JP5983913B2 - リアクトル、コンバータ、および電力変換装置 - Google Patents

リアクトル、コンバータ、および電力変換装置 Download PDF

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Description

本発明は、一対のコイル素子を有するコイルと、環状の磁性コアとの組合体を備えるリアクトル、このリアクトルを用いたコンバータ、およびこのコンバータを用いた電力変換装置に関する。
リアクトルやモータといった、コイルと、コイルが配置される磁性コアとを備える磁性部品が種々の分野で利用されている。例えば、特許文献1は、ハイブリッド自動車といった車両に載置されるコンバータの回路部品に利用されるリアクトルを開示している。この特許文献1のリアクトルは、一対のコイル素子を有するコイルと、環状の磁性コアとの組合体を備え、その磁性コアは、コイルの内部に配置される一対の内側コア部と、コイルから露出され、内側コア部と閉磁路を形成する一対の外側コア部と、を備える。このリアクトルはさらに、コイルにおけるリアクトルの設置対象(例えば、冷却ベース)側に配される放熱板と、コイルと磁性コアとの組合体の外周を覆う外側樹脂部とを備える。そして、この外側樹脂部には、リアクトルを設置対象に固定するための固定部材(ボルト)を挿通させる挿通孔を有する固定フランジが設けられている。
特開2011−9791号公報
リアクトルは、作動時にそれ自体が振動することはもちろん、車載される場合には車両の振動による影響を受けるため、設置対象に強固に固定する必要がある。このような要請に対して、上述のリアクトルでは、設置対象に予めネジ穴を形成しておき、ボルトを外側樹脂部の挿通孔に挿通して、設置対象のネジ穴に螺合させることで、リアクトルを設置対象に固定している。しかし、ボルトの締付力が挿通孔近傍の外側樹脂部に負荷されるため、上述した振動に伴って外側樹脂部にクラックが生じる場合がある。そのクラックが進展すると、リアクトルが設置対象から脱落する恐れもあるため、対策が望まれている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、一対のコイル素子を有するコイルと磁性コアとの組合体を備えるリアクトルにおいて、従来よりも安定的に設置対象に固定できるリアクトルを提供することにある。また、本発明の別の目的は、本発明リアクトルを用いたコンバータ、およびそのコンバータを用いた電力変換装置を提供することにある。
本発明リアクトルは、並列した状態で連結される一対のコイル素子を有するコイルと、コイル素子の内部に挿通される環状の磁性コアとの組合体を備え、磁性コアが、コイル素子の内部に配置される一対の内側コア部、およびコイル素子から露出され、内側コア部と閉磁路を形成する一対の外側コア部を有するリアクトルである。この本発明リアクトルは、一面側が組合体を搭載する搭載面、他面側がリアクトルを設置する設置対象への取り付け面となる非磁性金属の放熱板と、組合体と放熱板とを接合する絶縁性樹脂を含む接合層と、を備える。そして、本発明リアクトルは、リアクトルに備わる放熱板が組合体における設置対象側面よりも大きく、その放熱板における組合体との接合領域外に、設置対象にリアクトルを固定するための固定部材が挿通される第一挿通孔が設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、放熱板に形成される第一挿通孔にボルトなどの固定部材を挿通させることで、リアクトルを冷却ベースなどの設置対象に固定できる。ここで、放熱板は非磁性金属で形成されており、樹脂よりも固定部材の締付力に対して耐力を発揮するため、本発明リアクトルは、従来構成のリアクトルよりも安定して設置対象に固定することができる。
また、本発明リアクトルでは、放熱板が金属製であるため、リアクトルで発生した熱を設置対象に効率的に放熱させることができる。近年、ハイブリッド自動車などに利用されるリアクトルは、高周波・大電流で使用されることが多く、リアクトルに備わるコイルや磁性コアの発熱量が増大する傾向にある。これに対して、本発明リアクトルは、リアクトルで発生した熱を設置対象に効率的に放熱させることができる構成であるため、例えば100A以上の大電流で使用した場合でも、その動作が不安定になり難い。なお、本発明リアクトルにおける組合体と放熱板との間の絶縁は、絶縁性樹脂を含む接合層により担保される。
本発明リアクトルの一形態として、一端側が放熱板に取り付けられ、他端側が外側コア部の上面を放熱板側に向かって押圧する押え部材を備え、この押え部材には、コイルの端部に接続され、リアクトルを他の電気機器と電気的に接続させるための端子部材が埋設されている形態を挙げることができる。
上記押え部材によって、組合体を放熱板に向かって押圧することで、組合体を放熱板に強固に固定することができる。
また、押え部材に端子部材が埋設されていることで、放熱板に対する端子部材の位置が決まるので、本発明リアクトルを他の電気機器に接続し易くすることができる。上記放熱板は第一挿通孔を備え、固定部材によって設置対象における決められた位置に固定されるので、この放熱板に対して取り付けられる押え部材も、設置対象上の所定位置に配置される。即ち、押え部材に埋設される端子部材も設置対象上の所定位置に配置されるため、同じ設置対象上に取り付けられる他の電気機器に端子部材を接続し易い。
本発明リアクトルの一形態として、押え部材は、放熱板の第一挿通孔に重複する第二挿通孔を備える形態を挙げることができる。
上記構成によれば、固定部材を押え部材の第二挿通孔に挿通させれば、固定部材は放熱板の第一挿通孔にも挿通されるので、固定部材によって押え部材と放熱板を一体に設置対象に固定することができる。
上記本発明リアクトルは、コンバータの構成部品に好適に利用することができる。本発明のコンバータとして、スイッチング素子と、上記スイッチング素子の動作を制御する駆動回路と、スイッチング動作を平滑にするリアクトルとを備え、上記スイッチング素子の動作により、入力電圧を変換するものであり、上記リアクトルが本発明リアクトルである形態が挙げられる。この本発明コンバータは、電力変換装置の構成部品に好適に利用することができる。本発明の電力変換装置として、入力電圧を変換するコンバータと、上記コンバータに接続されて、直流と交流とを相互に変換するインバータとを備え、このインバータで変換された電力により負荷を駆動するための電力変換装置であって、上記コンバータが本発明コンバータである形態が挙げられる。
放熱性に優れる本発明リアクトルを用いた本発明コンバータ、及び本発明電力変換装置は、これらを備える機器(例えば、ハイブリット自動車などの車両)の高周波化・大電流化に寄与する。
本発明リアクトルは、設置対象に安定して固定することができる。また、本発明リアクトルは、高周波・大電流で使用した場合でも、コイルとコアに発生する熱を効率的にリアクトル外に放熱できる。
実施形態1に係るリアクトルの概略斜視図である。 実施形態1に係るリアクトルの分解斜視図である。 実施形態1に係るリアクトルに備わる組合体の分解斜視図である。 実施形態1に係るリアクトルに備わる押え部材の概略斜視図である。 実施形態2に係るリアクトルの分解斜視図である。 ハイブリッド自動車の電源系統を模式的に示す概略構成図である。 本発明コンバータを備える本発明電力変換装置の一例を示す概略回路である。
以下、本発明の実施形態をより具体的に説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。
<実施形態1>
図1〜4を参照して、実施形態1のリアクトル1を説明する。図1,2に示すリアクトル1は、一対のコイル素子2A,2Bを備えるコイル2と、コイル2の内外に配置されて閉磁路を形成する磁性コア3との組合体10を、放熱板6上に配置した構成を備える。このリアクトル1の特徴とするところは、放熱板4と組合体10とが接合層7(図2を参照)を介して接合され、かつ放熱板6における組合体10との接合領域外に、設置対象にリアクトル1を固定するための固定部材が挿通される第一挿通孔61hが設けられていることである。以下、本実施形態1のリアクトル1の各構成を詳細に説明する。
≪組合体≫
本実施形態の組合体10は、図3の分解斜視図に示すように、コイル2と、このコイル2に組付けられる磁性コア3と、を備える。
〔コイル〕
コイル2は、一対のコイル素子2A,2Bと、両コイル素子2A,2Bを連結するコイル素子連結部2rとを備える。各コイル素子2A,2Bは、互いに同一の巻数、同一の巻回方向で中空筒状に形成され、各軸方向が平行するように横並びに並列されている。また、コイル素子連結部2rは、コイル2の他端側(図3において紙面右側)において両コイル素子2A,2Bを繋ぐU字状に屈曲された部分である。このコイル2は、接合部の無い一本の巻線を螺旋状に巻回して形成しても良いし、各コイル素子2A,2Bを別々の巻線により作製し、各コイル素子2A,2Bの巻線の端部同士を半田付けや圧着などにより接合することで形成しても良い。
コイル2は、銅やアルミニウム、その合金といった導電性材料からなる平角線や丸線などの導体の外周に、絶縁性材料からなる絶縁被覆を具える被覆線を好適に利用できる。本実施形態では、導体が銅製の平角線からなり、絶縁被覆がエナメル(代表的にはポリアミドイミド)からなる被覆平角線を利用し、各コイル素子2A,2Bは、この被覆平角線をエッジワイズ巻きにしたエッジワイズコイルである。また、各コイル素子2A,2Bの端面形状を長方形の角部を丸めた形状としているが、端面形状は、円形状など適宜変更することができる。
コイル2の両端部2a,2bは、ターン形成部分から引き延ばされて、後述する押え部材8に埋設される端子部材9A,9Bに接続されている(図1を参照)。この端子部材9A,9Bを介して、コイル2に電力供給を行なう電源などの外部装置(図示せず)が接続される。
〔磁性コア〕
磁性コア3は、各コイル素子2A,2Bの内部に配置される一対の内側コア部31,31と、コイル2から露出されている一対の外側コア部32,32とを環状に組み合わせて形成される。ここで、本実施形態では、内側コア部31,31は、その外周面に一体に形成される被覆樹脂5Aを備えるコア部品4A,4Bの形態で用いられている。被覆樹脂5Aは、いわば従来構成におけるボビンと同じ役割を果たすものと考えて良い。これらコア部品4A,4Bは同形状の部材であり、コア部品4Aを水平方向に180°回転させれば、コア部品4Bになる。従って、コア部品4Bの各部にはコア部品4Aと同一の符号を付し、以降はコア部品4Aを例にして説明する。
[コア部品]
図3に示すように、コア部品4Aは、柱状の内側コア部31の外周面に被覆樹脂5Aを一体に形成した部材である。端的に言えば内側コア部31と、筒状ボビンと、枠状ボビンとが一体に形成された部材がコア部品4Aである。
内側コア部31は、図3の右下の点線丸囲みに示すように、略直方体状の磁性材料からなるコア片31mと、コア片31mよりも低透磁率のギャップ材31gとを交互に連結した積層柱状体である。本例ではコア片31mとギャップ材31gの数が同数となっており、内側コア部31の一端面(紙面左側端面)にはギャップ材31gが、他端面(紙面右側端面)にはコア片31mが配置されている。なお、点線丸囲みの内側コア部31は、図中のコア部品4Bに配置されたときの向きで示されている。つまり、コア部品4Aにおける内側コア部31は、図示する内側コア部31を水平方向に180°回転させた向き、即ち紙面左側端部にコア片31mが、紙面右側端部にギャップ板31gが配置される。
内側コア部31に一体化された被覆樹脂5Aは、枠状部52Aと、周面被覆部51oAと、係合筒部53Aと、台座54Aと、を備える。周面被覆部51oAと係合筒部53Aとは、枠状部52Aの一面側から並列された状態で突出している。また、台座54Aは、枠状部52Aの上端側で、周面被覆部51oAとは反対側に庇状に突出している。
周面被覆部51oAは、上述した内側コア部31の周面を、その長手方向のほぼ全長に亘って覆っている。つまり、周面被覆部51oAは、従来構成における筒状ボビンの役割を担っている。この周面被覆部51oAは、枠状部52Aから所定の長さに亘るベース被覆部513と、そのベース被覆部513に連続する係合部517とからなる。係合部517の外径はベース被覆部513の外径よりも小さく、係合部517の内径はベース被覆部513の内径と等しい。つまり、係合部517は、ベース被覆部513よりも薄肉に形成されており、この係合部517を、コア部品4Aに対向するコア部品4Bの係合筒部53Aに挿入できるようになっている。そのため、コア部品4A,4Bを互いに近づけると、両コア部品4A,4Bの係合筒部53Aと係合部517とが嵌め合わされ、両コア部品4A,4Bが環状に繋がった状態となる。
上記周面被覆部51oAが繋がる枠状部52Aの部分には、内側コア部31の端面31eを被覆する端部被覆部51eAが形成されており、コア部品4Aの内側コア部31の端面31eが直接外側コア部32に接触しないようになっている。この端部被覆部51eAは、内側コア部31と外側コア部32の間に配置されるギャップの役割を果たす。なお、端面被覆部51eAの中心部には、内側コア部31の端面31eよりも小さな中空孔510が形成されている。これは、コア部品4Aを作製する際に、内側コア部31をその軸方向に圧縮して支持するための支持部材の名残である。
上記係合筒部53Aが繋がる枠状部52Aの部分には、内側コア部31を挿通させることができる大きさの貫通孔530が形成されている。ここで、コア部品4Aの係合筒部53Aに挿入されるコア部品4Bの内側コア部31の端面にはギャップ材31gが配置されているので、コア部品4Bの内側コア部31はギャップ材31gを介して外側コア部32に繋がる。
枠状部52Aにおける周面被覆部51oAと係合筒部53Aとの間には仕切り部56Aが設けられている。仕切り部56Aは、コア部品4A,4Bに嵌め込まれるコイル2の両コイル素子2A,2Bの間に配置され、両コイル素子2A,2Bの離隔状態を保持するものである。これによって、両コイル素子2A,2B間の絶縁を確実にすることができる。
上記被覆樹脂5Aに備わる台座54Aは、コア部品4Aとコア部品4Bとで機能が異なる。コア部品4Aの台座54Aは、後述する押え部材8によって押圧されることによって、組合体10を放熱板6に向かって押さえつける機能を有する(図1を参照)。一方、コア部品4Bの台座54Aは、図1に示すように、コイル2のコイル素子連結部2rを支持する機能を有する。
以上説明した被覆樹脂5Aの構成材料には、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂、液晶ポリマー(LCP)、ナイロン6、ナイロン66、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂などの熱可塑性樹脂を利用することができる。
[外側コア部]
外側コア部32,32は、例えばその上面が略ドーム状の柱状コア片である。紙面左側に配置される一方の外側コア部32は、内側コア部31,31の一端側(紙面左側)の面に対向し、紙面右側に配される他方の外側コア部32は、上記内側コア部31,31の他端側(紙面右側)に対向している。その結果、内側コア部31,31と外側コア部32,32とで環状の磁性コア3が形成される。
[コア片の材質]
上記内側コア部31と外側コア部32を構成する各コア片には、鉄などの鉄属金属やその合金などに代表される軟磁性粉末を用いた圧粉成形体や、軟磁性粉末を含む樹脂からなる成形硬化体、絶縁被膜を有する磁性薄板(例えば、電磁鋼板)を複数積層した積層体などが利用できる。
内側コア部31,31を構成するコア片31mと、外側コア部32,32とは、磁気特性を異ならせても良い。例えば、コア片31mと外側コア部32とで使用する材質を異ならせることで両者の磁気特性を異ならせても良いし、コア片31mを成形硬化体、外側コア部32を圧粉成形体とすることで両者の磁気特性を異ならせても良い。一般に、成形硬化体に含まれる磁性粉末の量は、圧粉成形体と比較して少ない傾向にあるため、『成形硬化体の比透磁率<圧粉成形体の比透磁率』となる。そのため、内側コア部31を成形硬化体、外側コア部32を圧粉成形体とすれば、大電流で使用した場合でも磁気飽和し難い磁性コア3(リアクトル1)とすることができる。なお、内側コア部を成形硬化体で構成する場合、成形硬化体からなる一つのコア片と、そのコア片の一端側に貼り合わされる一枚のギャップ材とで内側コア部を形成しても良い。
≪放熱板≫
放熱板6は、組合体10を支持しつつ、組合体10から設置対象への放熱経路として機能する板状の部材で、組合体の設置対象側面よりも大きい。具体的には、図2に示すように、放熱板6の一面側(紙面上方側)が組合体10を搭載する搭載面であり、放熱板6の他面側(紙面下方側)がリアクトル1を冷却する設置対象(図示せず)への取り付け面である。
上記放熱板6は、磁束の遮蔽性、熱伝導性の観点から非磁性金属で構成する。具体的な金属としては、例えば、アルミニウム(熱伝導率:237W/m・K)やその合金が好ましく、その他、マグネシウム(156W/m・K)やその合金、銅(398W/m・K)やその合金、銀(427W/m・K)やその合金、鉄やオーステナイト系ステンレス鋼(例えば、SUS304:16.7W/m・K)であってもよい。上記アルミニウムやマグネシウム、その合金を利用すると、リアクトル1を軽量化することがでる。特に、アルミニウムやその合金は、耐食性に優れ、マグネシウムやマグネシウム合金は制振性に優れるため、車載部品に好適に利用できる。これらの金属材料で構成される放熱板6は、ダイキャストといった鋳造の他、プレス加工などの塑性加工により形成することができる。
上記放熱板6の厚さは、放熱板6の材質によって適宜選択することができる。例えば、アルミニウムなどの非磁性金属で放熱板6を構成する場合、放熱板6の厚さを1〜5mm程度とすると、十分な強度と磁束の遮蔽性を有する放熱板6とすることができる。
上記放熱板6の四隅で、組合体10との接合領域外には、第一挿通孔61hが設けられている。この第一挿通孔61hに固定部材(例えば、ボルト)10Cを挿通させ、固定部材10Cを設置対象にネジ留めすることで、リアクトル1を設置対象に固定することができる。ここで、放熱板6は金属製であるため剛性が高く、固定部材10Cによる締付力に高い耐性を示す。そのため、リアクトル1を設置対象に非常に強固に固定することができるし、固定した後、リアクトル1を動作させてリアクトル1が振動しても、リアクトル1が設置対象から脱落し難くすることができる。
その他、放熱板6には、後述する押え部材8を取り付けるための押え部材取付穴6Ah,6Bhが設けられている。この押え部材取付穴6Ah,6Bhも、組合体10の接合領域外に設けられている。
≪接合層≫
接合層7は、組合体10のうち放熱板6に対向する部分(即ち、コイル素子2A,2Bの下面、および外側コア部32の下面)と、放熱板6との間に形成され、組合体10と放熱板6とを接合させる層である。
本実施形態では、非磁性金属からなる放熱板6と組合体10との間の絶縁を確保するための絶縁シート7Aと、その絶縁シート7A上に組合体10を接着するための接着シート7Bとで接合層7を形成した。絶縁シート7Aは接着剤などで放熱板6に貼り付けられる。一方、接着シート7Bは、その両面が粘着質で柔らかく、複雑な凹凸形状を有する組合体10を絶縁シート7Aに強固に密着させる機能を有する。
絶縁シート7Aには所定の耐電圧特性(リアクトル1においては2.5kV/50μm以上)が求められる。また、絶縁シート7Aは、コイル2(コイル素子2A,2B)で発生した熱を効果的に放熱板6に伝達できるように、優れた熱伝導性を有することが好ましく、その熱伝導率は高いほど好ましい。例えば、熱伝導率は、0.1W/m・K以上、好ましくは0.15W/m・K以上、より好ましくは0.5W/m・K以上、さらに好ましくは1W/m・K以上、特に好ましくは2.0W/m・K以上である。
上記絶縁シート7Aの厚さは、放熱板6とコイル部材2との間に要求される絶縁特性を満たすように、適宜選択することができる。この絶縁シート7Aの厚さは、絶縁シート7Aの材質に何を用いるかによって変化するが、概ね10μm以上とすれば十分である。絶縁シート7Aはあまり厚くても意味がないので、絶縁シート7Aの厚みの上限は100μmとすると良い。また、絶縁シート7Aの厚さは、使用する材質の熱伝導率も考慮に入れて設定すると良い。例えば、絶縁シート7Aの熱伝導率が高ければ(例えば、エポキシ樹脂の絶縁シート=0.7W/m・K)、絶縁シート7Aは厚め(例えば、100〜300μm)として良いが、熱伝導率が低ければ(例えば、ポリイミド樹脂の絶縁シート=0.16W/m・K)、リアクトル1のコイル2と放熱板6との間で絶縁を確保できる範囲で、絶縁シート7Aを薄くする(例えば、10〜50μm)。
一方、接着シート7Bには、コイル2と放熱板6との間を十分に絶縁可能な程度の絶縁特性と、リアクトル1の使用時における最高到達温度に対して軟化しない程度の耐熱性が求められる。例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、不飽和ポリエステルなどの熱硬化性樹脂や、ポリフェニレンスルフィド(PPS)樹脂、液晶ポリマー(LCP)などの熱可塑性の絶縁性樹脂が接着シート7Bに好適に利用できる。この絶縁性樹脂には、窒化珪素、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化ほう素、及び炭化珪素から選択される少なくとも1種のセラミックスフィラーが含有されていても良く、そうすることで、接着シート7Bの絶縁性および放熱性を向上させることができる。接着シート7Bの熱伝導率は、0.1W/m・K以上とすることが好ましく、より好ましくは0.15W/m・K以上、さらに好ましくは0.5W/m・K以上、特に好ましくは1W/m・K以上、最も好ましくは2.0W/m・K以上である。
≪押え部材≫
押え部材8は、図1,2に示すように、組合体10の外側コア部32を放熱板6に向かって押圧して、組合体10を放熱板6に強固に固定するための部材である。また、押え部材8には、コイル2の端部2a,2bに接続される端子部材9A,9Bが埋設されており、当該押え部材8は、リアクトル1のコイル2と、図示しない電源などの外部機器とを電気的に接続する際の端子台としての役割も兼ねる。
上記押え部材8は、図4に示すように、放熱板6(図1,2参照)への取付部となる脚部81と、脚部81の上端側で組合体10(図1,2参照)に向かって迫り出す押圧部82と、押圧部82とは反対側に迫り出す端子台部83とを備える。
脚部81には、コイル素子2A,2B(図1,2参照)の並列方向に張り出す張出部81A,81Bを備え、その張出部81A,81Bには、第二挿通孔8Ah,8Bhが形成されている。図2に示すように、この第二挿通孔8Ah,8Bhに固定部材10A,10Bであるボルトを挿通させ、その固定部材10A,10Bを放熱板6の押え部材取付穴6Ah,6Bhにネジ留めすることで、押え部材8を放熱板6に固定することができる(図1を合わせて参照)。
押圧部82は、図1に示すように、放熱板6に押え部材8を固定したときに、コア部品4Aの台座54Aに当接し、台座54Aごと外側コア部32を放熱板6に向かって押圧する。つまり、この押圧部82と放熱板6とで組合体10を挟み込みことができ、その結果、放熱板6からの組合体10の脱落が抑制される。
端子台部83は、図4に示すように、コイル2の端部2a,2bに接続される端子部材9A,9Bと、電源などから伸びるリード線の端子とを接続させるときの台座となる。この端子台部83の上面には、押え部材8に埋設される端子部材9A,9Bの一部が露出している。また、その端子部材9A,9Bのうち、端子台部83とは反対側の端部は、押圧部82から突出し、上方に屈曲しており、その突出部分には、図1,2に示すように、コイル2の端部2a,2bが接続される。そのため、端子台部83に露出する端子部材9A,9Bにリード線を接続すれば、端子部材9A,9Bを介してコイル2に通電される。なお、端子台部83における端子部材9A,9Bの露出した部分の下面には、ネジ溝を切ったカラーが埋設されており、リード線の端子と端子部材9A,9Bとをネジ留めできるようになっている。
また、端子台部83の中間部における端子部材9A,9Bの間には、仕切り板83Fが形成されている。この仕切り板83Fによって端子部材9A,9B間の絶縁を確保できるし、端子部材9A,9Bにそれぞれ接続されるリード線の端子同士が接触・導通することを回避できる。
≪用途≫
上記構成を備えるリアクトル1は、通電条件が、例えば、最大電流(直流):100A〜1000A程度、平均電圧:100V〜1000V程度、使用周波数:5kHz〜100kHz程度である用途、代表的には電気自動車やハイブリッド自動車などの車載用電力変換装置の構成部品に好適に利用することができる。この用途では、直流通電が0Aのときのインダクタンスが、10μH以上2mH以下、最大電流通電時のインダクタンスが、0Aのときのインダクタンスの10%以上を満たすものが好適に利用できると期待される。
≪効果≫
以上説明した実施形態1のリアクトル1では、リアクトル1を設置対象に固定する固定部材を挿通させる挿通孔(第一挿通孔61h)を金属製の放熱板6に設けている。そのため、本実施形態1のリアクトル1は、樹脂部分に固定部材の挿通孔が形成された従来構成よりも、設置対象に安定して固定することができる。さらに、本実施形態1では、リアクトル1に備わる組合体10を押え部材8によって放熱板6に押し付けているため、設置対象に対するリアクトル1の固定状態がより安定的になっている。
また、本実施形態1のリアクトル1では、熱伝導性に優れる金属製の放熱板6を介して組合体10を設置対象に固定するため、使用時にリアクトル1のコイル2および磁性コア3で発生した熱を効率的に設置対象に逃がすことができる。そのため、リアクトル1を例えば100A以上の大電流で使用したとしても、熱によりリアクトル1の動作が不安定になることを回避できる。
<実施形態2>
実施形態1では、接合層7として、絶縁シート7Aと接着シート7Bの二層構造とした(図2参照)。これに対して、実施形態2では、絶縁性樹脂からなる一層構造の接合層7’を備えるリアクトル1’を図5に基づいて説明する。
本実施形態2では、アルミニウムなどの非磁性金属でできた放熱板6’の上に、絶縁性樹脂の接着剤で接合層7’を形成し、その接合層7’の上に直接、組合体10を載置している。そうすることで、接合層7’を介して組合体10と放熱板6’とを接合している。接合層7’の材質としては、実施形態1の接着シート7B(図2参照)と同様の絶縁性樹脂を利用できる。もちろん、接合層7’を構成する絶縁性樹脂はセラミックスフィラーを含有していても良い。
接合層7’を形成する構成の場合、その接合層7’の形成領域を粗面化処理することが好ましい。放熱板6’に粗面化領域6rを形成することで、当該領域6r上に接合層7’を形成したとき、当該領域6rの凹凸に接合層7’が入り込んで、放熱板6’と接合層7’との密着性が増す。また、放熱板6’と接合層7’の接触面積が増大するので、放熱板6’と接合層7’との間の伝熱効率が向上する。
放熱板6’の粗面化領域6rにおける粗さは、算術平均粗さRaで1μm以上とすることが好ましく、より好ましいRaは3μm以上である。そうすることで、単に放熱板6’上に接合層7’を形成するよりも顕著に放熱板6’と接合層7’との密着性、および伝熱効率を向上させることができる。ここで、上記粗面化領域6rのRaの上限は10μmとすることが好ましい。粗面化領域6rが粗すぎると、粗面化領域6rの凹凸に上手く接合層7’が入り込まない可能性が僅かながらもあるからである。
放熱板6’の粗面化処理方法としては、(1)アルマイト処理に代表される陽極酸化処理、(2)公知の手法による針状めっき、(3)公知の手法による分子接合化合物の植え付け、(4)レーザによる微細な溝加工、(5)公知の特殊溶液を用いたナノオーダーのディンプル形成、(6)エッチング処理、(7)サンドブラストやショットブラスト、(8)鑢がけ、(9)水酸化ナトリウムによる艶消し処理、(10)金属ブラシによる表面への傷付け処理など、金属と樹脂との密着性を高めるための公知の手法を利用することができる。特に、(6)のエッチング処理が好ましい。
さらに、本実施形態2では、放熱板6’における押え部材取付穴6Ah,6Bhが、リアクトル1’を設置対象に固定するための第一挿通孔61h,61hを兼ねる構成としている。また、押え部材8を放熱板6’に取り付けるための固定部材10A’,10B’の軸方向長さは、実施形態1の固定部材10A,10Bよりも長くなっている。そのため、放熱板6’に押え部材8を取り付け、放熱板6’の押え部材取付穴6Ah,6Bhの軸線と、押え部材8の第二挿通孔8Ah,8Bhの軸線とをほぼ一致させた状態として、固定部材10A’,10B’によるネジ留めを行なえば、押え部材8と放熱板6’が一体に設置対象に固定される。なお、第二挿通孔8Ah,8Bhの内径は、押え部材取付穴6Ah,6Bhの内径よりも大きい方が、固定部材10A’,10B’を取り付け易い。
以上説明した実施形態2のリアクトル1’によれば、実施形態1のリアクトル1よりも効率的にリアクトル1’で発生した熱を設置対象に放熱させることができる。それは、組合体10と放熱板6’とが一層の接合層7’で接合されており、かつ粗面化領域6rの存在により、放熱板6’と接合層7’との接触面積が大きくなっているからである。
<変形実施形態>
実施形態1,2では、コア部品4A,4Bを利用して磁性コア3を作製したが、これらコア部品4A,4Bを用いることなく磁性コア3を作製しても良い。具体的には、二つの内側コア部31,31と二つの外側コア部32,32とを単に組み合わせて磁性コア3を作製する。その場合、磁性コア3とコイル2との間の絶縁は、磁性コア3とは別個に用意したボビンによって確保すると良い。
<実施形態3>
実施形態1,2のリアクトル1,1’は、例えば、車両などに載置されるコンバータの構成部品や、このコンバータを備える電力変換装置の構成部品に利用することができる。
例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車といった車両1200は、図6に示すようにメインバッテリ1210と、メインバッテリ1210に接続される電力変換装置1100と、メインバッテリ1210からの供給電力により駆動して走行に利用されるモータ(負荷)1220とを備える。モータ1220は、代表的には、3相交流モータであり、走行時、車輪1250を駆動し、回生時、発電機として機能する。ハイブリッド自動車の場合、車両1200は、モータ1220に加えてエンジンを備える。なお、図6では、車両1200の充電箇所としてインレットを示すが、プラグを備える形態としても良い。
電力変換装置1100は、メインバッテリ1210に接続されるコンバータ1110と、コンバータ1110に接続されて、直流と交流との相互変換を行うインバータ1120とを有する。この例に示すコンバータ1110は、車両1200の走行時、200V〜300V程度のメインバッテリ1210の直流電圧(入力電圧)を400V〜700V程度にまで昇圧して、インバータ1120に給電する。また、コンバータ1110は、回生時、モータ1220からインバータ1120を介して出力される直流電圧(入力電圧)をメインバッテリ1210に適合した直流電圧に降圧して、メインバッテリ1210に充電させている。インバータ1120は、車両1200の走行時、コンバータ1110で昇圧された直流を所定の交流に変換してモータ1220に給電し、回生時、モータ1220からの交流出力を直流に変換してコンバータ1110に出力している。
コンバータ1110は、図7に示すように複数のスイッチング素子1111と、スイッチング素子1111の動作を制御する駆動回路1112と、リアクトルLとを備え、ON/OFFの繰り返し(スイッチング動作)により入力電圧の変換(ここでは昇降圧)を行う。スイッチング素子1111には、FET,IGBTなどのパワーデバイスが利用される。リアクトルLは、回路に流れようとする電流の変化を妨げようとするコイルの性質を利用し、スイッチング動作によって電流が増減しようとしたとき、その変化を滑らかにする機能を有する。このリアクトルLとして、上記実施形態に記載のリアクトル1,1’を用いる。軽量で扱い易いこれらリアクトル1,1’を用いることで、電力変換装置1100(コンバータ1110を含む)の軽量化を図ることができる。
ここで、上記車両1200は、コンバータ1110の他、メインバッテリ1210に接続された給電装置用コンバータ1150や、補機類1240の電力源となるサブバッテリ1230とメインバッテリ1210とに接続され、メインバッテリ1210の高圧を低圧に変換する補機電源用コンバータ1160を備える。コンバータ1110は、代表的には、DC−DC変換を行うが、給電装置用コンバータ1150や補機電源用コンバータ1160は、AC−DC変換を行う。給電装置用コンバータ1150のなかには、DC−DC変換を行うものもある。給電装置用コンバータ1150や補機電源用コンバータ1160のリアクトルに、上記実施形態や変形例のリアクトルなどと同様の構成を備え、適宜、大きさや形状などを変更したリアクトルを利用することができる。また、入力電力の変換を行うコンバータであって、昇圧のみを行うコンバータや降圧のみを行うコンバータに、上記実施形態のリアクトルなどを利用することもできる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
本発明リアクトルは、ハイブリッド自動車や電気自動車、燃料電池自動車といった車両に搭載される双方向DC−DCコンバータといった電力変換装置の構成部品に利用することができる。
1,1’ リアクトル
10 組合体
2 コイル
2A,2B コイル素子 2a,2b 端部 2r コイル素子連結部
3 磁性コア
31 内側コア部 31e 端面 31m コア片 31g ギャップ材
32 外側コア部
4A,4B コア部品
5A 被覆樹脂
51oA 周面被覆部 513 ベース被覆部 517 係合部
51eA 端部被覆部
52A 枠状部 510 中空穴 530 貫通孔
53A 係合筒部
54A 台座
56A 仕切り部
6,6’ 放熱板
61h 第一挿通孔 6Ah,6Bh 押え部材取付穴 6r 粗面化領域
7,7’ 接合層 7A 絶縁シート 7B 接着シート
8 押え部材
81 脚部 81A,81B 張出部 8Ah,8Bh 第二挿通孔
82 押圧部 83 端子台部 83F 仕切り板
9A,9B 端子部材
10A,10B,10C,10A’,10B’ 固定部材
1100 電力変換装置
1110 コンバータ 1111 スイッチング素子 1112 駆動回路
L リアクトル
1120 インバータ
1150 給電装置用コンバータ 1160 補機電源用コンバータ
1200 車両
1210 メインバッテリ
1220 モータ
1230 サブバッテリ
1240 補機類
1250 車輪

Claims (4)

  1. 並列した状態で連結される一対のコイル素子を有するコイルと、前記コイル素子の内部に挿通される環状の磁性コアとの組合体を備え、
    前記磁性コアが、前記コイル素子の内部に配置される一対の内側コア部、および前記コイル素子から露出され、前記内側コア部と閉磁路を形成する一対の外側コア部を有するリアクトルであって、
    一面側が前記組合体を搭載する搭載面、他面側がリアクトルを設置する設置対象への取り付け面となる非磁性金属の放熱板と、
    前記組合体と前記放熱板とを接合する絶縁性樹脂を含む接合層と、
    一端側が前記放熱板に取り付けられ、他端側が前記外側コア部の上面を前記放熱板側に向かって押圧する押え部材と、を備え、
    前記放熱板は、前記組合体における設置対象側面よりも大きく、その放熱板における前記組合体との接合領域外に、前記設置対象にリアクトルを固定するための固定部材が挿通される第一挿通孔が設けられており、
    前記押え部材には、前記コイルの端部に接続され、リアクトルを他の電気機器と電気的に接続させるための端子部材が埋設されているリアクトル。
  2. 前記押え部材は、前記放熱板の第一挿通孔に重複する第二挿通孔を備え、
    前記固定部材によって、前記押え部材と前記放熱板を一体に前記設置対象に固定することができるように構成されている請求項1に記載のリアクトル。
  3. スイッチング素子と、前記スイッチング素子の動作を制御する駆動回路と、スイッチング動作を平滑にするリアクトルとを備え、前記スイッチング素子の動作により、入力電圧を変換するコンバータであって、
    前記リアクトルは、請求項1または請求項2に記載のリアクトルであるコンバータ。
  4. 入力電圧を変換するコンバータと、前記コンバータに接続されて、直流と交流とを相互に変換するインバータとを備え、このインバータで変換された電力により負荷を駆動するための電力変換装置であって、
    前記コンバータは、請求項3に記載のコンバータである電力変換装置。
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