JP5983346B2 - 液体排出装置および液体供給装置 - Google Patents

液体排出装置および液体供給装置 Download PDF

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Description

本発明は、液体が充填された内袋を収容するとともに、内袋の開口部から流出した液体を外部に排出する液体排出装置に関する。また本発明は、内袋が収容された液体排出装置からなる液体供給装置に関する。
液体が充填される袋として、ラミネートフィルムなどの軟包装材から構成された袋が知られている。このような袋は、材料の消費量が少ないため、省資源化の要請に応えるものである。また軽量であり、かつコンパクトに内容物を包装できるため、物流費用を削減する上でも有利である。軟包装材から構成された袋は、例えば、プラスチック製の容器へ詰め替えられるシャンプーや洗剤などの液体が充填される詰め替え袋として利用されている。
また特許文献1乃至3においては、軟包装材から構成された袋をプラスチック製の容器の中に収容して複合容器を形成することが提案されている。例えば特許文献1および2においては、プラスチック製の容器に取り付けられたポンプディスペンサータイプの排出部を用いて、袋に充填された液体を外部に排出するよう構成された複合容器が開示されている。また特許文献3においては、容器の開口部と袋の開口部とを一致させた複合容器が開示されている。これらの複合容器においては、袋内の液体が空になるたびに、古い袋が新たな袋に付け替えられる。すなわち、軟包装材から構成された袋は、付け替え袋として利用されている。
特開2000−185768号公報 特開2000−103468号公報 特許第4712938号公報
軟包装材から構成された袋が詰め替え袋として利用される場合、袋を傾けて液体を容器側へ流出させた後にも、袋の内面には所定量の液体が付着している。このような液体を残らず袋から流出させるためには、長時間にわたって袋を傾けて保持する必要があり、多大な手間がかかる。このような手間は、シャンプーなどの高い粘性を有する液体が袋に充填されている場合に特に顕著になる。
また、ポンプディスペンサーなどの排出部は、チューブの先端部の近傍に存在する液体を吸引することはできるが、チューブの先端部から離れた位置にある液体を吸引することはできない。従って、軟包装材から構成された袋が付け替え袋として利用される場合にも、袋の中に充填された液体を残らず外部に取り出すことは困難である。この結果、液体が残留している袋が廃棄されることになり、無駄が生じてしまう。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、袋の中に残留する液体の量を低減することができる液体排出装置および液体供給装置を提供することを目的とする。
本発明は、液体が充填された内袋を収容するとともに、内袋の開口部から流出した液体を外部に排出する液体排出装置であって、前記内袋を収容する容器であって、少なくとも底部および側部を有する容器と、前記容器に取り付けられ、前記内袋から流出して前記容器の内部に貯留されている液体を外部に排出する排出部と、を備え、前記容器は、前記内袋の開口部が下方に向けられた状態で前記内袋を保持するよう構成されている、液体排出装置である。
本発明による液体排出装置において、前記容器の横断面における寸法は、前記内袋の幅よりも小さくなっていてもよい。
本発明による液体排出装置において、前記容器は、円形状の横断面を有し、前記容器の前記円形状の横断面の直径は、前記内袋の幅よりも小さくなっていてもよい。
本発明による液体排出装置において、前記容器の前記円形状の横断面の直径は、前記底部に向かうにつれて少なくとも部分的に小さくなっていてもよい。
本発明による液体排出装置において、前記容器の前記側部の内面に、側方に突出する側方突起部または段部が設けられていてもよい。
本発明による液体排出装置において、前記容器の前記底部の内面に、水平方向に対して傾斜した方向に広がる傾斜面を有する傾斜部が設けられていてもよい。
本発明による液体排出装置において、前記容器の前記底部の内面に、前記内袋の開口部を通って前記内袋の内部に侵入するよう上方に突出する上方突起部が設けられていてもよい。
本発明による液体排出装置において、前記容器は、上下方向における所定の位置において少なくとも2つの部分に分離され得るよう構成されていてもよい。
本発明による液体排出装置において、前記容器は、少なくとも部分的に楕円形状の横断面を有していてもよい。
本発明による液体排出装置において、前記容器は、上下方向における所定の位置において少なくとも2つの部分に分離され得るよう構成されていてもよい。
本発明による液体排出装置において、上下方向における所定の位置において分離された前記容器の各部分のうち、前記底部を含む部分が第1部分であり、前記第1部分に上方から嵌合される部分が第2部分であり、前記第2部分は、少なくとも部分的に前記楕円形状の横断面を有し、前記第1部分および前記第2部分のうち互いに嵌合される部分は、円形状の横断面を有していてもよい。
本発明による液体排出装置において、前記排出部は、前記容器の前記底部に向かって延びるチューブと、前記チューブの上端に連結され、前記チューブの下端に接している液体を吸引して外部に排出する吸引手段と、を有し、前記容器の内部に、上下方向に延びる仕切り板が設けられていてもよい。この場合、前記内袋は、前記仕切り板の一方の側に配置され、前記排出部の前記チューブは、前記仕切り板の他方の側に配置されてもよい。
本発明は、液体が充填されている内袋であって、液体を流出させるための開口部が形成された内袋と、前記内袋を収容する容器であって、少なくとも底部および側部を有する容器と、前記容器に取り付けられ、前記内袋から流出して前記容器の内部に貯留されている液体を外部に排出する排出部と、を備え、前記容器は、前記内袋の開口部が下方に向けられた状態で前記内袋を保持するよう構成されている、液体供給装置である。
本発明による液体供給装置において、前記内袋は、表面と、前記表面に対向する裏面と、を有し、前記内袋の開口部の輪郭は、前記表面に形成された第1輪郭と、前記裏面に形成された第2輪郭と、を含み、前記第1輪郭および前記第2輪郭は、前記表面側から水平方向に見た場合に少なくとも部分的に重ならないよう形成されていてもよい。
本発明によれば、容器は、内袋の開口部が下方に向けられた状態で内袋を保持するよう構成されている。このため、内袋が容器内に収容されている間に、内袋の内面に付着している液体を下方へ流動させることができる。これによって、内袋の付け替えの際に内袋の中に残留している液体の量を低減することができる。
図1は、本発明の実施の形態による液体排出装置を備えた液体供給装置を示す斜視図。 図2(a)(b)は、液体排出装置に収容される内袋の一例を示す正面図および底面図。 図3は、図1の液体供給装置をIII−III方向から見た場合を示す縦断面図。 図4(a)(b)は、図3の液体供給装置の液体排出装置を構成する第1部分および第2部分の嵌合箇所の構成例をそれぞれ示す図。 図5は、図1の液体供給装置をV−V方向から見た場合を示す横断面図。 図6(a)(b)(c)は、液体供給装置の内袋を付け替える手順の一例を示す図。 図7(a)(b)は、液体供給装置の内袋を付け替える手順のその他の例を示す図。 図8は、液体排出装置の排出部の一変形例を示す縦断面図。 図9は、液体排出装置の排出部の一変形例を示す縦断面図。 図10は、液体排出装置の排出部の一変形例を示す縦断面図。 図11は、液体排出装置に2つの内袋が収容される例を示す横断面図。 図12は、容器の底部に形成される傾斜部の例を示す縦断面図。 図13(a)(b)は、容器の底部に形成される上方突起部の一例を示す縦断面図および横断面図。 図14(a)(b)は、容器の底部に形成される上方突起部のその他の例を示す縦断面図および横断面図。 図15(a)(b)は、容器の側部に形成される側方突起部の一例を示す縦断面図および横断面図。 図16は、容器の側部に形成される側方突起部のその他の例を示す横断面図。 図17(a)(b)は、容器に形成される段部の構成例をそれぞれ示す縦断面図。 図18(a)(b)は、容器に形成される仕切り板の一例を示す縦断面図および横断面図。 図19は、容器に形成される仕切り板のその他の例を示す横断面図。 図20は、容器に形成される仕切り板のその他の例を示す横断面図。 図21Aは、液体排出装置の容器の一変形例を示す斜視図。 図21Bは、図21Aの容器を上方から見た場合を示す平面図。 図21Cは、図21Bの容器をXXIC−XXIC方向から見た場合を示す縦断面図。 図21Dは、図21Bの容器をXXID−XXID方向から見た場合を示す縦断面図。 図21Eは、図21Aの容器をXXIE−XXIE方向から見た場合を示す横断面図。 図22Aは、液体排出装置の容器の一変形例を示す斜視図。 図22Bは、図22Aの容器を上方から見た場合を示す平面図。 図22Cは、図22Bの容器をXXIIC−XXIIC方向から見た場合を示す縦断面図。 図22Dは、図22Bの容器をXXIID−XXIID方向から見た場合を示す縦断面図。 図22Eは、図22Aの容器をXXIIE−XXIIE方向から見た場合を示す横断面図。 図23Aは、液体排出装置の容器の一変形例を示す斜視図。 図23Bは、図23Aの容器を上方から見た場合を示す平面図。 図23Cは、図23Bの容器をXXIIIC−XXIIIC方向から見た場合を示す縦断面図。 図23Dは、図23Bの容器をXXIIID−XXIIID方向から見た場合を示す縦断面図。 図24(a)(b)は、内袋の変形例を示す図であって、内袋の第1側面および第2側面をそれぞれ示す図。 図25(a)(b)は、内袋の変形例を示す図であって、内袋の第1側面および第2側面をそれぞれ示す図。
液体供給装置
以下、図1乃至図6(a)(b)(c)を参照して、本発明の実施の形態について説明する。まず図1を参照して、内部に保持されている液体を供給する液体供給装置10全体について説明する。
図1に示すように、液体供給装置10は、容器40と、容器40内に収容された図示しない内袋と、容器40内の液体を外部に排出するための排出部32と、を備えている。このうち容器40は、プラスチックなどの所定の剛性を有する材料を成形することにより得られるものである。内袋は、液体が充填されるものであり、軟包装材から構成されている。このように本実施の形態による液体供給装置10は、所定の剛性を有する容器40と、液体が充填された内袋とを組み合わせることにより得られる複合容器として構成されている。内袋は、液体が空になるたびに付け替えられる付け替え袋として利用される。なお以下の説明において、容器40および排出部32を備え、内袋を収容するとともに内袋に充填された液体を外部に排出するための構成要素を、液体排出装置30とも称する。
以下、内袋20および液体排出装置30について詳細に説明する。はじめに図2(a)(b)を参照して、内袋20について説明する。
(内袋)
図2(a)は、内袋20を正面から見た場合を示す正面図であり、図2(b)は、内袋20を下方から見た場合を示す底面図である。内袋20は、表面23と、表面23に対向する裏面24と、を少なくとも有している。表面23および裏面24は、ヒートシールなどによって互いに接合されており、これによって内袋20の内部に、液体が充填される空間が形成される。図2(a)において、ヒートシールによって形成された接合部が符号26で表されている。なお接合部が形成される箇所が特に限られることはない。例えば、接合部26が内袋20の3つの縁部に沿って形成され、これによって、内袋20が三方シール袋として構成されてもよい。また、接合部26が内袋20の4つの縁部に沿って形成され、これによって、内袋20が四方シール袋として構成されてもよい。若しくは、内袋20は、接合部26が内袋20の中心近傍を縦断するよう構成される、いわゆるピロータイプの袋として構成されていてもよい。
また内袋20は、表面23と裏面24との間にマチが設けられる、いわゆるガセット袋として構成されていてもよい。そのようなマチは、内袋20の底部に設けられていてもよく、若しくは内袋20の側部に設けられていてもよい。例えば図2(b)に示すように、内袋20は、表面23および裏面24の間に配置され、内側に折り込まれた底面25をさらに有していてもよい。図2(b)において、内側に折り込まれた底面25の折り曲げ線が符号25aで示されている。この場合、内袋20の底部に上述のマチが形成される。以下の説明においては、内袋20として、図2(b)に示すように底部にマチが形成された、いわゆる底ガセット袋が用いられる場合について説明する。
図2(a)に示すように、内袋20の頂部近傍には、内袋20を横断する易開封部分22が形成されていてもよい。易開封部分22とは、内袋20が開封され易くするための加工が施されている部分のことである。例えば易開封部分22は、内袋20に形成された複数のハーフカット部の集合体として構成されている。このような易開封部分22を形成することにより、小さな力で内袋20が開封され得るようになり、これによって、内袋20に容易に開口部21を形成することができる。上述の液体供給装置10において、内袋20は、易開封部分22が開封されて開口部21が形成されている状態で液体排出装置30に収容されている。
内袋20に充填される液体の種類が特に限られることはなく、様々な液体が充填され得る。例えば、シャンプー、リンス、コンディショナーやボディソープなどの人を対象とした液体洗剤や、衣類用の液体洗剤または食器用の液体洗剤などを挙げることができる。また、醤油、ソースやめんつゆなどの液体調味料を挙げることもできる。
内袋20を構成する軟包装材が特に限られることはなく、内袋20に充填される液体の種類などに応じて適宜選択される。例えば、プラスチックなどが積層された一般的な積層フィルムを用いて内袋20を構成することができる。内袋20で用いられる積層フィルムの構成として、特許第4712938号公報の付け替え式容器の内袋に用いる積層フィルムとして挙げられている構成などが採用されてもよい。
(液体排出装置)
次に、液体が充填された内袋20を収容するとともに、内袋20の開口部21から流出した液体を外部に排出する液体排出装置30について説明する。図3は、図1に示す液体排出装置30をIII−III方向から見た場合を示す縦断面図である。図3に示すように、液体排出装置30は、内袋20を収容する容器40と、容器40に取り付けられた排出部32と、を備えている。容器40は、少なくとも底部41および側部42を有している。また図3に示すように、容器40は、側部42の上端に連結された頂部43をさらに有していてもよい。これによって、容器40の内部の空間を密閉空間とすることができる。このことにより、容器40の内部に貯留されている液体が不意に漏れてしまうことや、容器40の内部に外部のゴミなどが混入してしまうことを防ぐことができる。
本実施の形態において、内袋20は、その底部が上方に向くように液体排出装置30内に収容される。また容器40は、内袋20の開口部21が下方に向けられた状態で内袋20を保持するよう構成されている。ここで「内袋20の開口部21が下方に向けられた状態」とは、内袋20内の液体が内袋20から下方へ流出することができるよう、内袋20の開口状態が維持されていることを意味している。例えば、内袋20がその開口部21近傍で折れ曲がって開口部21が閉塞されることが、容器40の構造的な特徴によって防がれている。このことにより、内袋20内の液体を残らず内袋20の外部に排出することができる。
以下、内袋20の開口状態を維持するための容器40の構造的な特徴の一例について、図5を参照して説明する。図5は、図1に示す液体排出装置30をV−V方向から見た場合を示す横断面図である。本実施の形態において、容器40の横断面における寸法は、内袋20の幅w(図2(a)参照)よりも小さくなっている。例えば、容器40が円筒形状を有し、この結果、容器40の横断面が円形状の横断面となっている場合、容器40の円形状の横断面の直径dは、内袋20の幅wよりも小さくなっている。なお直径dは、図5に示すように、容器40の内面における直径、すなわち内径である。このように容器40を構成することにより、内袋20に対して側方から力を印加することができ、これによって、液体排出装置30の内部において内袋20を直立状態で保持することができる。このことにより、内袋20の開口部21が閉塞されてしまうことを防ぐことができる。
上述の容器40は、図3に示すように、上下方向における所定の位置において少なくとも2つの部分に分離され得るよう構成されていてもよい。この場合、内袋20を付け替える際に容器40を上下方向において分離することができるので、付け替え作業を簡易に行うことができる。以下の説明において、上下方向における所定の位置において分離された容器40の2つの部分のうち、底部を含む部分を第1部分50と称し、第1部分50に上方から嵌合される部分を第2部分55と称する。
第1部分50と第2部分55とを嵌合させるための具体的な形態が特に限られることはなく様々な形態が適宜採用され得る。
例えば図4(a)に示すように、第1部分50の一部と第2部分55の一部とが互いに面するよう、嵌合部51における第1部分50の側部42aの厚みおよび配置、並びに嵌合部56における第2部分55の側部42bの厚みおよび配置が設定されていてもよい。これによって、第1部分50および第2部分55を互いにはめ込み式に嵌合させることができる。この場合、内袋20の横断面の形状として、円形状だけでなく、楕円形状や矩形状など様々な形状を採用することができる。
また図4(b)に示すように、嵌合部51における第1部分50の側部42aに雄ネジまたは雌ネジ51aが形成され、また嵌合部56における第2部分55の側部42bに、側部42aの雄ネジまたは雌ネジに螺合する雌ネジまたは雄ネジ56aが形成されていてもよい。これによって、第1部分50および第2部分55を互いにねじ込み式に嵌合させることができる。この場合、第1部分50と第2部分55とをより強固に嵌合させることができる。
その内部に内袋20を適切に保持することができる限りにおいて、容器40の材料や作製方法が特に限られることはない。例えば、プラスチックのブロー成形や射出成形を用いて容器40を作製することができる。
次に、液体排出装置30の排出部32について説明する。排出部32は、内袋20から流出して容器40の内部に貯留されている液体を外部に排出するためのものである。排出部32は、例えば図3に示すように、容器40の底部41に向かって延びるチューブ33と、チューブ33の上端部に連結され、チューブ33の先端部33aに接している液体を吸引して外部に排出する吸引手段34と、を有している。チューブ33は、チューブ33が内袋20と干渉するのを防ぐため、容器40の内面に沿って下方に延びていてもよい。例えば図3に示すように、吸引手段34が頂部43の中心に取り付けられている場合、チューブ33のうち内袋20の底面25よりも上方に位置する部分に屈曲部33cが形成されていてもよい。これによって、チューブ33が延びる経路を、容器40の中心を通る経路から、容器40の内面に沿った経路へと変更することができる。このことにより、液体の吸引が内袋20によって阻害されることを防ぐことができる。また内袋20を付け替える際、チューブ33が内袋20と干渉して付け替え作業が阻害されることを防ぐことができる。また図示はしないが、吸引手段34が、頂部43の周縁部近傍に取り付けられていてもよい。この場合、上述の屈曲部33cを設けることなく、チューブ33が容器40の内面に沿って延びることができる。
図3に示す例において、吸引手段34は、液体が注ぎ出される注出口34aと、注出口34aおよびチューブ33に連結された操作ヘッド34bと、を含んでいる。この場合、操作ヘッド34bを上下方向に移動させることにより、容器40の内部に貯留されている液体がチューブ33を経て注出口34aに送られ、注出口34aから外部へ排出される。なおチューブ33には、空気を抜くための戻り穴が形成されていてもよい。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用および効果について説明する。ここでは、はじめに、液体供給装置10の内袋20を付け替える方法について説明する。次に、付け替えられた内袋20から液体が流出する様子について説明する。
内袋の付け替え方法
はじめに、液体が充填された内袋20を準備する。次に、内袋20を易開封部分22に沿って開封する。これによって、図6(a)に示すように、内袋20に開口部21が形成される。
次に、図6(b)に示すように、頂部43が下方を向くように保持された容器40の第2部分55を準備する。その後、内袋20を、開口部21が上方に向けられた状態で第2部分55内に収容する。
次に、図6(c)に示すように、内袋20の開口部21を容器40の第1部分50によって囲い、そして、第1部分50を第2部分55に嵌合させる。このようにして、液体供給装置10の内袋20の付け替え作業を行うことができる。
なお図6(a)および図6(b)においては、はじめに、内袋20を開封して開口部21を形成し、次に、内袋20を第2部分55内に収容する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、はじめに、内袋20を第2部分55内に収容し、次に、第2部分55内に収容された内袋20を開封して開口部21を形成してもよい。この場合、安定した状態で内袋20に開口部21を形成できる。また、内袋20を第2部分55に収容する際に手に液体が付着することがないため、内袋20を付け替える際に手を汚しにくくすることができる。
内袋の液体の流出について
その後、図6(c)に示す液体供給装置10が上下反転され、内袋20の開口部21が下方に向けられる。ここで上述のように、容器40は、内袋20の開口部21が下方に向けられた状態で内袋20を保持するよう構成されている。このため、内袋20内の液体は開口部21から流出することができる。開口部21から流出した絵液体は、容器40の内部に貯留される。容器40の内部に貯留されている液体は、排出部32を利用することによって外部に排出される。
液体が液体排出装置30の外部に排出されると、排出された液体の量に対応して、内袋20内および容器40内の液体の液面が下がる。このとき、液面の近傍に位置する内袋20の内面には、一時的に、液体が付着したままになっている。一方、液体がある程度の流動性を有する限りにおいて、内面に付着していた液体は、重力によって次第に下方に流動する。すなわち、内面に付着していた液体が自然に移動して、容器40の底部41に貯留されている液体に合流する。また一般に、内袋20の付け替えの周期は、内面に付着していた液体が下方に流動することに要する期間よりも十分に長いと考えられる。従って本実施の形態によれば、内袋20が付け替えられる際に、内袋20の内面に液体が付着したままとなっていることを防ぐことができる。このため、内袋20の付け替えの際に液体の無駄が発生することを抑制することができる。
次に、本実施の形態の効果を、比較の形態と比較することによってさらに説明する。ここでは、第1の比較の形態として、袋が従来の詰め替え袋、いわゆる、注出口を有する袋として構成されている場合を考える。
第1の比較の形態においては、袋を傾けて注出口に形成された開口部から液体を容器側へ流出させた後にも、袋の内面には液体が付着している。この場合、内面に付着した液体を流出させるためには、長時間にわたって袋を傾けて保持する必要がある。
これに対して本実施の形態によれば、液体供給装置10が使用されている間に、内袋20の内面に付着した液体を下方に流動させて内袋20から取り出すことができる。すなわち、内袋20の内面に付着した液体の取り出しが、付け替えの際ではなく使用中に進行する。従って、付け替え作業を短時間で完了することができる。
次に、第2の比較の形態として、上述の特許文献1乃至3に記載されているように、付け替え袋の開口部が上方に向けられた状態で容器内に保持されている場合を考える。
第2の比較の形態においては、本実施の形態の場合と同様に、液体が容器の外部に排出されると、排出された液体の量に対応して、付け替え袋の中の液体の液面が下がる。これに伴って、内面に付着していた液体が自然に下方へ流動して、付け替え袋の底部に貯留されている液体に合流する。しかしながら第2の比較の形態において、付け替え袋の底部付近に存在する液体を完全に外部に取り出すことは困難である。従って第2の比較の形態においては、付け替えの際、の一定量の液体が残留している付け替え袋が廃棄されてしまう。
これに対して本実施の形態によれば、内袋20の内面に付着していた液体は、容器40の底部41に貯留されている液体に合流する。すなわち、内袋20の内面に付着していた液体は、内袋20の外部に取り出される。従って、内袋20を付け替える際に内袋20に残留している液体の量を低減することができる。
好ましくは、図6(b)に示す作業の際に、開口部21が形成されている状態の内袋20の高さ方向における寸法の3分の2以上が第2部分55内に収容されるよう、内袋20および第2部分55の寸法が定められている。これによって、図6(b)(c)に示す作業をより容易かつ安定に行うことができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
付け替え方法の変形例
液体供給装置10の内袋20を付け替える方法が、図6(a)(b)(c)に示される方法に限られることはない。以下、付け替え方法の変形例について、図7(a)(b)を参照して説明する。
本変形例においては、例えば図7(a)に示すように、はじめに、底部41が下方を向くように保持された第1部分50を準備し、次に、開口部21が形成された内袋20を、開口部21が下方に向けられた状態で第1部分50内に収容する。その後、図7(b)に示すように、第2部分55を第1部分50に嵌合させる。このようにして、液体供給装置10の内袋20の付け替え作業を行うこともできる。
排出部のチューブの変形例
本実施の形態において、排出部32のチューブ33の先端部33aにおいてチューブ33の延びる方向が容器40の底部41に対してほぼ直交している例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、チューブ33の先端部33aにおいてチューブ33が側方に向かって延びるよう、先端部33aの近傍でチューブ33が曲げられていてもよい。例えば図8に示すように、先端部33aの近傍でチューブ33に先曲がり部33bが形成されていてもよい。これによって、容器40の底部41に貯留されている液体をより効率的に吸引することができ、このことにより、内袋20に残留する液体の量をさらに低減することができる。なお、チューブ33に屈曲部が形成される場合、チューブ33を構成する材料として、好ましくは、十分な可撓性を有する材料が用いられる。例えば、エラストマーを用いることができる。なおチューブ33の先端部33aにおいてチューブ33が側方に向かって延びる場合、図8に示すように、内袋20の開口部21が水平方向に対して斜めに延びていてもよい。すなわち、易開封部分22が、内袋20の頂部や底部に対して傾斜した方向に延びていてもよい。これによって、内袋20の開口端部20aを、チューブ33側において、チューブ33の反対側よりも上方に位置させることができる。このことにより、内袋20の開口部21がチューブ33と干渉することを防ぐことができる。また、内袋20の開口端部20aのうち容器40の底部41に貯留されている液体に接触する部分の比率を小さくすることができる。これによって、内袋20が付け替えられる際に内袋20に付着している液体の量をさらに低減することができる。また、内袋20の開口部21が容器40の底部41によって閉塞されにくくなるため、内袋20に収納された液体を容器40内に取り出すことがより容易になる。
排出部の変形例
また本実施の形態において、排出部32として、上下方向に移動される操作ヘッド34bを有する、ポンプディスペンサータイプの排出部が用いられる例を示した。しかしながら、その他の様々なタイプの排出部を用いることができる。例えば図9に示すように、注出口34aおよびトリガー34cを含む吸引手段34を備えた、いわゆるトリガースプレータイプの排出部32を用いてもよい。この場合、液体排出装置30に貯留されている液体を外部に霧状に噴霧することができる。なお、トリガースプレータイプの排出部32やポンプディスペンサータイプの排出部32が用いられる場合、吸引手段34は、液体を一時的に貯留するためのタンク(図示せず)をさらに含んでいてもよい。
また図10に示すように、排出部32は、容器40の内部に連通された排出管35aと、排出管35aの先端部に形成された排出口35bと、排出口35bから排出される液体の量を調整する操作部35cと、を有するコック式のものであってもよい。なお排出管35aを容器40に取り付ける位置は、液体供給装置10の使用状況に応じて適宜変更され得る。例えば、所定の台の上に液体供給装置10が載置された状態で液体供給装置10が使用される場合、排出管35aは、図10に示す位置よりもさらに下方で容器40に取り付けられていてもよい。
内袋の収容方法の変形例
また本実施の形態において、液体排出装置30に1個の内袋20が収容される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、液体排出装置30に複数の内袋20が収容されてもよい。図11においては、液体排出装置30に2個の内袋20が収容される例が示されている。この場合、2個の内袋20の各々には、同一の液体が充填されていてもよく、若しくは、異なる液体が収容されていてもよい。このように本変形例によれば、液体排出装置30に貯留される液体、すなわち液体供給装置10から供給される液体のバリエーションを増やすことができる。なお図11に示すように、液体排出装置30に2個の内袋20が収容される場合、チューブ33は、各内袋20と干渉することなく、容器40の中心近傍を上下方向に延びることができる。このため、チューブ33の構成や材料の選択を容易化することができる。
液体排出装置の容器の変形例
図12に示すように、容器40の底部41の内面に、水平方向に対して傾斜した方向に広がる傾斜面44aを有する傾斜部44が設けられていてもよい。傾斜部44は、傾斜面44aがチューブ33の先端部33aに向かって下方に傾斜するよう構成されている。このような傾斜部44を設けることにより、容器40内の液体を、傾斜面44aに沿ってチューブ33の先端部33aへ向けて下方へ流動させることができる。このことにより、排出部32を用いて液体をより効率的に吸引することができる。また内袋20の開口端部20aのうち容器40の内面に接触する部分の比率を小さくすることができる。これによって、内袋20の開口部21が閉塞されてしまうことをより確実に防ぐことができる。また、内袋20が付け替えられる際に内袋20に付着している液体の量をさらに低減することができる。
また図13(a)(b)に示すように、容器40の底部41の内面に、内袋20の開口部21を通って内袋20の内部に侵入するよう上方に突出する上方突起部45が設けられていてもよい。このような上方突起部45を設けることにより、内袋20の表面23および裏面24の内面が互いに張り付いてしまうことを防ぐことができる。また、内袋20が開口部21近傍で折れ曲がってしまうことを防ぐこともできる。従って、内袋20の開口部21が閉塞されることをより確実に防ぐことができる。
なお図13(a)(b)に示す例においては、上方突起部45が、中身が詰まったもの、すなわち中実のものとして構成される例を示した。しかしながら、図14(a)(b)に示すように、上方突起部45が中空状に構成されていてもよい。この場合、中空部45aの中に液体が溜まってしまうことを防ぐため、中空部45aに連通する貫通穴45bが上方突起部45に形成されていてもよい。
また図15(a)(b)に示すように、容器40の側部42の内面に、側方に突出する側方突起部46が設けられていてもよい。このような側方突起部46を設けることにより、内袋20の開口部21が容器40の底部41から離間した状態で、内袋20の開口端部20aを下方から支持することができる。このため、内袋20の開口部21が閉塞されることをさらに確実に防ぐことができる。また、内袋20の内面に付着していた液体をより徹底的に内袋20から流出させることができる。
なお図15(a)(b)に示す形態においては、側方突起部46が、容器40の側部42の内面に沿って連続的に水平方向に延びる一連の部材として構成されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図16(a)(b)に示すように、側方突起部46が、同一水平面上において側部42の内面から側方に突出する複数の突起片46aから構成されていてもよい。
また図17(a)(b)に示すように、容器40の側部42の内面に、側方に突出する段部47が設けられていてもよい。この場合も、上述の側方突起部46の場合と同様に、内袋20の開口部21が容器40の底部41から離間した状態で、内袋20の開口端部20aを下方から支持することができる。このため、内袋20の開口部21が閉塞されることをさらに確実に防ぐことができる。なお段部47の具体的な構成が特に限られることはない。例えば図17(a)に示すように、段部47は、容器40の先窄まり部分として構成されていてもよい。または図17(b)に示すように、段部47は、容器40の側部42の横断面の直径を維持しながら形成されていてもよい。
また図18(a)(b)に示すように、容器40の内部に、上下方向に延びる仕切り板48が設けられていてもよい。このような仕切り板48を設けることにより、容器40の内部の空間を複数に区画することができる。この場合、図18(a)(b)に示すように、例えば、内袋20は、仕切り板48の一方の側に配置され、排出部32のチューブ33は、仕切り板48の他方の側に配置される。これによって、内袋20とチューブ33とが干渉することを確実に防ぐことができる。このことにより、内袋20の詰め替え作業をより容易かつ安定に行うことができる。また、排出部32による液体の吸引が内袋20によって阻害されることを防ぐことができる。
なお図18(a)(b)においては、仕切り板48によって、容器40の内部の空間が2つに区画される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、仕切り板48を利用して、容器40の内部の空間を3つまたはそれ以上に区画してもよい。例えば図19や図20に示すように、仕切り板48によって容器40の内部の空間を3つに区画し、1つの区画にチューブ33を配置し、残りの2つの区画にそれぞれ内袋20を配置してもよい。
容器の変形例
また容器40の側部42は、少なくとも部分的に楕円形状の横断面を有していてもよい。以下、部分的に楕円形状の横断面を有する容器40を備えた液体排出装置30の一例について、図21A乃至図21Eを参照して説明する。
本変形例においては、図21Aおよび図21Bに示すように、第2部分55は、少なくとも部分的に楕円形状の横断面を有している。このため図21C乃至図21Eに示すように、楕円形状の長辺方向および短辺方向の各々において、第2部分55が側方から内袋20に対して力を印加することができる。このため、より安定に内袋20を保持することができる。このことにより、例えば図21Cおよび図21Dに示すように、内袋20の開口端部20aが容器40の底部41から離間した状態で、第2部分55が内袋20を保持することができる。このことにより、内袋20の開口部21が閉塞されることを確実に防ぐことができる。また、内袋20の内面に付着していた液体をより徹底的に内袋20から流出させることができる。
本変形例において、第1部分50および第2部分55のうち互いに嵌合される部分は、円形状の横断面を有していてもよい。これによって、本変形例においても、第1部分50および第2部分55を互いにねじ込み式に強固に嵌合させることが可能となる。
本変形例においても、本実施の形態の場合と同様に、チューブ33は、チューブ33が内袋20と干渉するのを防ぐため、容器40の内面に沿って下方に延びている。例えば図21Eに示すように、チューブ33は、容器40の横断面における長辺方向の中心部から若干変位した位置において、容器40の内面に沿って下方に延びている。
なお図22A乃至図22Eに示すように、容器40の側部42が少なくとも部分的に楕円形状の横断面を有し、かつ、容器40の内部に、上下方向に延びる仕切り板48が設けられていてもよい。図22A乃至図22Eに示す変形例は、仕切り板48が設けられ、それに応じてチューブ33の配置が変更されている点を除いて、図21A乃至図21Eに示す上述の変形例と同一である。
図22Cおよび図22Eに示すように、本変形例において、内袋20は、仕切り板48の一方の側に配置され、排出部32のチューブ33は、仕切り板48の他方の側に配置される。このため本変形例によれば、第2部分55によって内袋20を保持しながら、チューブ33と内袋20とが干渉することを確実に防ぐことができる。
なお図21A乃至図21E並びに図22A乃至図22Eに示す変形例においては、容器40が少なくとも部分的に楕円形状の横断面を有することにより、内袋20の保持性を向上させる例を示した。しかしながら、内袋20の保持性を向上させるための容器40の構造として、その他の構造を採用することもできる。例えば図23A乃至図23Dに示すように、容器40は、円形状の横断面を有するとともに、容器40の円形状の横断面の直径が底部41に向かうにつれて少なくとも部分的に小さくなるよう構成されていてもよい。例えば本変形例において、第1部分50の横断面は、一定の直径を有する円形状となっている。一方、第2部分55の円形状の横断面の直径は、図23Cおよび図23Dに示すように、底部41に向かうにつれて小さくなっている。このため本変形例によれば、内袋20の開口端部20aが容器40の底部41から離間した状態で、第2部分55が内袋20を強固に保持することができる。このことにより、内袋20の開口部21が閉塞されることを確実に防ぐことができる。また、内袋20の内面に付着していた液体をより徹底的に内袋20から流出させることができる。
内袋の変形例
また上述の各実施の形態および各変形例において、内袋20の開口部21の輪郭が、内袋20の表面23側と裏面24側とで同一である例を示した。しかしながら、これに限られることはない。以下、本変形例について図24を参照して説明する。
図24(a)は、内袋20を表面23側から見た場合を示す図であり、図24(b)は、内袋20を裏面24側から見た場合を示す図である。図24(a)(b)に示すように、内袋20の開口部21の輪郭、すなわち易開封部分22の輪郭は、表面23に形成された第1輪郭22aと、裏面24に形成された第2輪郭22bと、を含んでいる。本変形例において、これら第1輪郭22aおよび第2輪郭22bは、表面23側から水平方向に見た場合に少なくとも部分的に重ならないよう形成されている。例えば図24(a)に示すように、第1輪郭22aは水平方向に平行に延びているが、一方、第2輪郭22bには、図24(b)に示すように、底面25側に向かって湾曲した湾曲部分22dが形成されている。この場合、開口部21の輪郭が、表面23側および裏面24側において互いに重ならないようになる。このため本変形例によれば、内袋20が液体排出装置30に収容されている間、内袋20の開口状態をより確実に維持することができる。
なお、開口部21の輪郭が表面23側および裏面24側において互いに重ならない限りにおいて、開口部21の輪郭の具体的な形状が特に限られることはない。例えば図25(a)に示すように、表面23側の第1輪郭22aには内袋20の頂部側に向かって湾曲した湾曲部分22cが形成され、一方、25(b)に示すように、裏面24側の第2輪郭22bには底面25側に向かって湾曲した湾曲部分22dが形成されていてもよい。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 液体供給装置
20 内袋
20a 開口端部
21 開口部
22 易開封部分
30 液体排出装置
32 排出部
33 チューブ
34 吸引手段
40 容器
41 底部
42 側部
44 傾斜部
45 上方突起部
46 側方突起部
47 段部
48 仕切り板
50 第1部分
55 第2部分

Claims (14)

  1. 液体が充填された内袋を収容するとともに、内袋の開口部から流出した液体を外部に排出する液体排出装置であって、
    前記内袋を収容する容器であって、少なくとも底部および側部を有する容器と、
    前記容器に取り付けられ、前記内袋から流出して前記容器の内部に貯留されている液体を外部に排出する排出部と、を備え、
    前記容器は、前記内袋の開口部が下方に向けられた状態で前記内袋を保持するよう構成されている、液体排出装置。
  2. 前記容器の横断面における寸法は、前記内袋の幅よりも小さくなっている、請求項1に記載の液体排出装置。
  3. 前記容器は、円形状の横断面を有し、
    前記容器の前記円形状の横断面の直径は、前記内袋の幅よりも小さくなっている、請求項2に記載の液体排出装置。
  4. 前記容器の前記円形状の横断面の直径は、前記底部に向かうにつれて少なくとも部分的に小さくなっている、請求項3に記載の液体排出装置。
  5. 前記容器の前記側部の内面に、側方に突出する側方突起部または段部が設けられている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の液体排出装置。
  6. 前記容器の前記底部の内面に、水平方向に対して傾斜した方向に広がる傾斜面を有する傾斜部が設けられている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の液体排出装置。
  7. 前記容器の前記底部の内面に、前記内袋の開口部を通って前記内袋の内部に侵入するよう上方に突出する上方突起部が設けられている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の液体排出装置。
  8. 前記容器は、上下方向における所定の位置において少なくとも2つの部分に分離され得るよう構成されている、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の液体排出装置。
  9. 前記容器は、少なくとも部分的に楕円形状の横断面を有する、請求項1に記載の液体排出装置。
  10. 前記容器は、上下方向における所定の位置において少なくとも2つの部分に分離され得るよう構成されている、請求項9に記載の液体排出装置。
  11. 上下方向における所定の位置において分離された前記容器の各部分のうち、前記底部を含む部分が第1部分であり、前記第1部分に上方から嵌合される部分が第2部分であり、
    前記第2部分は、少なくとも部分的に前記楕円形状の横断面を有し、
    前記第1部分および前記第2部分のうち互いに嵌合される部分は、円形状の横断面を有する、請求項10に記載の液体排出装置。
  12. 前記排出部は、前記容器の前記底部に向かって延びるチューブと、前記チューブの上端に連結され、前記チューブの下端に接している液体を吸引して外部に排出する吸引手段と、を有し、
    前記容器の内部に、上下方向に延びる仕切り板が設けられており、
    前記内袋は、前記仕切り板の一方の側に配置され、
    前記排出部の前記チューブは、前記仕切り板の他方の側に配置される、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の液体排出装置。
  13. 液体が充填されている内袋であって、液体を流出させるための開口部が形成された内袋と、
    前記内袋を収容する容器であって、少なくとも底部および側部を有する容器と、
    前記容器に取り付けられ、前記内袋から流出して前記容器の内部に貯留されている液体を外部に排出する排出部と、を備え、
    前記容器は、前記内袋の開口部が下方に向けられた状態で前記内袋を保持するよう構成されている、液体供給装置。
  14. 前記内袋は、表面と、前記表面に対向する裏面と、を有し、
    前記内袋の開口部の輪郭は、前記表面に形成された第1輪郭と、前記裏面に形成された第2輪郭と、を含み、
    前記第1輪郭および前記第2輪郭は、前記表面側から水平方向に見た場合に少なくとも部分的に重ならないよう形成されている、請求項13に記載の液体供給装置。
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