JP2008120193A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車載機による携帯機の検知範囲が広い場合でも、給油口が不必要にアンロック状態になることがなく、セキュリティ性を向上できる車両制御装置を提供すること。
【解決手段】 車載機3は、キーレス機能に設けたロケーション判断部311の図4〜図6の処理により携帯機2が給油口付近にあると判断した場合に、フューエルリッド近傍に設けられたフューエルリッド用LFアンテナ46を起動し、ステップS81〜S85の処理により、フューエルリッド用LFアンテナ46による通信で認証を行って、フューエルリッドのオープン又はアンロックを行うようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、給油口の開閉にセキュリティ性を持たせる車両制御装置の技術分野に属する。
従来では、車速センサ、パーキングブレーキ作動スイッチからの検出値及び集中ドアロックシステムユニットから出力されるドアロック・アンロック制御信号に基づいて、車両が停止状態、且つドアアンロック操作が行われると、フューエルリッド制御ユニットがロック状態のフューエルリッドをアンロックするアクチュエータを動作させるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−280586号公報(第2−11頁、全図)
しかしながら、従来にあっては、携帯機を検知する車両の車載機の検知範囲が広い場合には、給油口のアンロック状態がいたずらに多くの期間で発生し問題であった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、車載機による携帯機の検知範囲が広い場合でも、給油口が不必要にアンロック状態になることがなく、セキュリティ性を向上できる車両制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、携帯機と車載機が通信により認証を行って、キー操作なくドアのロック及びアンロックを行い、車室内においても携帯機と車載機が通信により認証を行うことにより車両の操作制限を解除するキーレス機能を有する車両制御装置において、前記車載機は、前記キーレス機能により携帯機が給油口付近にあると判断した場合に、フューエルリッド近傍に設けられたフューエルリッド用アンテナを起動し、前記フューエルリッド用アンテナによる通信で認証を行って、フューエルリッドのオープン又はアンロックを行うようにした、ことを特徴とする。
よって、本発明にあっては、車載機による携帯機の検知範囲が広い場合でも、給油口が不必要にアンロック状態になることがなく、セキュリティ性を向上できる。
以下、本発明の車両制御装置を実現する実施の形態を、請求項1,2,3に係る発明に対応する実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の車両制御装置の携帯機の構成を示すブロック図である。図2は実施例1の車両制御装置の車載機の構成を示すブロック図である。図3は実施例1の車両制御装置の車外アンテナ、車内アンテナの配置状態を示す説明図である。
実施例1の車両制御装置1は、携帯機2と車載機3を主要な構成としている。
携帯機2は、制御部21、RF送信部22、送信アンテナ23、LF受信部24、受信コイル25、表示器26、トランスポンダ27を主要な構成としている。
制御部21は、車両毎に識別されるIDコードを記憶し、LF受信部24で処理したサーチ電波による信号が自機器のIDコードに対応するものであると判断する場合、もしくは、使用者が車両または携帯機2にリクエスト操作を行って、車両側からサーチ電波が送信され、これを受信し、サーチ電波による信号が自機器のIDコードに対応するものであると判断する場合に、IDコードをRF送信部22に出力する。
RF送信部22は、制御部21からのIDコードを示す信号を、送信する電波信号に変換してアンテナ23に出力する。
アンテナ23は、RF送信部22からの電波信号を送信する。
LF受信部24は、受信コイル25からのサーチ電波を制御部21で処理できる信号に変換して、制御部21へ出力する。
受信コイル25は、車載機3からのサーチ電波を受信し、受信した電波信号をLF受信部24に送る。
表示器26は、車両制御装置1の状態、操作状態等を表示し、ユーザーに有用な情報を提供する。
トランスポンダ27は、内部にIDコードを記憶し、外部周囲の電磁界から得るエネルギーを電源として起動し、IDコードの送信を行う。
車載機3は、制御部31、チューナ部32、受信アンテナ34、LFアンテナA41、LFアンテナB42、LFアンテナC43、LFアンテナD44、LFアンテナE45、フューエルリッド用LFアンテナ46、ドア状態入力部47、フューエルリッドオープンスイッチ48、IGNスイッチ49、ロック出力部50、アンロック出力部51、フューエルリッド出力部52を主要な構成としている。
制御部31は、ドア状態入力部47、フューエルリッドオープンスイッチ48、IGNスイッチ49からの入力、携帯機2からの情報信号を処理して、携帯機2への送信、ロック及びアンロックの出力、フューエルリッドオープンの制御を行う。
チューナ部32は、携帯機2からの受信信号の復調等を行い、制御部31への出力を行う。
受信アンテナ34は、携帯機2からの電波信号を受信する。
LFアンテナA41、LFアンテナB42、LFアンテナC43、LFアンテナD44、LFアンテナE45は、LF波による車載機3から携帯機2への送信を行う。
フューエルリッド用LFアンテナ46は、近接する携帯機2に対して、電源となる送信と、ID認証のための送信を近接距離範囲で行う。
また、フューエルリッド用LFアンテナ46は、車両のフューエルリッド付近に設けられる。
ドア状態入力部47は、各ドアのロック状態、アンロック状態、ドアの開閉状態を制御部31へ入力する。
ドア状態入力部47は、車載機3内に設けられても、車載機3の外部から必要な情報を入力するものであってもよい。
フューエルリッドオープンスイッチ48は、車室内に設けられるフューエルリッドを開くために押すスイッチであり、車載機3には、スイッチのオン、オフの状態が入力されるようにする。
IGNスイッチ49は、車両のIGN電源をオンにするためのスイッチであり、車載機3には、スイッチのオン、オフの状態が入力されるようにする。
ロック出力部50は、車両ドアへ施錠を指示する出力を行う。
アンロック出力部51は、車両ドアへ開錠を指示する出力を行う。
フューエルリッド出力部52は、フューエルリッドのオープン又はアンロックを行う出力を行う。
次に、実施例1の車両制御装置における制御部31の一部詳細について説明する。
車載機3の制御部31は、ロケーション判断部311、LF出力部312、フューエルリッドLF通信部313、ドア状態検出部314、フューエルリッドオープンスイッチ検出部315を備えている。
ロケーション判断部311は、携帯機2の状態について、入力結果から判断を行う。
LF出力部312は、携帯機2とのLF送信を行う出力制御を行う。
フューエルリッドLF通信部313は、フューエルリッドのオープンに関するLF通信の制御を行う。
ドア状態検出部314は、車両の各ドアのロック、アンロック状態、ドアの開閉状態を入力から判別する処理を行う。
フューエルリッドオープンスイッチ検出部315は、フューエルリッドオープンスイッチ48がオンかオフかを入力から判別する処理を行う。
次に、キーレス機能のために車両に設けるLFアンテナA41、LFアンテナB42、LFアンテナC43、LFアンテナD44、LFアンテナE45の配置について説明する。
図3に示すように、LFアンテナA41は、車両Cの外側で且つ左側の前後輪、つまり左前輪FLと左後輪RLとの間となる位置に設けられ、車両Cの外の所定の範囲への送信を行う。
LFアンテナB42は、車両Cの外側で且つ右側の前後輪、つまり右前輪FRと右後輪RRの間となる位置に設けられ、車両Cの外の所定の範囲への送信を行う。
LFアンテナC43は、車両Cの外側で且つ後ろ側の位置に設けられ、車外の所定範囲への送信を行う。
LFアンテナD44は、車室Rの内で且つ左右中央のやや前側の位置に設けられ、車室内の所定範囲への送信を行う。
LFアンテナE45は、車室Rの内で且つ左右中央のやや後ろ側の位置に設けられ、車室内の所定範囲への送信を行う。
次に作用を説明する。
[携帯機の車内外位置判別処理]
図4に示すのは、実施例1の車両制御装置の車載機の制御部のロケーション判断部311で実行する携帯機の車内外位置判別処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS1では、車両ドアがドア開からドア閉の状態へ移行したかどうかを判断し、ドア閉の状態へ移行したならばステップS2へ進み、ドア閉の状態へ移行しないならばステップS1へ戻る。
ステップS2では、LF出力部312が、車室内に設置されているLFアンテナD44、LFアンテナE45からLF波信号を出力させる。
ステップS3では、ロケーション判断部311が、携帯機2からのRF波による返信信号があるかどうかを判断し、返信信号がある場合にはステップS4へ進み、返信信号がない場合には、ステップS5へ進む。
ステップS4では、ロケーション判断部311が、携帯機2は、車室内にあると判断し、ステップAで示される図5の処理へ進む。
ステップS5では、ロケーション判断部311が、携帯機2は、車外にあると判断し、ステップBで示される図6の処理へ進む。
[携帯機の位置判別処理]
図5に示すのは、実施例1の車両制御装置の車載機の制御部のロケーション判断部311で実行する携帯機の位置判別処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS11では、LF出力部312が、車外に設置されているLFアンテナA41からLF波信号を出力させる。
ステップS12では、携帯機2からRF波による返信信号があるかどうかを判断し、返信信号があるならばステップS13へ進み、返信信号がないならばステップS27へ進む。
ステップS13では、車内にあると判断した携帯機2とIDが異なるかどうかを判断し、IDが異なるならばステップS14へ進み、IDが同じならばステップS19へ進む。
ステップS14では、LF出力部312が、車外に設置されているLFアンテナB42からLF波信号を出力させる。
ステップS15では、携帯機2からRF波による返信信号があるかどうかを判断し、返信信号があるならばステップS16へ進み、返信信号がないならばステップS21へ進む。
ステップS16では、LF出力部312が車外に設置されているLFアンテナC43からLF波信号を出力させる。
ステップS17では、携帯機2からRF波による返信信号があるかどうかを判断し、返信信号があるならばステップS18へ進み、返信信号がないならばステップS20へ進む。
ステップS18では、ロケーション判断部311における本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS19では、ロケーション判断部311における本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS20では、ロケーション判断部311における本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS21では、LF出力部312が車外に設置されているLFアンテナC43からLF波信号を出力させる。
ステップS22では、携帯機2からRF波による返信信号があるかどうかを判断し、返信信号があるならばステップS23へ進み、返信信号がないならばステップS25へ進む。
ステップS23では、車室内にあると判断した携帯機2とIDが異なるかどうかを判断し、IDが異なるならばステップS24へ進み、IDが同じならばステップS26へ進む。
ステップS24では、以下に説明する第1処理を行う。
第1処理では、車両の左側にフューエルリッドオープナーがある場合は、給油口傍らに設けたフューエルリッド用LFアンテナ46の電源をオンにする。なお、車両の右側にフューエルリッドオープナーがある場合は、本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS25では、ロケーション判断部311における本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS26では、ロケーション判断部311における本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS27では、LF出力部312が車外に設置されているLFアンテナB42からLF波信号を出力させる。
ステップS28では、携帯機2からRF波による返信信号があるかどうかを判断し、返信信号があるならばステップS29へ進み、返信信号がないならばステップS37へ進む。
ステップS29では、車室内にあると判断した携帯機2とIDが異なるかどうかを判断し、IDが異なるならばステップS30へ進み、IDが同じならばステップS34へ進む。
ステップS30では、LF出力部312が車外に設置されているLFアンテナC43からLF波信号を出力させる。
ステップS31では、携帯機2からRF波による返信信号があるかどうかを判断し、返信信号があるならばステップS32へ進み、返信信号がないならばステップS35へ進む。
ステップS32では、車室内にあると判断した携帯機2とIDが異なるかどうかを判断し、IDが異なるならばステップS33へ進み、IDが同じならばステップS36へ進む。
ステップS33では、以下に説明する第2処理を行う。
第2処理では、車両の右側にフューエルリッドオープナーがある場合は、給油口傍らに設けたフューエルリッド用LFアンテナ46の電源をオンにする。なお、車両の左側にフューエルリッドオープナーがある場合は、本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS34では、ロケーション判断部311における本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS35では、ロケーション判断部311における本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS36では、ロケーション判断部311における本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS37では、LF出力部312が車外に設置されているLFアンテナC43からLF波信号を出力させる。
ステップS38では、携帯機2からRF波による返信信号があるかどうかを判断し、返信信号があるならばステップS39へ進み、返信信号がないならばステップS40へ進む。
ステップS39では、ロケーション判断部311における本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS40では、ロケーション判断部311における本処理を無効とし、処理を終了する。
[携帯機の位置判別処理]
図6に示すのは、実施例1の車両制御装置の車載機の制御部のロケーション判断部311で実行する携帯機の位置判別処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS51では、LF出力部312が車外に設置されているLFアンテナA41からLF波信号を出力させる。
ステップS52では、携帯機2からRF波による返信信号があるかどうかを判断し、返信信号があるならばステップS53へ進み、返信信号がないならばステップS63へ進む。
ステップS53では、LF出力部312が車外に設置されているLFアンテナB42からLF波信号を出力させる。
ステップS54では、携帯機2からRF波による返信信号があるかどうかを判断し、返信信号があるならばステップS55へ進み、返信信号がないならばステップS59へ進む。
ステップS55では、LF出力部312が車外に設置されているLFアンテナC43からLF波信号を出力させる。
ステップS56では、携帯機2からRF波による返信信号があるかどうかを判断し、返信信号があるならばステップS57へ進み、返信信号がないならばステップS58へ進む。
ステップS57では、ロケーション判断部311における本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS58では、ロケーション判断部311における本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS59では、LF出力部312が車外に設置されているLFアンテナC43からLF波信号を出力させる。
ステップS60では、携帯機2からRF波による返信信号があるかどうかを判断し、返信信号があるならばステップS61へ進み、返信信号がないならばステップS62へ進む。
ステップS61では、以下に説明する第1処理を行う。
第1処理では、車両の左側にフューエルリッドオープナーがある場合は、給油口傍らに設けたフューエルリッド用LFアンテナ46の電源をオンにする。なお、車両の右側にフューエルリッドオープナーがある場合は、本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS62では、ロケーション判断部311における本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS63では、LF出力部312が車外に設置されているLFアンテナB42からLF波信号を出力させる。
ステップS64では、携帯機2からRF波による返信信号があるかどうかを判断し、返信信号があるならばステップS65へ進み、返信信号がないならばステップS69へ進む。
ステップS65では、LF出力部312が車外に設置されているLFアンテナC43からLF波信号を出力させる。
ステップS66では、携帯機2からRF波による返信信号があるかどうかを判断し、返信信号があるならばステップS67へ進み、返信信号がないならばステップS68へ進む。
ステップS67では、以下に説明する第2処理を行う。
第2処理では、車両の右側にフューエルリッドオープナーがある場合は、給油口傍らに設けたフューエルリッド用LFアンテナ46の電源をオンにする。なお、車両の左側にフューエルリッドオープナーがある場合は、本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS68では、ロケーション判断部311における本処理を無効とし、処理を終了する。
ステップS69では、LF出力部312が車外に設置されているLFアンテナC43からLF波信号を出力させる。
ステップS70では、携帯機2からRF波による返信信号があるかどうかを判断し、返信信号があるならばステップS71へ進み、返信信号がないならばステップS72へ進む。
[フューエルリッドのオープン処理]
図7に示すのは、実施例1の車両制御装置1の車載機3の制御部31で実行するフューエルリッドのオープン処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS81では、フューエルリッドLF通信部313が、フューエルリッド用LFアンテナ46の電源をオンにする。
ステップS82では、携帯機2からのRF波により返信信号があるかどうかを判断し、返信信号があるならばステップS83へ進み、返信信号がないならばステップS85へ進む。
ステップS83では、返信信号の携帯機2のIDが登録されているIDかどうかを判断し、登録されているIDならばステップS84へ進み、登録されているIDでないならばステップS85へ進む。
ステップS84では、フューエルリッドをオープン又はアンロックする。
ステップS85では、本処理を無効として、処理を終了する。
[キーレス機能]
実施例1の車両制御装置が有するキーレス機能について、説明する。
実施例1では、携帯機2が車載機3のリクエストスイッチの操作もしくは、操作なしで、車外用のLFアンテナA41〜C43から送信されるLF波の受信範囲に入ると、返信信号を返す。この返信信号もしくは、その後の返信信号には、携帯機2に予め記憶させているIDデータが含まれるようにする。
また、車載機3には、同様にIDデータが予め記憶させてあるので、携帯機2と車載機3の間でIDデータによる照合、認証処理が行われ、成立した際に、該当するドアロックもしくは全ドアロックの開錠が行われる。
さらに、車室内に設けた車内用のLFアンテナD44、E45と、車内に乗り込んだ乗員の携帯機2とのIDデータの照合、認証処理によりエンジン始動操作などの操作制限解除を行う。
そして、車両の使用を終えた乗員が、車外へ行くことにより、車内用のLFアンテナD44、E45と、携帯機2とのIDデータの照合、認証処理が不成立の状態になることにより、所定操作が行えない操作制限状態となる。
その後、車両の使用を終えた乗員が、車両から離れ、車外用のLFアンテナA41〜C43から送信されるLF波の受信範囲から離れると、IDデータの照合、認証が成立した状態から不成立の状態になることにより、ドアがロックされる。
[フューエルリッドのアンロック又はオープン作用]
図8は実施例1の車両制御装置の車外用のLFアンテナA〜Cの検知範囲を示す説明図である。図9は実施例1の車両制御装置の車内用のLFアンテナD,Eの検知範囲を示す説明図である。
実施例1の車両制御装置では、エンジンの始動状態から停止への変化、もしくはドアの閉→開→閉を検出後、一定期間、携帯機2が車外にあるかどうかの判断を行う。
つまり、LFアンテナA41〜C43を起動し、車外判断を行い、車内用のLFアンテナD44、E45を起動し、車内判断を行う(図4〜図6の処理参照)。
その際、給油口が車両の左後ろにある場合と給油口が車両の右後ろにある場合により、処理が異なる。
(a)給油口が左側の後ろにある場合
携帯機2をLFアンテナA41とLFアンテナC43で検知し(図8参照)、且つ車内には携帯機2がないと判断した場合(図9参照)、給油口傍に設けたフューエルリッド用LFアンテナ46の電源をオンにする。
但し、車外と判断した携帯機2のIDと別のIDの携帯機2は、車内にあってもよい。
その間に、携帯機2の中に設けられたトランスポンダ27と通信ができ、且つ、通信OKの場合に、車載機3のフューエルリッド出力部52から制御出力を行って、フューエルリットをオープン、またはアンロックする。
(b)給油口が左側の後ろにある場合
携帯機2をLFアンテナB41とLFアンテナC43で検知し(図8参照)、且つ車内には携帯機2がないと判断した場合(図9参照)、給油口傍に設けたフューエルリッド用LFアンテナ46の電源をオンにする。
但し、車外と判断した携帯機2のIDと別のIDの携帯機2は、車内にあってもよい。
その間に、携帯機2の中に設けられたトランスポンダ27と通信ができ、且つ、通信OKの場合に、車載機3のフューエルリッド出力部52から制御出力を行って、フューエルリットをオープン、またはアンロックする。
車両制御装置1では、車外用のLFアンテナA41〜C43により携帯機2が車外と判断した場合に、図8に示すように、車外用のLFアンテナA41〜C43は、車外の広い範囲を検出するよう出力を大きくするため、車内に携帯機2がある場合に、これを検出する可能性がある。
そのため、実施例1の車両制御装置1では、車外用のLFアンテナA41〜C43による検出を一時停止し、車外用のLFアンテナA41〜C43に対して出力を弱めて、車外へ出力が漏れないようにした車内用のLFアンテナD44,E45により検出処理を行うことで、車外に携帯機2があることを確実に検知できるようにしている。
このように、実施例1の車両制御装置1では、車両の給油口付近にフューエルリッド用LFアンテナ46を設け、携帯機2に内蔵されているトランスポンダ27と照合することで、オープンする。検知エリアは、10cm以内とすることで、誤判定を防ぐことができる。
近年、日本では、セルフスタンドが多くなっており、欧米ではセルフスタンドが一般的である。本実施例1の車両制御装置1を備える車両では、室内にあるスイッチを押すことを不要として、フューエルリットをオープン、またはアンロックすることができ、また、意図しないフューエルリットのオープン、またはアンロックを防止して、防犯性を向上させることができる。
また、このフューエルリットのオープン、またはアンロックは、携帯機2の電池切れの場合にも行うことができる。
言い換えて説明すると、車載機3の制御部31は、ロケーション判断部311により、常に、携帯機2のロケーション判断を行っており、給油スタンドに車両を止め、施錠後、使用者が一度車から離れたとしても、再度、車の開錠を行い、室内にあるフューエルリッドオープンスイッチ48を操作することなく、車両の外側から、フューエルリッドのオープンやアンロックを行うことができ、非常に利便性高く使用できる。
次に、効果を説明する。
実施例1の車両制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)携帯機2と車載機3が通信により認証を行って、キー操作なくドアのロック及びアンロックを行い、車室内においても携帯機2と車載機3が通信により認証を行うことにより車両の操作制限を解除するキーレス機能を有する車両制御装置1において、車載機3は、キーレス機能に設けたロケーション判断部311の図4〜図6の処理により携帯機2が給油口付近にあると判断した場合に、フューエルリッド近傍に設けられたフューエルリッド用LFアンテナ46を起動し、ステップS81〜S85の処理により、フューエルリッド用LFアンテナ46による通信で認証を行って、フューエルリッドのオープン又はアンロックを行うようにしたため、車載機3による携帯機の検知範囲が広い場合でも、給油口が不必要にアンロック状態になることがなく、セキュリティ性を向上できる。
(2)車載機3は、車内及び車外で携帯機2と通信を行うよう車内及び車外に複数設けられたLFアンテナA41〜LFアンテナE45と、車両のフューエルリッド近傍に設けられたフューエルリッド用LFアンテナ46と、複数のアンテナのどれを送信させるかを制御するLF出力部312と、複数のアンテナの一部により携帯機2との通信を行い、携帯機2の位置範囲を判断するロケーション判断部311による図4〜図6の処理と、携帯機2が車外で且つフューエルリッドが設けられている車両側方範囲にある場合に、フューエルリッド用LFアンテナ46の通信を起動させるフューエルリッドLF通信部313と、フューエルリッドLF通信部313によりフューエルリッド用LFアンテナ46を介する通信で認証が成立すると、フューエルリッドのオープンまたはアンロックを行うよう出力するフューエルリッド出力部52によるステップS81〜S85の処理を備え、携帯機2は、フューエルリッド用LFアンテナ46との送受信により認証を行うトランスポンダ27を備えたため、車載機3による携帯機の検知範囲が広い場合でも、給油口が不必要にアンロック状態になることがなく、セキュリティ性を向上でき、施錠後に室内にあるスイッチを操作せずに、フューエルリッドのオープンまたはアンロックを行うことができる。
(3)携帯機2は、トランスポンダ27によりIDコードを送信するようにし、フューエルリッド用LFアンテナ46からの電波信号を電源として、IDコードを送信するため、携帯機の電池が切れた場合であっても、フューエルリッドのオープンまたはアンロックを行うことができる。
以上、本発明の車両制御装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
なお、フューエルリッド用LFアンテナ46の電源オンは、エンジン停止となってから、室外を監視するLFアンテナA41〜C43で給油口付近に携帯機2を検出した場合のみ、フューエルリッド用LFアンテナ46を起動するようにしてもよい。
また、給油口付近に、フューエルリッド用LFアンテナ46を起動するためのスイッチを設けるようにして、携帯機2の電池切れに対応させてもよい。
実施例1の車両制御装置の携帯機の構成を示すブロック図である。 実施例1の車両制御装置の車載機の構成を示すブロック図である。 実施例1の車両制御装置の車外アンテナ、車内アンテナの配置状態を示す説明図である。 実施例1の車両制御装置の車載機の制御部のロケーション判断部で実行する携帯機の車内外位置判別処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の車両制御装置の車載機の制御部のロケーション判断部で実行する携帯機の位置判別処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の車両制御装置の車載機の制御部のロケーション判断部311で実行する携帯機の位置判別処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の車両制御装置1の車載機3の制御部31で実行するフューエルリッドのオープン処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の車両制御装置の車外用のLFアンテナA〜Cの検知範囲を示す説明図である。 実施例1の車両制御装置の車内用のLFアンテナD,Eの検知範囲を示す説明図である。
符号の説明
1 車両制御装置
2 携帯機
21 制御部
22 RF送信部
23 送信アンテナ
24 LF受信部
25 受信コイル
26 表示器
27 トランスポンダ
3 車載機
31 制御部
311 ロケーション判断部
312 LF出力部
313 フューエルリッドLF通信部
314 ドア状態検出部
315 フューエルリッドオープンスイッチ検出部
32 チューナ部
34 受信アンテナ
41 LFアンテナA
42 LFアンテナB
43 LFアンテナC
44 LFアンテナD
45 LFアンテナE
46 フューエルリッド用LFアンテナ
47 ドア状態入力部
48 フューエルリッドオープンスイッチ
49 IGNスイッチ
50 ロック出力部
51 アンロック出力部
52 フューエルリッド出力部
C 車両
R 車室
FR 右前輪
FL 左前輪
RR 右後輪
RL 左後輪

Claims (3)

  1. 携帯機と車載機が通信により認証を行って、キー操作なくドアのロック及びアンロックを行い、車室内においても携帯機と車載機が通信により認証を行うことにより車両の操作制限を解除するキーレス機能を有する車両制御装置において、
    前記車載機は、前記キーレス機能により携帯機が給油口付近にあると判断した場合に、フューエルリッド近傍に設けられたフューエルリッド用アンテナを起動し、前記フューエルリッド用アンテナによる通信で認証を行って、フューエルリッドのオープン又はアンロックを行うようにした、
    ことを特徴とする車両制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置において、
    前記車載機は、
    車内及び車外で前記携帯機と通信を行うよう車内及び車外に複数設けられたアンテナと、
    車両のフューエルリッド近傍に設けられたフューエルリッド用アンテナと、
    複数の前記アンテナのどれを送信させるかを制御する送信制御手段と、
    複数の前記アンテナの一部により前記携帯機との通信を行い、前記携帯機の位置範囲を判断する携帯機位置範囲判断手段と、
    前記携帯機が車外で且つフューエルリッドが設けられている車両側方範囲にある場合に、フューエルリッド用アンテナの通信を起動させるフューエルリッド用通信制御手段と、
    前記フューエルリッド用通信制御手段によりフューエルリッド用アンテナを介する通信で認証が成立すると、フューエルリッドのオープンまたはアンロックを行うよう出力するフューエルリッド制御出力手段と、
    を備え、
    前記携帯機は、前記フューエルリッド用アンテナとの送受信により認証を行うフューエルリッド用通信手段を備えた、
    ことを特徴とする車両制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両制御装置において、
    前記携帯機は、トランスポンダによりIDコードを送信する手段を備え、前記フューエルリッド用アンテナからの電波信号を電源として、IDコードを送信することを特徴とする車両制御装置。
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