JP4667339B2 - キーレスエントリー装置 - Google Patents

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本発明は、携帯機と車両側装置の間で無線通信を行うことによりドアの施錠及び解錠を行うキーレスエントリー装置に関し、特に車両のトランクルームに携帯機を置き忘れた場合にその封じ込めを防止することのできるキーレスエントリー装置に関し、主にその制御方法に関する。
キーレスエントリー装置においては、自動車等の車両に車両側装置を設け、運転者が携帯する携帯機との間で無線通信を行って、認証が成立した場合にドアのロック・アンロックを行うようにしている。また、携帯機は一つの車両に対して複数個用意される。このうちドアのロックを行うのは、車両の外側に設けられた送信アンテナと携帯機との間で無線通信が成立しなくなった場合であり、これは携帯機を持った使用者が車両から離れていった場合を想定している。
ここで、車両の外側に設けられた送信アンテナと携帯機との間で無線通信が成立しないことだけでロックを行うこととすると、携帯機を乗員が乗り込む車室部に置き忘れたまま降車した場合に携帯機を車室部に閉じこめてしまうことがある。このため、ドアの開閉を検知する検知部を設け、ドアの開閉動作に応じてロックするか否かを判断するキーレスエントリー装置が、例えば特許文献1に示すように知られている。
特開2003−20836号公報
また、後部に車室部と独立したトランクルームを有する車両においては、トランクドアを閉めると該ドアは自動的にロックするようにしているのでトランクルーム内に携帯機を閉じこめてしまう可能性がある。よって、これを防止する必要がある。このために従来のキーレスエントリー装置では、車室部のドアが全て閉められ携帯機によってロックされたときに、車室部とトランクルームを含む車内に携帯機が何個あるかを各携帯機と通信することによって事前個数として数え、次にトランクドアが開いた状態から閉めた状態に変わったときに、車内に携帯機が何個あるかを再度数え、この個数が事前個数よりも多い場合には、トランクルーム内に携帯機が閉じこめられたものとして、トランクルームを開動作制御するようにしていた。これによって、使用者が車外に出て乗員室ドアのロックをなし、その後に該ロック動作に用いた携帯機をトランクルーム内に置き、そのままトランクドアを閉めたとしてもトランクドアは開くので、携帯機をトランクルーム内に閉じこめてしまうことを防止することができる。なお、携帯機をトランクルームに入れない通常の使用においては個数は同じとなり、トランクルームにおいてあった携帯機を持ち出した場合には個数が少なくなるが、それらが同じあるいは減少した場合においては、自動的にロックするようにしている。
しかし、従来のキーレスエントリー装置では、次のような場合に携帯機の閉じこめを防止することができなかった。まず、トランクドアを開けた状態で、トランクルーム内に位置する携帯機によって車室のドアのロックが行われ、そのまま携帯機をトランクルーム内に置きトランクドアを閉める。その場合には、ロックした時の事前個数とトランクドアを閉めた時の個数とが同じになるので、トランクルーム内に携帯機が置き忘れられていても、トランクドアの開動作制御は行われない。なお、これは携帯機がトランクルーム内にない場合にも起こりえる。すなわち、事前個数を数える際に携帯機がトランクルーム内になくても、トランクドアが開いた状態でその近傍に携帯機があった場合には、車内側からの電波の漏れ等により、携帯機が車内にあるものと判定してしまう場合があり、その場合にも携帯機の閉じこめを防止することができない。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、携帯機のトランクルームへの閉じこめをより確実に防止することのできるキーレスエントリー装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るキーレスエントリー装置は、施錠可能な車室部のドアとトランクルームのトランクドアとを備えた車両に設けられる車両側装置と、それぞれ固有の識別符号が付され前記車両側装置と無線通信する複数の携帯機とを備え、前記車両側装置は前記車室部ドアの施錠と解錠及び前記トランクドアの施錠と解錠制御を行う制御部を備えたキーレスエントリー装置において、
前記制御部は、前記携帯機からの施錠信号に基づいて前記車室部ドアの施錠制御を行った際に前記車室部と前記トランクルームを含む車両内に存在すると判定した携帯機の個数を検出し事前個数として記憶すると共に、前記施錠信号を送信した携帯機の識別符号を記憶し、その後に前記トランクドアが閉められた際に前記車両内に存在すると判定した携帯機の個数を判定個数として検出すると共に、前記車両内に存在する携帯機の識別符号を検出し、前記事前個数より判定個数の方が大きい場合または前記事前個数と判定個数が同数で且つ前記施錠信号を送信した携帯機が前記車両内に存在すると判定した場合の両方の場合において、前記トランクドアのロックを解錠状態となるように制御することを特徴として構成されている。
また、本発明に係るキーレスエントリー装置は、前記施錠可能な車室部のドアは前記車両に複数設けられると共に、前記制御部によって開閉状態を検出可能とされ、前記制御部は前記事前個数を検出する時点を、前記携帯機からの施錠信号に基づいてドアの施錠制御を行った際の代わりに、前記車室部のドアのいずれかが開状態となった後に全ての車室部のドアが閉状態となったことを検出した際とすることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係るキーレスエントリー装置は、前記車両は車内側に送信アンテナを備え、前記制御部は車内側の前記送信アンテナから信号を受信した携帯機について、車両内に存在すると判定することを特徴として構成されている。
本発明に係るキーレスエントリー装置によれば、携帯機からの施錠信号に基づいてドアの施錠制御を行った際に車両内に存在する携帯機の個数を検出し事前個数として記憶すると共に、施錠信号を送信した携帯機の識別符号を記憶し、その後にトランクドアが閉められた際に車両内に存在する携帯機の個数を検出し判定個数として記憶すると共に、車両内に存在する携帯機の識別符号を記憶し、事前個数より判定個数の方が大きい場合または事前個数と判定個数が同数で且つ施錠信号を送信した携帯機が車両内に存在する場合は、トランクドアを開動作制御することにより、事前個数と判定個数が同数の場合にも確実に携帯機のトランクルームへの閉じこめを判別することができる。
また、本発明に係るキーレスエントリー装置によれば、事前個数を検出する時点を、携帯機からの施錠信号に基づいてドアの施錠制御を行った際の代わりに、ドアのいずれかが開状態となった後に全てのドアが閉状態となったことを検出した際とすることにより、同様に事前個数と判定個数が同数の場合にも確実に携帯機のトランクルームへの閉じこめを判別することができる。
さらに、本発明に係るキーレスエントリー装置によれば、車両は車内側に送信アンテナを備え、制御部は車内側の送信アンテナから信号を受信した携帯機について、車両内に存在すると判定することにより、携帯機が車内に存在するか否かを容易に検出することができる。
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には、本実施形態におけるキーレスエントリー装置の概要図を示している。この図に示すように、本実施形態におけるキーレスエントリー装置は、開閉自在なトランクドア1cを備えたトランクルーム1aを有した車両1に設けられる車両側装置2と、車両側装置2に接続され車両1の各所に配置される送信アンテナ3と、車両側装置2に接続され車両1に配置される受信アンテナ4と、運転者が携帯する携帯機5とから構成されている。そして、これによってこのキーレスエントリー装置は、運転者が携帯機5を携帯した状態で車両1に近づく、または車両1から離れることにより、携帯機5と車両側装置2の間で無線通信を行いドアのロック・アンロックを自動的に行ういわゆるパッシブ機能を有している。また、携帯機5に設けたスイッチ6の操作による、いわゆるアクティブ機能も有している。
携帯機5は一つの車両1について複数用意されており、また各携帯機5にはそれぞれ固有の識別符号が付されている。携帯機5と車両側装置2との間の通信において、この識別符号を信号に含めることにより、車両側装置2において携帯機5の認証を行うと共に、どの携帯機5と通信しているかを識別することができる。
送信アンテナ3は、車両1の内外にそれぞれ複数設けられ、内部に設けたアンテナは車両1の内部のその近辺にしか信号を送信しないようになっており、外部に設けたアンテナは車両1の外部のその近辺にしか信号を送信しないようになっている。そして、車両側装置2が携帯機5と通信を行う際には、全ての送信アンテナ3から信号が変調された電波がリクエスト信号として送信され、携帯機5ではいずれの送信アンテナ3からの電波を受信したかを判別する。携帯機5における送信アンテナ3の識別については、車両側装置2から信号を送信する際、各送信アンテナ3毎に個別のコードを含ませて送信させることにより、携帯機5側において、受信した信号を送信した送信アンテナ3を識別することができる。そして識別したアンテナ3の情報を車両側装置2にアンサー信号として送信し、車両側では携帯機5が受信した送信アンテナを識別することができる。なお、上記の例ではアンテナ3に個別のコードを含ませることで識別したが、携帯機5がリクエスト信号を受信したら直ちにアンサー信号を返信するようにし、各アンテナ毎に時間間隔をあけて送信すれば、携帯機5からのアンサー信号の受信タイミングによって、携帯機5が受信した送信アンテナを識別することができる。
携帯機5が車両1の内外いずれにあるかの判別は、携帯機5における送信アンテナ3の検知に基づき以下のように行う。携帯機5において車両1の内部に設けられる送信アンテナ3からの電波を受信したと検知した場合、車両側装置2では携帯機5が車内にあるものと判別し、携帯機5において車両1の外部に設けられる送信アンテナ3からの電波を受信したと検知した場合、車両側装置2では携帯機5が車外にあるものと判別する。
図2には、本実施形態におけるキーレスエントリー装置のブロック図を示している。この図に示すように、車両側装置2は、各部の制御を行う制御部10と、携帯機3の識別符号等を記憶するメモリ11と、各送信アンテナ3に信号が変調された電波を送信させる送信部12と、受信アンテナ4で受信した電波を信号として制御部10に出力する受信部13と、車両1の車室部ドアの開閉状態を検知するドア検知部14と、車両1のトランクドア1cの開閉状態を検知するトランクドア検知部15と、車室部ドアのロック・アンロック動作を行うロック駆動部16と、トランクドア1cのロックを解除することによって開動作させるトランク駆動部17とを備えている。
携帯機5は、車両側装置2からの信号を受信した際に各種制御を行う携帯機制御部20と、車両側装置2からの信号を受信する携帯機受信部21と、車両側装置2に対して信号を送信する携帯機送信部22と、自機に設定されている識別符号等を記憶したメモリ23とを備えている。また、携帯機受信部21と携帯機送信部22には、信号の送受信を行うアンテナ24が接続される。更に携帯機5には、操作者が操作することによって車室部のドアの施錠と開錠を行なわせるスイッチ6が設けられている。
携帯機制御部20は、携帯機受信部21で受信する車両側装置2からの信号に含まれるウェークアップ信号によって、消費電力が概略ゼロの状態であるスリープ状態から通常状態に切り替わる。また、携帯機制御部20は、車両側装置2からの信号に含まれるコマンドに基づいて各種動作を行う。
次に、携帯機5をトランクルーム1a内に置き忘れた場合に閉じこめを防止するための動作について説明する。図3には車両1と携帯機5との位置関係を表した模式図を示している。ここでは携帯機5をそれぞれ区別するため、2つの携帯機5を携帯機5a、携帯機5bとして示している。図3(a)に示すように、車両1の車内の領域には、車室部1bとトランクルーム1aとが、独立して配置されていて、図3の場合には車室部1b内に携帯機5aを置いたまま、使用者がもう一つの携帯機5bを持って車外に出た場合を想定している。
この場合、図3(a)に示すように、携帯機5bが車外にある状態で、携帯機5bのスイッチ6を操作し携帯機5bから車両側装置2に信号が送信されると、車両側装置2の制御部10は、ドア検知部14によりドアが全て閉まっていることを検知した上で、ロック駆動部16にドアをロックさせる。また、ロックの際に通信した携帯機5の識別符号もメモリ11に記憶しておく。それと共に車両側装置2の制御部10は、車内に配置された送信アンテナ3から電波を送信し、それに対してアンサー信号の返信があった携帯機5の個数を検出してメモリ11に記憶しておく。この際の携帯機5の個数を事前個数として、トランクドア1cが閉められた時に車内にある携帯機5の個数と比較することで、携帯機5の閉じこめの有無を判別する。図3(a)の場合には携帯機5aが車内にあるので、車両側装置2の制御部10は、事前個数が1個であることを認識することができる。
続いて、図3(b)に示すように、トランクドア1cが開けられ、携帯機5bが荷物等と一緒にトランクルーム1a内に入れられたものとする。さらに、図3(c)に示すように、携帯機5がトランクルーム1a内に置かれたままでトランクドア1cが閉められると、そのままでは携帯機5a、携帯機5bのいずれもが車内に閉じこめられることになる。そこでトランクドア1cが閉められたことをトランクドア検知部15で検知すると、車両側装置2の制御部10は、車内に配置された送信アンテナ3からリクエスト電波を送信し、それに対して携帯機5は自己のIDを含むアンサー信号を送信するので、反応のあった携帯機5の個数(判別個数)及びそれらの識別符号を検出する。そして、メモリ11に記憶された事前個数と判別個数を比較し、判別個数の方が多かった場合には、閉じこめが発生したものと判断する。車両側装置2の制御部10は、閉じこめが発生したものと判断した場合には、トランク駆動部17にトランクドア1cを開錠動作させるように制御し、この実施例においては開錠が行なわれると付勢部材によって機械的に開くようにしてあるのでトランクドア1cは開く。図3(c)では、車内にある携帯機5の個数は携帯機5aと携帯機5bの2つであり、事前個数である1個よりも多いので、車両側装置2の制御部10は、閉じこめが発生したものと判断する。
図3では、判別個数が事前個数よりも多い場合を示したが、これらが同じ個数である場合には、以下のように判別がなされる。図4には、車両1と携帯機5との位置関係であって図3とは異なる場合を表した模式図を示している。
図4(a)は、携帯機5bを持った使用者が車外に出た後、トランクドア1cを開けて携帯機5bをトランクルーム1a内に入れる、あるいは車内と判定される領域で携帯機5bのスイッチ6を操作し車両側装置2へ信号が送信されて、ドアのロックが行われた状態を示している。この際に、前述のとおり車両側装置2の制御部10は、ロックの際に通信した携帯機5の識別符号をメモリ11に記憶させ、次に車内に配置された送信アンテナ3から電波を送信し、それに対して反応のあった携帯機5の個数を検出してメモリ11に記憶させる。図4(a)の場合には携帯機5aと携帯機5bが車内にあるので、車両側装置2の制御部10は、事前個数が2個であることを認識することができる。
続いて、図4(b)に示すように、携帯機5bがトランクルーム1a内に置かれたままでトランクドア1cが閉められると、車両側装置2の制御部10は、車内に配置された送信アンテナ3から電波を送信し、それに対して反応のあった携帯機5の個数(判別個数)と識別符号を検出する。図4(b)では、車内にある携帯機5の個数は携帯機5aと携帯機5bの2個であり、事前個数である2個と同数である。
この場合、従来例においては、前述したように閉じ込めの判定はできない。しかし、本実施例においては車両側装置2の制御部10は、車内にある携帯機5の識別符号とメモリ11に記憶された識別符号とを対比し、ロックの際に通信した携帯機5が車内にある場合には、閉じこめが発生したものと判断する。図4(b)では、車内にある携帯機5bはロックの際に通信したものであるので、車両側装置2の制御部10は、閉じこめが発生したものと判断する。
逆に、判別個数と事前個数とが同数であって、かつロックの際に通信した携帯機5が車内にない場合には、車両側装置2の制御部10は、閉じこめは発生していないと判断する。その場合の車両1と携帯機5との位置関係を表した図を図5に示している。
図5(a)は、携帯機5bを持った使用者が車外に出た後、携帯機5bが車外にある状態で車両側装置2と携帯機5bとの間で通信が行われ、ドアのロックが行われた状態を示している。この際に、前述のとおり車両側装置2の制御部10は、ロックの際に通信した携帯機5の識別符号をメモリ11に記憶させると共に、車内に配置された送信アンテナ3から電波を送信し、それに対して反応のあった携帯機5の個数を事前個数として検出しメモリ11に記憶させる。図5(a)の場合には携帯機5aが車内にあるので、車両側装置2の制御部10は、事前個数が1個であることを認識することができる。
続いて、図5(b)に示すように、携帯機5bが車外にある状態のまま、トランクドア1cが開けられてその後閉められると、車両側装置2の制御部10は、車内に配置された送信アンテナ3から電波を送信し、それに対して反応のあった携帯機5の個数(判別個数)と識別符号を検出する。図5(b)では、車内にある携帯機5の個数は携帯機5aのみの1個であり、事前個数である1個と同数である。
車両側装置2の制御部10は、さらに車内にある携帯機5の識別符号とメモリ11に記憶された識別符号とを対比し、車内にある携帯機5がロックの際に通信した携帯機5であるか否かを判別する。図5(b)の場合には、ロックの際に通信したのは携帯機5bであり、車内にあるのは携帯機5aであるから、ロックの際に通信した携帯機5bは車内にないものとして、閉じこめは発生していないものと判別する。
このように、判別個数と事前個数とが同数の場合には、ロックの際に通信した携帯機5が車内にあるか否かによって、携帯機5の閉じこめが発生したか否かを判別するようにしたので、特に図4のような場合に閉じこめの有無を正確に判別することができる。なお、事前個数に比べて判別個数が少ない場合には、ロックした際にトランクルーム1aにあった携帯機5が、トランクドア1cを閉めた際には持ち出された、と判断でき、該携帯機5によって車室部1bに入る事ができるので封じ込めは発生していないものと判定する。すなわち、このように、基本的にはどの携帯機5であっても車室部1bのドアの解錠はできるので、車室部1bのドアのロック時とトランクドア1cを閉めた際の携帯機5の数の増減をみて封じ込めの判断を行なえば良いが、本発明においては、更に、同数の場合における判定ミスを無くすことが可能となる。
次に、トランクルーム1aへの携帯機5閉じこめの有無判別のフローについて説明する。図6には、当該判定におけるフローチャートを示している。まず、制御部10は携帯機5から送信されるドアロックのための送信信号を受信するまで待機する(S1)。なお、スイッチ6を操作すると、ドアロックを示す指令信号と、携帯機のIDを含む信号を送信する。制御部10はメモリ11に登録されている所定のIDの場合にはドアロックを行った後、車内の送信アンテナ3からリクエスト信号を送信し、それに対してアンサー信号が返信された携帯機5の個数を数えることで、その時点で車内にある携帯機5の個数、すなわち事前個数を検出する。そして、この事前個数と、ドアロックの信号が送信された携帯機5の識別符号を、メモリ11に記憶させる(S2)。
続いて、制御部10はトランクドア1cが開けられ、その後閉められることをトランクドア検知部15が検知するまで待機する(S3)。トランクドア1cが閉められたら、制御部10は再び車内の送信アンテナ3から信号を送信し、それに対して反応のあった携帯機5の個数を数えることで、その時点で車内にある携帯機5の個数(判別個数)を検出する(S4)。
制御部10は、S4で検出した判別個数とS2で検出した事前個数とを対比し(S5)、判別個数が事前個数より多い場合には、携帯機5のトランクルーム1a内への閉じこめが発生したものと判断し、トランク駆動部17を動作させトランクドア1cのロックを開錠状態としてトランクドア1cを開制御する(S8)。判別個数が事前個数と同数である場合には(S6)、さらに車内で検出された携帯機5が、メモリ11に記憶された識別符号に対応するか否か、すなわちドアロックに使用された携帯機5であるか否かを判別し(S7)、そうであれば携帯機5のトランクルーム1a内への閉じこめが発生したものと判断し、トランク駆動部17を動作させトランクドア1cを開錠状態として開制御する(S8)。S6において判別個数が事前個数より少ない場合、及びS7において車内にドアロックに使用した携帯機5がない場合には、いずれも携帯機5のトランクルーム1a内への閉じこめは発生していないものとして、最初の状態に戻る。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態に限られるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。例えば、本実施形態では事前個数を検出するのは、ドアロックがなされた時点で行っているが、全てのドアが閉状態となったことをドア検知部14で検知した時点で事前個数を数えるようにしてもよい。また、本実施例においては車内の検知を行なうためのアンテナは主に乗員が乗る車室部と該車室部の後ろに設けられ荷物が積み込まれるトランクに配置したが、トランクを車室部の前部に設けた場合にはその中に配置しても良いし、またダッシュボードの中等に配置しても良い。また、本実施例では、トランクドアのロックを解除すると共にトランクドアを開くようにしたがロックのみを解除するようにしても良い。また、携帯機の車内の判定は、本実施例においては車内に配置した所定のアンテナとの交信の可否によって決定するようにしたがこれに限らず公知の手法が利用できる。例えばアンテナの送信範囲が車内および車外に向けて送信されるようにし各アンテナの送信範囲のオーバーラップする範囲が車内となるようにしても検知できる。この場合にはいずれのアンテナから信号を受信できる場合には車内と判定すれば良い。また複数のアンテナからの信号強度によって複数のアンテナに対する携帯機の距離をそれぞれ求め、それから携帯機の絶対位置を検知して車内と特定してもよい。
本実施形態におけるキーレスエントリー装置の概要図である。 本実施形態におけるキーレスエントリー装置のブロック図である。 車両と携帯機との位置関係を表した模式図である。 図3とは異なる場合の車両と携帯機との位置関係を表した模式図である。 図3及び図4とは異なる場合の車両と携帯機との位置関係を表した模式図である。 携帯機の閉じこめ防止のための動作を示したフローチャートである。
符号の説明
1 車両
1a トランクルーム
1b 車室部
1c トランクドア
2 車両側装置
3 送信アンテナ
4 受信アンテナ
5 携帯機
10 制御部
11 メモリ
12 送信部
13 受信部
14 ドア検知部
15 トランクドア検知部
16 ロック駆動部
17 トランク駆動部
20 携帯機制御部
21 携帯機受信部
22 携帯機送信部
23 メモリ
24 アンテナ

Claims (3)

  1. 施錠可能な車室部のドアとトランクルームのトランクドアとを備えた車両に設けられる車両側装置と、それぞれ固有の識別符号が付され前記車両側装置と無線通信する複数の携帯機とを備え、前記車両側装置は前記車室部ドアの施錠と解錠及び前記トランクドアの施錠と解錠制御を行う制御部を備えたキーレスエントリー装置において、
    前記制御部は、前記携帯機からの施錠信号に基づいて前記車室部ドアの施錠制御を行った際に前記車室部と前記トランクルームを含む車両内に存在すると判定した携帯機の個数を検出し事前個数として記憶すると共に、前記施錠信号を送信した携帯機の識別符号を記憶し、その後に前記トランクドアが閉められた際に前記車両内に存在すると判定した携帯機の個数を判定個数として検出すると共に、前記車両内に存在する携帯機の識別符号を検出し、前記事前個数より判定個数の方が大きい場合または前記事前個数と判定個数が同数で且つ前記施錠信号を送信した携帯機が前記車両内に存在すると判定した場合の両方の場合において、前記トランクドアのロックを解錠状態となるように制御することを特徴とするキーレスエントリー装置。
  2. 前記施錠可能な車室部のドアは前記車両に複数設けられると共に、前記制御部によって開閉状態を検出可能とされ、前記制御部は前記事前個数を検出する時点を、前記携帯機からの施錠信号に基づいてドアの施錠制御を行った際の代わりに、前記車室部のドアのいずれかが開状態となった後に全ての車室部のドアが閉状態となったことを検出した際とすることを特徴とする請求項1記載のキーレスエントリー装置。
  3. 前記車両は車内側に送信アンテナを備え、前記制御部は車内側の前記送信アンテナから信号を受信した携帯機について、車両内に存在すると判定することを特徴とする請求項1または2記載のキーレスエントリー装置。
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