。【解決手段】車両100のドアが開いた時点の携帯機2の位置をLF送信アンテナ31a〜31dからの送信信号の携帯機2による受信電界強度により推定し、ユーザ200に携帯されていない可能性の高い「運転席領域の範囲外」に携帯機2がある場合、あるいは、携帯機2の移動の有無および移動方向に基づいてユーザ200の置き忘れまたは同乗者による持ち出しの可能性が高いと判断される場合に、車内ブザー91及びインフォメーションディスプレイ92から、事前に、車内のユーザ200に警報する。【選択図】図1

Description

この発明は無線通信システムに関し、特に、車両に搭載された車載無線通信装置(以下、「車載機」という)と、ユーザによって携帯される携帯無線通信装置(以下、「携帯機」という)とを備えた無線通信システムに関し、携帯機の置き忘れや持ち出しを発生前の兆候より検知し事前に警告出来るスマートキーレスエントリシステムを実現するための無線通信システムに関するものである。
従来から、車両のドアの施錠や解錠をユーザの携帯機からの遠隔操作によって行うキーレスエントリシステムが知られている。また、携帯機を操作することなく、ドアの施錠や解錠を行うスマートキーレスエントリシステムもよく知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1においては、車載機および携帯機を有するキーレスエントリシステムにおいて、携帯機に内蔵されたRSSI(Received Signal Strength Indicator:受信信号強度測定器)機能を使用して、携帯機とLF送信アンテナとの距離を測定し、あらかじめ定められた距離閾値を超えるか否かに応じて、携帯機が車内に有ると判断したときだけ車両の駆動動力源(エンジンやモータ)の始動操作を許可し、また、車外よりドアを施錠しようとしたとき、携帯機が車内に有ると閉じ込めに対する警報を発する。
特開2006−319845号公報
特許文献1においては、スマートキーシステムで携帯機を車内に置き忘れて車外より施錠操作をすると警報はされるが、気付かずに車両から離れた場合、閉じ込め防止で施錠されない車内に携帯機を残す事になり、第3者による車上荒らしや車両乗り逃げの被害に遭う可能性がある。
また、特許文献1では、同乗者が意図せずに携帯機を車外に持ち出し、車内に他の携帯機が残っていない場合、エンジンの再始動や施錠が出来ない事態に陥る可能性がある。そのため、運転手に車内への置き忘れや同乗者による持ち出しの警報をする必要がある。
特許文献1のスマートキーシステムでは、ドアが閉じられたときに車内に有る携帯機を確認し、その結果を、置き忘れや持ち出し警報の判断に使っている。
その為、運転手の携帯機の車内置き忘れ警報では、運転手の降車後の施錠操作時に警報を行うため、警報手段が車外ブザーなどに限られ、大音量では騒音問題になり、低音量では聞き逃しの発生を生じ易い。また、車外ブザーの警報はアンサーバックなどと兼用されており、即座に何の警報であるか理解するのは難しく慣れを要する。
また、同乗者による意図しない携帯機の車外持ち出しの場合も、同乗者が急いでいるとドアを閉めながら車両から離れる為、運転手が警報に気付いた時には同乗者が呼び戻せない距離まで離れてしまうことも懸念される。
単純にドア開になってから携帯機の位置を追跡し続けて、車内から車外に出たタイミングで警報する方法も考えられるが、これでは携帯機を持った人が車外に出てからの警報となり、特許文献1と同様に、車外ブザーでの警報となり、特許文献1に記載のドア閉タイミングでの警報に対して、十分に改善されたとは言えない。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、携帯機の置き忘れおよび同乗者による持ち出しを事前に検知し警告することが可能な、無線通信システムを得ることを目的とする。
この発明は、車両に搭載された無線通信機能を有する車載機と、前記車両のユーザによって携帯され、前記車載機との間で無線通信を行う携帯機とを備え、前記車載機は、前記携帯機に対して送信するための電界強度測定用信号および認証要求信号を生成するとともに、前記車両に設けられた警告発生器に対して警告の発生/禁止を指示する車載機CPUと、前記携帯機の認証処理を行うための認証コードを記憶する車載機メモリと、前記車載機CPUで生成された前記電界強度測定用信号および前記認証要求信号を前記携帯機に送信する車載機送信回路と、前記認証要求信号に対する認証応答信号を前記携帯機から受信する車載機受信回路とを有し、前記携帯機は、前記車載機からの前記認証要求信号に対する前記認証応答信号を生成する携帯機CPUと、前記車載機に送信するための認証コードを記憶する携帯機メモリと、前記車載機から前記電界強度測定用信号および前記認証要求信号を受信する携帯機受信アンテナと、前記携帯機受信アンテナで受信した前記電界強度測定用信号の受信電界強度を測定して受信電界強度信号を出力する電界強度測定回路と、前記携帯機受信アンテナで受信した前記認証要求信号に対して前記携帯機CPUが生成した前記認証応答信号と、前記携帯機メモリ内の前記認証コードと、前記受信電界強度信号とを、前記車載機に送信する携帯機送信アンテナとを有し、前記車載機CPUは、前記携帯機から受信した認証コードと前記車載機メモリ内の認証コードとの照合を行って、前記携帯機の認証処理を行うとともに、前記車両に設けられたドアのうちの少なくとも1つが開扉されたときに、前記車載機送信回路により前記電界強度測定用信号を送信し、送信した前記電界強度測定用信号に対する受信電界強度信号を前記携帯機から受信して、受信した前記受信電界強度信号に基づいて前記携帯機の位置を推定する位置推定を行い、前記位置推定の結果、前記携帯機が、前記車両内の運転席の設置範囲を含む運転席領域の範囲外にあると判定した状態で、前記車両の運転席ドアが開扉された場合は、前記携帯機の前記車両内への置き忘れを警告するための置き忘れ事前警告を発生するよう前記警告発生器に対して警告発生指示を出力し、前記運転席ドア以外の前記車両のドアが開扉された場合は、前記ユーザ以外の前記車両の同乗者による前記携帯機の持ち出しを警告するための持ち出し事前警告を発生するよう前記警告発生器に対して警告発生指示を出力する無線通信システムである。
この発明によれば、車両に設けられたドアが開扉されたときに、携帯機2の位置を推定し、当該位置から、運転者であるユーザの置き忘れ、あるいは、同乗者による持ち出しの可能性が高いと判定された場合に、ユーザに対して警告する構成にしたため、携帯機の置き忘れおよび同乗者による持ち出しを事前に検知し警報することができる。
この発明の実施の形態1に係るスマ−トキーエントリーシステムの概略構成図である。 実施の形態1における車載機の回路構成図である。 実施の形態1における携帯機の回路構成図である。 実施の形態1における車内模式図である。 実施の形態1において車室内判定の実施例説明図である。 実施の形態1において車室内前側判定の説明図である。 実施の形態1においてダッシュボード判定の説明図である。 実施の形態1において運転席、助手席判定の説明図である。 実施の形態1において車室内右側判定の説明図である。 実施の形態1において車室内左側判定の説明図である。 実施の形態1において運転手が携帯機を携帯している可能性が高いエリアの判定の説明図である。 実施の形態1において運転席のドアが開いた場合の判定の説明図である。 実施の形態1において携帯機の置き忘れや持ち出しの可能性の低い検出エリアの判定の説明図である。 実施の形態1において携帯機の置き忘れや持ち出しの可能性の高い検出エリアの判定の説明図である。 実施の形態1において携帯機の静止判定の説明図である。 実施の形態1において運転席、助手席の両方のドアが開いた場合の説明図である。 実施の形態1において助手席での携帯機移動方向推定の説明図である。 実施の形態1においてダッシュボードでの携帯機移動方向推定の説明図である。 実施の形態1において後席の検出エリア判定の説明図である。 実施の形態1において後席での携帯機移動方向推定の説明図である。 実施の形態1において荷室での携帯機移動方向推定の説明図である。 実施の形態1において乗車時の携帯機位置記憶を使った携帯機移動方向推定の説明図である。
実施の形態1.
以下、図1〜図3を参照しながら、この発明の実施の形態1に係る無線通信システムについて、当該無線通信システムをスマートキーレスエントリシステムに適用した場合を例にとって詳細に説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係るスマートキーレスエントリシステムの構成を概略的に示す平面構成図である。図1において、スマートキーレスエントリシステムは、概して、車両100に搭載された車載機1と、車両100のユーザ200が携帯する携帯機2とから構成される。車両100には、車載機1に接続されて、車載機1と協働する他の回路要素として、制御装置4と、LF送信アンテナ31a〜31eと、RF受信アンテナ32と、リクエストスイッチ33a,33b,33cと、スタートスイッチ34とが設けられている。
車載機1は、RF受信アンテナ32を介して、携帯機2からの遠隔操作信号を受信した際に、制御装置4を介して、車両100に設けられたドアの解錠操作または施錠操作などを行う。また、車載機1は、ユーザ200によるドアの開閉動作、または、リクエストスイッチ33a、33b、33cまたはスタートスイッチ34の操作に応答して、LF送信アンテナ31a〜31eから、携帯機2に対してLF信号の近距離送信を行い、携帯機2の認証および位置検知などを行う。
LF送信アンテナ31a,31bは、それぞれ、車両100の車室内101に設置されている。具体的には、LF送信アンテナ31aが前席側に設置され、LF送信アンテナ31bが後席側に設置されている。また、LF送信アンテナ31c,31dは、それぞれ、車両100の右ドア部および左ドア部に設置され、LF送信アンテナ31eは車両100の後部に設置されている。LF送信アンテナ31eは、バンパー上部や後部ウインドウに設けてよいが、車両100の荷室ドアに設けてもよい。また、リクエストスイッチ33a,33b,33cは、ユーザ200が操作しやすいように、それぞれ、車両100の左右ドア部および後部に設置されている。
制御装置4は、車両100のダッシュボードに設けられている。制御装置4には、車内ブザー91とインフォメーションディスプレイ92とが接続されている。制御装置4は、車載機1が携帯機2の車内への置き忘れや同乗者の持ち出しの兆候を事前に察知したときに、車載機1からの指令に従って、車内ブザー91およびインフォメーションディスプレイ92のそれぞれに対して、吹鳴指令および表示指令を送信する。車内ブザー91は、車両100の車室内101に設置され、制御装置4からの吹鳴指令に応じて、携帯機2の置き忘れあるいは持ち出しに対する警報を吹鳴でユーザ200に知らせる。インフォメーションディスプレイ92は、車両100の車室内101で、かつ、運転席前方のダッシュボードまたはインストルメント・パネル等の運転席から見やすい場所に設置され、制御装置4からの表示指令に応じて、携帯機2の置き忘れあるいは持ち出しに対する警告メッセージを表示し、ユーザ200に知らせる。
LF送信アンテナ31a〜31eは、携帯機2に対して無線送信を行う。RF受信アンテナ32は、携帯機2からの無線送信を受信する。リクエストスイッチ33a,33b,33cは、ユーザ200の施錠および開錠の意思を受け付ける。また、スタートスイッチ34は、ユーザ200の操作によるエンジン始動および走行スタンバイ状態への移行要求を受け付ける。車外ブザー81は、施錠および開錠時のアンサーバック、および、ドア開状態での施錠操作または携帯機2の置き忘れあるいは持ち出しに対する警報を、吹鳴でユーザ200に知らせる。制御装置4は、車両100のイグニッションスイッチ(図示せず)に関する制御を行うとともに、車両100のドアの施錠および解錠の制御を行う。さらに、制御装置4は、システムの状態表示および異常警告表示をインフォメーションディスプレイ92へ表示させるための表示指令を行うとともに、異常状態警報を車内ブザー91の吹鳴させるための吹鳴指令を行う。なお、車外ブザー81、車内ブザー91、および、インフォメーションディスプレイ92は、ユーザ200に対して、置き忘れあるいは持ち出しに対する警報及びメッセージ表示を含めた種々の警告を行うための車両に設けられた「警告発生器」を構成している。
図1に示したスマートキーレスエントリシステムにおいて、車載機1は、携帯機2から送られてくる信号を受信し、受信信号の内容に応じて、イグニッション操作の許可または禁止を判定し、制御装置4に対して、イグニション操作の許可または禁止を指示する。また、車載機1は、携帯機2からの受信信号の内容に応じて、ドアの施錠または解錠を判定し、制御装置4に対して、ドアの施錠または解錠を指示する。
なお、以下の説明において、車載機1から携帯機2への通信は、LF通信方式(Low Frequency Communication Method)を使用し、変調処理後の信号を使用するものとする。一方、携帯機2から車載機1への通信は、代表的に、最も一般的なRF通信方式(Radio Frequency Communication Method)を使用し、変調処理後の信号を使用するものとする。
図2は、図1に示す車載機1の回路構成を示すブロック図であり、前述(図1参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。図2において、車載機1は、各種演算処理機能を有する車載機CPU10(以下、単に「CPU10」という)と、CPU10に属するROMおよびRAMを含む車載機メモリ11(以下、単に「メモリ11」という)と、LF送信回路12と、RF受信回路13と、スイッチ入力回路17とを備えている。
CPU10には、LF送信回路12を介して、LF送信アンテナ31a〜31eが接続されている。また、CPU10には、RF受信回路13を介して、RF受信アンテナ32が接続されている。また、CPU10には、スイッチ入力回路17を介して、リクエストスイッチ33a,33b,33cおよびスタートスイッチ34が接続されている。さらに、CPU10には、制御装置4が接続されている。
メモリ11内には、携帯機2から認証応答信号とともに送信されてくる認証コード220を認証するための認証コード110が記憶されている。認証コード110,220については後述する。メモリ11は、受信データを受信した際に、当該データが携帯機2からのものであるかを認証する時に、認証コード110をCPU10に入力する。
CPU10は、車載機1の統合的な制御を行い、あらかじめメモリ11に記憶されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。
LF送信回路12は、変調回路121および増幅回路122を備えている。LF送信回路12内の変調回路121は、CPU10からの送信信号をLF周波数帯の搬送波で変調し、変調後の送信信号を生成する。なお、当該送信信号には、電界強度測定用信号および認証要求信号が含まれる。また、LF送信回路12内の増幅回路122は、変調回路121により変調された上記送信信号を増幅してLF送信アンテナ31a〜31eに送る。
LF送信アンテナ31a〜31eは、増幅回路122で増幅された送信信号を大気中に送信する。5つのLF送信アンテナ31a〜31eは、図1に示す位置に配置されている。LF送信アンテナ31aは、車両100の車室内101への送信に使用され、他の3つのLF送信アンテナ31c,31d,31eは、車両100の車外への送信に使用される。残りのLF送信アンテナ31bは予備で、アンテナ31aと同様に、車両100の車室内101にあり、アンテナ31aだけでは車両100の車室内101の全域を検知出来ないときに使用される。
RF受信回路13は、復調回路131および増幅回路132を備えている。増幅回路132は、大気中の無線信号を受信するRF受信アンテナ32に接続され、RF受信アンテナ32から入力される受信信号を増幅する。復調回路131は、増幅後の受信信号を復調し、得られた復調信号をCPU10に入力する。
図3は、図1に示す携帯機2の回路構成を示すブロック図であり、前述(参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。図3において、携帯機2は、各種演算処理機能を有する携帯機CPU20(以下、単に「CPU20」という)と、CPU20に属するROMおよびRAMを含む携帯機メモリ22(以下、単に「メモリ22」という)と、LF受信回路24と、LF受信アンテナ26a〜26cと、RF送信回路23と、RF送信アンテナ25と、入力回路21と、を備えている。
CPU20には、RF送信回路23と、LF受信回路24と、入力回路21とが接続されている。CPU20は、携帯機2の統合的な制御を行い、あらかじめメモリ22内に記憶されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。メモリ22内のROMには、認証コード220があらかじめ記憶されている。認証コード220は、携帯機2から車載機1への信号送信時に、車載機1において携帯機2を認証するために、認証コード110と照合するために必要なデータである。車載機1は、認証要求信号を携帯機2に対して送信し、それに応じて携帯機2から認証コード220が送信されてきたときに、当該認証コード220と自身のメモリ11内に記憶された認証コード110とを照合し、それらが一致したときに、携帯機2の認証成立と判定する。従って、車載機1は、認証が成立しない他の車両用の携帯機からの信号は受け付けない構成となっている。
LF受信回路24は、増幅回路240、復調回路241、および、RSSI(Received Signal Strength Indicator)回路242を備えている。増幅回路240およびRSSI回路242は、それぞれ、各LF受信アンテナ26a〜26cに対応して並列構成されているものとする。ここで、LF受信アンテナ26a〜26cは、携帯機2に設けられた受信アンテナである。増幅回路240は、LF受信アンテナ26a〜26cでLF受信された大気中の無線信号を増幅する。当該受信信号は、主に、車載機1からの上述した送信信号である。当該送信信号には、電界強度測定用信号および認証要求信号が含まれている。復調回路241は、増幅後の受信信号を復調し、得られた復調信号をCPU20に入力する。RSSI回路242は、増幅回路240での増幅度合いに基づき、車載機1からの電界強度測定用信号に対する各アンテナ26a〜26cにおける受信電界強度(RSSI値)を測定し、電界強度測定値を示す受信電界強度信号をCPU20に入力する。
CPU20は、認証コード220、認証応答信号、および、電界強度測定値が含まれた送信信号を生成し、RF送信回路23に入力する。RF送信回路23は、CPU20からの当該送信信号に基づき、RF周波数帯の搬送波を変調した送信信号を生成する。RF送信アンテナ25は、RF送信回路23からの上記送信信号を大気中に送信する。なお、ここでは図示を省略するが、RF送信回路23は、CPU20からの送信信号をRF周波数帯の搬送波で変調する変調回路と、変調後の送信信号を増幅する増幅回路とを備えている。
入力回路21は、携帯機2のユーザ200による操作入力を検出し、当該操作入力に応じた信号をCPU20に入力する。なお、操作入力には、ドアまたはトランクを施錠または解錠する操作入力などが含まれる。
車載機1および携帯機2は以上のように構成され、以下の動作を行う。
車載機1は、携帯機2の認証処理を行う際には、まず、CPU10で生成した認証要求信号をLF送信アンテナ31a〜31eから携帯機2に対して送信する。携帯機2は、認証要求信号を受信すると、CPU20で、認証応答信号を生成し、当該認証応答信号を、メモリ22内に記憶された認証コード220とともに、RF送信アンテナ25から、車載機1に対して送信する。車載機1は、当該認証応答信号と認証コード220を受信すると、携帯機2から受信した認証コード220と車載機1のメモリ11内に記憶された認証コード110との照合を行って、それらが一致したときに、携帯機2の認証が成立したと判定し、一致しなかった場合には、携帯機2の認証は不成立と判定する。
次に、車載機1は、認証が成立した携帯機2の位置推定を行う。本実施の形態1では、位置推定を開始するタイミングを、車両100に設けられたドアのうちの少なくとも1つが開扉されたときとして、以下、説明する。
車両100に設けられたドアのうちの少なくとも1つが開扉されたときに、車載機1のCPU10は、電界強度測定用信号を生成し、LF送信アンテナ31a〜31eから当該電界強度測定用信号を携帯機2に対して送信する。携帯機2は、当該電界強度測定用信号をLF受信アンテナ26a〜26cで受信し、RSSI回路242で、各LF受信アンテナ26a〜26cの受信電界強度(RSSI値)を測定し、当該受信電界強度(RSSI値)を示す受信電界強度信号を、CPU20およびRF送信回路23を介して、車載機1に対して、RF送信アンテナ25から送信する。車載機1は、当該受信電界強度信号を携帯機2から受信して、受信した受信電界強度信号に基づいて、携帯機2の位置を推定する。車載機1のCPU10は、当該位置推定の結果を基に、携帯機2の置き忘れ及び持ち出しの兆候があるか否かの事前判定を行う。
以下、図4〜図22を参照しながら、本実施の形態1における、携帯機2の置き忘れ及び持ち出しの事前判定方法について説明する。この際、携帯機2と車載機1の交信の詳細は上述した通りなので説明を省略し、車載機1のLF送信アンテナ31a〜31eと携帯機2の受信電界強度(RSSI値)との関係に注目し、携帯機2の置き忘れや持ち出しの事前検知に絞って説明する。
まずはじめに、この発明の実施の形態1による携帯機2の置き忘れや持ち出しの事前検知の原理について説明する。
図4〜図22に示す各車内模式図の構成について、代表図として図4を用いて説明する。
図4に示すように、車室内101には、運転席41、助手席42、後席43、ダッシュボード44が設置されている。また、車両100には、運転席ドア45、助手席ドア46、および、荷室47が設けられている。
LF送信アンテナ31aは、携帯機2が車内にあるか車外にあるかを判定するいわゆる車内外判定用で、車室内101の前寄りに設置されている。
LF送信アンテナ31bは、携帯機2が車内にあるか車外にあるかを判定するいわゆる車内外判定用で、車室内101の後ろ寄りに設置されている。
LF送信アンテナ31cは、運転席ドア45に取付けられており、携帯機2の運転席41側の車外認証用であるが、本実施の形態1では、車室内101における携帯機2の左右方向の位置の判定にも使用する。
LF送信アンテナ31dは、助手席ドア46に取付けられており、携帯機2の助手席42側の車外認証用であるが、本実施の形態1では、運転席ドア45が開けられ、アンテナ31cの位置が移動した時に、車室内101における携帯機2の左右方向の位置の判定にも使用する。
LF送信アンテナ31a,31bの通信エリアを図5に示す。
図5に示すように、車内エリア310aは、LF送信アンテナ31aからの出力に対して、携帯機2での受信電界強度(以下、「RSSI値」という)が、予め設定された閾値TH1を超えるエリアを示している。図5の例では、車内エリア310aは、運転席41と助手席42とダッシュボード44の領域を含んでいる。
また、車内エリア310bは、LF送信アンテナ31bからの出力に対して、携帯機2でのRSSI値が、予め設定された閾値TH2を超えるエリアを示す。図5の例では、車内エリア310bは、後部席43と荷室47の領域を含んでいる。
ここで、閾値TH1と閾値TH2は、車内エリア310aと車内エリア310bが互いに補完し合って車室内101内に携帯機2を検知出来ないエリアが発生しない様に、かつ、車内判定エリアの車外への到達エリアが許容範囲を超えない様に適宜設定される。
続いて、携帯機2の置き忘れや持ち出しの兆候を判定する方法について述べる。
車載機1は、車両100の何れかのドアが開かれたときに、乗員の降車意思と判断する。その時、携帯機2が車室内101にあり、運転手であるユーザ200が携帯機2を携帯している可能性が高ければ、車載機1は、ユーザ200による車内への置き忘れまたは同乗者による持ち出しの兆候は無いと判断する。逆に、ユーザ200が携帯機2を携帯している可能性が低ければ、車載機1は、ユーザ200による車内への置き忘れまたは同乗者による持ち出しの兆候が有ると判断する。
以下では、ユーザ200が携帯機2を携帯している可能性についての識別方法の具体例を説明する。
図6において、車両100の何れかのドアが開かれたときのLF送信アンテナ31aからの出力に対して、携帯機2でのRSSI値が予め設定された閾値TH3を超えるエリアを、車内エリア311aとする。閾値TH3は、車室内101において、携帯機2が車内エリア311a内にあることを判定出来る様に設定される。なお、車内エリア311aは、運転席41と助手席42とダッシュボード44の領域を含み、かつ、後席43及び荷室47の領域を含まない、エリアである。図6の例では、閾値TH3は、閾値TH1よりも、小さい値に設定されている。
図7において、車両100の何れかのドアが開かれたときのLF送信アンテナ31bからの出力に対して、携帯機2でのRSSI値が予め設定された閾値TH4を超えるエリアを、車内エリア311bとする。閾値TH4は、車室内101において、携帯機2が車内エリア311b内にあることを判定出来る様に設定される。なお、車内エリア311bは、運転席41と助手席42と後部席43と荷室47の領域を含み、かつ、ダッシュボード44の領域を含まない、エリアである。図7の例では、閾値TH4は、閾値TH2よりも大きい値に設定されている。
図8において、検出エリア312は、図6の車内エリア311aと図7の車内エリア311bとが重なったエリアを示す。すなわち、図8において、検出エリア312は、車両100の何れかのドアが開かれたときのLF送信アンテナ31aからの出力と携帯機2でのRSSI値に対する閾値TH3とで決定される車内エリア311aと、LF送信アンテナ31bからの出力と携帯機2でのRSSI値に対する閾値TH4とで決定される車内エリア311bとの、両方の条件を満たしている。
また、図9において、車両100の何れかのドアが開かれたときのLF送信アンテナ31cからの出力に対して、携帯機2でのRSSI値が、予め設定された閾値TH5を超える検出エリアを、車内エリア311cとする。閾値TH5は、車室内101において、携帯機2が車内エリア311c内にあることを判定出来る様に設定される。なお、車内エリア311cは、運転席41の領域を含み、かつ、助手席42の領域を含まない、車室内101の前方の右側のエリアである。
図10において、車両100の何れかのドアが開かれたときのLF送信アンテナ31dからの出力に対して、携帯機2でのRSSI値が、予め設定された閾値TH6を超えるエリアを、車内エリア311dとする。閾値TH6は、車室内101において、携帯機2が車内エリア311dにあることを判定出来る様に設定される。なお、車内エリア311dは、助手席42の領域を含み、かつ、運転席41を含まない、車室内101の前方の左側のエリアである。
図11において、検出エリア313は、図8の検出エリア312と図9の車内エリア311cとが重なったエリアを示す。すなわち、図11において、検出エリア313は、車両100の何れかのドアが開かれたときのLF送信アンテナ31aとLF送信アンテナ31bからの出力と携帯機2でのRSSI値に対する閾値TH3および閾値TH4とで決定される検知エリア312と、車両100の何れかのドアが開かれたときのアンテナ31cからの出力と携帯機2でのRSSI値に対する閾値TH5とで決定される車内エリア311cとの両方の条件を満たしている。この検出エリア313が、本実施の形態1での判定に用いられる検出エリアである。検出エリア313は、運転席41の領域だけを含むエリアである。従って、検出エリア313は、車両内101の運転席41の設置範囲を含む「運転席領域」を構成している。これにより、携帯機2が、運転席領域である検出エリア313内にある場合に、車載機1は、ユーザ200が車室内101で携帯機2を携帯している可能性が高いと判断する。
図12において、検出エリア314は、図8の検出エリア312内で、かつ、図10の車内エリア311dと重ならないエリアを示す。すなわち、検出エリア314は、車両100の何れかのドアが開かれたときのLF送信アンテナ31aとLF送信アンテナ31bからの出力と携帯機2でのRSSI値に対する閾値TH3および閾値TH4で決定される検知エリア312の条件を満たし、かつ、車両100の何れかのドアが開かれたときのLF送信アンテナ31dからの出力と携帯機2でのRSSI値に対する閾値TH6で決定される車内エリア311dの条件を満たしていない、エリアを示す。検出エリア314は、運転席ドア45が開かれてLF送信アンテナ31cの位置が移動して位置測定が使用出来なくなったときに、ユーザ200が車室内101で携帯機2を携帯している可能性の高いエリアの判定を行う際に、前述の検出エリア313の代わりに使用される。従って、検出エリア314は、運転席ドア45が開かれている場合に、検出エリア313の代替として用いられる「運転席領域」を構成している。
図13において、前述の様に車両100の何れかのドアが開かれたときのLF送信アンテナ31a,31b,31cからの出力により求めた「運転席領域」である検出エリア313内に携帯機2が存在する場合、車載機1は、ユーザ200が車室内101で携帯機2を携帯している可能性が高いと判定し、ユーザ200による車室内101への置き忘れおよび同乗者による持ち出しの兆候なしと判定し、事前警報は行わない。
図14において、検出エリア315は、図13に示した検出エリア313の条件に当て嵌まらない車室内101のエリアである。すなわち、検出エリア315は、車室内101において、検出エリア313以外のすべての領域を含むエリアになる。従って、検出エリア315は、「運転席領域の範囲外」となる。「運転席領域の範囲外」である検出エリア315内に携帯機2が存在する場合、車載機1は、ユーザ200が車室内101で携帯機2を携帯している可能性が低いと判定し、運転席ドア45が開けられた場合は、ユーザ200による車室内101への置き忘れの兆候ありと判定して、車内ブザー91及びインフォメーションディスプレイ92の少なくともいずれか一方から、置き忘れの事前警報を行う。また、運転席ドア45以外のドアが開けられた場合は、車載機1は、同乗者による持ち出しの兆候ありと判定して、車内ブザー91及びインフォメーションディスプレイ92の少なくともいずれか一方から、持ち出しの事前警報を行う。この様に、本実施の形態1によれば、ユーザ200が車両100を降りる前、および、同乗者が携帯機2を車両100の外に持ち出す前に、事前警報を行うことが可能となる。
図15は、事前警報の精度の向上を図るための、図14の変形例である。
図15において、車両100の何れかのドアが開かれたときに、携帯機2は、前述の検出エリア315内にある。この検出エリア315は、図14で説明した通り、ユーザ200が車室内101で携帯機2を携帯している可能性の低いと判定される、「運転席領域の範囲外」となるエリアである。従って、置き忘れまたは持ち出しの事前警報の対象となる。
しかしながら、図15の例においては、車載機1は、携帯機1の位置だけで置き忘れまたは持ち出しの事前判定を行わず、さらに以下の処理を行う。なお、以下の処理は、車載機1のCPU10で行われる。
まず、車載機1は、LF送信アンテナ31aからの出力に対する携帯機2でのRSSI値に基づいて、車内前方のLF送信アンテナ31aから携帯機2までの距離51を推定する。同様に、車載機1は、車内後方のLF送信アンテナ31bからの出力に対する携帯機2でのRSSI値に基づいて、LF送信アンテナ31bから携帯機2までの距離52を推定する。車載機1は、これらの距離測定を複数回行い、距離51および距離52の変化が僅かな場合は携帯機2が移動していないと判断し、距離51および距離52の変化が大きい場合は携帯機2が移動していると判定する。
この状態で、運転席ドア45が開けられた場合、携帯機2が「運転席領域の範囲外」である検出エリア315内に有れば、置き忘れの事前警報の対象となるが、前述の距離51,52に基づく判定で、携帯機2の移動を検出していれば、置き忘れの可能性は低いので、車載機1は、置き忘れ事前警報を禁止する。一方、前述の距離51,52に基づく判定で、携帯機2の移動が検出されていなければ、置き忘れの可能性が高いので、車内ブザー91及びインフォメーションディスプレイ92の少なくともいずれか一方から、置き忘れ事前警報を行う。
また、助手席ドア46が開けられた場合、携帯機2が「運転席領域の範囲外」である検出エリア315内に有れば、持ち出しの事前警報の対象となるが、前述の距離51,52に基づく判定で携帯機2の移動が無いと判定されていれば、持ち出しの可能性は低いため、車載機1は、持ち出し事前警報を禁止する。一方、前述の距離51,52に基づく判定で携帯機2の移動有りと判定されていれば、持ち出しの可能性が高いので、車載機1は、持ち出し事前警報を行う。
この様に、携帯機2の移動の有無を加味して、置き忘れおよび持ち出しの事前判定を行うことで、不要な事前警報を行わないように抑制できるため、事前警報の精度の向上が期待出来る。
図16は、図15の状態で、運転席ドア45と助手席ドア46が共に開けられた場合を示す。従って、図16においても、図15と同様に、携帯機2は、前述の検出エリア315内にある。
図15においては、運転席ドア45あるいは助手席ドア46のいずれか一方が開けられる場合について説明した。従って、図11に示す検出エリア313あるいは図12に示す検出エリア314を用いることができた。
しかしながら、図16においては、図15と異なり、運転席ドア45と助手席ドア46との両方が開けられている。そのため、運転席ドア45が開くことで、運転席ドア45に取付けられているLF送信アンテナ31cの位置が動くとともに、助手席ドア46も開くことで、助手席ドア46に取付けられているLF送信アンテナ31dの位置が動いている。その結果、検出エリア313および検出エリア314を特定することができず、車室内101の携帯機2の左右方向の位置を正しく判断出来なくなる可能性がある。そのため、前述の図13〜図15のように、携帯機2の位置のみによる置き忘れおよび持ち出しの事前判定は難しい。
従って、図16の場合には、車載機1は、現在、運転席ドア45が開いていることから、運転手であるユーザ200の降車意思と判断し、ユーザ200の置き忘れの可能性があると判定する。そこで、車載機1は、前述の図15で説明した、LF送信アンテナ31aから携帯機2までの距離51と、アンテナ31bから携帯機2までの距離52とを、複数回測定して、携帯機2の移動の有無を判断する。そうして、車載機1は、携帯機2の移動が無いと判定されたときに、置き忘れの事前警報を行う。一方、携帯機2の移動があると判定されたときは、置き忘れの可能性は低いので、車載機1は、置き忘れの事前警報を禁止する。
図17〜図22は、事前警報の精度の向上をさらに図るための、図15のさらなる変形例を示す。図17〜図22において、車両100の何れかのドアが開かれたときに、携帯機2は、図15と同様に、検出エリア315内にある。
図17〜図22においては、車両100の何れかのドアが開かれたときに、携帯機2が、ユーザ200が車室内101で携帯機2を携帯している可能性の低い「運転席領域の範囲外」である検出エリア315内にある場合に、前述の図14および図15の説明の判定結果に基づいて、置き忘れまたは持ち出しの事前警報の対象であるか否かの判定を行うが、更に、置き忘れや持ち出しの可能性の低い方向に携帯機2が移動している場合は、事前警報の実行を禁止することで事前警報の判定精度をさらに向上させる。
例えば、運転席ドア45が開いた場合、携帯機2の移動方向が運転席41に向かう方向であれば、置き忘れの可能性は低いと推定されるので、置き忘れ事前警報を禁止する。逆に、携帯機2の移動方向が運転席41から離れる方向であれば、置き忘れの可能性が高いと推定し、置き忘れの事前警報を行う。
一方、運転席ドア45以外のドアが開いた場合、携帯機2の移動方向が運転席41に向かう方向であれば、持ち出しの可能性が低いと推定されるので、持ち出し事前警報を禁止する。逆に、携帯機2の移動方向が運転席41から離れる方向であれば、持ち出しの可能性が高いと推定し、持ち出しの事前警報を行う。
図17は、車両100の何れかのドアが開かれたときに、携帯機2が、前述の運転席41および助手席42を含む検出エリア312内にあり、ユーザ200が車室内101で携帯機2を携帯している可能性の高い「運転席領域」である検出エリア313内に無いときの、携帯機2の移動方向を判定する具体例である。すなわち、携帯機2は、助手席42の設置範囲に存在している。
車載機1は、LF送信アンテナ31aから携帯機2までの距離55と送信アンテナ31bから携帯機2までの距離56を測定し、そのときの携帯機2の位置を位置2aとする。その後、同様に、LF送信アンテナ31aから携帯機2までの距離57とLF送信アンテナ31bから携帯機2までの距離58を測定し、そのときの携帯機2の位置を位置2bとする。
距離55と距離56の和と、距離57と距離58の和とを、比較して、距離57と距離58の和の方が距離55と距離56の和より大きいとき、携帯機2の位置2aから位置2bへの移動方向71は運転席41から離れる方向で、置き忘れおよび持ち出しの可能性が高い方向と判断し、置き忘れおよび持ち出しの事前警告を行う。
逆に、距離和の比較で距離57と距離58の和の方が小さいときは、携帯機2の移動方向は、運転席41に向かう方向であるため、置き忘れや持ち出しの可能性は低いと判断し、事前警報を禁止する。
図18は、車両100の何れかのドアが開かれたときに、携帯機2が、前述の図6の車内エリア311a内にあり、かつ、前述の図8の検出エリア312内には無い、検出エリア317内、すなわち、ダッシュボード44にあるときの、携帯機2の移動方向を判定する具体例である。携帯機2の位置2cが前述の検出エリア312内にあり、その後のエリア判定結果による携帯機2の位置2dが検出エリア317内に移動した場合、車載機1は、携帯機2の位置2cから位置2dへの移動方向72は、置き忘れの可能性が高く、持ち出しの可能性は低い方向であると判断する。逆に、携帯機2の位置2cが検出エリア317内で、その後の位置2dが検出エリア312内に移動した場合の移動方向72は、置き忘れの可能性は低く、持ち出しの可能性は高い方向であると判断する。
図19において、車両100の何れかのドアが開かれたときのLF送信アンテナ31aからの出力に対して、携帯機2でのRSSI値が、所定の閾値TH7を超えるエリアを、車内エリア316aとして、図19の一点鎖線で示す。閾値TH7は、車室内101において、携帯機2が、後席43の領域を含み、かつ、荷室47の領域を含まない、車内エリア316a内にあることを判定出来る様に設定される。
図19は、携帯機2が、車内エリア316a内にあり、かつ、前述の図6の車内エリア311aに無く、かつ、前述の図5の車内エリア310bに有る、検出エリア318、すなわち、後席43にあることを示している。
図20は、車両100の何れかのドアが開かれたときに、携帯機2が後席43にある、すなわち、図19の状態のときの、携帯機2の移動方向を判定する具体例である。
車載機1は、LF送信アンテナ31bから携帯機2までの距離59を測定し、そのときの携帯機2の位置を位置2eとする。その後、同様に、車載機1は、LF送信アンテナ31bから携帯機2までの距離60を測定し、そのときの携帯機2の位置を位置2fとする。
このとき、距離59より距離60が長い場合、車載機1は、携帯機2の位置2eから2fまでの移動方向73は置き忘れの可能性は低く、持ち出しの可能性が高い方向であると判断する。逆に、距離60より距離59が長い場合、車載機1は、携帯機2の位置2eから2fまでの移動方向73は置き忘れの可能性が高く、持ち出しの可能性が低い方向であると判断する。
図21において、車両100の何れかのドアが開かれたとき、携帯機2は前述の図19の車内エリア316aに無く、前述の図5の車内エリア310bに有る、検出エリア319、すなわち、荷室47にあるときの、携帯機2の移動方向を判定する具体例である。
携帯機2の位置2gが前述の検出エリア319内にあり、その後の携帯機2の位置2hが検出エリア319外に移動した場合、車載機1は、携帯機2の位置2gから位置2hまでの移動方向74は、置き忘れの可能性は低く、持ち出しの可能性が高い方向であると判断する。逆に、携帯機2が検出エリア319外から検出エリア319内に移動した場合、車載機1は、携帯機2の移動方向74は、置き忘れの可能性は高く、持ち出しの可能性が低い方向であると判断する。
以上、車両100の何れかのドアが開かれた時点から、携帯機2の位置を複数回測定し、携帯機2の移動方向を推定する例について説明してきたが、その場合に限らず、以下のようにしてもよい。
すなわち、乗車時に、車両100への乗車時に全てのドアが閉じられた時に、携帯機2が車室内100にあるとき、携帯機2の車室内101での移動が予め設定された距離閾値以下となり、ほぼ停止状態になった位置を、携帯機2の置かれた位置として、車載機1のメモリ11内に、基準位置として記憶しておく。
その後、例えば、降車時に、車両100の何れかのドアが開かれたときに、携帯機2の位置を測定し、記憶しておいた基準位置と比較することで、携帯機2の移動方向を推定するようにしてもよい。
例えば、図22は、乗車時に記憶しておいた携帯機2の基準位置である位置2iが、前述の図17の検出エリア312内にあり、かつ、ユーザ200が車室内101で携帯機2を携帯している可能性の高い検出エリア313に無いときの、携帯機2の移動方向を判定する具体例である。
乗車時にメモリ11内に記憶した携帯機2の基準位置を位置2iとする。
このとき、LF送信アンテナ31aから位置2iまでの距離63と、LF送信アンテナ31bから位置2iまでの距離64もメモリ11内に記憶しておく。
車両100の何れかのドアが開かれたとき、車載機1は、LF送信アンテナ31aから携帯機2までの距離65とLF送信アンテナ31bから携帯機2までの距離66を測定し、そのときの携帯機2の位置を位置2jとする。車載機1は、距離63と距離64の和と距離65と距離66の和とを比較して、距離63と距離64の和の方が距離65と距離66の和より大きいとき、携帯機2の位置2iから位置2jへの移動方向75は、置き忘れ及び持ち出しが共に可能性が高い方向であると判断する。逆に、距離63と距離64の和と距離65と距離66の和とを比較して、距離63と距離64の和の方が距離65と距離66の和より小さいときは、携帯機2の移動方向75は、置き忘れ及び持ち出しが共に可能性が低い方向であると判断する。
なお、このように乗車時に基準位置をメモリ11内に記憶しておく方法は、図16のように、運転席ドア45および助手席ドア46の両方が開いたために、検出エリア313,314が特定できない場合にも、基準位置に基づけば、携帯機2がドアが開く前に、検出エリア313または314にあったのか、あるいは、検出エリア315内にあったのかを判定できるため、不要な警報を減らすことができ、有効である。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、スマートキーレエントリスシステムなどに適用される無線通信システムにおいては、ドアが開いた段階で、車載機1が、LF送信アンテナ31a〜31eからの磁界強度測定結果より、携帯機2の位置を推定し、推定した位置に基づいて、携帯機2の置き忘れや持ち出しを起こす兆候があるか否かを事前に察知し、車内に居るユーザ200に車内ブザー91やインフォメーションディスプレイ92によって事前警報する事で、利便性とセキュリティ性の向上を、多大なコストを要することなく実現することができる。
更に、単純な位置推定だけでなく、複数回の位置推定により携帯機2の移動方向を推定して、置き忘れや持ち出しの可能性を判断する事で、事前警報の精度をより上げることができる。
更に、乗車時に携帯機2の置かれた位置を同様に推定して基準位置として記憶しておくようにすれば、携帯機2の移動方向の推定精度を上げることができる。
なお、上記の実施の形態1においては、何れかのドアの開扉のタイミングで、携帯機2の位置推定を開始して、置き忘れおよび持ち出しの判定を行うと記載したが、その場合に限らず、例えば、何れかのシートベルトが解除されたタイミングで、携帯機2の位置推定を開始して当該判定を行うようにしてもよい。その場合には、事前警報のタイミングがより早くなり、置き忘れや持ち出しを防止する効果をより高めることが出来る。なお、シートベルトが解除されたタイミングで位置推定を開始する場合には、シートベルトの装着/解除を検知するためのセンサを各シートベルトに設けておき、当該センサの検知結果をCPU10に送信するようにすればよい。
以上、この発明を実施の形態により説明したが、この発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形することが可能である。
1 車載機、2 携帯機、4 制御装置、10 CPU、11 メモリ、12 LF送信回路、13 RF受信回路、17 スイッチ入力回路、20 CPU、21 入力回路、22 メモリ、23 RF送信回路、24 LF受信回路、25 RF送信アンテナ、26a,26b,26c LF受信アンテナ、31a,31b,31c,31d,31e LF送信アンテナ、32 RF受信アンテナ、33a,33b,33c リクエストスイッチ、34 スタートスイッチ、41 運転席、42 助手席、43 後席、44 ダッシュボード、45 運転席ドア、46 助手席ドア、47 荷室、51,52,55,56,57,58,59,60,63,64,65,66 距離、71,72,73,74,75 移動方向、81 車外ブザー、91 車内ブザー、92 インフォメーションディスプレイ、100 車両、101 車室内、110 認証コード、121 変調回路、122 増幅回路、131 復調回路、132 増幅回路、200 ユーザ、220 認証コード、240 増幅回路、241 復調回路、242 RSSI回路、310a,310b,311a,311b,311c,311d,316a 送信エリア、312,313,314,315,316,317,318,319 検出エリア。

Claims (5)

  1. 車両に搭載された無線通信機能を有する車載機と、
    前記車両のユーザによって携帯され、前記車載機との間で無線通信を行う携帯機と
    を備え、
    前記車載機は、
    前記携帯機に対して送信するための電界強度測定用信号および認証要求信号を生成するとともに、前記車両に設けられた警告発生器に対して警告の発生/禁止を指示する車載機CPUと、
    前記携帯機の認証処理を行うための認証コードを記憶する車載機メモリと、
    前記車載機CPUで生成された前記電界強度測定用信号および前記認証要求信号を前記携帯機に送信する車載機送信回路と、
    前記認証要求信号に対する認証応答信号を前記携帯機から受信する車載機受信回路と
    を有し、
    前記携帯機は、
    前記車載機からの前記認証要求信号に対する前記認証応答信号を生成する携帯機CPUと、
    前記車載機に送信するための認証コードを記憶する携帯機メモリと、
    前記車載機から前記電界強度測定用信号および前記認証要求信号を受信する携帯機受信アンテナと、
    前記携帯機受信アンテナで受信した前記電界強度測定用信号の受信電界強度を測定して受信電界強度信号を出力する電界強度測定回路と、
    前記携帯機受信アンテナで受信した前記認証要求信号に対して前記携帯機CPUが生成した前記認証応答信号と、前記携帯機メモリ内の前記認証コードと、前記受信電界強度信号とを、前記車載機に送信する携帯機送信アンテナと
    を有し、
    前記車載機CPUは、
    前記携帯機から受信した認証コードと前記車載機メモリ内の認証コードとの照合を行って、前記携帯機の認証処理を行うとともに、
    前記車両に設けられたドアのうちの少なくとも1つが開扉されたときに、前記車載機送信回路により前記電界強度測定用信号を送信し、送信した前記電界強度測定用信号に対する受信電界強度信号を前記携帯機から受信して、受信した前記受信電界強度信号に基づいて前記携帯機の位置を推定する位置推定を行い、
    前記位置推定の結果、前記携帯機が、前記車両内の運転席の設置範囲を含む運転席領域の範囲外にあると判定した状態で、
    前記車両の運転席ドアが開扉された場合は、前記携帯機の前記車両内への置き忘れを警告するための置き忘れ事前警告を発生するよう前記警告発生器に対して警告発生指示を出力し、
    前記運転席ドア以外の前記車両のドアが開扉された場合は、前記ユーザ以外の前記車両の同乗者による前記携帯機の持ち出しを警告するための持ち出し事前警告を発生するよう前記警告発生器に対して警告発生指示を出力する
    無線通信システム。
  2. 前記車載機CPUは、
    前記位置推定を2回以上行い、それらの結果から前記携帯機の位置の変化量を求め、
    当該変化量が第1の閾値未満の場合は、前記携帯機の移動が無いと判定し、前記警告発生器からの前記持ち出し事前警告の発生を禁止し、
    当該変化量が前記第1の閾値以上の場合は、前記携帯機の移動が有ったと判定し、前記警告発生器からの前記置き忘れ事前警告の発生を禁止する
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記車載機CPUは、
    前記位置推定を2回以上行い、それらの結果から前記携帯機の移動方向を判定し、
    当該移動方向が前記運転席に接近する方向であった場合は、前記携帯機の置き忘れおよび前記携帯機の持ち出しの可能性が低いと判定し、前記警告発生器からの前記置き忘れ事前警告および前記持ち出し事前警告の発生を禁止する
    請求項1または2に記載の無線通信システム。
  4. 前記車載機CPUは、
    前記携帯機が前記車両の外部から前記車両内へ持ち込まれた時点から前記位置推定を2回以上繰り返し、前記携帯機の位置の変化量が第2の閾値以下になった時点で、前記携帯機が静止したと判定し、当該静止した位置を基準位置として前記車載メモリに記憶しておき、
    前記車両に設けられたドアのうちの少なくとも1つが開扉された場合に、前記位置推定を行い、当該位置推定により得られた前記携帯機の位置と前記車載メモリに記憶した前記基準位置とを比較することで、前記携帯機の位置の変化量を求め、
    当該変化量が第3の閾値未満の場合は、前記携帯機の移動が無いと判定し、前記警告発生器からの前記持ち出し事前警告の発生を禁止し、
    当該変化量が前記第3の閾値以上の場合は、前記携帯機の移動が有ったと判定し、当該移動の移動方向が前記運転席に向かう方向であった場合は、前記携帯機の置き忘れおよび前記携帯機の持ち出しの可能性が低いと判定し、前記警告発生器からの前記置き忘れ事前警告および前記持ち出し事前警告の発生を禁止する
    請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 前記車載機CPUは、
    前記位置推定を開始するタイミングを、前記車両に設けられたドアのうちの少なくとも1つが開扉されたときに代えて、前記車両に設けられたシートベルトのうちの少なくとも1つが解除されたときとする
    請求項1から4までのいずれか1項に記載の無線通信システム。
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